JPS6141741Y2 - - Google Patents

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JPS6141741Y2
JPS6141741Y2 JP1982002449U JP244982U JPS6141741Y2 JP S6141741 Y2 JPS6141741 Y2 JP S6141741Y2 JP 1982002449 U JP1982002449 U JP 1982002449U JP 244982 U JP244982 U JP 244982U JP S6141741 Y2 JPS6141741 Y2 JP S6141741Y2
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JP
Japan
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arm
vehicle body
engagement
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hanging
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JP1982002449U
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JPS58166578U (ja
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Priority to JP244982U priority Critical patent/JPS58166578U/ja
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Publication of JPS6141741Y2 publication Critical patent/JPS6141741Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は吊り具に係り、ホイスト等に適用さ
れて被懸吊物を運搬するに好適な吊り具に関す
る。
従来の吊り具は、例えば車輛ボデーの吊り具に
あつては、第5図に示される如く、中央にホイス
ト係止用のリング3が配設される棒状の本体1の
両端に、鎖状の支持具5が垂下され、これらの支
持具5の下端にボデーを係合する爪部7が設けら
れている。
したがつて、爪部7が常に支持具5の鉛直下方
に垂下された状態で、ボデーの吊り上げ、運搬お
よび吊り下ろし作業が行なわれるために、下記の
様な問題点がある。a、爪部7をボデーに係合さ
せるには、或いはボデーから外すには、左右の爪
部7を外方に開かねばならず、2人作業となり作
業性が悪い。b、したがつて、トラツク等からボ
デーを下す或いはトラツク等にボデーを積み込む
場合には、爪部7開閉しなければならないことか
ら、トラツク等の荷台側面に作業者が乗らねばな
らず、作業者転落の危険性が生ずる。また、Cボ
デーを吊り上げて運搬する際には、爪部7が確実
にボデーに係合していないとボデーの揺れ、ボデ
ーへの衝撃等で爪部7が開き、ボデーが落下する
危険が生ずる。更に、d、ボデーから爪部7を外
し吊り具のみを上昇させるときには、爪部7が十
分に開かれていないとボデーに引つ掛る恐れが生
じ、吊り具の移動作業性が悪い。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みなされた
ものであつて、車両ボデー等の被懸吊物の懸吊作
業および吊り具移動作業を容易にかつ安全に行な
いうる吊り具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案に係る吊
り具は、吊り具本体と、被懸吊物を係合可能とす
る爪部を備え前記吊り具本体に回転自在に軸支さ
れるとともに、前記被懸吊物との係合移動方向と
反対向きに常時付勢される一対または複数対のア
ーム部と、互いに対な前記アーム部に連結され、
これらの対なアーム部を同時に移動可能とさせる
アーム部作動手段と、前記吊り具本体から垂下さ
れた線状体と、を有し、前記線状体の長さは、線
状体の垂下端が前記被懸吊物に当接したとき前記
アーム部と前記被懸吊物との係合可能位置に設定
され、前記アーム部の軸支位置は、軸の鉛直線が
前記アーム部の係合移動方向最大移動位置の前方
となる位置に設定されるものであり、前記アーム
部作動手段の作動により付勢力に抗して前記アー
ム部を移動させ、該アーム部の爪部を前記アーム
部を移動させ、該アーム部の爪部を被懸吊物に係
合させてこれを吊り上げ、その後は、前記アーム
部に作用する被懸吊物の荷重によつて、該アーム
部と該被懸吊物との係合を確保するものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、この考案に係る吊り具の一実施例を
示す斜視図であり、第2図は、同実施例の作動状
態を示す正面図である。
本体10は中央部が図における上下方向に突出
し、その両側部11が一定幅に延在して形成さ
れ、その上方向突出部10Aには、ホイストのフ
ツク37に掛止可能なリング13が連結されてい
る。本体10の両側面には2枚の側板15が、そ
れらの上面を本体10の上面と面一にしてボルト
