JPH0620025A - 文字図形処理方法および装置 - Google Patents

文字図形処理方法および装置

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JPH0620025A
JPH0620025A JP4200714A JP20071492A JPH0620025A JP H0620025 A JPH0620025 A JP H0620025A JP 4200714 A JP4200714 A JP 4200714A JP 20071492 A JP20071492 A JP 20071492A JP H0620025 A JPH0620025 A JP H0620025A
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graphic data
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JP4200714A
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Inventor
Hiroshi Seguchi
浩 瀬口
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】図形データに文字データと類似した斜体化を施
すことを可能とする。 【構成】データ変換部15は、必要に応じて置換処理部
16を介してメモリ・表示制御部11を制御し、図形指
定部13によりグループ指定された図形を、斜体化指示
部14の斜体化指示内容に応じて、斜体化のためのデー
タ変換を含む処理を行う。このデータ変換部15による
斜体化のための処理によって、指定された図形の所定の
基準点に対して、所定方向にのみ図形データの座標が漸
次シフトして指示された斜体角度が得られるように図形
データが変形されて、指定された図形の図形パターンの
データが斜体化された図形パターンのデータに変換され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字図形作成システ
ム、CAD(computer-aided design)システム、DT
P(desktop publishing)システム等のごとく文字およ
び図形を含むデータを処理する文字図形処理システムに
係り、特に看板等の作成に使用される文字図形作成シス
テムに好適な文字図形処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DTPシステムあるいはCADシステム
に類似したシステムとして、文字および図形を所望に応
じて形成配置して図形データを作成し、その輪郭線に従
ってカッティングプロッタにより例えばカラー粘着シー
ト(背面に粘着用接着剤のついたカラーシート)をカッ
トし、文字シートを作成して看板、標識等の文字として
用いる文字図形作成システムがある。この文字図形作成
システムでは、主として文字およびロゴマーク等のよう
な簡単な図形を取り扱う。このような文字図形作成シス
テムでは、文字データおよび図形データの双方を取扱
い、文字データおよび図形データの両者について編集等
の処理を行う。文字データと図形データとは、文字パタ
ーンおよび図形パターンそのものの情報はほぼ同様の性
質を持っているため、これらを共通のデータ形式とする
ことは容易である。このため、このような文字パターン
および図形パターンそのものの情報を共通のデータ形式
とするは、しばしば行われる。しかし、文字と図形とに
は本質的な相違があるため、それぞれの属性情報等の付
帯的な情報は文字と図形とで全く異なる情報であり、こ
れらの付帯的な情報も含めて共通のデータ形式とするこ
とは容易ではない。
【0003】そこで、従来のこの種の文字図形作成シス
テムでは、文字データを編集処理するための文字編集モ
ードと、図形データを編集処理するための図形編集モー
ドとの2種の動作モードを持ち、これら2種のモードを
必要に応じて切り換えて処理を行うようにするのが一般
的であった。しかしながら、このようなシステムの場
合、通常は、文字編集モードでは文字データのみが編集
画面上に表示され、図形編集モードでは図形データのみ
が編集画面上に表示される。すなわち、文字編集モード
では、図形データは全く表示されないかまたは図形デー
タの存在個所を示す記号等が編集画面上に表示され、図
形編集モードでは、文字データは全く表示されないかま
たは文字データの存在個所を示す記号等が編集画面上に
表示される。これは、たとえ同様の処理を行う場合であ
っても、文字データと図形データとで処理のためのデー
タの操作が大きく相違するためである。
【0004】このような場合、ある種のシステムでは、
文字データと図形データを混在して編集画面上に表示さ
