JPH06200251A - 液晶組成物 - Google Patents

液晶組成物

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JPH06200251A
JPH06200251A JP4360271A JP36027192A JPH06200251A JP H06200251 A JPH06200251 A JP H06200251A JP 4360271 A JP4360271 A JP 4360271A JP 36027192 A JP36027192 A JP 36027192A JP H06200251 A JPH06200251 A JP H06200251A
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chiral
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式IVの非カイラルな液晶化合物と、吸着
剤に対する吸着性が該化合物より大きくないカイラルな
化合物とからなる液晶混合物。 六員環A’、B’、C’及びD’は独立に、トランス−
1,4−シクロヘキシレン、1−シクロヘキセン−1,
4−ジイル、又は1,4−フェニレンを、X’、Y’及
びZ’は独立に単結合、−CH2CH2−、−CH=CH
−又は−C≡C−を、R7はCn2n+1−、Cn2n-1
はCn2n+1OCk2k−を、R8はCm2m+1−、Cm
2m+1O−、F、CHF2O−又はCF3O−を示し、環
D’が1,4−フェニレンであり、かつR8がF、CH
2O−又はCF3O−のときは環D’のR8に関してオ
ルト位のHはFで置換されてもよく、又gが1でかつ環
B’又はC’が1,4−フェニレンのとき環の側位のH
はFで置換されてもよい。 【効果】 電圧保持率の大きい液晶素子を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子用の液晶組
成物およびこれを用いる液晶表示素子に関する。さらに
詳しくは本発明は高信頼性を要するパッシブ方式および
アクティブマトリックスの液晶表示素子用の液晶組成物
に関する。
【従来の技術】従来の液晶表示素子に用いられる液晶組
成物には正もしくは負の誘電異方性を発現させるため
に、末端基または側鎖にCN基を有する化合物がしばし
ば使用されている。また、広い液晶相温度範囲を得るた
めに、エステル基を分子内に有する化合物がしばしば使
用されている。近年、液晶表示素子の応用範囲拡大に伴
い、パッシブ方式、アクティブマトリックス方式等にお
いて、液晶材料の高比抵抗、液晶素子の低消費電流、高
い電圧保持率等の高信頼性、ならびに表示の高コントラ
スト等への要求が増加しつつある。シアノ基(CN基)
のような分極性の強い基を有する化合物を用いた液晶材
料は誘電異方性についての寄与は大きいものの、これを
用いる液晶素子はその消費電流、ひいては表示コントラ
ストについて問題が生じている。この理由については当
業者間においても明確に解明されているわけではない
が、末端基または側鎖のCN基が表示素子内に存在する
イオン性不純物と何らかの相互作用をすることによりそ
の化合物を液晶素子材料に用いた場合にその電流値、比
抵抗または電圧保持率ひいては表示のコントラストに悪
影響を及ぼしていると考えられている。これらの問題を
解決するために、近年、誘電異方性を発現させるために
分子内にフッ素原子を有する化合物を主成分とする液晶
材料が開発されている。(例えば特開平 2−2896
82参照) 通常、液晶材料を表示素子に使用する場合には、素子内
での液晶分子の配向性をよくするために少量のカイラル
剤が混合されている。カイラル剤としては例えば後記の
化合物が使われている。
【0002】
【化8】
【0003】また、液晶材料のらせんピッチの温度依存
性が異なる2種以上のカイラル化合物を混合してカイラ
ル剤として使用し、駆動電圧の温度依存性を小さくする
ことが出来ることが報告されている。(特開昭63−2
2893) 前述の高信頼性ならびに高コントラストを要求される表
示素子に使用される液晶材料は、その要求達成のため
に、再結晶、カラムクロマトグラフィなどによって高度
に精製された液晶化合物を液晶材料の使用目的に応じて
適宜溶融混合して得られる物である。そして、この液晶
