JPH06206920A - 可溶化されたアニオン重合開始剤及びそれらからの生成物 - Google Patents

可溶化されたアニオン重合開始剤及びそれらからの生成物

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JPH06206920A
JPH06206920A JP5267763A JP26776393A JPH06206920A JP H06206920 A JPH06206920 A JP H06206920A JP 5267763 A JP5267763 A JP 5267763A JP 26776393 A JP26776393 A JP 26776393A JP H06206920 A JPH06206920 A JP H06206920A
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group
general formula
alkyl
polymer
alkylene
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JP5267763A
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Efu Rooson Deibitsudo
デイビツド・エフ・ローソン
Eru Suteiyaa Jiyunia Maaku
マーク・エル・ステイヤー・ジユニア
Jieimuzu Haautsudo Eichi
エイチ・ジエイムズ・ハーウツド
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非環状アルカン中に可溶性であるアニオン重
合開始剤を提供すること。 【構成】 一般式(A)Li(SOL)y[式中、y
は、約1〜約3であり、SOLは、炭化水素、エーテ
ル、アミンまたはこれらの混合物から成る群から選 ジアルキル及びシクロアルキルアミン基、並びに一般式 【化1】 (式中、R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキ
ル、シクロアルキルまたはアラルキルから成る群から選
ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレン基を有する
アルキレン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から
成る群から選ばれる)を有する環状アミンから成る群か
ら選ばれる]を有する可溶化されたリチオアミンを含有
して成る、非環状アルカン溶媒中に可溶性のアニオン重
合開始剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ジエンポリマー及びコポリマー
エラストマーを生成させるアニオン重合に関する。さら
に特別には、本発明は、可溶化されたアミン開始剤を用
いる重合に関する。詳細には、本発明は、非環状アルカ
ン溶媒中に可溶性でありそして制御可能なそして狭い分
子量分布範囲でモノマーを再現性良く重合させるであろ
う可溶化されたリチウムアミン開始剤に関する。
【0002】
【背景技術】商業的基礎で重合を行う時には、最終生成
物の分子量を狭くそして再現性良く規定することを可能
にするであろう方法条件及び成分を利用することが重要
である。与えられるポリマーの特徴及びその有用性は、
他のことの中でも、その分子量に依存する。それ故、あ
る確かさで重合の最終生成物の分子量を予言できること
が望ましい。分子量が狭く規定できないか、または系統
的基礎で再現性がない時には、この方法は商業的にもの
にならない。
【0003】当該技術においては、減少したヒステリシ
ス特性を示すエラストマーコンパウンドを製造すること
が望ましい。このようなエラストマーは、コンパウンド
されて物品例えばタイヤ、パワーベルト及び類似物を形
成する時には、弾性反発力における増加、ローリング抵
抗における減少を示し、そして機械的応力が与えられる
時により少ない熱蓄積を有するであろう。
【0004】ヒステリシスのパワーロスの主要な源は、
加硫ゴムの最後の橋かけ結合からポリマー連鎖の末端ま
でのポリマー連鎖の部分に起因することが確立されてい
る。この自由末端は効果的に弾性的に回収可能な方法中
に含めることができず、そして結果として、硬化された
サンプルのこの部分に伝導されたすべてのエネルギーは
熱として失われる。このタイプのメカニズムは、より少
ない末端基を有するであろう、より高分子量のポリマー
を製造することによって減らすことができることが当該
技術において知られている。しかしながら、この手順
は、ゴムとコンパウンディング成分との加工性のために
有用ではなく、そして形状化操作の間に、増加する分子
量につれて急速に減少する。
【0005】ポリマーが狭い分子量範囲の分布で制御し
て再現することができない場合には、一定した特性、例
えばヒステリシス特性における減少を得ることは困難で
ある。例えば、幾つかのポリマーが、リチウムピロリジ
ドを含むある種の第二アミンの不均一混合物によって製
造される米国特許第4,935,471号を参照せよ。
このやり方で製造されたポリマーは、広く変わり得る分
子量、広い多分散性を有し、そしてそれらの官能末端停
止は定まらず再現される傾向があり、これは再現性が乏
しいヒステリシス減少結果をもたらす。
【0006】これらの既知の開始剤の主要な欠点は、そ
れらが非環状アルカン、例えばヘキサン中に可溶性では
ないことである。極性溶媒例えば極性有機エーテル例え
ばジメチル若しくはジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、テトラメチルエチレンジアミン、またはジエチレ
ングリコールメチルエーテル(ジグリム)が今まで用い
られてきた。
【0007】本発明は、非環状アルカン中に可溶性であ
る、アニオン重合のための新規な開始剤を提供する。本
発明は、ポリマー連鎖の頭及び尾に組み入れられる開始
剤からの官能性の組み入れを提供する。本発明は、比較
的狭い分子量範囲分布の良く規定された最終生成物の製
造を伴う、効果的で制御可能なそして再現性のある重合
を提供する。
【0008】
【発明の開示】それ故、本発明の1つの目的は、非環状
アルカン中に可溶性であるアニオン重合開始剤を提供す
ることである。
【0009】本発明の別の目的は、このようなアニオン
重合開始剤を製造する方法を提供することである。
【0010】本発明のなお別の目的は、狭い予言できる
分子量範囲内のポリマーを再現性良くもたらすであろう
開始剤を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの目的は、このような重
合開始剤によって生成されるエラストマーを提供するこ
とである。
【0012】本発明のある種の実施態様の目的はまた、
減少したヒステリシス特性を有するジエンポリマー及び
コポリマーを提供することである。
【0013】本発明の別の目的は、減少したヒステリシ
ス特性を有するジエンポリマー及びコポリマーの加硫可
能なエラストマーコンパウンドを提供することである。
【0014】本発明のなおもう一つの目的は、本明細書
中で上で述べられたようなエラストマーから生成される
改善されたタイヤを提供することである。
【0015】後続する明細書から明らかになるであろ
う、現存の技術を上回るそれらの利点と一緒のこれらの
目的の少なくとも1以上は、本明細書中で述べられそし
て特許請求される本発明によって達成される。
【0016】一般に、本発明によれば、非環状アルカン
中に可溶性であるアニオン重合開始剤は、一般式
【0017】
【化20】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0018】
【化21】
【0019】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0020】
【化22】
【0021】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する可溶化されたリチオ
アミンを含有して成る。
【0022】また、有機リチウム化合物を可溶化剤の存
在下で官能化剤と反応させるステップを含有して成るア
ニオン重合開始剤を製造する方法であって、該官能化剤
は、一般式
【0023】
【化23】
【0024】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0025】
【化24】
【0026】[式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる]から成る群から選ば
れ、そして前記可溶化剤が、炭化水素、エーテル、アミ
ンまたはこれらの混合物から成る群から選ばれる方法が
提供される。
【0027】アニオン重合開始剤を製造する方法は、有
機リチウム化合物を官能化剤と反応させて反応生成物を
生成させるステップを含有して成る。前記官能化剤は、
一般式
【0028】
【化25】
【0029】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0030】
【化26】
【0031】[式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる]から成る群から選ば
れる。前記方法はまた、前記反応生成物を炭化水素、エ
ーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群から選
ばれた可溶化剤と反応させるステップを含有して成る。
【0032】官能化されたポリマーは、少なくとも一つ
の官能基Aを有するポリマー連鎖を含有して成り、ここ
で、Aは、一般式
【0033】
【化27】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0034】
【化28】
【0035】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0036】
【化29】
【0037】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する重合開始剤から誘導
される。
【0038】本発明による官能化されたポリマーを生成
させる方法は、アルカン溶媒中の1以上アニオン重合可
能なモノマーの溶液を生成させるステップ、並びに前記
アルカン溶媒中に可溶性である開始剤の存在下で前記モ
