JPH0619412Y2 - マンホール蓋着脱装置を備えた地下工事用車輌 - Google Patents

マンホール蓋着脱装置を備えた地下工事用車輌

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JPH0619412Y2
JPH0619412Y2 JP1989135663U JP13566389U JPH0619412Y2 JP H0619412 Y2 JPH0619412 Y2 JP H0619412Y2 JP 1989135663 U JP1989135663 U JP 1989135663U JP 13566389 U JP13566389 U JP 13566389U JP H0619412 Y2 JPH0619412 Y2 JP H0619412Y2
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manhole cover
vehicle
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luggage box
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光夫 伊藤
善彦 長田
尚之 仁宮
哲也 緒方
均 見付
泰司 野本
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マンホール内で作業を行なう際に使用される
マンホール蓋着脱装置を備えた地下工事用車輌に関す
る。
(従来の技術) 暗渠や共同溝に設けた配線、配管及び下水道等の地下設
備の修理もしくは新設作業を行うにあたっては、まず、
地上に面して配設されたマンホール蓋を取り外すことに
よって作業者がマンホール内に侵入できるようマンホー
ル開口部を開口させる必要がある。
そこで従来、マンホール蓋を取り外す着脱装置として、
キャスタ等の付いた移動自在な吊り上げ装置が用いられ
ており、吊り上げ装置でマンホール蓋を吊り上げた後、
この状態で適宜な場所まで移動させ放置していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、作業場等への移動時には吊り上げ装置を
車輌の荷台に積み込んで移動しなければならず、荷台の
積載スペースがこの分だけ小さくなる。また、マンホー
ル蓋の着脱作業時には、吊り上げ装置をいちいち荷台と
地上との間で積み卸さなければならない。さらに、作業
時においてはマンホールを吊り上げた状態で作業場近辺
に放置するため、交通量の多い路上では放置スペースを
確保するのが困難であり、よしんば放置スペースを確保
できたとしてもきわめて危険である。
(課題を解決するための手段) 本考案のマンホール蓋着脱装置を備えた地下工事用車輌
は、車枠上に荷箱が載置され、該荷箱の内部には荷箱の
内方に対して遊隙を有する枠体が荷箱から後方に突出可
能に設けられ、該枠体の下面に作業用開口部が設けられ
るとともに、枠体の後側面が開閉扉により開閉自在に構
成され、上記枠体の下面には上記作業用開口部と地面の
マンホール開口部との間を覆って作業用通路を形成する
防護部材が伸縮自在に連接された地下工事用車輌におい
て、 前記荷箱の底部にはマンホール蓋着脱装置が設けられ、
該マンホール蓋着脱装置は、前記車枠の下方にアームの
基端部が枢支され、該アームの先端部にマンホールの蓋
を固縛可能な固縛手段が線状部材を介して吊下され、こ
の固縛手段が上記アームの回動により車枠の下方に位置
する格納位置と該車枠の後部よりも後方に張り出す作業
位置との間で水平旋回自在に構成されるとともに、上記
線状部材を適宜なアクチュエータによりアームの先端部
から下方に送り出すとともに、先端部側に引き込むこと
で固縛手段がアームの先端部において上下方向に昇降可
能に構成されたものである。
また、本考案のマンホール蓋着脱装置を備えた地下工事
用車輌は、車枠上に荷箱が載置され、該荷箱の内部には
荷箱の内方に対して遊隙を有する枠体が荷箱から後方に
突出可能に設けられ、該枠体の下面に作業用開口部が設
けられるとともに、枠体の後側面が開閉扉により開閉自
在に構成され、上記枠体の下面には上記作業用開口部と
