JPH06188982A - ボイスメールシステムおよび音声蓄積装置 - Google Patents

ボイスメールシステムおよび音声蓄積装置

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JPH06188982A
JPH06188982A JP35662592A JP35662592A JPH06188982A JP H06188982 A JPH06188982 A JP H06188982A JP 35662592 A JP35662592 A JP 35662592A JP 35662592 A JP35662592 A JP 35662592A JP H06188982 A JPH06188982 A JP H06188982A
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JP
Japan
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message
voice
mail system
notification
voice mail
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Application number
JP35662592A
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English (en)
Inventor
Katsusuke Kakizawa
勝祐 柿沢
Shigeki Sakurai
茂樹 櫻井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声蓄積サービスを行うボイスメールシステ
ムにおいて、登録するメッセージの緊急度に応じて、適
正に通知することができるボイスメールシステムを提供
することを目的とする。 【構成】 ボイスメールへのメッセージ登録時に、その
メッセージの緊急度を指定できるようにし、ボイスメー
ルは指定された緊急度に応じて受信メッセージがある旨
の通知を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声蓄積サービスを行
うボイスメールシステムにおいて、メッセージの受信が
あった旨を通知する方式に関するものである。また、本
発明は、音声蓄積装置のメモリの管理に関するもので、
特に消去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボイスメールシステムにおけ
るメッセージ受信の通知サービスとしては、次のような
方式が知られている。 (1)受信メッセージがあるとボイスメールシステムか
ら受信者の内線電話機を呼び出したり、LEDやディス
プレイに、その旨を表示する。 (2)通話録音をした人がメッセージをボイスメールシ
ステムへ登録する時点で通話内容を判断し、手動でポケ
ットベルを呼び出す操作を行う。あるいは、メッセージ
が登録されると自動的にポケットベルを呼び出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、登録されたメッセージの内容にかかわらず、
受信メッセージがある旨の通知方式が画一的であり、録
音したメッセージは、受信者が受信メッセージがあるこ
とを知り、そのメッセージを再生しない限りメッセージ
が伝わらないため、次のような欠点があった。 (1)内線電話機や特別な表示装置に表示するだけであ
り、電話機や表示装置の近くにいなければ、受信メッセ
ージがあることを知るすべがない。 (2)通話録音した人の判断でポケットベル呼出を行う
ため、メッセージを伝えたい人自身の意志が正確に反映
されない恐れがある。 (3)自動的にポケットベルを呼び出す方式では、メッ
セージの内容によっては不必要にポケットベル呼出を行
うことになり、メッセージを録音した人の意志が反映さ
れない。 (4)緊急に伝えたいメッセージであっても、受取人が
再生のためにボイスメールにアクセスしなければメッセ
ージが伝わらない。また、緊急のメッセージに第三者が
対応することもできない。
【0004】そこで、本発明は、登録するメッセージの
緊急度に応じて、適正に通知することができるボイスメ
ールシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声蓄積サー
ビスを行うボイスメールシステムにおいて、メッセージ
登録時に当該メッセージの緊急度を複数のランクから選
択する緊急度選択手段と、メッセージ受取人への緊急通
知手段を登録する登録手段と、前記緊急度のランクと前
記緊急通知手段に応じてメッセージ受信を通知する通知
制御手段とを有することにより、メッセージを録音した
人の意志でメッセージの緊急度に応じて相手へ受信メッ
セージがある旨を通知でき、メッセージを録音したまま
相手が全く聞かずにいることがないようにしたものであ
