JPH06172267A - カーボネート化合物の製造方法 - Google Patents

カーボネート化合物の製造方法

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JPH06172267A
JPH06172267A JP4324446A JP32444692A JPH06172267A JP H06172267 A JPH06172267 A JP H06172267A JP 4324446 A JP4324446 A JP 4324446A JP 32444692 A JP32444692 A JP 32444692A JP H06172267 A JPH06172267 A JP H06172267A
Authority
JP
Japan
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carbonate compound
general formula
group
carbonate
represented
Prior art date
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Application number
JP4324446A
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English (en)
Inventor
Masahide Tanaka
中 正 秀 田
Tetsuo Hayashi
哲 雄 林
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 分子の両末端に特定のグリコールエーテル基
等を有するカーボネート化合物の製造方法であって、こ
の基を有するモノアルコールと、分子の両末端に炭素原
子数1〜4のアルキル基を有し、かつ、このアルキル基
と水酸基とからなるアルコールの沸点がモノアルコール
の沸点よりも低いカーボネート化合物とを、特定の量比
で、塩基触媒の存在下に加熱し、次いで、生成するアル
コールを蒸留によって反応系外に除去しながら、反応率
85%以上まで反応させて1置換のカーボネート化合物
を生成し、次いで、生成物を塩基触媒の存在下に、減圧
下で加熱して、未反応のカーボネート化合物を反応系外
に留去しながら、反応させることを特徴とするカーボネ
ート化合物の製造方法。 【効果】 本発明によれば、蒸留分離が困難な高沸点モ
ノアルコールを用いても、未反応の高沸点モノアルコー
ルを含まない、上記カーボネート化合物を高収率にて得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、カーボネート化合物の製
造方法に関し、さらに詳しくは、冷凍機の冷媒として用
いられるR−134aなどのオゾン層非破壊性のフルオ
ロカーボン水素添加物との相溶性に優れるとともに、潤
滑性に優れたカーボネート化合物の製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】カーボネート化合物は、種々の潤
滑油またはその成分として有効である。一般に、モノア
ルコールにジメチルカーボネートなどのカーボネート化
合物を塩基触媒の存在下に炭酸エステル交換反応させる
ことにより、エステル基が2個置換されたカーボネート
が得られることは、既に知られている。
【0003】従来、この2置換のカーボネートを収率良
く得るために、ジメチルカーボネートなどのカーボネー
ト化合物に対して、モノアルコールを2モル倍以上の過
剰の量で用いて、炭酸エステル交換反応を有利に進め、
次いで、反応終了後、過剰のモノアルコールおよび一部
生成する1置換のカーボネートを蒸留分離することによ
り、2置換のカーボネートを単離する方法が採られてい
る。
【0004】しかしながら、モノアルコールが、蒸留分
離が困難な高沸点化合物である場合には、上記方法で
は、目的とする2置換のカーボネートを単離することが
できない。
【0005】したがって、モノアルコールが、蒸留分離
が困難な高沸点化合物であっても、目的とする2置換の
カーボネートを単離することができるカーボネート化合
物の製造方法の出現が望まれている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、冷凍機の冷媒
として用いられるR−134aなどのオゾン層非破壊性
のフルオロカーボン水素添加物との相溶性に優れるとと
もに、潤滑性に優れたカーボネート化合物を高収率にて
製造する方法を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係るカーボネート化合物の第1
の製造方法は、一般式[I] R1OCOOR1 ・・・[I] [式中、R1 は、炭素原子数6〜100の炭化水素基、
または R2(OR3m− (R2 は、炭素原子数1〜6の炭化水素基であり、R3
