JPH0516034Y2 - - Google Patents

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JPH0516034Y2
JPH0516034Y2 JP1988117453U JP11745388U JPH0516034Y2 JP H0516034 Y2 JPH0516034 Y2 JP H0516034Y2 JP 1988117453 U JP1988117453 U JP 1988117453U JP 11745388 U JP11745388 U JP 11745388U JP H0516034 Y2 JPH0516034 Y2 JP H0516034Y2
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manhole
loading platform
guide
floor plate
rear opening
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、マンホール内において各種作業を
行う場合に用いられるマンホール内作業用車両に
関する。
従来の技術 マンホール内で、例えばケーブルの付設、点
検、接続作業を行う場合に第12図に示すような
作業用車両が用いられる場合がある。
この作業用車両には、箱型の荷台1が設けら
れ、この荷台1の内部にはレール2が長手方向に
配置されている。
そして、荷台1内に上記レール2に沿つてスラ
イドする覆体3が設けられている。
上記覆体3はその下部が開放され開口部の下縁
にはスカート部4が設けられ、このスカート部4
によつて、マンホール5を覆い各種作業を行うよ
うになつている。
考案が解決しようとする課題 覆体3によつてマンホール内における作業をス
ムーズに行うことができるが、覆体3は荷台1内
にそのままの状態で収納される関係で、複数のレ
ール2を荷台1の長手方向に渡つて設ける必要が
ある等、設備が大掛かりとなり高価なものになつ
てしまうという問題点があつた。
更に、覆体3が収納されるとその分だけ荷台1
の収納スペースが狭まり、作業用工具等の収納が
困難になる。
また、覆体3を荷台1から引き出した状態で
は、片持状態となる覆体3によりレール2に負荷
がかかり耐久性上問題があり、これを防止するた
めレール2、覆体3の強度剛性を高めると車体重
量が増加してしまうという問題が生ずる。
そこで、この考案は荷台内部の収納スペースを
できる限り広く確保でき、耐久性が高く軽量なマ
ンホール内作業用車両を提供するものである。
課題を解決するための手段 箱型の荷台後部開口部の下部にヒンジが設けら
れ、このヒンジにU字状のガイドフレームの両端
が回動自在に支持され、ガイドフレームは荷台後
部に位置する格納位置からマンホールの開口部周
縁に対向配置される使用位置まで自重によつて回
動し、使用位置から格納位置へは駆動装置によつ
て回動自在にされ、荷台後部開口部とガイドフレ
ームとの間には伸縮自在の幌部が設けられ、荷台
後部開口部の下部にはガイドフレームを覆う床板
が回動自在に支持され、床板にはマンホールに対
向する穴が形成され、床板の穴には床板にフラン
ジによつて係止するマンホールガイドが着脱自在
に挿入され、マンホールガイドの下部はマンホー
ルに嵌合可能にされている。
作 用 作業場所の所定位置に車両を移動し、ガイドフ
レームを自重によつて使用位置に回動させてマン
ホールに対向させ、幌部を展開して伸長状態にす
る。ここで、ガイドフレームのマンホールに対す
る位置決めは車両の微速走行で行う。次いで、マ
ンホールの蓋を開いた後に、床板を回動させてガ
イドフレームを閉塞し、床板の穴からマンホール
へマンホールガイドを挿入する。作業者はガイド
フレーム及びマンホールガイドによつて保護され
た状態で作業を行う。作業終了後に駆動装置によ
つてガイドフレームを使用位置から格納位置に回
動させて幌部を車両後部に格納する。
実施例 以下、この考案の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一態様部分に同一符号を付して詳述す
る。
第1〜10図に示す実施例において、マンホー
ル内作業車の後部には箱型の荷台1が設けられて
いる。この荷台1の後部開口部1aの下部にはロ
ツク機構を有するヒンジ1bが設けられている。
このヒンジ1bにはU字状のガードフレーム7の
両端が回動自在に支持され、荷台1の後部開口部
1aに位置する格納位置から、マンホール5に対
向してマンホール5の周縁を覆う使用位置までの
間を回動するようになつている。
尚、荷台1の後部開口部1aには第6図に示す
ように横方向にシヤツタ1cが開閉自在に設けら
れている。
上記ガードフレーム7と上記後部開口部1aの
周縁との間には複数のリブ8を介して半透明のテ
ント地等から成る幌部6がアコーデオン方式に伸
縮自在に設けられている。尚、後部開口部1aに
折り畳めるものであれば幌部6以外の形式も採用
できる。
ガードフレーム7は、第5図に示すように上記
後部開口部1aの両側部および下部に配置された
複数のスプロケツト9を介して、ウインチ10に
よりワイヤ11の両端を同期させて巻き取ること