る。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例によるシステム
構成を示すブロック図である。
【0007】図示のように、この第1実施例は、複数の
外線4と内線を収容し、交換機能を有する交換機(KT
S)1と、音声蓄積機能を有するボイスメール部(V
B)2と、内線電話機(TEL−A〜C)3とを有す
る。
【0008】図2は、上記ボイスメール部2の構成を示
すブロック図である。なお、図2において、実線は制御
信号を表し、破線は音声信号を表している。
【0009】ボイスメール部2は、ボイスメール部全体
を制御する制御部(CC)21と、交換部1との制御信
号や音声信号のインタフェースを制御するインタフェー
ス部(IF)22と、回線毎に音声信号の圧縮/伸張を
行い、録音/再生中のメッセージを格納するメモリ等を
有する回線制御部(IF−C)23と、メッセージを蓄
積しておくメッセージ蓄積部(HD)25と、回線制御
部(IF−C)23とメッセージ蓄積部(HD)25と
のインタフェースを制御するディスクインタフェース部
(IF−D)24とを有するものである。
【0010】図3は、上記制御部21内のメモリ上に設
けられ、メッセージ蓄積部25内に格納してある個々の
メッセージを管理するメッセージ管理メモリの一例を示
す模式図である。
【0011】同図において、メモリエリア31は、当該
メッセージが登録された時刻が年月日、時分の形式で格
納してある。メモリエリア32は、メッセージ登録時に
指定された緊急度ランクのIDを示しており、ここの値
は、2が超緊急、1が緊急、0は通常と3ランクあるも
のとする。
【0012】メモリエリア33は、登録されたメッセー
ジが再生されたか否かのIDを示しており、ここの値が
0ならば既に再生済であり、1ならば未再生とする。メ
モリエリア34は、受信メッセージ通知処理時の処理の
進行度のIDを表し、数値が大きいほど処理が進んでい
るものとする。たとえば、プロセス0は、30分間隔で
5回まで通知処理を行い、以下、同様にプロセス1は、
15分間隔で5回まで、プロセス2は、5分間隔で5回
まで、それぞれ通知処理を行うことを表す。
【0013】メモリエリア35は、通知プロセスにおい
て通知処理の残り実行回数を表す。本例では、5から順
次減少し0になると通知プロセスが変更になる。メモリ
エリア36は、通知処理の実行間隔時間を表す。通知プ
ロセスに応じて時間が設定される。
【0014】メモリエリア37は、緊急通知先の電話番
号の識別用のIDを示している。本IDの値が0は電話
番号が登録されていないことを表し、1は緊急通知先が
ポケットベル等呼出先が人との通話の必要がない電話番
号であることを表し、2は携帯電話等呼出先が人との通
話が必要な電話番号であることを表す。
【0015】メモリエリア38は、前記ID37の値が
2の場合の緊急通知先電話番号、メモリエリア39は、
前記ID37の値が1の場合の緊急通知先電話番号、メ
モリエリア40は、該当メッセージの受取人を示す内線
番号、メモリエリア41は、前記内線番号以外に受取人
が指定した通知先内線番号、メモリエリア42は、当該
メモリが管理するメッセージのメッセージ蓄積部25内
でのメッセージが格納されている開始位置、メモリエリ
ア43は終了位置を表す。
【0016】以上のような管理メモリが、内線TEL−
AからCまでに対応して制御部21内のメモリ上に存在
するものとする。
【0017】上記構成において、内線TEL−Aが外出
のためTEL−Aへの着信をボイスメールで受けるよう
に公知の手段により前記管理メモリ中のID37および
外線電話番号38またはポケットベル電話番号39が設
定される。また、内線番号40は、予め内線毎に各々の
内線番号が格納してある。また、必要に応じて受信メッ
セージの通知を受けたい内線を通知先内線番号41へ登
録可能である。
【0018】緊急度ランクとして2が指定されると、通
知プロセスが1、その他の緊急度ランクでは通知プロセ
スは0が設定されるものとする。
【0019】このような状況下での受信メッセージ通知
処理を図4〜図7のフローチャートに従って説明する。
【0020】まず、当該メッセージが再生されてなけれ
ば(S1)、緊急度ランクを調べ(S2)、ランクが通
常以外ならばS3へ進み、内線番号40および通知先内
線番号41に登録してある内線の状態に係わらず、すな
わち話中ならば話中着信音の鳴動やディスプレイ表示に
より、空き状態ならば通常の着信音で受信メッセージが
ある旨を内線へ通知する。
【0021】また、ランクが通常ならば、内線番号40
および通知先内線番号41に登録してある内線の状態を
調べ(S4)、空き状態ならば、内線番号40および通
知先内線に登録してある内線へ受信メッセージがある旨
を通知する(S5)。
【0022】次に、外線への通知先IDが2ならば(S
6)、S7からS17で示す手順で設定されている外線
番号へ受信メッセージがある旨を通知する。まず、設定