地面のマンホール開口部との間を覆って作業用通路を形
成する防護部材が伸縮自在に連接された地下工事用車輌
において、 前記荷箱の底部にはマンホール蓋着脱装置が設けられ、
該マンホール蓋着脱装置は、前記車枠の下方にアームが
揺動シリンダにより車輌の幅方向に揺動可能に枢支され
るとともに、該アームは、外筒と、この外筒に嵌挿され
伸縮シリンダにより外筒から伸縮自在な内筒とから構成
され、アームの内筒の先端部にマンホールの蓋を固縛可
能な固縛手段が線状部材を介して吊下され、この固縛手
段が上記アームの揺動及び伸縮により車枠の下方に位置
する格納位置と該車枠の後部よりも後方に張り出す作業
位置との間で移動自在に構成されるとともに、上記線状
部材を適宜なアクチュエータによりアームの先端部から
下方に送り出すとともに、先端部側に引き込むことで固
縛手段がアームの先端部において上下方向に昇降可能に
構成されたものである。
さらに、前記アームの先端部に固定滑車が設けられると
ともに、移動シリンダにより該固定滑車に近接・離隔す
るよう移動する動滑車が設けられ、固定滑車近傍のアー
ムの先端部に前記線状部材の一端が止着されるととも
に、この線状部材の他端が前記動滑車と固定滑車とに巻
回された後、前記固縛手段に止着され、上記移動シリン
ダの伸縮に伴う動滑車の移動により該固縛手段が線状部
材を介して上下方向に昇降可能に構成されたものであ
る。
(作用) アームを車枠の下方から車枠の後端部よりも後方に張り
出す位置まで旋回させ、アームの先端部に設けられた固
縛手段とマンホール蓋との位置合わせを行う。そして、
固縛手段を降下させてマンホール蓋を固縛した後、この
固縛手段を上昇させてマンホール蓋を吊り上げること
で、マンホールを開口する。このように固縛手段に固縛
されたマンホールはこの固縛手段を保持してアームを旋
回させることによって車枠の下方の格納位置に格納され
る。
また、アームを車輌の幅方向に揺動自在に且つ伸縮自在
に設けることで、車輌の駐車位置が多少ズレたとして
も、アームを揺動及び伸長させてこのアームの先端部に
設けた固縛装置をマンホール蓋と対峙する上方位置に配
置する。
さらに、動滑車及び固定滑車にワイヤを巻回し、移動シ
リンダにより動滑車を移動させてワイヤを送り出しもし
くは引き込むことで、固縛装置の昇降距離に対する移動
シリンダのストロークを小さくする。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
〔第1実施例〕 まず、請求項1記載のマンホール蓋着脱装置を備えた車
輌について第1図乃至第4図を参照して説明する。
第1図及び第2図はマンホール蓋着脱装置を備えた地下
工事用車輌を示している。
この地下工事用車輌1は、車台2のフレーム(車枠)2
a上に載置された荷箱3を備えている。
荷箱3の内部には、荷箱3の内法に対して遊隙C(第1
図及び第2図参照)を有する枠体4が荷箱3から後方に
突出(第1図及び第2図の二点鎖線位置)可能に設けら
れ、該枠体4の下面には該枠体4の平面形状に略等しい
作業用開口部5を設けるとともに、該作業用開口部5の
後半部と地面Gとの間を覆って作業用通路6を形成する
蛇腹状の防護部材7がキャンバス等の可撓性素材により
地面Gのマンホール開口部Mを囲繞して伸縮可能に設け
られている。
前記荷箱3は、一部に運転席と通ずる通路8aを有する
前側壁体8、枠体挿通口9、屋根体10、床体11、左
側壁体12及び右側壁体13からなり、該左側壁体12
及び右側壁体13の内側には、後述する各枠体レール2
8,28…を前後摺動可能に支承するためのレール受け
部材14…,14…が設けられている。また、床体11
上には、一側に送風機15が固設され、該送風機15の
排気側に連結したダクト16に吸引用可撓ホース17が
接続されている。また、他の一側には、支柱18上端部
の旋回ビーム19にホイスト等の巻上機20を走行可能
に吊下げ支持させてなる吊上げ手段21が設けられてい
る。
ここで、前記フレーム2aの後端部下方には本考案の要
部であるマンホール蓋着脱装置30が配置られている。
このマンホール蓋着脱装置30は、第3図に示すよう
に、旋回装置40と、この旋回装置40に連結されたア
ーム50と、該アーム50の先端部52に設けられた固
