JPH0615548B2 - セフアロスポリン塩および注射可能組成物 - Google Patents
セフアロスポリン塩および注射可能組成物Info
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- JPH0615548B2 JPH0615548B2 JP61183288A JP18328886A JPH0615548B2 JP H0615548 B2 JPH0615548 B2 JP H0615548B2 JP 61183288 A JP61183288 A JP 61183288A JP 18328886 A JP18328886 A JP 18328886A JP H0615548 B2 JPH0615548 B2 JP H0615548B2
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- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/54—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame
- A61K31/542—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame ortho- or peri-condensed with heterocyclic ring systems
- A61K31/545—Compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins, cefaclor, or cephalexine
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D501/00—Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
- C07D501/14—Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
- C07D501/16—Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
- C07D501/20—7-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
- C07D501/24—7-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms or hetero rings, attached in position 3
- C07D501/38—Methylene radicals, substituted by nitrogen atoms; Lactams thereof with the 2-carboxyl group; Methylene radicals substituted by nitrogen-containing hetero rings attached by the ring nitrogen atom; Quaternary compounds thereof
- C07D501/46—Methylene radicals, substituted by nitrogen atoms; Lactams thereof with the 2-carboxyl group; Methylene radicals substituted by nitrogen-containing hetero rings attached by the ring nitrogen atom; Quaternary compounds thereof with the 7-amino radical acylated by carboxylic acids containing hetero rings
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は温度安定性の、製造が文献に記載されていない
半合成セファロスポリン塩、そのような塩の製造および
これらの塩を含む混合物を指向する。
半合成セファロスポリン塩、そのような塩の製造および
これらの塩を含む混合物を指向する。
発明の背景 アブラキ(Aburaki)ほかの米国特許第4,406,899号には
7-〔α-(2-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキ
シイミノアセトアミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニ
オ)メチル〕-3-セフェム-4-カルボキシラートが双性イ
オン形態で開示され、相当する酸付加塩(これは注射可
能な組成物中に双性イオン形態で存在する)に言及し、
双性イオン形態がセフタジジム(ceftazidime)および
セフォタキシム(cefotaxime)より広い抗菌スペクトル
を有することが示されている。
7-〔α-(2-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキ
シイミノアセトアミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニ
オ)メチル〕-3-セフェム-4-カルボキシラートが双性イ
オン形態で開示され、相当する酸付加塩(これは注射可
能な組成物中に双性イオン形態で存在する)に言及し、
双性イオン形態がセフタジジム(ceftazidime)および
セフォタキシム(cefotaxime)より広い抗菌スペクトル
を有することが示されている。
しかし、前記アブラキほかのセファロスポリン類は注射
可能組成物として単に数時間安定であり、双性イオン形
態は乾燥粉末であっても室温で不安定であり、高温(例
えば45℃およびそれ以上)で1週間の貯蔵でもその活
性の30%またはそれ以上を失い、従って、特有の密閉
容器および(または)冷凍を必要とし、セフタジジムお
よびセフォタキシムに比較して容器および貯蔵的に不利
である。
可能組成物として単に数時間安定であり、双性イオン形
態は乾燥粉末であっても室温で不安定であり、高温(例
えば45℃およびそれ以上)で1週間の貯蔵でもその活
性の30%またはそれ以上を失い、従って、特有の密閉
容器および(または)冷凍を必要とし、セフタジジムお
よびセフォタキシムに比較して容器および貯蔵的に不利
である。
アブラキほかは酸付加塩に言及しているけれども該特許
はその製造方法について述べておらず、またあるとして
も、どの塩が乾燥粉末状態で良好な安定性を有するか示
していない。ケスラー(Kesslar)ほか、「新セファロ
スポリン、BMY28142、と他の広域スペクトルβ