は、エチレン基および/またはプロピレン基であり、m
は、3〜100である)で表わされるグリコールエーテ
ル基である]で表わされるカーボネート化合物の製造方
法であって、(a)一般式[II] R1 OH ・・・[II] [式中、R1 は、前記一般式[I]におけるR1 と同じ
である]で表わされるモノアルコールと、(b)一般式
[III] R4OCOOR4 ・・・[III] [式中、R4 は、炭素原子数1〜4のアルキル基であ
る]で表わされ、かつ、R4 OHの沸点が前記モノアル
コール(a)の沸点よりも低いカーボネート化合物と
を、カーボネート化合物(b)とモノアルコール(a)
とのモル比[(b)/ (a)]が1〜50の範囲となる量比
で、塩基触媒の存在下に加熱し、次いで、生成するアル
コール(R4 OH)を蒸留によって反応系外に除去しな
がら、反応率85%以上まで反応させて、一般式[I
V] R1OCOOR4 ・・・[IV] [式中、R1 およびR4 は、それぞれ前記一般式[I]
におけるR1 、前記一般式[III]におけるR4 と同
じである]で表わされるカーボネート化合物(c)を生
成させ、次いで、生成物を塩基触媒の存在下に、減圧下
で加熱して、未反応のカーボネート化合物(b)を反応
系外に留去しながら、反応させることを特徴としてい
る。
【0008】また、本発明に係るカーボネート化合物の
第2の製造方法は、一般式[I] R1OCOOR1 ・・・[I] [式中、R1 は、炭素原子数6〜100の炭化水素基、
または R2(OR3m− (R2 は、炭素原子数1〜6の炭化水素基であり、R3
は、エチレン基および/またはプロピレン基であり、m
は、3〜100である)で表わされるグリコールエーテ
ル基である]で表わされるカーボネート化合物の製造方
法であって、(a)一般式[II] R1 OH ・・・[II] [式中、R1 は、前記一般式[I]におけるR1 と同じ
である]で表わされるモノアルコールと、(b)一般式
[III] R4OCOOR4 ・・・[III] [式中、R4 は、炭素原子数1〜4のアルキル基であ
る]で表わされ、かつ、R4 OHの沸点が前記モノアル
コール(a)の沸点よりも低いカーボネート化合物と
を、カーボネート化合物(b)とモノアルコール(a)
とのモル比[(b)/ (a)]が1〜50の範囲となる量比
で、塩基触媒の存在下に加熱し、次いで、生成するアル
コール(R4 OH)を蒸留によって反応系外に除去しな
がら、反応率85%以上まで反応させて、一般式[I
V] R1OCOOR4 ・・・[IV] [式中、R1 およびR4 は、それぞれ前記一般式[I]
におけるR1 、前記一般式[III]におけるR4 と同
じである]で表わされるカーボネート化合物(c)を生
成させ、次いで、塩基触媒を除去して一般式[IV]で
表わされるカーボネート化合物(c)を単離し、次い
で、単離したカーボネート化合物(c)を塩基触媒の存
在下に、減圧下で加熱して、生成する一般式[III]
で表わされるカーボネート化合物(b)を反応系外に留
去しながら、反応させることを特徴としている。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るカーボネート
化合物の製造方法について具体的に説明する。
【0010】まず、本発明により得られるカーボネート
化合物について説明する。本発明により得られるカーボ
ネート化合物は、下記の一般式[I]で表わされる。
【0011】 R1OCOOR1 ・・・[I] 上記一般式[I]中、R1 は、炭素原子数6〜100の
炭化水素基、または下記の式で表わされるグリコールエ
ーテル基である。
【0012】R2(OR3m− この式において、R2 は、炭素原子数1〜6の炭化水素
基であり、R3 は、エチレン基および/またはプロピレ
ン基であり、mは、3〜100である。
【0013】上記R1 における炭化水素基は、脂肪族お
よび脂環族炭化水素基である。上記R1 における脂肪族
炭化水素基の具体的な例としては、n-ヘキシル基、2-エ
チルヘキシル基、イソヘキシル基、n-ヘプチル基、イソ
ヘプチル基、n-オクチル基、イソオクチル基、n-ノニル
基、イソノニル基、n-デシル基、イソデシル基、n-ウン
デシル基、イソウンデシル基、n-ドデシル基、イソドデ
シル基、n-トリデシル基、イソトリデシル基、n-テトラ
デシル基、イソテトラデシル基、n-ペンタデシル基、イ
ソペンタデシル基、n-ヘキサデシル基、イソヘキサデシ
ル基、n-ヘプタデシル基、イソヘプタデシル基、n-オク
タデシル基、イソオクタデシル基、n-ノニルデシル基、
イソノニルデシル基、n-アイコサニル基、イソアイコサ
ニル基、2-エチルヘキシル基、2-(4-メチルペンチル)
基などを挙げることができる。
【0014】また、R1 における脂環族炭化水素基の具
体的な例としては、シクロヘキシル基、1-シクロヘキセ
