JP2507731Y2 - コンバインの籾袋搬出装置 - Google Patents

コンバインの籾袋搬出装置

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JP2507731Y2
JP2507731Y2 JP1989094697U JP9469789U JP2507731Y2 JP 2507731 Y2 JP2507731 Y2 JP 2507731Y2 JP 1989094697 U JP1989094697 U JP 1989094697U JP 9469789 U JP9469789 U JP 9469789U JP 2507731 Y2 JP2507731 Y2 JP 2507731Y2
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paddy
boom
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floor
paddy bag
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八重樹 荒木
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、籾受フロア上の満杯籾袋を機外の運搬車等
に搬出するコンバインの籾袋搬出装置に関するものであ
る。
従来の技術及び解決すべき課題 従来、コンバインの籾受フロアの近傍に籾袋搬出用の
リフト装置を立設し、該リフト装置で満杯の籾袋を吊上
げて道路等に搬出するようにしたものは実開昭60-17650
号公報、実開昭60-164847号公報等により公知である。
しかし、これら従来の籾袋搬出装置は、満杯の籾袋を
吊上げる際、当初の籾袋セット位置からそのまま吊上げ
るものであるため揚殻筒先端の樋口や籾袋吊下用のハン
ガーが籾袋搬出の邪魔になるものである。そのため籾袋
をハンガーからリフトのフックに移し変えたり、樋口や
ハンガーを一時的に邪魔にならない位置に退避させるな
どして対処している。従って籾袋搬出時の操作が面倒で
あったり、構造が徒に複雑化しコスト高をきたすばかり
でなく、搬出方向が制約される等の問題があった。
課題を解決するための手段 そこで、本考案は、籾受フロアの近傍に位置して機体
フレーム上に立設した支柱に籾袋吊上げ用のブームを水
平方向回動自在に且つ伸縮駆動機構を介して伸縮又は屈
伸自在に設けると共に、前記籾受フロアをブームと同一
支点を中心にして回動自在に支持し、籾袋搬出の際にブ
ームと籾受フロアとを連繋させて支柱を中心に、該ブー
ムと籾受フロアとが連動してとも回り回動するか、又は
両者が一体的に回動自在となるように構成したことによ
り上記の問題点を解消しようとするものである。
作用 満杯の籾袋を搬出する際には、ブームに籾袋を吊した
状態でブームを外側方に回動させる。この際、籾受フロ
アもブームの回動支点と同一支点で回動自在に支持され
ているため重量物である籾袋を載置したままブームと同
一方向に容易に回動させることができる。また、籾受フ
ロアの回動により、籾袋が樋口から自然に外れるので、
運搬車待機位置等所定位置まで回動した後、ブームを伸
ばして籾袋を吊上げ運搬車等に移載する。
実施例 本考案の構成を図面に示された一実施例により説明す
れば、1はコンバインAに搭載された脱穀機で、該脱穀
機1の後方にはカッター等の排稈処理装置2が装着され
ており、脱穀機1の側方には籾受フロア3が配設されて
いる。4は揚穀筒で、脱穀済みの穀粒は選別された後、
揚穀筒4で揚穀され、揚穀筒先端に垂設されたビニール
筒等からなる可撓性の樋口4aから籾受フロア3上にセッ
トされた大型籾袋aに落下収容されるようになってい
る。5は籾受フロア3の近傍に位置して機体フレーム6
上に立設された支柱で、図示例のものは機体フレーム6
後端に位置して籾受フロア3側の一側隅角部近傍にブラ
ケット7を介して立設した構造のものが示されている。
そして支柱上端部は連結アーム8を介して上記揚穀筒4
と一体的に連結されている。
支柱5の上部には籾袋吊上げ用のブーム9が支柱5を
中心にして水平方向に回動自在に且つ伸縮駆動機構Mを
