JPH0618957Y2 - 粉粒体運搬車の投入口カバー開閉装置 - Google Patents

粉粒体運搬車の投入口カバー開閉装置

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JPH0618957Y2
JPH0618957Y2 JP517289U JP517289U JPH0618957Y2 JP H0618957 Y2 JPH0618957 Y2 JP H0618957Y2 JP 517289 U JP517289 U JP 517289U JP 517289 U JP517289 U JP 517289U JP H0618957 Y2 JPH0618957 Y2 JP H0618957Y2
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cover
manhole
tank
bracket
support
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JP517289U
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貴志 小島
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、穀類或いはセメントなどの粉粒体を運搬する
タンク車におけるタンク投入口を密封するカバーの開閉
装置に関する。
(従来の技術) 粉粒体運搬車における荷台タンクのマンホールカバー
は、従来、その開閉機構として片持ちヒンジによる持ち
上げ式が用いられていたが、この場合の開閉動作には、
ヒンジ部を中心に旋回するマンホールカバー先端の通過
を許容する空間をマンホール上即ちタンク上方に必要と
するので、タンクへの荷積み時に利用するサイロに該カ
バーが当らないように、作業員がサイロ下に向かう車輌
のマンホールカバーを予め持ち上げて開放位置(マンホ
ールとヒンジ部を対称とする裏返し位置)に置き、作業
員を一旦下した後に車輌をサイロ下に進入させ、次に、
投入作業のために作業員が再度タンク上に乗らなければ
ならないなどの操作面での不利があるために、近年で
は、カバーをマンホールから一旦浮かした状態の高さ位
置の面で水平に回動させる旋回式(特開昭59-84786号公
報等参照)が多く採用されるようになった。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、このようなマンホールからの積み荷粉粒体の
投入作業では、センメント或いは穀類などの粉粒体がマ
ンホール近傍のタンク上にこぼれ落ちることは避け難
い。そして、これがセメントなどの粉体であるとタンク
上で固まり、或いは、穀類などの粒体であるとマンホー
ルサイドのカバー開閉機構部に流れ込み又はこれとマン
ホール縁との間に積り、他方、従来の旋回式開閉手段で
はカバー及びその支持ブラケットがタンク側に設けた旋
回支軸を中心にタンク面上を這うように移動するので、
前記タンク面上で固まった若しくは積り込んだ粉粒体に
よってカバーの旋回動作が不能になる場合があり、殊
に、粉体が前記タンク側に設けた旋回支点の軸受けベア
リング部に侵入して、ベアリング破損の原因になる惧れ
があった。
また、マンホールカバーの旋回式開閉手段によると、ベ
アリング軸支などの低抵抗支持構造で比較的重量物のカ
バーを片持ち状態の先端で支えているので、カバー体に
掛かる傾斜自重或いは慣性力によって自走旋回する不安
定要素がある。
従って、積荷投入作業時などに車体が傾いていると開放
位置にあるカバーが不用意に旋回して思わぬ事故を引き
起す惧れがあり、更には、比重の軽い粉体などをタンク
内に充填する際に積み込み途中で車輌を急発進急停止を
数回繰り返してタンクを揺り、これによってタンクへの
充填部を上げるような作業方法が採られるが、前記従来
の旋回式開閉手段ではこれに対処する開放位置でのカバ
ー保持が考慮されていな。
このような従来装置の欠陥に鑑み、本考案では、これ等
を一挙に解決した旋回式開閉装置の開発を目指すと共に
