JPH0435346Y2 - - Google Patents

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JPH0435346Y2
JPH0435346Y2 JP1985051743U JP5174385U JPH0435346Y2 JP H0435346 Y2 JPH0435346 Y2 JP H0435346Y2 JP 1985051743 U JP1985051743 U JP 1985051743U JP 5174385 U JP5174385 U JP 5174385U JP H0435346 Y2 JPH0435346 Y2 JP H0435346Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はクレーンの搬送装置、特にコンクリー
トバケツトを外して他の機材を運搬するに当り、
コンクリートバケツトを吊り下げるフツク部材を
有する吊り具本体を切り離して運搬することの出
来る搬送装置に関するものである。
<従来の技術> ダム等の工事現場でコンクリート打設を行なう
場合、第2図に示すように、コンクリートはコン
クリートバケツト101に入れられ、ケーブルク
レーンの搬送装置102に吊り下げられて、コン
クリート打設点まで搬送されて放下される。搬送
装置102は、空になつたバケツト101を元の
コンクリート供給位置にまで搬送してコンクリー
トの供給を受ける。かかる作業を繰返すことによ
りコンクリート打設が行なわれる。そして、コン
クリートの運搬を効率よく行なうために複数個の
バケツトを用いた場合、バケツトの吊り替え作業
が必要となる。この作業を無人で実施するため
に、シーブ部分103とフツク部材駆動体104
とフツク部材105と基体部分110とを有する
搬送装置102が用いられる。このように従来の
搬送装置102は、シーブ部分103とフツク部
材駆動体104とフツク部材105及び基体部分
110が一体構成となつていた。そして、シーブ
部分103の上方にケーブルクレーンのケーブル
が張設されて搬送装置の上昇、降下動作を行なわ
せるようになつている。フツク部材105は、上
端部が基本部分110に回動可能に取付けられ、
下端はコンクリートバケツト101のフランジ状
の縁部を106を把むよう形成された爪部107
を有する複数のアームから成る。またフツク部材
駆動体104は基体部分110の下部でフツク部
材105の内方部に配設され、基体部分110の
中央下部には先端部にカギフツク108を有する
チエーン190が垂下している。
かかる構成を有する搬送装置102において、
コンクリートを搬送するときは、フツク部材10
5の開閉作動によつてコンクリートバケツト10
1をフツク部材の爪部107に引掛け、当該コン
クリートバケツト101を吊り下げて運搬する。
他方各種資材を搬送するときはフツク部材10
5はそのままにしておき、基体部分110の下部
のカギフツク108を接続しているチエーンを延
ばしてカギフツク108を下方へ降し、荷物を引
掛けることによつて運搬する。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、上記の様な従来のケーブルクレ
ーンの搬送装置102にあつては、シーブ部分1
03とフツク部材駆動体104とコンクリートバ
ケツト吊下げ用のフツク部材105、基体部分1
10とが常に一体的に連結されているため、チエ
ーン109を使つて資材等の運搬をする場合、フ
ツク部材105の爪107が邪魔になり狭い場所
での作業がやり難いという問題があつた。また、
作業中において作業員が爪107、フツク部材1
05に接触しケガをする恐れがあつた。更にフツ
ク部材105が邪魔にならない様チエーン109
を長く垂らすと、クレーンのフツクブロツクシー
ブ、資材の間で二重振り子になりクレーンの操作
性が低下する等の問題があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、その目的は、資材等を運搬する
ときでも安全であり、且つ操作性に優れたケーブ
ルクレーンを提供することである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記目的を達成するためになされた
ものであり、その要旨は、従来、クレーン搬送装
置において、上部にクレーンからのワイヤロープ
により上下動する滑車を備えたシーブ部分を、ま
た下部にクレーン搬送装置を降下してコンクリー
トバケツトとの衝突によりフツク部材駆動体を作
動してフツク部材によりコンクリートバケツトを
把持する吊り具本体とを一体に連結していたもの
を、今回前記上部のシーブ部分と下部の吊り具本
体とを分離し、新たにこれらを可撓性の連結部材
により吊り部にピン結合、又はシヤツクル結合に
よつて着脱自在に懸架すると共に、この連結部材
とは別に、前記シーブ部分の下部に資材運搬用の
フツクを吊下した吊りプレートを取り付けたもの
である。
<作用> コンクリートバケツトを運搬するときは、シー
ブ部分と吊り具本体とを連結させておき、吊り具
本体即ちフツク部材の把持作動によつてコンクリ
ートバケツトのフランジ部を引掛け、これを持ち
上げる。他方、資材等を運搬するときは、シーブ
部分から吊り具本体を切離し、シーブ部分のみと
する。そして、このシーブ部分に設けられた吊り
プレートからチエーンを垂らし、資材等をつり下
げると共に運搬する。
<実施例> 第1図は本考案の一実施例に係るケーブルクレ
ーンの搬送装置全体を示す図である。この実施例
に係る搬送装置は下部に吊りプレート3を有する
シーブ部分1と、シーブ部分1とは別体構造を持
つ吊り具本体2と、これらシーブ部分1及び吊り
具本体2を結合する連結部材14,15とを有し
て成る。シーブ部分1の上側部分には滑車17が
備えられ、この滑車17に張設されたワイヤロー
プ18を作動させることによつて搬送装置を上下
動させることができる。シーブ部分1の下部は二
又構造になつて脚部1a,1bを形成しており、
これらの脚部1a,1b間には吊りプレート3が