縛装置(固縛手段)60とから構成されている。
旋回装置40は、荷箱3の床体11に本体部41が設け
られ、この本体部41にシャフト42が回動自在に支持
されている。シャフト42は、本体部41から荷箱3の
床体11を貫通するとともに、荷箱3を載置する前記フ
レーム2aの空間部分を挿通して該フレーム2aの下方
に略垂直に延設されており、その下端部42aが床体1
1から突出して配置されている。
シャフト42の上端部には図示しないウォーム歯車が一
体に設けられており、このウォーム歯車にウォーム(図
示省略)を介してハンドル(図示省略)が連係されてい
る。
また、シャフト42の下端部42aには水平に配置され
たアーム50の基端部51が一体に連結されている。よ
って、前記ハンドルを回すことでシャフト42が回動
し、このシャフト42に連結されたアーム50が該シャ
フト42を中心にして水平に旋回する。このように構成
されたアーム50は、フレーム2aの後端部下方且つ該
フレーム2aの幅方向に配置された格納位置(第1図破
線参照)と、先端部52が車体2の後方に突出した作業
位置(第1図一点鎖線参照)との間で旋回することがで
きる。
固縛装置60は、平面視円形のブラケット61と、該ブ
ラケット61に同一円周上に配置された4つの電磁石6
2…とから構成されたものである。
前記ブラケット61の上面中央部にはワイヤ(線状部
材)64の一端64aが止着され、このワイヤ64の他
端64bは滑車63を経てアーム50に設けられたシリ
ンダ53のロッド端54に止着されている。つまり、こ
の固縛装置60はシリンダ53の伸縮によって昇降す
る。なお、ワイヤ64はシリンダ53の代わりにウイン
チに止着してもよい。電磁石62…はその磁力によりマ
ンホール蓋M1を吸着するためのものである。
アーム50の先端部52には最大上昇位置にある固縛装
置60を収納する収納部材55が固設されており、この
収納部材55の上面に前記滑車63がブラケット56を
介して設けられている。
また、第3図に示す符号70はアーム50と固縛装置6
0との間に設けられた振れ止め用のチェーン、80はチ
ェーン82の先端部にスプリングフック81を有しチェ
ーン82の基端が収納部材55のブラケット56に止着
された固定部材である。
さらに、前記枠体4は、第1図及び第2図に示すよう
に、上側囲い部材23、左側囲い部材24及び右側囲い
部材25により断面逆溝形に形成されたもので、下面に
前記作業用開口部5が形成されている。
また、枠体4の前側が開放されるとともに、該枠体4の
後側の出入口26にアコーデオンカーテン等の開閉扉2
7が設けられている。なお、該開閉扉27は両開き戸構
造や引き戸構造に代えてもよい。
さらに、左側囲い部材24及び右側囲い部材25の外側
には、それぞれ枠体レール28,28が互いに間隔を保
ち、かつ平行して車長方向に配設されている。
第2図に示す符号22は、屋根体10上に起伏可能に設
けられた表示盤で、この表示盤22は作業内容を表示す
るためのもので、適所に点滅灯等を具備している。29
は、枠体4の後部を支持するキャスタである。
次に、以上のように構成されたマンホール蓋着脱装置3
0を備えた車輌の動作について説明する。
車輌1が工事現場に到着すると、この車輌1を地上Gの
マンホール蓋M1の前方位置に駐車させる。そして、ハ
ンドルを操作することで、アーム50を格納位置から固
縛装置60がマンホール蓋M1と対峙する作業位置まで
旋回させる。この後、シリンダ53を伸長させて固縛装
置60をマンホール蓋M1と当接するまで降下させる。
そして、電磁石62を通電させることで生じる磁力によ
り電磁石62…にマンホール蓋M1を吸着させる。この
後、シリンダ53を縮退させて固縛装置60を上昇させ
ることでマンホール蓋M1を吊り上げる。このようにし
てマンホール蓋M1をマンホール開口部Mから取り外す
ことでこのマンホール開口部Mを開口させる。
次に、アーム50をハンドルを回転させて元の格納位置
に戻す。これにより、マンホール蓋M1を固縛装置60
で吊り上げた状態のままで、車体2の下方に配置する
(第2図参照)。
そして、第1図及び第2図に二点鎖線で示すように、荷
箱3から枠体4を後方に突出させて作業用開口部5の後
半部がマンホール開口部Mの上方位置に臨むと、防護部