17によつて固着されている。これらの側板15
は、幅が本体10の下方向突出部10Bの突出量
とほぼ同一とされ、長さが本体10の長さより短
くして形成されている。したがつて、2枚の側板
15によつて挾まれる両側部11の下方には間隙
12が形成されるとともに、両側部11の先端部
19が、側板15に対して突出している。
2板の側板15の両端部であつて前記間隙12
内には、略コ字形状の一対のアーム部21が、図
における上方折り曲がり位置を中心に回動自在に
軸支されている。また、このアーム部21の下端
屈曲部には、被懸吊物としての車両ボデーAに係
合する爪部23が固着されている。更に、アーム
部21の上端部は、側部11の下面に当接するス
トツパ部25とされ、アーム部21が車両ボデー
Aへの係合移動方向に一定以上回動するのを制し
ている。また、先端部19とアーム部21との間
にはスプリング26が介装され、アーム部21を
常に係合移動方向と反対向きに付勢している。
ここに、側板15におけるアーム部21の軸支
位置は、軸の鉛直線が、ストツパ部25によつて
設定される爪部23の係合移動方向最大移動位置
の前方となる位置に設けられている。すなわち、
この実施例では、第2図に示される如く、2つの
爪部23の係合移動方向最大移動位置間距離Lが
2つの軸支位置間距離Hよりも大に設定されてい
る。これにより、爪部23に車両ボデーAを係合
させた状態で吊り具を上昇させれば、爪部23に
作用する車両ボデーAの荷重によつて、アーム部
21に係合移動方向廻りのモーメントが生じ、爪
部23と車両ボデーAとの係合が確保される。
両アーム部21のストツパ部25にはそれぞれ
ワイヤ27が連結され、これらのワイヤ27は、
それぞれ可撓性のパイプ29内を通り把持部31
に連結されている。この把持部31は、パイプ2
9の先端に固定される取手33の内部に配設され
ている。したがつて、把持部31を引くことによ
り、ワイヤ27を介して、アーム部21が車両ボ
デーAとの係合移動方向に回動される。
また、両ストツパ部25間には線状体としての
チエーン35が介在され、このチエーン35は、
放物線状に垂下するチエーン35の頂点が車両ボ
デーAの屋根に当接したときの吊り具の高さにお
いて、アーム部21を閉じたならば、爪部23が
車両ボデーAの所定の係合位置に係合するよう
に、その長さが定められている。このため、チエ
ーン35が車両ボデーAの屋根に当接したことを
確認するだけで、爪部23と車両ボデーAの係合
のための位置合わせができる。
次に作用を説明する。
ホイスト等のフツク37を吊り具のリング13
に掛止させ、ホイストのスイツチを片手で、また
吊り具の取手33を他方の手で持ち、吊り具を車
両ボデーAの真上に停止させる。次に、吊り具を
下降させ、放物線状のチエーン35の頂点が車両
ボデーAの屋根に当接した時点で吊り具の下降を
停止し、把持部31を引いて、ワイヤ27により
一対のアーム部21を同時に係合移動方向に回動
させ、爪部23を車両ボデーAに係合させる。次
に、吊り具を上昇させて車両ボデーAを上昇させ
るが、この際、車両ボデーAの荷重が爪部23に
作用して、爪部23の車両ボデーAへの係合が確
実に維持されていることから、把持部を引き続け
る必要はない。次に、車両ボデーAを所定位置ま
で運搬し停止させて、吊り具を下降させる。車両
ボデーAが完全に着地すると爪部23に車両ボデ
ーAの荷重が作用しなくなり、したがつてアーム
部21は、スプリング26の付勢力により係合移
動方向と反対向きに回動され、爪部23と車両ボ
デーAとの係合が解除される。この後、アーム部
21が係合移動方向と反対向きに回動された状態
で、吊り具を上昇させる。
上記実施例によれば、アーム部21の軸支位置
が、その軸の鉛直線をアーム部21の係合移動方
向最大移動位置の前方とさせる位置に設定されて
いることから、把持部31を弛緩させても爪部2
3に荷重が作用し、爪部23と車両ボデーAとの
係合が確保できる。故に、車両ボデーAの揺れ、
車両ボデーAへの衝撃等による車両ボデーAの落
下を防止することができる。
また、把持部31を引くことにより2つのワイ
ヤ27が同時に作動し、したがつて2つのアーム
部21が同時に回動することから、爪部21を車
両ボデーAに係合させる作業を1人で行なうこと
ができる。
更に、アーム部21をスプリング26によつて
常時係合移動方向と反対向きに付勢させているこ
とから、車両ボデーAに爪部23を係合させる際
に、この爪部23を一度開かせる必要がない。ま
た、ワイヤ27を弛緩させた状態で車両ボデーA
を吊り下ろせば、爪部23に荷重が作用しなくな
つたときにアーム部21が開く。以上のように、
車両ボデーAへの着脱が容易になり、作業性を向
上させることができる。したがつて、トラツク等
への車両ボデーAの積み下ろしも一人作業でで
き、作業者が荷台から転落する事故を防止するこ
とができる。
また、放物線状に垂下したチエーン35の頂点
が車両ボデーAの屋根に当接したときに、吊り具
の下降を止め、アーム部21を係合移動方向に回
動させれば、爪部23が車両ボデーAの適所に係
合するようにチエーン35の長さが定められてい
ることから、唯でも吊り具を容易に使用すること
ができる。
第3図は、この考案に係る吊り具の他の実施例
を示す斜視図であり、第4図は第3図の視要部
斜視図であり、前記実施例と同様な部分は同一の