架設されると共に、この吊りプレート3の中央部
分には資材等を吊り下げるかぎフツク19付のチ
エーン16が取付けられている。またシーブ部分
1の両脚部1a,1bには吊り具本体2連結用の
ブラケツト6,7が取付けられている。
一方吊り具本体2は、略円筒状の基体4と、こ
の基体4の周面に沿つてほぼ等角度間隔に配置さ
れ、且つ基体4に対して回動可能に取付けられた
複数のフツク部材5とから成る。フツク部材5
は、基体4に対して3乃至4個取付けられてお
り、一つのフツク部材5についてみると、基体4
にピン20で止めることにより回動可能となつて
いる。また基体4の下側部にはフツク部材駆動体
22が設けられ、このフツク部材駆動体22とフ
ツク部材5との間には両部材間にピン21,24
により連結されたリンク23が介装されている。
そしてフツク部材駆動体22を作動させることに
より、この動力がリンク23を介してフツク部材
5に伝達され、フツク部材5を図中矢印Sの方向
へ回動させる。また基体4の上部位置には、シー
ブ部分1連結用のブランケツト10,11が取付
けられている。
シーブ部分1と吊り具本体とをつなぐ連結部材
14,15はワイヤロープと、このワイヤロープ
の両端に取付けられたシヤツクル8,9,12,
13とから成る。そして、これらのシヤツクル
8,9,12,13を各ブラケツト6,7,1
0,11に整合させ、両部材をピンその他の締結
具で結合することにより、シーブ部分と吊り具本
体2とが連結されている。
かかる構成を有するケーブルクレーンの搬送装
置において、コンクリートバケツトを運搬するに
は、バケツト上方からシーブ部分1及び吊り具本
体2が連結された搬送装置を降下させてコンクリ
ートバケツトに衝突させることにより滑車17の
ワイヤロープ18を張設したままで可撓性の連結
部材をたるませると共に、フツク部材駆動体22
を作動させて上記コンクリートバケツトをフツク
部材5によつてしつかりと把持し、ワイヤロープ
18及び滑車17の作動によつて吊り上げ、且つ
ケーブルクレーンによつて運搬する。そして必要
な個所のコンクリート打設を行う。
他方、コンクリートバケツトに代わつて資材等
を運搬するときは、連結部材14,15をブラケ
ツト6,7から外し、吊りプレート3を有するシ
ーブ部分1から吊り具本体2を離脱させる。これ
により搬送装置はシーブ部分1及びこれの下端に
取付けられ、又かぎフツク19を支持する吊りプ
レート3から成る身軽な構造になる。その後チエ
ーン16を必要な長さだけ下方へ垂らしてかぎフ
ツク19に資材を吊し運搬する。資材を吊すに当
つてはフツク部材5のような邪魔物がないため安
全な作業が行なえる。
なお、この実施例ではシーブ部分1と吊り具本
体2との連結をワイヤロープで構造された可撓性
の連結部材14,15を使つて行つているが、必
ずしもこのような態様に限られるものでなく、可
撓性のものであれば鎖状のものであつてもよい。
また、本考案の実施例はケーブルクレーンの搬送
装置を挙げているが、必ずしもケーブルクレーン
に限られず、タリークレーン等その他のクレーン
にも利用できる。
<考案の効果> 以上述べたように、従来のクレーンの搬送装置
によれば、滑車を有するシーブ部分とその下部の
コンクリートバケツトの吊り具本体とを一体に連
結していたために、クレーンからワイヤロープを
張設した状態で吊り具本体がコンクリートバケツ
トに衝突すればワイヤロープが、シーブ部分にお
いて滑車から外れていたが、本考案ではシーブ部
分とコンクリートバケツトの吊り具本体を可撓性
の連結部材を介して着脱自在に連結したために、
吊り具本体がコンクリートバケツトに衝突しても
シーブ部分と吊り具本体との間は連結部材を緩め
るだけでシーブ部分はその自重によつて張設状態
で垂下することにより、ワイヤロープが滑車から
脱索することがない。
また、本考案におけるクレーン搬送装置の上記
シーブ部分には、上記吊り具本体を着脱自在にし
た連結部材とは別に、資材運搬用のフツクを吊下
しているので、連結部材を介して吊り具本体をフ
ツクによつて吊り下げているものと異なり、前記
搬送装置を降下してコンクリートバケツトに衝突
しても連結部材のたるみによつてこれがフツクか
ら外れるおそれがない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るケーブルクレーンの搬送
装置の一実施例を示す正面図、第2図及び第3図
は従来のケーブルクレーンの搬送装置であり、こ
の中第2図はコンクリートバケツトを吊り下げた
状態の斜視図、第3図はコンクリートバケツトを
外し、資材を運搬するためにかぎフツク付チエー
ンを垂下した状態を示す斜視図である。 1……シーブ部分、2……吊り具本体、3……
吊りプレート、4……基体、5……フツク部材、
14,15……連結部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部にクレーンからのワイヤロープにより上下
    動する滑車を備えたシーブ部分と、下部にコンク
    リートバケツトとの衝突によりフツク部材駆動体
    を作動してフツク部材によりコンクリートバケツ
    トを把持する吊り具本体と、を一体に連結したク
    レーンの搬送装置において、 前記シーブ部分と吊り具本体とを分離してこれ
    を着脱自在な可撓性の連結部材により懸下すると
    共に、前記シーブ部分の下部に資材運搬用のフツ
    クを吊下した吊りプレートを取付けたことを特徴
    とするクレーンの搬送装置。
JP1985051743U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH0435346Y2 (ja)

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JPS606589A (ja) * 1983-06-22 1985-01-14 株式会社日立テレコムテクノロジー バケツト自動搬送方法

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