JP2578657Y2 - コンバインの穀粒タンク装置 - Google Patents
コンバインの穀粒タンク装置Info
- Publication number
- JP2578657Y2 JP2578657Y2 JP1991019735U JP1973591U JP2578657Y2 JP 2578657 Y2 JP2578657 Y2 JP 2578657Y2 JP 1991019735 U JP1991019735 U JP 1991019735U JP 1973591 U JP1973591 U JP 1973591U JP 2578657 Y2 JP2578657 Y2 JP 2578657Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- tank
- grain tank
- machine
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は脱穀処理後の穀粒を貯留
する穀粒タンクを備えたコンバインの穀粒タンク装置に
関する。
する穀粒タンクを備えたコンバインの穀粒タンク装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種穀粒タンクを機外に開放させる構
造のものとして、穀粒タンクの前後一側に設ける支点軸
を中心として該タンクの前側或いは後側を機体外方に開
放するようにしたものがある。
造のものとして、穀粒タンクの前後一側に設ける支点軸
を中心として該タンクの前側或いは後側を機体外方に開
放するようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
支点軸の1点を中心としてタンクを機体外方に開放させ
るようにした手段のものにあっては、その開放時タンク
自体の自重でもってタンクが沈み込む状態となって、再
び機体内方にタンクを収納しようとした場合、タンクの
反支点軸部に至っては機台の収納位置より下位置に位置
ずれした状態となって、その都度タンクを持上げるなど
して収納させねばならないという手間の煩わしさがあっ
た。
支点軸の1点を中心としてタンクを機体外方に開放させ
るようにした手段のものにあっては、その開放時タンク
自体の自重でもってタンクが沈み込む状態となって、再
び機体内方にタンクを収納しようとした場合、タンクの
反支点軸部に至っては機台の収納位置より下位置に位置
ずれした状態となって、その都度タンクを持上げるなど
して収納させねばならないという手間の煩わしさがあっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、穀粒タ
ンクを水平回動自在に機体に支持する支点軸を備え、穀
粒タンクを機外に開放可能とさせた構造において、穀粒
タンクの反支点軸側に、該タンクを機台上に支持する支
持体の重心位置から外れた位置を軸の方向が機体前後方
向の枢支軸を介し回動自在に軸支し、支持体の接当面を
タンクを機外に開放したときと機台上に支持したときと
で縦横に変位させるものである。また、支持体は回動中
心から一側短辺までの寸法より反対側短辺までの寸法が
大となるように枢支軸に回動自在に枢支され、タンク開
放時に回動中心から遠い一方の短辺が支持体下面となる
回動位置に支持体を枢支し、タンク収納時に機台側の支
持体一側長辺を機台外側面に当接させてその当り面が支
持体下面となるように支持体を回動変位させ、タンク収
納後機台上に支持体の当り面を面接触させたものであ
る。また、支持体を枢支する取付板と、機台との間の隙
間を、穀粒タンクの支点軸を中心としたこの取付板部で
の上下変位量より大に形成したものである。
ンクを水平回動自在に機体に支持する支点軸を備え、穀
粒タンクを機外に開放可能とさせた構造において、穀粒
タンクの反支点軸側に、該タンクを機台上に支持する支
持体の重心位置から外れた位置を軸の方向が機体前後方
向の枢支軸を介し回動自在に軸支し、支持体の接当面を
タンクを機外に開放したときと機台上に支持したときと
で縦横に変位させるものである。また、支持体は回動中
心から一側短辺までの寸法より反対側短辺までの寸法が
大となるように枢支軸に回動自在に枢支され、タンク開
放時に回動中心から遠い一方の短辺が支持体下面となる
回動位置に支持体を枢支し、タンク収納時に機台側の支
持体一側長辺を機台外側面に当接させてその当り面が支
持体下面となるように支持体を回動変位させ、タンク収
