JP3017076B2 - トラックの幌掛け装置 - Google Patents

トラックの幌掛け装置

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JP3017076B2
JP3017076B2 JP8043507A JP4350796A JP3017076B2 JP 3017076 B2 JP3017076 B2 JP 3017076B2 JP 8043507 A JP8043507 A JP 8043507A JP 4350796 A JP4350796 A JP 4350796A JP 3017076 B2 JP3017076 B2 JP 3017076B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックの荷台に
積載した貨物を覆って保護する幌を、作業者が貨物の上
に登ることなく掛けることができるとともに、貨物の上
から取り除いた幌を容易に収納することができるトラッ
クの幌掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックの荷台に積載した貨物を
雨水や埃等から保護したり、風圧による飛散を防いだり
するために、ビニールシート等の防水性の材料から製造
された幌で貨物を覆っている。この幌は、使用されない
ときには折り畳まれ、トラックのキャビン上に設けられ
た備品置き場に載置されて固定される。これに対して幌
を使用する時には、作業者が貨物や荷台の上に登り、折
り畳まれた幌を拡げて貨物の上に掛けた後、ロープやゴ
ムベルト等を用いて幌をトラックの荷台に固定する。そ
して幌を収納する際には、幌を地面に降ろして折り畳ん
だ後、作業者が肩に担いでキャビン上に登り、幌を前記
備品置き場上に載置して固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、幌掛け作業を行
う作業者は、幌を広げて貨物に掛けるために貨物や荷台
の上に登ったり、折り畳んだ幌を肩に担いでキャビンの
上に登ったりする高所作業を余儀なくされている。これ
により、作業者が貨物や荷台の上から誤って転落し、負
傷する労災事故の危険性が高かった。しかしながら、幌
を貨物の上に機械的に掛けることができる幌掛け装置は
開発されておらず、幌掛け作業は人手に頼らざるを得な
いのが現状である。
【0004】一方、貨物を箱形のコンテナ内に収納する
パネルトラックや、荷降ろしする際に貨物を覆うカバー
が上方に開くウィング車等も広く用いられてはいるが、
搭載する貨物の形態を選ばない平積みトラックの機動性
はすこぶる高く、平積みトラックの必要性が無くなるこ
とはない。また、土砂や産業廃棄物等を貨物とする場合
には、ダンプトラックの使用が必須である。そして、走
行の風圧により貨物が飛散しやすい場合には、幌を掛け
て貨物を覆わなければならない。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した問題点
を解消し、貨物や荷台あるいはキャビン上に作業者が登
ることなく幌を貨物に掛けることができ、かつ幌を容易
に収納することができるトラックの幌掛け装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、トラックの荷台に積載した貨物を覆って
保護する幌を前記貨物の上に掛けるトラックの幌掛け装
置であって、前記トラックの車体に取り付けられて前記
荷台の前後方向に延びる、互いに平行な左右一対のガイ
ドレールと、これらのガイドレールに沿ってそれぞれ往
復動可能な左右一対の移動体と、これらの移動体を駆動
して往復動させる移動体駆動手段と、前記左右一対の移
動体にそれぞれ下端が軸支されて、前記荷台の前後方向
に揺動可能な左右一対の支持アームと、これらの支持ア
ームを揺動させる支持アーム揺動手段と、前記支持アー
ムの上端間に回転自在に架け渡された、前記幌を巻取る
巻取ドラムと、この巻取ドラムを回転させる巻取ドラム
回転手段とを備える。そして、前記巻取ドラムは、前記
荷台の前端側の上方と、前記荷台の後端側における前記
トラックの走行路面近傍との間で往復揺動変位可能とさ
れる。
【0007】すなわち、本発明のトラックの幌掛け装置
によれば、幌掛け作業を行う作業者は、トラックの荷台
上に積載した貨物の上や荷台の上に登る高所作業を一切
行うことなく、荷台上に積載した貨物の上に幌を掛ける
ことができる。また、巻取ドラムが荷台の後端側におい