ノマーを重合させるステップを含有して成る。前記開始
剤は、一般式
【0039】
【化30】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0040】
【化31】
【0041】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0042】
【化32】
【0043】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する可溶化されたリチオ
アミンを含有して成る。
【0044】減少したヒステリシス特性を有する硬化可
能なエラストマーコンパウンドは、少なくとも一種の官
能基A{ここでAは、一般式
【0045】
【化33】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0046】
【化34】
【0047】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0048】
【化35】
【0049】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する重合開始剤から誘導
される}を有する連鎖を有するエラストマーポリマー、
並びに該ポリマーの100部あたり約5〜80重量部の
カーボンブラックを含有して成る。
【0050】本発明はまた、少なくとも一種の官能基A
{ここでAは、一般式
【0051】
【化36】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0052】
【化37】
【0053】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0054】
【化38】
【0055】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する重合開始剤から誘導
される}を有する連鎖を有するエラストマーポリマー、
並びに該ポリマーの100部あたり約5〜80重量部の
カーボンブラックを含有して成る硬化可能なエラストマ
ー組成物を含む、トレッド原料から生じる減少したロー
リング抵抗を有するタイヤを提供する。
【0056】硬化可能なゴム組成物は、少なくとも一種
のアミン官能基A(ここでAは、有機リチウム化合物及
びアミンの反応生成物並びにスズ−炭素結合から誘導さ
れる)を有するポリマーを含有して成る。
【0057】多官能ポリマーは、少なくとも一種の官能
基A(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反
応生成物並びにスズ−炭素結合から誘導される)を含有
して成る。
【0058】硬化可能なゴム組成物は、少なくとも一種
の官能基A(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミ
ンの反応生成物から誘導される);並びに末端停止剤、
カップリング剤及び結合剤から成る群から選ばれそして
誘導された第二官能基を含有して成る。
【0059】少なくとも一種の硬化可能なエラストマー
成分を有するタイヤは、少なくとも一種のアミン官能基
A(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応
生成物である重合開始剤から誘導される)を有する多官
能ポリマー(ここで、前記多官能ポリマーはスズ−炭素
結合を有する)、並びに前記ポリマーの100部あたり
約5〜80重量部のカーボンブラックを含有して成る。
【0060】多官能ポリマーは、少なくとも一種の官能
基A(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反
応生成物から誘導される);並びに末端停止剤、カップ
リング剤及び結合剤から成る群から選ばれそして誘導さ
れる第二官能基を含有して成る。
【0061】少なくとも一種の硬化可能なエラストマー
成分を有するタイヤもまた提供され、この成分は、少な
くとも一種の官能基A(ここで、Aは有機リチウム化合
物及びアミンの反応生成物である重合開始剤から誘導さ
れる)を有する多官能ポリマー;末端停止剤、カップリ
ング剤及び結合剤から成る群から選ばれそして誘導され
た第二官能基を有する前記ポリマー;並びに該ポリマー
の100部あたり約5〜80重量部のカーボンブラック
を含有して成る。
【0062】
【発明を実施するための好ましい実施態様】後続する説
明から明らかになるであろうように、本発明は、非環状
アルカン、例えばノルマルアルカン例えばヘキサン、ペ
ンタン、ヘプタン、イソヘプタン、オクタン、それらの
アルキル化誘導体、それらの混合物及び類似物中に可溶
性である新規な重合開始剤を提供する。このような開始
剤を使用して生成されるポリマーを基にしたある種のゴ
ム組成物、硬化可能なエラストマー組成物及びそれらの
物品は、有用な特性、例えば再現性のある比較的狭い分
子量範囲を示すことも本発明においてまた発見された。
更にまた、本発明によるポリマーはまた、開始剤からの
官能性であって、例えばヒステリシス特性を減少させる
のに有用である官能性を含む。
【0063】本発明の開始剤は非環状アルカン溶媒中に
可溶性であるけれども、その他の溶媒中の開始剤の使用
もまた本発明の範囲内であることが理解されるであろ
う。
【0064】本発明による好ましい開始剤は、アミン、
有機リチウム及び可溶化成分の反応生成物である。有機
リチウム及びアミンを可溶化成分若しくは剤の存在下で
反応させても良く、またはそれらをまず反応させてそし
てそれらの反応生成物を引き続いて可溶化成分と反応さ
せても良い。それ故、好ましい開始剤は、一般式
【0065】
【化39】(A)Li(SOL)y [式中、yは約1〜約3である]を有する可溶化された
リチオアミンである。この一般式の括弧は、式がA−L
i−SOLy、SOLy−A−LiまたはA−SOLy
Liを含むことができることを意味する。
【0066】(SOL)は可溶化成分でありそして炭化
水素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物で良い。
(SOL)成分の存在によって、開始剤は非環状アルカ
ン中に可溶性であることが発見された。
【0067】例示の(SOL)基は、3〜約300の重
合単位を有するジエニルまたはビニル芳香族ポリマーま
たはコポリマーを含む。このようなポリマーは、ポリブ
タジエン、ポリスチレン、ポリイソプレン及びこれらの
コポリマーを含む。(SOL)のその他の例は、極性配
位子、例えばテトラヒドロフラン(THF)及びテトラ
メチルエチレンジアミン(TMEDA)を含む。
【0068】(A)成分は、それらの少なくとも一つが
生成するポリマーによって、例えばその開始場所または
頭で組み入れられることによって運ばれるアミン官能性
を表す。例えば、(A)は一般式
【0069】
【化40】
【0070】を有するジアルキル及びジシクロアルキル
アミン基、または一般式
【0071】
【化41】
【0072】を有する環状アミンで良い。これらの式
中、R1は、1〜約20の炭素原子を有するアルキル、
シクロアルキルまたはアラルキルであり、ここで両方の
1基は同一または異なっていて良く、そしてR2は、約
3〜約7のメチレン基を有するアルキレン、オキシ−ま
たはアミノ−アルキレン基である。
【0073】例示のR1基は、メチル、エチル、ブチ
ル、オクチル、シクロヘキシル、3−フェニル−1−プ
ロピル、イソブチル及び類似物を含む。例示のR2
は、テトラメチレン、ヘキサメチレン、オキシジエチレ
ン、N−アルキルアザジエチレン及び類似物を含む。
【0074】例えば、(A)は、ピロリジン;ピペリジ
ン;ピペラジン;ヘキサメチレンイミンとしても知られ
ているペルヒドロアゼピン;または1−アザシクロオク
タンの誘導体で良く、二環式化合物例えばペルヒドロイ
ソキノリン、ペルヒドロインドール及び類似物を含む。
ピロリジン、ペルヒドロアゼピン及び1−アザシクロオ
クタンが好ましい。2つの好ましいピロリジン誘導体
は、ペルヒドロインドール及びペルヒドロイソキノリン
を含む。
【0075】R1またはR2がジ−t−ブチル基、ジイソ
プロピル基または類似物である時には、生じる重合は、
多分開始場所の窒素の回りの障害によって遅いことが見
い出された。それ故、本発明の好ましい実施態様におい
ては、アミン中の窒素に結合しているR1及びR2中の炭
素原子はまた、3つの水素原子に結合している。
【0076】本発明による開始剤は、(SOL)がエー
テルまたはアミノ化合物である場合には、好ましくは可
溶化剤または成分(SOL)の存在下で、無水の非プロ
トン性溶媒、例えばヘキサン中のアミン成分(A)の溶
液を製造することによって生成させることができる。次
に、この溶液に、同一のまたは類似の溶媒中の有機リチ
ウム触媒を添加する。有機リチウム化合物は、一般式R
Li[式中、Rは1〜約20の炭素原子を有するアルキ
ル、シクロアルキル、アルケニル、アリール及びアラル
キル、並びに約25単位までを有するジオレフィン及び
ビニルアリールモノマーからの短鎖長の低分子量ポリマ
ーから成る群から選ばれる]を有する。典型的なアルキ
ルは、n−ブチル、s−ブチル、メチル、エチル、イソ
プロピル及び類似物を含む。シクロアルキルは、シクロ
ヘキシル、メンチル及び類似物を含む。アルケニルは、
アリル、ビニル及び類似物を含む。アリール及びアラル
キル基は、フェニル、ベンジル、オリゴ(スチリル)及
び類似物を含む。例示の短鎖長ポリマーは、オリゴ(ブ
タジエニル)、オリゴ(イソプレニル)、オリゴ(スチ
リル)及び類似物を含む。
【0077】(SOL)が短鎖長ポリマーである場合に
は、(SOL)を生成させるために使用されるモノマー
は、本明細書中で以下に説明するであろうように、アミ
ン及び有機リチウムを混合した後で添加する。
【0078】(SOL)がポリジエンまたはポリビニル
芳香族である場合には、アミン及び有機リチウムの溶液
に、同一のまたは類似の溶媒中の可溶化成分(SOL)
のモノマーの溶液を添加する。3つの成分を、周囲温度
(25〜30℃)または約100℃までの高められた温
度で、好ましくは50℃未満で、そしてさらに好ましく
は38℃未満で約1時間まで反応せしめ、この後では触
媒は使用して良い状態である。本発明による開始剤は、
それらが約3日以上の間、過剰の非環状アルカン溶媒内
の溶液中に留まる場合には可溶性であると考えられる。
【0079】上で述べたように、このようにして生成さ
