JPH0114563Y2

JPH0114563Y2 -

Info

Publication number: JPH0114563Y2
Application number: JP17480784U
Authority: JP
Priority date: 1984-11-16
Filing date: 1984-11-16
Publication date: 1989-04-28
Also published as: JPS6188903U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、塵芥収集車における補助ホツパの固
縛装置に関するものである。

（従来の技術）従来より、実開昭55−117404号公報に示すよう
に、塵芥収集車の塵芥投入箱後端に補助ホツパを
傾動自在に枢支し、傾動シリンダを伸長すること
によつて補助ホツパ内に収容させた塵芥を塵芥投
入箱に投入できるようにしたものがある。

（考案が解決しようとする問題点）前記傾動シリンダの動力源である油圧ポンプが
駆動されていないにもかゝわらず、誤つてその切
換制御弁を切換えた場合には、起立位置にある補
助ホツパはその自重で開回動するから、危険であ
つた。

（問題点を解決するための手段）本考案はかゝる点に鑑みてなされたもので、前
記塵芥投入箱あるいは補助ホツパのいずれか一方
に係合部材を、その他方に被係合部材をそれぞれ
装設し、補助ホツパを起立させた際、前記係合部
材は被係合部材と係合するとゝもに、係合状態に
付勢させたものである。

（作用）前記傾動シリンダの動力源である油圧ポンプを
駆動し、切換制御弁を適宜切換えることによつ
て、傾動シリンダを伸長すれば、補助ホツパは起
立し、係合部材と被係合部材は係合するとゝも
に、係合状態に付勢されるから、補助ホツパは起
立位置に保持される。次に、前記切換制御弁を別
の位置に切換えると、傾動シリンダは収縮して係
合部材と被係合部材は付勢力に抗して、自動的に
離脱するから、起立位置にある補助ホツパは開回
動する。

一方、前記油圧ポンプが駆動されていない時、
誤つてその切換制御弁を切換えたとしても、係合
部材と被係合部材は付勢されているから補助ホツ
パはその自重で開回動されない。

（実施例）以下、本考案の実施例を説明すると、１は塵芥
収集車Ｖの車枠２上に搭載された塵芥収容箱であ
り、その後端開口部に塵芥投入箱３が傾動自在に
枢支４されている。そして、前記塵芥投入箱３の
後端には投入口５が開口され、この投入口５の下
端には補助ホツパ６が傾動自在に枢支７されてお
り、塵芥投入箱３の下部と補助ホツパ６との間に
配設された傾動シリンダ８を伸縮させることによ
つて補助ホツパ６を回動させることができる。

一方、塵芥収集車Ｖの運転室９と塵芥収容箱１
との車枠２上には、クレーン１０が搭載されてい
る。このクレーン１０は、基台１１上に旋回自在
に立設されポスト１２と、このポスト１２の上端
に枢支１３され、起伏シリンダ１４を伸縮作動さ
せることによつて起伏する伸縮ブーム１５と、こ
のブーム１５の先端よりワイヤ１６によつて懸下
されたフツク１７とで構成されるものであり、底
蓋開閉式ダストボツクス１８の係止環１９をこの
フツク１７に掛けることによつて、ダストボツク
ス１８を適宜懸吊してダストボツクス１８内の塵
芥を補助ホツパ６に順次収容できるようにしたも
のである。

ところで、前記塵芥投入箱３の側壁後縁には係
合部材２０が装設され、またこの係合部材２０に
係合される被係合部材として逆Ｌ字状の被係合片
２１が補助ホツパ６の先端に固設されている。

次に前記係合部材２０について説明すると、塵
芥投入箱３の側壁後縁に固設された支持片２２の
先端には、チヤンネル状のブラケツト２３が固設
されており、このブラケツト２３に固設した角柱
２４によつてシヤフト２５がブラケツト２３に固
定されている。さらに、このシヤフト２５の外周
には弾性体としてのラバー２６の内周が接着さ
れ、このラバー２６の外周にはボス２７の内周が
接着されている。そして、このボス２７の外周に
は先端にローラ２８を軸支したアーム２９が固着
されているほか、その反対側にはストツパ片３０
が固着され、ピン３１に係止されるようにラバー
２６で付勢されている。

（考案の効果）以上のように本考案によれば、前記傾動シリン
ダの動力源を駆動し、切換制御弁を切換えること
によつて傾動シリンダを伸縮させない限り、係合
部材と被係合部材は付勢力に抗して離脱されない
から、補助ホツパは起立位置に保持される。

したがつて、前記切換制御弁を誤つて切換えた
だけでは補助ホツパはその自重によつて開回動さ
れないから、安全である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施態様を例示するものであ
り、第１図は塵芥収集車の側面図、第２図、第３
図はその補助ホツパ固縛装置の側面図、第４図は
第２図のＡ−Ａ断面図である。１……塵芥収容箱、２……車枠、３……塵芥投
入箱、５……投入口、６……補助ホツパ、８……
傾動シリンダ、２０……係合部材、２１……被係
合片、Ｖ……塵芥収集車。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

車枠上に塵芥収容箱を搭載し、該塵芥収容箱の
後方開口部に塵芥投入箱を連設し、該塵芥投入箱
の投入口下部に補助ホツパを傾動自在に枢支し、
該補助ホツパを傾動シリンダにより回動して補助
ホツパ内の塵芥を投入口から塵芥投入箱内に投入
できるようにした塵芥収集車において、前記塵芥
投入箱あるいは補助ホツパのいずれか一方に係合
部材を、その他方に被係合部材を装設し、前記補
助ホツパを起立させた際、前記係合部材は被係合
部材と係合するとゝもに、係合状態に付勢させた
ことを特徴とする塵芥収集車における補助ホツパ
の固縛装置。