JPH0617547A - 平台式移動観覧席装置 - Google Patents

平台式移動観覧席装置

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JPH0617547A
JPH0617547A JP19588792A JP19588792A JPH0617547A JP H0617547 A JPH0617547 A JP H0617547A JP 19588792 A JP19588792 A JP 19588792A JP 19588792 A JP19588792 A JP 19588792A JP H0617547 A JPH0617547 A JP H0617547A
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flat
floor
wire
flat base
stage
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Yukihiro Nishida
侑弘 西田
Tsuneo Shimomura
恒夫 下村
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観覧席を載置した平台を、ステージの床下の
収納部からフロア上の使用位置に移動させたときに、平
台移動用のワイヤ等がステージと平台との間のフロア面
に露出しないように被覆する。 【構成】 平台2をステージ1の前面から離間する位置
まで引き出すと、平台2に随伴して移動する補助段床5
が、収納部からステージ1の前面に突出して、平台2と
ステージ1との間に設置され、移動用のワイヤ20等を被
覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体育館等の多目的ホー
ルに設置され、必要に応じて、観覧席を支持する部分を
も、フロアとして使用できるようにした平台式移動観覧
席装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多目的ホールでは、フロアの有効利用を
図るため、折畳み可能な座席を平台上に設置し、使用時
には、平台をステージの前面の開口よりフロア上へ引き
出し、不使用時には、観覧席を折り畳んで、ステージの
床下へ収納するようにした平台式観覧席装置が使用され
ている。
【0003】図11は、従来の平台式移動観覧席装置の
一例を示す斜視図で、多数の折畳み可能な座席(102)を
載置した平台(101)を、ステージ(103)の床下に形成した
収納部(104)に収容しておき、使用時には、可搬式のガ
イドレール(105)をフロア(106)に設置して、平台(101)
をフロア(106)上に移動させる。
【0004】この移動は、従来、平台(101)に取付けた
モーターにより、平台(101)の下面の車輪を回転させる
自走式のものが一般的である。しかし、自走式のもの
は、平台(101)自体に駆動装置を内臓させるために、座
席の利用スペースが小さくなるとともに、車輪を回転さ
せるための駆動機構が複雑になり、コスト高となる。
【0005】この問題を改善するために、駆動装置をス
テージ側に設置して、適宜の連動手段を介して、平台を
移動させるようにした装置が提案されている。
【0006】たとえば、本出願人による実開昭63−1590
55号公報には、ステージの床下後部に設置した駆動ドラ
ムに巻き取られるワイヤにより、平台式観覧席を移動さ
せる装置が開示されている。
【0007】図12は、この先願に係る装置の概略を示
す平面図で、図示しないステージの床下後部に水平に設
置した駆動軸(107)に、直径をそれぞれ同一とした2対
の駆動ドラム(108)(109)を固着し、正逆回転可能なモー
ター(110)により、駆動軸(107)に固着したプーリ(111)
を介して、各駆動ドラム(108)(109)を同期的に回転させ
る。
【0008】1組の駆動ドラム(108)には、それぞれワ
イヤ(112)を巻着し、他の組の駆動ドラム(109)には、そ
れぞれワイヤ(113)を巻着してある。2組のワイヤの巻
回方向を、組ごとに逆向きにしてあり、4個の駆動ドラ
ム(108)(109)が一体的に回転する際に、一方の組の2本
のワイヤが駆動ドラムに巻き取られるのと同時に、他方