材7を地面G上まで伸張させて外部と遮断する作業用通
路6を形成した後、キャスタ29,29を立てて枠体4
の後部を支持する。
引続き、作業員が運転席から通路8aを通って荷箱3内
に入り、作業用開口部5、作業用通路6及びマンホール
開口部Mを経てマンホール内の工事位置に進入する。こ
のようにして、作業員が外部に出ることなく安全に作業
することができる。
一方、修理用の機械工具及び必要部品は、荷箱3内部か
ら工事位置まで、吊上げ手段21により車外の交通量に
影響されることなく、安全に搬入作業が行なわれる。ま
た、マンホール内には、送風機15によりダクト16、
吸引用可撓ホース17を経て外部の新鮮な空気が供給さ
れる。
マンホール内の作業が終了すれば、上述と反対の動作で
防護部材7及びキャスタ29,29を原位置に復帰させ
るとともに、機械工具、余剰部品及び残材等を荷箱3に
積載した後、枠体4を荷箱3の内部に収納する。
そして、マンホール蓋M1を上述と逆の動作でマンホー
ル開口部Mに取り付けた後、アーム50を格納位置まで
戻し、固定部材80のスプリングフック81を車体2側
に係止させ、次の作業現場等の目的地に移動する。
なお、本例ではアーム50の旋回をハンドルにより手動
で行っていたがこれに限らず、旋回モータを設けこの旋
回モータによってアーム50を旋回させてもよい。
第4図は、固縛装置60の他の実施態様を示している。
この固縛装置60はワイヤ64の一端64aに適数個の
フック部材90…を設けており、これらフック部材90
…をマンホール蓋M1の係止部(図示省略)に係止する
ことで該マンホール蓋M1を固縛するようになされてい
る。他の構成については、前記実施例と略同様であり、
同部材には同符号を付して説明は省略する。なお、フッ
ク部材90はマンホール蓋M1の係止部の形状に合うよ
うに形成すればよい。
〔第2実施例〕 次に、請求項2及び請求項3記載のマンホール蓋着脱装
置を備えた地下工事用車輌を第5図及び第6図を参照し
て説明する。なお、前記第1実施例と同部材には同符号
を付し、ここでは説明を省略する。
第5図及び第6図において、100は車体(図示省略)
の後部に設けられたマンホール蓋着脱装置である。この
マンホール蓋着脱装置100は車体の底部に設けられた
アーム110と、該アーム110の先端部に設けられた
固縛装置(固縛手段)150とから構成されている。
アーム110は、外筒120と、この外筒120に嵌挿
された内筒130とから構成されており、内筒130が
車体の後部から後方へ伸長可能なように配設されてい
る。
外筒120は、基端が車輌のフレーム2aに架設された
上下の枠部材121,121にピン122によって枢支
されるとともに、先端部寄りに固設された支持部材12
4が車体に架設されたチャンネル形のガイドレール12
3に嵌挿支持されており、外筒120の途中部に連設さ
れた揺動シリンダ125の伸縮動によってピン122を
中心に車輌の幅方向に揺動するように構成されている。
また、外筒120の基端部と内筒130の先端部間には
伸長シリンダ126が連設されており、伸長シリンダ1
26の伸縮動によって内筒130を外筒120から後方
へ伸長させるように構成されている。
さらに、内筒130の先端部には、該内筒130の先端
部に固設されたブラケット130aに固定滑車131が
設けられるとともに、ガイド部材132に案内されて移
動自在に支持された動滑車133が設けられており、動
滑車133に連設された移動シリンダ135により動滑
車133がガイド部材132に案内されながら移動し、
固定滑車131に近接もしくは離隔するように構成され
ている。そして、前記固定滑車131の近傍のブラケッ
ト130aにワイヤ140の一端141が止着され、こ
のワイヤ140の他端142が動滑車133に巻回され
た後、固定滑車131に巻回されて固縛装置150に止
着されている。
固縛装置150は、ワイヤ140の他端142が止着さ
れた平面視円形のブラケット151と、該ブラケット1
51の下面に固設された電磁石152とから構成されて
いる。よって、移動シリンダ135を伸縮させて動滑車
133を移動させることで、ワイヤ140を送り出しも
しくは引き込んで固縛装置150を昇降動させる。この
ように、動滑車133及び固定滑車131にワイヤ14