されている外線へ発信し(S7)、応答待ちのタイマー
(S8)で監視しながら応答を待つ(S9、S10)。
【0023】そして、応答があったならば、受信メッセ
ージある旨と登録時間等を聞かせる(S11)。なお、
この手段は公知のものであり、特に定めるものではな
い。また、この後、PB信号等により再生要求がくるの
を待つ(S12、S13、S14)。そして、再生要求
があれば、当該受信メッセージ再生し(S15)、再生
し終えると回線を開放し(S16)、再生フラグを0に
して(S17)、処理を終了する。
【0024】また、S9およびS13でタイムアウトし
た場合は、S25へ進み、回線を開放し、通知プロセス
の更新処理を行う。
【0025】また、通知先IDが1ならば(S18)、
S19からS25で示す手順でポケットベルの呼出処理
を行う。設定されている番号へ発信し(S19)、応答
待ちのタイマー(S20)で監視しながら応答を待つ
(S21、22)。そして、応答があったならば、所定
のタイマーをかけ(S23)、一定時間後に回線を開放
し(S24、25)、通知プロセスの更新処理を行う。
【0026】この通知プロセス更新処理では、まず通知
すべき回数を1減算し(S26)、回数が0でなければ
(S27)、同じ通知プロセスを継続して、間隔36に
設定されている時間でタイマーをスタートさせ(S3
4)、そのタイムアウトを待つ(S35)。そして、タ
イムアウトしたならば、S1へ戻り、前述した処理を繰
り返す。
【0027】また、S27で回数が0ならば、回数に5
を設定し(S28)、通知プロセスに1加算する(S2
9)。その結果、通知プロセスが1ならば(S30)、
間隔に15分を設定し(S31)、S34へ進む。
【0028】また、S30で通知プロセスが1でなく、
2ならば(S32)間隔に5分を設定(S33)しS3
4へ進む。通知プロセスが1でも2でもない、すなわち
全ての通知プロセスを終了したならばS36へ進む。
【0029】また、全ての通知プロセスを終了した時点
で、緊急度ランクが0でも1でもない場合(S36、S
37)、すなわち超緊急ランクならば、通知先内線へ再
生要求の有無に関係なく当該受信メッセージを再生し
(S43)、再生フラグを0に設定し(S44)、処理
を終了する。
【0030】また、緊急度ランクが0または1ならば、
各々ランクをアップし(S38、S39)、通知プロセ
スを0に設定し(S40)、間隔を30分に(S4
1)、回数を5に設定し(S42)、新しい緊急度ラン
クで通知プロセスを0から再度繰り返す。
【0031】ボイスメールへ登録時の緊急度の指定の方
法は、図示してないが、内線からの登録時は、録音終了
時に特番で指定する。また、外線着信時はPB信号によ
って内線と同様に指定する。
【0032】S43の強制再生処理とは、通常では内線
から再生要求によって指定されたメッセージを再生する
ところをボイスメール側からメモリ中の内線番号40ま
たは通知先内線番号41へ自動的に受信メッセージの再
生である旨を予告した上で当該メッセージを所定回数再
生し、終了するものである。
【0033】なお、緊急度ランクの指定方法は、特番に
限らず特別の機能ボタンの操作でも良い。または登録す
るメールボックスを緊急度別に設けておき、登録時に登
録先のメールボックス番号等で指定しても同様な効果が
得られる。
【0034】また、前記第1実施例では、緊急度ランク
で「通常」は基本的には内線への通知だけで時間の経過
とともにランクが上がり、最後は強制再生処理を行い、
「緊急」は内線と登録してある外線へ通知し、外線への
通知間隔が通知プロセス0から2まで経て、最後は強制
再生処理を行い、「超緊急」は、内線と登録してある外
線へ通知し、外線への通知間隔が通知プロセス1から開
始するため、通知処理の実行間隔が当初から短く、強制
再生処理へ至るまでの時間も短いように構成してある
が、緊急度ランクは内線への通知と外線への通知プロセ
スとの組み合わせで多くのランクが設定できるようにし
ても良い。たとえば、外線への通知処理は一切行わない
ランクや強制再生処理も行わないランクの設定も可能で
ある。
【0035】また、通知先を呼び出す回数は、全通知プ
ロセスで「5」であったがプロセス毎に異なる回数に設
定しても良い。
【0036】また、通知を受ける側は、出先での通知を
受けたくなければ、ポケットベル所持の有無に関係な
く、通知先の外線IDを設定しなければ、緊急度ランク
に関係なく呼び出されることがなく、受信側の意志も反
映できる。また、前記第1実施例では、電話番号の設定
と合わせて対応するIDが設定されるように説明した
が、通知先の電話番号が固定ならば、電話番号だけを登
録しておき、ボイスメールで着信を受ける時に必要に応
じてIDの値を設定できるようにすればフレキシブルな
使い方ができる。
【0037】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0038】従来の音声蓄積装置においては、蓄積され