納後機台上に支持体の当り面を面接触させたものであ
る。また、支持体を枢支する取付板と、機台との間の隙
間を、穀粒タンクの支点軸を中心としたこの取付板部で
の上下変位量より大に形成したものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の説明図、図2は全体の側面図、図3
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬送機構など
を備える刈取部、(9)は排藁チェン(10)終端を臨
ませる排藁処理部、(11)は運転席(12)及び運転
操作部(13)を備える運転台、(14)はエンジン
(14a)を内設するエンジンルーム、(15)は脱穀
部(4)からの穀粒を溜める穀粒タンクであり、連続的
に刈取り並びに脱穀作業を行うように構成している。
する。図1は要部の説明図、図2は全体の側面図、図3
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬送機構など
を備える刈取部、(9)は排藁チェン(10)終端を臨
ませる排藁処理部、(11)は運転席(12)及び運転
操作部(13)を備える運転台、(14)はエンジン
(14a)を内設するエンジンルーム、(15)は脱穀
部(4)からの穀粒を溜める穀粒タンクであり、連続的
に刈取り並びに脱穀作業を行うように構成している。
【0006】さらに、図4にも示す如く、穀粒タンク
(15)後側に縦送コンベア(16)を立設固定させる
もので、該コンベア(16)はタンク(15)に固設す
るコンベア下ケース(16a)と、機体側に固設して該
下ケース(16a)とは回動自在に連通接続させるコン
ベア中ケース(16b)と、該中ケース(16b)に回
動自在に連通接続させるコンベア上ケース(16c)と
を備え、下ケース(16a)の下方に突設させる支点軸
(17)を軸受部材(17a)(17b)を介し機台
(3)に回動自在に支持させると共に、図9にも示す如
く、タンク(15)後側に各ボルト(a)を介し固設す
る上下回動部材(16d)(16e)を、前記中ケース
(16b)の外側に回動自在に支持させて、該中ケース
(16b)及び前記支点軸(17)を中心として前記タ
ンク(15)を機体外方に水平回動させて開放状態とす
るように構成している。
(15)後側に縦送コンベア(16)を立設固定させる
もので、該コンベア(16)はタンク(15)に固設す
るコンベア下ケース(16a)と、機体側に固設して該
下ケース(16a)とは回動自在に連通接続させるコン
ベア中ケース(16b)と、該中ケース(16b)に回
動自在に連通接続させるコンベア上ケース(16c)と
を備え、下ケース(16a)の下方に突設させる支点軸
(17)を軸受部材(17a)(17b)を介し機台
(3)に回動自在に支持させると共に、図9にも示す如
く、タンク(15)後側に各ボルト(a)を介し固設す
る上下回動部材(16d)(16e)を、前記中ケース
(16b)の外側に回動自在に支持させて、該中ケース
(16b)及び前記支点軸(17)を中心として前記タ
ンク(15)を機体外方に水平回動させて開放状態とす
るように構成している。
【0007】また、前記上ケース(16c)に揺動支点
ケース(18)を一体連結させると共に、該支点ケース
(18)に排出コンベア(19)を連結させ、ウォーム
ホィール(20)及び油圧シリンダ(21)を前記揺動
支点ケース(18)に取付け、前記ウォームホィール
(20)を介して揺動支点ケース(18)を水平方向に
回転駆動させて排出コンベア(19)を方向転換させる
一方、前記油圧シリンダ(21)によって排出コンベア
(19)を上下方向に揺動させて先端側を昇降させるよ
うに構成している。
ケース(18)を一体連結させると共に、該支点ケース
(18)に排出コンベア(19)を連結させ、ウォーム
ホィール(20)及び油圧シリンダ(21)を前記揺動
支点ケース(18)に取付け、前記ウォームホィール
(20)を介して揺動支点ケース(18)を水平方向に
回転駆動させて排出コンベア(19)を方向転換させる
一方、前記油圧シリンダ(21)によって排出コンベア
(19)を上下方向に揺動させて先端側を昇降させるよ
うに構成している。
【0008】また、穀粒タンク(15)底部の横送オー
ガ(22)と、縦送コンベア(16)の縦送オーガ(2
3)と、排出コンベア(19)の排出オーガ(24)と
を夫々連通接続させ、穀粒タンク(15)内部の穀粒を
各オーガ(22)(23)(24)によって搬出し、排