0を巻回することで、固縛装置150は、移動シリンダ
135の伸縮ストロークの約2倍の距離を昇降動するこ
とになる。すなわち、移動シリンダ135は固縛装置1
50の昇降距離の約2分の1の距離だけ伸縮動すればよ
く、これにより移動シリンダ135を小型にすることが
できる。
次に、このように構成されたマンホール蓋着脱装置を備
えた車輌の動作について説明する。
車輌が工事現場に到着すると、この車輌を地上Gのマン
ホール蓋M1の前方位置に駐車させる。そして、揺動シ
リンダ125を伸縮動させてアーム110を車輌の幅方
向に揺動させるとともに、伸長シリンダ126を伸長さ
せてアーム110の内筒130を張り出し、固縛装置1
50をマンホール蓋M1と対峙するの上方位置に配置す
る。この後、移動シリンダ135を伸長させて動滑車1
33を固定滑車131に接近させることでワイヤ140
を繰り出し、固縛装置150をマンホール蓋M1と当接
するまで降下させる。この後の動作は前記第1実施例と
同様に行われ説明は省略する。
このように、アーム110を車輌の幅方向に揺動させる
とともに、アーム110の内筒130を車体の後方に伸
長させることで、作業開始時において車輌の駐車位置が
多少ズレたとしても、アーム110の揺動及び伸長を調
整することで固縛装置150をマンホール蓋M1と対峙
する上方位置に確実に且つ簡単に配置することができる (考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、作業時において、
外したマンホール蓋は、固縛手段により固縛保持した状
態でアームの回動動作により車枠の下方の格納位置に格
納配置されるので、マンホール蓋を放置する放置スペー
スが不要であるとともに、交通量の多い路上や道幅の狭
い路上でも邪魔にならず安全に作業することができる。
また、マンホール蓋の着脱は、固縛手段によりマンホー
ル蓋を固縛保持した後、車枠下方の格納位置に回動配置
し、作業が終了すると固縛手段を作業位置に回動配置し
てマンホール蓋をマンホールに取付ければよく、マンホ
ール蓋の着脱が迅速に行え、作業性の向上を図ることが
できる。
さらに、マンホール蓋着脱装置が荷箱の底部に設けられ
ているため、従来のように作業場等への移動時に吊り上
げ装置を車輌の荷台に積み込む必要がなく、荷台の積載
スペースを有効に利用することができる。
また、請求項2記載のマンホール蓋着脱装置を備えた地
下工事用車輌では、上述した効果の他、アームを車輌の
幅方向に揺動自在に構成するとともに、伸縮自在に構成
することで、車輌の駐車位置が多少ズレたとしても、ア
ームの揺動及び伸長を調整することで固縛装置をマンホ
ール蓋と対峙する上方位置に確実に且つ簡単に配置する
ことができ、安全であるとともに、作業開始時において
駐車位置を余り気にせずに車輌を簡単に駐車することが
できる。
さらに、請求項3記載のマンホール蓋着脱装置を備えた
地下工事用車輌では、動滑車及び固定滑車にワイヤを巻
回し、移動シリンダにより動滑車を移動させてワイヤを
送り出しもしくは引き込むことで、固縛装置の昇降スト
ロークに対する移動シリンダのストロークを小さくする
ことができ、これによって移動シリンダを小型にするこ
とができるとともに、装置全体の軽量化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は請求項1記載のマンホール蓋着脱装
置を備えた車輌の実施例を示し、第1図はマンホール蓋
着脱装置を備えた車輌の要部を断面にして示す平面図、
第2図は同側面図、第3図はマンホール蓋着脱装置を示
す側面図、第4図は他の固縛装置を示す側面図、第5図
及び第6図は請求項2及び請求項3記載のマンホール蓋
着脱装置を備えた車輌の実施例を示し、第5図はマンホ
ール蓋着脱装置を備えた車輌の要部を示す側面図、第6