てトラックの走行路面近傍にまで降下するから、作業者
は、貨物の上から降ろした幌を走行路面上で折り畳んだ
後、容易に巻取ドラムに装着することができる。これに
より、本発明によれば、幌掛け作業を行う作業者は、ト
ラックの荷台上に積載した貨物の上や荷台の上に登る高
所作業を一切行うことなく、幌を貨物の上に掛けたり貨
物の上から降ろしたりする作業を行うことができる。
【0008】また、本発明によれば、巻取ドラム自体が
回転しつつトラックの荷台上方を前後方向に移動するの
で、幌を巻取ドラムから徐々に巻き解きつつ貨物の上に
掛けることができる。これにより、幌を掛ける際に幌と
貨物が互いに擦れ合って幌が損傷することを、確実に防
止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるトラックの幌
掛け装置の一実施形態を、図1乃至図5を参照して詳細
に説明する。
【0010】まず最初に、図1乃至図4を参照し、本実
施形態のトラックの幌掛け装置を構成するガイドレー
ル、移動体、移動体駆動手段、支持アームおよび巻取ド
ラムについて説明する。
【0011】図1に示したトラック1の荷台2の左右の
側縁には、断面形状が略C字形とされた左右一対のガイ
ドレール10L,10Rが、荷台2の前後方向に延びる
ように、かつ荷台2の左右方向に向かって開口するよう
に取り付けられている。また、これらのガイドレール1
0L,10Rの内部には、移動体20が嵌装され、ガイ
ドレール10L,10Rに沿って前後方向に往復動可能
とされている。前記移動体20は、ガイドレール10
L,10R内を転動可能な前後一対のローラ21と、こ
れらのローラ21を接続する本体部分22とを有してい
る。そして前記本体部分22には、図3に示したように
ガイドレール10L,10Rの開口から荷台2の側方に
向かって水平に延びる支軸23が突設されている。
【0012】一方、前記ガイドレール10L,10Rに
は、図1に示したように前記移動体20を駆動して前後
方向に往復動させる移動体駆動手段30が設けられてい
る。この移動体駆動手段30は、図3に示したように、
ガイドレール10L,10Rの前後端にそれぞれ回転自
在に軸支された滑車31,32と、これらの滑車31,
32間に巻回されたワイヤケーブル33とを有してい
る。そして、前記ワイヤケーブル33の末端は、前記移
動体20の本体部分22に接続されている。さらに前側
の滑車31には、回転ハンドル34が取り付けられてい
る。これにより、前記回転ハンドル34を手で正逆方向
に回転させると、ワイヤケーブル33が前後方向に送ら
れ、移動体20をガイドレール10L,10R内を前後
方向に往復動させることができる。
【0013】また、左右一対の前記移動体20には、図
3に示したように、左右一対の支持アーム40L,40
Rが、それぞれ荷台2の上方に向かって延びるように取
り付けられている。これらの支持アーム40L,40R
は、図3に示したように円柱状の本体部分41と、この
本体部分41の両端に設けられた円環状の下端部42お
よび上端部43とを有している。そして、前記下端部4
2は、ブッシュを介して前記移動体20の支持軸23に
外嵌され、支持アーム40L,40Rは支持軸23の軸
線の廻りに揺動可能とされている。また、左右一対の支
持アーム40L,40Rの前記上端部43間には、水平
に延びる回転軸44が架け渡されている。そして、前記
回転軸44の両端部がそれぞれブッシュを介して支持ア
ーム40L,40Rの上端部43に内嵌され、回転軸4
は回転自在な状態で左右一対の支持アーム40L,40
Rに支持されている。
【0014】前記回転軸44には、図3に示したように
幌を巻取る巻取ドラム50が取り付けられている。この
巻取ドラム50は幌6を巻き付ける円筒状の本体部分5
1と、この本体部分51の両端部に垂設された左右一対
のフランジ52,53とを有している。そして、この巻
取ドラム50はキーを介して前記回転軸44に連結さ
れ、回転軸44と一体に回転するようにされている。な
お、図3中に2点鎖線で描いたように、前記幌6は、荷
台2上に積載された貨物の上方部分を覆う部分上面6a
と、左右の側方部分を覆う側面部分6b,6cとが互い
に重ね合わされた状態で巻取ドラム50に巻き付けられ
る様になっている。また、巻取ドラム50の本体部分5
1には、3本のバンド54が取り付けられいる。そして
これらのバンド54を介して、幌6が巻取ドラム50に
接続されるようになっている。
