JPH06177244A - ダイシングシステム - Google Patents

ダイシングシステム

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JPH06177244A
JPH06177244A JP34363192A JP34363192A JPH06177244A JP H06177244 A JPH06177244 A JP H06177244A JP 34363192 A JP34363192 A JP 34363192A JP 34363192 A JP34363192 A JP 34363192A JP H06177244 A JPH06177244 A JP H06177244A
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JP
Japan
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dicing
wafer
belt conveyor
frame
transfer
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Application number
JP34363192A
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English (en)
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Kazunao Arai
一尚 荒井
Fumio Uchida
文雄 内田
Toshiaki Takahashi
敏昭 高橋
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイシングシステムにおける一部の分岐線搬
送路が不具合になったとしてもその分岐線搬送路に対応
するダイシング装置はダイシングシステムから分離した
状態で単独使用が可能であり、且つダイシングシステム
自体の稼働も不能にならないようにした、ダイシングシ
ステムを提供する。 【構成】 ダイシング前のウェーハを載置したフレーム
を搬送経路に搬出する搬出手段と、前記搬送経路中に2
以上のダイシング装置が配設されており、各ダイシング
装置ごとに前記搬送経路中のウェーハを供給すると共
に、ダイシング済みのウェーハを前記搬送経路中に戻す
ウェーハ供給・戻し手段と、を少なくとも含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のダイシング装置
とこれらを結ぶ搬送経路と、CPUとを組み合わせて構
成されたダイシングシステムであって、特に搬送経路と
各ダイシング装置との間に介在するウェーハ供給・戻し
手段を止めると、ダイシング装置がダイシングシステム
から実質的に分離して単独使用をも可能としたダイシン
グシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイシング装置は1台ごと各別に
独立させて稼働させており、このような独立体としての
ダイシング装置を複数台組み合わせて全体で1つの有機
体とし稼働するように構成したダイシングシステムのよ
うなものは存在していない。但し、ウェーハ装着装置と
2台のウェーハ切断装置とを搬送手段で結合し、半導体
ウェーハをフレームに装着し、次いでそのフレームに装
着されたウェーハを所要通りに切断するようにした装置
は、例えば特公昭64−12094号公報に開示されて
いる。しかし、搬送手段の具体的構成については開示さ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなダイシン
グシステムを構成するには、通常2以上所要台数のダイ
シング装置を並設すること、これらのダイシング装置を
結ぶ搬送経路を配設すること、各ダイシング装置と搬送
経路の駆動を制御するためのCPU(制御装置)を必要
とすること、等が少なくとも要求される。この場合、前
記搬送経路はウェーハ等の被加工物を搬送するための幹
線搬送路と、この幹線搬送路からウェーハを選択的にダ
イシング装置に供給すると共に、そのダイシング装置で
のダイシング後にウェーハを幹線搬送路に戻すための言
わば分岐線搬送路を、各ダイシング装置に対応させてそ
れぞれ設けなければならない。ところが、ダイシング装
置と分岐線搬送路とは有機的、一体的な結合関係になる
ため、何れかの分岐線搬送路が故障したような時にはそ
の分岐線搬送路に結合されたダイシング装置は使えなく
なり、或はダイシングシステム全体が使用不能になった
りすることが充分予想される。そこで、本発明は、搬送
手段を具体的にすると共に、ダイシングシステムにおけ
る一部の分岐線搬送路が不具合になったとしてもその分
岐線搬送路に対応するダイシング装置はダイシングシス
テムから分離した状態で単独使用が可能であり、且つダ
イシングシステム自体の稼働も不能にならないようにし
た、ダイシングシステムを提供することを課題としたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、ダイシング前のウェ
ーハを載置したフレームを搬送経路に搬出する搬出手段
と、前記搬送経路中に2以上のダイシング装置が配設さ
れており、各ダイシング装置ごとに前記搬送経路中のウ
ェーハを供給すると共に、ダイシング済みのウェーハを
前記搬送経路中に戻すウェーハ供給・戻し手段と、を少
なくとも含むダイシングシステムを要旨とするものであ
る。更に、前記搬送経路は複数のベルトコンベアーから
構成され、一方のベルトコンベアーで搬送されたウェー
ハを他方のベルトコンベアーに移し替える移し替え手段
と、搬送中のウェーハを所要のダイシング装置の前で停
止させるストッパー手段と、このストッパー手段で停止
しているウェーハを保持しベルトコンベアーから離別さ
せてダイシング装置の所要位置に位置付けると共に、ダ
イシング後のウェーハをベルトコンベアーに戻す移送ア
ームとから構成されるウェーハ供給・戻し手段とを更に
含むこと、モニターと、操作部とが配設されたCPUで
個々のダイシング装置の状態を把握して、必要に応じて
ダイシング装置をダイシングシステムから切り離すこ
と、ダイシング装置のダイシング状態がCPUに記憶さ
れ、個々のダイシング装置の管理ができること、切り離
されたダイシング装置は、ダイシングシステムから独立
したダイシング装置として使用できること、を要旨とす
るものである。
【0005】
【作 用】被加工物であるウェーハを載置したフレーム
を搬出手段にて搬送経路に搬出し、所要のダイシング装
置のところまで搬送されたらそのフレームをウェーハ供
給・戻し手段によりピックアップしてスライドさせるこ
とによりダイシング装置に供給し、このダイシング装置
での所定の処理後に先のウェーハ供給・戻し手段の復動
によりフレームを搬送経路に戻し、この搬送経路によっ
てフレームを次の工程に搬送することができる。又、C
PUを介して個々のダイシング装置の状態を把握し、必
要に応じてダイシング装置をダイシングシステムから切
り離すこと、及び切り離されたダイシング装置をダイシ
ングシステムから独立したダイシング装置として使用す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳説する。図1において、1、1aは適宜の間隔をあ
けて並設された第1、第2のダイシング装置であり、図
示の例ではカセット領域11と、待機領域12と、チャ
ック領域13と、洗浄領域14の各領域を備え、カセッ
ト領域11にセットされたカセット内からフレームを引
き出して待機領域12に供給すると共に、洗浄後のフレ
ームを待機領域12からカセット領域11のカセット内
に戻す第1の搬送手段15と、待機領域12からチャッ
ク領域13にフレームを搬送する水平回転式の第2の搬
送手段16と、ダイシング後のフレームをチャック領域
13から洗浄領域14に搬送する第3の搬送手段17と
を有し、更に先端に回転ブレード18を有するスピンド
ルユニット19を備えた構成になっている。
【0007】2は搬送経路であり、搬送経路からフレー
ムが脱落しないように搬送ガイド200と複数のベルト
コンベアーから構成され、図示の例ではベルトコンベア
ーは同速度で同方向に動く一対の無端ベルト2aから形
成され、第1のベルトコンベアー21と、その終端部付
近に直角方向に配設された第2のベルトコンベアー22
と、この第2のベルトコンベアー23の終端部に直角方
向に配設された第3のベルトコンベアー23と、この第
3のベルトコンベアー22の要所に直角方向に配設され
た第4のベルトコンベアー24と、更にこの第4のベル
トコンベアー24の終端部に直角方向に配設された第5
のベルトコンベアー25とを備えている。
【0008】3は移し替え手段であり、水平に往復動す
るプッシュアーム31を有し、前記第1〜4の各ベルト
コンベアーの終端部又は要所にそれぞれ配設されてお
り、搬送されてきたフレームをプッシュアーム31にて
横に押して次のベルトコンベアーに移し替える作用をな
すものである。
【0009】4は一対の板材からなる昇降ガイドであ
り、前記移し替え手段3と共に主として各ベルトコンベ
アーの接続部付近であって前記一対の無端ベルト2a間
に直角方向に配設され、この昇降ガイド4を一定距離上
昇させるとフレームを一対の無端ベルト2aから離し即
ちベルトコンベアーで搬送されない状態で保持すること
ができ、プッシュアーム31での移し替えが円滑になさ
れるようにしてある。そして、一定距離下降させるとフ
レームを一対の無端ベルトに接触させつまりベルトコン
ベアーで搬送される状態にすることができるようにして
ある。
【0010】5は被加工物であるウェーハWを載置した
フレームFを供給するための供給部であり、前記第1の
ベルトコンベアー21の近傍に配設され、通常は複数枚
のフレームFを収納したカセットを載置するようにして
あり、この供給部5からフレームFを一枚ずつ引き出し
て第1のベルトコンベア21に供給できる公知の搬出手
段6が配設され、更にその下方にはフレーム下を第1の
ベルトコンベアー21に円滑に供給するための昇降ガイ
ド4aが配設されている。
【0011】7はダイシング処理後のフレームを受け取
るための受取部であり、前記供給部5と対称的に前記第
5のベルトコンベアー25の近傍に設けられ、複数枚の
フレームを収納するカセットが載置され、搬送されてき
たフレームを昇降ガイド4bにより持ち上げると共に、
搬入手段8によりカセット内にフレームを収納できるよ
うにしてある。
【0012】9は第1のウェーハ供給・戻し手段であ
り、前記第1のダイシング装置1と第3のベルトコンベ
アー23と間にそれぞれ配設され、搬送されてきたフレ
ームを第1のダイシング装置1に供給し、且つダイシン
グ処理後のフレームを第1のダイシング装置1から第3
のベルトコンベアー23に再び戻せるようにしてある。
これと同じ構成の第2のウェーハ供給・戻し手段9aが
前記第2のダイシング装置1aに関連して配設されてい
る。
【0013】図2はこれらウェーハ供給・戻し手段の一
例を示すもので、第1のウェーハ供給・戻し手段9は前
記第1のダイシング装置1及び第3のベルトコンベアー
23を跨ぐようにして上方に配設され、水平ガイド91
に沿って往復動する移送アーム92を備え、この移送ア
ーム92はシリンダー93により上下動可能に形成され
ると共に、先端に一対の開閉把持片94を有し、この開
閉把持片94にてフレームFを把持した状態で移送アー
ム92を水平ガイド91に沿って動かすことで、前記第
1のダイシング装置1と第3のベルトコンベアー23と
の間でやり取りできるようにしてある。
【0014】図1に戻って、100は前記第1のウェー
ハ供給・戻し手段9に関連させて第3のベルトコンベア
ー23のベルト間に昇降可能に配設した第1のストッパ
ー手段であり、これを上昇させた時には第3のベルトコ
ンベアー23で搬送されてきたフレームを受止して停止
させられるようにしてある。これと同じ構成の第2のス
トッパー手段100aが第2のウェーハ供給・戻し手段
9aに関連させて配設してある。
【0015】110は第1のウェーハ供給・戻し手段9
に関連させて第3のベルトコンベアー23のベルト間に
配設した第1のバーコードリーダーであり、第3のベル
トコンベアー23により搬送されてくる各フレームに付
着された識別用のバーコードを通過する際に読み取れる
ようにしてある。即ち、第1のダイシング装置1でダイ
シングすべきかどうかを読み取り、該当するものは前記
第1のストッパー手段10で停止させて第1のウェーハ
供給・戻し手段9により第1のダイシング装置1に供給
し、そうでないものはそのまま通過させて搬送させるの
である。これと同じ構成の第2のバーコードリーダー1
10aが第2のウェーハ供給・戻し手段9aに関連させ
て配設してある。
【0016】120はCPUであり、モニター121と
操作部122とを有し、必要な各構成部材とそれぞれ接
続され、これらの各構成部材の動きを制御すると共に、
第1、第2のダイシング装置1、1aのダイシング状態
が記憶され、個々のダイシング装置の管理ができ、個々
のダイシング装置の状態(ブレードの使用時間、ダイシ
ング装置自体の稼働時間、モニターを通じてのアライメ
ント状態、ウェーハのダイシングの溝状態等)を把握し
て、必要に応じてダイシング装置をダイシングシステム
から切り離したり、ダイシング装置の操作をしたりする
ともできる。
【0017】本発明に係るダイシングシステムは上記の
ように構成され、システム全体の動きとしてはCPU1
20による制御の下に、先ず搬出手段6により供給部5
からフレームFが一枚ずつ引き出されると共に第1のベ
ルトコンベアー21に供給され、それらのフレームFは
移し替え手段3により第2のベルトコンベアー22を経
て第3のベルトコンベアー23に引き続いて搬送され、
フレームFに付けられたバーコードを第1のバーコード
リーダー11で読み取って、第1のダイシング装置1で
ダイシングするものとそのまま通過させるものとを区別
する。
【0018】次に、第1のダイシング装置1でダイシン
グ処理すべきフレームは、第1のストッパー手段100
により停止させられ、第1のウェーハ供給・戻し手段9
により第1のダイシング装置1の待機領域12に供給さ
れる。この場合、第1のダイシング装置1のカセット領
域11及び第1の搬送手段15は使用しない。これらを
使用するのは後で説明するダイシング装置の単独使用の
時である。但し、必要に応じてカセット領域11にフレ
ームを供給し、第1の搬送手段15を使用することは自
由である。
【0019】前記待機領域12に供給されたフレーム
は、第2の搬送手段16によってチャック領域13に転
送され、このチャック領域13のチャックテーブルがア
ライメント領域13aを経てカッティング領域13b迄
動いて回転ブレード18により所定の箇所がダイシング
処理され、この後フレームはチャックテーブルと共にチ
ャック領域13まで戻され、第3の搬送手段17により
洗浄領域14に移され、スピン洗浄処理後に第2の搬送
手段16により待機領域12に戻される。
【0020】この待機領域12に戻された処理後のフレ
ームは、第1のウェーハ供給・戻し手段9により第3の
ベルトコンベアー23上に戻され、第2のバーコードリ
ーダーはそのまま通過して移し替え手段3により第4の
ベルトコンベアー24に移し替えられ、更にその先の移
し替え手段3により第5のベルトコンベアー25に移し
替えられ、前記搬入手段8により受取部7のカセット内
の所定箇所に収納される。
【0021】一方、第1のダイシング装置1で未処理の
フレームは、そのまま第3のベルトコンベアー23で搬
送されて第2のバーコードリーダー110aに至り、こ
れを通過する際に情報が読み取られて第2のストッパー
手段100aが作動して停止され、前記と同様に第2の
ウェーハ供給・戻し手段9aによってそのフレームが第
2のダイシング装置1aに供給されてダイシング処理さ
れると共に、処理後に第2のウェーハ供給・戻し手段9
aによって第3のベルトコンベアー23上に再び戻され
る。そのフレームは少し搬送て移し替え手段3により第
4のベルトコンベアー24に移し替えられ、続いて第5
のベルトコンベアー25に移し替えられて前記と同様に
搬入手段8を介して受取部7のカセット内に収納され
る。
【0022】このようにして、搬送経路により一定の速
度で送られてくるフレームを、バーコードリーダーでそ
の情報を読み取ってダイシング処理すべきダイシング装
置に振り分け、ウェーハ供給・戻し手段によりダイシン
グ装置への供給とダイシング処理後の搬送経路への戻し
を行い、所定のウェーハ処理を流れ作業で能率良く且つ
円滑に遂行することができる。
【0023】上記実施例はダイシング装置を2台並置し
た場合を説明したが、これに限定されずに必要に応じて
2台以上のダイシング装置を並置して実行することが可
能であり、又ダイシング装置での処理後に受取部で回収
しないで図1に矢印Xで示すようにそのまま次の工程に
直接搬送するように構成することも可能である。
【0024】更に、ダイシングシステムに組み込まれた
ダイシング装置のうち任意のダイシング装置だけをダイ
シングシステムから切り離して単独使用することも可能
である。即ち、図1の例で例えば第2のダイシング装置
1aを単独使用したい場合には、CPU120から指令
を出して第2のバーコードリーダー110a、第2のス
トッパー手段100a及び第2のウェーハ供給・戻し手
段9aを停止させれば良い。この時、第2のストッパー
手段100aは第3のベルトコンベアー23の下方に位
置しているためその搬送を阻害せず、第2のウェーハ供
給・戻し手段9aは上方に配設されているため第3のベ
ルトコンベアー23及び第2のダイシング装置1aの邪
魔にならない。従って、第2のダイシング装置1aをダ
イシングシステムから切り離すことができ、且つダイシ
ングシステムから独立したダイシング装置として使用す
ることができるのである。
【0025】第2のダイシング装置1aの単独使用に際
しては、ダイシングシステムの搬送経路2側からフレー
ムを供給できないのでカセット領域11aにフレームを
収納したカセットをセットし、第1の搬送手段15aに
てカセット内からフレームを引き出して待機領域12a
に供給して行う。その後の動きは前記と同様であり、所
定の処理後に待機領域12aに戻されたフレームは第1
の搬送手段15aによりカセット領域11aのカセット
内に収納される。この場合、第2のダイシング装置1a
の単独使用と同時にダイシングシステム自体も使用する
ことが可能である。但し、当然のことながらダイシング
システムからは第2のダイシング装置1aが除かれた状
態となり、第2のダイシング装置で処理すべきフレーム
も除外して行われる。
【0026】このようにダイシングシステムに組み込ま
れた任意のダイシング装置を、そのダイシングシステム
から切り離して単独使用することが可能であるため、仮
にそのダイシング装置への供給機構部分が故障したよう
な場合には、そのダイシング装置をダイシングシステム
から切り離せばその単独使用が可能となるばかりか、ダ
イシングシステム自体も稼働させることができる。従っ
て、作業能率を著しく向上させることができ、しかもそ
の間に故障箇所の点検修理も可能となる。尚、供給部5
にはカセットを載置するようにしたが、これに限るもの
ではなく特公平2−16583号公報に示されるような
ウェーハとフレームとを一体にする装置を装着しても良
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPU制御の下に複数のダイシング装置と、幹線となる
搬送経路とその搬送経路と各ダイシング装置とを結ぶ分
岐線搬送路とを組み合わせることによりダイシングシス
テムを提供することができ、そのダイシングシステムに
おける一部の分岐線搬送路が不具合になったとしても、
その分岐線搬送路に対応するダイシング装置のみをダイ
シングシステムから分離した状態での単独使用を可能と
し、且つダイシングシステム自体の稼働も不能にならな
いようにした優れた特徴を有し、ウェーハ処理作業能率
を著しく向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】 ウェーハ供給・戻し手段の一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…第1のダイシング装置 1a…第2のダイシング装置 11…カセット領域
12…待機領域 13…チャック領域 13a…アライメント領域
13b…カッティング領域 14…洗浄領域 15
…第1の搬送装置 16…第2の搬送手段 17…
第3の搬送手段 18…回転ブレード 19…スピ
ンドルユニット 2…搬送経路 21…第1のベルトコンベアー 22…第2のベルト
コンベアー 23…第3のベルトコンベアー 24…第4のベルト
コンベアー 25…第5のベルトコンベアー 3…移し替え手段 31…プッシュアーム 4…昇降ガイド 4a、4b…昇降ガイド 5…供給部 6…搬出手段 7…受取部 8…搬入手段 9…第1のウェーハ供給・戻し手段 9a…第2のウェーハ供給・戻し手段 91…水平ガ
イド 92…移送アーム 93…シリンダー 9
4…開閉把持片 100…第1のストッパー手段 100a…第2のストッパー手段 110…第1のバーコードリーダー 110a…第2のバーコードリーダー 120…CPU 121…モニター 122…操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイシング前のウェーハを載置したフレ
    ームを搬送経路に搬出する搬出手段と、前記搬送経路中
    に2以上のダイシング装置が配設されており、各ダイシ
    ング装置ごとに前記搬送経路中のウェーハを供給すると
    共に、ダイシング済みのウェーハを前記搬送経路中に戻
    すウェーハ供給・戻し手段と、を少なくとも含むダイシ
    ングシステム。
  2. 【請求項2】 前記搬送経路は複数のベルトコンベアー
    から構成され、一方のベルトコンベアーで搬送されたウ
    ェーハを他方のベルトコンベアーに移し替える移し替え
    手段と、搬送中のウェーハを所要のダイシング装置の前
    で停止させるストッパー手段と、このストッパー手段で
    停止しているウェーハを保持しベルトコンベアーから離
    別させてダイシング装置の所要位置に位置付けると共
    に、ダイシング後のウェーハをベルトコンベアーに戻す
    移送アームとから構成されるウェーハ供給・戻し手段
    と、を更に含む請求項1記載のダイシングシステム。
  3. 【請求項3】 モニターと、操作部とが配設されたCP
    Uで個々のダイシング装置の状態を把握して、必要に応
    じてダイシング装置をダイシングシステムから切り離す
    請求項1、2記載のダイシングシステム。
  4. 【請求項4】 ダイシング装置のダイシング状態がCP
    Uに記憶され、個々のダイシング装置の管理ができる請
    求項1乃至3記載のダイシングシステム。
  5. 【請求項5】 切り離されたダイシング装置は、ダイシ
    ングシステムから独立したダイシング装置として使用で
    きる請求項3記載のダイシングシステム。
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