れた開始剤は、任意のアニオン重合エラストマー、例え
ば、ポリブタジエン、ポリイソプレン及び類似物、並び
にそれらとモノビニル芳香族化合物例えばスチレン、α
−メチルスチレン及び類似物またはトリエン例えばミル
センとのコポリマーを製造するための開始剤として用い
ることができる。かくして、エラストマーは、ジエンホ
モポリマー及びそれらとモノビニル芳香族ポリマーとの
コポリマーを含む。適切なモノマーは、約4〜約12の
炭素原子を有する共役ジエン及び8〜18の炭素原子を
有するモノビニル芳香族モノマー及びトリエンを含む。
本発明において有用な共役ジエンモノマー及び類似物の
例は、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペン
タジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン及び
1,3−ヘキサジエンを含み、そして芳香族ビニルモノ
マーは、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ビニルトルエン及びビニルナフタレンを含む。
共役ジエンモノマー及び芳香族ビニルモノマーは、通常
は95〜50:5〜50、好ましくは95〜65:5〜
35の重量比で使用される。
【0080】重合は、非環状アルカン溶媒、例えば種々
のヘキサン、ヘプタン、オクタン、これらの混合物及び
類似物中で行われる。共重合におけるランダム化を促進
しそしてビニル含量を制御するために、重合成分に極性
調整剤を添加して良い。量は、1当量のリチウムあたり
0〜90またはそれ以上の当量の範囲である。この量
は、所望のビニルの量、用いられるスチレンのレベル及
び重合の温度、並びに用いられる特定の極性調整剤(改
質剤)の性質に依存する。
【0081】極性調整剤として有用な化合物は有機物で
あり、そしてテトラヒドロフラン(THF)、線状及び
環状オリゴマーのオキソラニルアルカン例えば2,2’
−ジ(テトラヒドロフリル)プロパン、ジ−ピペリジル
エタン、ヘキサメチルホスホルアミド、N,N’−ジメ
チルピペラジン、ジアザビシクロオクタン、ジメチルエ
ーテル、ジエチルエーテル、トリブチルアミン及び類似
物を含む。線状及び環状オリゴマーのアルカン改質剤
は、記録の譲受人によって所有されている米国特許第
4,429,091号中に述べられているが、この特許
の主題は引用によって本明細書中に組み込まれる。極性
調整剤として有用な化合物は、酸素または窒素ヘテロ原
子及び非結合電子対を有する化合物を含む。その他の例
は、モノ及びオリゴアルキレングリコールのジアルキル
エーテル;“クラウン”エーテル;第三アミン例えばテ
トラメチルエチレンジアミン(TMEDA);線状TH
Fオリゴマー及び類似物を含む。
【0082】バッチ重合は、通常は、モノマーのブレン
ド及び非環状アルカン溶媒を適切な反応容器に仕込み、
引き続いて極性調整剤(用いられる場合には)及び前に
述べた開始剤化合物を添加することによって開始され
る。反応物を約20〜約200℃の温度に加熱し、そし
て重合を約0.1〜約24時間進行せしめる。官能性ア
ミン基は開始剤化合物から誘導されそして開始場所に結
合する。かくして、実質的にすべての生成するポリマー
連鎖は、以下の一般式
【0083】
【化42】AYLi [式中、Aは上で述べたようであり、そしてYは上述の
ジエンホモポリマー、モノビニル芳香族ポリマー、ジエ
ン/モノビニル芳香族ランダムコポリマー及びブロック
コポリマーの任意のものから誘導される二価のポリマー
基である]を有する。リチウム末端でのモノマーの添加
は、重合が継続するにつれてポリマーの分子量を増加せ
しめる。
【0084】重合を停止し、そしてかくしてポリマー分
子量を更に制御するために、末端停止剤、カップリング
剤または結合剤を用いて良いが、これらの薬剤のすべて
を本明細書中では集合的に“末端停止剤”と呼ぶ。これ
らの薬剤のあるものは、生成するポリマーに多官能性を
与える可能性がある。即ち、本発明に従って開始された
ポリマーは、本明細書中で上で議論したように少なくと
も一種のアミン官能基Aを有する可能性があり、そして
また末端停止剤、カップリング剤及び結合剤から成る群
から選ばれそして誘導された第二の官能基を有する可能
性がある。
【0085】有用な末端停止、カップリングまたは結合
剤は、活性水素化合物例えば水またはアルコール;二酸
化炭素;N,N,N’,N’−テトラジアルキルジアミ
ノベンゾフェノン(例えばテトラメチルジアミノベンゾ
フェノンまたは類似物);N,N−ジアルキルアミノベ
ンズアルデヒド(例えばジメチルアミノベンズアルデヒ
ドまたは類似物);1,3−ジアルキル−2−イミダゾ
リジノン(例えば1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノンまたは類似物);1−アルキル置換されたピロリジ
ノン;1−アリール置換されたピロリジノン;約5〜約
20の炭素原子を有するジアルキル−及びジシクロアル
キル−カルボジイミド;(R3aZXb
【0086】
【化43】
【0087】[式中、Zはスズまたはシリコンである]
を含む。Zがスズであることが好ましい。
【0088】R3は、約1〜約20の炭素原子を有する
アルキル;約3〜約20の炭素原子を有するシクロアル
キル;約6〜約20の炭素原子を有するアリール;また
は約7〜約20の炭素原子を有するアラルキルである。
例えば、R3は、メチル、エチル、n−ブチル、ネオフ
ィル、フェニル、シクロヘキシルまたは類似物を含んで
良い。
【0089】Xは塩素または臭素であり、“a”は0〜
3であり、そして“b”は約1〜4であり、ここでa+
bは4である。
【0090】各々のR4は、同一または異なっていてそ
して約1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シクロ
アルキルまたはアリールである。例えば、R4は、メチ
ル、エチル、ノニル、t−ブチル、フェニルまたは類似
物を含んで良い。
【0091】R5は、約1〜約20の炭素原子を有する
アルキル、フェニル、アルキルフェニルまたはN,N−
ジアルキルアミノフェニルである。例えば、R5は、t
−ブチル、2−メチル−4−ペンテン−2−イル、フェ
ニル、p−トリル、p−ブチルフェニル、p−ドデシル
フェニル、p−ジエチルアミノフェニル、p−(ピロリ
ジノ)フェニル及び類似物を含んで良い。
【0092】各々のR6は、同一または異なっていて、
そして約1〜約12の炭素原子を有するアルキルまたは
シクロアルキルである。2つのR6基が一緒に環状基を
形成しても良い。例えば、R6は、メチル、エチル、オ
クチル、テトラメチレン、ペンタメチレン、シクロヘキ
シルまたは類似物を含んで良い。
【0093】R7は、約1〜約20の炭素原子を有する
アルキル、フェニル、アルキルフェニルまたはN,N−
ジアルキルアミノフェニルを含んで良い。例えば、R7
は、メチル、ブチル、フェニル、p−ブチルフェニル、
p−ノニルフェニル、p−ジメチルアミノフェニル、p
−ジエチルアミノフェニル、p−(ピペリジノ)フェニ
ルまたは類似物を含んで良い。
【0094】有用な末端停止剤のその他の例は、四塩化
スズ、(R13SnCl、(R12SnCl2、R1Sn
Cl3、カルボジイミド、N−メチルピロリジン、環状
アミド、環状尿素、イソシアネート、シッフ塩基、4,
4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン及び類似
物を含み、式中、R1は本明細書中で上で述べたようで
ある。
【0095】本発明による1つの好ましいポリマーは、
本明細書中で上で議論したように少なくとも一種の官能
基A(ここでAは、また本明細書中で上で議論したよう
にアミン及び有機リチウム化合物の反応生成物から誘導
される)を含むポリマーである。更にまた、好ましいポ
リマーは多官能であり、ここでポリマーはまた、末端停
止、カップリングまたは結合剤から誘導される得るよう
なスズ−炭素結合を有する。本発明によるゴム組成物ま
たは硬化可能なゴム組成物はこのようなポリマーを含ん
で良い。
【0096】末端停止、カップリングまたは結合剤を反
応容器に添加し、そして容器を約1〜約1000分間撹
拌する。結果として、コンパウンディング材料例えばカ
ーボンブラックに対するなお一層大きい親和性、そして
それ故、なお更に減少したヒステリシスを有するエラス
トマーが製造される。末端停止剤の付加的な例は、引用
によって本明細書中に組み込まれる米国特許第4,61
6,069号中に見い出されるものを含む。
【0097】ポリマーは慣用の技術によって溶媒から分
離することができる。これらは、スチームまたはアルコ
ール凝析、熱的脱溶媒化(desolventizat
ion)、または任意のその他の適切な方法を含む。付
加的に、溶媒は、ドラム乾燥、押出機乾燥または類似手
段によって生成するポリマーから除去することができ
る。
【0098】本発明のエラストマーは、生成するポリマ
ーの頭及び尾の両方に官能基を有する複数のポリマーを
含有して成る。このようなコンパウンディングは減少し
たヒステリシスを示す生成物をもたらす可能性があり、
これは増加した弾性反発力、減少したローリング抵抗を
有する生成物を意味しそして機械的応力にさらされる時
により少ない熱蓄積を有する。
【0099】本明細書中で以下に例示するであろうよう
に、本発明の開始剤を使用して生成されるポリマーは、
比較的狭い範囲の分子量で再現性良く生成可能であり、
その結果約20,000〜約250,000の分子量範
囲を有する実質的に一定の再現性のあるポリマーが可能
であることも見い出された。
【0100】本発明のポリマーは、単独でまたは他のエ
ラストマーと組み合わせて使用して、生成物例えばタイ
ヤトレッド原料、側壁原料または他のタイヤ成分原料コ
ンパウンドを製造することができる。少なくとも一種の
このような成分は、硬化可能なエラストマーまたはゴム
組成物から製造される。例えば、本発明によるポリマー
は、天然ゴム、合成ゴム及びこれらのブレンドを含む任
意の慣用的に用いられるトレッド原料ゴムとブレンドす
ることができる。このようなゴムは、当業者には良く知
られていて、そして合成ポリイソプレンゴム、スチレン
/ブタジエンゴム(SBR)、ポリブタジエン、ブチル
ゴム、ネオプレン、エチレン/プロピレンゴム、エチレ
ン/プロピレン/ジエンゴム(EPDM)、アクリロニ
トリル/ブタジエンゴム(NBR)、シリコーンゴム、
