JPH039503Y2 - - Google Patents

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JPH039503Y2
JPH039503Y2 JP1984137538U JP13753884U JPH039503Y2 JP H039503 Y2 JPH039503 Y2 JP H039503Y2 JP 1984137538 U JP1984137538 U JP 1984137538U JP 13753884 U JP13753884 U JP 13753884U JP H039503 Y2 JPH039503 Y2 JP H039503Y2
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JP
Japan
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seat
piece
clamping means
lever piece
ball joint
Prior art date
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JP1984137538U
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JPS6152581U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の艤装用コンベア等においてシ
ートをサイドドア部から車室内取付け位置に容易
かつ安全に搬入できるようにしたシート搬入装置
に関する。
自動車用シートは機能の向上と共に、重量及び
容積が増大しその重量は20〜40Kgに及んでおり、
このようなシートを自動車艤装用の例えばタクト
コンベア等の上で迅速、確実、安全に開扉状態の
サイドドア部から車内に搬入することは従来のホ
イストロープ吊りと多大の人力作業に期待してい
た手法では困難になつてきた。即ち、重量物シー
トをサイドドア部から車室に引込む場合にはホイ
ストロープがサイドドア部上方のルーフで曲げら
れ、該ルーフ部を圧接、摺動して損傷を与える機
会が多く、又シートの引込みには多大の人力を必
要とする他、作業が不安定であるため物件の損傷
や作業員に負傷をもたらす危険性が増大してい
る。
本考案は上記従来手法の欠点を除去するために
なされたもので、シートの吊下げに車両ルーフ干
渉防止用のオフセツト軸部を有する剛性アームを
用いると共に、シートを容易に把持可能なクラン
プ手段と、該クランプ手段の姿勢変動、指向方向
変動を容易にするためのボールジヨイント等を具
えた車体へのシート搬入装置を提供する。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図における1は吊具本体であつて例えばX方向及
びY方向の走行レールに水平移動可能に懸吊さ
れ、バランサ2、垂直ガイド3及び緩衝器4を具
える。2aはバランサの繰出しロープである。5
は剛性の吊下げアームで、上端に繰出しロープ2
aに吊下げられた昇降ブロツク6を有し、中間部
に車両ルーフ干渉防止用のオフセツト軸部7が形
成されている。上記ブロツク6は垂直ガイド3に
沿つて非回動に昇降するように形成されており、
又緩衝器4に対向作用する突片を具えている。9
はシート用クランプ手段であつて、吊下げアーム
5の下端とクランプ手段9の基体片10(第2図
参照)の上部とはボールジヨイント8を介して接
続されている。
第2図に示すようにクランプ手段9は剛性材組
合せのリンクを形成しており、吊下げアーム5に
吊下げ可能とする基体片10と、該基体片の一端
に中間部が枢支されたレバー片11と、上記基体
片10に係止可能に上記レバー片11の一端に軸
支された操作ステツク12とから構成されてい
る。
基体片10はボールジヨイント取付部10cを
有するかぎ形部材で、操作ステツク12寄りに係
止用突子10bを設ける。レバー片11はへ字状
に形成されその中間部の山形頂部が基体片10の
下端部に揺動可能に軸支10aされると共に、そ
のへ字状長辺の端部にシートのシートバツク下端
部を抱持可能に上方へ屈曲形成されたシートすく
い抱き用延在片11aを有している。操作ステツ
ク12は一端がレバー片11のへ字状短辺端部に
軸支11bされ、他端側に握り12aとその下部
に鉤部12bが設けられている。該鉤部12bは
基体片10に設けられた係止用突子10bに対応
するもので、該突子10bに係止可能に構成され
ていて、その係止によりクランプ手段9のリンク
機構は剛体化される構造である。
なお、吊下げアーム5に形成したオフセツト軸
部7の凹みの指向方向はこの搬入装置が艤装車両
の側方に位置するとき該車両の中心線に対し直角
をなすように構成されており、クランプ手段9は
上記オフセツト軸部の指向方向とは無関係にボー
ルジヨイント8を介し360゜何れの方向にもそのレ
バー片11を指向させることができる。又、クラ
ンプ手段9が後述するように(第3図参照)正常
姿勢のシートをすくい抱いたとき、シートとクラ
ンプ手段との合成重心はボールジヨイント8を通
る垂線上に略位置するようクランプ手段の形体が
造成されている。
次いで、上記実施例の構成によつて奏される作
用効果を説明する。吊具本体1を引き綱使用の人
力等によつて移動することによりシート搬入装置
をシート艤装コンベア付帯のシート待機置場に回
送の上、リンク状クランプ手段9を第2図に示す
ように潰し気味に延ばすと共に、ボールジヨイン
ト8を介して行なうクランプ手段9の向きや姿勢
の調整及び操作ステツク12の操作等により、シ
ートすくい抱き用の延在片11aを第3図に示し
たような正常姿勢に置かれたシート21の前面側
からシートクツシヨン21a上面とシートバツク
21b下端部との間に差込む。続いて基体片10