材料には通常カイラル剤が含まれている。これ等のカイ
ラル剤を添加した液晶組成物は、その製造工程上から混
入するイオン性不純物を取り除くためには、吸着剤等に
よる処理やカラムクロマトグラフィによる精製が効果的
である。従来好ましく用いられているカイラル剤をフッ
素系の非カイラルな液晶化合物に、混合した液晶組成物
を吸着剤処理もしくはカラムクロマトグラフィーにより
精製する場合に、フッ素系の非カイラルな液晶化合物は
従来のカイラル剤化合物よりも吸着剤或いはカラム充填
剤に対する吸着性が小さいためにカイラル剤が選択的に
吸着され、液晶組成物中のカイラル化合物の濃度が減少
し、その結果得られる液晶材料のらせんピッチが所望の
値より長くなり、素子の表示不良の原因となることがあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたことから
明かなように、本発明の目的は比抵抗が高く、液晶素子
に使用した場合にその消費電流が小さく、また高い電圧
保持率を有するような液晶材料で、吸着剤処理等による
精製において材料中のカイラル化合物の濃度が大きく変
化しないような液晶混合物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶混合物は以
下の式(I)で表される非カイラルな化合物を主成分と
し、吸着剤に対する吸着性がこれらの非カイラルな化合
物より大きくない光学活性化合物をカイラル剤として含
有することを特徴とする。
【0006】
【化9】 式(I)において六員環A、B、CおよびDはそれぞれ
独立に、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1−シ
クロヘキセン−1,4−ジイル、または1,4−フエニ
レンを示し、g、h及びiは0または1を示し、(g+
h+i)≧1であり、X、YおよびZはそれぞれ独立に
単結合、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C
−、−OCH2−、または−CH2O−を示し、R1およ
びR2はそれぞれ独立にH、Cn2n+1−、Cn2n+1
−、Cn2n+1−O−Ck2k−、Cn2n-1−、Cn
2n-1O−、Cn2n-1−O−Ck2k−、Cn2n-3−、
n2n-3O−、またはCn2n-3−O−Ck2k−を示
し、nおよびkはそれぞれ独立に1ないし18の整数を
示し、(n+k)≦18であり、該式における少なくと
も一つのH原子はF原子で置換されていてもよい。
【0007】本発明はまた、式(I)で示される成分と
吸着性がほぼ同程度であるかもしくはより小さいカイラ
ル剤化合物として、以下の式(II)で表される化合物ま
たは式(III)で表される化合物を含有する、前記の式
(I)で示される化合物を主成分とする液晶混合物であ
る。
【0008】
【化10】 式(II)において六員環a、b、cおよびdはそれぞれ
独立に、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1−シ
クロヘキセン−1,4−ジイル、または1,4−フエニ
レンを示し、g、h及びiは0または1を示し、(g+
h+i)≧1であり、x、yおよびzはそれぞれ独立に
単結合、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C
−、−OCH2−、または−CH2O−を示し、R3およ
びR4はそれぞれ独立にH、Cn2n+1−、Cn2n+1
−、Cn2n+1−O−Ck2k−、Cn2n-1−、Cn
2n-1O−、Cn2n-1−O−Ck2k−、Cn2n-3−、
n2n-3O−、またはCn2n-3−O−Ck2k−を示
し、nおよびkはそれぞれ独立に1ないし18の整数を
示し、(n+k)≦18であり、該式における少なくと
も一つのH原子はF原子で置換されていてもよく、
3、R4、x、yおよびzの少なくとも一つは不斉炭素
原子を有する。
【0009】
【化11】 式(III)において、R5は、H、F、Cn2n+1−、Cn
2n+1O−、Cn2n+ 1COO−、Cn2n+1OCO−、
n2n-1−、Cn2n-1O−、Cn2n-1COO−、Cn
2n-1OCO−、Cn2n-3−、Cn2n-3O−、Cn
2n-3COO−、Cn2n-3OCO−、Cn2n+1−Ph−