の組の2本のワイヤが駆動ドラムから巻き出されるよう
にしてある。
【0009】各ワイヤ(112)(113)は、ステージの下方を
前端側に向けて延設してあり、一方の組のワイヤ(112)
は、観覧席を載置した平台(114)の後縁の後面側に係着
し、他方の組のワイヤ(113)は、ステージの前端部下面
に垂直方向に枢支した1対のプーリ(115)を介して、平
台(114)の後縁の前面側に係着してある。
【0010】モーター(110)により4個の駆動ドラム(10
8)(109)が回転すると、2組のワイヤ(112)(113)は互い
に逆方向に移動して、回転方向の正逆に応じて、平台(1
14)を、ステージの床下の収納部からフロア上に引き出
し、あるいは、フロア上から収納部に引き込まれる。
【0011】また、本出願人による実開平3−50166号公
報には、ステージの床下後部に、自走式の駆動ユニット
を平台と直列に設置し、必要に応じて平台と駆動ユニツ
トとを係脱しうるように構成して、使用時には、駆動ユ
ニットにより平台をフロア上に押し出し、不使用時に
は、駆動ユニツトを平台に連結してステージの床下へ曳
き入れるようにした装置が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のような平台式移
動観覧席は、最前列の座席からもステージを見やすくす
るために、平台を、ステージの前端から適宜に離間した
位置に設置することが望ましい。すなわち、使用時に
は、平台の後縁がステージの前端から離間した位置に設
置されるのが通例である。
【0013】この平台とステージとの間の空間は、観客
の通路として使用することが多いので、この部分のフロ
ア面には、なるべく平坦であることが望ましい。特に、
ステージ上の催しの種類によっては、館内の照明を消灯
したり、照度を低下させたりすることがあり、かつ、開
演中に通行する観客は、視線をステージ上に向けていて
足下が不注意になつていることが多いので、通路の床面
に不規則な突起物等があると、きわめて危険である。
【0014】この点に関して、前述の従来の技術では、
ステージと平台との間に、平台や駆動ユニットの移動の
ためのガイドレールや、平台を牽引するためのワイヤ等
がフロア上に露出することになるので、通行の妨げとな
る。
【0015】本発明は、この不都合を解決するために、
平台を使用位置に設置したときに、平台とステージ前端
との空間を自動的に被覆する補助段床を備える平台式移
動観覧席を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次のとおりに構成されている。
【0017】ステージの床下に、前面が開口する収納部
を設け、該収納部内に、多数の折畳み可能な座席を載置
した平台を収納し、必要時には、平台を開口を通してス
テージ前方のフロア上に引出すようにした平台式移動観
覧席装置において、前記収納部内の収納位置から平台に
随伴して引き出されて、ステージ前端から離間する位置
に移動した平台と、ステージとの間のフロアを覆う位置
に移動する補助段床を設けたことを特徴とする平台式移
動観覧席装置。
【0018】補助段床を、平台の上面及び両側面を覆う
ように、下面が開放したコの字形断面に形成してもよ
い。
【0019】この場合には、平台の後縁に一端を係着し
た駆動用のワイヤを、補助段床に枢支した前後1対のプ
ーリにS字状に掛け回し、該ワイヤの他端を、収納部の
後端側に枢支したプーリに掛け回して平台の後端に係着
するとともに、該ワイヤを長さ方向に往復駆動する駆動
手段を付設することが望ましい。
【0020】補助段床の高さを、平台とフロア面との隙
間寸法より小として、補助段床を平台の下に挿入して収
納し得るようにしてもよい。
【0021】この場合には、収納部の後端に平台移動用
ワイヤを巻取り牽引する複数個の駆動ドラムを設置し、
平台を、収納部へ引き込むための引込み用ワイヤを、駆
動ドラムから直接に平台の後縁に係着し、一方、平台
を、収納部から引き出すための引出し用ワイヤを、駆動
ドラムから収納部の前端に枢支したプーリに掛け回した
後、補助段床に枢支した前後1対のプーリにS字状に掛
け回して、平台の後縁に前方側から係着することが望ま
しい。
【0022】この場合、引込み用ワイヤの駆動ドラムと
引出し用ワイヤの駆動ドラムとを、互いに等径として共