出コンベア(19)先端からトラックの荷台などにその
穀粒を放出させると共に、図5に示す如く、脱穀部
(4)からの穀粒を搬出する揚穀筒(25)を備え、穀
粒タンク(15)の機内側面を介して該タンク(15)
内部に揚穀筒(25)上端の投入口(26)を連通接続
させ、揚穀筒(25)によって搬出する穀粒を穀粒タン
ク(15)に溜めるように構成している。
ガ(22)と、縦送コンベア(16)の縦送オーガ(2
3)と、排出コンベア(19)の排出オーガ(24)と
を夫々連通接続させ、穀粒タンク(15)内部の穀粒を
各オーガ(22)(23)(24)によって搬出し、排
出コンベア(19)先端からトラックの荷台などにその
穀粒を放出させると共に、図5に示す如く、脱穀部
(4)からの穀粒を搬出する揚穀筒(25)を備え、穀
粒タンク(15)の機内側面を介して該タンク(15)
内部に揚穀筒(25)上端の投入口(26)を連通接続
させ、揚穀筒(25)によって搬出する穀粒を穀粒タン
ク(15)に溜めるように構成している。
【0009】さらに、前記穀粒タンク(15)の反支点
軸側であるタンク前面側に、該タンク(15)を収納時
この前面側を機台(3)上に保持するタンク前側支持体
(27)と、該タンク(15)の位置規制を上部のフッ
ク(28)と下部のロックピン(29)とで行うロック
機構(30)とを設けている。
軸側であるタンク前面側に、該タンク(15)を収納時
この前面側を機台(3)上に保持するタンク前側支持体
(27)と、該タンク(15)の位置規制を上部のフッ
ク(28)と下部のロックピン(29)とで行うロック
機構(30)とを設けている。
【0010】図6乃至図7にも示す如く、前記支持体
(27)は略矩形状の板体で形成し、タンク前面下部に
固設する補強取付板(31)に枢支軸(32)を介し回
動自在に支持体(27)を取付けるもので、前記枢支軸
(32)は取付板(31)の外側前面に上端を固定させ
下端折曲部(32a)を取付板(31)内側のタンク
(15)底部に臨まさせ、該折曲部(32a)に前記支
持体(27)を回動自在に取付けている。そしてこの場
合、折曲部(32a)の軸芯から一側短辺(27a)ま
での寸法(A)に比べ折曲部(32a)の軸芯から反対
側短辺(27b)までの寸法(B)を大(B>A)とす
るように設けて、前記タンク(15)を開放時にあって
は図5仮想線に示す如く寸法(A)(B)による重量差
でもって一方の短辺(27b)側を常に下位置に垂れ下
る状態とさせ、前記タンク(15)の収納時にあって機
台(3)の右外側フレーム(3b)に支持体(27)の
長辺一側の当接面(27c)下端側が接触するとき、支
持体(27)が支軸である折曲部(32a)を中心とし
て機体前面視で反時計回わりに回動し、短辺(27b)
が機外側に位置する状態にさせ、これにより、機台
(3)の固定保持板(33)上に支持体(27)を保持
して、このタンク(15)前側での支持を行うように構
成している。
(27)は略矩形状の板体で形成し、タンク前面下部に
固設する補強取付板(31)に枢支軸(32)を介し回
動自在に支持体(27)を取付けるもので、前記枢支軸
(32)は取付板(31)の外側前面に上端を固定させ
下端折曲部(32a)を取付板(31)内側のタンク
(15)底部に臨まさせ、該折曲部(32a)に前記支
持体(27)を回動自在に取付けている。そしてこの場
合、折曲部(32a)の軸芯から一側短辺(27a)ま
での寸法(A)に比べ折曲部(32a)の軸芯から反対
側短辺(27b)までの寸法(B)を大(B>A)とす
るように設けて、前記タンク(15)を開放時にあって
は図5仮想線に示す如く寸法(A)(B)による重量差
でもって一方の短辺(27b)側を常に下位置に垂れ下
る状態とさせ、前記タンク(15)の収納時にあって機
台(3)の右外側フレーム(3b)に支持体(27)の
長辺一側の当接面(27c)下端側が接触するとき、支
持体(27)が支軸である折曲部(32a)を中心とし
て機体前面視で反時計回わりに回動し、短辺(27b)
が機外側に位置する状態にさせ、これにより、機台
(3)の固定保持板(33)上に支持体(27)を保持
して、このタンク(15)前側での支持を行うように構
成している。
【0011】また、前記取付板(31)の支持体(2
7)上方位置には支持体上動ストッパ(34)を設けて
いて、籾重量によってタンク(15)重量が増加してタ
ンク(15)が沈下状態となるとき、該ストッパ(3
4)に支持体(27)を当接させてその支持を行う一