せるには、図形編集モードにおいて一旦作成した図形デ
ータを記憶手段にデータファイルとして格納し、文字編
集モードにおいて、この格納されたデータファイルを文
字データとして読み出すことになる。しかしながら、こ
の場合は、文字データとして読み出された図形は、一種
のユーザ定義文字として取り扱われ、図形パターンの構
成ベクタを修正すること等はできない。このような、文
字データとして読み出された図形は、本来の文字データ
ではないため、文字データとしての編集にも制限がある
ことが多い。もちろん、文字編集モードでは、文字デー
タに、文字サイズ、斜体、平体、鏡像、文字列処理等の
文字特有の処理を施すことができ、図形編集モードで
は、図形データに、通常の図形編集を施すことができ
る。
【0005】また、文字データと図形データを混在して
編集画面上に表示させるのに、文字編集モードにおい
て、単に、既に作成されている図形パターンを文字デー
タの文字パターンと共に編集画面上に表示させるように
することも考えられる。しかしながら、この場合にも、
表示された図形パターンは、基本的には文字データでな
いので文字編集モードでは編集できない。さらに、シス
テムの大規模化および高速処理のための高価格化等を厭
わなければ、このように文字データと図形データを混在
して編集画面上に表示させて、文字編集モードと図形編
集モードとを区別せず、文字データと図形データとの混
在編集を行うことも不可能ではないと考えられる。この
ような場合にも、文字情報と図形情報との特性の相違に
より、文字データを図形データと同じように扱うことが
できず、また図形データを文字データと同じように扱う
ことができないため、編集能力および編集操作上に不都
合を生じることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のシステムでは、文字情報と図形情報との特性の相違か
ら、文字データおよび図形データはそれぞれ文字として
または図形としての取扱いの範囲内で個別に処理するこ
としかできなかった。例えば、隣接する文字データと図
形データとが一連のパターンとしての意味を持つ場合
に、文字データを文字修飾として斜体化したときに、そ
れに隣接する図形データにも同様の斜体化を施したいこ
とがある。このような場合に、従来のシステムにおいて
は、図形データを図形編集により変形処理を行って、斜
体化した文字に対応させるべく図形を変形するようにし
ていた。また、文字データと図形データとの混在編集が
行えるようになると、文字を図形的に扱ったり、図形を
文字的に扱ったりすることが増えてくるはずである。こ
のような場合、文字の操作と図形の操作とに大きな相違
があると、編集操作に制約が生じ作業性もよくない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、文字データおよび図形データを含み得る文字
図形データを処理するにあたり、図形データに文字デー
タと類似した斜体化を施すことを可能とし、斜体化に関
して文字および図形をほぼ共通の感覚で容易に且つ適切
に処理することを可能とする文字図形処理方法および装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る文字図形処
理方法は、文字データおよび図形データを含み得る文字
図形データを処理するにあたり、既存の図形データを選
択指定する図形指定ステップと、指定された図形データ
の斜体化を指示する斜体化指示ステップと、前記指定さ
れた図形データを、所定方向について斜体化した図形デ
ータに変換する斜体化処理ステップと、前記斜体化処理
ステップで得られた図形データをもとの図形データと置
き換えるデータ置換ステップとを有することを特徴とし
ている。
【0009】本発明に係る文字図形処理装置は、文字デ
ータおよび図形データを含み得る文字図形データを処理
する文字図形処理装置において、情報を入力するための
入力手段と、処理中の文字図形データを記憶するための
記憶手段と、前記処理中の文字図形データを表示するた
めの表示手段と、前記入力手段に関連して動作し、前記
処理中の図形データを選択指定するための図形指定手段
と、指定された図形データの斜体化を指示するための斜
体化指示手段と、前記指定された図形データを、所定方
向について斜体化した図形データに変換するための斜体
化処理手段と、前記斜体化処理手段で得られた図形デー
タをもとの図形データと置き換えるためのデータ置換手
段とを具備することを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の文字図形処理方法および装置において
は、文字図形データを処理するにあたり、既存の図形デ
ータを指定して斜体化を指示し、前記指定された図形デ
