JPH0617883Y2 - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

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JPH0617883Y2
JPH0617883Y2 JP10450389U JP10450389U JPH0617883Y2 JP H0617883 Y2 JPH0617883 Y2 JP H0617883Y2 JP 10450389 U JP10450389 U JP 10450389U JP 10450389 U JP10450389 U JP 10450389U JP H0617883 Y2 JPH0617883 Y2 JP H0617883Y2
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義裕 楠
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば油圧ショベル,油圧クレーン,ホイール
ローダ等の建設機械に搭載され、内部でオペレータが作
業を行なうための建設機械の運転室に関する。
〔従来の技術〕
油圧ショベル等の建設機械は、作業中に前方から飛来し
た岩石等により、運転室の前面ガラスを破損するのを防
止するために、前面ガラスの前方に金網等によって構成
される前面ガードを取付けることが行なわれており、特
にブレーカ作業を行なう建設機械においては、前面ガー
ドは必需品となっている。
このような前面ガードを備えた建設機械の運転室とし
て、従来第8図ないし第10図に示すものが知られてい
る。
まず、第8図および第9図は一の従来技術を示す。同図
において、1は運転室本体を示し、該運転室本体1は窓
枠状の前面壁部2A、左,右の側面壁部2B,2B(た
だし、一方は図示せず)および後面壁部(図示せず)か
らなる外壁面2と、該外壁面2の上面を覆う天井壁面3
とからなり、前面壁部2Aと左,右の側面壁部2Bとは
例えば1枚の板材をプレス加工で、折曲げることによ
り、一体成形されている。そして、前記外壁面2にはそ
の前面壁部2Aに前面ガラス4が設けられ、左側の側面
壁部2Bにはオペレータが出入りするドア5が設けられ
ている。また、運転室本体1の底部には床板が設けら
れ、内部にはオペレータ用のシート、操作レバー等が配
設されている(いずれも図示せず)。
6は前面ガラス4を保護するために、当該前面ガラス4
を挟んで左,右に位置する前面壁部2Aに取付けられた
前面ガードで、該前面ガード6は長方形状のフレーム7
と、該フレーム7に張られた金網8と、前記フレーム7
の四隅に取付けられた支持腕9,9,…とから構成され
ている。そして、前記各支持腕9の先端側は前面壁部2
Aの上下,左右の角隅部に溶接部10を介して直接取付
けられている。
また、他の従来技術として第10図に示すものも知られ
ている。同図において、11は前面壁部2Aの上下と左
右の角隅部に溶接部12を介して取付けられたねじ座、
6′は一の従来技術と同様の前面ガードで、該前面ガー
ド6′はフレーム7′,金網8′,L字状に折曲げてね
じ穴9A′が穿設された支持腕9′からなる。そして、
前面ガード6′は支持腕9′のねじ穴9A′からねじ座
11にねじ13を締着することによって固定されてい
る。
このように構成される各従来技術では、前面ガラス4を
覆うように前面ガード6または6′を設けることによ
り、前方から飛来してくる岩石等に対してプロテクタと
して機能する。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、一の従来技術にあっては、外面壁2の前面壁部
2Aに、前面ガード6の支持腕9を溶接部10によって
直接溶着するものであり、他の従来技術においても前面
壁部2Aにねじ座11を溶接部12によって溶着し、当
該ねじ座11に前面ガード6′の支持腕9′をねじ13
で締着するものである。
ところが、運転室本体1を構成する外壁面2は比較的薄
い鋼板をプレス成形することによって加工されているに
しかすぎない。この結果、前記外壁面2の前面壁部2A
に溶接手段を施すということは、その溶接部10,12
を起点として亀裂が入ることが多く、運転室としての寿
命を縮めてしまうという問題点がある。
一方、完成して出荷された建設機械に、後から前面ガー
ド6,6′を追加的に取付ける場合には、溶接部10,
12を介して溶着するものであるため、運転室本体1の
塗装面等を損傷してしまい、補修作業が必要となるとい
う問題点がある。
そこで、オプション部品として、必要なとき前面ガード
6′を取付けることができるように、ねじ座11を前面
壁部2Aの四隅に予め取付けておくことも考えられる。
しかし、常時は不要なねじ座11を取付けておくこと
は、建設機械としての外観,スタイル等を損ねてしまう
という欠点がある。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、溶接作業によらずに、必要なときに前面ガードを
取付けることができ、しかも強度上、外観上の問題点を
解決しうるようにした建設機械の運転室を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案が採用する構成の特