フルオロエラストマー、エチレンアクリルゴム、エチレ
ン酢酸ビニルコポリマー(EVA)、エピクロロヒドリ
ンゴム、塩素化されたポリエチレンゴム、クロロスルホ
ン化されたポリエチレンゴム、水素化されたニトリルゴ
ム、テトラフルオロエチレン/プロピレンゴム及び類似
物を含む。本発明のポリマーを慣用のゴムとブレンドす
る時には、その量は広く例えば10〜99重量%で変わ
ることができる。
【0101】本発明のポリマーは、ゴム100部あたり
(phr)約5〜約100重量部の範囲の量でカーボン
ブラックとコンパウンドすることができ、そして約5〜
約80部が好ましくそして約40〜約70phrが更に
好ましい。カーボンブラックは、慣用的に入手できる商
業的に製造されるカーボンブラックの任意のものを含ん
で良いが、少なくとも20m2/gのそしてさらに好ま
しくは少なくとも35m2/gないし200m2/gまた
はそれ以上の表面積(EMSA)を有するものが好まし
い。本出願において使用される表面積値は、セチルトリ
メチル−アンモニウムブロミド(CATB)技術を使用
してASTM テスト D−1765によって測定され
た値である。ファーネスブラック、チャンネルブラック
及びランプブラックが有用なカーボンブラックの中にあ
る。さらに詳細には、カーボンブラックの例は、超摩耗
ファーネス(SAF)ブラック、高摩耗ファーネス(H
AF)ブラック、高速押出ファーネス(FEF)ブラッ
ク、微細ファーネス(FF)ブラック、中間超摩耗ファ
ーネス(ISAF)ブラック、半強化ファーネス(SR
F)ブラック、中庸処理チャンネルブラック、硬処理チ
ャンネルブラック及び伝導チャンネルブラックを含む。
利用することができるその他のカーボンブラックはアセ
チレンブラックを含む。上のブラックの2以上の混合物
を、本発明のカーボンブラック生成物を製造する際に使
用することができる。使用可能なカーボンブラックの表
面積の典型的な値を以下の表1中に要約する。
【0102】
【表1】 表1 カーボンブラック ASTM 表面積 命名 (m2/g) (D-1765-82a) (D-3765) N-110 126 N-220 111 N-339 95 N-330 83 N-550 42 N-660 35 本発明のゴムコンパウンドの製造において利用されるカ
ーボンブラックは、ペレット化された形またはペレット
化されていない綿状の物体で良い。好ましくは、一層均
一な混合のために、ペレット化されていないカーボンブ
ラックが好ましい。強化されたゴムコンパウンドは、約
0.5〜約4phrでの既知の硬化剤によって慣用のや
り方で硬化することができる。例えば、硫黄またはペル
オキシドベースの硬化システムを用いることができる。
適切な硬化剤の一般的開示のためには、Kirk−Ot
hmer、化学技術の百科事典、第3版、Wiley
Interscience、N.Y.1982、20
巻、365〜468頁、特に“硬化剤及び補助物質”、
390〜402頁を参照することができる。硬化剤は単
独でまたは組み合わせて使用することができる。
【0103】本発明の硬化可能なエラストマーまたはゴ
ム組成物は、本発明のポリマーをカーボンブラック及び
その他の慣用のゴム添加剤例えば充填剤、可塑剤、酸化
防止剤、硬化剤及び類似物と、標準的なゴム混合装置及
び手順及びこのような添加剤の慣用の量を使用してコン
パウンディングまたは混合することによって製造するこ
とができる。
【0104】
【実施例】実験一般 本発明による開始剤及びエラストマーの製造及び特性を
示すために、多数のこのような開始剤及びエラストマー
を製造した。ヘキサン中のスチレン及びブタジエンモノ
マーの溶液を製造し、そして上で述べた開始剤によって
重合させた。本発明の有効性を更に示すために、多数の
類似のモノマー溶液を、比較対照例を与えるために、開
始剤として非可溶化リチウムピロリジドの不均一混合物
によって重合させた。非可溶化リチウムピロリジドを本
明細書中で以下にまず議論し、引き続いて本発明に従っ
て製造された開始剤及びエラストマーの実施例を議論す
る。上で記したように、重合を実施するために当該技術
において知られている種々の技術を、本発明の範囲から
逸脱すること無く用いることができる。
【0105】I.非可溶化リチウムピロリジド開始剤 以下の実施例は、本発明に従って製造された開始剤及び
エラストマーとの比較のために含まれ、本明細書中で以
下に例示されるであろう。
【0106】実験No.1 開始剤製造 小さい乾燥されそして窒素パージされたボトル中で、ヘ
キサン中のピロリジンの0.5Mの溶液の20ml(1
0ミリ当量または“meq”)を、ヘキサン中のn−ブ
チルリチウムの1.65Mの溶液の6.36ml(1
0.5meq)によって処理した。ボトルにゴムライナ
ーを有する穴を開けたクラウンシールをはめた。生成し
た不均一混合物を室温で16時間静かに撹拌し、その後
で生成物を開始剤としての使用のために引き出した。サ
ンプルを引き出す前及び間は混合物を激しく振った。
【0107】重合 上のやり方で製造された開始剤混合物を、また上のよう
なシールをはめた2つの小さなボトルの各々にシリンジ
によって移した。これらのボトルは、各々、ヘキサン中
で25重量%でブタジエン/スチレンの75/25重量
%モノマーブレンド及び1.0meqLi/100gの
モノマーのレベルを含んでいた。これらのボトルはま
た、1モルのリチウムあたり0.6モルのN,N,
N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(TMED
A)を含んでいた。これらの混合物を50℃で2.5時
間撹拌した。この反応は結果としてモノマーのポリマー
への約100%の転化をもたらした。
【0108】第一のボトルのセメント、実施例1は、次
に1.5ミリリットル(ml)のイソプロピルアルコー
ル(i−PrOH)の注入によって静め、そして第二の
ボトルのセメント、実施例2は、1モルのリチウムあた
り1.15モルの4−(N,N−ジエチルアミノ)ベン
ズアルデヒドによって50℃で更に90分間処理した。
実施例2のセメントは次に1.5mlのi−PrOHに
よって静めた。
【0109】実施例1及び実施例2からの両方のセメン
トを、酸化防止剤、即ち、ヘキサン中の2.0重量%の
ジブチルp−クレゾール(DBPC)及び0.7重量%
のUniversal Oil Products C
o.から入手できるUOP−88を含む混合物の2ml
によって処理した。これらのセメントを次にi−PrO
H中で凝析させそしてドラム乾燥した。生成したポリマ
ーを分析し、そしてそれらの特性を本明細書中で以下に
表2中で報告する。
【0110】
【表2】 表2 実施例1及び2からのポリマーの分析 実施例1 実施例2 HNMR 24%スチレン 24.8%スチレン (0%ブロツクスチレン) (0%ブロツクスチレン) 1,2結合としてのブタ ジエンの部分の% 51.9% 49.4% GPC(THF溶媒) Mn 136365 136697 Mw/Mn 1.35 1.40 Tga -36.5℃ -38.8℃ a)開始時のガラス転移温度 実施例1及び2のポリマーを、本明細書中の以下の表3
中に報告されるゴム処方を使用してコンパウンドした。
【0111】
【表3】 表3 コンパウンディング処方 成 分 混合順序 100部のゴムあたりの部 ポリマー 1 100 ナフテン系油 2 10 マスターバツチ カーボンブラツク、 N-351 3 55 145-155℃, 60 RPM ZnO 4 3 酸化防止剤 5 1 ワツクスブレンド 6 2 マスターバツチ合計 171 ステアリン酸 2 最終 硫黄 1.5 77-93℃, 40 RPM 促進剤 1 最終合計 175.5 次に、コンパウンドされたポリマーを1.5インチx4
インチx0.040インチの引張プラックを使用して3
00°F(149℃)で45分間硬化させた;ダインス
タットボタン、300°F(149℃)で50分。次の
物理的テストの結果を表4中に報告する。
【0112】
【表4】 表4 実施例1及び2のコンパウンドされたポリマーの物理的テスト 1 Hzダイン 実施例 ML/4/212 結合された スタツト リング応力-歪、 ゴム tan δ RT 番 号 (gum) (cpd) 重量% 50℃ M300 T.S. %Eb 1 32 81 28 0.110 2169 2836 419 2 33 84 約29 0.107 2177 2327 359 表4中に報告されたテスト結果は、実施例1のコンパウ
ンドされたポリマーは、典型的なアルキルリチウム開始
剤を使用して製造される、この分子量の未改質ポリマー
に関して予期される値より約30%下のtan δ値を
有することを示す。しかしながら、実施例2のポリマー
は、それがtan δを減らすために効果的であること
が知られている薬剤によって最後に付加的に処理された
にも拘わらず、これを越えたtan δにおける何らの
顕著な減少を示すことができない。付加的な効果の欠如
はまた、実施例2に関する結果が実施例1の結果と顕著
には異ならない結合されたゴムの結果においても認めら
れた。
【0113】このやり方で製造されたポリマーセメント
は、幾らか広げられた分子量分布を有する外には、また
連鎖末端官能化剤との顕著な反応を可能にする、重合後
の十分な生きたC−Li連鎖末端を持たなかったことが
結論された。それ故、この方法は、最適な特性を有する
ポリマーの合成のためには高度には望ましくはなかっ
た。
【0114】実験No.2 開始剤製造 第二の非可溶化開始剤を製造した。乾燥されそして予備
調整され、そして次に窒素パージされた、きれいな撹拌
された1ガロンのステンレススチール反応器中に、1.
22ポンドの無水ヘキサン、及びヘキサン中のピロリジ
ンの0.77Mの溶液の5.4ml(4.16meq)
を入れた。これを、室温一晩撹拌しながらヘキサン中の
n−ブチルリチウムの1.58Mの溶液の2.69ml
(4.25meq)によって処理した。
【0115】重合 上の開始剤混合物を含む反応器に、0.76ポンドのス
チレン及びヘキサンの34重量%のブレンド、1.28
ミリモルのTMEDA及び3.06ポンドのヘキサン中
の1,3−ブタジエンの25.5重量%ブレンドを仕込
んだ。反応器を46℃に加熱しそしてその温度で3時間
制御した。
【0116】このやり方で製造されたポリマーセメント
の一部を、本明細書中の上の実験1におけるようにシー
ルされた3つの小さなボトル中に針によって移した。セ
メントの残りを、窒素パージの下で大きなガラス容器中
に収集した。大きな容器中のセメント、実施例3は1.