及び操作ステツク12を起し気味に、かつステツ
ク12をシートクツシヨン21aに押付けるよう
にしながら延在片11aによるシートバツク21
b下端部の抱持を確実にし、さらにステツクの鉤
部12bを基体片の突子10bに係止してクラン
プ手段によるシートのクランプ状態を不動のもの
として維持する。上記クランプ作業が完了した
ら、バランサ2によるロープ2aの巻込みにより
クランプ済シートを所要の高に吊上げると共に、
吊具本体の移動によりクランプ済シートをコンベ
アに停止待機の要艤装車正横に移動する。吊下げ
のクランプ済シートは移動の時でもその正常姿勢
は既述したシート、クランプ手段の合成重心位置
とボールジヨイント位置との相互関係から大方は
崩れ傾くことがなく、若干傾くにしても僅かの力
添えで正常姿勢に保つことができる。クランプ済
シートをサイドドアの開口から車内に搬入するに
は吊具本体1の水平移動調整とバランサ2による
吊下げアーム5の上下移動調整との微調整によつ
て行なわれる。クランプ済シートを車内に搬入す
るときの吊下げアーム5と艤装車のルーフ間に生
ずる干渉はオフセツト軸部7の形成でシートの搬
入が車室のかなり内方であつても避けることがで
きる。上記シートの車内搬入の際に行なう上下移
動調整はバランサの機能により労力的に極めて容
易であり、吊下げアームにおけるオフセツト軸部
の形成はシートの車内引込み作業を格段に容易な
ものとして多大な労力の低減をもたらすものであ
り、又ボールジヨイントの効用は狭あいな車内に
おけるクランプ済シートの取扱いをこれ又格段に
容易にしている。
車内におけるシートの荷下しが完了し、クラン
プ手段9をシートから取外したり、これを車外に
移動する作業の手順は、上述したシートのクラン
プ手順及びシートの車内搬入手順をそれぞれ逆に
行なう手順であるので、説明を省略する。上記手
順作業の中で、クランプ手段9をシートから取外
すと、バランサのロープ2aにかかる負荷が急激
に減少するためバランサはロープ2aを強力に巻
込みブロツク6が関連部材を損傷する慮れがある
が、ブロツクに設けた突片が緩衝器4に作用する
から衝撃は著しく緩和される。
このシート搬入装置は上記のような構成と作用
の下で作業の容易化、省力化をもたらし、迅速、
確実、安全な作業遂行が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図はシート搬入装置の側面図、第2図はクランプ
手段の側面図及び第3図はシートクランプ状態の
クランプ手段側面図である。 1:吊具本体、2:バランサ、2a:ロープ、
3:ガイド、5:吊下げアーム、6:昇降ブロツ
ク、7:オフセツト軸部、8:ボールジヨイン
ト、9:クランプ手段、10:基体片、10a:
軸支、10b:突子、11:レバー片、11a:
延在片、11b:軸支、12:操作ステツク、1
2b:鉤部、10c:ボールジヨイント取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平移動可能な吊具本体と、該吊具本体に設け
    られたバランサの繰出しロープに吊下げられると
    共に、同吊具本体に設けられたガイドに沿い非回
    動の上下移動を可能とする昇降ブロツクを上端に
    具え、中間部に車両ルーフ干渉防止用のオフセツ
    ト軸部を形成してなる吊下げアームと、該吊下げ
    アームの下端にボールジヨイントを介して吊下げ
    られたシート用クランプ手段とからなり、該クラ
    ンプ手段は上記ボールジヨイントに接続する基体
    片と、中間部が基体片下端部に揺動可能に軸支さ
    れると共に、一端部にはシート前面側からシート
    のシートクツシヨン上面とシートバツク下端部と
    の間に差込まれ、該シートバツク下端部を抱持す
    べく上方へ屈曲形成されたすくい抱き用延在片を
    有するレバー片と、該レバー片と上記基体片間に
    設けられ上記レバー片の他端部が上記シートクツ
    シヨン上面を押圧する揺動位置に該レバー片の揺
    動を抑止せしめる操作ステツクとによつて構成さ
    れたことを特徴とする車体へのシート搬入装置。
JP1984137538U 1984-09-11 1984-09-11 Expired JPH039503Y2 (ja)

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JP1984137538U JPH039503Y2 (ja) 1984-09-11 1984-09-11

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JP1984137538U JPH039503Y2 (ja) 1984-09-11 1984-09-11

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JPS6152581U JPS6152581U (ja) 1986-04-09
JPH039503Y2 true JPH039503Y2 (ja) 1991-03-08

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ID=30695952

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JP6237527B2 (ja) * 2014-08-06 2017-11-29 トヨタ車体株式会社 シート投入補助装置

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JPS6152581U (ja) 1986-04-09

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