−ラクタム抗生物質との比較」、アンチミクロバイアル
・エージェンツ・アンド・ケモセラピー(Antimicrobia
l Agents and Chemotherapy)、vol.27、No.2、pp
207〜216、Feb.1985は硫酸塩に言及するが、
しかし、それをいかに製造するかまたはこの塩が室温安
定性を有し、乾燥粉末形態で良好な高温安定性を有する
ことを開示していない。
はその製造方法について述べておらず、またあるとして
も、どの塩が乾燥粉末状態で良好な安定性を有するか示
していない。ケスラー(Kesslar)ほか、「新セファロ
スポリン、BMY28142、と他の広域スペクトルβ
−ラクタム抗生物質との比較」、アンチミクロバイアル
・エージェンツ・アンド・ケモセラピー(Antimicrobia
l Agents and Chemotherapy)、vol.27、No.2、pp
207〜216、Feb.1985は硫酸塩に言及するが、
しかし、それをいかに製造するかまたはこの塩が室温安
定性を有し、乾燥粉末形態で良好な高温安定性を有する
ことを開示していない。
発明の概要 7-〔α-(2-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキ
シイミノアセトアミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニ
オ)メチル〕-3-セフェム-4-カルボキシラートの一定結
晶性酸付加塩が乾燥粉末形態で優れた室温安定性を有
し、双性イオン形態に較べて優れた高温安定性を有する
ことが見出された。用いた「乾燥粉末形態」という語は
5重量%未満の含水量を意味する。
シイミノアセトアミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニ
オ)メチル〕-3-セフェム-4-カルボキシラートの一定結
晶性酸付加塩が乾燥粉末形態で優れた室温安定性を有
し、双性イオン形態に較べて優れた高温安定性を有する
ことが見出された。用いた「乾燥粉末形態」という語は
5重量%未満の含水量を意味する。
これらの酸付加塩は硫酸、二硝酸、一塩酸および二塩酸
付加塩並びに正リン酸付加塩(1.5〜2モル正リン酸
毎モル塩、例えばセスキ〜二正リン酸塩の範囲)からな
る群から選ばれる7-〔α-(2-アミノチアゾール-4-イ
ル)-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミド〕-3-〔(1-
メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3-セフェム-4-カル
ボキシラートの結晶性塩またはそれらの溶媒和物であ
る。用いた「結晶性」という語は分子の少くとも若干の
特有配列を意味する。
付加塩並びに正リン酸付加塩(1.5〜2モル正リン酸
毎モル塩、例えばセスキ〜二正リン酸塩の範囲)からな
る群から選ばれる7-〔α-(2-アミノチアゾール-4-イ
ル)-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミド〕-3-〔(1-
メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3-セフェム-4-カル
ボキシラートの結晶性塩またはそれらの溶媒和物であ
る。用いた「結晶性」という語は分子の少くとも若干の
特有配列を意味する。
この硫酸、二硝酸、二塩酸および正リン酸付加塩は分子
の正確な配列で明らかに結晶形態(偏光顕微鏡下の複屈
折により証明される)に製造されるけれども、一塩酸付
加塩は単にその分子の配列に若干の規則性で(偏光顕微
鏡下の貧弱な複屈折により証明される)、正確な予測で
きる配列でなく製造され、従って「貧弱な」結晶性であ
る。用いた「結晶性」という語には明確な結晶性の塩だ
けではなくまた「貧弱」にみえる結晶性の一塩酸付加塩
もまた包含される。
の正確な配列で明らかに結晶形態(偏光顕微鏡下の複屈
折により証明される)に製造されるけれども、一塩酸付
加塩は単にその分子の配列に若干の規則性で(偏光顕微
鏡下の貧弱な複屈折により証明される)、正確な予測で
きる配列でなく製造され、従って「貧弱な」結晶性であ
る。用いた「結晶性」という語には明確な結晶性の塩だ
けではなくまた「貧弱」にみえる結晶性の一塩酸付加塩
もまた包含される。
水性注射可能な組成物に形成したときに酸付加塩は溶液
中で双性イオンを与える。双性イオンは構造 を有する。
中で双性イオンを与える。双性イオンは構造 を有する。
双性イオン、従ってこの塩から製造した水性組成物の種
々の生物に対する広域スペクトル利用性はアブラキほか
の米国特許第4,406,899号中のデータにより示されてい
る。
々の生物に対する広域スペクトル利用性はアブラキほか
の米国特許第4,406,899号中のデータにより示されてい
る。
この酸付加塩から、単純に無菌水の添加により作った水
性組成物は酸性溶液を与え、それはウサギに対する静脈
投与で許容できない刺激を、またウサギに対する筋肉内
投与で許容できない苦痛感覚を起す。硫酸および二硝酸
付加塩は典型的な注射可能な組成物に不十分な低い溶解
性を有する。これらの好ましくない特性が、これらの塩
を水で1〜400mg/ml,通常250mg/mlの双性イオ
ン活性〔高速液体クロマトグラフィー(以下HPLCと
して示す)により測定〕に希釈すると約3.5〜約7のpH
を与える割合で製剤に許容される無害の有機または無機
の塩基との物理的混合物で(すなわち固体の混合物とし
て)用いることにより克服されることが見出された。
性組成物は酸性溶液を与え、それはウサギに対する静脈
投与で許容できない刺激を、またウサギに対する筋肉内
投与で許容できない苦痛感覚を起す。硫酸および二硝酸
付加塩は典型的な注射可能な組成物に不十分な低い溶解
性を有する。これらの好ましくない特性が、これらの塩
を水で1〜400mg/ml,通常250mg/mlの双性イオ
ン活性〔高速液体クロマトグラフィー(以下HPLCと
して示す)により測定〕に希釈すると約3.5〜約7のpH
を与える割合で製剤に許容される無害の有機または無機
の塩基との物理的混合物で(すなわち固体の混合物とし
て)用いることにより克服されることが見出された。
好ましい塩は結晶性硫酸付加塩である。これはその水中
の低い溶解度が結晶化で水性媒質からの高い回収を可能
にするので好ましい。
の低い溶解度が結晶化で水性媒質からの高い回収を可能
にするので好ましい。
結晶性硫酸付加塩は(a)()少くとも1モル当量の硫
酸と()水性混合物中に25mg/mlより高い濃度で存
在するような量の双性イオンとの混合物を形成する段
階、(b)硫酸付加塩の結晶化を起させる段階、および(c)