【0015】また、図3に示したように、図示左側の支
持アーム40L側には、前記巻取ドラム50を駆動して
回転させる巻取ドラム回転手段60が設けられている。
この巻取ドラム回転手段60は、前記移動体20の支持
軸23の先端部分に軸受を介して回転自在に外嵌された
下スプロケット61と、この下スプロケット61に取り
付けられた回転ハンドル62と、前記回転軸44の図示
左側の末端にキーを介して連結された、回転軸44と一
体に回転する上スプロケット63と、これらの上下一対
のスプロケット61,63間に巻回された無端状の駆動
チェーン64とを有している。これにより、前記回転ハ
ンドル62を手で掴んで正逆方向に回転させると、駆動
チェーン64が循環して回転軸44を駆動し、巻取ドラ
ム50を正逆方向に回転させることができるようになっ
ている。
【0016】また、前記左右一対の支持アーム40L,
40Rは、支持アーム傾倒手段70によって、前記移動
体20の支持軸23の軸線の廻りに傾倒可能とされてい
る。すなわち、前記支持アーム傾倒手段70は、図2に
示したように前記移動体20に接続された第1のケーブ
ル71と、前記支持アーム40L,40Rに接続された
第2のケーブル72と、これらのケーブル71,72を
連結するラチェット73と、このラチェット74を操作
する回転ハンドル74と、支持アーム40L,40Rを
ほぼ直立させた状態で固定できる、移動体20に取り付
けられた固定腕75とを有している。これにより、回転
ハンドル74を手で掴んで正方向に回転させると、ケー
ブル71,72がラチェット73の作用により互いに引
き寄せられて支持アーム40L,40Rが起立させら
れ、固定腕75に当接してほぼ直立した状態で固定され
る。これに対して、回転ハンドル74を逆方向に回転さ
せると、ケーブル71,72がラチェット73の作用に
より互いに引き離されて支持アーム40L,40Rは次
第に傾倒し、巻取ドラム50をトラック1のキャビン3
上に載置させることができる。
【0017】次に、上述のように構成されたトラックの
幌掛け装置100の作動について図1を参照して説明す
ると、巻取ドラム50は、図1中に符号Aで示したよう
に、支持アーム40L,40Rの傾倒によってトラック
1のキャビン3上に載置されて固定される格納状態と、
図1中に符号Bで示したように、支持アーム4040
L,40Rが直立して荷台2の前端上方に位置する前方
位置状態と、図1中に符号Cで示したように、ガイドレ
ール10に沿って荷台2の後方上部に移動した後方位置
状態との間で往復変位することができる。
【0018】トラック1の荷台2上に貨物を積載しない
状態では、幌6は巻取ドラム50に巻き付けた状態で収
納される。そして、巻取ドラム50は、図1中に符号A
で示したようにキャビン3上に載置されて固定される。
なお、この状態では巻取ドラム50は前記キャビン3上
に設置された整流風防4の後方に位置し、走行に伴う風
圧によって幌6が巻取ドラム50から巻き解けることは
無い。
【0019】次に、荷台2上に積載した貨物に幌を掛け
る作業の手順について説明する。まず、幌掛け作業の第
1段階では支持アーム40を直立させ、図1中に符号B
で示したように巻取ドラム50を荷台2の前端上方に位
置させる。そして、第2段階においては、巻取ドラム駆
動手段60の回転ハンドル62を手動で操作して巻取ド
ラム50を回転させ、巻取ドラム50に巻き付けられて
いる幌6を徐々に巻き解き、図4に示したように幌6の
前端部分6dをトラック1の鳥居7と貨物5との間の隙
間内に垂らす。次いで、第3段階においては、移動体駆
動手段30の回転ハンドル34を手動で操作して、移動
体20を後方に移動させ、巻取ドラム50を徐々に荷台
2の後端に向かって変位させる。この時、幌6の前端部
分6dが貨物5の前方に垂れ下がって幌6と貨物5とが
摩擦係合していることから、巻取ドラム50は幌6によ
って引かれて自然に回転し、幌6は巻取ドラム50から
次第に巻き解かれて貨物5の上に展開される。図1中に
符号Cで示したように、巻取ドラム50が荷台2の後端
上方に到達した第4段階においては、巻取ドラム回転手
段60の回転ハンドル62を手動で操作して巻取ドラム
50を回転させ、幌6を巻取ドラム50から完全に巻き
解く。そして、巻取ドラム50に取り付けられている前
記ベルト54と幌6との連結を解除することにより、幌
6は巻取ドラム50から切り離されて貨物5の上に折り
畳んだ状態で載置される。
【0020】一方、幌6には多数の環状の紐が縫いつけ