ニル基、メチルシクロヘキシル基、ジメチルシクロヘキ
シル基、デカヒドロナフチル基、トリシクロデカニル基
などを挙げることができる。
【0015】上記の一般式で表わされるグリコールエー
テル基としては、具体的には、トリエチレングリコール
モノメチルエーテル基、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル基、トリエチレングリコールモノプロピル
エーテル基、トリエチレングリコールモノブチルエーテ
ル基、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル
基、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル基、
トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル基、ト
リプロピレングリコールモノブチルエーテル基、テトラ
プロピレングリコールモノメチルエーテル基、および下
記の化学式で表わされる基などが挙げられる。これらの
化学式において、mは3〜100であり、xおよびyは
1以上であり、かつ、x+y=3〜100である。
【0016】CH3(OC36m−基、C25(OC3
6m−基、C37(OC36m−基、C49(OC3
6m−基、CH3(OC24m−基、C25(OC2
4m−基、C37(OC24m−基、C49(OC2
4m−基、CH3(OC36x(OC24y−基、
25(OC36x(OC24y−基、C37(OC
36x(OC24y−基、C49(OC36x(O
24y−基。
【0017】上記一般式[I]で表わされるカーボネー
ト化合物は、以下のように炭酸エステル交換反応を利用
して製造される。まず、(a)一般式[II] R1 OH ・・・[II] [式中、R1 は、炭素原子数6〜100の炭化水素基、
または R2(OR3m− (R2 は、炭素原子数1〜6の炭化水素基であり、R3
は、エチレン基および/またはプロピレン基であり、m
は、3〜100である)で表わされるグリコールエーテ
ル基である]で表わされるモノアルコールと、(b)一
般式[III] R4OCOOR4 ・・・[III] [式中、R4 は、炭素原子数1〜4のアルキル基であ
る]で表わされ、かつ、R4 OHの沸点が前記モノアル
コール(a)の沸点よりも低いカーボネート化合物と
を、カーボネート化合物(b)とモノアルコール(a)
とのモル比[(b)/ (a)]が1〜50の範囲となる量比
で、塩基触媒の存在下に加熱する。
【0018】次いで、生成するアルコール(R4 OH)
を蒸留によって反応系外に除去しながら、反応率85%
以上まで反応させて、一般式[IV] R1OCOOR4 ・・・[IV] [式中、R1 およびR4 は、それぞれ前記一般式[I]
におけるR1 、前記一般式[III]におけるR4 と同
じである]で表わされるカーボネート化合物(c)を生
成させる。
【0019】次いで、生成物を塩基触媒の存在下に、減
圧下で加熱して、未反応のカーボネート化合物(b)を
反応系外に留去しながら、反応させて、上記一般式
[I]で表わされるカーボネートを得る。
【0020】本発明で用いられるモノアルコール(a)
は、上記一般式[II]で表わされ、式中のR1 は、具
体的には、上記一般式[I]におけるR1 の具体例とし
て列挙した基と同じ基が挙げられる。
【0021】本発明においては、上記モノアルコール
(a)として、1種類のモノアルコールを用いることが
できるし、また、2種類以上のモノアルコールからなる
混合物を用いることができる。また、一般式[III]
で表わされるカーボネート化合物(b)と混合する際
に、2種類以上のモノアルコールを混合してもよい。
【0022】また、上記一般式[III]で表わされる
好ましいカーボネート化合物(b)としては、具体的に
は、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ
プロピルカーボネート、ジイソプロピルカーボネート、
ジブチルカーボネートなどが挙げられる。
【0023】本発明においては、上記のようなモノアル
コール(a)とカーボネート化合物(b)を反応容器に
仕込み、塩基触媒の存在下に加熱し、生成するアルコー
ル(R4 OH)を蒸留によって反応系外に除去しなが
ら、反応率85%以上まで反応させる。未反応のモノア
ルコール(a)は蒸留分離が困難なため、反応率は95
%以上にすることが、より好ましい。ここに、反応率8
5%以上とは、上記のアルコール(R4 OH)が0.8
5倍モル以上生成するまで、反応させることをいう。上
記反応を行なうに際して、反応系内の空気を窒素で置換
することが望ましいが、窒素置換しなくても良い。
【0024】この方法では、炭酸エステル交換反応で生
成するアルコールを反応系外に蒸留にて除去しつつ、炭
酸エステル交換反応を進行させるので、この反応で生成