5mlのイソプロピルアルコール(i−PrOH)によ
る注入によって静め、一方小さなボトル中のセメント、
実施例4は1モルのリチウムあたり1.25モルの1,
3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン(1,3−DM
I)によって50℃で更に2時間処理した。次に実施例
4のセメントを1.5mlのi−PrOHによって静
め、そして両方のセメント部分を酸化防止剤(ヘキサン
中の2.0重量%のDBPCを含む混合物の2ml)に
よって処理した。ボトルの内容物を合わせ、そして実施
例3及び4の両方をi−PrOH中で別々に凝析しそし
てドラム乾燥した。適切な特性付けを実施したが、結果
を本明細書中の以下の表5中に要約する。
【0117】実験No.3 実験No.2と同じ反応器を使用して、実施例3及び4
のものと同じ量の薬剤、反応時間及び温度を用いて繰り
返し実験を行った。生成したセメントは本明細書中の上
の表3の処方でコンパウンドし、そして本明細書中で以
下に実施例5として報告する。実施例5の一部を1当量
のリチウムあたり1当量のSnCl4との反応によって
末端結合させて、実施例6とした。開始剤を一晩の代わ
りに3日間反応器中で生成せしめた以外は、実施例5に
関するようにしてセメントをまた製造した。また、生成
したポリマーを本明細書中の上の表4の処方でコンパウ
ンドして、本明細書中で実施例7として報告する。実施
例7の一部を、1モルのリチウムあたり1.25モルの
4−(N,N−ジメチルアミノ)−ベンジリデンブチル
アニリンによって処理して、実施例8とした。実施例7
及び8を製造する実験のための重合薬剤の添加の順序は
以下の通りであった:(1)TMEDA、(2)ブタジ
エンブレンド、(3)スチレンブレンド。ポリマーの生
成物は実施例3及び4のために記述したように後処理し
た。それらの特性付け及びコンパウンドされた評価の結
果を本明細書中の以下の表5中に与える。
【0118】生成物ポリマーを、1.5インチx4イン
チx0.040の引張プラックを使用して165℃で2
0分間硬化させた;そしてボタン、25分間及び165
℃。本明細書中の以下の表5は実施例5〜8の特性付け
及びコンパウンドされた特性をリストする。
【0119】
【表5】 a)表6の調合における実施例3、4、7、8との比較
の未改質SBRの実験のブレンド b)1,2−結合としてのブタジエン含量のモル% c)Tgの開始 d)平均リング応力−歪、300%弾性率、psi e)平均リング応力−歪、引張弾性率、psi f)破断時の伸びの平均% g)室温で撹拌無しで2日後にトルエン中に不溶性と見
い出されたC−ブラック充填されたコンパウンド中のゴ
ム含量の重量%
【0120】
【表6】 表6 中油コンパウンディング調合 成 分 混合順序 100部のゴムあたりの部 ポリマー 1 100 カーボンブラツク、 145−155℃ 2 54 マスターバツチ ZnO 3 3 60 RPM ステアリン酸 4 2 酸化防止剤処理助剤 5 4.25 芳香族油 6 27.6 マスターバツチ合計 190.85 最後 硫黄 2.25 77-93℃, 40 RPM 促進剤ブレンド 2.15 最後合計 195.25 表5中の結果は、N−リチオピロリジド開始剤による重
合の欠点を示す。実験3、5及び7において仕込まれた
開始剤/モノマーは同じであった(100gのモノマー
あたり1.0meqのリチウム)けれども、生成物の分
子量は96,000から254,000までの範囲にわ
たっていた。これは、非常に誤差の大きい開始剤の証拠
である。高分子量の生成物は、多分システムの不均一な
性質に起因する、成長に対する遅い開始を示す。実施例
5は、類似の微細構造及び分子量の未改質ポリマーのも
のよりも約31%低い50℃でのtan δの減少を示
した。実施例6に導く、SnCl4による、実施例5の
生きているセメントの末端結合の結果は、同じベースの
(未結合の)分子量の未改質ポリマーのものの約40%
までの、tan δにおける更なる減少であった。カー
ボンブラックとの相互作用の程度を示す結合されたゴム
含量は認め得るほど増加し、一方GPCはポリマー連鎖
の78%が末端結合されていたことを示した。これは、
“生きている”連鎖末端の認め得る部分がなお結合のた
めに利用可能であったことを示す。
【0121】実施例3、4及び7、8は、表3の低油処
方での調合においては処理できないが、より良い処理の
ために100のゴムあたり27部の油を含む表6の処方
に従って調合されるような高分子量のポリマーをもたら
した。表5における評価の結果は、これらのポリマーは
減少したtan δを示すが、未改質SBRエラストマ
ーに対する13〜16%の減少は、実施例5及び6にお
いて示されたものと比較して小さいことを示す。SnC
4による末端結合の試みに際して粘度の変化は殆ど起
きなかった。これは、これらのポリマーにおける重合の
後で連鎖末端に殆ど活性なC−Liが残っていなかった
ことを示す。SnCl4処理されたポリマー(実施例4
及び8)は、未改質サンプルのものの約75%であるt
an δを示した。
【0122】要約すると、本明細書中で上に述べたよう
にN−リチオピロリジドを使用して開始された重合の結
果は、生成物の性質及び組成並びにそれらのその他の特
性に関しての両方で非常に誤差が大きかった。
【0123】II.可溶化された開始剤による重合 実験No.4 開始剤製造 窒素雰囲気下の乾燥されたステンレススチールの1ガロ
ンの反応器に、1.22ポンドのヘキサン、そして次に
5.4mlのヘキサン中の0.77のピロリジン
(4.16meq)、引き続いて2.7mlのヘキサン
中の1.58のn−ブチルリチウム(4.27me
q)を仕込んだ。この混合物を90°F(32℃)で一
晩撹拌した。次に、反応器にヘキサン溶液中の25.4
重量%の1,3−ブタジエンの90g(423ミリモル
のブタジエン)を仕込み、そしてこの混合物を110〜
120°F(43〜49℃)で1時間加熱した。これ
は、平均で約100部の1,3−ブタジエンから成るS
OL基をピロリジン部分の上に効果的に置く。
【0124】重合 次に、この反応器に、1.06ミリモルのTMEDAを
含む、ヘキサン中の33重量%のスチレンの0.76ポ
ンド、すぐ引き続いて25.4重量%のブタジエン/ヘ
キサンブレンドの2.89ポンドを仕込んだ。これは、
100gのモノマーあたり1.0meqのリチウム
(1.0meq Li phgm)の開始剤対モノマー
の仕込み比を与えた。重合を120°F(49℃)で2
時間継続せしめ、そして生きているセメントを12ゲー
ジステンレススチール針を通して先行する実施例におい
て述べたようにはめられそしてパージされた4つの小さ
な飲料ボトル中に収集した。
【0125】2つのボトル中のセメント、実施例9は
1.5mlのi−PrOHによる注入によって静め、一
方他の2つのボトル中のセメント、実施例10は1モル
のリチウムあたり1.2モルのトリブチルスズクロリド
によって50℃で更に2時間処理した。次に、実施例1
0のセメントを1.5mlのi−PrOHによって静
め、そして両方のセメント部分を本明細書中の上の実験
IIIにおけるように酸化防止剤によって処理した。実
施例9及び10の両方とも別々にi−PrOH中で凝析
しそしてドラム乾燥した。適切な特性付けを実施した
が、結果を本明細書中の以下の表7中に要約する。
【0126】実験No.5 開始剤製造 ヘキサン中の25.1meqのピロリジン及び25.1
meqのn−ブチルリチウムの混合物を室温で週末にわ
たって窒素下で撹拌した。これを50.2meqのTH
Fによって処理し、そして生成した混合物を重合を開始
するために使用した。
【0127】重合 窒素雰囲気下の乾燥されたステンレススチールの5ガロ
ンの反応器に、ヘキサンの8.53ポンド、ヘキサン中
の33重量%のスチレンの3.17ポンド、TMEDA
の8.78ミリモル、すぐ引き続いて25.4重量%の
ブタジエン/ヘキサンブレンドの17.89ポンド、そ
して25.1meqのリチウムを含む本明細書中で上で
製造された開始剤を仕込んだ。重合を110〜120°
F(43〜49℃)で2.25時間実施し、そして生き
ているセメントを12ゲージステンレススチール針を通
して前の実施例において述べたようにはめられそしてパ
ージされた5つの小さな飲料ボトル中に、そして1/2
インチのパイプを通して窒素パージ下で2つの乾燥され
そしてパージされた大きな容器に収集した。
【0128】大きな容器中のセメント、実施例11はi
−PrOHによる注入によって静め、一方ボトル中のセ
メント、実施例12は、まず1モルのリチウムあたり
0.3当量の四塩化スズによって50℃で更に0.5時
間処理し、そして引き続いて1モルのリチウムあたり
0.84モルの1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン(1,3−DMI)によって50℃で2時間処理し
た。反応器中に残るセメント、実施例13は、1当量の
リチウムあたり0.8当量のSnCl4によって50℃
で約2時間処理した。ポリマー生成物は、本明細書中の
上の実施例9及び10に関して述べられたように後処理
した。それらの特性付け及びコンパウンドされた評価の
結果を本明細書中の以下の表7中に与える。
【0129】実験No.6 開始剤製造 実施例11、12及び13において使用された同じ開始
剤の別の部分をわきに置いておき、そして0.6meq
/mlの推定された濃度で、以下のように2日後に使用
した。
【0130】重合 実施例11〜13のベースセメントを重合させるために
使用された手順を繰り返した。生きている生成物セメン
トを12ゲージステンレススチール針を通して先行する
実施例において述べたようにはめられそしてパージされ
た5つの小さな飲料ボトル中に、そして1/2インチの
パイプを通して窒素パージ下で2つの乾燥されそしてパ
ージされた大きな容器に収集した。
【0131】実施例14における大きな容器中のセメン
トはi−PrOHによる注入によって静め、一方ボトル
中のセメント、実施例15は、まず1モルのリチウムあ
たり0.3当量の四塩化スズによって50℃で更に0.
5時間処理し、そして引き続いて1モルのリチウムあた
り0.85モルの1,3−DMIによって50℃で2時
間処理した。ポリマー生成物は、実施例9及び10に関
して述べられたように後処理した。それらの特性付け及
びコンパウンドされた評価の結果を本明細書中の以下の
表7中に与える。
【0132】
【表7】 表7 実施例9〜15の特性付け及びコンパウンドされた物理的特性の要約 実施例番号 9 10 11 12 13 14 15 NMR % ビニルb 42.7 42.7 53.3 53.3 53.3 50.1 50.1 % STY 19.4 19.4 20.6 20.6 20.6 20.6 20.6 DSC Tg,℃c -45 -45 -38 -38 -38 -43 -43 GPC(THF) Mn×10-3 1.45 1.44 1.30 2.42 2.45 1.13 2.09 Mw/Mn 1.15 1.17 1.14 1.79 2.09 1.15 1.94 カツプリング -- -- -- 53% 64% 54% ML/4/100℃ 元の 24 24 29 78 94 19 76 コンパウンド 70 90 82 103 114 76 107 テスト処方、 表番号 III III III III III III III 応力-歪 M300c 2125 2514 2177 2374 2903 2903 2706 応力-歪、 TBd 2832 3275 2982 2956 3445 3418 3451 23℃ % EBe 419 409 431 403 387 395 409 結合されたゴム%f 28.4 49.5 31.3 42.0 42.3 --g --g ダインスタツト1 HZ, tan δ+50℃ 0.079 0.056 0.080 0.076 0.078 0.129 0.103tan δ-20℃ 0.374 0.389 0.675 0.684 0.431 0.541 0.563 a)1,2−結合としてのブタジエン含量のモル% b)Tgの開始 c)平均リング応力−歪、300%弾性率、psi d)平均リング応力−歪、引張弾性率、psi e)破断時の伸び平均% f)室温で撹拌無しで2日後にトルエン中に不溶性と見
い出されたC−ブラック充填されたコンパウンド中のゴ
ム含量の重量% g)テストしなかった実験No.7 開始剤製造 28.6meqのピロリジン、57.2ミリモルのTH
F、及びヘキサン中の29.15meqのn−ブチルリ
チウムの混合物を室温で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。
生成した混合物からのアリコート(1mlあたり約0.