図はマンホール蓋着脱装置を示す斜視図である。 2……車体 30,100……マンホール蓋着脱装置 50,110……アーム 60,150……固縛装置(固縛手段) 120……外筒 125……揺動シリンダ 126……伸長シリンダ 130……内筒 131……固定滑車 133……動滑車 135……移動シリンダ 140……ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 仁宮 尚之 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 緒方 哲也 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 見付 均 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 野本 泰司 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−38344(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車枠上に荷箱が載置され、該荷箱の内部に
    は荷箱の内方に対して遊隙を有する枠体が荷箱から後方
    に突出可能に設けられ、該枠体の下面に作業用開口部が
    設けられるとともに、枠体の後側面が開閉扉により開閉
    自在に構成され、上記枠体の下面には上記作業用開口部
    と地面のマンホール開口部との間を覆って作業用通路を
    形成する防護部材が伸縮自在に連接された地下工事用車
    輌において、 前記荷箱の底部にはマンホール蓋着脱装置が設けられ、
    該マンホール蓋着脱装置は、前記車枠の下方にアームの
    基端部が枢支され、該アームの先端部にマンホールの蓋
    を固縛可能な固縛手段が線状部材を介して吊下され、こ
    の固縛手段が上記アームの回動により車枠の下方に位置
    する格納位置と該車枠の後部よりも後方に張り出す作業
    位置との間で水平旋回自在に構成されるとともに、上記
    線状部材を適宜なアクチュエータによりアームの先端部
    から下方に送り出すとともに、先端部側に引き込むこと
    で固縛手段がアームの先端部において上下方向に昇降可
    能に構成されたことを特徴とするマンホール蓋着脱装置
    を備えた地下工事用車輌。
  2. 【請求項2】車枠上に荷箱が載置され、該荷箱の内部に
    は荷箱の内方に対して遊隙を有する枠体が荷箱から後方
    に突出可能に設けられ、該枠体の下面に作業用開口部が
    設けられるとともに、枠体の後側面が開閉扉により開閉
    自在に構成され、上記枠体の下面には上記作業用開口部
    と地面のマンホール開口部との間を覆って作業用通路を
    形成する防護部材が伸縮自在に連接された地下工事用車
    輌において、 前記荷箱の底部にはマンホール蓋着脱装置が設けられ、
    該マンホール蓋着脱装置は、前記車枠の下方にアームが
    揺動シリンダにより車輌の幅方向に揺動可能に枢支され
    るとともに、該アームは、外筒と、この外筒に嵌挿され
    伸縮シリンダにより外筒から伸縮自在な内筒とから構成
    され、アームの内筒の先端部にマンホールの蓋を固縛可
    能な固縛手段が線状部材を介して吊下され、この固縛手
    段が上記アームの揺動及び伸縮により車枠の下方に位置
    する格納位置と該車枠の後部よりも後方に張り出す作業
    位置との間で移動自在に構成されるとともに、上記線状
    部材を適宜なアクチュエータによりアームの先端部から
    下方に送り出すとともに、先端部側に引き込むことで固
    縛手段がアームの先端部において上下方向に昇降可能に
    構成されたことを特徴とするマンホール蓋着脱装置を備
    えた地下工事用車輌。
  3. 【請求項3】前記アームの先端部に固定滑車が設けられ
    るとともに、移動シリンダにより該固定滑車に近接・離
    隔するよう移動する動滑車が設けられ、固定滑車近傍の
    アームの先端部に前記線状部材の一端が止着されるとと
    もに、この線状部材の他端が前記動滑車と固定滑車とに
    巻回された後、前記固縛手段に止着され、上記移動シリ
    ンダの伸縮に伴う動滑車の移動により該固縛手段が線状
    部材を介して上下方向に昇降可能に構成された請求項1
    又は2記載のマンホール蓋着脱装置を備えた地下工事用
    車輌。
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