られている。また、幌掛け作業を行う作業員は、先端に
フックが取り付けられた幌掛け棒を所持している。これ
により、貨物5の上に折り重ねられた状態で載置された
幌6の前記環状紐に前記幌掛け棒のフックを引っ掛け、
幌6を引っ張ることにより、幌6の側面部分6b,6c
をそれぞれ貨物5上から引きずり降ろして貨物5の側方
に垂らすことができる。そして、ロープあるいはゴムベ
ルト等を用いて幌6を荷台2に係止するとともに、巻取
ドラム50を図1中に符号Aで示した位置に復帰させれ
ば、幌掛け作業を完了する。
【0021】これに対して、貨物5上から幌6を取り除
く際には、幌6を荷台2に係止しているロープ若しくは
ゴムベルト等を取り除いた後、作業者が幌6を引っ張っ
て地上に降ろす。そして、地上において幌6を折り畳
み、図3中に2点鎖線で描いたように幌6の側面部分6
b,6cを上面部分6aの上に重ね合わせる。次いで、
巻取ドラム50を図1中に符号Cで示した位置に進めた
後、巻取ドラム50から前記ベルト54を地上にまで垂
れ下げさせ、ベルト54と幌6とを連結する。そして、
巻取ドラム回転手段60の回転ハンドル62を操作して
巻取ドラム50を回転させることにより、幌6を巻取ド
ラム50に徐々に巻き付けることができる。その後、巻
取ドラム50を図1中に符号Aで示す位置に復帰させる
ことにより幌6の収納を完了する。
【0022】すなわち、以上の説明から明らかなよう
に、上述したトラックの幌掛け装置100によれば、幌
掛け作業を行う作業者が荷台2や貨物5の上に登ること
なく、幌6を貨物5の上に掛ける作業を行うことができ
る。また、貨物5上から取り除かれて地上に降ろされた
幌6を、巻取ドラム50に巻き付けることにより幌6を
収納するので、従来のように折り畳んだ幌を肩に担いで
トラック1のキャビン3上に登る必要が無い。これによ
り、上述したトラックの幌掛け装置100によれば、幌
6を貨物5の上に掛ける幌掛け作業、および貨物5の上
から取り除いた幌6を収納する作業を、安全にかつ容易
に行うことができる。
【0023】なお、上述したトラックの幌掛け装置10
0においては、前記移動体駆動手段30と巻取ドラム回
転手段60、および支持アーム傾倒手段70を、いずれ
も人力によって操作する様になっているが、これらの機
構を電気モータあるいは流体圧アクチュエータによって
動作するように構成しても良いことはもちろんである。
また、上述したトラックの幌掛け装置100において
は、ガイドレール10がトラック1の前後方向に延びる
ように配設されているが、トラック1の荷台2の前後寸
法と幅寸法との関係によっては、ガイドレール10がト
ラック1の幅方向に延びるように、かつ巻取ドラム50
がトラック1の前後方向に延びるように配設することと
しても良い。
【0024】次に、図5を参照し、上述したトラックの
幌掛け装置100をさらに改良したトラックの幌掛け装
置200について説明する。
【0025】図5に示したトラックの幌掛け装置200
は、前述したトラックの幌掛け装置100とほぼ同様の
構成を有しているが、移動体20に基端が軸支された支
持アーム210が、巻取ドラム50を地上に降ろすこと
ができるように揺動可能とされている点、および前記支
持アーム210を駆動して揺動させる支持アーム揺動手
段220が移動体20に取り付けられている点、さらに
移動体20が動力によって前後動するようにされている
点、および巻取ドラム50が動力によって回転駆動され
る点の4点において異なっている。
【0026】前記支持アーム揺動手段220は、移動体
20に取り付けられた図示されない電動モータと、この
電動モータの回転駆動力を減速して伝達する減速機とか
ら構成されている。そして、支持アーム210は前記減
速機の駆動出力によって揺動し、図5中に符号A,B,
Cで示したように荷台2の上方に向かって延びて巻取ド
ラム50を持ち上げた状態と、符号Dで示したように巻
取ドラム50を地上に降ろした傾斜状態との間で往復揺
動可能とされている。
【0027】これにより貨物5の上から取り除いて地上
に降ろした幌6を、地上で折り畳んだ後、地上に降ろさ
れた巻取ドラム50に容易に巻き付けることができるか
ら、幌6を収納する作業を極めて容易に行うことができ
る。
【0028】また、このトラックの幌掛け装置200に
おいては、移動体20が電動モータにより駆動されて前
後動するようにされている。また、巻取ドラム50が、
やはり電動モータにより駆動されて回転するようにされ