介して伸縮自在に又は屈伸自在に装着されている。図示
のものはブーム9を、支柱5に対しボス部9′を介して
水平方向にのみ回動自在に枢着した角筒状の主ブーム9a
と該主ブーム9aに対し伸縮自在に嵌挿した可動ブーム9b
とにより構成すると共に、複胴シリンダ10の基端側を主
ブーム9aに、ピストン先端側を可動ブーム9bに夫々を連
結してブーム9と複胴シリンダ10の一体化を図りブーム
9の剛性を高める一方、複胴シリンダ10の作動でブーム
9を伸縮作動させるようにしたものであり、ブーム9は
支柱5を中心にして機体進行方向に略平行な格納姿勢か
ら機体後方に向け所定角度(90°以上)水平回動し得る
ようになっている。尚、図示しなかったがブーム9を長
手方向中途部から先端側を油圧シリンダ等を介して屈伸
自在に構成した場合は、ブーム先端部に籾袋吊上げ用の
フックを付設し、ブーム9を曲げて籾袋をフックに掛止
めブーム9を伸ばすと同時に籾袋を吊上げるようにして
もよい。
一方、可動ブーム9bの先端には取付金具11を介して籾
袋吊上げ紐12の案内用滑車13,14が回転自在に支持され
ており、先端にフック15を設けた籾袋吊上げ紐12の基端
側は主ブーム9aに固着の減速機付き正逆回転モータPの
巻上ドラム(図示せず)に捲回止着されている。
また、本考案では、刈取作業中は、籾受フロア3上の
籾袋aをフック15及び紐12を介して立姿姿勢に保持して
おくことができるので、従来のもののように籾袋吊下用
のハンガーに籾袋aを係止しておくことが不要となるば
かりでなく、極力大型の籾袋aを使用できるので、籾袋
a自体がホッパ機能を果たすことになり、このため一つ
の籾袋aに大容量の穀粒を貯留でき、しかも、これを一
度に搬出できるので作業効率が大巾に高められるように
なっている。hは籾袋保持体で、籾受フロア3に一体的
に支持されている。尚、籾袋保持体Hの代りに籾袋吊下
用のハンガーを機体側に固定し、該ハンガーに籾袋aを
吊下するようにしてもよい。
ところで、前記籾受フロア3は支柱5の下部にボス部
16′を遊嵌させたL型支持杆16に固定されており、従っ
て、籾受フロア3はブーム9と同一支点を中心にして水
平方向に回動するようになっている。尚、図示しなかっ
たが、ブーム9及び籾受フロア3には機体側に寄せた収
納状態にロックされるようフック或はロックピン等から
なるロック手段が付設されている。例えば、支柱5と主
ブームボス部9′及び籾受フロア支持杆16のボス部16′
にピン穴を設け、該ピン穴にロックピンを差込んでブー
ム9と籾受フロア3をロックするように構成してもよ
い。尚、上記本実施例ではブーム9と籾受フロア3を別
体にして、両者が同じ支柱5を中心に自由に回動するよ
うに構成し、後述する籾袋搬出作業時にブーム9の回動
に伴い籾受フロア3を、とも回りさせることにより連動
して回動させるようにしたものを示したが、ブーム9と
籾受フロア3を支柱5を介して一体的に構成しブーム9
と籾受フロア3が一体的に回動するように構成してもよ
い。この場合は支柱5を機体フレーム6に対し回動自在
に連結する。
上記の構成において、刈取作業を開始するに際して
は、第1図における実線図示のように、ブーム9を短く
して籾受フロア3とともに機体側に寄せた格納姿勢で、
しかも、籾受フロア3上に載置した籾袋aの引掛け紐
a′を籾袋吊上げ用紐12のフック15に掛止めた状態にセ
ットして刈取作業を行う。そして、籾袋aが満杯になっ
た時、作業を一旦中断して機体を道路側に寄せ籾袋aを
待機中のトラック等に搬出する。この籾袋搬出時には、
紐12先端のフック15に籾袋aを引掛けた状態でブーム9
を手で外側方に回動させると共に、籾受フロア3もブー
ム9と同一方向に回動させるものであるが、籾受フロア
3上に重量物である籾袋aを載置したままの状態であっ
ても籾受フロア3の回動支点がブーム9の回動支点と同
一であるためその回動操作を楽に行うことができる。ま
た、上記籾受フロア3の外側方への回動の際、樋口4aが
弾性変形するため籾袋aの上端開口部bが樋口4aから自
然に外れるので、籾袋aの搬出の際、一々籾袋aを樋口
4aから外す煩わしさがない。そしてブーム9がトラック
等の待機位置まで回動した後、複胴シリンダ10を伸長さ