56ミリ当量(meq))を重合を開始するために使用
した。
【0133】次に、5ガロンのステンレススチール反応
器に、6.42ポンドのヘキサン、28.6モル当量の
上の0.56Mの開始剤、及び1.25ポンドのブタジ
エン及びヘキサンの24.2重量%ブレンドを仕込み、
そしてこの混合物を100°F(35℃)で1時間加熱
した。
【0134】重合 次に反応器に、3.53ポンドのヘキサン中の34重量
%のスチレン、9.7ミリモルのTMEDA、及び1
7.85ポンドのブタジエン/ヘキサンブレンドを仕込
んだ。これは、1.05meq Li phgmの開始
剤対モノマー仕込み比、及び約20重量%スチレン/8
0重量%ブタジエンのモノマー比を与えた。重合は11
0〜115°F(43〜46℃)で1.75時間実施し
た。最後に反応器に0.3ポンドのブタジエン/ヘキサ
ンブレンドを仕込み、そして4.1ポンドのセメントの
サンプルを直ちに大きな容器中に収集し、そしてi−P
rOHを添加することによって静めた、実施例16。反
応器中に残る内容物を100〜110°F(43〜46
℃)で1.5時間、22.2mlの1.0NのSnCl
4と撹拌することによって処理し、そしてセメントを窒
素パージ下で小量のi−PrOHを含む5ガロンの缶中
に落とした、実施例17。
【0135】実施例16及び17からのセメントを、す
ぐ先行する実験におけるように酸化防止剤によって処理
し、そして両方のサンプルをi−PrOH中で凝析しそ
してドラム乾燥した。適切な特性付けを実施したが、結
果を本明細書中の以下の表8中に要約する。
【0136】実験No.8 開始剤製造 88.8meqのピロリジン、177.8ミリモルのT
HF、及びヘキサン中の89.8meqのn−ブチルリ
チウムの混合物を室温で一晩窒素下で撹拌した。生成し
た混合物からのアリコート(1mlあたり約0.57m
eq)を重合を開始させるために使用した。
【0137】次に、5ガロンのステンレススチール反応
器に、6.55ポンドのヘキサン、47.1ml(2
6.7meq)の上の0.57の開始剤、及び1.0
ポンドのヘキサン中の24.2重量%のブタジエンのブ
レンドを仕込み、そしてこの混合物を100°F(38
℃)で30分間加熱した。
【0138】重合 次にこの反応器中に、4.41ポンドのヘキサン中の3
4重量%のスチレン、9.08ミリモルのTMEDA、
及び17.1ポンドのブタジエン/ヘキサンブレンドを
仕込んだ。これは、0.98meq Li phgmの
開始剤対モノマー仕込み比、約25重量%のスチレン/
75重量%のブタジエンのモノマー比を与えた。重合は
110〜115°F(43〜46℃)で2.3時間実施
した。最後にこの反応器に0.5ポンドのブタジエン/
ヘキサンブレンドを仕込み、そして直ちにセメントの
3.5ポンドのサンプルを大きな容器中に収集し、そし
てi−PrOHを添加することによって静めた、実施例
18。反応器中に残る内容物を115°F(46℃)で
21.0mlの1.0NのSnCl4と共に撹拌するこ
とによって処理した。反応の後で、セメントを小量のi
−PrOHを含む5ガロンの缶中に窒素パージ下で落と
した、実施例19。セメントをすぐ先行する実施例にお
けるように酸化防止剤によって処理し、そして実施例1
8及び19からの両方のセメントを別々にi−PrOH
中で凝析しそして次にドラム乾燥した。適切な特性付け
を実施したが、結果を本明細書中の表8中に要約する。
【0139】
【表8】 表8 実施例16〜19の特性付け及びコンパウンドされた物理的特性の要約 実施例番号 16 17 18 19 NMR % ビニルb 42.7 43.1 43.4 43.4 % STY 20.4 20.1 24.9 24.9 DSC Tg,℃c -47 -46 -45 -45 GPC(THF) Mn×10-3 1.00 2.41 1.22 -- Mw/Mn 1.10 1.48 1.26 -- カツプリング -- 86% -- 69% ML/4/100℃ 元の 7 82 20 113 コンパウンド 47 94 61 98 テスト処方、 表番号 III III III III 応力-歪 M300c 2165 2525 2643 2903 応力-歪、 TBd 3167 3452 3283 3714 23℃ % EBe 447 423 405 409 ダインスタツト1 HZ, tan δ+50℃ 0.100 0.079 0.098 0.092 tan δ-20℃ 0.289 0.312 0.495 0.548 a)1,2−結合としてのブタジエン含量のモル% b)Tgの開始 c)リング応力−歪、300%弾性率、psi d)リング応力−歪、引張弾性率、psi e)破断時の伸び% 生成物ポリマーをコンパウンドしそして表3中に示され
たテスト処方中に示されたようにテストし、そして上の
ように硬化した。表7は実施例9〜15からのポリマー
の特性付け及び特性をリストする。表8は実施例16〜
19の特性付け及びコンパウンドされた特性をリストす
る。
【0140】表7及び8中の結果は、本発明による開始
剤による重合から得られた利点及び望ましい結果を示
す。表5中の結果とは対照的に、実施例9〜19は、こ
れらの開始剤を用いるジエン重合の一貫性を示す。即
ち、重合は、狭い分子量分布を有する比較的再現性の良
いそして予言可能な分子量を示し、そしてポリマーセメ
ントは更なる反応のためのリビングC−Li連鎖のより
良い製造能力を示す。実施例10、12、13及び17
の二キャップされた(dicapped)ポリマーは、
同じベース分子量の匹敵する未改質ポリマーに関して予
期される値の約40%〜50%で、例外的に低いヒステ
リシスを示す。
【0141】実施例6、10、12、13、17及び1
9はまた、N−Li開始とスズ化合物、例えばR3Sn
ClまたはSnCl4による末端結合または停止との有
利な組み合わせを示す。
【0142】比較例1〜8中で述べられたようなリチウ
ムピロリジドを使用して非環状アルカン溶媒中で開始さ
れた重合の結果は、生成物の性質及び組成並びにそれら
のヒステリシス挙動の両方に関して非常に誤差が大き
い。しかしながら、本明細書中で上に例示されたよう
に、殆ど当量の極性配位子によってまたはモノマー伸長
によってN−リチオ炭化水素アミドとして調合される時
に、良好な分子量制御、狭い分子量分布、及び更なる反
応のためのリビングC−Li末端の良好な保存を有する
再現性の良い重合が達成される。
【0143】本発明による開始剤を製造する好ましい方
法をここに説明する。容器、例えばテフロンまたはガラ
ス被覆したマグネチック・スターラーのバーを含む小さ
なボトルを乾燥し、シールしそして窒素でパージする。
撹拌しながら以下のものシリンジによって添加する: 1.炭化水素溶媒中の30ミリモルの無水2°アミン、
及び 2.炭化水素溶媒中の60ミリモルの無水極性可溶化
剤。
【0144】3.炭化水素溶媒中の30.1ミリモルの
アルキルリチウムを、背圧に関して注意しながら、撹拌
しながら、一度にシリンジによって添加する。
【0145】この溶液は、加熱しそして直ちに圧力を発
現するが、すぐに戻って冷え始めるであろう。比較的大
量の薬剤、例えば大きなボトル中の250〜300ミリ
モルまたは反応器中の0.5〜1.5モルを製造する時
には、ピーク温度を約38℃またはそれ未満に保持する
ために冷却されたまたは冷たい水の冷却を使用する時に
最善の結果が得られる。通常の手順は、使用前に混合物
を室温で一晩撹拌せしめることであった。しかしなが
ら、この反応は数分以内に本質的に完了する。混合物
は、顕著な沈殿無しで透明でストローのような黄色でな
ければならない。軽いないし中程度のかすみまたは曇り
は活性に影響しないように思われる。無水の条件が必要
とされる。30ppm未満の水を含む(SOL)炭化水
素溶媒溶液が最善の結果を与える。開始剤薬剤は、窒素
の陽圧の下で室温(25〜27℃)で数週間までの期間
貯蔵することができる。ヘキサン中の約0.5M〜1.