通の駆動軸に固着し、引込み用ワイヤと引出し用ワイヤ
とを、それぞれの駆動ドラムに逆方向に巻回して、各駆
動ドラムの同期回転により両ワイヤを逆方向に移動させ
るようにすることが望ましい。
【0023】
【作用】平台をステージの前面から離間する位置まで引
出すと、平台に随伴して移動する補助段床が、収納部か
らステージの前面に突出して、平台とステージとの間に
設置されて、移動用のワイヤ等を被覆する。
【0024】
【実施例】図1から図6は、本発明の平台式移動観覧席
装置の第1実施例を示し、図1は平面図、図2は使用時
の縦断側面図、図3は不使用時の格納状態の縦断側面図
である。図1ないし図3には、駆動装置のワイヤ等の図
示を省略してあり、これらは図5及び図6により後述す
る。
【0025】ステージ(1)は、従来のものと同様に床下
に観覧席の収納部を形成してあり、観覧席を構成する平
台(2)は、ステージ(1)の前端の開口を通して、収納部
内とフロア上の使用位置とに移動し得るように設置して
ある。
【0026】平台(2)の上面には、複数個の折畳み可能
な座席(3)を列設して載置してあり、下面に軸支した複
数個の車輪(4)により、フロア面に沿って移動するよう
にしてある。
【0027】さらに、平台(2)と連動して移動する補助
段床(5)を、ステージ(1)の収納部に格納される位置
と、ステージ(1)の前端から突出する位置とに移動し得
るように設置してある。
【0028】補助段床(5)は、フロア側から見た断面を
座席(3)を折り畳んだ平台(2)の上部及び左右両側面を
覆う寸法の、下向きコの字状に形成してあり、両側縁の
下面に移動用の車輪(6)を軸支してある。
【0029】平台(2)の後端上面には、係合台(7)を固
着し、その上面適所に当り部材(8)を立設し、一方、補
助段床(5)の下面の前端付近の適所に当り部材(9)を垂
設してある。平台(2)をフロア上に移動させる際に、当
り部材(8)が補助段床(5)の当り部材(9)に当接して、
補助段床(5)は、平台(2)に従動させて収納部から引き
出される。
【0030】収納部に格納する際には、平台(2)の最前
端に立設してある壁体(10)の上部が当り部材(9)に当接
して、補助段床(5)を収納部に押し入れるようにしてあ
る。
【0031】図5及び図6は、平台(2)及び補助段床
(5)の移動装置を示す側面断面図で、図5は使用時の状
態、図6は不使用時の格納状態である。
【0032】ステージ(1)の下面適所に、駆動プーリ(1
1)を水平軸で軸支し、図示しない可逆回転可能なモータ
ーにより、回転駆動させる。駆動プーリ(11)の前後両側
には、1対のガイドプーリ(12a)(12b)を設置して、駆動
用のワイヤ(20)を案内している。
【0033】後側のガイドプーリ(12a)から後方に延伸
する側のワイヤ(20)(以下、後側ワイヤ(20a)という)
は、ステージ(1)の後端近くの下面に軸支したプーリ(1
3)と、その直下方に軸支したプーリ(14)とに掛け回して
前方へ反転し、平台(2)の後端に係着してある。
【0034】ワイヤ(20)の他方(以下、前側ワイヤ(20b)
という)は、前側のガイドプーリ(12b)から前方へ延伸し
て、ステージ(1)の前端近くの下面に軸支したプーリ(1
5)と、補助段床(5)の上面に軸支した前後1対のプーリ
(16)(17)とに掛け回して、平台(2)の係合台(7)に係着
してある。
【0035】より詳しく説明すれば、前側ワイヤ(20b)
は、前側のガイドプーリ(12b)から前方へ延伸してプー
リ(15)に上から下へ向けて掛け回して後方に向い、補助
段床(5)の後側のプーリ(16)を上から下へ掛け回して前
方へ延伸し、前側のプーリ(17)を上から下へ掛け回した
後に、係合台(7)の後上端に係着してある。
【0036】図5及び図6には、各プーリ及びワイヤ(2
0)を1組だけ示してあるが、同一構成とした複数組(少
なくとも左右2組)を並列に設けてある。これらの複数
組の駆動プーリ(11)は、共通の軸に固着して、1個のモ
ーターにより同時に駆動するようにしてある。
【0037】平台(2)及び補助段床(5)を、ステージ
(1)の床下の収納部に格納した図6の状態で、駆動プー
リ(11)を時計回り方向に回転駆動すると、前側ワイヤ(2
0b)は、図5に矢印Bで示す方向に移動して、係着され