方、前記取付板(31)と機台(4)間には、籾重量に
よってタンク(15)が最大に沈下してもこの沈下変位
量よりも大とする隙間(t)を形成して、機台(3)及
び保持板(33)に対しタンク(15)つまり取付板
(31)の下端部が浮き上った状態で常に回動され相互
の接触が回避されるように構成している。
7)上方位置には支持体上動ストッパ(34)を設けて
いて、籾重量によってタンク(15)重量が増加してタ
ンク(15)が沈下状態となるとき、該ストッパ(3
4)に支持体(27)を当接させてその支持を行う一
方、前記取付板(31)と機台(4)間には、籾重量に
よってタンク(15)が最大に沈下してもこの沈下変位
量よりも大とする隙間(t)を形成して、機台(3)及
び保持板(33)に対しタンク(15)つまり取付板
(31)の下端部が浮き上った状態で常に回動され相互
の接触が回避されるように構成している。
【0012】さらに、前記枢支軸(32)の上端はタン
ク(15)前面壁に一定寸法(L)重複させる如く取付
板(31)に固定させ、一定寸法(L)部にあってタン
ク(15)及び取付板(31)に枢支軸(32)を支持
させる状態とすることによってこの支持強度の向上を図
るように構成している。
ク(15)前面壁に一定寸法(L)重複させる如く取付
板(31)に固定させ、一定寸法(L)部にあってタン
ク(15)及び取付板(31)に枢支軸(32)を支持
させる状態とすることによってこの支持強度の向上を図
るように構成している。
【0013】また前記ロックピン(29)は、前記取付
板(31)の枢支軸(32)取付位置近傍に固設する軸
筒(35)と、機台(3)を構成する門形の横フレーム
(3a)に開設する軸孔(36)とに、穀粒タンク(1
5)の機体内収納時、挿入係合させてタンク(15)の
ロックを図る一方、前記フック(28)は、タンク前面
側上部に枢支軸(37)を介して回動自在に枢支させ
て、前記脱穀部(4)側に枢着板(38)を介し固設す
るロック軸(39)にタンク(15)の収納時係合させ
るもので、該フック(28)にロッド(40)を介し連
結させるロック操作レバー(41)の基端を、穀粒タン
ク(15)のテーパ底部(15a)位置より上方のレバ
ー軸(42)に設けて、該レバー(41)でもってフッ
ク(28)とロック軸(39)との係合解除を図ると共
に、レバー(41)をテーパ底部(15a)より上方に
設けてフック(28)に近接させることによってこれら
間を連結させるロッド(40)の短縮化を図るように構
成している。
板(31)の枢支軸(32)取付位置近傍に固設する軸
筒(35)と、機台(3)を構成する門形の横フレーム
(3a)に開設する軸孔(36)とに、穀粒タンク(1
5)の機体内収納時、挿入係合させてタンク(15)の
ロックを図る一方、前記フック(28)は、タンク前面
側上部に枢支軸(37)を介して回動自在に枢支させ
て、前記脱穀部(4)側に枢着板(38)を介し固設す
るロック軸(39)にタンク(15)の収納時係合させ
るもので、該フック(28)にロッド(40)を介し連
結させるロック操作レバー(41)の基端を、穀粒タン
ク(15)のテーパ底部(15a)位置より上方のレバ
ー軸(42)に設けて、該レバー(41)でもってフッ
ク(28)とロック軸(39)との係合解除を図ると共
に、レバー(41)をテーパ底部(15a)より上方に
設けてフック(28)に近接させることによってこれら
間を連結させるロッド(40)の短縮化を図るように構
成している。
【0014】図8にも示す如く、前記揚穀筒(25)の
投入口(26)先端周囲には鉄板(43)を固設して、
該鉄板(43)のタンク側に通気性を有するフィルタ兼
用のスポンジなど弾性部材(44)を固着すると共に、
投入口(26)下位置の揚穀筒(25)に固設するスト
ッパ(45)先端に硬質ゴム(46)(ほとんど収縮し
ない)を固着させ、穀粒タンク(15)と揚穀筒(2
5)との一体連結時にあってタンク(15)にストッパ
(45)の硬質ゴム(46)を当接させるとき、タンク
(15)の壁面に弾性部材(44)を圧縮させる状態に
押し当てて、投入口(26)先端をタンク内部に開口
(47)を介し臨ませるように構成している。なお、こ
の弾性部材(44)の取付圧縮時にあっては、最大圧縮
代の略1/2の圧縮代とするものである。
投入口(26)先端周囲には鉄板(43)を固設して、
該鉄板(43)のタンク側に通気性を有するフィルタ兼
用のスポンジなど弾性部材(44)を固着すると共に、