ータを、所定方向について斜体化した図形データに変換
してもとの図形データと置き換えるようにしたので、図
形データに文字データと類似した斜体化を施すことがで
き、斜体化に関して文字および図形をほぼ共通の感覚で
容易に且つ適切に処理することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る文字図形処理
装置が組み込まれた文字図形作成システムの概略的な構
成を示している。本実施例の文字図形作成システムで
は、文字データのみを編集する文字編集モードと、図形
データのみを編集する図形編集モードとを有し、図形編
集モードにおいて、図形データを、文字データの文字修
飾における斜体化とほぼ同様に、斜体化し得る文字図形
処理機能を有する。
【0012】図1に示す文字図形作成システムは、文字
図形処理部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置
4および記憶装置5を備えている。文字図形処理部1
は、CPU(中央処理装置)(図示していない)を含ん
でおり、文字・図形の編集および図形データの斜体化の
ための処理を含む文字図形処理を実行する。入力装置2
は、キーボード等の操作入力装置、マウス等のポインテ
ィングデバイス、およびイメージスキャナ等の画像読み
取り装置を含み、オペレータによる操作入力情報および
文字図形処理に必要なその他の外部情報を文字図形処理
部1に入力する。ディスプレイ3は、文字図形処理部1
による文字図形処理にかかわる画像情報、入力装置2に
よる入力に関連した情報等の必要な情報を表示する。出
力装置4は、カッティングプロッタ、プロッタまたはプ
リンタ等の少なくともいずれかを含み、文字図形処理部
1により処理された文字図形情報によりカラー粘着シー
ト等をカッティングし、あるいは文字図形情報をハード
コピーとして出力する。記憶装置5は、例えばハードデ
ィスク装置のようなディスク装置等からなり、文字図形
処理部1と関連して動作して、処理前、処理後および処
理中の文字図形情報、画像情報等のデータを必要に応じ
て格納する。
【0013】文字図形処理部1は、この場合、文字図形
データの編集等の文字図形処理を実行するための構成に
加えて、本発明実施例に係る図形データの斜体化の文字
図形処理を実行するためのメモリ・表示制御部11、編
集処理部12、図形指定部13、斜体化指示部14、デ
ータ変換部15、置換処理部16およびメモリ17を含
んでいる。
【0014】メモリ・表示制御部11は、メモリ17の
読出し/書込みおよびディスプレイ3による表示を制御
する。このメモリ・表示制御部11の制御により、メモ
リ17に対する編集中の文字図形情報の読出し/書込み
(削除および書換を含む)が行われるとともに、ディス
プレイ3の画面への図面データ等の表示が行われる。編
集処理部12は、文字図形処理の間、随時機能し、例え
ばディスプレイ3の画面との対話的操作等によって、入
力処理、カーソル制御処理、コマンド選択処理、文字編
集処理、および図形編集処理等の編集処理、ならびに終
了処理の各処理を制御/実行する。このため、編集処理
部12は必要に応じてメモリ・表示制御部11を制御す
る。編集処理部12は、例えば、常時は文字編集モード
で機能し、図形編集にかかわるコマンドが与えられ、そ
れにかかわる処理を実行するときにのみ図形編集モード
となる。
【0015】図形指定部13は、編集処理の過程で、例
えばグループ指定コマンドが選択されたときに、編集処
理部12と関連して動作し、斜体化処理の対象となる1
個以上の図形を指定するための制御を行う。この場合、
図形指定部13による図形指定処理は、グループ指定コ
マンドを選択し、入力装置2の例えばマウスをオペレー
タが操作することにより、編集処理部12およびメモリ
・表示制御部11を介してディスプレイ3に表示される
カーソルをディスプレイの画面上で移動させ、画面上の
グループ指定したい図形が表示されている範囲を例えば
対角点指示により指定することにより、対話的に行われ
る。
【0016】斜体化指示部14は、図形編集モードにお
ける編集処理の過程で図形の斜体化を指示するため、編
集処理部12と関連して動作し、図形指定部13でグル
ープ指定された図形の斜体化を指示するための制御を行
う。斜体化指示部14による図形の斜体化の指示は、図
形修飾の一環として行われる。斜体化指示部14による
斜体化の指示は、入力装置2の例えばマウスを用いたデ
ィスプレイ3の画面との対話的操作により、メモリ・表
示制御部11および編集処理部12を介して、図形修飾
のコマンドを選択し、さらに図形修飾コマンドの中のミ
ラー、回転等と同等のサブコマンドとして斜体化コマン
ドを選択する。さらに、この斜体化指示部14では、斜
体化コマンドの選択後、斜体化の方向およびその度合い