符号を附すことにより説明を省略する。
この実施例に係る吊り具が前記実施例と異なる
部分は、アーム部21と本体10との間に介装さ
れるスプリング26の代わりに、ストツパ部25
の両側部分に重り40を設けた点にある。この重
り40は、平板41の両側辺部に固着されてお
り、この平板41には、その中央部分にストツパ
部25の軸方向に延びる2つの長孔43が開口さ
れ、この長孔43に挿入されるボルト45により
平板41とストツパ部25とが締着されている。
この重り40とストツパ部25との距離は、側板
15の厚みより大とされ、また平板41を、長孔
43の長手方向に移動させることによりアーム部
21が係合移動方向と反対向きに回動する速度が
調整可能とされる。この実施例の場合にも前記実
施例と同様な効果を得ることができる。
尚、上記2つの実施例にあつては、一対のアー
ム部21を設ける場合につき説明したが、両実施
例と同形状の複数対のアーム部21を配設するも
のであつてもよい。
以上のように、この考案に係る吊り具によれ
ば、車両ボデー等の被懸吊物の懸吊作業および吊
り具の移動作業を容易にかつ安全に、さらに迅速
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る吊り具の一実施例を示
す斜視図、第2図は同実施例の作動状態を示す正
面図、第3図は同他の実施例を示す斜視図、第4
図は従来例の吊り具を示す斜視図、第5図は従来
の吊り具を示す斜視図である。 10……本体、15……側板、21……アーム
部、23……爪部、26……スプリング、27…
…ワイヤ、31……把持部、33……取手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊り具本体と、被懸吊物を係合可能とする爪部
    を備え前記吊り具本体に回転自在に軸支されると
    ともに前記被懸吊物との係合移動方向と反対向き
    に常時付勢される一対または複数対のアーム部
    と、互いに対な前記アーム部に連結されこれら対
    なアーム部を同時に移動可能とさせるアーム部作
    動手段と、前記吊り具本体から垂下された線状体
    と、を有し、前記線状体の長さは、線状体の垂下
    端が前記被懸吊物に当接したとき前記アーム部と
    前記被懸吊物との係合可能位置に設定され、前記
    アーム部の軸支位置は、軸の鉛直線が前記アーム
    部の係合移動方向最大移動位置の前方となる位置
    に設定されたことを特徴とする吊り具。
JP244982U 1982-01-12 1982-01-12 吊り具 Granted JPS58166578U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP244982U JPS58166578U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 吊り具

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JP244982U JPS58166578U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 吊り具

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Publication Number Publication Date
JPS58166578U JPS58166578U (ja) 1983-11-07
JPS6141741Y2 true JPS6141741Y2 (ja) 1986-11-27

Family

ID=30015434

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JP244982U Granted JPS58166578U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 吊り具

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6247624B2 (ja) * 2014-10-14 2017-12-13 近畿砕石株式会社 ふとん篭用吊り上げ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4211005Y1 (ja) * 1964-03-17 1967-06-19
JPS5511936B2 (ja) * 1974-09-02 1980-03-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS572376Y2 (ja) * 1978-07-07 1982-01-14

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JPS4211005Y1 (ja) * 1964-03-17 1967-06-19
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JPS58166578U (ja) 1983-11-07

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