するアルコール、すなわち、R4 OHで表わされるアル
コールは、上記モノアルコール(a)よりも沸点が低い
ことが必要である。
【0025】また、本発明においては、炭酸エステル交
換反応を十分進行せしめて、上記一般式[IV]で表わ
される1置換のカーボネート化合物(c)の生成率を高
める必要がある。そこで、このカーボネート化合物
(c)の生成率を高めるために、上記カーボネート化合
物(b)は、カーボネート化合物(b)とモノアルコー
ル(a)とのモル比[(b)/(a)]が好ましくは1〜5
0、さらに好ましくは2〜20の範囲となる量で用いら
れる。
【0026】上記の炭酸エステル交換反応によって生成
した1置換のカーボネート化合物(c)を、引き続い
て、塩基触媒の存在下に、減圧下で加熱し、低沸点の未
反応カーボネート化合物(b)を反応系外に留去しなが
ら、反応させて、目的とする一般式[I]で表わされる
2置換のカーボネート化合物(R1OCOOR1)を収率
よく得ることができる。
【0027】上記塩基触媒としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物;炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩
や炭酸水素塩;ナトリウムメトキシド、カリウムメトキ
シド、リチウムメトキシド、セシウムメトキシド等のア
ルカリ金属アルコラート;水素化ナトリウム、ナトリウ
ムアミド等のアルカリ金属化合物が好ましく用いられ
る。これらのうちでは、特に、アルカリ金属アルコラー
トが好ましい。このほか、たとえば、水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属化合物;ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、イミダゾール、テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキシド等の有機アミ
ノ化合物も用いられる。これら触媒の使用量は、通常、
触媒のモル数/モノオール(a)のモル数(モル比)
が、1〜10-7、好ましくは10-1〜10-5となる範囲
で用いられる。
【0028】この方法においては、反応は、通常、50
〜300℃、好ましくは60〜200℃の温度で行なわ
れる。反応時間は、通常、0.5〜200時間、好まし
くは1〜100時間である。
【0029】反応終了後の触媒の除去は、水洗または酸
で中和する方法、および中和と水洗の併用によって行な
われる。酸としては、スルホン酸型イオン交換樹脂等の
固体酸;炭酸、塩化アンモニウム、塩酸、硫酸、リン酸
等の無機酸;酢酸、フェノール等の有機酸が用いられ
る。また、上記水洗においては、炭酸アンモニウムのよ
うな塩を添加してもよい。
【0030】また、上記のような触媒の除去処理を行な
う前に、塩基性物質を含有しているカーボネート化合物
に、必要に応じて非極性溶媒を加えてもよい。上記の非
極性溶媒としては、トルエン、ベンゼン、キシレン等の
芳香族炭化水素化合物、ヘキサン、オクタン等の脂肪族
炭化水素化合物、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素化
合物などが挙げられる。
【0031】この方法によれば、このように、塩基触媒
を除去した後、水ないし上記非極性溶媒および微量の未
反応のカーボネート化合物(b)を減圧下に蒸留除去す
ることによって、高収率にて目的とする上記一般式
[I]で表わされるカーボネート化合物を得ることがで
きる。
【0032】このようにして得られたカーボネート化合
物は、必要に応じて、活性白土、活性炭等の吸着剤にて
処理して、微量の不純物を除去してもよい。特に、かか
る処理によれば、微量のイオン性化合物や極性化合物を
除去できるので、得られたカーボネート化合物を安定に
保持することができる。
【0033】上記のような方法によれば、上記反応にお
いて、カーボネート化合物(b)としてジメチルカーボ
ネートを用いる場合、メタノールをジメチルカーボネー
トとの共沸物として反応系から除去する代わりに、予め
反応系にシクロヘキサン、ベンゼン、ヘキサン等を共沸
溶剤として加え、メタノールをこれら共沸溶剤との共沸
物として、反応系外に除去することもできる。上記共沸
溶剤は、ジメチルカーボネート100重量部に対して、
通常、5〜100重量部の割合で用いられる。
【0034】この方法によれば、反応において、メタノ
ールを上記共沸溶剤との共沸物として、反応系外に除去
し、反応の終了後、反応混合物から未反応ジメチルカー
ボネートを回収するので、その回収率を高めることがで
きる。
【0035】また、別の方法として、上述したように、
メタノールをジメチルカーボネートとの共沸物として回
収した後、この共沸物に上記共沸溶剤を加え、メタノー
ルをこれら共沸溶剤との共沸物としてジメチルカーボネ