タンクへの取付け作業が簡便な装置を得ることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本考案では、一方端を投
入口側近のタンク上に横軸により回動自在に軸支した平
行リンクの他方端に同じく回動自在に軸支した支持体
に、一端を投入口カバーに固定したブラケットの他端を
縦軸により回動自在に取付け、これ等支持体とブラケッ
ト旋回端との間に当該旋回面と交叉する向きに配置した
係止爪と係合溝とを設けてなる粉粒体運搬車の投入口カ
バー開閉装置を提案する。
〔作用〕
即ち、上記手段からなる本考案の装置構成によれば、タ
ンク上には平行リンクの下側支え板が固定される。従っ
て、タンク面上の低い位置で作動するリンク等の部材の
運動の向きは、垂直面の沿う向きの動作である。
そこで、仮りにマンホールサイドに粉粒体の固着若しく
は積み固まりが存っても、これに対して前記リンクが刃
当り状態に作用するので、これ等固まりを割り潰すこと
が出来る。
更に、平行リンクの上側支持体に設けられたカバー旋回
のための支軸は、特にカバー開放時にマンホール縁から
大きく離れ、しかも、投入作業時の粉粒体のこぼれ落ち
位置よりも高い位置にあり、かつ、旋回動作時にカバー
支持ブラケットをタンク面上に這わせることがなくてタ
ンク面上から相当に離れた位置で旋回させるように機能
する。
〔従来例〕
次に、本考案の図示の実施例について詳述する。
第1図は本考案装置の一実施例を示す平面図及び第2図
は縦断側面図で、タンク3の上部に開口させた粉粒体投
入用のマンホール1には、その環状周縁1aにパッキン4
の介在下にマンホールカバー2を当てて密封するように
なしてある。
即ち、この密封手段として、マンホールカバー2の中央
には三方に延びた係止片5aを有す押え板5が、ハンドル
6によって回動されるスクリュー捻子軸7に回動自在下
に軸向きに一体的に取付けてあり、これに対して、マン
ホール1の近傍のタンク3上に一端を蝶着した締め付け
アーム8を、前記係止片5aに相当する三方位置に夫々設
けてある。その他、9は位置決めピンで、前記押え板5
をその係止片5aと締め付けアーム8の先端とが一致する
位置に占位させるように機能する。
一方、該マンホールカバー2には、前記締め付けアーム
8の一つが該カバー2上に臨む対向位置周縁に、L字金
具状のブラケット10の一端が固着してある。
他方、該ブラケット10が前記カバー2から張り出した位
置に対向するタンク3の上面には、一対の平行リング1
1、11の下側支え金具12を熔着等により固定してあり、そ
の上側支持体13に前記ブラケット10の他端を重ね、これ
等の間に差し通した支軸14により該ブラケット10を回動
自在に連結してある。
なお、該ブラケット10の前記他端縁は前記支軸14を中心
として円弧形状に構成してあり、その端縁の一部に前記
円弧面を切り込んだ係合溝15を設けてあり、かつ、該支
軸14近くのブラケット面に、第3図示の如く、スプリン
グ17によって附勢されたボール16の先端が前記支持体1
3の重ね面と圧接する旋回動負荷調整用のボールプラン
ジャ18を設けてある。
そして、前記係合溝15に対抗して、上側支持体13上に
は、該溝15と交叉向きに回動自在に軸支19した係止爪20
を配置してある。
その他、21は前記支軸14の軸受けベアリング部、22は前
記平行リンク11に附設した支え荷重キャンセルスプリン
グ、23は閉蓋時にマンホール1の斜め上方から侵入する
カバー2のための位置決め補助部材を夫々示す。
このような構成よりなる実施例によれば、マンホール1
がそのカバー2によって密封されている第1図示及び第
2図示の状態から、先ずハンドル6を操作してスクリュ
ー捻子軸7を回転させると、これに連れて該軸7と共に
押え板5が上昇する。
この押え板5の上昇で、該板5が位置決めピン9の作用
高さ位置から外れると、これを積極的に回動させてその
係止片5aを締め付けアーム8の先端押さ込み位置から外
して、これによる押え込みを解除させる。
これによって、これ等各アーム8、8、8が跳ね上げ可
能となって、それまでのマンホールカバー2に対する締
め付けが解かれるので、爾後、マンホールカバー2の持
ち上げが可能となる。
そこで、前記ハンドル6を掴んでこれを引き上げ向きに