徴は、運転室の外壁面のうち、前面側の外壁面には前面
ガラスを挟んだ左右側に位置して前方に向け突出するよ
うに折曲げられ、かつ上下方向に延びる突起部を設け、
該各突起部にはそれぞれボルト穴を穿設し、該各ボルト
穴には前面ガードの支持腕をボルト・ナットで締着する
構成としたことにある。
また、前面側の外壁面を2枚の前面壁部材に分割し、該
各前面壁部材にはそれぞれ前方に向け突出するように折
曲げることによって折曲げ部を形成し、該各折曲げ部を
溶接手段によって溶着することにより前記突起部を形成
することができる。
さらに、左右の突起部にはモール部材を嵌着してもよ
い。
〔作用〕
このように構成することにより、運転室本体の前側の外
壁面にはプレス成形等によって予め突起部を形成し、ボ
ルト穴を穿設しておくことができるから、溶接作業によ
らず、必要なときにはボルト・ナットのみで前面ガード
を取付けることができる。
また、モール部材を設けておくことにより、外観、スタ
イルを向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第7図を参照しつ
つ、詳細に説明する。
第1図ないし第6図は本考案の第1の実施例を示す。
21は本実施例の運転室本体で、該運転室本体21は、
従来技術のものと同様に、前面壁部22A、左,右の側
面壁部22B,22B(ただし、一方は図示せず)およ
び後面壁部(図示せず)からなる外壁面22と、該外壁
面22の上面を覆う天井壁面23とからなり、外壁面2
2には、その前面壁部22Aに前面ガラス24が設けら
れ、左側の側面壁部22Bにはオペレータが出入りする
ドア25が設けられている。
然るに、本実施例では外壁面22のうち、前面壁部22
Aは第1,第2の前面壁部材26,27に2分割されて
いる。そして、一方の前面壁部材26は前面ガラス24
を取付けるべき窓枠状をなし、左,右の両端側は前方に
向け突出するように折曲げられた折曲げ部26Aとなっ
て、上下に延びている。また、他方の前面壁部材27は
左の側面壁部22Bを形成する鋼板部材の一部をなし、
その前面側の端部は前方に向けて突出するように折曲げ
られた折曲げ部27Aとなって、上下に延びている。
28,28は前述の前面壁部材26,27の折曲げ部2
6A,27Aを重ね合せ固着することによって構成され
る突起部で、該各突起部28は前面ガラス24を挟んで
両側に位置している。ここで、前記各突起部28は折曲
げ部26Aと27Aを溶接部29としてスポット溶接ま
たはピボット溶接を施すことによって溶着されている。
30,30は前記左,右の突起部28の上,下端に位置
してそれぞれ2箇所ずつ穴あけ加工されたボルト穴で
(第4図参照)、該各ボルト穴30には後述する前面ガ
ード32の支持腕35がボルト・ナット37を介して取
付けられるようになっている。
31はゴム材、樹脂材等の可撓性材ないしは弾性材をU
字状に成形してなるモール部材で、該モール部材31は
各突起部28を囲うように該各突起部28に嵌着され、
前面ガード32を取付けるとき以外には各ボルト穴30
を隠蔽している。これにより、各突起部28はモール部
材31で覆われた状態となり、外壁面22全体の外観,
スタイルを向上させ、ひいては運転室本体21に美観と
アクセントを与えるようになっている。
32は本実施例の前面ガードで、該前面ガード32は従
来技術のものと同様に、長方形状のフレーム33と、該
フレーム33に張られた金網34と、前記フレーム33
の四隅に取付けられた支持腕35,35,…とから構成
されているものの、該各支持腕35の先端側にはそれぞ
れボルト穴36が穿設されている(第6図参照)。
さらに、37,37,…は前述の前面ガード32を取付
けるためのボルト・ナットで、該各ボルト・ナット37
は支持腕35の各ボルト穴36と突起部28のボルト穴
30とに挿通させた後、締着することによって前面ガー
ド32を固定するようになっている。
本実施例はこのように構成されるが、次に前面ガード3
2の取付け方法について述べる。
まず、第2図,第3図は突起部28に前面ガード32を
取付ける以前の状態を示し、該突起部28はモール部材
31によって覆われ、運転室本体21の前面壁部22A
に美観とアクセントを与えるようになっている。
一方、前面ガード32を取付けるときには、第4図に示
すように、モール部材31のうちボルト穴30が穿設さ
れている箇所を切断する。そして、第5図,第6図に示
すように、前面ガード32の支持腕35をボルト・ナッ
ト37を用いてボルト穴30,36間で締着する。
これにより前面ガード32を外壁面22と前面壁部22
Aに溶接手段を施すことなく取付けることができ、従来
技術の如く前面壁部22Aに溶接による亀裂を生じた
り、塗装表面を損傷してしまう等の事態を防止できる。
また、ボルト・ナット37を用いるだけで前面ガード3
2を取付けることができ、取付け作業性を高めることが
できる。さらに、ボルト穴30は前面ガード32を取付
けるときだけではなく、サイドミラー等を取付ける場合
にも使用することができる。
次に、第7図は本考案の第2の実施例を示す。なお、第
1の実施例と同一構成要素には同一符号を付し、その説
明を省略する。
然るに、本実施例の特徴は運転室本体を構成する外壁面