た内容をアクセスして再生すると、その内容を自動的に
消去するものと、所定の操作で消去するものがある。ま
た、一定時間蓄積された内容がいつまでも再生されない
場合には、音声蓄積装置の蓄積メモリが全て使用された
状態となり、新たに蓄積できなくなるため書き込み領域
がなくなるか、一定時間経過後に古い蓄積内容のものの
内容を全て消去するように構成されている。
【0039】しかしながら、上記従来例では蓄積メモリ
の使用可能領域(容量)がなくなると、または一定時間
経過後に新たな蓄積要求を受けるために古い蓄積内容の
ものの内容を全て消去するため次のような欠点があっ
た。
【0040】宛先人が定常的に蓄積装置をアクセスする
場合は良いが、何かの都合により定常的に、すなわち一
定時間内にアクセスできなかった場合に、重要な蓄積情
報をキャッチできなくなり、業務に支障をきたし、ビジ
ネスチャンスを失う。また、送り先が大切な顧客であっ
た場合、信頼を失うことにつながる。
【0041】そこで、この第2実施例では、音声を録音
蓄積する毎に蓄積手段の蓄積領域の先頭位置と一定領域
を隔てた特定の位置と最終の位置とを記憶する位置記憶
手段と、録音蓄積毎に蓄積時間を計時する手段と、蓄積
時間が予め決められた時間と一致すると、最終位置を位
置記憶手段から消去する手段を設けることにより、一定
時間経過後には、蓄積データの頭の一部を残し、その後
のデータを消去、または、アクセス不可能とし、蓄積可
能領域を確保するようにしたものである。
【0042】図8は、この第2実施例のシステム構成を
示すブロック図である。
【0043】音声蓄積装置100は、音声信号線102
および制御信号線103を介して電話交換装置(キーテ
レホン、PBX等)の主装置104に接続されている。
また、主装置104は、外線105と内線117を介し
て内線電話機118を収容している。
【0044】また、音声蓄積装置100は、次のように
構成されている。まず、主装置104と接続するための
インターフェイス部101は、音声信号線110を介し
て回線制御部111と接続され、制御信号線106を介
して制御部107、回線制御部111、およびメモリイ
ンターフェイス114と接続される。
【0045】回線制御部111は、信号線112を介し
て副メモリ113と接続される。制御部107は、信号
線108を介して主メモリ管理部109に接続される。
メモリインターフェイス114は、信号線115を介し
て主メモリ116に接続される。
【0046】次に、各部の機能概要について説明する。
まず、外線からのメッセージが音声蓄積装置100に蓄
積されて、再生される動作を説明し、その後、その蓄積
メッセージが消去される過程を説明する。
【0047】まず、外線105からの着信を主装置10
4が検出し、予め音声蓄積装置100に接続するように
設定されていれば、着信に自動的に応答し、音声蓄積装
置100を駆動する。また、外線105の着信を、一旦
は内線電話機118で受け、その後、操作人の特定の操
作で音声蓄積装置100を駆動する場合もある。
【0048】いずれの場合でも、主装置104は、外線
105の音声を音声信号線102に送出するように接続
し、制御信号線103を介して音声蓄積装置100に起
動信号を送出する。また、インターフェイス101は、
音声信号線102からの音声信号を信号線110を介し
て回線制御部111へ送出する。
【0049】上記起動信号は、一旦制御部107へ信号
線106を介して送出され、制御部107は、起動信号
を受信すると、回線制御部111に対して音声を圧縮
し、その圧縮音声データを信号線112を介して副メモ
リ113に送出する。
【0050】外線105の通話が切断されるまで、主装
置104からの音声はインターフェイス101を介して
回線制御部111で圧縮され、その圧縮データは副メモ
リに記憶される。外線105が切断されると、主装置1
04はそれを検出し音声のパスを切断すると停止信号を
制御信号線103を介して音声蓄積装置100に送出さ
れる。
【0051】インターフェイス101から信号線106
より送出された停止信号を制御部107が受信すると、
回線制御部111における圧縮および副メモリ書き込み
動作を停止させる。その後、制御部107は、信号線1
08を介して主メモリ管理部109にアクセスし、主メ
モリ116の空領域の先頭アドレスを読み出し、信号線
106を介して、その先頭アドレスをメモリインターフ
ェイス114に送出する。
【0052】メモリインターフェイス114が先頭アド
レスを受信し、主メモリ書き込み準備ができたことを制
御部107が検出すると、回線制御部111に対して副
メモリ113のデータを読み出し、信号線106を介し
てメモリインターフェイス114経由で主メモリ116
に書き込む。
【0053】そして、副メモリ113の全データが主メ
モリ116に全て書き込み終わると、メモリインターフ
ェイス114は信号線106を介して制御部107に書
き込み完了時の主メモリの最終アドレスを通知する。制