ている係合台(7)をプーリ(17)に向けて牽引し、平台
(2)を、ステージ(1)の収納部からフロア上に向けて移
動させる。
【0038】このとき、後側ワイヤ(20a)は、平台(2)
の移動に従動して、前側ワイヤ(20b)と同じ量だけ矢印
Aの方向に移動するので、ワイヤ(20)は、常に一定の張
力を保持して移動する。
【0039】平台(2)が、収納部からフロアに向かって
移動し、係合台(7)の当り部材(8)が補助段床(5)の当
り部材(9)に当接すると、補助段床(5)は、平台(2)と
一体となつてフロア側に移動する。
【0040】平台(2)が所定の設置位置まで移動する
と、図示しないリミツトスイッチ等の作動により、モー
ターを停止させて、平台(2)及び補助段床(5)を所定位
置に停止させる。
【0041】この場合、平台(2)と補助段床(5)との走
行抵抗の大小関係によっては、補助段床(5)が平台(2)
より先に移動することもあり得るが、実用上、いずれが
先行して移動しても差し支えはない。
【0042】使用位置に移動したとき、平台(2)の後端
とステージ(1)の前端との空間は、補助段床(5)によっ
て覆われるので、駆動用のワイヤ(20)や、平台(2)と補
助段床(5)の移動ガイドレール等が外部に露出せず、安
全であり、かつ、会場の美観を損なうことがない。
【0043】なお、この第1実施例における補助段床
(5)は、平台(2)を、その上に設置した座席(3)を含め
て覆い得る大きさであるため、高さが高くて、平台(2)
とステージ(1)との空間を通路として適用するには、不
適当である。ただし、補助段床(5)の上面を、ステージ
(1)の前面に張り出したエプロンステージとして使用す
ることができる。
【0044】図7から図10は、本発明の平台式移動観
覧席装置の第2実施例を示し、図7は平面図、図8は使
用時の縦断側面図、図8は不使用時の格納状態を示す縦
断側面図である。
【0045】第1実施例と同様に、ステージ(21)は、床
下に観覧席の収納部を形成してあり、観覧席を構成する
平台(22)は、ステージ(21)の前端の開口を通して、収納
部内とフロア上の使用位置とに移動するようにしてあ
る。
【0046】同じく、平台(22)の上面には、複数個の折
畳み可能な座席(23)を列設して載置してあり、下面に軸
支した複数個の車輪(24)により、フロア面に沿って移動
するようにしてある。
【0047】この第2実施例では、平台(22)と連動する
補助段床(25)は、平台(22)とフロア面との隙間に挿入し
得るように、薄型に形成して、低い位置に設置してあ
り、その下面に移動用の車輪(26)を軸支してある。
【0048】補助段床(25)の後縁両側には、後方に向け
て1対の当り腕(27)を、後記する駆動部(30)の両側に挿
入されるように突設してあり、また、上面の適所には、
補助段床(25)がフロア側に移動したときに、ステージ(2
1)の前端の開口を閉塞するための壁体(28)を立設してあ
る。一方、平台(22)の前端には、平台(22)が収納部に格
納されたときに、開口を閉塞するための壁体(29)を立設
してある。
【0049】さらに、補助段床(25)の前端部の上面に
は、第1実施例の当り部材(8)と同様な当り部材(図示
省略)を上向きに立設してあり、一方、平台(22)の下面
には、前後1対の当り部材(図示省略)を下向きに垂設し
て、補助段床(25)が、それに立設した当り部材が平台(2
2)の1対の当り部材にそれぞれ当接する位置の間を移動
し得るように構成して、平台(22)と補助段床(25)との相
対的な移動ストロークを規制するようにしてある。
【0050】収納部の最後部のフロア上には、駆動部(3
0)を設置してあり、平台(22)を移動するための4本のワ
イヤ(36)(38)を、前方に向かって延設してある。
【0051】図10は、第2実施例の駆動機構を示す拡
大平面図で、ワイヤ、駆動ドラム及びガイドプーリ等
は、図7に示すように、2組のものを左右対称に同形に
配置してあるので、その一方だけを示してある。
【0052】駆動部(30)の中に左右方向に支承した駆動
軸(31)に、それぞれ左右1対ずつの引込み用ドラム(32)
及び引出し用ドラム(33)を固着し、モーター(34)により
プーリ(35)を介して駆動軸(31)を回転させて、4個のド
ラム(32)(33)を同期的に回転駆動するようにしてある。