を指示するための制御を行う。斜体化の方向およびその
角度の指示は、例えば、グループ指定された図形が内接
するような最小の矩形枠を表示させ、この矩形枠の所定
の角をマウスカーソルにより指示し、さらにその角を移
動させる位置を指示することにより矩形枠をラバーバン
ドカーソルとして斜体変形させて行う。あるいは数値入
力により斜体角度を指定するようにしてもよい。もちろ
ん、斜体方向および角度は予め固定的に設定しておいた
斜体方向および角度の中から任意に選択し得るようにし
てもよい。
【0017】データ変換部15は、必要に応じて置換処
理部16を介してメモリ・表示制御部11を制御し、図
形指定部13によりグループ指定された図形について、
斜体化指示部14の斜体化指示内容に応じて、斜体化の
ためのデータ変換を含む処理を行う。このデータ変換部
15による斜体化のための処理は、指定された図形の所
定の基準点に対して、所定方向にのみ図形データの座標
が漸次シフトするようにして指示された斜体角度が得ら
れるように図形データを変形する。この図形データの変
形は、文字データにおいて斜体でない原字体データから
斜体文字を作成する場合と同様の処理を行えばよい。例
えば図形データがドットデータの場合は、図形データ
を、所定方向に対してこれと直交する方向についての座
標情報は変化させずに、この座標が基準点の座標から離
れるに従って所定の比率で前記所定方向に漸次シフトさ
せる。
【0018】すなわち、このデータ変換部15による斜
体化のための処理によって、指定された図形の図形パタ
ーンのデータが斜体化された図形パターンのデータに変
換され、斜体化された適正な図形データが得られる。置
換処理部16は、上述のようなデータ変換部15の動作
に関連して機能し、メモリ・表示制御部11を介してメ
モリ17に保持され且つディスプレイ3に表示された指
定図形データを、データ変換部15で得られた斜体化図
形データに書き換えるための処理を行う。メモリ17
は、メモリ・表示制御部11により、読出し/書込みが
行われて、編集処理部12による処理中の文字図形デー
タ等を保持し、また保持された文字図形データはデータ
変換部15による変換処理の結果に従って書き換えられ
る。
【0019】次に、このような構成の文字図形作成シス
テムにおける特に図形データの斜体化処理に係る動作
を、図2に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。図2に示す処理は文字図形作成システムにおける図
形の斜体化処理を示しており、この斜体化処理は、図形
データの編集における図形修飾処理の一環として、グル
ープ指定および斜体化が指示されたときに実行される処
理である。すなわち、この図2の斜体化処理は、編集処
理部12の制御による文字図形データの編集中に図形の
グループ指定を行い、さらに図形修飾のサブコマンドと
して図形の斜体化を指示すると、その都度実行される。
【0020】図形のグループ指定は、図形指定部13の
制御により行われ、例えば画面上のコマンドのアイコン
(icon)をカーソルで指示し選択することにより、グル
ープ指定コマンドが選択されて開始され、例えばマウス
をオペレータが操作することにより、ディスプレイ3に
表示されるカーソルをディスプレイの画面上で移動さ
せ、画面上のグループ指定したい1個以上の図形が表示
されている範囲を、例えば対角点指示等にて指定するこ
とにより、対話的に行われる。このように、図形がグル
ープ指定された状態で、やはりアイコンをカーソルで指
示し選択することにより、図形修飾コマンドが選択さ
れ、さらにそのサブコマンドである斜体化コマンドが選
択されると、斜体化指示部14の制御により、斜体化の
斜体角度が設定され、斜体化処理が実行される。
【0021】斜体化処理が開始されると、まず、図形の
指定状態がサーチされ(ステップS21)、斜体化指示
部14の制御に基づくオペレータによる斜体化指示内
容、すなわち斜体化方向および斜体角度の設定内容が判
定され(ステップS22)、データ変換部15におい
て、指定図形の図形データの図形パターンのデータをも
とに、図形パターンのデータを斜体化方向および斜体角
度の設定内容に従って演算し、斜体化した図形データを
求める(ステップS23)。ステップS23で算出され
た斜体化図形データは、置換処理部16の制御により、
メモリ・表示制御部11を介して、ディスプレイ3に表
示されメモリ17に格納された文字図形データ中のもと
の図形データと書き換え登録される(ステップS2
4)。ステップS24で、登録処理が行われると、指定
された全図形について斜体化書換処理が完了したか否か
判定され(ステップS25)、完了していなければステ
ップS23からの処理を繰り返し、完了した時点で図形
斜体化処理を終了し、文字図形データの編集処理におけ
る次の処理が行われる。