COO−、またはCn2n+1−Ph−OCO−を示し、
ここでnは1ないし18の整数を示し、Phは1,4−
フェニレンを示し、R6はH、Cn2n+1−、またはCn
2n-1−を示し、ここでnは1ないし18の整数を示
す。環Eは唯一つの二重結合を他の環とは共有せずに有
する縮合環であるか、または、5−位または6−位が炭
素数1ないし18のアルキル基またはアルコキシ基で置
換されていても良い縮合環である。
【0010】本発明の成分として好ましい非カイラルな
化合物として、以下の式(IV)で表される化合物が挙げ
られる。
【0011】
【化12】 式(IV)において六員環A’、B’、C’およびD’は
それぞれ独立に、トランス−1,4−シクロヘキシレン
環、1−シクロヘキセン−1,4−ジイル、または1,
4−フエニレン環を示し、g、hおよびiは0または1
を示し、(g+h+i)≧1であり、X’、Y’および
Z’はそれぞれ独立に単結合、−CH2−CH2−、−C
H=CH−または−C≡C−を示し、R7はCn
2n+1−、Cn2n -1−またはCn2n+1OCk2k−を示
し、R8は、Cm2m+1−またはCm2m+1O−、F、C
HF2O−、またはCF3O−を示し、nおよびmは独立
に1ないし18の整数を示し、kは1ないし17の整数
を示し、(n+k)の値は2ないし18であり、X’、
Y’およびZ’の中、少なくとも一つは単結合である。
また環D’が1,4−フエニレン環であり、かつ、R8
がF、CHF2O−またはCF3O−であるときは1,4
−フエニレン環のR8に関してオルト位のHはFで置換
されていてもよく、また、gが1であり、かつ、環B’
または環C’が1,4−フエニレン環であるときは該環
の側位のHはFで置換されていても良い。
【0013】本発明の成分としてより好ましいカイラル
な化合物としては、以下の式(V)で表される化合物お
よび式(VIII)で表される化合物を挙げることができ
る。
【0014】
【化13】 式(V)において、六員環SおよびTはトランス−1,
4−シクロヘキシレン環または1,4−フエニレン環を
示し、pは0または1の整数を示し、UおよびVは単結
合または−CH2CH2−を示すが同時に−CH2CH2
であることはなく、R9はCn2n+1−を示し、nは1な
いし18の整数を示し、R10は下記の部分式(VI)で示
され、
【0015】
【化14】 式(VI)において、qおよびrは独立に0または1の整
数を示し、mは2ないし12の整数を示し、RはF−ま
たはCH3−を示す。式(V)において、環Tが1,4
−フエニレン基であるときはその2−位または3−位の
HはFで置換されていてもよい。
【0016】
【化15】 式(VIII)において、R11はH、F、Cn2n+1−、Cn
2n+1O−、Cn2n+ 1COO−、Cn2n+1OCO−、
n2n-1−、Cn2n-1O−、Cn2n-1COO−また
はCn2n-1OCO−を示し、nは1ないし18の整数
を示す。本発明において、式(I)で表される化合物と
して好ましく用いられる化合物として以下の一般式で表
される化合物を挙げることができる。
【0017】
【化16】
【0018】
【化17】
【0019】
【化18】
【0020】
【化19】
【0021】
【化20】
【0022】
【化21】
【0023】
【化22】
【0024】
【化23】
【0025】
【化24】
【0026】
【化25】
【0027】
【化26】
【0028】これらの式においてnおよびmは1ないし
18の整数を示し、(n+m)は2ないし20である。
これらの一般式で表される化合物の中では、末端基とし
て極性基を有する化合物が好ましく用いられる。末端基
として極性基を有し、2個の六員環を有する化合物の中
では例示した式中のnが2ないし14である物が好まし
く、nが3ないし8である物がより好ましい。また、極
性基を有し、3個の六員環を有する化合物の中では前記
の式中でnが2ないし10である物が好ましく、nが2
ないし5である物がさらに好ましい。式(I)で表され
る化合物は、分子内にシリカゲル等の吸着剤に対する吸
着性が大きくない官能基(例えばフッ素等のハロゲン原
子、水素原子、アルコキシ基等)のみを有する物であ
る。液晶素子の材料として用いる場合に、高い電圧保持
率を示すには、式(I)の液晶化合物が極性基として、