操作すると、ブラケット10を介して連結された平行リン
ク11、11がその上下支軸を中心に第2図上反時計向
きに旋回するので、マンホールカバー2及びこれに関連
する機構部が同図上鎖線図示位置まで引き上げられる。
なお、このときの該カバー2の移動は水平状態を保った
ままでマンホール1から斜め上方に向かう動作によって
行われる。
この上昇位置で、マンホールカバー2は、その締め付け
当り縁は勿論のこと中央の前記捻子軸7の螺合部などの
高さ位置がマンホール1におけるパッキン4の高さ位置
よりも高く離れた位置にあるので、支軸14を中心にブラ
ケット10ごと水平面の向きに旋回させることが出来、該
カバー2の周縁がマンホール1から充分に離れた旋回位
置で、これに連れて回動したブラケット10の他端の係合
溝15が係止爪20の回動域に達成するので、該爪20を手動
操作で若しくは該爪20に附勢した弱い発条力の作用で自
動的に該溝15中に嵌入させることによって、開放したマ
ンホールカバー2をマンホール1からの旋回退避位置で
係止保持することが出来る。
そして、閉蓋時に前述の逆操作でマンホールカバー2を
マンホール1上に旋回復帰させ、締め付けアーム8のカ
バー上への回動占位並びにハンドル操作による締め付け
で、マンホール1を該カバー2によって密封することが
出来る。
(考案の効果) このように、本考案装置によれば、マンホールカバー側
にその水平向きの旋回動のための支軸構造部を設け、タ
ンク側には水平リンク構造部を取付けるようになしたの
で、先ず、旋回動のための支軸構造部が常に投入口縁よ
りも高い位置にあり、特に、カバー開放時にはタンク面
上から離れた高い位置にあるので、投入作業時にこぼれ
落ちた粉粒体が当構造部に被さる惧れがなく、該カバー
がブラケットと共にタンク面上の高い位置で旋回するの
で固着による旋回動阻止の惧れがないと共にベアリング
部分への粉体の侵入も防ぐとことが出来て、その破損な
どの惧れも少なく、しかも、装置の取付けが平行リング
の下側の支え板を熔着等によってタンク面上に固定する
だけで良いので、タンク上の高所作業が少なくて安全か
つ作業性に優れ、且つ、ブラケットと平行リンク上側の
支持体との間に係合溝と係合爪とかなる旋回位置保持の
ためのロック機構を極めて簡単な構成によって配置可能
であり、作業中の安全確保に優れているなど、本考案装
置は実用に供して極めて有用なるものである。
なお、図示実施例の如く、ブラケット10の下面に支軸14
のベアリング部21を組付けることにより、該ブラケット
10が屋根覆いとなって作業中における粉体のベアリング
部21への侵入を更に良く防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す平面図、第2図は
同じく縦断側面図、第3図は第1図上A−A線部分で縦
断して示す側面図である。 〔符号の説明〕 1……マンホール、2……マンホールカバー 3……タンク、10……ブラケット 11……平行リンク、12……下側支え板 13……上側支持体、14……支軸 15……係合溝、20……係止爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方端を投入口側近のタンク上に横軸によ
    り回動自在に軸支した平行リンクの他方端に同じく回動
    自在に軸支した支持体に、一端を投入口カバーに固定し
    たブラケットの他端を縦軸により回動自在に取付け、こ
    れ等支持体とブラケット旋回端との間に当該旋回面と交
    叉する向きに配置した係止爪と係合溝とを設けてなるこ
    とを特徴とする粉粒体運搬車の投入口カバー開閉装置
JP517289U 1989-01-20 1989-01-20 粉粒体運搬車の投入口カバー開閉装置 Expired - Lifetime JPH0618957Y2 (ja)

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JPH0297295U JPH0297295U (ja) 1990-08-02
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