【0022】ここで、このような文字図形作成システム
における具体的な図形データの斜体化処理の例を詳細に
説明する。例えば、図3に示すように円C、矩形Rおよ
び三角形Tの3個の図形が編集画面上の図形データとし
て存在し、これらのうちの矩形Rと三角形Tとを斜体化
する場合を考える。この場合、まずグループ指定コマン
ドによりグループ指定を指示し、図3に示すように、マ
ウス等を用いた対角点指定により処理対象として指定し
たい図形を内包するように指定枠Aを設定する。図3に
は参考のため、対角点の第1の点を指定した後、第2の
点を指定する際のマウスカーソルMも示している。
【0023】図3のようにして、対角点を指定した後、
図形の斜体化コマンドにより斜体化を指示すると、図4
に示すように、指定図形が内接するような最小の矩形か
らなる枠カーソルFが表示される。この枠カーソルF
は、斜体化指示に際して斜体化方向および斜体角度を指
示するためのいわゆるラバーバンドカーソルとして機能
し、マウスによりこの枠カーソルFの特定の角(頂点)
を指示し、さらにその移動先を指示することにより、斜
体変形して図示の枠カーソルF′のようになり、視覚に
より所望の斜体角度を設定することができる。図4は、
斜体化方向が横、すなわち横斜体を指示した場合の例を
示している。また、このような枠カーソルを用いる代わ
りに、キーボード等を介しての数値入力により斜体角度
を設定することもできる。
【0024】こうして、斜体化方向および斜体角度が指
示されると、上述のような、斜体化データ算出およびデ
ータ置換による斜体化処理が実行され、矩形Rおよび三
角形Tが図5に示すように斜体化された矩形R′および
三角形T′に置き換えられる。なお、ここでは横斜体す
なわち図6に示すように原図形を矩形O1とすれば、下
辺が固定され上辺が横方向にシフトされた平行四辺形D
1を形成するような斜体への斜体化が行われる場合につ
いて説明したが、縦斜体についてもこれと同様に斜体化
が行われる。すなわち、縦斜体の場合、図7に示すよう
に原図形を矩形O2とすれば、左辺が固定され右辺が縦
方向にシフトされた平行四辺形D2を形成するような斜
体への斜体化となる。
【0025】このようにして、図形データの斜体化を容
易に行うことができ、文字データの斜体化と併用して、
有効で且つ適切な文字図形編集を行うことが可能とな
る。なお、この機能は、文字データを任意に指定して元
の文字のパターンを持つ図形データに変換する機能や、
図形データを任意に指定して元の図形のパターンを持つ
文字データに変換する機能と併用すれば、例えば図形化
した文字を文字に戻すことなく斜体化が行えるなど、一
層柔軟な編集を行うことができ、非常に便利である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、文
字図形データを処理するにあたり、既存の図形データを
指定して斜体化を指示し、前記指定された図形データ
を、所定方向について斜体化した図形データに変換して
もとの図形データと置き換えるようにして、図形データ
に文字データと類似した斜体化を施すことを可能とし、
斜体化に関して文字および図形をほぼ共通の感覚で容易
に且つ適切に処理することを可能とする文字図形処理方
法および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る文字図形処理装置が
組み込まれた文字図形作成システムの概略的な構成を示
すブロック図である。
【図2】 図1の文字図形作成システムの図形の斜体化
処理の概略的な動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】 図1の文字図形作成システムにおける図形の
斜体化処理を説明するための図形指定時の編集表示画面
の模式図である。
【図4】 図1の文字図形作成システムにおける図形の
斜体化処理を説明するための斜体化指示時の編集表示画
面の模式図である。
【図5】 図1の文字図形作成システムにおける図形の
斜体化処理を説明するための斜体化処理後の編集表示画
面の模式図である。
【図6】 図1の文字図形作成システムにおける図形の
斜体化処理における横斜体を説明するための模式図であ
る。
【図7】 図1の文字図形作成システムにおける図形の
斜体化処理における縦斜体を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
1…文字図形処理部、2…入力装置、3…ディスプレ
イ、4…出力装置、5…記憶装置、11…メモリ・表示
制御部、12…編集処理部、13…図形指定部、14…
斜体化指示部、15…データ変換部、16…置換処理
部、17…メモリ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字データおよび図形データを含み得る