結晶性硫酸付加塩を分離する段階を含む方法により容易
に製造される。
酸と()水性混合物中に25mg/mlより高い濃度で存
在するような量の双性イオンとの混合物を形成する段
階、(b)硫酸付加塩の結晶化を起させる段階、および(c)
結晶性硫酸付加塩を分離する段階を含む方法により容易
に製造される。
詳細な説明 結晶性塩(以下単に塩として示す)は室温で優れた安定
性を有し、室温で1ケ月の貯蔵で1%未満の効力減(H
PLCにより測定)を有する。これらの塩はまた高温で
優れた安定性を有し、45〜56℃で1ケ月の貯蔵で1
5%未満の効力減(HPLCにより測定)を有する。
性を有し、室温で1ケ月の貯蔵で1%未満の効力減(H
PLCにより測定)を有する。これらの塩はまた高温で
優れた安定性を有し、45〜56℃で1ケ月の貯蔵で1
5%未満の効力減(HPLCにより測定)を有する。
硫酸付加塩は好ましい塩である。これは45〜56℃の
1ケ月貯蔵で10%未満の効力減を有する。非常に重要
なことには、それは水中に低い、すなわち約25mg/ml
の溶解度を有し、従って、水から最少の残留損失で結晶
化される。
1ケ月貯蔵で10%未満の効力減を有する。非常に重要
なことには、それは水中に低い、すなわち約25mg/ml
の溶解度を有し、従って、水から最少の残留損失で結晶
化される。
二硝酸付加塩もまた水中に従い、すなわち約60mg/ml
の溶解度を有し、従ってまた、水からの結晶化で低い残
留損失を与える。
の溶解度を有し、従ってまた、水からの結晶化で低い残
留損失を与える。
一塩酸、二塩酸およびセスキーまたは二−正リン酸付加
塩は200mg/mlより大きい水中溶解度を有し、従って
良好な収率を得るために、好ましくは水からよりもむし
ろ有機溶媒から結晶化される。
塩は200mg/mlより大きい水中溶解度を有し、従って
良好な収率を得るために、好ましくは水からよりもむし
ろ有機溶媒から結晶化される。
次に塩の製造について記載する。
前記のように硫酸付加塩は(a)()少くとも1モル当
量の硫酸と、()水性混合物中に25mg/mlより高い
濃度で存在するような量で、前記塩に相当する双性イオ
ンとの混合物を形成する段階、(b)結晶化を起させる段
階、および(c)結晶性硫酸付加塩を分離する段階を含む
方法により製造される。好ましくは双性イオンは段階
(a)において混合物中に約100mg/ml〜約200mg/m
lの範囲内の濃度で存在するような量使用され、段階(b)
は有機溶媒を含まない水性媒質中で行なわれる。通常2
モル当量を越えない硫酸が段階(a)で使用される。通常
双性イオンは段階(a)中に、混合物中に500mg/ml未
満の濃度で存在するような量で使用される。
量の硫酸と、()水性混合物中に25mg/mlより高い
濃度で存在するような量で、前記塩に相当する双性イオ
ンとの混合物を形成する段階、(b)結晶化を起させる段
階、および(c)結晶性硫酸付加塩を分離する段階を含む
方法により製造される。好ましくは双性イオンは段階
(a)において混合物中に約100mg/ml〜約200mg/m
lの範囲内の濃度で存在するような量使用され、段階(b)
は有機溶媒を含まない水性媒質中で行なわれる。通常2
モル当量を越えない硫酸が段階(a)で使用される。通常
双性イオンは段階(a)中に、混合物中に500mg/ml未
満の濃度で存在するような量で使用される。
段階(a)は固体双性イオンを硫酸溶液(例えば、1N−H
2SO4)に急速かくはんしながら添加して溶液を形成する
ことにより行なわれる。あるいは段階(a)は固体双性イ
オンを水に溶解し、かくはんしながら徐々に硫酸を加え
て溶液を形成することにより行なうことができる。
2SO4)に急速かくはんしながら添加して溶液を形成する
ことにより行なわれる。あるいは段階(a)は固体双性イ
オンを水に溶解し、かくはんしながら徐々に硫酸を加え
て溶液を形成することにより行なうことができる。
段階(b)は、好ましくは種晶を入れることにより結晶化
の誘発し、次いで好ましくは15分〜2時間スラリーに
することにより行なわれる。この結晶化段階は有機溶媒
を含まない水性媒質中で行なうことが好ましく、その場
合には98%以上の純度が通常得られる。有機溶媒、例
えばアセトン、の存在が結晶化を促進し、結晶化媒質中
の形成された硫酸付加塩の溶解度を低下することにより
収量を増すけれども、それはまた不純物の沈殿を促進し
て純度を低下させることができる。双性イオンを段階
(a)において混合物中に25mg/ml未満の量存在するよ
うな量で使用するときには有機溶媒、好ましくはアセト
ンを結晶化媒質中に包含させて妥当な回収を与えねばな
らない。アセトンを用いるとき、それは0.5〜10容積
毎水性結晶化媒質容積の量で適切に使用される。
の誘発し、次いで好ましくは15分〜2時間スラリーに
することにより行なわれる。この結晶化段階は有機溶媒
を含まない水性媒質中で行なうことが好ましく、その場
合には98%以上の純度が通常得られる。有機溶媒、例
えばアセトン、の存在が結晶化を促進し、結晶化媒質中
の形成された硫酸付加塩の溶解度を低下することにより
収量を増すけれども、それはまた不純物の沈殿を促進し
て純度を低下させることができる。双性イオンを段階
(a)において混合物中に25mg/ml未満の量存在するよ
うな量で使用するときには有機溶媒、好ましくはアセト
ンを結晶化媒質中に包含させて妥当な回収を与えねばな
らない。アセトンを用いるとき、それは0.5〜10容積
毎水性結晶化媒質容積の量で適切に使用される。
段階(c)は結晶を結晶化媒質から分離することにより、
好ましくは真空濾過し、次いで例えばアセトン/水、次
にアセトン単独または0.1N硫酸(例えば1/10容)
次にアセトン(例えば1/4容)、で洗浄し、次いで乾
燥例えば30〜50℃で4〜20時間真空乾燥すること
により行なわれる。
好ましくは真空濾過し、次いで例えばアセトン/水、次
にアセトン単独または0.1N硫酸(例えば1/10容)
次にアセトン(例えば1/4容)、で洗浄し、次いで乾
燥例えば30〜50℃で4〜20時間真空乾燥すること
により行なわれる。
硫酸付加塩を形成する方法は、双性イオン形態に比べて
限定された硫酸付加塩の溶解度のために双性イオン形態
の精製を生じ、双性イオンを固体として分離することな
く精製するために用いることができる。生じた硫酸付加
塩から実質的に純粋な双性イオン(遊離塩基)を得るこ
とを望むならば、これは、塩を水に溶解し、理論値の9
0〜100%の量のBa(OH)2・8H2Oを6.5未満のpHで加え
てBaSO4を沈殿させ、濾過して、BaSO4を除去し、溶解し
た双性イオンを含む濾液を回収し、それを溶液として用
い、あるいはそれを凍結乾燥することにより、またはア
セトンを加えて無定形双性イオンを沈殿させ次に真空濾
過により固体双性イオンを分離し、例えばアセトンで洗