F、Cl等のハロゲン原子だけかまたはエーテル結合に
限られる官能基(例えば、F及びCF3O−)を炭素ー
炭素結合および炭素ー水素結合の外に有することは望ま
しい。
【0029】前記の一般式群において末端に極性基を有
しない化合物の中では、3個の六員環を有する物にあっ
ては、nまたはmが2ないし10である物が好ましく、
(n+m)が3ないし7である物がより好ましい。ま
た、2個の六員環を有する物にあっては、nまたはmが
2ないし14である物が好ましく、(n+m)が3ない
し7である物がより好ましい。本発明において、式
(I)で表される成分と吸着性がほぼ同程度であるかも
しくはより小さい化合物として、式(II)または式(II
I)で表される光学活性化合物を用いることができる。
式(II)の化合物としては、以下の一般式で表される光
学活性化合物を好ましい成分化合物として例示すること
ができる。
【0030】
【化27】
【0031】
【化28】
【0032】
【化29】 これらの式においてnは1ないし18の整数を示し、m
は2ないし18の整数を示し、(n+m)は2ないし2
0である。これらの光学活性化合物の中では、mが2な
いし10である直鎖アルキル基を不斉炭素原子に結合し
ている光学活性化合物が好ましく、mが2ないし6であ
る化合物がより好ましい。本発明で用いられる、前記の
式(I)の化合物よりも吸着剤に対する吸着性が大きく
ないカイラルな化合物は、それが高い電圧保持率を要求
される液晶材料の成分であるという観点からはやはり、
極性基を持つとすれば式(I)の化合物と同様にハロゲ
ン原子だけかエーテル結合に限る官能基を有する化合物
が望ましい。同様の観点から、官能基として−CN基を
極性基として有するカイラル剤化合物は不適当である。
【0033】また、式(III)で表される化合物の中で
は、次の式で表される化合物が好ましく用いられる。
【化30】 式(VII)において、R11はH、F、Cn2n+1−、Cn
2n+1O−、Cn2n+1COO−、Cn2n+1OCO−、
n2n-1−、Cn2n-1O−、Cn2n-1COO−また
はCn2n-1OCO−を示し、R12はCn2n+1−または
n2n-1−を示し、nは1ないし18の整数を示す。
これらの化合物の中では、式(VII)でR12が1,5−
ジメチルヘキシルである式(VIII)の化合物が好ましく
用いられる。
【0034】
【化31】
【0035】式(VIII)で表されるカイラル化合物の中
では、該式でR11が炭素数3ないし9のアルキルオキシ
基または炭素数2ないし9のアルカノイルオキシ基であ
る化合物が好ましく、該式でR11がC715O−または
817COO−である化合物がより好ましい。後述す
るように極性基としてカルボン酸エステル構造(例えば
アルカノイルオキシ基)を有するカイラル化合物は吸着
性の面からは好ましくないと言うのが一般的であるが、
式(III)の化合物のように分子量の大きさに対してエ
ステル結合の数が少ない物は本発明でカイラル剤として
用いることができる。
【0036】次ぎに、例をあげて本発明を説明する。ト
ランス−4−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)
−1−(3,4−ジフロロフエニル)シクロヘキサン、
トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシ
ル)−1−(3,4−ジフロロフエニル)シクロヘキサ
ン、およびトランス−4−(トランス−4−ペンチルシ
クロヘキシル)−1−(3,4−ジフロロフエニル)シ
クロヘキサンの等重量混合物からなる液晶混合物Aを調
製し、この混合物Aにカイラル剤として光学活性トラン
ス−4−(トランス−4−ヘキシルオキシシクロヘキシ
ル)−1−[4−(1−メチルヘプチルオキシ)フエニ
ル)]シクロヘキサン(化合物aと略称する)を1重量
%混合して本発明であるカイラルネマチック液晶混合物
A−1を調製する。混合物A−1の25℃におけるらせ
んピッチP0および電圧保持率はそれぞれ72.5μ
m、および98.5%であった。比較のため、カイラル
剤として従来から使用されている光学活性4−(4−ヘ
キシルオキシベンゾイルオキシ)安息香酸1−メチルヘ
プチルエステル(化合物bと略称する)を1重量%混合
物Aに混合してカイラルネマチック液晶混合物A−2を