で幌部6を縮退して格納位置へ至り、自らの自重
で幌部6を伸張して使用位置へ至るようになつて
いる。
また、上記後部開口部1aの下部にはガードフ
レーム7を覆う床板12が回動自在に支持され、
ガードフレーム7を回動させた幌部6の伸張状態
で(使用位置で)ガードフレーム7上に作業用の
床を形成するようになつている。
上記床板12には回動端側にマンホール5に対
応する穴13が設けられ、この穴13と、マンホ
ール5との間に、第2図に示すマンホールガイド
14が装着されるようになつている。
マンホールガイド14は、上部に上記穴13の
周縁に係止するフランジ15が設けられ、下部に
はマンホール5に嵌着されるゴム体16が取り付
けられた筒状の部材であつて、筒状部分は鉄製の
枠とアルミ製の胴体から成り、フランジ15には
吊り下げ用のフツク17が取り付けられている。
上記フランジ15は、床板12の穴13とマン
ホール5とが位置ずれした場合を考慮して一定の
幅に形成されている。
一方、荷台1の内部には駆動装置としてのクレ
ーン18が設けられている。
上記クレーン18は、第3図に示すように荷台
1の側壁と床面にフレーム19を介して取り付け
られているもので、フレーム19には2関節タイ
プのブーム20が揺動自在に設けられている。
上記ブーム20にはウインチ21が取り付けら
れ、ブーム20から吊り下げたワイヤ21a先端
のフツク22によりマンホールガイド14等を吊
り下げ、荷役作業の容易化を図つている。
また、第4図に示すのは作業用の梯23であつ
て、略逆J字状に形成され、下部にはマンホール
5内の把持部に係止するフツク部24が、上部に
は床板12の当接部25が設けられている。そし
て、この当接部25は、梯本体に対して伸張自在
に構成され、ロツクボルト26により最適長で固
定できるようになつている。
尚、27はガードフレーム7に取り付けられた
標識灯を示し、この標識灯27の表示部27aは
取り付け部27bに対して回動自在に取り付けら
れ、幌部6の伸張時、縮退時の双方において表示
部27aが後方に指向するようになつている。
また、28は作業時に車体を支持するアウトリ
ガ、29は格納式ステツプ、30はマンホール5
の位置を確認し車両の位置決めを容易化するバツ
クアイカメラを示す。
上記実施例構造によれば、まず第7図に示すよ
うに、ガードフレーム7に取り付けられたバツク
アイカメラ30によつて確認しながら車両をマン
ホール5に対して適正に位置決めする。
尚、この作業に前後してシヤツタ1cを開放し
ておく。
次いで、第8図に示すようにアウトリガ28を
延出して車体を支持した後、ヒンジ1bのロツク
機構を解除してウインチ10を緩み方向に回動さ
せれば、ガードフレーム7はその自重により回動
し、マンホール5に対向して使用位置となり、幌
部6はリブ8によりスムーズに伸張状態となる。
このとき、ガードフレーム7の自重により幌部6
には張力が付与される。
また、標識灯27は取り付け部27bに対して
回動して表示部27aを後方に向け、通過する他
の車両に対して注意を喚起する。
そして、荷台1内のクレーン18のブーム20
を回動させフツク22によりマンホール5の蓋を
吊り上げて台車等に乗せておき、第9図に示すよ
うに床板12を回動させてガードフレーム7を閉
塞する。ここで、床板12を回動させた後に床板
12の穴13とマンホール5にずれがあるときに
は、車両を微速走行させれば容易にマンホール5
に対する位置決めができる。
そして、第10図に示すようにクレーン18に
より荷台1に配置されたマンホールガイド14を
吊り上げて、マンホールガイド14を床板12の
穴13に挿入する。
具体的には、クレーン18のウインチ21でワ
イヤ21aを延ばしフツク22をマンホールガイ
ド14のフツク17に引つ掛けて吊り上げ、マン
ホールガイド14のゴム体16をマンホール5に
嵌着すると共にマンホールガイド14のフランジ
15を床板12に係止させる。
これにより、マンホール5の内部が、荷台1内
と連通されると共に幌部6により外部から遮断さ
れ、外部の環境に左右されない最適な作業環境が
確保されるのである。
次いで、同じく第10図に示すように荷台1内
に配置された梯23をマンホールガイド14に挿
通し、梯23のフツク部24をマンホール5内の
把持部に係止させ、当接部25を引き出して床板
12に設置させ、ロツクボルト26により当接部
25を固定する。
したがつて、各工事毎に異なるマンホール5内
の把持部の位置に対応して、梯23を最適長さに
伸縮させることができ、梯23を把持部と床板1
2間でガタツキなく確実に固定できる。
また、梯23がJ字状に固定されていることに
より、マンホール5から出る際に作業者は常に足
から床板12上に降りることができ安全性が高く
なる。
このようにして、足場としての床板12から梯
23を使つてマンホール5内に降り所定の作業を
行う。
このとき、前述したようにマンホール5内は外
部環境に影響されないため、ゴム体16によつて
確実なシールを行えば雨天時であつてもマンホー
ル5内に雨水が侵入することもなく作業はスムー
ズに行える。
また、幌部6には半透明のテント地が用いられ
ているため幌部6内の床板12上は適度な明るさ
となる。尚、幌部6あるいは荷台1内に照明を用
