JPH06185232A - 集合住宅用建物 - Google Patents
集合住宅用建物Info
- Publication number
- JPH06185232A JPH06185232A JP4053192A JP4053192A JPH06185232A JP H06185232 A JPH06185232 A JP H06185232A JP 4053192 A JP4053192 A JP 4053192A JP 4053192 A JP4053192 A JP 4053192A JP H06185232 A JPH06185232 A JP H06185232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dwelling unit
- building
- balcony
- floor
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 十分な採光、通風を得ることができると共
に、プライバシーの確保を図る。 【構成】 建物の縦断面の片側に住戸H,Haに通じる
共通廊下6を設け、その反対の片側にバルコニー8を設
け、住戸内外に吹抜け4,4a,5,5aを設けてあ
り、住戸には住戸内の吹抜け5,5aを除いて住戸内部
を上下に仕切る床3を設けてあり、上記住戸外の吹抜け
4,4aは上記共通廊下と住戸の玄関7との間に設けら
れている。
に、プライバシーの確保を図る。 【構成】 建物の縦断面の片側に住戸H,Haに通じる
共通廊下6を設け、その反対の片側にバルコニー8を設
け、住戸内外に吹抜け4,4a,5,5aを設けてあ
り、住戸には住戸内の吹抜け5,5aを除いて住戸内部
を上下に仕切る床3を設けてあり、上記住戸外の吹抜け
4,4aは上記共通廊下と住戸の玄関7との間に設けら
れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、居住性を向上させた
集合住宅用建物に関するものである。
集合住宅用建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅用建物には、例えば、図
4に示すように長方形の住戸Hを長辺方向が重なり合う
様に連結し、住戸の短辺方向に隣接住戸に連続して共通
廊下Cを配した、いわゆる片廊下型ものがある。Bはバ
ルコニーである。また図5に示すように階段室Sで2住
戸Hを繋ぐ構成とし、これらを連接していく、いわゆる
階段室型の集合住宅用建物が提案されている。
4に示すように長方形の住戸Hを長辺方向が重なり合う
様に連結し、住戸の短辺方向に隣接住戸に連続して共通
廊下Cを配した、いわゆる片廊下型ものがある。Bはバ
ルコニーである。また図5に示すように階段室Sで2住
戸Hを繋ぐ構成とし、これらを連接していく、いわゆる
階段室型の集合住宅用建物が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように片廊下型の集合住宅用建物は、片持スラブの
先端に手摺を設けたいわゆる開放廊下型の共通通路を設
けるのが一般的で、共通通路側の居室において、(ア)
常時、窓を開放しておくことは、十分にプライバシーを
確保できないため窓を閉めきる場合が多く、従って、室
内への通風が充分できないだけでなく、バルコニー側の
窓を開放しても住戸内全体の通風を確保できない問題が
あった。
示すように片廊下型の集合住宅用建物は、片持スラブの
先端に手摺を設けたいわゆる開放廊下型の共通通路を設
けるのが一般的で、共通通路側の居室において、(ア)
常時、窓を開放しておくことは、十分にプライバシーを
確保できないため窓を閉めきる場合が多く、従って、室
内への通風が充分できないだけでなく、バルコニー側の
窓を開放しても住戸内全体の通風を確保できない問題が
あった。
【0004】(イ)また、採光においても、上階の共通
通路部分が庇の状態となり、十分な採光を得られない問
題がある。
通路部分が庇の状態となり、十分な採光を得られない問
題がある。
【0005】また、図5に示すバルコニー側の居室にお
いては、(ア)上階のバルコニーが庇の状態となり、充
分な採光が得られない問題がある。
いては、(ア)上階のバルコニーが庇の状態となり、充
分な採光が得られない問題がある。
【0006】次に、階段室型の集合住宅用建物では、
(ア)住戸の短辺部分両側にバルコニーを形成すること
が可能であり、上述したように片廊下型における通風の
問題はないが、採光については、片廊下型と同様の問題
点がある。
(ア)住戸の短辺部分両側にバルコニーを形成すること
が可能であり、上述したように片廊下型における通風の
問題はないが、採光については、片廊下型と同様の問題
点がある。
【0007】(イ)また、住戸への入口(玄関)は、階
段室に直接面して設けられるので、玄関部分への採光、
通風を得ることは、実質的に困難となっている。
段室に直接面して設けられるので、玄関部分への採光、
通風を得ることは、実質的に困難となっている。
【0008】この発明の目的は、十分な採光、通風を得
ることができると共に、プライバシーの確保を図ること
である。