【0053】引込み用ドラム(32)に巻着した引込み用ワ
イヤ(36)は、前方に向けて延設され、その先端を平台(2
2)の後縁の後面係着部(37)に係着してある。
【0054】引出し用ドラム(33)に巻着した引出し用ワ
イヤ(38)は、前方に延設され、ステージ(21)の前端近く
のフロアに立設した軸に枢支したプーリ(39)に掛け回し
て後方に向い、補助段床(25)の後縁近くに垂直に枢支し
たプーリ(40)を掛け回して前方に向い、さらに、補助段
床(25)の前縁近くに垂直に枢支したプーリ(41)を掛け回
して後方に向かって、平台(22)の後縁の前面係着部(42)
に係着してある。
【0055】引出し用ドラム(33)に対する引出し用ワイ
ヤ(38)の巻回方向と、引込み用ドラム(32)に対する引込
み用ワイヤ(36)の巻回方向とは、互いに逆向きにしてあ
り、各ドラム(32)(33)が同方向に回転することにより、
一方のワイヤが巻き取られ、同時に他方のワイヤが巻き
出されるようにしてある。
【0056】平台(22)及び補助段床(25)を、ステージ(2
1)の下方の収納部に格納されている図9の状態から、図
8の使用位置へ引出す場合には、モーター(34)により4
個の駆動ドラム(32)(33)を、図10の右方から見て反時
計回り方向に回転させる。
【0057】これにより引出し用ワイヤ(38)は、引出し
用ドラム(33)に巻き取られて、プーリ(39)(40)(41)を介
して係着部(42)を前方へ牽引し、平台(22)を、収納部か
らフロア上に向けて移動させる。
【0058】このとき、引込み用ワイヤ(36)は、引込み
用ドラム(32)から巻き出され、平台(22)の移動に随伴し
て、前方に移動する。
【0059】平台(22)が移動して、その下面に設けた前
後1対の当り部材の中、後側のものが補助段床(25)の当
り部材に当接すると、補助段床(25)は、平台(22)に従動
して移動し始める。
【0060】平台(25)及び補助段床(25)が所定の設定位
置に到達すると、図示しないリミットスイッチ等の作動
により、モーター(34)が停止する。
【0061】平台(25)及び補助段床(25)を、使用時の設
定位置から収納部に引き込める場合には、4個の駆動ド
ラム(32)(33)を逆方向、すなわち、図10の右方から見
て時計回り方向に回転させればよい。
【0062】設定位置に引出したとき、平台(22)の後端
とステージ(21)との間の空間は、補助段床(25)により覆
われているため、各ワイヤ(36)(38)が外部に露出するこ
とがなく、安全であるとともに、館内の美観を損なうこ
とがないことは、第1実施例と同様である。
【0063】かつ、この第2実施例では、補助段床(25)
を、平台(21)の床下に挿入できる程度に低く形成してあ
るので、その上を観客が通行するための通路として使用
することが可能である。
【0064】なお、上述各実施例における駆動手段は、
それぞれ1例を示したものであり、その他の駆動手段で
も、補助段床(5)(25)を平台(2)(22)に随伴して移動さ
せ得るように構成したものであれば、適用することがで
きる。また、ワイヤ(20)(36)(38)に代えて、ロープ、チ
ェーンその他の巻掛け手段を用いてもよい。
【0065】本発明は、次の効果を奏する。
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。 (a) 観覧席を載置した平台を、ステージの前端から離
間した使用位置に移動させたとき、平台とステージとの
間のフロア面を、補助段床で被覆して、移動用のワイヤ
等を外部に露出させず、安全性が向上し、かつ、館内の
美観を保持する。
【0066】(b) 補助段床を、平台の上面と両側面を
覆う形状とした場合には、補助段床の上面をエプロンス
テージとして使用することができる。
【0067】(c) 補助段床を、平台の下面に挿入でき
るように低く形成した場合には、設置された補助段床を
観覧席前方の通路として使用することができ、その際、
移動用のワイヤ等を補助段床で被覆しているため、安全
に通行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】第1実施例の装置を使用位置とした縦断側面図
である。
【図3】同じく収納部に格納した状態を示す縦断側面図