浄し真空乾燥することにより固体双性イオン(遊離塩
基)を分離することにより行なわれる。あるいは硫酸付
加塩をイオン交換樹脂例えばダウエックス(Dowex)W
GR(弱塩基性陰イオン交換樹脂)およびダウエックス
XU−40090.01(強酸性陽イオン交換樹脂)を
用いて遊離塩基に転化し次に凍結乾燥する。
限定された硫酸付加塩の溶解度のために双性イオン形態
の精製を生じ、双性イオンを固体として分離することな
く精製するために用いることができる。生じた硫酸付加
塩から実質的に純粋な双性イオン(遊離塩基)を得るこ
とを望むならば、これは、塩を水に溶解し、理論値の9
0〜100%の量のBa(OH)2・8H2Oを6.5未満のpHで加え
てBaSO4を沈殿させ、濾過して、BaSO4を除去し、溶解し
た双性イオンを含む濾液を回収し、それを溶液として用
い、あるいはそれを凍結乾燥することにより、またはア
セトンを加えて無定形双性イオンを沈殿させ次に真空濾
過により固体双性イオンを分離し、例えばアセトンで洗
浄し真空乾燥することにより固体双性イオン(遊離塩
基)を分離することにより行なわれる。あるいは硫酸付
加塩をイオン交換樹脂例えばダウエックス(Dowex)W
GR(弱塩基性陰イオン交換樹脂)およびダウエックス
XU−40090.01(強酸性陽イオン交換樹脂)を
用いて遊離塩基に転化し次に凍結乾燥する。
次に結晶性二硝酸付加塩について説明すると、これは
()少くとも2モル当量の硝酸と()前記塩に相当
する双性イオンとを混合物中に100mg/ml以上の濃度で
存在するように混合し、次に種晶を入れるかまたはガラ
ス棒でこすり、2−プロパノールで希釈して冷却するこ
とにより結晶化を誘発させることにより得られる。結晶
性二硝酸付加塩は、例えば濾過し、順次2−プロパノー
ルH2O(50%v/v)、2−プロパノール、およびエ
ーテルにより洗浄し、次に50℃で2時間真空乾燥する
ことにより回収される。
()少くとも2モル当量の硝酸と()前記塩に相当
する双性イオンとを混合物中に100mg/ml以上の濃度で
存在するように混合し、次に種晶を入れるかまたはガラ
ス棒でこすり、2−プロパノールで希釈して冷却するこ
とにより結晶化を誘発させることにより得られる。結晶
性二硝酸付加塩は、例えば濾過し、順次2−プロパノー
ルH2O(50%v/v)、2−プロパノール、およびエ
ーテルにより洗浄し、次に50℃で2時間真空乾燥する
ことにより回収される。
一塩酸付加塩は約1モル当量の塩酸に双性イオンを溶解
し、かくはんしながらアセトンを加えてかくはんを続
け、次に例えば真空濾過により結晶を分離し、アセトン
を洗浄し、真空乾燥することによ製造される。あるい
は、一塩酸付加塩は二塩酸付加塩から、二塩酸付加塩を
塩化メチレン中に懸濁させ、1モル当量のトリエチルア
ミンを加えてスラリーになし一塩酸付加塩を形成させ、
それを例えば真空濾過により分離し、次に塩化メチレン
で洗浄し、真空乾燥することにより製造される。
し、かくはんしながらアセトンを加えてかくはんを続
け、次に例えば真空濾過により結晶を分離し、アセトン
を洗浄し、真空乾燥することによ製造される。あるい
は、一塩酸付加塩は二塩酸付加塩から、二塩酸付加塩を
塩化メチレン中に懸濁させ、1モル当量のトリエチルア
ミンを加えてスラリーになし一塩酸付加塩を形成させ、
それを例えば真空濾過により分離し、次に塩化メチレン
で洗浄し、真空乾燥することにより製造される。
結晶性二塩酸付加塩は双性イオンを少くとも2モル当量
の塩酸に溶解し、次いでアセトンの添加により結晶化さ
せ、次に結晶を例えば真空濾過により分離し、アセトン
で洗浄し、真空乾燥することにより製造される。
の塩酸に溶解し、次いでアセトンの添加により結晶化さ
せ、次に結晶を例えば真空濾過により分離し、アセトン
で洗浄し、真空乾燥することにより製造される。
結晶性二正リン酸付加塩は双性イオンを少くとも2モル
当量のリン酸に溶解し、アセトンの添加により結晶化さ
せ、結晶を例えば真空濾過により分離し、次に初めにア
セトンで、次にエーテルで洗浄し、真空乾燥することに
より製造される。結晶性セスキ正リン酸付加塩はこの同
様の手順により約1.5モル当量のリン酸を用いて製造さ
れる。
当量のリン酸に溶解し、アセトンの添加により結晶化さ
せ、結晶を例えば真空濾過により分離し、次に初めにア
セトンで、次にエーテルで洗浄し、真空乾燥することに
より製造される。結晶性セスキ正リン酸付加塩はこの同
様の手順により約1.5モル当量のリン酸を用いて製造さ
れる。
これらの塩は無菌水で希釈し、3.5〜7のpHに緩衝して
双性イオンの1〜400mg/mlの注射可能濃度にするこ
とにより注射可能な組成物に形成される。適当な緩衝剤
には、例えば正リン酸三ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、N−メチルグルカミン、L
(+)リシンおよびL(+)アルギニンが含まれる。成
人に対する筋肉内または静脈内投与には分割投与で約7
50〜約3000mg毎日の全用量が通常十分である。
双性イオンの1〜400mg/mlの注射可能濃度にするこ
とにより注射可能な組成物に形成される。適当な緩衝剤
には、例えば正リン酸三ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、N−メチルグルカミン、L
(+)リシンおよびL(+)アルギニンが含まれる。成
人に対する筋肉内または静脈内投与には分割投与で約7
50〜約3000mg毎日の全用量が通常十分である。
これらの塩は、硫酸および二硝酸付加塩が投与のための
普通の濃度の組成物を形成するだけ十分に溶解しないた
め、また溶解したときに塩が注射で苦痛感覚を与える非
常に低いpH(1.8〜2.5)の組成物を与えるため、簡単に
無菌水を添加することにより注射可能な組成物に有利に
形成されない。上記のようにこれらの欠点は塩を、製剤
に許容される通常固体の無害の有機または無機の塩基
と、混合物を水で1〜400mg/mlの双性イオンの注射
可能な濃度、例えばHPLC検定により測定して250
mg/mlの双性イオン活性に希釈すると約3.5〜約7、好
ましくは約4〜約6の範囲内のpHを与える割合で、物理
的混合物、すなわち固体混合物にすることにより克服さ
れることが認められた。
普通の濃度の組成物を形成するだけ十分に溶解しないた
め、また溶解したときに塩が注射で苦痛感覚を与える非
常に低いpH(1.8〜2.5)の組成物を与えるため、簡単に
無菌水を添加することにより注射可能な組成物に有利に
形成されない。上記のようにこれらの欠点は塩を、製剤
に許容される通常固体の無害の有機または無機の塩基
と、混合物を水で1〜400mg/mlの双性イオンの注射
可能な濃度、例えばHPLC検定により測定して250