調製した。この混合物A−2の25℃におけるらせんピ
ッチP0および電圧保持率はそれぞれ8.6μmおよび
98.3%であった。カイラルネマチック液晶混合物A
−1およびA−2に吸着剤(シリカゲル50%以上含有
する)を混合物重量に対してそれぞれ1.0%、3.0
%、および10.0%添加して処理した後、25℃にお
いてそのらせんピッチPを測定し、らせんピッチの精製
処理による変化をP/P0にて表1に示す。精製処理は
吸着剤を添加した後室温で約24時間攪拌した後、吸着
剤を濾別する方法で行った。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように本発明である混合
物A−1においてはらせんピッチの延長は殆どないが、
本発明に規定されないカイラル剤を用いた混合物A−2
においては著しいらせんピッチの延長が生じている。次
ぎに、従来使用されているカイラル剤化合物bは本発明
の主成分をなす式(I)の化合物に混合した場合には精
製処理によりらせんピッチの延長が起きるが、式(I)
の化合物以外の他の在来の非カイラルな液晶化合物に混
合した場合には吸着剤による精製処理によってもかかる
らせんピッチの延長は生じないことを参考に示そう。ト
ランス−4−プロピル−1−(4−シアノフエニル)シ
クロヘキサン30部、トランス−4−ペンチル−1−
(4−シアノフエニル)シクロヘキサン40部およびト
ランス−4−ヘプチル−1−(4−シアノフエニル)シ
クロヘキサン30部からなるシアノ系ネマチック液晶混
合物Bおよび、トランス−4−プロピルシクロヘキサン
カルボン酸4−ブトキシフエニルエステル16部、トラ
ンス−4−ブチルシクロヘキサンカルボン酸4−エトキ
シフエニルエステル12部、トランス−4−ペンチルシ
クロヘキサンカルボン酸4−メトキシフエニルエステル
12部、トランス−4−プロピルシクロヘキサンカルボ
ン酸4−エトキシフエニルエステル10部およびトラン
ス−4−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸4−エトキ
シフエニルエステル8部からなるエステル系ネマチック
混合物Cを調製し、混合物Bおよび混合物Cに前記のカ
イラル剤化合物bをそれぞれ1重量%混合してカイラル
ネマチック混合物B−1および混合物C−1を調製し
た。これらのカイラルネマチック混合物B−1およびC
−1の25℃におけるらせんピッチP0はそれぞれ8.
1μmおよび9.4μmであった。これらのカイラルネ
マチック混合物を混合物A−1と同様に吸着剤処理した
後のらせんピッチPおよびP/P0を電圧保持率ととも
に表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果から、シアノ系混合物B−1及
びエステル系混合物C−1はフッ素系混合物A−2に比
べて電圧保持率の低下が著しく大きいが、吸着剤処理の
精製操作によってらせんピッチが延長することは殆ど生
じていない。フッ素系混合物におけるらせんピッチの延
長は、ネマチック混合物Aに比べてカイラル剤化合物b
が極めて吸着性が大きいために生じたものである。混合
物Bや混合物Cの成分化合物はカイラル剤化合物bに比
べて吸着性に大きな違いがないかまたは化合物bよりも
大きな吸着性を持つために得られるネマチック混合物の
らせんピッチが殆ど延長しないものと判断できる。すな
わち、−CN基やカルボン酸エステル構造を官能基とし
て有する化合物は、得られる液晶素子の電圧保持率を高
く維持するという観点からは本発明の非カイラルな成分
として不適当である。同様にこれらのCN基やエステル
基等の官能基を有するカイラルな化合物は吸着性が大き
いために、更にまた電圧保持率の観点からも本発明のカ
イラルな成分としては一般的に言って望ましくない。
【0041】本発明は、電圧保持率の極めて高い混合物
Aの成分化合物ならびにこれと同様に高い電圧保持率を
示す化合物の特徴を生かし、かつシリカゲル等の吸着剤
に対してこれらの電圧保持率の極めて高い非カイラルな
化合物よりも吸着性が大きくないカイラル剤化合物をこ
れらの非カイラルな化合物に組合わせることにより、吸
着剤による精製処理にも好適なカイラルネマチック混合
物を提供しようとするものである。次に式(III)で示
されるカイラル剤化合物が本発明の成分として好ましい