せれば、可動ブーム9bの伸長に伴なって籾袋aが滑車1
3,14を介して吊上げられるためトラック等に対する籾袋
aの搬出・移載を容易に行うことができる。尚、籾袋a
をトラック等の荷台に降す際には、モータPを反吊上げ
側に回転させれば、紐12及びフック15が下方に移動して
籾袋aが荷台上に接地するので籾袋aをフック15から容
易に外すことができる。このように、ブーム9と籾受フ
ロア3とは、該籾受フロア3の近傍で機体フレーム6に
立設した支柱5を中心に共に一体的に回動することがで
きるので、ブーム9による吊下げ位置と籾受フロア3に
よる籾袋支持位置とをずらすことなく、籾袋を樋口4aの
下方から外側方に向けて回動退避させて上方を広く開放
させた状態にすることができ、籾袋を吊り上げるとき大
きく傾倒させたり上記樋口4a等に支障されることなく、
そのまま上方に良好に引き上げることができる。
また、ブーム9の許容回動範囲が90°以上に設定され
ているので、搬出方向の自由度が大きく、従来の籾袋搬
出用リフトのように籾袋搬出方向が一方向に制約される
ことはない。従ってコンバインをトラック等に正確に横
づけしなくとも良くなるので籾袋搬出作業を迅速に行え
る。
さらに、刈取作業中や機体格納時にはブーム9を短縮
させ機体側に寄せたコンパクトな収納姿勢に保持できる
のでブーム9が機体走行の邪魔となったり格納スペース
を殊更余分に必要とする等の問題はない。
考案の効果 上記したように、本考案に係るコンバインの籾袋搬出
装置は、籾受フロアの近傍に位置して機体フレーム上に
立設した支柱に籾袋吊上げ用のブームを水平方向回動自
在に且つ伸縮駆動機構を介して伸縮又は屈伸自在に設け
ると共に、前記籾受フロアをブームと同一支点を中心に
して回動自在に支持し、籾袋搬出の際にブームと籾受フ
ロアとを連繋させて共に支柱を中心に一体的に回動自在
に構成したものであるから、ブームの伸縮を簡単にでき
ると共に、籾袋搬出方向の自由度を大きくし得て、ブー
ムの回動範囲内でどの位置へも籾袋の搬出が可能となり
籾袋搬出の作業性を大巾に向上させることができる。ま
た、ブーム9と籾受フロア3とは支柱5を中心に共に一
体的に回動することができるので、ブーム9による吊下
げ位置と籾受フロア3による籾袋支持位置とをずらすこ
となく樋口4a下方から籾袋を外側方に向けて回動退避さ
せて、該樋口4aに支障されることなく籾袋を上方に良好
に引き上げることができる。しかも、籾受フロアの回動
により籾袋が樋口から自然に外れるため、籾袋搬出の
際、一々樋口から籾袋を手で外す煩わしさを解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の斜視図、第2図は籾袋搬出時の要部の平
面図、第3図は刈取作業時の要部の平面図である。 3……籾受フロア、5……支柱、6……機体フレーム、
9……ブーム、M……伸縮駆動機構、a……籾袋。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】籾受フロアの近傍に位置して機体フレーム
    上に立設した支柱に籾袋吊上げ用のブームを水平方向回
    動自在に且つ伸縮駆動機構を介して伸縮又は屈伸自在に
    設けると共に、前記籾受フロアをブームと同一支点を中
    心にして回動自在に支持し、籾袋搬出の際にブームと籾
    受フロアとを連繋させて支柱を中心に、該ブームと籾受
    フロアとが連動してとも回り回動するか、又は両者が一
    体的に回動自在となるように構成したことを特徴とする
    コンバインの籾袋搬出装置。
JP1989094697U 1989-08-11 1989-08-11 コンバインの籾袋搬出装置 Expired - Lifetime JP2507731Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6175790A (ja) * 1984-09-21 1986-04-18 井関農機株式会社 コンバインの袋クレ−ン
JPS61148154U (ja) * 1985-03-08 1986-09-12

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