5Mでこのやり方で製造されそして貯蔵されたN−リチ
オピロリジン/2THF溶液は約3〜4週間の期間安定
であり、そしてジエン及び/またはビニル芳香族(共)
重合のための効果的な開始剤であり、優れた特性を有す
るポリマーを与える。ヘキサン中で約0.3M〜0.9
Mでこのやり方で製造されそして貯蔵されたN−リチオ
ペルヒドロアゼピン/2THF溶液は少なくとも数日間
安定であり、そしてまた重合において良好な結果で使用
することができる。
【0146】本発明による開始剤がジエンモノマーのア
ニオン重合のために有用であることは、上述の実施例及
び明細書開示から今や明らかであるはずである。これま
で当該技術において知られている可溶化されていない開
始剤と比較する時に、比較的狭い分子量範囲内のこのよ
うなポリマーの再現性の良い重合が達成され、そして生
成するポリマーはまた生きているC−Li末端の良好な
保存を示す。
【0147】明細書中でそうではないと述べられた以外
は、本発明は本明細書中で開示された特定の開始剤反応
物、モノマー、末端停止剤、極性調整剤または溶媒に限
定されないことが理解されるものとする。同様に、実施
例は、本発明の実際を単に示すために与えられたのであ
り、そして本発明の限定を構成しない。当業者は、本明
細書中で上でなされた開示に従って、容易に他のモノマ
ー及び方法条件を選択することができる。
【0148】かくして、本明細書中で開示された任意の
変数は、本明細書中で開示されそして述べられた範囲か
ら逸脱すること無く、容易に決定されそして制御される
ことができる。更にまた、本発明の範囲は、添付の特許
請求の範囲の範囲内に入るすべての改変及び変更を含む
ものとする。
【0149】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0150】1)一般式
【0151】
【化44】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0152】
【化45】
【0153】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0154】
【化46】
【0155】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する可溶化されたリチオ
アミンを含有して成る、非環状アルカン溶媒中に可溶性
のアニオン重合開始剤。
【0156】2)アミン中の窒素に結合しているR1
びR2中の炭素原子がまた全部で少なくとも3つの水素
原子に結合している、上記1に記載のアニオン重合開始
剤。
【0157】3)SOLが3〜約300の重合単位を有
するジエニルまたはビニル芳香族ポリマーまたはコポリ
マーから成る群から選ばれる、上記1に記載のアニオン
重合開始剤。
【0158】4)SOLがポリブタジエン、ポリスチレ
ン、ポリイソプレン及びこれらのコポリマーから成る群
から選ばれる、上記3に記載のアニオン重合開始剤。
【0159】5)SOLがテトラヒドロフラン及びテト
ラメチレンジアミンから成る群から選ばれる、上記1に
記載のアニオン重合開始剤。
【0160】6)Aがピロリジン、ピペリジン、ピペラ
ジン、ペルヒドロアゼピン、1−アザシクロオクタン及
びこれらの誘導体から成る群から選ばれる、上記1に記
載のアニオン重合開始剤。
【0161】7)該ピロリジン誘導体がペルヒドロイン
ドール及びペルヒドロイソキノリンから成る群から選ば
れる、上記6に記載のアニオン重合開始剤。
【0162】8)Aがジ−n−アルキルアミン[式中、
アルキル基は約2〜約5の炭素原子を有する]から成る
群から選ばれる、上記1に記載のアニオン重合開始剤。
【0163】9)Aがピロリジンであり、yが2であり
そしてSOLがテトラヒドロフラン及びテトラメチレン
ジアミンから成る群から選ばれる、上記8に記載のアニ
オン重合開始剤。
【0164】10)Aがペルヒドロアゼピンであり、y
が2でありそしてSOLがテトラヒドロフラン及びテト
ラメチレンジアミンから成る群から選ばれる、上記8に
記載のアニオン重合開始剤。
【0165】11)該リチオアミンが式A−SOLy
Li[式中、Aはピロリジンでありそしてyは1であ
る]を有する、上記3に記載のアニオン重合開始剤。
【0166】12)有機リチウム化合物を可溶化剤の存
在下で官能化剤と反応させるステップを含有して成るア
ニオン重合開始剤を製造する方法であって、該官能化剤
は、一般式
【0167】
【化47】
【0168】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0169】
【化48】
【0170】[式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる]から成る群から選ば
れ、そして該可溶化剤が、炭化水素、エーテル、アミン
またはこれらの混合物から成る群から選ばれる方法。
【0171】13)該有機リチウム化合物が一般式RL
i[式中、Rは1〜約20の炭素原子を有するアルキ
ル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリー
ル及びアラルキル、並びに約25単位までを有するジオ
レフィン及びビニルアリールモノマーからの短鎖長の低
分子量ポリマーから成る群から選ばれる]を有する、上
記12に記載のアニオン重合開始剤を製造する方法。
【0172】14)有機リチウム化合物を官能化剤{こ
こで、該官能化剤は、一般式
【0173】
【化49】
【0174】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0175】
【化50】
【0176】[式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる]から成る群から選ば
れる}と反応させて反応生成物を生成させるステップ;
並びに該反応生成物を炭化水素、エーテル、アミンまた
はこれらの混合物から成る群から選ばれた可溶化剤と反
応させるステップを含有して成る、アニオン重合開始剤
を製造する方法。
【0177】15)ポリマー連鎖が少なくとも一つの官
能基Aを有することを有して成る、官能化されたポリマ
ーであって、Aは、一般式
【0178】
【化51】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0179】
【化52】
【0180】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0181】
【化53】
【0182】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する重合開始剤から誘導
される官能化されたポリマー。
【0183】16)アルカン溶媒中の1以上アニオン重
合可能なモノマーの溶液を生成させるステップ、並びに
該アルカン溶媒中に可溶性である開始剤{ここで該開始
剤は、一般式
【0184】
【化54】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0185】
【化55】
【0186】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0187】
【化56】
【0188】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する可溶化されたリチオ
アミンを含有して成る}の存在下で該モノマーを重合さ
せるステップを含有して成る、官能化されたポリマーを
生成させる方法。
【0189】17)該ポリマーを末端停止剤、カップリ
ング剤及び結合剤から成る群から選ばれそして誘導され
た官能基と、生成するポリマー多官能であるように、反
応させる更なるステップを含有して成る、上記16に記
載の方法。
【0190】18)該末端停止剤、カップリング及び結
合剤が、二酸化炭素;N,N,N’,N’−テトラアル
キルジアミノベンゾフェノン;N,N−ジアルキルアミ
ノベンズアルデヒド;1,3−ジアルキルイミダゾリジ
ノン;1−アルキル置換されたピロリドン;1−アリー
ル置換されたピロリドン;約5〜約20の炭素原子を有
するジアルキル−及びジシクロアルキル−カルボジイミ
ド;(R3aZXb
【0191】
【化57】
【0192】[式中、Zはスズまたはシリコンであり、
3は約1〜約20の炭素原子を有するアルキル、約3
〜約20の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約
20の炭素原子を有するアリール及び約7〜約20の炭
素原子を有するアラルキルから成る群から選ばれ、Xは
塩素または臭素であり、aは0〜3であり、そしてbは
約1〜4であり、ここでa+bは4であり、各々のR4
は同一または異なっていて、そして約1〜約12の炭素
原子を有するアルキル、シクロアルキル及びアリールか
ら成る群から選ばれ、R5は約4〜約20の炭素原子を
有するt−アルキル、フェニル、アルキルフェニル及び
N,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群から選ば
れ、各々のR6は同一または異なっていて、そして約1
〜約12の炭素原子を有するアルキル及びシクロアルキ
ルから成る群から選ばれ、そしてR7は約1〜約20の
炭素原子を有するアルキル、フェニル、アルキルフェニ
ル及びN,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群か
ら選ばれる]から成る群から選ばれる、上記17に記載
の方法。
【0193】19)2つのR6基が一緒に環状基を形成
する、上記18に記載の方法。
【0194】20)官能基A{ここでAは、一般式
【0195】
【化58】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0196】
【化59】
【0197】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0198】
【化60】
【0199】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する重合開始剤から誘導
される}を有する連鎖を有するエラストマーポリマー、
並びに該ポリマーの100部あたり約5〜80重量部の
カーボンブラックを含有して成る減少したヒステリシス
特性を有する硬化可能なエラストマーコンパウンド。
【0200】21)少なくとも一種の官能基A{ここで
Aは、一般式
【0201】
【化61】(A)Li(SOL)y [式中、yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水
素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から成る群
から選ばれた可溶化成分であり、そしてAは、一般式
【0202】
【化62】
【0203】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0204】
【化63】
【0205】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる]を有する重合開始剤から誘導
される}を有する連鎖を有するエラストマーポリマー、
並びに該ポリマーの100部あたり約5〜80重量部の
カーボンブラックを含有して成る硬化可能なエラストマ
ー組成物を含む、トレッド原料から生じる減少したロー
リング抵抗を有するタイヤ。
【0206】22)少なくとも一種のアミン官能基A
(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応生
成物並びにスズ−炭素結合から誘導される)を有するポ
リマーを含有して成る、硬化可能なゴム組成物。
【0207】23)Aが、一般式
【0208】
【化64】
【0209】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0210】
【化65】
【0211】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる、上記22に記載の硬化可能な
ゴム組成物。
【0212】24)上記22に記載の多官能ポリマー。
【0213】25)Aが、一般式
【0214】
【化66】
【0215】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0216】
【化67】
【0217】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる、上記24に記載の多官能ポリ
マー。
【0218】26)少なくとも一種のアミン官能基A
(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応生
成物である重合開始剤から誘導される)を有する多官能
ポリマー スズ−炭素結合を有する該多官能ポリマー、並びに該ポ
リマーの100部あたり約5〜80重量部のカーボンブ
ラックを含有して成る、少なくとも一種の硬化可能なエ
ラストマー成分を有するタイヤ。
【0219】27)Aが、一般式
【0220】
【化68】
【0221】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0222】
【化69】
【0223】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる、上記26に記載のタイヤ。
【0224】28)該成分がトレッド原料である、上記
26に記載のタイヤ。
【0225】29)該成分が側壁原料である、上記26
に記載のタイヤ。
【0226】30)少なくとも一種のアミン官能基A
(ここでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応生
成物から誘導される)を有するポリマー、並びに末端停
止剤、カップリング剤及び結合剤から成る群から選ばれ
そして誘導される第二官能基を含有して成る、ゴム組成
物。
【0227】31)Aが、一般式
【0228】
【化70】
【0229】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0230】
【化71】
【0231】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる、上記30に記載のゴム組成
物。
【0232】32)該末端停止剤、カップリング及び結
合剤が、二酸化炭素;N,N,N’,N’−テトラアル
キルジアミノベンゾフェノン;N,N−ジアルキルアミ
ノベンズアルデヒド;1,3−ジアルキル−2−イミダ