ートから除去して、ジメチルカーボネートを回収するこ
ともできる。
【0036】また本発明では、上述した本発明に係るカ
ーボネート化合物の製造方法において、一般式[IV]
で表わされるカーボネート化合物(c)(R1OCOO
4)を生成した後、塩基触媒を除去してカーボネート
化合物(c)を単離し、次いで、単離したカーボネート
化合物(c)を塩基触媒の存在下に、減圧下で加熱し
て、生成する一般式[III]で表わされるカーボネー
ト化合物(b)を反応系外に留去しながら、反応させ
て、高収率にて目的とする一般式[I]で表わされるカ
ーボネート化合物を得ることもできる。
【0037】この方法では、単離した1置換のカーボネ
ート化合物(c)から、目的とする2置換のカーボネー
ト化合物(R1OCOOR1)と、一般式[III]で表
わされるカーボネート化合物(b)(R4OCOOR4
とが生成するので、後者のカーボネート化合物(b)
は、反応系外に留去する。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、蒸留分離が困難な高沸
点のモノアルコールを用いても、未反応の高沸点モノア
ルコールを含まない、上記一般式[I]で表わされるカ
ーボネート化合物を高収率にて得ることができる。
【0039】このカーボネート化合物は、冷凍機の冷媒
として用いられるR−134a、R−152aなどのオ
ゾン層非破壊性のフルオロカーボン水素添加物との相溶
性に優れるとともに、潤滑性に優れている。また、この
カーボネート化合物は、R−22、R−123、R−1
24などのオゾン破壊力(Ozone Depletion Potentia
l)が小さいクロロフルオロカーボン水素添加物(HCF
C、Hydrogenated Chlorofluoro Carbon)、さらには
フルオロカーボン水素添加物とクロロフルオロカーボン
水素添加物との混合物に対しても相溶性に優れている。
【0040】以下、本発明を実施例により説明するが、
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例におけるカーボネート化合物の分析と潤滑油
としての、性能評価は、以下の試験方法による。 (1)カーボネート化合物の分析方法 a.平均分子量 (株)島津製作所製のGPCシステムを使用し、ポリス
チレン基準にて平均分子量を求めた。測定条件を下記に
示す。
【0041】カラム:ポリスチレンゲル4本(G-2000HX
L+G-2000HXL+G-3000HXL+G-4000HXL) 検出器:示差屈折計 温 度:40℃ 溶 媒:テトラヒドロフラン 溶出速度:0.7ml/分 b.赤外吸収スペクトル 日本分光製赤外分光計A−302でKBr板間に試料を
塗り付けて測定した。 c.NMR分析 プロトンNMR法[日本電子(株)製JNM−GX27
0]にて求めた。 (2)潤滑油としての評価方法 a.動粘度 JIS K-2283 b.粘度指数 JIS K-2283 c.耐荷重値 耐荷重値は、ファレックス(Falex )試験機を用い、2
50 lbf の荷重で5分間慣らし運転した後、加重し
ていき、焼付きが生じたときの荷重値を求め、この値を
耐荷重値とする。 d.R−134aとの相溶性 (1) 内径10mm、深さ20cmの試験管に試料1ml
を採り、ドライアイス−アセトン浴で冷却しながら、R
−134aをボンベ容器からゆっくり導入し試料の量よ
り多めに溜める。次にスパチュラーを入れて攪拌し、−
20℃の冷媒浴に移し、試料/R−134aの容積比が
1/1になったときの溶解性を調べる。完全に均一であ
れば○とし、溶解しなければ、×とする。 (2) カーボネート生成物とR−134aとの相溶性を更
に詳しく調べるため、カーボネート生成物とR−134
aとを割合を色々変えてガラス管に封入し、両者が相溶
する限界の温度(臨界温度)を求める。
【0042】
【実施例1】10段シーブトレー式蒸留塔を備えた容量
3リットルのフラスコに、平均分子量978のポリプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル[東邦化学工業
(株)製]1,135g(1.16モル)、ジメチルカ
ーボネート215g(2.39モル)および28重量%
のNaOCH3 のメタノール溶液6.2g(NaOCH
3 0.032モル)を仕込んだ。
【0043】この混合物を常圧下に、100〜170℃
に加熱し、生成するメタノールを留去しつつ、3.5時
間反応を行なった。留出したメタノールの量は35g
(1.09モル)であり、メタノール収率は94%であ
った。
【0044】次いで、系内を徐々に減圧し(760mm
Hg〜5mmHg)、165℃で、ジメチルカーボネー
トおよびメタノールを留去しつつ、反応を行なったとこ
ろ、4.0時間後に留出が止まった。生成した全メタノ
ール量は37g(1.16モル)であり、メタノール収