ことを例をあげて説明する。以下の式(IX)および
(X)で表されるカイラル剤化合物を別々に前記の混合
物Aに1重量%添加してカイラルネマチック混合物A−
3および混合物A−4をそれぞれ調製し、その電圧保持
率ならびに吸着剤処理後のらせんピッチの変化を前述の
混合物A−2と比較した結果を表3に示す。
【0042】
【化32】
【0043】
【表3】
【0044】表3から、式(X)の化合物はエステル化
合物であっても混合物Aの成分に比べて著しく大きな分
子量を有し吸着性がフッ素系化合物とほぼ同程度である
ことから本発明の組成物の成分として好ましく用いられ
る。
【0045】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。以下
の実施例および比較例において電圧保持率は、液晶セル
に5V、60μsecのパルスを印加し1/60sec
間の保持電圧をCRTオシロスコープを用いて面積法に
より求め、1/60sec間に電圧降下がない場合の面
積に対する保持電圧の面積の割合を電圧保持率とした。
また、らせんピッチの測定はカノーのくさび法により行
なった。
【0046】実施例 1 以下の三つの式で示される化合物の等重量混合物である
ネマチック混合物Aにカイラル剤化合物として次式の光
学活性化合物cを1重量%添加してカイラルネマチック
液晶混合物A−5を調製した。
【0047】ネマチック混合物A
【化33】
【0048】カイラル剤化合物c
【化34】 この液晶混合物A−5の電圧保持率および吸着剤により
処理した後のらせんピッチの変化を表4に示す。
【0049】比較例 1 実施例1におけるカイラル剤化合物cに代えて以下の式
で示される光学活性化合物dを1重量%ネマチック液晶
混合物Aに添加して混合物A−6を調製した。この混合
物の電圧保持率および吸着剤処理後のらせんピッチを表
4に実施例1の結果と共に示す。
【0050】
【化35】
【0051】
【表4】
【0052】実施例 2 以下の化合物からなる液晶組成物N1を調製した。この
組成物の透明点は80.6℃、屈折率異方性値は0.0
90であった。この組成物に次式で示されるカイラル剤
化合物eを0.1重量混合してカイラルネマチック液晶
組成物N1−1を調製した。組成物N1−1の電圧保持
率および吸着剤処理後のらせんピッチの変化を表5に示
す。
【0053】組成物N1
【化36】
【0054】カイラル剤化合物e
【化37】
【0055】比較例 2 実施例2で調製した液晶混合物N1に次式で示されるカ
イラル剤化合物fを1重量%混合してカイラルネマチッ
ク液晶組成物N1−2を調製した。この物の特性を実施
例2と同様にして測定して、その結果を実施例2の結果
と共に表5に示す。
【0056】
【化38】
【0057】
【表5】
【0058】実施例 3 以下の式で表される化合物群からなる液晶混合物N2を
調製した。この物に実施例2で用いたカイラル剤化合物
eを0.23重量%混合して液晶組成物N2−1を調製
した。この物の電圧保持率および吸着剤処理後のらせん
ピッチを表6に示す。
【0059】
【化39】
【0060】実施例 4 以下の式で示される化合物群からなる液晶混合物N3を
調製し、実施例1で用いたカイラル化合物cを0.3重
量%混合してカイラルネマチック液晶組成物N3−1を
調製した。この物の特性値を実施例3の結果と共に表6
に示す。
【0061】
【化40】
【0062】実施例 5 以下の式で表される化合物群からなる液晶混合物N4を
調製し、これに下記の式で示されるカイラル剤化合物g
を0.3重量%混合してカイラルネマチック液晶組成物
N4−1を調製した。この物の特性を表6に示す。
【0063】液晶混合物N4
【化41】
【0064】
【化42】
【0065】カイラル剤化合物g
【化43】
【0066】実施例 6 下の式で表される化合物群からなるネマチック液晶混合
物N5を調製し、この混合物に実施例2で使用したカイ
ラル剤化合物eを1重量%混合してカイラルネマチック
液晶組成物N5−1を調製した。カイラルネマチック組
成物の電圧保持率、および吸着剤処理によるらせんピッ
チの変化を表6に示す。
【0067】
【化44】
【0068】実施例 7 一般式(I)で示される以下の化合物群からなる液晶混
合物N6を調製した。この混合物に実施例2で使用した
カイラル化合物eを0.2重量%混合してカイラルネマ