投入口(26)下位置の揚穀筒(25)に固設するスト
ッパ(45)先端に硬質ゴム(46)(ほとんど収縮し
ない)を固着させ、穀粒タンク(15)と揚穀筒(2
5)との一体連結時にあってタンク(15)にストッパ
(45)の硬質ゴム(46)を当接させるとき、タンク
(15)の壁面に弾性部材(44)を圧縮させる状態に
押し当てて、投入口(26)先端をタンク内部に開口
(47)を介し臨ませるように構成している。なお、こ
の弾性部材(44)の取付圧縮時にあっては、最大圧縮
代の略1/2の圧縮代とするものである。
【0015】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記脱穀部(4)や穀粒タンク(15)の機内側を
掃除及び保守点検を行うとき、前記支点軸(17)を中
心として穀粒タンク(15)の前側を外方に引き出させ
る状態に開放してこれら作業を行う一方、作業終了後再
び穀粒タンク(15)を機体内に収納状態とする際の機
台(3)に前記支持体(27)の当接面(27c)下端
部が接触するときには、支持体(27)が枢支軸(3
2)の折曲部(32a)を中心として回動し、つまり図
1にあって当接面(27c)の短辺(27b)側が機台
(3)の右外側フレーム(3b)に接触するとき、支軸
である折曲部(32a)を中心として反時計方向に回動
して、支持体(27)の当接面(27c)を下側とさせ
て機台(3)上を移動し、スムーズなタンク(15)の
機体内収納が行われるものである。
て、前記脱穀部(4)や穀粒タンク(15)の機内側を
掃除及び保守点検を行うとき、前記支点軸(17)を中
心として穀粒タンク(15)の前側を外方に引き出させ
る状態に開放してこれら作業を行う一方、作業終了後再
び穀粒タンク(15)を機体内に収納状態とする際の機
台(3)に前記支持体(27)の当接面(27c)下端
部が接触するときには、支持体(27)が枢支軸(3
2)の折曲部(32a)を中心として回動し、つまり図
1にあって当接面(27c)の短辺(27b)側が機台
(3)の右外側フレーム(3b)に接触するとき、支軸
である折曲部(32a)を中心として反時計方向に回動
して、支持体(27)の当接面(27c)を下側とさせ
て機台(3)上を移動し、スムーズなタンク(15)の
機体内収納が行われるものである。
【0016】なお、前述実施例にあっては矩形状の支持
体(27)の構成を示したが、図1仮想線に示す如く短
辺一側を円弧面(27e)に形成する構成のものでも良
く、この場合タンク(15)を機台(3)上に支持して
いる状態で、タンク(15)を回動させて機体内側に収
納移動させるとき、抵抗を少なくスムーズに移動させる
ことが可能にできるものである。
体(27)の構成を示したが、図1仮想線に示す如く短
辺一側を円弧面(27e)に形成する構成のものでも良
く、この場合タンク(15)を機台(3)上に支持して
いる状態で、タンク(15)を回動させて機体内側に収
納移動させるとき、抵抗を少なくスムーズに移動させる
ことが可能にできるものである。
【0017】図10乃至図11は他の変形構造例を示す
もので、前記取付板(31)の枢支軸(32)を前記横
フレーム(3a)の回動支点軸(48)に取付ける係合
支持体(49)に係脱自在に支持させるもので、該支持
体(49)の下端を支点軸(48)に左右揺動自在に枢
支させ、前記軸(32)の折曲部(32a)と係合する
L形状の軸受板(50)を支持体(49)の上端に固設
させ、穀粒タンク(15)の収納時にあって前記支点軸
(48)の中心ラインより軸受板(50)に係合させる
枢支軸(32)を機体内側に支点越えさせて、軸受板
(50)を横フレーム(3a)の固定ストッパ(51)
に当接させるとき、穀粒タンク(15)の前側を機台
(3)に枢支軸(32)及び支持体(49)を介し保持
させる一方、穀粒タンク(15)の機体外方への開放時
にあって前記支点軸(48)の中心ラインより軸受板
(50)に係合させる枢支軸(32)を機体外側に支点
越えさせて、支持体(49)を横フレーム(3a)の固
定ストッパ(52)に当接させるとき、図10の仮想線
に示す如く軸受板(50)の右側受面(50a)を略水
平に変位させ且つ軸(32)との間に融通隙間を形成さ
せる状態とさせて、これら軸(32)と軸受板(50)
の係合解除を図るように構成している。
もので、前記取付板(31)の枢支軸(32)を前記横
フレーム(3a)の回動支点軸(48)に取付ける係合
支持体(49)に係脱自在に支持させるもので、該支持