率は100%であり、また、留出した全ジメチルカーボ
ネートは160g(1.78モル)であった。
【0045】このようにして得られた反応混合物に、ヘ
キサンを加え、用いたNaOCH3の5倍モル量の炭酸
アンモニウムを含有する水溶液で触媒を中和し、水洗し
た後、脱ヘキサン、脱水を行なって、カーボネート化合
物1,140gを得た。
【0046】得られたカーボネート化合物は、ポリプロ
ピレングリコールモノメチルエーテルを含まない粘稠な
液体であり、GPC分析の結果、重量平均分子量(M
w)が2,403の単一ピークが観測された。また、多
分散度は、Mw/Mn(数平均分子量)で1.13であ
った。
【0047】また、赤外線吸収スペクトルの結果は、図
1に示す。このカーボネート化合物は、1,740cm
-1のνCOの強い吸収ピークが存在し、3,500cm
-1付近のνOHのピークが消失していた。
【0048】上記の分析結果から、目的生成物が得られ
ていることを確認した。さらに、プロトンNMR分析の
結果、3.35ppmにピークが表われ、分子末端にメ
トキシ基が存在していることを確認した。
【0049】得られたカーボネート化合物は、下記の式
で表わされる。 CH3(OC36m−OCOO−(C36O)mCH3 (mの平均値16.3) また、ナトリウム残存量は1ppm以下であった。
【0050】このカーボネート化合物の潤滑油としての
性能は第1表に示す。
【0051】
【実施例2】実施例1において、10段シーブトレー式
蒸留塔を備えた容量3リットルのフラスコに、平均分子
量515のポリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル[東邦化学工業(株)製]1,203g、ジメチルカ
ーボネート526gおよび28重量%のNaOCH3
メタノール溶液7.2gを仕込んだ以外は、実施例1と
同様にして行なってカーボネート化合物1,231gを
得た。
【0052】なお、留出したメタノール量は79gであ
り、メタノール収率は99%であった。得られたカーボ
ネート化合物は、ポリプロピレングリコールモノメチル
エーテルを含まない粘稠な液体であり、GPC分析の結
果、重量平均分子量(Mw)が1,297であり、ま
た、多分散度がMw/Mn(数平均分子量)で1.13
であった。
【0053】赤外線吸収スペクトルの結果は、2,70
0〜3,000cm-1でνC−H、1,740cm-1
νC=O、1,100cm-1でνC−Oの強い吸収ピー
クがそれぞれ観測された。
【0054】上記の分析結果から、目的生成物が得られ
ていることを確認した。さらに、プロトンNMR分析の
結果、3.35ppmにピークが表われ、分子末端にメ
トキシ基が存在していることを確認した。
【0055】得られたカーボネート化合物は、下記の式
で表わされる。 CH3(OC36m−OCOO−(C36O)mCH3 (mの平均値8.3) また、ナトリウム残存量は1ppm以下であった。
【0056】このカーボネート化合物の潤滑油としての
性能は第1表に示す。
【0057】
【実施例3】実施例1において、10段シーブトレー式
蒸留塔を備えた容量3リットルのフラスコに、平均分子
量324のポリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル[東邦化学工業(株)製]763g、ジメチルカーボ
ネート535gおよび28重量%のNaOCH3 のメタ
ノール溶液9.0gを仕込んだ以外は、実施例1と同様
にして行なってカーボネート化合物782gを得た。
【0058】なお、留出したメタノール量は81gであ
り、メタノール収率は99%であった。得られたカーボ
ネート化合物は、ポリプロピレングリコールモノメチル
エーテルを含まない粘稠な液体であり、GPC分析の結
果、重量平均分子量(Mw)が748であり、また、多
分散度がMw/Mn(数平均分子量)で1.10であっ
た。
【0059】赤外線吸収スペクトルの結果は、2,70
0〜3,000cm-1でνC−H、1,740cm-1
νC=O、1,100cm-1でνC−Oの強い吸収ピー
クがそれぞれ観測された。
【0060】上記の分析結果から、目的生成物が得られ
ていることを確認した。さらに、プロトンNMR分析の
結果、3.35ppmにピークが表われ、分子末端にメ
トキシ基が存在していることを確認した。
【0061】得られたカーボネート化合物は、下記の式
で表わされる。 CH3(OC36m−OCOO−(C36O)mCH3 (mの平均値5.0) また、ナトリウム残存量は1ppm以下であった。
【0062】このカーボネート化合物の潤滑油としての
性能は第1表に示す。
【0063】
【実施例4】10段シーブトレー式蒸留塔を備えた容量
5リットルのフラスコに、分子量145のノニルアルコ
ール[協和発酵工業(株)製]1,800g(12.4
1モル)、ジメチルカーボネート2,236g(24.