mg/mlの双性イオン活性に希釈すると約3.5〜約7、好
ましくは約4〜約6の範囲内のpHを与える割合で、物理
的混合物、すなわち固体混合物にすることにより克服さ
れることが認められた。
本発明はまた、7-[α-(2-アミノチアゾール-4-イル)
-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミド]-3-[(1-メチ
ル-1-ピロリジニオ)メチル]-3-セフェム-4-カルボキ
シラートの硫酸、二硝酸、一塩酸および二塩酸付加塩並
びに1.5〜2モル当量のリン酸を含む正リン酸付加塩、
またはそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる温度安
定性結晶性塩と製剤に許容される無毒性の有機または無
機塩基との混合物であって水で注射可能な濃度に希釈す
ると3.5〜7のpHを与える割合の混合物を含む抗菌性感
染治療用組成物を提供するものである。
-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミド]-3-[(1-メチ
ル-1-ピロリジニオ)メチル]-3-セフェム-4-カルボキ
シラートの硫酸、二硝酸、一塩酸および二塩酸付加塩並
びに1.5〜2モル当量のリン酸を含む正リン酸付加塩、
またはそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる温度安
定性結晶性塩と製剤に許容される無毒性の有機または無
機塩基との混合物であって水で注射可能な濃度に希釈す
ると3.5〜7のpHを与える割合の混合物を含む抗菌性感
染治療用組成物を提供するものである。
物理的混合物中の成分の正確な割合は塩の純度がロット
毎に異なるので、塩のロット毎に異なる。成分の割合は
試料に関して予め滴定して前記範囲内の選んだpHを得る
ことにより個々のロットに対して確立される。
毎に異なるので、塩のロット毎に異なる。成分の割合は
試料に関して予め滴定して前記範囲内の選んだpHを得る
ことにより個々のロットに対して確立される。
物理的混合物は固体形態で容易に貯蔵され、輸送され、
それにより塩の安定性を利用し、使用の直前に例えば看
護婦または医師による簡単な水の添加により注射可能組
成物に容易に転化される。
それにより塩の安定性を利用し、使用の直前に例えば看
護婦または医師による簡単な水の添加により注射可能組
成物に容易に転化される。
物理的混合物は塩と塩基とを、例えば乾燥雰囲気中で標
準ブレンダーを用いることにより均一な配合物にブレン
ドすることにより製造され、次いで、好ましくはバイア
ルまたは他の容器に充填することにより、すべて無菌条
件下に製造される。
準ブレンダーを用いることにより均一な配合物にブレン
ドすることにより製造され、次いで、好ましくはバイア
ルまたは他の容器に充填することにより、すべて無菌条
件下に製造される。
混合物中に用いる塩基には、例えば正リン酸三ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、N−メ
チルグルカミン、L(+)リシンおよびL(+)アルギ
ニンが含まれる。L(+)リシンおよびL(+)アルギ
ニンは、それらを含む混合物を液状に戻すと他の塩基を
含む混合物から得た組成物よりも注射で動物に与える痛
みの少ない注射可能な組成物を与えるので好ましい。L
(+)リシンは混合物を水で希釈して250mg/ml(H
PLC検定により測定して)の双性イオン活性を有する
組成物を与えると3.5〜6のpHを与える割合で非常に好
ましく使用される。
ム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、N−メ
チルグルカミン、L(+)リシンおよびL(+)アルギ
ニンが含まれる。L(+)リシンおよびL(+)アルギ
ニンは、それらを含む混合物を液状に戻すと他の塩基を
含む混合物から得た組成物よりも注射で動物に与える痛
みの少ない注射可能な組成物を与えるので好ましい。L
(+)リシンは混合物を水で希釈して250mg/ml(H
PLC検定により測定して)の双性イオン活性を有する
組成物を与えると3.5〜6のpHを与える割合で非常に好
ましく使用される。
これらの塩およびそれを含む実質的に乾燥した物理的混
合物は凍結または密閉容器を用いることなく貯蔵するこ
とができ、やはり高い効力を保持する。
合物は凍結または密閉容器を用いることなく貯蔵するこ
とができ、やはり高い効力を保持する。
若干の製剤において不安定な双性イオンを出発物質とし
て用いる。この製剤はアブラキほかの米国特許第4,406,
899号の実施例1〜3に記載されている。双性イオンは
アブラキほかにより7-〔(Z)−2−メトキシイミノ−
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド
−3−〔(1-メチル-1-ピロリジニウム)メチル〕-3-セ
フェム-4-カルボキシラートとして示されている。
て用いる。この製剤はアブラキほかの米国特許第4,406,
899号の実施例1〜3に記載されている。双性イオンは
アブラキほかにより7-〔(Z)−2−メトキシイミノ−
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド
−3−〔(1-メチル-1-ピロリジニウム)メチル〕-3-セ
フェム-4-カルボキシラートとして示されている。
本発明は次の実施例に例示される。
実施例I 硫酸付加塩の製造 双性イオン1.5gを急速かくはんした1N−H2SO41
0ml(1.59モル当量)に20〜26℃で徐々に添加
する。溶液が得られる。次に結晶性硫酸付加塩の種晶を
入れることにより結晶化を誘発させ、結晶性塊を0.5
時間スラリーにする。結晶を次いで真空濾過により分離
し、50%アセトン/水(v/v)3mlおよびアセトン
5ml2倍で洗浄し、40〜50℃で一夜真空乾燥する。
0ml(1.59モル当量)に20〜26℃で徐々に添加
する。溶液が得られる。次に結晶性硫酸付加塩の種晶を
入れることにより結晶化を誘発させ、結晶性塊を0.5
時間スラリーにする。結晶を次いで真空濾過により分離
し、50%アセトン/水(v/v)3mlおよびアセトン
5ml2倍で洗浄し、40〜50℃で一夜真空乾燥する。
硫酸付加塩の典型的な収量は1.3gである。
元素分析:計算値(C19H24N6O5S2・H2SO4):%C,3
9.44;%H,4.53;%N,14.52;%S,
16.62;%H2O,なし。測定値:%C,38.9
1;%H,4.57;%N,14.64;%S,16.
71;%H2O,1.42。
9.44;%H,4.53;%N,14.52;%S,
16.62;%H2O,なし。測定値:%C,38.9
1;%H,4.57;%N,14.64;%S,16.