チック組成物N6−1を調製した。この組成物の特性を
表6に示す。
【0069】液晶混合物N6
【化45】
【0070】実施例 8 以下の化合物10重量部を実施例1で調製したネマチッ
ク混合物A90重量部に混合してネマチック混合物N7
を調製した。この液晶混合物に次の式で示されるカイラ
ル化合物hを1.0重量%添加してカイラルネマチック
組成物N7−1を調製した。その特性値を表6に示す。
【0071】ネマチック混合物N7
【化46】
【0072】カイラル化合物h
【化47】
【0073】実施例 9 以下の化合物群からなるネマチック混合物N8を調製
し、実施例2で使用したカイラル化合物eを0.2重量
%混合してカイラルネマチック液晶組成物N8−1を調
製した。この組成物の特性値を表6に示す。
【0074】
【化48】
【0075】
【化49】
【0076】実施例 10 以下の化合物群からなるネマチック混合物N9を調製
し、次式のカイラル化合物iと化合物hとをそれぞれ
0.10重量%と0.50重量%混合してカイラルネマ
チック組成物N9−1を調製した。この物の特性値を表
6に示す。
【0077】混合物N9
【化50】
【0078】カイラル化合物iおよびカイラル化合物j
【化51】
【0079】
【表6】
【0080】
【発明の効果】以上に述べたように、本願発明の液晶組
成物は電圧保持率が高く、かつ、シリカゲル等を用いた
吸着処理またはこれらを充填剤としたカラムクロマトグ
ラフィーによる精製処理によってそのカイラルピッチが
延長することが殆どない液晶材料である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表される非カイラルな化
    合物と、吸着剤に対する吸着性が一般式(I)で表され
    る非カイラルな化合物より大きくないカイラルな化合物
    からなる液晶組成物。 【化1】 式(I)において六員環A、B、CおよびDはそれぞれ
    独立に、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1−シ
    クロヘキセン−1,4−ジイル、または1,4−フエニ
    レンを示し、g、h及びiは0または1を示し、(g+
    h+i)≧1であり、X、YおよびZはそれぞれ独立に
    単結合、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−OCH2−、または−CH2O−を示し、R1およ
    びR2はそれぞれ独立にH、Cn2n+1−、Cn2n+1
    −、Cn2n+1−O−Ck2k−、Cn2n-1−、Cn
    2n-1O−、Cn2n-1−O−Ck2k−、Cn2n-3−、
    n2n-3O−、またはCn2n-3−O−Ck2k−を示
    し、nおよびkはそれぞれ独立に1ないし18の整数を
    示し、(n+k)≦18であり、該式における少なくと
    も一つのH原子はF原子で置換されていてもよい。
  2. 【請求項2】 吸着剤に対する吸着性が一般式(I)で
    表される非カイラルな化合物より大きくないカイラルな
    化合物が一般式(II)で表される光学活性化合物であ
    る、「請求項1」に記載の液晶組成物。 【化2】 式(II)において六員環a、b、cおよびdはそれぞ
    れ独立に、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1−
    シクロヘキセン−1,4−ジイル、または1,4−フエ
    ニレンを示し、g、h及びiは0または1を示し、(g
    +h+i)≧1であり、x、yおよびzはそれぞれ独立
    に単結合、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡
    C−、−OCH2−、または−CH2O−を示し、R3
    よびR4はそれぞれ独立にH、Cn2n+1−、Cn2n+1
    O−、Cn2n+1−O−Ck2k−、Cn2n-1−、Cn
    2n-1O−、Cn2n-1−O−Ck2k−、Cn2n-3−、
    n2n-3O−、またはCn2n-3−O−Ck2k−を示
    し、nおよびkはそれぞれ独立に1ないし18の整数を
    示し、(n+k)≦18であり、該式における少なくと