である。
【図4】平台と補助段床との係合部を示す拡大縦断側面
図である。
【図5】第1実施例における引出し時の駆動装置の状態
を示す縦断側面図である。
【図6】同じく収納時の駆動装置の状態を示す縦断側面
図である。
【図7】本発明の第2実施例の平面図である。
【図8】第2実施例の装置を使用位置とした縦断側面図
である。
【図9】同じく収納部に格納した状態を示す縦断側面図
である。
【図10】第2実施例の駆動装置を示す要部の横断平面
図である。
【図11】従来の平台式移動観覧席装置の一例を示す斜
視図である。
【図12】従来の平台式移動観覧席装置の駆動手段の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
(1)ステージ (2)平台 (5)補助段床 (7)係合部 (8)(9)当り部材 (11)駆動プーリ (12a)(12b)ガイドプーリ (13)(14)(15)(1
6)(17)プーリ (18)(19)係着部 (20)ワイヤ (21)ステージ (22)平台 (25)補助段床 (30)駆動装置 (31)駆動軸 (32)(33)駆動ド
ラム (34)モーター (35)プリー (36)引込み用ワイヤ (37)係着部 (38)引出し用ワイヤ (39)(40)(41)プ
ーリ (42)係着部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージの床下に、前面が開口する収納
    部を設け、該収納部内に、多数の折畳み可能な座席を載
    置した平台を収納し、必要時には、平台を開口を通して
    ステージ前方のフロア上に引出すようにした平台式移動
    観覧席装置において、 前記収納部内の収納位置から平台に随伴して引き出され
    て、ステージ前端から離間する位置に移動した平台とス
    テージとの間のフロアを覆う位置に移動する補助段床を
    設けたことを特徴とする平台式移動観覧席装置。
  2. 【請求項2】 補助段床を、平台の上面及び両側面を覆
    うように、下面が開放したコの字形断面に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の平台式移動観覧席装置。
  3. 【請求項3】 平台の後縁に一端を係着した駆動用のワ
    イヤを、補助段床に枢支した前後1対のプーリにS字状
    に掛け回し、該ワイヤの他端を、収納部の後端側に枢支
    したプーリに掛け回して平台の後端に係着するととも
    に、該ワイヤを長さ方向に往復駆動する駆動手段を設け
    たことを特徴とする請求項2に記載の平台式移動観覧席
    装置。
  4. 【請求項4】 補助段床の高さを、平台とフロア面との
    隙間寸法より小として、補助段床を平台の下に挿入して
    収納し得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の平台式移動観覧席装置。
  5. 【請求項5】 収納部の後端に平台移動用ワイヤを巻取
    り牽引する複数個の駆動ドラムを設置し、平台を、収納
    部へ引き込むための引込み用ワイヤを、駆動ドラムから
    直接に平台の後縁に係着し、一方、平台を、収納部から
    引き出すための引出し用ワイヤを、駆動ドラムから収納
    部の前端に枢支したプーリに掛け回した後、補助段床に
    枢支した前後1対のプーリにS字状に掛け回して、平台
    の後縁に前方側から係着したことを特徴とする請求項4
    に記載の平台式移動観覧席装置。
  6. 【請求項6】 引込み用ワイヤの駆動ドラムと引出し用
    ワイヤの駆動ドラムとを、互いに等径として共通の駆動
    軸に固着し、引込み用ワイヤと引出し用ワイヤとを、そ
    れぞれの駆動ドラムに逆方向に巻回して、各駆動ドラム
    の同期回転により両ワイヤを逆方向に移動させるように
    した請求項5に記載の平台式移動観覧席装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200459819Y1 (ko) * 2009-12-04 2012-04-18 백흠학 무대용 수납장

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