ゾリジノン;1−アルキル置換されたピロリドン;1−
アリール置換されたピロリドン;約5〜約20の炭素原
子を有するジアルキル−及びジシクロアルキル−カルボ
ジイミド;(R3aZXb
【0233】
【化72】
【0234】[式中、Zはスズまたはシリコンであり、
3は約1〜約20の炭素原子を有するアルキル、約3
〜約20の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約
20の炭素原子を有するアリール及び約7〜約20の炭
素原子を有するアラルキルから成る群から選ばれ、Xは
塩素または臭素であり、aは0〜3であり、そしてbは
約1〜4であり、ここでa+bは4であり、各々のR4
は同一または異なっていて、そして約1〜約12の炭素
原子を有するアルキル、シクロアルキル及びアリールか
ら成る群から選ばれ、R5は約4〜約20の炭素原子を
有するt−アルキル、フェニル、アルキルフェニル及び
N,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群から選ば
れ、各々のR6は同一または異なっていて、そして約1
〜約12の炭素原子を有するアルキル及びシクロアルキ
ルから成る群から選ばれ、そしてR7は約1〜約20の
炭素原子を有するアルキル、フェニル、アルキルフェニ
ル及びN,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群か
ら選ばれる]から成る群から選ばれる、上記30に記載
のゴム組成物。
【0235】33)上記30に記載の多官能ポリマー。
【0236】34)Aが、一般式
【0237】
【化73】
【0238】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0239】
【化74】
【0240】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる、上記33に記載の多官能ポリ
マー。
【0241】35)該末端停止剤、カップリング及び結
合剤が、二酸化炭素;N,N,N’,N’−テトラアル
キルジアミノベンゾフェノン;N,N−ジアルキルアミ
ノベンズアルデヒド;1,3−ジアルキル−2−イミダ
ゾリジノン;1−アルキル置換されたピロリドン;1−
アリール置換されたピロリドン;約5〜約20の炭素原
子を有するジアルキル−及びジシクロアルキル−カルボ
ジイミド;(R3aZXb
【0242】
【化75】
【0243】[式中、Zはスズまたはシリコンであり、
3は約1〜約20の炭素原子を有するアルキル、約3
〜約20の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約
20の炭素原子を有するアリール及び約7〜約20の炭
素原子を有するアラルキルから成る群から選ばれ、Xは
塩素または臭素であり、aは0〜3であり、そしてbは
約1〜4であり、ここでa+bは4であり、各々のR4
は同一または異なっていて、そして約1〜約12の炭素
原子を有するアルキル、シクロアルキル及びアリールか
ら成る群から選ばれ、R5は約4〜約20の炭素原子を
有するt−アルキル、フェニル、アルキルフェニル及び
N,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群から選ば
れ、各々のR6は同一または異なっていて、そして約1
〜約12の炭素原子を有するアルキル及びシクロアルキ
ルから成る群から選ばれ、そしてR7は約1〜約20の
炭素原子を有するアルキル、フェニル、アルキルフェニ
ル及びN,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群か
ら選ばれる]から成る群から選ばれる、上記33記載の
多官能ポリマー。
【0244】36)少なくとも一種のアミン官能基A
(ここで、Aは有機リチウム化合物及びアミンの反応生
成物である重合開始剤から誘導される)を有する多官能
ポリマー;末端停止剤、カップリング剤及び結合剤から
成る群から選ばれそして誘導された第二官能基を有する
該ポリマー;並びに該ポリマーの100部あたり約5〜
80重量部のカーボンブラックを含有して成る少なくと
も一種の硬化可能なエラストマー成分を有するタイヤ。 37)Aが、一般式
【0245】
【化76】
【0246】を有するアルキル、ジアルキル及びシクロ
アルキルアミン基、並びに一般式
【0247】
【化77】
【0248】(式中、R1は、1〜約12の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルから
成る群から選ばれ、そしてR2は、約3〜約7のメチレ
ン基を有するアルキレン、オキシ−またはアミノ−アル
キレン基から成る群から選ばれる)を有する環状アミン
から成る群から選ばれる、上記36に記載のタイヤ。
【0249】38)該末端停止剤、カップリング及び結
合剤が、二酸化炭素;N,N,N’,N’−テトラアル
キルジアミノベンゾフェノン;N,N−ジアルキルアミ
ノベンズアルデヒド;1,3−ジアルキル−2−イミダ
ゾリジノン;1−アルキル置換されたピロリドン;1−
アリール置換されたピロリドン;約5〜約20の炭素原
子を有するジアルキル−及びジシクロアルキル−カルボ
ジイミド;(R3aZXb
【0250】
【化78】
【0251】[式中、Zはスズまたはシリコンであり、
3は約1〜約20の炭素原子を有するアルキル、約3
〜約20の炭素原子を有するシクロアルキル、約6〜約
20の炭素原子を有するアリール及び約7〜約20の炭
素原子を有するアラルキルから成る群から選ばれ、Xは
塩素または臭素であり、aは0〜3であり、そしてbは
約1〜4であり、ここでa+bは4であり、各々のR4
は同一または異なっていて、そして約1〜約12の炭素
原子を有するアルキル、シクロアルキル及びアリールか
ら成る群から選ばれ、R5は約4〜約20の炭素原子を
有するt−アルキル、フェニル、アルキルフェニル及び
N,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群から選ば
れ、各々のR6は同一または異なっていて、そして約1
〜約12の炭素原子を有するアルキル及びシクロアルキ
ルから成る群から選ばれ、そしてR7は約1〜約20の
炭素原子を有するアルキル、フェニル、アルキルフェニ
ル及びN,N−ジアルキルアミノフェニルから成る群か
ら選ばれる]から成る群から選ばれる、上記36に記載
のタイヤ。
【0252】39)該成分がトレッド原料である、上記
36に記載のタイヤ。
【0253】40)該成分が側壁原料である、上記36
に記載のタイヤ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】(A)Li(SOL)y [式中、 yは、約1〜約3であり、 SOLは、炭化水素、エーテル、アミンまたはこれらの
    混合物から成る群から選ばれた可溶化成分であり、そし
    てAは、一般式 【化2】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化3】 (式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる)を有する環状アミンから成る群から選ばれ
    る]を有する可溶化されたリチオアミンを含有して成
    る、非環状アルカン溶媒中に可溶性のアニオン重合開始
    剤。
  2. 【請求項2】 有機リチウム化合物を可溶化剤の存在下
    で官能化剤と反応させるステップを含有して成るアニオ
    ン重合開始剤を製造する方法であって、該官能化剤は、
    一般式 【化4】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化5】 [式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる]から成る群から選ばれ、そして該可溶化剤
    が、炭化水素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物
    から成る群から選ばれる方法。
  3. 【請求項3】 有機リチウム化合物を官能化剤{ここ
    で、該官能化剤は、一般式 【化6】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化7】 [式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる]から成る群から選ばれる}と反応させて反
    応生成物を生成させるステップ;並びに該反応生成物を
    炭化水素、エーテル、アミンまたはこれらの混合物から
    成る群から選ばれた可溶化剤と反応させるステップを含
    有して成る、アニオン重合開始剤を製造する方法。
  4. 【請求項4】 ポリマー連鎖が少なくとも一つの官能基
    Aを有することを有して成る、官能化されたポリマーで
    あって、Aは、一般式 【化8】(A)Li(SOL)y [式中、 yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水素、エーテ
    ル、アミンまたはこれらの混合物から成る群から選ばれ
    た可溶化成分であり、そしてAは、一般式 【化9】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化10】 (式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる)を有する環状アミンから成る群から選ばれ
    る]を有する重合開始剤から誘導される官能化されたポ
    リマー。
  5. 【請求項5】 アルカン溶媒中の1以上アニオン重合可
    能なモノマーの溶液を生成させるステップ、並びに該ア
    ルカン溶媒中に可溶性である開始剤{ここで該開始剤
    は、一般式 【化11】(A)Li(SOL)y [式中、 yは、約1〜約3であり、SOLは、炭化水素、エーテ
    ル、アミンまたはこれらの混合物から成る群から選ばれ
    た可溶化成分であり、そしてAは、一般式 【化12】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化13】 (式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる)を有する環状アミンから成る群から選ばれ
    る]を有する可溶化されたリチオアミンを含有して成
    る}の存在下で該モノマーを重合させるステップを含有
    して成る、官能化されたポリマーを生成させる方法。
  6. 【請求項6】 官能基A{ここでAは、一般式 【化14】(A)Li(SOL)y [式中、 yは、約1〜約3であり、 SOLは、炭化水素、エーテル、アミンまたはこれらの
    混合物から成る群から選ばれた可溶化成分であり、そし
    てAは、一般式 【化15】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化16】 (式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる)を有する環状アミンから成る群から選ばれ
    る]を有する重合開始剤から誘導される}を有する連鎖
    を有するエラストマーポリマー、並びに該ポリマーの1
    00部あたり約5〜80重量部のカーボンブラックを含
    有して成る減少したヒステリシス特性を有する硬化可能
    なエラストマーコンパウンド。
  7. 【請求項7】 少なくとも一種の官能基A{ここでA
    は、一般式 【化17】(A)Li(SOL)y [式中、 yは、約1〜約3であり、 SOLは、炭化水素、エーテル、アミンまたはこれらの
    混合物から成る群から選ばれた可溶化成分であり、そし
    てAは、一般式 【化18】 を有するアルキル、ジアルキル及びシクロアルキルアミ
    ン基、並びに一般式 【化19】 (式中、 R1は、1〜約12の炭素原子を有するアルキル、シク
    ロアルキルまたはアラルキルから成る群から選ばれ、そ
    してR2は、約3〜約7のメチレン基を有するアルキレ
    ン、オキシ−またはアミノ−アルキレン基から成る群か
    ら選ばれる)を有する環状アミンから成る群から選ばれ
    る]を有する重合開始剤から誘導される}を有する連鎖
    を有するエラストマーポリマー、並びに該ポリマーの1
    00部あたり約5〜80重量部のカーボンブラックを含
    有して成る硬化可能なエラストマー組成物を含む、トレ
    ッド原料から生じる減少したローリング抵抗を有するタ
    イヤ。
  8. 【請求項8】 少なくとも一種のアミン官能基A(ここ
    でAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応生成物並
    びにスズ−炭素結合から誘導される)を有するポリマー
    を含有して成る、硬化可能なゴム組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも一種のアミン官能基A(ここ
    でAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応生成物で
    ある重合開始剤から誘導される)を有する多官能ポリマ
    ー スズ−炭素結合を有する該多官能ポリマー、並びに該ポ
    リマーの100部あたり約5〜80重量部のカーボンブ
    ラックを含有して成る、少なくとも一種の硬化可能なエ
    ラストマー成分を有するタイヤ。
  10. 【請求項10】 少なくとも一種のアミン官能基A(こ
    こでAは、有機リチウム化合物及びアミンの反応生成物
    から誘導される)を有するポリマー、並びに末端停止
    剤、カップリング剤及び結合剤から成る群から選ばれそ
    して誘導される第二官能基を含有して成る、ゴム組成
    物。
  11. 【請求項11】 少なくとも一種のアミン官能基A(こ
    こで、Aは有機リチウム化合物及びアミンの反応生成物
    である重合開始剤から誘導される)を有する多官能ポリ
    マー;末端停止剤、カップリング剤及び結合剤から成る
    群から選ばれそして誘導された第二官能基を有する該ポ
    リマー;並びに該ポリマーの100部あたり約5〜80
    重量部のカーボンブラックを含有して成る少なくとも一
    種の硬化可能なエラストマー成分を有するタイヤ。
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