    も一つのH原子はF原子で置換されていてもよく、
    3、R4、x、yおよびzの少なくとも一つは不斉炭素
    原子を有する。
  3. 【請求項3】 吸着剤に対する吸着性が一般式(I)で
    表される非カイラルな化合物より大きくないカイラルな
    化合物が一般式(III)で表される光学活性化合物であ
    る、「請求項1」に記載の液晶組成物。 【化3】 式(III)において、R5は、H、F、Cn2n+1−、Cn
    2n+1O−、Cn2n+ 1COO−、Cn2n+1OCO−、
    n2n-1−、Cn2n-1O−、Cn2n-1COO−、Cn
    2n-1OCO−、Cn2n-3−、Cn2n-3O−、Cn
    2n-3COO−、Cn2n-3OCO−、Cn2n+1−Ph−
    COO−、またはCn2n+1−Ph−OCO−を示し、
    ここでnは1ないし18の整数を示し、Phは1,4−
    フェニレンを示し、R6はH、Cn2n+1−、またはCn
    2n-1−を示し、ここでnは1ないし18の整数を示
    す。環Eは唯一つの二重結合を他の環とは共有せずに有
    する縮合環であるか、または、5−位または6−位が炭
    素数1ないし18のアルキル基またはアルコキシ基で置
    換されていても良い縮合環である。
  4. 【請求項4】 非カイラルな化合物が一般式(IV)で表
    される化合物である、「請求項1」に記載の液晶組成
    物。 【化4】 式(IV)において六員環A’、B’、C’およびD’は
    それぞれ独立に、トランス−1,4−シクロヘキシレン
    環、1−シクロヘキセン−1,4−ジイル、または1,
    4−フエニレン環を示し、g、hおよびiはそれぞれ0
    または1を示し、(g+h+i)≧1であり、X’、
    Y’およびZ’はそれぞれ独立に単結合、−CH2−C
    2−、−CH=CH−または−C≡C−を示し、R7
    n2n+1−、Cn2n-1−またはCn2n+1OCk2k
    を示し、R8は、Cm2m+1−またはCm2m+1O−、
    F、CHF2O−、またはCF3O−を示し、nおよびm
    は独立に1ないし18の整数を示し、kは1ないし17
    の整数を示し、(n+k)の値は2ないし18であり、
    X’、Y’およびZ’の中、少なくとも一つは単結合で
    ある。また環D’が1,4−フエニレン環であり、か
    つ、R8がF、CHF2O−またはCF3O−であるとき
    は1,4−フエニレン環のR8に関してオルト位のHは
    Fで置換されていてもよく、また、gが1であり、か
    つ、環B’または環C’が1,4−フエニレン環である
    ときは該環の側位のHはFで置換されていても良い。
  5. 【請求項5】 「請求項4」においてカイラルな化合物
    が下記の一般式(V)で表される化合物である液晶組成
    物。 【化5】 式(V)において、六員環SおよびTはトランス−1,
    4−シクロヘキシレン環または1,4−フエニレン環を
    示し、pは0または1の整数を示し、UおよびVは単結
    合または−CH2CH2−を示すが同時に−CH2CH2
    であることはなく、R9はCn2n+1−を示し、nは1な
    いし18の整数を示し、R10は下記の部分式(VI)で示
    され、 【化6】 式(VI)において、qおよびrは独立に0または1の整
    数を示し、mは2ないし12の整数を示し、RはF−ま
    たはCH3−を示す。式(V)において、環Tが1,4
    −フエニレン基であるときはその2−位または3−位の
    HはFで置換されていてもよい。
  6. 【請求項6】 「請求項4」においてカイラルな化合物
    が以下の一般式(VIII)で表される化合物である液晶組
    成物。 【化7】 式(VIII)において、R11はH、F、Cn2n+1−、Cn
    2n+1O−、Cn2n+ 1COO−、Cn2n+1OCO−、
    n2n-1−、Cn2n-1O−、Cn2n-1COO−また
    はCn2n-1OCO−を示し、nは1ないし18の整数
    を示す。
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