ている。そして、移動体20の前後動による巻取ドラム
50の前後方向の往復変位と、支持アーム210の揺動
による巻取ドラムの昇降変位、および巻取ドラム50の
作動の制御をリモコンスイッチを用いて行うようになっ
ている。これにより、幌掛け作業を行う作業者は、リモ
コンスイッチを操作することにより、幌掛け作業をより
一層容易に行うことができる。
【0029】なお、このトラックの幌掛け装置200を
用いた幌掛け作業の手順は、前述したトラックの幌掛け
装置100のそれと同様である。また、支持アーム揺動
手段220の動力源を油圧シリンダ等に置き換えること
もできる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のトラックの幌掛け装置によれば、幌掛け作業を行う作
業者は、トラックの荷台上に積載した貨物の上や荷台の
上に登る高所作業を一切行うことなく、荷台上に積載し
た貨物の上に幌を掛けることができる。また、特に巻取
ドラムが荷台の後端側においてトラックの走行路面近傍
にまで降下するから、作業者は、貨物の上から降ろした
幌を走行路面上で折り畳んだ後、容易に巻取ドラムに装
着することができる。これにより、本発明によれば、幌
掛け作業を行う作業者は、トラックの荷台上に積載した
貨物の上や荷台の上に登る高所作業を一切行うことな
く、幌を貨物の上に掛けたり貨物の上から降ろしたりす
る作業を行うことができるから、作業者が誤って転落し
負傷する労災事故を確実に防止することができる。さら
に、本発明によれば、巻取ドラム自体が回転しつつトラ
ックの荷台上方を前後方向に移動するので、幌を巻取ド
ラムから徐々に巻き解きつつ貨物の上に掛けることがで
きる。これにより、幌を掛ける際に幌と貨物が互いに擦
れ合って幌が損傷することを、確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトラックの幌掛け装置を装備した
トラックの側面図。
【図2】図1に示したトラックの幌掛け装置を拡大して
示した側面図。
【図3】図2に示したトラックの幌掛け装置のIII−
III矢視線に沿った断面図。
【図4】図1に示したトラックの幌掛け装置の作動を説
明する側面図。
【図5】本発明によるトラックの幌掛け装置を装備した
トラックの側面図。
【符号の説明】
1 トラック 2 荷台 3 キャビン 4 整流風防 5 貨物 6 幌 7 鳥居マスト 10 ガイドレール 20 移動体 21 ローラ 22 本体部分 23 支持軸 30 移動体駆動手段 31,32 滑車 33 ケーブル 40 支持アーム 41 アーム本体 50 巻取りドラム 51 ドラム本体 52,53 フランジ 54 接続ベルト 60 巻取りドラム回転手段 61,63 スプロケット 62 回転ハンドル 64 駆動チェーン 70 支持アーム傾倒手段 71,72 ケーブル 73 ラチェット 74 回転ハンドル 100 第1実施形態のトラックの幌掛け装置 200 第2実施形態のトラックの幌掛け装置 210 幌展開用アーム 220 幌展開用アーム揺動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 7/04 B60J 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックの荷台に積載した貨物を覆って保
    護する幌を、前記貨物の上に掛けるトラックの幌掛け装
    置であって、 前記トラックの車体に取り付けられて前記荷台の前後方
    向に延びる、互いに平行な左右一対のガイドレールと、 これらのガイドレールに沿ってそれぞれ往復動可能な左
    右一対の移動体と、 これらの移動体を駆動して往復動させる移動体駆動手段
    と、 前記左右一対の移動体にそれぞれ下端が軸支されて、前
    記荷台の前後方向に揺動可能な左右一対の支持アーム
    と、 これらの支持アームを揺動させる支持アーム揺動手段
    と、 前記支持アームの上端間に回転自在に架け渡された、前
    記幌を巻取る巻取ドラムと、 この巻取ドラムを回転させる巻取ドラム回転手段とを備
    え、 前記巻取ドラムは、前記荷台の前端側の上方と、前記荷
    台の後端側における前記トラックの走行路面近傍との間
    で往復揺動変位可能とされていることを特徴とするトラ
    ックの幌掛け装置。
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