71;%H2O,1.42。
実施例II 硫酸付加塩の製造 双性イオン1.5gを水5mlに溶解する。1N−H2SO4
5mlをこの溶液にかくはんしながら徐々に加える。次い
で結晶性硫酸付加塩を種晶として入れることにより結晶
化を誘発させ、結晶性塊を0.5時間スラリーにする。
次いで結晶を真空濾過により分離し、50%アセトン/
水(v/v)3mlおよびアセトン5ml2部で洗浄し、4
0〜50℃で一夜乾燥する。
5mlをこの溶液にかくはんしながら徐々に加える。次い
で結晶性硫酸付加塩を種晶として入れることにより結晶
化を誘発させ、結晶性塊を0.5時間スラリーにする。
次いで結晶を真空濾過により分離し、50%アセトン/
水(v/v)3mlおよびアセトン5ml2部で洗浄し、4
0〜50℃で一夜乾燥する。
硫酸付加塩の典型的な収量は1.3gである。
実施例III(HNO3)2酸付加塩の製造 双性イオン30mgを2N硝酸(0.5ml)に溶解する。
溶液をガラス棒でこすり、2−プロパノール(0.4m
l)で希釈して冷却する。結晶性の表題化合物を捕集
し、順次2−プロパノール−H2O(1:1)、2−プロ
パノール、次にエーテルで洗浄すると二硝酸塩127mg
が得られる。
溶液をガラス棒でこすり、2−プロパノール(0.4m
l)で希釈して冷却する。結晶性の表題化合物を捕集
し、順次2−プロパノール−H2O(1:1)、2−プロ
パノール、次にエーテルで洗浄すると二硝酸塩127mg
が得られる。
元素分析:計算値(C19H24N6O5S2・2HNO3):%C,3
7.62;%H,4.32;%N,18.47;%S,
10.57。測定値:%C,36.92;%H,4.1
0;%N,18.08;%S,10.67;(H2O含量
0.90%)。
7.62;%H,4.32;%N,18.47;%S,
10.57。測定値:%C,36.92;%H,4.1
0;%N,18.08;%S,10.67;(H2O含量
0.90%)。
実施例IV 一塩酸付加塩の製造 双性イオンを1g1N−HCl2.08ml(1モル当
量)に20〜25℃で溶解する。アセトン30mlを急速
かくはんしながら15分間にわたって加えると結晶が生
ずる。かくはんを1時間続ける。結晶を真空濾過により
分離し、アセトン10mlで洗浄し、50℃で2時間乾燥
する。
量)に20〜25℃で溶解する。アセトン30mlを急速
かくはんしながら15分間にわたって加えると結晶が生
ずる。かくはんを1時間続ける。結晶を真空濾過により
分離し、アセトン10mlで洗浄し、50℃で2時間乾燥
する。
結晶性一塩酸塩の典型的な収量は0.9gである。
元素分析:計算値(C19H24N6O5S2・HCl):%C,4
1.37;%H,4.75;%N,15.2;%S,1
1.63;%Cl,12.86。測定値:%C,39.
32;%H,4.88;%N,13.95;%S,1
1.28;%Cl,12.44;%H2O,4.5。
(H2Oに対する補正後:%C,41.17;%N,1
4.61;%S,11.82;%Cl,13.03)。
1.37;%H,4.75;%N,15.2;%S,1
1.63;%Cl,12.86。測定値:%C,39.
32;%H,4.88;%N,13.95;%S,1
1.28;%Cl,12.44;%H2O,4.5。
(H2Oに対する補正後:%C,41.17;%N,1
4.61;%S,11.82;%Cl,13.03)。
実施例V 二塩酸付加塩の製造およびそれからの一塩酸
付加塩の製造 双性イオン350mlを1N−HCl2mlに溶解する。生
じた溶液に急速にかくはんしながらアセトン10mlを5
分間にわたって加えると結晶が生ずる。かくはんをさら
に5分間続ける。次いでさらにアセトン10mlを加えか
くはんを0.5時間行なう。結晶を真空濾過により取出
し、アセトン5ml2部で洗浄し、40〜45℃で24時
間真空乾燥する。
付加塩の製造 双性イオン350mlを1N−HCl2mlに溶解する。生
じた溶液に急速にかくはんしながらアセトン10mlを5
分間にわたって加えると結晶が生ずる。かくはんをさら
に5分間続ける。次いでさらにアセトン10mlを加えか
くはんを0.5時間行なう。結晶を真空濾過により取出
し、アセトン5ml2部で洗浄し、40〜45℃で24時
間真空乾燥する。
結晶性二塩酸付加塩の典型的な収量は300mgである。
元素分析:計算値(C19H24N6O5S2・2HCl):%C,4
1.38;%H,4.75;%N,15.2;%S,1
1.62;%Cl,12.8。測定値:%C,40.7
8;%H,4.98;%N,14.7;%S,11.2
5;%H2O,1.25。(H2Oに対する補正後:%
C,,41.1;%N,14.88;%S,11.3
9;%Cl,11.94)。
1.38;%H,4.75;%N,15.2;%S,1
1.62;%Cl,12.8。測定値:%C,40.7
8;%H,4.98;%N,14.7;%S,11.2
5;%H2O,1.25。(H2Oに対する補正後:%
C,,41.1;%N,14.88;%S,11.3
9;%Cl,11.94)。
上記のように製造した二塩酸塩1gを密閉フラスコ中の
塩化メチレン20ml中に20〜25℃でスラリーにな
し、トリエチルアミン0.28mlを15分間にわたって
加える。結晶塊を次に5時間スラリーにする。生じた一
塩酸塩結晶を次に真空濾過により分離し、塩化メチレン
5ml2部で洗浄し、50℃で2時間真空乾燥する。典型
的な収量は800mgである。
塩化メチレン20ml中に20〜25℃でスラリーにな
し、トリエチルアミン0.28mlを15分間にわたって
加える。結晶塊を次に5時間スラリーにする。生じた一
塩酸塩結晶を次に真空濾過により分離し、塩化メチレン
5ml2部で洗浄し、50℃で2時間真空乾燥する。典型
的な収量は800mgである。
実施例VI 二正リン酸付加塩の製造 双性イオン1gを144mg/mlのH3PO43.4ml(2.
2モル当量)に15℃で溶解する。生じた溶液を適当に
濾過して清澄にする。アセトン12mlを清澄溶液に急速
かくはんしながら10分間にわたって加えると結晶が生
ずる。かくはんを10分間続ける。次いでアセトン30
mlを10分間にわたって加え、かくはんをさらに15分
間続ける。結晶を真空濾過により捕集し、アセトン5ml
2部およびエーテル5ml2部で洗浄し、高真空下に16
時間乾燥する。
2モル当量)に15℃で溶解する。生じた溶液を適当に
濾過して清澄にする。アセトン12mlを清澄溶液に急速
かくはんしながら10分間にわたって加えると結晶が生
ずる。かくはんを10分間続ける。次いでアセトン30
mlを10分間にわたって加え、かくはんをさらに15分
間続ける。結晶を真空濾過により捕集し、アセトン5ml
2部およびエーテル5ml2部で洗浄し、高真空下に16
時間乾燥する。
この型の結晶性二正リン酸付加塩の製造に対する典型的
な収量は1.1gであった。
な収量は1.1gであった。
元素分析:計算値(C19H24N6O5S2・2H3PO4):%C,3
3.72;%H,4.47;%N,12.42。測定
値:%C,33.43;%H,4.65;%N,12.