御部107が最終アドレスを受信すると、信号線108
を介して主メモリ管理部109へそのアドレス情報を送
出する。主メモリ管理部109は、その情報を記憶す
る。
【0054】以上のように、音声信号は回線制御部11
1で圧縮され、主メモリ116へ蓄積されるが、その主
メモリ116の各メールの先頭アドレスおよび最終アド
レスは、主メモリ管理部109で記憶され管理されてい
る。以上の例では外線105からの蓄積要求の場合を示
したが、その他の任意の外線、あるいは内線電話機11
8から、また任意の内線の蓄積要求に対しても同様に動
作する。
【0055】次に、外線105から蓄積されたメールを
内線電話機118で再生される動作を説明する。
【0056】内線電話機118で所定の操作を行い、音
声蓄積装置100の特定メールの再生を要求すると、主
装置104から制御信号線103を介して再生要求信号
(指定メール番号を含む)がインターフェイス101に
送出される。インターフェイス101が再生要求信号を
受信すると、信号線106を介して制御部107へ要求
信号が送出される。
【0057】制御部107は、主メモリ管理部109に
アクセスし、指定メール番号に対する先頭アドレスと最
終アドレスを読み出す。そして、読み出した先頭アドレ
スをメモリインターフェイス114に送出すると、メモ
リインターフェイス114が主メモリ116から音声圧
縮データを読み出す準備ができたことを制御部107が
検出し、回線制御部111を起動して圧縮データを受信
し、副メモリへ書き込み準備ができると、主メモリ11
6からメモリインターフェイス114を介して音声圧縮
データを受信し、副メモリ113へ書き込む。
【0058】そして、最終アドレスに達すると、メモリ
インターフェイス114は制御部107にその旨を通知
する。その後、制御部107は、インターフェイス10
1、制御信号線103を介して主装置104に再生準備
完了信号を送出する。
【0059】主装置104は、その信号により、音声信
号線102からの音声を内線電話機118に送出するよ
うに接続を行う。制御部107は、回線制御部111を
起動し、副メモリ113から音声圧縮データを読み出
し、伸張した音声データをインターフェイス101、音
声信号線102を介して主装置104に送出する。主装
置104では、その音声は内線電話機118に送出する
ことにより再生できる。この再生が終了すると、そのメ
ールは、内線電話機118の所定の操作で消去するモー
ド、または再生終了後自動的に消去するモードにより消
去される。なお、いずれのモードにおいても、消去動作
は以下のように行われる。
【0060】次にメールの消去動作について説明する。
なお、この消去動作としては、再生されたメールの蓄積
エリアに無音データを書き込む方法もあるが、ここでは
主メモリ114の蓄積エリアの先頭アドレスと最終アド
レス間を書き込み可能領域とし、上書きを許可すること
を消去動作とする。
【0061】図9は、主メモリ116のメールの蓄積状
態を示す模式図である。図示のように、ここではメール
1〜メールnまであり、メール3とメールmは、特別な
もので、蓄積時に特定の操作あるいは設定により指定さ
れており、通常のメールとは区別して扱う。各メール
は、ヘッド部とボディ部から構成されており、ヘッド部
とは録音内容の初めから一定時間の部分で、その後全て
の録音内容をボディ部と定義する。
【0062】例えばヘッド部の時間を15秒(メモリ容
量に換算するとad11−ad10=ad31−ad3
0=adl1−adl0=adn1−adn0)とする
と、メール2のように、ボディ部がなく、ヘッド部のみ
のメールも存在してくる。蓄積時にメール毎に次のよう
な設定、指定ができる。
【0063】最重要メール:特別なメールとして扱わ
れ、第1次保存限界時間を越えたらヘッド部を残しボデ
ィ部を消去し、第2次保存限界時間を越えたらヘッド部
も消去する。なお、ヘッド部も残されないで全消去のも
のも設定可能である。
【0064】重要メール:比較的重要なメールで、一
定時間を経過したらヘッド部を残しボディ部を消去、さ
らに一定時間を経過したらヘッド部も消去する。
【0065】通常メール:一定時間経過後全部消去す
る。
【0066】次に、特別メール3の消去を図10のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0067】S101で一定時間の経過を判断すると、
次にS102で特別メールチェックを行う。メール3は
特別メールであるので、S103に進み、保存限界時間
を越えたかチェックを行う。
【0068】そして、越えていなければ、S101に戻
り、一定時間の経過判定を行う。また、越えていれば、
S104に進み、ヘッド部を残すか否かのチェックを行
い、ヘッド部も残さないで全消去の設定の場合、S10
5で全消去し、主メモリ116の先頭アドレスad30
から最終アドレスad40−1までを上書き可能領域に
設定する。