体(49)の下端を支点軸(48)に左右揺動自在に枢
支させ、前記軸(32)の折曲部(32a)と係合する
L形状の軸受板(50)を支持体(49)の上端に固設
させ、穀粒タンク(15)の収納時にあって前記支点軸
(48)の中心ラインより軸受板(50)に係合させる
枢支軸(32)を機体内側に支点越えさせて、軸受板
(50)を横フレーム(3a)の固定ストッパ(51)
に当接させるとき、穀粒タンク(15)の前側を機台
(3)に枢支軸(32)及び支持体(49)を介し保持
させる一方、穀粒タンク(15)の機体外方への開放時
にあって前記支点軸(48)の中心ラインより軸受板
(50)に係合させる枢支軸(32)を機体外側に支点
越えさせて、支持体(49)を横フレーム(3a)の固
定ストッパ(52)に当接させるとき、図10の仮想線
に示す如く軸受板(50)の右側受面(50a)を略水
平に変位させ且つ軸(32)との間に融通隙間を形成さ
せる状態とさせて、これら軸(32)と軸受板(50)
の係合解除を図るように構成している。
【0018】そしてこのような軸受板(50)の状態下
にあって、再び穀粒タンク(15)を収納させるとき軸
受板(50)の左側受面(50b)が軸(32)との当
接面として作用して、該軸(32)に係合させる軸受板
(50)を支点越えさせて、機台(3)に穀粒タンク
(15)を収納保持するように構成したものである。而
して該構成の場合枢支軸(32)と軸受板(50)との
係合及びその解除が自然且つ確実に行われて、穀粒タン
ク(15)の開放及び収納を円滑且つ容易に行わしめる
ことができる。
にあって、再び穀粒タンク(15)を収納させるとき軸
受板(50)の左側受面(50b)が軸(32)との当
接面として作用して、該軸(32)に係合させる軸受板
(50)を支点越えさせて、機台(3)に穀粒タンク
(15)を収納保持するように構成したものである。而
して該構成の場合枢支軸(32)と軸受板(50)との
係合及びその解除が自然且つ確実に行われて、穀粒タン
ク(15)の開放及び収納を円滑且つ容易に行わしめる
ことができる。
【0019】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、穀粒タンク(15)を水平回動自在に機体に支持す
る支点軸(17)を備え、穀粒タンク(15)を機外に
開放可能とさせた構造において、穀粒タンク(15)の
反支点軸側に、該タンク(15)を機台(3)上に支持
する支持体(27)の重心位置から外れた位置を軸の方
向が機体前後方向の枢支軸(32)を介し回動自在に軸
支し、支持体(27)の接当面をタンク(15)を機外
に開放したときと機台(3)上に支持したときとで縦横
に変位させるものであるから、穀粒タンク(15)の機
体内側収納中にあっては機台(3)上に支持体(27)
の当接面(27c)が面接触して穀粒タンク(15)の
安定保持が図れると共に、穀粒タンク(15)の開放及
び収納時にあっては支持体(27)を支障とさせること
なく、容易且つ円滑に行えるものである。また、支持体
(27)は回動中心から一側短辺(27a)までの寸法
(A)より反対側短辺(27b)までの寸法(B)が大
となるように枢支軸(32)に回動自在に枢支され、タ
ンク(15)開放時に回動中心から遠い一方の短辺(2
7b)が支持体(27)下面となる回動位置に支持体
(27)を枢支し、タンク(15)収納時に機台(3)
側の支持体(27)一側長辺(27c)を機台(3)外
側面に当接させてその当接面(27c)が支持体(2
7)下面となるように支持体(27)を回動変位させ、
タンク(15)収納後機台(3)上に支持体(27)の
当接面(27c)を面接触させたものであるから、タン
ク(15)収納動作で支持体(27)をタンク(15)
収納後の回動位置に回動変位させることができて、タン
ク(15)収納作業を簡単に行うことができる。また、
支持体(27)を枢支する取付板(31)と、機台
(3)との間の隙間(t)を、穀粒タンク(15)の支
点軸(17)を中心としたこの取付板(31)部での上
下変位量より大に形成することによって、例えば穀粒重
量によって穀粒タンク(15)が反支点軸側で最大に沈
下変位するときにも、タンク(15)の最下端となる取
付板(31)の最下端部を機台(3)に接触させること
のない常に安全で円滑なタンク(15)の開放及び収納
動作が行われる。など顕著な効果を奏するものである。
は、穀粒タンク(15)を水平回動自在に機体に支持す
