JPH0614644A - コンバインにおける排藁処理装置 - Google Patents
コンバインにおける排藁処理装置Info
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- JPH0614644A JPH0614644A JP28956892A JP28956892A JPH0614644A JP H0614644 A JPH0614644 A JP H0614644A JP 28956892 A JP28956892 A JP 28956892A JP 28956892 A JP28956892 A JP 28956892A JP H0614644 A JPH0614644 A JP H0614644A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンバインにカッター付き結束装置又は結束
装置単体を選択的に装着するもので、いずれの場合も高
性能で安価なものとする。 【構成】 脱穀装置1の後部に、カッター4と該カッタ
ー4の枠体と略同形状に形成した中間枠27とを択一的
に装着可能となし、それらの後に結束装置16を着脱可
能にし、カッター4または中間枠27の上部に結束装置
16への排藁移送通路4d,27dを夫々形成し、中間
枠27に、カッター4に設けた入出力伝動手段4cと略
同一の入出力部を有する中間伝動手段27cを設け、脱
穀装置1から中間枠27の前記中間伝動手段27cを介
して結束装置16を駆動した。
装置単体を選択的に装着するもので、いずれの場合も高
性能で安価なものとする。 【構成】 脱穀装置1の後部に、カッター4と該カッタ
ー4の枠体と略同形状に形成した中間枠27とを択一的
に装着可能となし、それらの後に結束装置16を着脱可
能にし、カッター4または中間枠27の上部に結束装置
16への排藁移送通路4d,27dを夫々形成し、中間
枠27に、カッター4に設けた入出力伝動手段4cと略
同一の入出力部を有する中間伝動手段27cを設け、脱
穀装置1から中間枠27の前記中間伝動手段27cを介
して結束装置16を駆動した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの脱穀装置
から排出される排藁を、細断処理又は結束処理するコン
バインにおける排藁処理装置に関する。
から排出される排藁を、細断処理又は結束処理するコン
バインにおける排藁処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱穀装置の後部に結束装置を装着
したコンバインは実開昭55-68431号公報等により既に知
られており、また、脱穀装置の後部に、カッターと結束
装置を前後に併設したり、カッターまたは結束装置を単
体で直接装着したりするものは実開昭56-15353号公報に
より既に知られている。
したコンバインは実開昭55-68431号公報等により既に知
られており、また、脱穀装置の後部に、カッターと結束
装置を前後に併設したり、カッターまたは結束装置を単
体で直接装着したりするものは実開昭56-15353号公報に
より既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、コンバインの
脱穀装置の後部にカッターのみを装着したもの、又は前
記実開昭55-68431号公報に記載されたもののように脱穀
装置の後部に結束装置のみを装着したものは、その単一
の排藁処理のみを行なう場合は良いが、排藁の利用目的
等に応じてカッターによる細断処理と結束装置による結
束処理とを頻繁に切換えたい場合はその農家の要望を満
足することができない。そこで、従来は前記実開昭56-1
5353号公報に見られるように、脱穀装置の後部にカッタ
ーと結束装置をその装着順序が変更自在となるように併
設しておいて、いずれか一方を適宜選択して使用するこ
とにより、細断処理と結束処理とを切換可能となし、ま
た単一の排藁処理のみを行なう場合は(この場合農家は
どちらか一方の装置のみを購入する)脱穀装置の後部に
カッターまたは結束装置を単体で装着して排藁処理作業
を行なうようにしたものが提案された。
脱穀装置の後部にカッターのみを装着したもの、又は前
記実開昭55-68431号公報に記載されたもののように脱穀
装置の後部に結束装置のみを装着したものは、その単一
の排藁処理のみを行なう場合は良いが、排藁の利用目的
等に応じてカッターによる細断処理と結束装置による結
束処理とを頻繁に切換えたい場合はその農家の要望を満