    文字図形データを処理するにあたり、 既存の図形データを選択指定する図形指定ステップと、 指定された図形データの斜体化を指示する斜体化指示ス
    テップと、 前記指定された図形データを、所定方向について斜体化
    した図形データに変換する斜体化処理ステップと、 前記斜体化処理ステップで得られた図形データをもとの
    図形データと置き換えるデータ置換ステップとを有する
    ことを特徴とする文字図形処理方法。
  2. 【請求項2】 図形指定ステップは、処理中の文字図形
    データを表示する表示画面上に位置および大きさを変更
    操作可能として範囲指定枠を表示させ、その範囲指定枠
    内の図形データを指定するステップを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の文字図形処理方法。
  3. 【請求項3】 斜体化指示ステップは、処理対象となる
    図形データを囲む最小の矩形枠を、ポインティングデバ
    イス入力および数値入力の少なくとも一方で傾斜角度を
    変更可能として表示画面上に表示し、該矩形枠の傾斜角
    度を設定することにより、所望の角度の斜体化を指示す
    るステップを含むことを特徴とする請求項1または2に
    記載の文字図形処理方法。
  4. 【請求項4】 斜体化処理ステップは、処理対象となる
    図形データに基づいて、該図形の構成要素を、基準点を
    移動させることなく、斜体化指示ステップの指示に従っ
    て、所定方向にのみ偏倚傾斜させた図形データを算出す
    るステップを含むことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の文字図形処理方法。
  5. 【請求項5】 斜体化指示ステップおよび斜体化処理ス
    テップは、横方向および縦方向への斜体化を任意に選択
    し得るステップであることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の文字図形処理方法。
  6. 【請求項6】 文字データおよび図形データを含み得る
    文字図形データを処理する文字図形処理装置において、 情報を入力するための入力手段と、 処理中の文字図形データを記憶するための記憶手段と、 前記処理中の文字図形データを表示するための表示手段
    と、 前記入力手段に関連して動作し、前記処理中の図形デー
    タを選択指定するための図形指定手段と、 指定された図形データの斜体化を指示するための斜体化
    指示手段と、 前記指定された図形データを、所定方向について斜体化
    した図形データに変換するための斜体化処理手段と、 前記斜体化処理手段で得られた図形データをもとの図形
    データと置き換えるためのデータ置換手段とを具備する
    ことを特徴とする文字図形処理装置。
  7. 【請求項7】 図形指定手段は、処理中の文字図形デー
    タが表示された表示手段の表示画面上に、位置および大
    きさを変更操作可能として範囲指定枠を表示させ、その
    範囲指定枠内の図形データを指定するための手段を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の文字図形処理装置。
  8. 【請求項8】 斜体化指示手段は、処理対象となる図形
    データを囲む最小の矩形枠を、傾斜角度を入力手段の操
    作により変更可能として表示手段の表示画面上に表示
    し、該矩形枠の傾斜角度を設定することにより、所望の
    角度の斜体化を指示するための手段を含むことを特徴と
    する請求項6または7に記載の文字図形処理装置。
  9. 【請求項9】 斜体化処理手段は、処理対象となる図形
    データに基づいて、該図形の構成要素を、基準点を移動
    させることなく、斜体化指示ステップの指示に従って、
    所定方向にのみ偏倚傾斜させた図形データを算出するた
    めの手段を含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれ
    か1項に記載の文字図形処理装置。
  10. 【請求項10】 斜体化指示手段および斜体化処理手段
    は、横方向および縦方向への斜体化を任意に選択し得る
    手段であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1
    項に記載の文字図形処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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