いてもよい。
更に、ガードフレーム7及びマンホールガイド
14によつて、マンホール5の周囲が保護される
こととなり、万一、走行する他の車両が追突して
も床板12上の作業者を保護でき安全性が確保さ
れる。
そして、作業終了後、梯23、マンホールガイ
ド14を取り外し荷台1の所定位置に戻し、ガー
ドフレーム7をウインチ10により回動させれ
ば、床板12も共に回動し、ガードフレーム7に
よつて幌部6は縮退しながら折り畳まれて格納位
置となり荷台1の後部開口部1aにコンパクトに
格納される。
このとき、ウインチ10はワイヤ11の左右の
端部を同期させて巻き取るため、幌部6はスムー
ズに格納される。
したがつて、この幌部6格納時においては、荷
台1内は何等スペースを取らず荷積みスペースが
狭くなることはなく、また幌部6は軽量であるた
め車体重量を増加させるには至らない。
第11図に示すのはこの考案の第2実施例であ
る。この実施例は荷台1の後部開口部1aを斜状
に形成すると共に幌部6を荷台1上に縮退させて
設置格納するようになつており、実質的に幌部6
に回動半径の大きなものを用いることができる。
また、幌部6の開放端を接地するようにしてマン
ホール5内と外部とを隔てている。尚、第2実施
例において第1実施例と同一部分には同一符号を
付して説明は省略する。
この実施例によれば、第1実施例の効果に加え
作業空間の拡大を図ることができるという効果が
ある。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、自
重により回動するガイドフレームによつて幌部が
伸長状態になるため、複雑な機構も必要とせず幌
部の展開作業が簡単になるという効果がある。ま
た、駆動装置によつてガイドフレームを回動させ
れば幌部は荷台後部に折り畳んだ状態で格納され
るため、荷台内には殆ど収納スペースを必要とせ
ず、荷台スペースの十分な利用を可能とすること
ができるという効果がある。
そして、ガイドフレームは路面に対する接地手
段を必要としないため、マンホールに対する位置
決めが、車両を微速走行するだけで簡単に行える
という効果がある。
また、ガイドフレームを閉塞する床板の穴とマ
ンホールとにマンホールガイドを挿入することに
より、ガイドフレームとマンホールガイドによつ
て作業者の周囲を保護でき、車両の進入に対して
作業者の安全性を確保できるという効果がある。
そして、従来のように大掛かりな付帯設備も必
要なく、軽量コンパクトに構成できるため車体の
軽量化に寄与できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図はこの考案の第1実施例を示すも
ので、第1図は要部斜視図、第2図はマンホール
ガイドの斜視図、第3図はクレーンの斜視図、第
4図は梯の斜視図、第5図はウインチとワイヤの
配置斜視図、第6図はシヤツタ付近の斜視図、第
7〜10図は各々作業状況説明図、第11図は第
2実施例の要部斜視図、第12図は従来技術の斜
視図である。 1……荷台、1a……後部開口部、1b……ヒ
ンジ、5……マンホール、6……幌部、7……ガ
イドフレーム、12……床板、13……穴、14
……マンホールガイド、15……フランジ、18
……クレーン(駆動装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱型の荷台後部開口部の下部にヒンジが設けら
    れ、このヒンジにU字状のガイドフレームの両端
    が回動自在に支持され、ガイドフレームは荷台後
    部に位置する格納位置からマンホールの開口部周
    縁に対向配置される使用位置まで自重によつて回
    動し、使用位置から格納位置へは駆動装置によつ
    て回動自在にされ、荷台後部開口部とガイドフレ
    ームとの間には伸縮自在の幌部が設けられ、荷台
    後部開口部の下部にはガイドフレームを覆う床板
    が回動自在に支持され、床板にはマンホールに対
    向する穴が形成され、床板の穴には床板にフラン
    ジによつて係止するマンホールガイドが着脱自在
    に挿入され、マンホールガイドの下部はマンホー
    ルに嵌合可能にされていることを特徴とするマン
    ホール内作業用車両。
JP1988117453U 1988-09-07 1988-09-07 Expired - Lifetime JPH0516034Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619412Y2 (ja) * 1988-11-29 1994-05-25 新明和工業株式会社 マンホール蓋着脱装置を備えた地下工事用車輌
JP2012041732A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Toyota Motor Kyushu Inc マンホール蓋開閉装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532300U (ja) * 1976-06-25 1978-01-11

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