足することができない。そこで、従来は前記実開昭56-1
5353号公報に見られるように、脱穀装置の後部にカッタ
ーと結束装置をその装着順序が変更自在となるように併
設しておいて、いずれか一方を適宜選択して使用するこ
とにより、細断処理と結束処理とを切換可能となし、ま
た単一の排藁処理のみを行なう場合は(この場合農家は
どちらか一方の装置のみを購入する)脱穀装置の後部に
カッターまたは結束装置を単体で装着して排藁処理作業
を行なうようにしたものが提案された。
【0004】しかしながらこの従来のものにおいて、両
装置を併設する場合、結束装置は結束束を後方へはね出
すため、その後方にカッターを装着するとカッターが結
束束放出の邪魔になるから、結束装置の後にカッターを
配設することは現実的に困難であり、通常、カッターの
後方へ結束装置を装着せねばならない。ところが、この
ように結束装置をカッターの後部に装着した場合は、排
藁がカッターを乗り越えて結束装置に供給され、一方前
述のように脱穀装置の後部に直接単体で装着した場合
は、排藁は脱穀装置から直接結束装置へ供給されるか
ら、両者を比較すると排藁移送経路が変化しており、結
束装置に対する排藁の供給位置、供給姿勢等の供給条件
が異なり、両者共同様に安定して良好な結束性能を発揮
させることが極めて困難となる欠点がある。しかも、カ
ッターを介在させる場合と介在させない場合とでは、脱
穀装置から結束装置への伝動系を変更する必要が生じる
が、かかる点については何ら考慮されていない。なお、
上記とは逆に結束装置の後にカッターを装着すると、前
述した結束束が放出できない問題があるのみならず、今
度はカッターについて上記結束装置の場合と同様の問題
が発生する。本発明の課題は、上記従来の問題を改善す
る点にある。
装置を併設する場合、結束装置は結束束を後方へはね出
すため、その後方にカッターを装着するとカッターが結
束束放出の邪魔になるから、結束装置の後にカッターを
配設することは現実的に困難であり、通常、カッターの
後方へ結束装置を装着せねばならない。ところが、この
ように結束装置をカッターの後部に装着した場合は、排
藁がカッターを乗り越えて結束装置に供給され、一方前
述のように脱穀装置の後部に直接単体で装着した場合
は、排藁は脱穀装置から直接結束装置へ供給されるか
ら、両者を比較すると排藁移送経路が変化しており、結
束装置に対する排藁の供給位置、供給姿勢等の供給条件
が異なり、両者共同様に安定して良好な結束性能を発揮
させることが極めて困難となる欠点がある。しかも、カ
ッターを介在させる場合と介在させない場合とでは、脱
穀装置から結束装置への伝動系を変更する必要が生じる
が、かかる点については何ら考慮されていない。なお、
上記とは逆に結束装置の後にカッターを装着すると、前
述した結束束が放出できない問題があるのみならず、今
度はカッターについて上記結束装置の場合と同様の問題
が発生する。本発明の課題は、上記従来の問題を改善す
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、機台上に搭載
した脱穀装置1の後部に、排藁の細断処理と結束処理と
が選択可能となるようにカッター4と結束装置16とを
併設するか、若しくは結束装置16のみを単独に装着す
るようになしたコンバインであって、前記脱穀装置1の
後部に、前記カッター4と該カッター4の枠体と略同形
状に形成した中間枠27とを択一的に装着可能となし、
カッター4及び中間枠27の後部に結束装置16を着脱
可能に構成し、前記カッター4または中間枠27を脱穀
装置1に装着した状態で、その上部に結束装置16への
排藁移送通路4d,27dを夫々形成すると共に、前記
カッター4に、脱穀装置1からカッター4を介して結束
装置16に伝動するための入出力伝動手段4cを設ける
一方、前記中間枠27には前記カッター4の入出力伝動
手段4cと略同一の入出力部を有する中間伝動手段27
cを設け、中間枠27に結束装置16を装着した状態
で,脱穀装置1から中間枠27の前記中間伝動手段27
cを介して結束装置16を駆動するように構成したこと
を特徴とするものである。
した脱穀装置1の後部に、排藁の細断処理と結束処理と
が選択可能となるようにカッター4と結束装置16とを
併設するか、若しくは結束装置16のみを単独に装着す
るようになしたコンバインであって、前記脱穀装置1の
後部に、前記カッター4と該カッター4の枠体と略同形
状に形成した中間枠27とを択一的に装着可能となし、