83モル)および28重量%のNaOCH3 のメタノー
ル溶液16.2g(NaOCH3 0.084モル)を仕
込んだ。
【0064】次いで、この混合物を常圧下に、100〜
175℃に加熱し、生成するメタノールを留去しつつ、
5.5時間反応を行なった。次いで、系内を徐々に減圧
し(760mmHg〜100mmHg)、145℃で、
ジメチルカーボネートおよびメタノールを留去しつつ、
反応を行なったところ、4.0時間後に留出が止まっ
た。生成した全メタノール量は394g(12.31モ
ル)であり、メタノール収率は99%であった。
【0065】次いで、このようにして得られた反応液
に、ヘキサンを加え、用いたNaOCH3の5倍モル量
の炭酸アンモニウムを含有する水溶液で触媒を中和し、
水洗した後、脱ヘキサン、脱水を行なって、カーボネー
ト化合物1,622gを得た。
【0066】得られたカーボネート化合物は、ノニルア
ルコールを含まない粘稠な液体であり、GPC分析の結
果、重量平均分子量(Mw)が328であり、また、多
分散度がMw/Mn(数平均分子量)で1.10であっ
た。
【0067】赤外線吸収スペクトルの結果は、2,70
0〜3,000cm-1でνC−H、1,740cm-1
νC=Oの強い吸収ピークがそれぞれ観測された。上記
の分析結果から、目的生成物が得られていることを確認
した。
【0068】さらに、プロトンNMR分析の結果、得ら
れたカーボネート化合物がジノニルカーボネート(C9
19OCOOC919)であることを確認した。また、
ナトリウム残存量は1ppm以下であった。
【0069】このカーボネート化合物の潤滑油としての
性能は第1表に示す。
【0070】
【実施例5】10段シーブトレー式蒸留塔を備えた容量
3リットルのフラスコに、平均分子量1,000のポリ
プロピレングリコールモノメチルエーテル[東邦化学工
業(株)製]569g(0.57モル)、ジメチルカー
ボネート685g(7.60モル)および28重量%の
NaOCH3 のメタノール溶液3.5g(NaOCH 3
0.018モル)を仕込んだ。
【0071】この混合物を常圧下に、94〜105℃に
加熱し、生成するメタノールを留去しつつ、2.5時間
反応を行なった。留出したメタノールの量は19.6g
(0.61モル)であり、メタノール収率は108%で
あった。
【0072】このようにして得られた反応混合物に、ヘ
キサンを加え、用いたNaOCH3の5倍モル量の炭酸
アンモニウムを含有する水溶液で触媒を中和し、水洗し
た後、脱ヘキサン、脱水を行なって、カーボネート化合
物588gを得た。
【0073】得られたカーボネート化合物は、GPC分
析の結果、重量平均分子量(Mw)が1,180の単一
ピークが観測された。また、多分散度は、Mw/Mn
(数平均分子量)で1.09であった。
【0074】また、赤外線吸収スペクトルの結果、この
カーボネート化合物は、1,740cm-1のνC=Oの
強い吸収ピークが存在し、3,500cm-1付近のνO
−Hのピークが消失していた。
【0075】さらに、プロトンNMR分析の結果、3.
35ppmおよび3.72ppmにピークが表われ、分
子末端にメトキシ基およびメチルカーボネート基が存在
していることを確認した。
【0076】得られたカーボネート化合物は、下記の式
で表わされる。 CH3(OC36m−OCOO−CH3 (mの平均値16.7) 次いで、このカーボネート200gおよび28重量%の
NaOCH3 1.1g(0.006モル)を容量1リッ
トルのフラスコに仕込み、163〜173℃で減圧下に
(7mmHg)、3時間反応させた。留出したジメチル
カーボネートの量は7.7g(0.09モル)であっ
た。
【0077】このようにして得られた反応混合物にヘキ
サンを加え、水洗した後、脱ヘキサン、脱水して、カー
ボネート化合物186gを得た。得られたカーボネート
化合物は、粘稠な液体であり、GPC分析の結果、重量
平均分子量2,540の単一ピークが観察された。ま
た、このカーボネート化合物は、多分散度がMw/Mn
で1.12であった。
【0078】赤外線吸収スペクトルの結果は、2,70
0〜3,000cm-1でνC−H、1,740cm-1
νC=O、1,100cm-1でνC−Oの強い吸収ピー
クがそれぞれ観測された。
【0079】さらに、プロトンNMR分析の結果、3.