【0069】S104でヘッド部を残す場合、S106
へ進みメールの蓄積エリアの容量を確認し、S107で
蓄積容量がヘッド部より大きいので、S108へ進み、
ボディ部の消去を行う。すなわち、アドレスad31〜
ad40−1を上書き可能領域とする。
【0070】次に、S109に進み、ヘッド部を残す要
求を解除し、S101に戻り、一定時間の経過のチェッ
クを行う。一定時間経過すると、特別メールであるから
S102からS103に進み、第2次保存限界時間の判
定を行う。ここで越えていなければS101に戻り、越
えていればS104に進む。そして、ヘッド部残要求は
既に解除されているため、S105に進み、ヘッド部の
消去が行われ、アドレスad30〜ad31−1の領域
が上書き可能領域になる。
【0071】次にメール1が重要メールの場合は、最重
要メールの時間判定が限界時間でなくなるだけで、その
他の処理は同じである。
【0072】また、メール2は蓄積容量がヘッド部の容
量より小なので重要メールの場合、S107で判定後、
S108をスキップし、S109へ進む。その後の処理
は、メール1と同じである。
【0073】最後にメールlが通常メールの指定の場
合、S104でヘッド部残要求がないと判定されるの
で、S105に進み、全部消去される。そのためアドレ
スadl0〜adm0−1の領域の上書きが可能にな
る。
【0074】以上のように、消去方法に段階を設け、一
定時間蓄積装置に再生要求が行われなかった場合でも、
全部内容を消去するのではなく、少なくとも音声蓄積を
行った人の所在が分かる内容が含まれているヘッド部を
残すことにより、一定時間経過後でも蓄積装置にアクセ
スすれば、何か情報が確認でき、しかも、蓄積容量の有
効な運用が可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、ボイスメールへのメッセージ登録時に、その
メッセージの緊急度を指定できるようにし、ボイスメー
ルは指定された緊急度に応じて受信メッセージがある旨
の通知を行うようにしたことにより、メッセージの登録
者と受信者双方の意図に対応したサービスが提供できる
効果がある。
【0076】また、本発明の請求項11によれば、音声
蓄積装置において、音声データの蓄積する毎にその蓄積
領域の先頭位置と一定領域を隔てた特定の位置と最終位
置とを記憶し、この蓄積から一定時間経過後に、上記最
終位置を管理メモリから消去することで、蓄積データの
内容を全部消去するのではなく、少なくとも音声蓄積を
行った人の所在が分かる内容が含まれているヘッド部を
残すことができる。従って、一定時間経過後でも蓄積装
置にアクセスすれば、何か情報が確認でき、しかも、蓄
積容量の有効な運用が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記第1実施例のボイスメール部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】上記第1実施例のメッセージ管理メモリの一例
を示す模式図である。
【図4】上記第1実施例のメッセージ通知処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】上記第1実施例のメッセージ通知処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】上記第1実施例のメッセージ通知処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】上記第1実施例のメッセージ通知処理を示すフ
ローチャートである。
【図8】上記第2実施例のシステム構成を示すブロック
図である。
【図9】上記第2実施例の主メモリにおけるメール蓄積
状態を示す模式図である。
【図10】上記第2実施例のメールの消去動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…交換機、 2…ボイスメール部、 3…内線電話機、 21…制御部、 22…インタフェース部、 23…回線制御部、 24…ディスクインタフェース部、 25…メッセージ蓄積部、 100…音声蓄積装置、 101…インターフェイス部、 102…音声信号線、 103…制御信号線、 104…主装置、 107…制御部、 109…主メモリ管理部、 111…回線制御部、 113…副メモリ、 114…メモリインターフェイス、 116…主メモリ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声蓄積サービスを行うボイスメールシ
    ステムにおいて、 メッセージ登録時に当該メッセージの緊急度を複数のラ
    ンクから選択する緊急度選択手段と;メッセージ受取人
    への緊急通知手段を登録する登録手段と;前記緊急度の
    ランクと前記緊急通知手段に応じてメッセージ受信を通
    知する通知制御手段と;を有することを特徴とするボイ
    スメールシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記受取人への通知手段として、受取人に対応するポケ
    ットベルまたは電話機で呼び出すことを特徴とするボイ
    スメールシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記受取人への通知手段として、受取人に対応する内線
    電話機を呼出し、受信メッセージがある旨を可聴音ある
    いは可視的手段で通知することを特徴とするボイスメー
    ルシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記通知手段として、呼出先がポケットベルか否かを識
    別する手段を有し、呼出先がポケットベルならばメッセ
    ージ受信の通知のためのポケットベル電話番号を送出し
    て相手応答後、所定時間で外線を切断し、呼出先がポケ
    ットベルでなければ、電話番号を送出し、相手応答後、
    ボイスメールからの受信メッセージ通知であり、再生を
    促す旨を伝えることを特徴とするボイスメールシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 再生を促す旨の通話中に、この連絡を受けた人の操作で
    メッセージを再生する手段を有することを特徴とするボ
    イスメールシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 上記通知手段として、緊急度が最高ランクの場合は、該
    当内線電話機が使用中であっても、話中着信音を鳴動さ
    せ、併せて可視的手段で通知することを特徴とするボイ
    スメールシステム。
  7. 【請求項7】 請求項2または3において、 受取人への通知手段を行使した後、緊急度が最高ランク
    の場合であって、所定時間内に前記メッセージが受取人
    によって再生されないときには、当該メッセージが再生
    されるまで、所定の間隔で通知手段を繰り返し行使する
    ことを特徴とするボイスメールシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記通知手段の行使間隔が時間経過に従って短くなるこ
    とを特徴とするボイスメールシステム。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 上記通知手段を一定回数行使しても、当該メッセージが
    再生されない場合は、上記請求項3における内線電話機
    から当該メッセージを再生し、強制的に聞かせることを
    特徴とするボイスメールシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 緊急度が低く登録されたメッセージが一定時間経過して
    も再生されない場合には、順次緊急度のランクを上げる
    ことを特徴とするボイスメールシステム。
  11. 【請求項11】 符号化された音声データを蓄積する蓄
    積手段と;上記音声データの蓄積毎に上記蓄積手段の蓄
    積領域の先頭位置と一定領域を隔てた特定の位置と最終
    位置とを記憶する位置記憶手段と;上記音声データの蓄
    積毎に蓄積時間を計時する計時手段と;この計時した蓄
    積時間が、予め決められた時間と一致すると、上記最終
    位置を位置記憶手段から消去する消去手段と;を有する
    ことを特徴とする音声蓄積装置。
JP35662592A 1992-12-22 1992-12-22 ボイスメールシステムおよび音声蓄積装置 Pending JPH06188982A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0965430A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Nec Corp 移動体ボイスメールメッセージ連絡システム
JP2006520561A (ja) * 2003-03-19 2006-09-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) マルチメディアメッセージの保存及びアクセスのためのシステム及び方法
JP2010239385A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Ntt Docomo Inc 留守番電話装置、及び、メッセージ再生促進方法
JP2012033993A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Nec Infrontia Corp 電話交換装置、電話交換システムおよびボイスメール処理方法

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