カッター4及び中間枠27の後部に結束装置16を着脱
可能に構成し、前記カッター4または中間枠27を脱穀
装置1に装着した状態で、その上部に結束装置16への
排藁移送通路4d,27dを夫々形成すると共に、前記
カッター4に、脱穀装置1からカッター4を介して結束
装置16に伝動するための入出力伝動手段4cを設ける
一方、前記中間枠27には前記カッター4の入出力伝動
手段4cと略同一の入出力部を有する中間伝動手段27
cを設け、中間枠27に結束装置16を装着した状態
で,脱穀装置1から中間枠27の前記中間伝動手段27
cを介して結束装置16を駆動するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】刈取脱穀した排藁を細断したり、結束したりす
ることを頻繁に変更する排藁処理を行なう場合は、脱穀
装置1の後部にカッター4を取付け、その後部に結束装
置16を装着し、いずれか一方の排藁処理装置に排藁を
供給するように切換板15により適宜排藁通路を切換え
ながら排藁処理作業を行う。この時、結束束はカッター
4が障害となることなく確実に放出される。また、結束
処理のみを行なう場合は該カッター4に替えて中間枠2
7を取付け、その後方に結束装置16を装着して結束作
業を行なう。そして、上記両者において、結束作業をす
る場合は略同形状のカッター4または中間枠27の上部
に同じように形成された排藁移送通路4dまたは27d
を通って結束装置へ排藁が供給されるから、両者の結束
装置16に対する排藁の供給条件が変化せず、いずれの
場合も安定して良好な排藁結束性能を発揮せしめること
ができる。また、中間枠27に、カッター4の入出力伝
動手段4cと略同様な中間伝動手段27cを設け、中間
枠27に結束装置16を装着した状態で脱穀装置1から
中間伝動手段27cを介して結束装置16を駆動するこ
とにより、結束装置16を中間枠27に装着した場合も
カッター4に装着した場合と略同一の伝動構成で結束装
置16を確実に駆動できると共に、伝動系を構成する部
品の多くを兼用することができる。
ることを頻繁に変更する排藁処理を行なう場合は、脱穀
装置1の後部にカッター4を取付け、その後部に結束装
置16を装着し、いずれか一方の排藁処理装置に排藁を
供給するように切換板15により適宜排藁通路を切換え
ながら排藁処理作業を行う。この時、結束束はカッター
4が障害となることなく確実に放出される。また、結束
処理のみを行なう場合は該カッター4に替えて中間枠2
7を取付け、その後方に結束装置16を装着して結束作
業を行なう。そして、上記両者において、結束作業をす
る場合は略同形状のカッター4または中間枠27の上部
に同じように形成された排藁移送通路4dまたは27d
を通って結束装置へ排藁が供給されるから、両者の結束
装置16に対する排藁の供給条件が変化せず、いずれの
場合も安定して良好な排藁結束性能を発揮せしめること
ができる。また、中間枠27に、カッター4の入出力伝
動手段4cと略同様な中間伝動手段27cを設け、中間
枠27に結束装置16を装着した状態で脱穀装置1から
中間伝動手段27cを介して結束装置16を駆動するこ
とにより、結束装置16を中間枠27に装着した場合も
カッター4に装着した場合と略同一の伝動構成で結束装
置16を確実に駆動できると共に、伝動系を構成する部
品の多くを兼用することができる。
【0007】
【実施例】本発明の1実施例を図1乃至図6に基づいて
説明する。1は走行装置2を有する機台上に搭載した脱
穀装置であって、その排塵選別室上には排稈口の後部か
ら後方へ突出した排藁搬送装置3を設け、前記脱穀装置
1の後部にはカッター4を、その側枠4a,4b間に固
定した掛杆5を脱穀装置1の後端上部に突設した受金
6,6に掛けることにより着脱可能に装着し、該カッタ
ー4の前後一対の回転軸7,7には多数の円板刃8a,
8b・・が適当な間隔をおいて装着してある。4cはカ
ッター4の入出力伝動手段であり、該入出力伝動手段4
cは、後方の回転軸7、該回転軸7固定したプーリー1
0,該プーリー10と脱穀装置1の軸9に取付けた駆動
プーリー11とに懸回されたVベルト12等により構成
し、前記後方の回転軸7の反対側から後述する中間枠2
7の中間軸7aと同様に下記結束装置16に伝動され
る。一方カッター4の上部の供給口13には排藁搬送装
置3と対向するガイドレール14,14を有する切換板
15を螺着している。
説明する。1は走行装置2を有する機台上に搭載した脱
穀装置であって、その排塵選別室上には排稈口の後部か
ら後方へ突出した排藁搬送装置3を設け、前記脱穀装置