02;%H2O,1.82。(H2Oに対する補正後:
%C,34.0;%N,12.2)。
3.72;%H,4.47;%N,12.42。測定
値:%C,33.43;%H,4.65;%N,12.
02;%H2O,1.82。(H2Oに対する補正後:
%C,34.0;%N,12.2)。
セスキ正リン酸付加塩は2.2モル当量の代りに1.5
モル当量のH3PO4を用いて上記のように製造される。
モル当量のH3PO4を用いて上記のように製造される。
実施例 高温度における安定性 高温度安定性は製剤を乾燥容器中に下記温度および時間
貯蔵することにより測定し、効力の損失または増加をH
PLCにより測定した。効力増加%は数字の前のプラス
記号により示される。45〜56℃で2〜4週間にわた
る10%以下の効力減は通常室温で2〜3年間にわたる
10%以下の効力減に相当する。
貯蔵することにより測定し、効力の損失または増加をH
PLCにより測定した。効力増加%は数字の前のプラス
記号により示される。45〜56℃で2〜4週間にわた
る10%以下の効力減は通常室温で2〜3年間にわたる
10%以下の効力減に相当する。
実施例VIII物理的混合物の試験 物理的混合物を結晶性硫酸塩と(a)正リン酸三ナトリウ
ム、(b)炭酸水素ナトリウム、(c)L(+)リシンおよび
(d)L(+)アルギニンとから調製した。塩基は、混合
物を250mg/ml(HPLCにより測定して)の双性イ
オン活性に水で希釈すると次のようにpHを与える割合に
加えた:正リン酸三ナトリウム(6.0のpHを与え
る);炭酸水素ナトリウム(6.0のpHを与える);L
(+)リシン(6.0のpHを与える);L(+)アルギ
ニン(6.0のpHを与える)。注射可能な組成物はHP
LC検定により測定して250mg/mlの双性イオン活性
に無菌水で再び溶液にすることにより調製した。溶解性
に問題がなかった。注射(100mg/kg)をウサギに筋
肉内で行ない、痛みは域値内であった。最少の痛みはア
ルギニン含有組成物であった。
ム、(b)炭酸水素ナトリウム、(c)L(+)リシンおよび
(d)L(+)アルギニンとから調製した。塩基は、混合
物を250mg/ml(HPLCにより測定して)の双性イ
オン活性に水で希釈すると次のようにpHを与える割合に
加えた:正リン酸三ナトリウム(6.0のpHを与え
る);炭酸水素ナトリウム(6.0のpHを与える);L
(+)リシン(6.0のpHを与える);L(+)アルギ
ニン(6.0のpHを与える)。注射可能な組成物はHP
LC検定により測定して250mg/mlの双性イオン活性
に無菌水で再び溶液にすることにより調製した。溶解性
に問題がなかった。注射(100mg/kg)をウサギに筋
肉内で行ない、痛みは域値内であった。最少の痛みはア
ルギニン含有組成物であった。
良好な溶解性および筋肉内注射における許容できる痛み
の類似の結果が上記塩基との物理的混合物に他の塩を用
いて得られる。
の類似の結果が上記塩基との物理的混合物に他の塩を用
いて得られる。
第1図は実施例IまたはIIに記載したとおり製造し、結
晶形態で臭化カリウムでペレット化した結晶性硫酸塩の
赤外吸収スペクトルである。
晶形態で臭化カリウムでペレット化した結晶性硫酸塩の
赤外吸収スペクトルである。
実施例IまたはIIに記載したように製造した7-〔α-(2
-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノア
セトアミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチ
ル〕-3-セフェム-4-カルボキシラートの結晶性硫酸塩の
X線粉末回折図をリガク(Rigaku)粉末回折計で、銅タ
ーゲットX線管、ニッケルフィルターおよびガラスざら
中に入れた試料を用いて測定した。走査速度は5〜40
°の範囲にわたって2°/分であり、チャートを機械的
に記録して最大回折角を示した。これから(d)面間隔
および相対強度(I/Io)を計算した。それらは次に
示される。d面間隔(Å) I/I°(%) 9.20 100 6.80 50 5.50 28 5.09 22 4.50 38 4.41 44 4.19 63 3.78 38 3.64 44 3.39 25 3.31 31 3.15 47 実施例IX セスキリン酸塩の製造 双性イオン0.70gを、水で1:10(v/v)に希
釈した85%リン酸2.2〜2.4ml(2.1〜2.2
モル当量)に急速かくはんしながら溶解する。溶液を
0.22〜0.45ミクロン孔径のメンブランフィルタ
ーに通して濾過することにより清澄にする。メタノール
5〜7容量部(15〜20ml)を濾液に、急速かくはん
しながら30〜60分間加える。この操作中に結晶が生
じ、かくはんを1.5〜2時間続ける。結晶性生成物を
真空濾過により回収する。生成物をフィルター上で初め
に1:1(v/v)のメタノール;アセトン6〜8mlで
堅く充てんした濾過ケークが保たれるように注意して洗
浄し、次にアセトンで洗浄する。生成物を50℃で2時
間真空乾燥する。典型的な収量0.7〜0.75g。
-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノア
セトアミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチ
ル〕-3-セフェム-4-カルボキシラートの結晶性硫酸塩の
X線粉末回折図をリガク(Rigaku)粉末回折計で、銅タ
ーゲットX線管、ニッケルフィルターおよびガラスざら
中に入れた試料を用いて測定した。走査速度は5〜40
°の範囲にわたって2°/分であり、チャートを機械的
に記録して最大回折角を示した。これから(d)面間隔
および相対強度(I/Io)を計算した。それらは次に
示される。d面間隔(Å) I/I°(%) 9.20 100 6.80 50 5.50 28 5.09 22 4.50 38 4.41 44 4.19 63 3.78 38 3.64 44 3.39 25 3.31 31 3.15 47 実施例IX セスキリン酸塩の製造 双性イオン0.70gを、水で1:10(v/v)に希
釈した85%リン酸2.2〜2.4ml(2.1〜2.2
モル当量)に急速かくはんしながら溶解する。溶液を
0.22〜0.45ミクロン孔径のメンブランフィルタ
ーに通して濾過することにより清澄にする。メタノール
5〜7容量部(15〜20ml)を濾液に、急速かくはん
しながら30〜60分間加える。この操作中に結晶が生
じ、かくはんを1.5〜2時間続ける。結晶性生成物を
真空濾過により回収する。生成物をフィルター上で初め
に1:1(v/v)のメタノール;アセトン6〜8mlで
堅く充てんした濾過ケークが保たれるように注意して洗
浄し、次にアセトンで洗浄する。生成物を50℃で2時
間真空乾燥する。典型的な収量0.7〜0.75g。
赤外説明(第2図参照) (IR,KBrペレット) 加熱に対する挙動 発熱が示差走査熱量計記録中に171.8℃で示され
る。
る。
X線回折図 前記セスキリン酸塩のX線粉末回折図をリガク粉末回折
計で、硫酸塩に関して記載したと同様に測定し、次の結
果を得た。