41のうち、前面壁部41Aを2分割せず、1枚の鋼板
によって形成し、その一部を前方に突出するように折曲
げて折返し部41A1となし、折返し部41A1を溶接部
42によって溶着することにより、突起部43としたこ
とにある。そして、突起部43には第1の実施例と同様
にボルト穴(図示せず)が穿設され、モール部材31が
嵌着されるようになっている。
本実施例はこのように構成され、1枚の鋼板からプレス
加工で突起部43を形成することができるから、加工性
を高めることができる。
なお、第1の実施例では運転室本体21の外壁面22は
1枚の鋼板を用いて前面壁部22Aと側面壁部22Bを
プレス成形するように述べたが、前面壁部22Aと側面
壁部22Bを別部材となし、両部材の角隅部を溶接手段
で接合することにより、運転室本体21の建屋として組
立てるようにしてもよいものである。このことは第2の
実施例についても同様である。
〔考案の効果〕
本考案に係る建設機械の運転室は以上詳細に述べた如く
であって、運転室本体の前面側の外壁面に突起部を設け
てボルト穴を穿設し、前面ガードの支持腕をボルト・ナ
ットを用いてボルト穴に締着する構成としたから、溶接
手段を用いることなく前面ガードを取付けることがで
き、外壁面の強度を維持しうると共に、塗装面の損傷等
を防止できる。また、ボルト・ナット手段のみで前面ガ
ードを取付けることができ、取付け作業が簡単となる。
さらに、突起部にモール部材を設けておくことにより、
前面ガードの取付けが不要なときにはボルト穴を覆って
おくと共に、運転室本体の外観,スタイルを向上させ、
ひいては美観,アクセントを高めることができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の第1の実施例に係り、第
1図は実施例による建設機械の運転室を示す外観斜視
図、第2図は前面ガード取付け前の状態を示す第1図の
部分拡大断面図、第3図は第2図中のIII-III矢示方向
からみた横断面図、第4図は前面ガードを取付けるため
モール部材の一部を切断した状態を示す第2図と同様位
置の断面図、第5図は前面ガードを取付けた状態を示す
第2図と同様位置の断面図、第6図は第5図中のVI-VI
矢示方向からみた横断面図、第7図は本考案の第2の実
施例を示す第3図と同様位置の横断面図、第8図ないし
第10図は従来技術に係り、第8図は従来技術による建
設機械の運転室を示す外観斜視図、第9図は前面ガード
の取付け状態を示す要部横断面図、第10図は他の従来
技術を示す第9図と同様位置の要部横断面図である。 21…運転室本体、22,41…外壁面、22A,41
A…前面壁部、22B…側面壁部、23…天井壁面、2
4…前面ガラス、25…ドア、26,27…前面壁部、
26A,27A…折曲げ部、28,43…突起部、2
9,42…溶接部、30,36…ボルト穴、31…モー
ル部材、32…前面ガード、33…フレーム、34…金
網、35…支持腕、37…ボルト・ナット。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後,左右の外壁面および天井壁面からな
    る運転室本体と、該運転室本体のうち前面側の外壁面に
    設けられた前面ガラスと、該前面ガラスを保護するた
    め、前面側の外壁面に複数本の支持腕を介して取付けら
    れた前面ガードとからなる建設機械の運転室において、
    前記前面側の外壁面には、前面ガラスを挟んだ左右側に
    位置して前方に向け突出するように折曲げられ、かつ上
    下方向に延びる突起部を設け、該各突起部にはそれぞれ
    ボルト穴を穿設し、該各ボルト穴には前記前面ガードの
    支持腕をボルト・ナットで締着する構成としたことを特
    徴とする建設機械の運転室。
  2. 【請求項2】前記前面側の外壁面は2枚の前面壁部材に
    分割し、該各前面壁部材にはそれぞれ前方に向け突出す
    るように折曲げることによって折曲げ部を形成し、該各
    折曲げ部を溶接手段によって溶着することにより前記突
    起部を形成してなる実用新案登録請求の範囲(1)項記
    載の建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】前記左右の突起部にはモール部材を嵌着し
    てなる実用新案登録請求の範囲(1)項記載の建設機械
    の運転室。
JP10450389U 1989-09-06 1989-09-06 建設機械の運転室 Expired - Lifetime JPH0617883Y2 (ja)

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JP4795750B2 (ja) * 2005-08-15 2011-10-19 共和産業株式会社 キャブへのフロントガード取付構造
JP5626231B2 (ja) * 2012-02-01 2014-11-19 コベルコ建機株式会社 建設機械のキャビンルーフガード装置
JP6526405B2 (ja) * 2014-11-28 2019-06-05 日立建機株式会社 作業機のキャブガード

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