る支点軸(17)を備え、穀粒タンク(15)を機外に
開放可能とさせた構造において、穀粒タンク(15)の
反支点軸側に、該タンク(15)を機台(3)上に支持
する支持体(27)の重心位置から外れた位置を軸の方
向が機体前後方向の枢支軸(32)を介し回動自在に軸
支し、支持体(27)の接当面をタンク(15)を機外
に開放したときと機台(3)上に支持したときとで縦横
に変位させるものであるから、穀粒タンク(15)の機
体内側収納中にあっては機台(3)上に支持体(27)
の当接面(27c)が面接触して穀粒タンク(15)の
安定保持が図れると共に、穀粒タンク(15)の開放及
び収納時にあっては支持体(27)を支障とさせること
なく、容易且つ円滑に行えるものである。また、支持体
(27)は回動中心から一側短辺(27a)までの寸法
(A)より反対側短辺(27b)までの寸法(B)が大
となるように枢支軸(32)に回動自在に枢支され、タ
ンク(15)開放時に回動中心から遠い一方の短辺(2
7b)が支持体(27)下面となる回動位置に支持体
(27)を枢支し、タンク(15)収納時に機台(3)
側の支持体(27)一側長辺(27c)を機台(3)外
側面に当接させてその当接面(27c)が支持体(2
7)下面となるように支持体(27)を回動変位させ、
タンク(15)収納後機台(3)上に支持体(27)の
当接面(27c)を面接触させたものであるから、タン
ク(15)収納動作で支持体(27)をタンク(15)
収納後の回動位置に回動変位させることができて、タン
ク(15)収納作業を簡単に行うことができる。また、
支持体(27)を枢支する取付板(31)と、機台
(3)との間の隙間(t)を、穀粒タンク(15)の支
点軸(17)を中心としたこの取付板(31)部での上
下変位量より大に形成することによって、例えば穀粒重
量によって穀粒タンク(15)が反支点軸側で最大に沈
下変位するときにも、タンク(15)の最下端となる取
付板(31)の最下端部を機台(3)に接触させること
のない常に安全で円滑なタンク(15)の開放及び収納
動作が行われる。など顕著な効果を奏するものである。
【図1】穀粒タンクの部分説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】穀粒タンク部の側面説明図である。
【図5】穀粒タンク部の正面説明図である。
【図6】支持体部の左側面図である。
【図7】支持体部の平面説明図である。
【図8】揚穀筒の部分説明図である。
【図9】穀粒タンク支持部の説明図である。
【図10】他の支持体の背面説明図である。
【図11】他の支持体の平面説明図である。
(3) 機台 (15) 穀粒タンク (17) 支点軸 (27) 支持体 (27a)当接面 (31) 取付板 (32) 枢支軸 (48) 支点軸 (49) 支持体 (t) 隙間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−3725(JP,A) 実開 平2−93936(JP,U) 実開 昭63−66451(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 穀粒タンクを水平回動自在に機体に支持
する支点軸を備え、穀粒タンクを機外に開放可能とさせ
た構造において、穀粒タンクの反支点軸側に、該タンク
を機台上に支持する支持体の重心位置から外れた位置を
軸の方向が機体前後方向の枢支軸を介し回動自在に軸支
し、支持体の接当面をタンクを機外に開放したときと機
台上に支持したときとで縦横に変位させることを特徴と
するコンバインの穀粒タンク装置。 - 【請求項2】 支持体は回動中心から一側短辺までの寸
法より反対側短辺までの寸法が大となるように枢支軸に
回動自在に枢支され、タンク開放時に回動中心から遠い
一方の短辺が支持体下面となる回動位置に支持体を枢支
し、タンク収納時に機台側の支持体一側長辺を機台外側
面に当接させてその当り面が支持体下面となるように支
持体を回動変位させ、タンク収納後機台上に支持体の当
り面を面接触させたことを特徴とする請求項1記載のコ
ンバインの穀粒タンク装置。 - 【請求項3】 支持体を枢支する取付板と、機台との間
の隙間を、穀粒タンクの支点軸を中心としたこの取付板
部での上下変位量より大に形成したことを特徴とする請