35ppmにピークが表われ、分子末端にメトキシ基が
存在していることを確認した。得られたカーボネート化
合物は、下記の式で表わされる。 CH3(OC36m−OCOO−(C36O)mCH3 (mの平均値16.7) また、ナトリウム残存量は1ppm以下であった。
【0080】このカーボネート化合物の潤滑油としての
性能は第1表に示す。
【0081】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で得られたカーボネート化合
物の赤外吸収スペクトル図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] R1OCOOR1 ・・・[I] [式中、R1 は、炭素原子数6〜100の炭化水素基、
    または R2(OR3m− (R2 は、炭素原子数1〜6の炭化水素基であり、 R3 は、エチレン基および/またはプロピレン基であ
    り、 mは、3〜100である)で表わされるグリコールエー
    テル基である]で表わされるカーボネート化合物の製造
    方法であって、 (a)一般式[II] R1 OH ・・・[II] [式中、R1 は、前記一般式[I]におけるR1 と同じ
    である]で表わされるモノアルコールと、 (b)一般式[III] R4OCOOR4 ・・・[III] [式中、R4 は、炭素原子数1〜4のアルキル基であ
    る]で表わされ、かつ、R4 OHの沸点が前記モノアル
    コール(a)の沸点よりも低いカーボネート化合物と
    を、カーボネート化合物(b)とモノアルコール(a)
    とのモル比[(b)/ (a)]が1〜50の範囲となる量比
    で、塩基触媒の存在下に加熱し、 次いで、生成するアルコール(R4 OH)を蒸留によっ
    て反応系外に除去しながら、反応率85%以上まで反応
    させて、一般式[IV] R1OCOOR4 ・・・[IV] [式中、R1 およびR4 は、それぞれ前記一般式[I]
    におけるR1 、前記一般式[III]におけるR4 と同
    じである]で表わされるカーボネート化合物(c)を生
    成させ、 次いで、生成物を塩基触媒の存在下に、減圧下で加熱し
    て、未反応のカーボネート化合物(b)を反応系外に留
    去しながら、反応させることを特徴とする前記式[I]
    で示されるカーボネート化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】一般式[I] R1OCOOR1 ・・・[I] [式中、R1 は、炭素原子数6〜100の炭化水素基、
    または R2(OR3m− (R2 は、炭素原子数1〜6の炭化水素基であり、 R3 は、エチレン基および/またはプロピレン基であ
    り、 mは、3〜100である)で表わされるグリコールエー
    テル基である]で表わされるカーボネート化合物の製造
    方法であって、 (a)一般式[II] R1 OH ・・・[II] [式中、R1 は、前記一般式[I]におけるR1 と同じ
    である]で表わされるモノアルコールと、 (b)一般式[III] R4OCOOR4 ・・・[III] [式中、R4 は、炭素原子数1〜4のアルキル基であ
    る]で表わされ、かつ、R4 OHの沸点が前記モノアル
    コール(a)の沸点よりも低いカーボネート化合物と
    を、カーボネート化合物(b)とモノアルコール(a)
    とのモル比[(b)/ (a)]が1〜50の範囲となる量比
    で、塩基触媒の存在下に加熱し、 次いで、生成するアルコール(R4 OH)を蒸留によっ
    て反応系外に除去しながら、反応率85%以上まで反応
    させて、一般式[IV] R1OCOOR4 ・・・[IV] [式中、R1 およびR4 は、それぞれ前記一般式[I]
    におけるR1 、前記一般式[III]におけるR4 と同
    じである]で表わされるカーボネート化合物(c)を生
    成させ、 次いで、塩基触媒を除去して一般式[IV]で表わされ
    るカーボネート化合物(c)を単離し、 次いで、単離したカーボネート化合物(c)を塩基触媒
    の存在下に、減圧下で加熱して、生成する一般式[II
    I]で表わされるカーボネート化合物(b)を反応系外
    に留去しながら、反応させることを特徴とする前記
    [I]で示されるカーボネート化合物の製造方法。
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