ることができると共に、プライバシーの確保を図ること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の特徴
は、住戸に通じる共通通路を建物の縦断面の片側に設置
し、その反対の片側にバルコニーを設置し、住戸外に吹
抜けを設けてある建物であって、住戸内には住戸内部を
上下に仕切る床を設けてあり、上記吹抜けは上記共通通
路又はバルコニーのいずれか一方と住戸との間に設けら
れていることにある。この発明の第2の特徴は、住戸に
通じる共通通路を建物の縦断面の片側に設置し、その反
対の片側にバルコニーを設置し、住戸内外に吹抜けを設
けてある建物であって、住戸には住戸内の吹抜けを除い
て住戸内部を上下に仕切る床を設けてあり、上記住戸外
の吹抜けは上記共通通路と住戸との間に設けられ、上記
住戸内の吹抜けは上記バルコニーの近傍に設けられてい
るところにある。
は、住戸に通じる共通通路を建物の縦断面の片側に設置
し、その反対の片側にバルコニーを設置し、住戸外に吹
抜けを設けてある建物であって、住戸内には住戸内部を
上下に仕切る床を設けてあり、上記吹抜けは上記共通通
路又はバルコニーのいずれか一方と住戸との間に設けら
れていることにある。この発明の第2の特徴は、住戸に
通じる共通通路を建物の縦断面の片側に設置し、その反
対の片側にバルコニーを設置し、住戸内外に吹抜けを設
けてある建物であって、住戸には住戸内の吹抜けを除い
て住戸内部を上下に仕切る床を設けてあり、上記住戸外
の吹抜けは上記共通通路と住戸との間に設けられ、上記
住戸内の吹抜けは上記バルコニーの近傍に設けられてい
るところにある。
【0010】いずれの特徴においても、上記共通通路と
は、共通の廊下、共通の階段室である。
は、共通の廊下、共通の階段室である。
【0011】
【実施例】以下この発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。この発明の集合住宅用建物の架構体に
おいて、主架構体1と副架構体2とで構成したもであ
る。主架構体1は2階分を1層とした構造形式とし、副
架構体2は床3で上下階F1,F2に仕切られている。
照して説明する。この発明の集合住宅用建物の架構体に
おいて、主架構体1と副架構体2とで構成したもであ
る。主架構体1は2階分を1層とした構造形式とし、副
架構体2は床3で上下階F1,F2に仕切られている。
【0012】主架構体1は柱と梁とからなる。上記副架
構体2は、上記主架構体の柱の内側に吹抜け4,5を開
けて柱を配置し、上記主架構体の梁で梁を兼用してい
る。吹抜け4,5は、床3によって仕切られていない部
分であって、図3に示すように2階分の吹抜けである。
構体2は、上記主架構体の柱の内側に吹抜け4,5を開
けて柱を配置し、上記主架構体の梁で梁を兼用してい
る。吹抜け4,5は、床3によって仕切られていない部
分であって、図3に示すように2階分の吹抜けである。
【0013】一側の吹抜け4は、住宅用建物に設けられ
ている住戸Hの外側に壁により仕切られて共通廊下6に
隣接して設けられており、共通廊下から玄関7へのアプ
ローチ空間となっている。玄関7は、図2及び図3に示
すように吹抜け4と同様の吹抜けとなっており、吹抜け
4に隣接して設けられている。また他側の吹抜け5はバ
ルコニー8に隣接して住戸内に設けられており、バルコ
ニーから居間9へのアプローチ空間となっている。
ている住戸Hの外側に壁により仕切られて共通廊下6に
隣接して設けられており、共通廊下から玄関7へのアプ
ローチ空間となっている。玄関7は、図2及び図3に示
すように吹抜け4と同様の吹抜けとなっており、吹抜け
4に隣接して設けられている。また他側の吹抜け5はバ
ルコニー8に隣接して住戸内に設けられており、バルコ
ニーから居間9へのアプローチ空間となっている。
【0014】なお、図2において、隣り合う住戸Hと住
戸Haとの仕切り壁10を挟んで下側が住戸Hの1階F
1を示し、上側が隣りの住戸Haの2階F2aを示す。
住戸Hの1階F1の間取りにおいて、11は共通廊下6
側に設けた洋室、12は水回りゾーンである。住戸Ha
の2階F2aの間取りにおいて、4a,4bおよび5a
は吹抜け、13aは吹抜け5aに隣接している和室、1
4aは水回りゾーン、15aは共通廊下6側の洋室であ
る。住戸Hの2階F2の間取りは住戸Haのそれと実質
的に同一である。
戸Haとの仕切り壁10を挟んで下側が住戸Hの1階F
1を示し、上側が隣りの住戸Haの2階F2aを示す。
住戸Hの1階F1の間取りにおいて、11は共通廊下6
側に設けた洋室、12は水回りゾーンである。住戸Ha
の2階F2aの間取りにおいて、4a,4bおよび5a
は吹抜け、13aは吹抜け5aに隣接している和室、1
4aは水回りゾーン、15aは共通廊下6側の洋室であ
る。住戸Hの2階F2の間取りは住戸Haのそれと実質
的に同一である。
【0015】住戸Hの玄関7、住戸Haの吹抜け4bは
いずれも吹抜け4,4aを介して共通廊下6と連通され
ており、共通廊下の近傍位置に配置されている。
いずれも吹抜け4,4aを介して共通廊下6と連通され
ており、共通廊下の近傍位置に配置されている。
【0016】上例では同一階の住戸を共通廊下6で接続
したが、階段室で2住戸を繋ぐ構成としてもよい。
したが、階段室で2住戸を繋ぐ構成としてもよい。