求項1記載のコンバインの穀粒タンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991019735U JP2578657Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | コンバインの穀粒タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991019735U JP2578657Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | コンバインの穀粒タンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529344U JPH0529344U (ja) | 1993-04-20 |
JP2578657Y2 true JP2578657Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12007587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991019735U Expired - Fee Related JP2578657Y2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | コンバインの穀粒タンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578657Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6854737B2 (ja) * | 2017-10-03 | 2021-04-07 | 株式会社クボタ | コンバイン |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0531881Y2 (ja) * | 1986-10-20 | 1993-08-17 | ||
JPH0748036Y2 (ja) * | 1989-01-10 | 1995-11-08 | 株式会社クボタ | コンバインの穀粒回収装置 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP1991019735U patent/JP2578657Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0529344U (ja) | 1993-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2578657Y2 (ja) | コンバインの穀粒タンク装置 | |
JP2581229Y2 (ja) | コンバインの穀粒タンク装置 | |
JPS62253315A (ja) | コンバインのグレンタンク支持構造 | |
JP2949009B2 (ja) | コンバインの袋詰め作業部 | |
JP2578032Y2 (ja) | 穀粒貯留装置 | |
JP2774182B2 (ja) | 麈芥収集車 | |
JPH11127681A (ja) | コンバインにおける排出オーガのロック装置 | |
JPH04110440U (ja) | コンバイン | |
JPH0638821Y2 (ja) | 豆類用排出装置 | |
JPH0533396Y2 (ja) | ||
JPS6018044Y2 (ja) | 籾収納タンクを備えたコンバイン | |
JP2957047B2 (ja) | コンバインの穀粒貯留装置 | |
JP2932637B2 (ja) | コンバインのグレンタンク | |
JPS6018430A (ja) | コンテナ車の荷こぼれ防止装置 | |
JPH0638454U (ja) | コンバイン | |
JPS6366694B2 (ja) | ||
JPH0646282Y2 (ja) | コンバインの穀粒搬送装置 | |
JP2575689Y2 (ja) | コンバインの穀粒貯留装置 | |
JP3682345B2 (ja) | 穀類容器の取扱い装置 | |
JPS581155Y2 (ja) | コンバインの籾貯留装置 | |
JP2562800Y2 (ja) | コンバインのオーガ旋回構造 | |
JPH0213392Y2 (ja) | ||
JPS6213880Y2 (ja) | ||
JPS6232117Y2 (ja) | ||
JP2002101745A (ja) | コンバイン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |