JP4293356B2 - 半導体ウエハの供給回収方法およびこれを用いた装置 - Google Patents

半導体ウエハの供給回収方法およびこれを用いた装置 Download PDF

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本発明は、半導体ウエハのパターン形成面に貼付けられた表面保護テープの剥離する装置に用いる半導体ウエハの供給回収方法およびこれを用いた装置に関する。
一般に、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)の裏面研磨処理(バックグラインド)の前にウエハ表面にパターン形成処理を行い、そのパターン形成面に表面保護テープを貼付けた後に裏面研磨処理を行う。この裏面研磨処理の済んだウエハをダイシングテープを介してリングフレームに保持し、リングフレームに保持したウエハから表面保護テープを剥離する。表面保護テープの剥離されたウエハを次工程に送り出す手順がとられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−63077号公報
近年では、裏面研磨されたウエハから表面保護テープを剥離した後においても、パターン形成処理と同様な方法でのバンプの埋め込み処理や、裏面研磨後のパターン形成処理を行うことがある。
しかし、表面保護テープ剥離後のウエハに上記のような処理を施すためには、ウエハをリングフレームに保持することなくウエハ単体のままで表面保護テープを剥離しておくことが必要となる。そのためには、表面保護テープ剥離だけを行う専用装置を準備しなければならなくなり、設備コストがかかるのみならず専用装置の設置スペースを確保する必要も生じ、経済的および設備管理上の問題点となっている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、既存のウエハマウント処理装置を有効に利用することで、専用装置を用いることなくウエハ単体での表面保護テープ剥離処理を効率よく行えるようにすることを主たる目的としている。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、第1の本発明に係る半導体ウエハの供給回収方法は、予め表面保護テープの貼付けられた半導体ウエハを供給にするウエハ供給部と、
リングフレームを供給するリングフレーム供給部と、
ダイシングテープを介してリングフレームに当該半導体ウエハを貼付け保持するダイシングテープ貼合せ処理部と、
前記半導体ウエハから表面保護テープを剥離する表面保護テープ剥離機構とを備えたウエハマウント装置に対し、表面保護テープが貼付けられた半導体ウエハを自ら収納し、かつ、当該半導体ウエハを自ら供給搬送および回収可能なウエハ供給回収装置を近接または連結したとき
前記ウエハマウント装置の主制御部との情報授受によってウエハ供給回収装置を作動制御し、
前記ウエハ供給回収装置に収納された半導体ウエハをウエハマウント装置の表面保護テープ剥離機構に直接に供給搬送し、
前記表面保護テープ剥離機構を利用して半導体ウエハから表面保護テープを剥離し、
剥離処理済みの前記半導体ウエハをウエハ供給回収装置に回収することを特徴とする。
[作用・効果] 上述の半導体ウエハの供給回収方法によれば、ウエハマウント処理装置を標準の形態で稼働させる場合には、表面保護テープが貼付けられたウエハの供給、および、リングフレームの供給に伴って、リングフレームへのダイシングテープの貼合せ処理、リングフレームに貼合わされたダイシングテープへのウエハの貼付け処理(ウエハマウント)、および、ダイシングテープを介してリングフレーム保持されたウエハからの表面保護テープの剥離処理、および、これらに付随する各種処理が主制御部の作動に基づいて逐次実行される。
ウエハ単体で表面保護テープの剥離を必要とする場合には、ウエハ供給回収装置の制御部をウエハマウント処理装置の主制御部に接続して両者の間での情報の授受が可能な状態にする。このような状態で両装置を起動させると、ウエハマウント処理装置の主制御部は、ウエハマウント処理装置における表面保護テープ剥離機構と、ウエハマウント処理装置に接続されたウエハ供給回収装置だけを対象として作動し、ウエハ供給回収装置から供給搬送されたウエハは、ウエハマウント処理装置の表面保護テープ剥離機構に装填されて所定の剥離処理を受け、処理後に再びウエハ供給回収装置に戻されて回収される。
したがって、表面保護テープが貼り付けられたウエハ単体から表面保護テープを剥離するための専用装置を設ける必要がなく、設備コストの削減および専用装置の設置スペースを確保する必要がない。
また、第2の本発明に係る半導体ウエハの供給回収装置は、ダイシングテープを半導体ウエハに貼合せ、このダイシングテープの貼合わされた半導体ウエハから表面保護テープを剥離する機能を備えたウエハマウント装置に近接または連結し、ウエハマウント装置に対して半導体ウエハの搬送供給および回収を行う半導体ウエハの供給回収装置であって、
表面保護テープが貼り付けられた半導体ウエハを多段に収納する収納手段が置かれる載置部と、
前記載置部に置かれた収納手段から半導体ウエハを取り出して、前記ウエハマウント装置における表面保護テープを剥離する剥離テーブルに載置する搬送手段とを備え
前記ウエハマウント装置に当該装置が連結または近接したとき、搬送手段の駆動系は、前記ウエハマウント装置の主制御部との情報授受によって駆動制御され
前記搬送手段はウエハマウント装置の剥離テーブルに半導体ウエハを載置するとともに、表面保護テープの剥離された半導体ウエハを剥離テーブルから搬出して本装置の収納手段に回収させるよう構成したことを特徴とする。
[作用・効果] 上述の半導体ウエハの供給回収装置によれば、ウエハ供給回収装置がウエハマウント処理装置に近接または連結される。このウエハ供給回収装置の載置部に載置された収容手段から搬送手段が半導体ウエハを取り出してウエハマウント装置における剥離テーブルにウエハを搬送して載置する。剥離テーブルで表面保護テープが剥離されたウエハは、再び搬送手段により保持されて収納手段に回収される。したがって、第1の本発明に係る半導体ウエハの供給回収方法を好適に実現することができる。
なお、搬送手段は、ウエハの上面を保持しながら位置合せするよう構成してもよい。また、搬送手段により取り出したウエハを載置して位置合せを行うアライメントステージを個別に備えてもよい。さらに、搬送手段は、アライメントステージで位置合せしたウエハの上面を保持し、ウエハマウント装置の剥離テーブルに載置する第2搬送手段とから構成されてもよい。上述のように構成するとともに、搬送手段およびアライメントステージの各駆動部をウエハマウント装置の主制御部との情報授受によって駆動制御するよう構成することで、第1の本発明に係る半導体ウエハの供給回収方法を好適に実現することができる。
この発明に係る半導体ウエハの表面保護テープ剥離方法によれば、既存のウエハマウント処理装置の備えているテープ剥離機能を有効に利用することで、専用装置を用いることなくウエハ単体での表面保護テープ剥離処理を効率よく行うことが可能となる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1に、ウエハマウント処理装置1の全体構成が簡略して示されている。このウエハマウント処理装置1は、裏面研磨処理を施した半導体ウエハ(以下、単に「ウエハW」という)を多段に収容したカセットC1が装填されるウエハ供給部2と、ロボットアーム3を備えたウエハ搬送機構4と、ウエハWの位置合せを行うアライメントステージ5と、アライメントステージに載置されたウエハWに向けて紫外線を照射する紫外線照射ユニット6と、ウエハWを吸着保持するチャックテーブル7と、リングフレームFが多段に収容されたリングフレーム供給部8と、リングフレームFをダイシングテープ上に移載するリングフレーム搬送機構9と、ダイシングテープDTをリングフレームFの裏面から貼り合せるダイシングテープ貼合せ処理部10と、ダイシングテープDTが貼合わされたリングフレームFを昇降移動させるリングフレーム昇降機構11と、ダイシングテープDTが貼合わされたリングフレームFにウエハWを貼付け保持させたマウントフレームMFを形成するマウントフレーム形成部12と、形成されたマウントフレームMFを搬送する第1マウントフレーム搬送機構13と、ウエハWに貼付けられた表面保護テープPTを剥離する表面保護テープ剥離機構14と、表面保護テープ剥離機構14で表面保護テープPTが剥離されたマウントフレームMFを搬送する第2マウントフレーム搬送機構15と、マウントフレームMFの方向転換および搬送を行うターンテーブル16と、マウントフレームMFをカセットC2に多段に差込収納するマウントフレーム回収部17とから構成されている。
ウエハ供給部2に装填されたカセットC1には、パターン形成面(表面)に紫外線硬化型の粘着テープからなる表面保護テープPTを貼り付けた多数枚のウエハWが、その表面を上向きにした水平姿勢で差込み収容されている。このウエハWはウエハ搬送機構4におけるロボットアーム3の先端部に保持されて1枚づつ搬出され、アライメントステージ5に移載される。
アライメントステージ5は、図示しないガイドピンを備えており、移載されたウエハWのオリエンテーションフラットやノッチなどに基づいて位置合せを行うとともに、吸着保持するようになっている。なお、位置合せは、この形態に限定されるものではなく、光学系、例えば、カメラなどを用いて画像処理により位置合せする形態のものであってもよい。
表面を上向きにしてアライメントステージ5に移載された位置合せの終了したウエハWには紫外線照射ユニット6によって紫外線が照射され、貼付けられた表面保護テープPTの接着力が低下される。紫外線照射照射処理を受けたウエハWはチャックテーブル7の下面に吸着保持されてマウントフレーム形成部12に送り込まれる。
リングフレーム供給部8は、手押し移動可能な台車21に多数枚のリングフレームFを積層収容して搬入し、リングフレーム群をせり上げ供給するようになっており、最上層のものから順にリングフレーム搬送機構9によって吸着保持されて取り出され、マウントフレーム形成部12におけるダイシングテープ貼合せ位置に搬送される。
ダイシングテープ貼合せ処理部10は、ダイシングテープ貼合せ位置に搬入装填されたリングフレームFの下面に沿って貼付けユニット22を走査させることで、供給ロール23から繰出されたダイシングテープDTをリングフレームFの下面に貼り合せた後、カッタ機構24によってダイシングテープDTをリングフレームFに沿った環状に切断し、この切断によってリングフレーム周囲に発生した不要なテープを剥離ユニット25の走査によってリングフレームFから剥離し、かつ、不要テープを回収ロール26に巻取り回収するように構成されている。
ダイシングテープ貼合せ処理の済んだリングフレームFはリングフレーム昇降機構11に吸着保持されてウエハマウント位置まで上昇されるとともに、下面にウエハWを吸着保持したチャックテーブル7がウエハマウント位置まで下降され、リングフレームFの下面に貼合わされたダイシングテープDTの上向き粘着面にウエハWが供給される。ダイシングテープ上にウエハWが供給されると、貼付けローラ27がダイシングテープDTの下面に沿って転動走査してウエハWの裏面に押圧し、ダイシングテープDTの上面にウエハWを貼付け保持したマウントフレームMFが形成される。
形成されたマウントフレームMFは、第1マウントフレーム搬送機構13によって吸着保持されて表面保護テープ剥離機構14の図示されていない剥離テーブル上に搬送移載される。
表面保護テープ剥離機構14では、原反ロール28から導出された幅狭の剥離テープTSが剥離テーブル上に保持されたマウントフレームMFにおけるウエハWの上面、つまり、貼付けられた表面保護テープPTに剥離ロールまたは剥離バーを介して貼付けられた後、この剥離テープTSがめくり上げられることで、先の紫外線照射によって接着性が低下された表面保護テープPTがウエハWから剥離されてゆく。剥離時には、剥離バーなどがウエハW側で接触した状態で移動してもよいし、剥離バーなどは固定で、剥離テーブル34が移動するに構成してもよい。
表面保護テープPTの剥離処理のすんだマウントフレームMFは第2マウントフレーム搬送機構15に吸着保持されて搬出され、ターンテーブル16に移載される。このターンテーブル16に移載されたマウントフレームMFは、ウエハWのオリエンテーションフラットやリングフレームの位置決めノッチなどの基づいて位置合せ処理を受けた後、旋回によって姿勢が変更され、図示されていないプッシャーによってマウントフレーム回収部17のカセットC2に差込収容される。
図2は、ウエハマント処理装置1に備えられた制御装置の概略を示すブロック図であり、上記した一連の制御作動は、主制御部に予め入力設定されたプログラムおよび各処理部に配備された各種センサ類からの情報に基づいて実行される。
本実施例では、上記したウエハマント処理装置1を利用してウエハ単体での表面保護テープ剥離処理を行えるように改造を加えたものであり、図3に、改造された処理装置全体の概略の平面図が、また、図4に、その要部の平面図が示されている。
改造された処理装置においては、上記構成のウエハマント処理装置1における表面保護テープ剥離機構14に近い横側部位に、ウエハ供給回収装置31を別途連結している。
このウエハ供給回収装置31は、裏面研磨処理を施したウエハWを多段に収容したカセットC3が装填されるウエハ供給回収部32と、ロボットアーム33と、アライメントステージ34と、ウエハ搬送機構35とを備えている。以下、ウエハ供給回収装置31の各部の構成について具体的に説明する。なお、カセットC3は、本発明の収納手段に、ウエハ供給回収部32は載置部に、ロボットアーム33は第1搬送手段に、ウエハ搬送機構35は第2搬送手段にそれぞれ相当する。
ウエハ供給回収部32に装填されたカセットC3には、パターン形成面に表面保護テープPTを貼り付けた多数枚のウエハWが、その表面を上向きにした水平姿勢で差込み収容されている。
ロボットアーム33は、旋回移動してカセットC3にその先端部を挿入しウエハWを下面から吸着保持して1枚づつ取り出し、アライメントステージ34に搬送して移載するようになっている。
アライメントステージ34は、図示しないガイドピンを備えており、移載されたウエハWのオリエンテーションフラットやノッチなどに基づいて位置合せを行うとともに、吸着保持するようになっている。なお、位置合せは、この形態に限定されるものではなく、光学系、例えば、カメラなどを用いて画像処理により位置合せする形態のものであってもよい。
ウエハ搬送機構35は、アライメントステージ34で位置合せの終了したウエハWの表面を吸着保持するように昇降移動するとともに、図4に示す左側に配備されたウエハマウント装置1における剥離テーブル36にウエハWを直線的に搬送して移載するようになっている。また、ウエハマウント処理装置1の表面保護テープ剥離機構14により、表面保護テープPTが剥離されたウエハWを剥離テーブル36から吸着してウエハ供給回収部32のアライメントステージ34へと搬送するようになっている。
次に上述のように、ウエハマウント処理装置1にウエハ供給回収装置31を電気的および機械的に連結したときの操作および制御動作について、図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施例の場合、ウエハ単体の表面保護テープ剥離処理のための制御動作は、図5のブロック図に示すように、ウエハマウント処理装置1の主制御部とウエハ供給回収部31との情報授受に基づいて実行される。
<ステップS1> 機能選択
ウエハマウント処理装置1にウエハ供給回収装置31を連結終了すると、ウエハマウント処理装置1の図示しない操作部を操作し、ウエハWの単体を供給し、このウエハWから表面保護テープPTを剥離して回収するように機能選択する。具体的には、ウエハマウント処理装置1側では、表面保護テープ剥離機構14のみが駆動するよう制御するとともに、ウエハ供給回収装置31側の駆動制御も連動して行うようにする。これらの駆動制御は選択された機能に応じてプログラムにより実行される。換言すれば、ウエハマウント処置装置1側では、表面保護テープ剥離機構14以外の構成については、その駆動を休止させることになる。
<ステップS2> ウエハ取出・搬送処理
ウエハ供給回収部32に装填されたカセットC3からパターン形成面に表面保護テープPTの面を上向きにした水平姿勢のまま、下面を吸着保持してアライメントステージ34に搬送して移載するようにロボットアーム33を駆動制御する。
<ステップS3> 位置合せ処理
アライメントステージ34に移載されウエハWのオリエンテーションフラットやノッチを検出して位置合せ処理を行う。
<ステップS4> 第1搬送処理
位置合せ処理の終了したウエハWをアライメントステージ34からウエハマウント処理装置1側の剥離テーブル36に搬送して移載するように、ウエハWの表面を吸着保持して搬送するようにウエハ搬送機構35の駆動制御を行う。
<ステップS5> 剥離処理
剥離テーブル36に移載されたウエハWの位置合せ処理を行うとともに、ウエハWの表面に貼り付けられた表面保護テープPTの表面に図示しない剥離バーを介して剥離テープTSを貼り付けながら表面保護テープPTを剥離テープTSと一体にして剥離するように、表面保護テープ剥離機構14の駆動を制御する。
<ステップS6> 第2搬送処理
表面保護テープPTが剥離されたウエハWを剥離テーブル36からアライメントステージ34に吸着搬送するようにウエハ搬送機構35を駆動制御する。
<ステップS7> 回収処理
アライメントステージ34で位置合せ処理の終了したウエハWの下面を吸着保持し、ウエハ供給回収部32に装填されたカセットC3の所定の位置に収納するように、ロボットアーム33を駆動制御する
以上で、カセットC3から供給されるウエハ単体の表面から表面保護テープPTを剥離し、再度カセットC3に回収するまでの一連の動作が終了する。なお、カセットC3に収納された所定数のウエハWの処理が終了するまで、上記ステップS2〜ステップS7までの一連の動作が繰り返されるようにウエハマウント処理装置1の主制御部によって駆動制御される(ステップS8)。
以上のようにウエハマウント処理装置1とウエハ供給回収装置31とを機械的・電気的に連結し、ウエハマウント装置1の表面保護テープ剥離機構14を共有することにより、ウエハ供給回収装置31から表面に表面保護テープPTが貼り付けられたウエハWが表面保護テープ剥離機構14に供給され、ウエハWの表面から表面保護テープPTが剥離され、再びウエハWはウエハ供給回収装置31のカセットC3に回収される。この回収されたウエハWは、再びカセットC3などの収容物に収容された状態で搬送・利用することができる。したがって、ウエハマウント装置1とは個別に表面保護テープPTをウエハWから剥離して回収するための表面保護テープ剥離装置を設ける必要がないので設備コストを削減することができるとともに、専用設置スペースを確保する必要もなくなる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1) 上記実施例のウエハマウント処理装置1における各機構のレイアウトに限定されるものではなく、ウエハ供給回収装置31の近接または連結されたウエハマウント装置1が、その表面保護テープ剥離機構14とウエハ供給回収装置31の各駆動系とが主制御部を介して連動し、ウエハ供給回収装置31から表面保護テープ剥離機構14に供給されるウエハWの表面から表面保護テープPTを剥離し、表面保護テープPTを剥離したウエハWをウエハ供給回収装置31に回収できるレイアウトであればよい。
(2) 上述した実施例では、ウエハ供給回収装置31からウエハマウント装置1の表面保護テープ剥離機構14へのウエハWの供給および回収をロボットアーム33とウエハ搬送装置35とによって行っていたが、以下のように構成してもよい。
a.図7に示すように、ウエハ搬送機構35を利用してカセットC3からウエハWの上面を吸着保持しながら位置合せを行い、ウエハマウント装置1の剥離テーブル36に直接に移載するように構成してもよい。また、第2マウントフレーム搬送装置15に移載し、この移載されたウエハWを剥離テーブル36に搬送するように構成してもよい。
このように構成した場合のウエハ搬送機構35による位置合せは、例えば、非接触の光センサを用いて、ウエハWに形成されたノッチやオリエンテーションフラットの位置を検出し、ウエハWの位置合せを行うように構成すればよい。
b.第2マウントフレーム搬送機構15側にウエハWの位置合せ機能を設け、ロボットアーム33またはウエハ搬送装置35のいずれかにより直接にウエハWを搬送して第2マウントフレーム搬送機構15に移載するように構成してもよい。
c.図8に示すように、ロボットアーム35により下面を支持してカセットから取り出したウエハWの上面を、ウエハ搬送装置35で直接に吸着保持して剥離テーブル36または第2マウントフレーム搬送機構15に移載するように構成してもよい。
これらのb、c場合、ウエハWの位置合せ機能を、第2はマウントフレーム搬送機構15または剥離テーブル36の少なくともいずれかに設ければよい。またcの場合、上記aのようにウエハ搬送機構35に位置合せ機構を備えてもよい。
なお、第2マウントフレーム搬送機構15は、ウエハWまたはマウントフレームFの両方の搬送が共用できるように構成するのが好ましい。
(4) 上述した実施例では、表面保護テープPTに紫外線硬化型の粘着テープを用いているが、非紫外線硬化型の粘着テープを用いる場合、紫外線照射ユニット6を省いた構成であってもよい。
(5) 上述した実施例では、ウエハWを供給するカセットと回収するカセットを同一のカセットC3を利用していたが、回収用のカセットを個別に設けてもよい。
ウエハマウント処理装置の一部を切欠いた全体斜視図である。 制御ブロック図である。 改造されたウエハマウント処理装置の全体平面図である。 要部の平面図である。 改造されたウエハマウント処理装置における制御ブロック図である。 実施例装置における制御動作を示すフローチャートである。 変形実施例のウエハ搬送の動作を説明する図である。 変形実施例のウエハ搬送の動作を説明する図である。
符号の説明
1 … ウエハマウント処理装置
14 … 表面保護テープ剥離機構
31 … ウエハ供給回収装置
W … 半導体ウエハ
F … リングフレーム
PT … 表面保護テープ
DT … ダイシングテープ

Claims (4)

  1. 予め表面保護テープの貼付けられた半導体ウエハを供給にするウエハ供給部と、
    リングフレームを供給するリングフレーム供給部と、
    ダイシングテープを介してリングフレームに当該半導体ウエハを貼付け保持するダイシングテープ貼合せ処理部と、
    前記半導体ウエハから表面保護テープを剥離する表面保護テープ剥離機構とを備えたウエハマウント装置に対し、表面保護テープが貼付けられた半導体ウエハを自ら収納し、かつ、当該半導体ウエハを自ら供給搬送および回収可能なウエハ供給回収装置を近接または連結したとき
    前記ウエハマウント装置の主制御部との情報授受によってウエハ供給回収装置を作動制御し、
    前記ウエハ供給回収装置に収納された半導体ウエハをウエハマウント装置の表面保護テープ剥離機構に直接に供給搬送し、
    前記表面保護テープ剥離機構を利用して半導体ウエハから表面保護テープを剥離し、
    剥離処理済みの前記半導体ウエハをウエハ供給回収装置に回収することを特徴とする半導体ウエハの供給回収方法。
  2. ダイシングテープを半導体ウエハに貼合せ、このダイシングテープの貼合わされた半導体ウエハから表面保護テープを剥離する機能を備えたウエハマウント装置に近接または連結し、ウエハマウント装置に対して半導体ウエハの搬送供給および回収を行う半導体ウエハの供給回収装置であって、
    表面保護テープが貼り付けられた半導体ウエハを多段に収納する収納手段が置かれる載置部と、
    前記載置部に置かれた収納手段から半導体ウエハを取り出して、前記ウエハマウント装置における表面保護テープを剥離する剥離テーブルに載置する搬送手段とを備え
    前記ウエハマウント装置に当該装置が連結または近接したとき、搬送手段の駆動系は、前記ウエハマウント装置の主制御部との情報授受によって駆動制御され
    前記搬送手段はウエハマウント装置の剥離テーブルに半導体ウエハを載置するとともに、表面保護テープの剥離された半導体ウエハを剥離テーブルから搬出して本装置の収納手段に回収させるよう構成した
    ことを特徴とする半導体ウエハの供給回収装置。
  3. 請求項2に記載の半導体ウエハの供給回収装置において、
    前記搬送手段は、半導体ウエハの上面を保持しながら位置合せするように構成したことを特徴とする半導体ウエハの供給回収装置。
  4. ダイシングテープを半導体ウエハに貼合せ、このダイシングテープの貼合わされた半導体ウエハから表面保護テープを剥離する機能を備えたウエハマウント装置に近接または連結し、ウエハマウント装置に対して半導体ウエハの搬送供給および回収を行う半導体ウエハの供給回収装置であって、
    表面保護テープが貼り付けられた半導体ウエハを多段に収納する収納手段が置かれる載置部と、
    前記半導体ウエハを載置して位置合せを行うアライメントステージと、
    前記収納手段から半導体ウエハの下面を支持して取り出し、前記アライメントステージに載置する第1搬送手段と
    前記アライメントステージに載置されて位置合わせされた半導体ウエハの上面を保持してウエハマウント装置の剥離テーブルに載置する第2搬送手段とを備え、
    前記第1搬送手段、第2搬送手段、およびアライメントステージの駆動系は、前記ウエハマウント装置の主制御部との情報授受によって駆動制御され、
    前記両搬送手段を利用してアライメント後の半導体ウエハをウエハマウント装置の剥離テーブルに載置するとともに、表面保護テープの剥離された半導体ウエハを剥離テーブルから搬出して本装置の収納手段に回収させるよう構成した
    ことを特徴とする半導体ウエハの供給回収装置。
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