【0017】主架構体1は壁のみからなるものであって
もよく、この場合の副架構体は、上記主架構体の壁の内
側に空間を開けて壁を配置し、壁間に架設する壁を上記
主架構体の壁で兼用するものである。
もよく、この場合の副架構体は、上記主架構体の壁の内
側に空間を開けて壁を配置し、壁間に架設する壁を上記
主架構体の壁で兼用するものである。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、住宅用建物の共通通
路とバルコニーのいずれか一方と住戸との間に吹抜けが
設けられているので、またバルコニーの近傍に床によっ
て仕切られない吹抜けを設けてあるので、採光、通風が
良く、居室が直接建物外側に面しないのでプライバシー
が確保できる。
路とバルコニーのいずれか一方と住戸との間に吹抜けが
設けられているので、またバルコニーの近傍に床によっ
て仕切られない吹抜けを設けてあるので、採光、通風が
良く、居室が直接建物外側に面しないのでプライバシー
が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の架構体の説明図である。
【図2】隣接する一方の住戸の1階を、他方の住戸の2
階の間取りをそれぞれ示す断面図である。
階の間取りをそれぞれ示す断面図である。
【図3】この発明の縦断面図である。
【図4】従来例を示す平面断面図である。
【図5】従来例を示す平面断面図である。
1 主架構体 4 住戸外の吹抜け 4a 住戸外の吹抜け 4b 住戸内の吹抜け 5 住戸内の吹抜け 5a 住戸内の吹抜け 6 共通通路(共通廊下) 7 吹抜けとなっている玄関 8 バルコニー F1 下階 F2 上階
Claims (2)
- 【請求項1】 住戸に通じる共通通路を建物の縦断面の
片側に設置し、その反対の片側にバルコニーを設置し、
住戸外に吹抜けを設けてある建物であり、 住戸内には住戸内部を上下に仕切る床を設けてあり、上
記吹抜けは上記共通通路又はバルコニーのいずれか一方
と住戸との間に設けられていることを特徴とする集合住
宅用建物。 - 【請求項2】 住戸に通じる共通通路を建物の縦断面の
片側に設置し、その反対の片側にバルコニーを設置し、
住戸内外に吹抜けを設けてある建物であり、 住戸には住戸内の吹抜けを除いて住戸内部を上下に仕切
る床を設けてあり、上記住戸外の吹抜けは上記共通通路
と住戸との間に設けられ、上記住戸内の吹抜けは上記バ
ルコニーの近傍に設けられていることを特徴とする集合
住宅用建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053192A JPH0751847B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 集合住宅用建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053192A JPH0751847B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 集合住宅用建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185232A true JPH06185232A (ja) | 1994-07-05 |
JPH0751847B2 JPH0751847B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=12583051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4053192A Expired - Lifetime JPH0751847B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 集合住宅用建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751847B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011074750A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Tom Sowyer Japan Co Ltd | 複数の住戸を有する集合住宅 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4053192A patent/JPH0751847B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011074750A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Tom Sowyer Japan Co Ltd | 複数の住戸を有する集合住宅 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0751847B2 (ja) | 1995-06-05 |
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