計で、硫酸塩に関して記載したと同様に測定し、次の結
果を得た。
d I/I° 11.04 − 32 9.2 − 16 7.89 − 24 7.02 − 42 6.7 − 32 5.5 − 26 4.64 − 100 4.456 − 53 4.3 − 58 3.88 − 26 3.75 − 89 3.56 − 21 3.31 − 26 3.05 − 16 NMR説明 (1H90MH2NMR,D2O溶液) 安定性 時間−温度 %損失 1日:100℃ − 10.9 3日: 70℃ − 0 7日: 70℃ − 1.9 1週: 56℃ − 1.0 2週: 56℃ − 1.4 4週: 56℃ − 0 1週: 45℃ − 0 2週: 45℃ − 1.4 4週: 45℃ − 0.7 8周: 45℃ − 1.6 1月: 37℃ − 2.5 元素分析(重量%)
第1図はKBr希釈で測定した結晶性7-〔α-(2-アミ
ノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノアセト
アミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3
-セフェム-4-カルボキシラート硫酸塩の赤外吸収スペク
トルのグラフ図であり、 第2図はKBr希釈で測定した7-〔α-(2-アミノチア
ゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミ
ド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3-セ
フェム-4-カルボキシラートの結晶性セスキリン酸塩の
赤外吸収スペクトルのグラフ図であり、 第3図はKBr希釈で測定した7-〔α-(2-アミノチア
ゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミ
ド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3-セ
フェム-4-カルボキシラートの結晶性二リン酸塩の赤外
吸収スペクトルのグラフ図である。
ノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノアセト
アミド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3
-セフェム-4-カルボキシラート硫酸塩の赤外吸収スペク
トルのグラフ図であり、 第2図はKBr希釈で測定した7-〔α-(2-アミノチア
ゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミ
ド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3-セ
フェム-4-カルボキシラートの結晶性セスキリン酸塩の
赤外吸収スペクトルのグラフ図であり、 第3図はKBr希釈で測定した7-〔α-(2-アミノチア
ゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミノアセトアミ
ド〕-3-〔(1-メチル-1-ピロリジニオ)メチル〕-3-セ
フェム-4-カルボキシラートの結晶性二リン酸塩の赤外
吸収スペクトルのグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エイ リッパー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 マリア ス バーベリー レーン 7378 (56)参考文献 特開 昭58−174387(JP,A) 特開 昭55−151588(JP,A)
Claims (10)
- 【請求項1】7-[α-(2-アミノチアゾール-4-イル)-
α-(Z)-メトキシイミノアセトアミド]-3-[(1-メチル
-1-ピロリジニオ)メチル]-3-セフェム-4-カルボキシ
ラートの硫酸、二硝酸、一塩酸および二塩酸付加塩並び
に1.5〜2モル当量のリン酸を含む正リン酸付加塩、ま
たはそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる温度安定
性結晶性塩。 - 【請求項2】硫酸、一塩酸、二塩酸および正リン酸付加
塩またはそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる、特
許請求の範囲第(1)項記載の結晶性塩。 - 【請求項3】結晶性硫酸付加塩である特許請求の範囲第
(1)項記載の結晶性塩。 - 【請求項4】次のX線粉末回折図を有する結晶性7-[α
-(2-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミ
ノアセトアミド]-3-[(1-メチル-1-ピロリジニオ)メ
チル]-3-セフェム-4-カルボキシラート硫酸塩である特
許請求の範囲第(1)項記載の結晶性塩。d面間隔(Å) I/I°(%) 9.20 100 6.86 50 5.50 28 5.09 22 4.50 38 4.41 44 4.19 63 3.78 38 3.64 44 3.39 25 3.31 31 3.15 47 - 【請求項5】結晶性正リン酸付加塩又はその水和物であ
る特許請求の範囲第(1)項記載の結晶性塩。 - 【請求項6】次のX線粉末回折図を有する結晶性7-[α
-(2-アミノチアゾール-4-イル)-α-(Z)-メトキシイミ
ノアセトアミド]-3-[(1-メチル-1-ピロリジニオ)メ
チル]-3-セフェム-4-カルボキシラートリン酸塩である
特許請求の範囲第(1)項記載の結晶性塩。d面間隔(Å) I/I°(%) 11.04 − 32 9.2 − 16 7.89 − 24 7.02 − 42 6.7 − 32 5.5 − 26 4.64 − 100 4.456 − 53 4.3 − 58 3.88 − 26 3.75 − 89 3.56 − 21 3.31 − 26 3.05 − 16 - 【請求項7】7-[α-(2-アミノチアゾール-4-イル)-
α-(Z)-メトキシイミノアセトアミド]-3-[(1-メチル
-1-ピロリジニオ)メチル]-3-セフェム-4-カルボキシ
ラートの硫酸、二硝酸、一塩酸および二塩酸付加塩並び
に1.5〜2モル当量のリン酸を含む正リン酸付加塩、ま
たはそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる温度安定
性結晶性塩と製剤に許容される無毒性の有機または無機
塩基との混合物であって水で注射可能な濃度に希釈する
と3.5〜7のpHを与える割合の混合物を含む抗菌性感染
治療用組成物。 - 【請求項8】塩および塩基が、混合物を水で注射可能な
濃度に希釈すると4〜6のpHを与える割合で存在する、
特許請求の範囲第(7)項記載の組成物。 - 【請求項9】塩基がL(+)リジンである、特許請求の
範囲第(7)項記載の組成物。 - 【請求項10】塩基がL(+)アルギニンである、特許
請求の範囲第(7)項記載の組成物。
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