1の後部にはカッター4を、その側枠4a,4b間に固
定した掛杆5を脱穀装置1の後端上部に突設した受金
6,6に掛けることにより着脱可能に装着し、該カッタ
ー4の前後一対の回転軸7,7には多数の円板刃8a,
8b・・が適当な間隔をおいて装着してある。4cはカ
ッター4の入出力伝動手段であり、該入出力伝動手段4
cは、後方の回転軸7、該回転軸7固定したプーリー1
0,該プーリー10と脱穀装置1の軸9に取付けた駆動
プーリー11とに懸回されたVベルト12等により構成
し、前記後方の回転軸7の反対側から後述する中間枠2
7の中間軸7aと同様に下記結束装置16に伝動され
る。一方カッター4の上部の供給口13には排藁搬送装
置3と対向するガイドレール14,14を有する切換板
15を螺着している。
【0008】16は結束装置であって、従来のものと同
様、結節部17a、パッカー17b、放出アーム17
c、ドア、株元規制板18及び入力軸19等で構成して
あり、該結束装置16を横移動調節可能に装着した取付
枠20は両側枠の上部を掛杆21で連結すると共に側枠
の外側下部に取付金22,22を固定して構成してあ
り、該取付枠20の掛杆21をカッター4の後面両側の
受金23,23に掛け、取付金22,22をカッター4
の下部両側に螺着した三角形状の補助枠24,24の後
部に螺着し、取付枠20の後端下部を連結したパイプ2
5の両端部をステー26,26により前記機台に連結し
てある。そして、結束装置16のみを脱穀装置1に装着
する際に使用する中間枠27は、第2図乃至第4図及び
第6図に示すように前記カッター4の枠体と略同形状に
形成してある。即ち、前記カッター4の側枠4a,4b
と略同一の側板27a,27bの前側上部を掛杆5aで
連結し、後部は上部前後がθだけ下降傾斜した斜面2
8,29を有する下向きコ字状のガイド枠30により連
結して該ガイド枠30と上記掛杆5aとの間を藁屑排出
通路31に形成し、その上部には前記カッター4と同様
なガイドレール14,14を架設している。
様、結節部17a、パッカー17b、放出アーム17
c、ドア、株元規制板18及び入力軸19等で構成して
あり、該結束装置16を横移動調節可能に装着した取付
枠20は両側枠の上部を掛杆21で連結すると共に側枠
の外側下部に取付金22,22を固定して構成してあ
り、該取付枠20の掛杆21をカッター4の後面両側の
受金23,23に掛け、取付金22,22をカッター4
の下部両側に螺着した三角形状の補助枠24,24の後
部に螺着し、取付枠20の後端下部を連結したパイプ2
5の両端部をステー26,26により前記機台に連結し
てある。そして、結束装置16のみを脱穀装置1に装着
する際に使用する中間枠27は、第2図乃至第4図及び
第6図に示すように前記カッター4の枠体と略同形状に
形成してある。即ち、前記カッター4の側枠4a,4b
と略同一の側板27a,27bの前側上部を掛杆5aで
連結し、後部は上部前後がθだけ下降傾斜した斜面2
8,29を有する下向きコ字状のガイド枠30により連
結して該ガイド枠30と上記掛杆5aとの間を藁屑排出
通路31に形成し、その上部には前記カッター4と同様
なガイドレール14,14を架設している。
【0009】また、中間枠27には、中間軸7a、該中
間軸7aに取付けた中間プーリー10a及び中間軸7a
の中間プーリー10aと反対側端部に取付けた出力プー
リー10b等よりなる中間伝動手段27cが設けられ、
この中間伝動手段27cは以下のように、前記カッター
4の入出力伝動手段4cと同様の入出力部を有してい
る。即ち、前記中間軸7aは前記カッター4の後方の回
転軸7と対応する中間枠27の部位に支承され、該中間
軸7aに取付けた中間プーリー10aは前記プーリー1
0と同一であって前記Vベルト12を介して前記駆動プ
ーリー11に連動連結してあり、出力プーリー10bは
結束装置16の入力軸19に伝動している。そして、上
記のように、中間枠27に、カッター4の入出力伝動手
段4cと略同様な中間伝動手段27cを設け、中間枠2
7に結束装置16を装着した状態で,脱穀装置1から中
間伝動手段27cを介して結束装置16を駆動すること
により、結束装置16を中間枠27に装着した場合もカ
ッター4に装着した場合と略同様な伝動構成となして結
束装置16を確実に駆動すると共に、伝動系を構成する
部品の多くを兼用している。なお、補助枠24,24は
カッター4に装着したものと同一物であって、排藁細断
時に切藁ガイド板32の上部を側枠4a,4bとの間に
挟持して螺着していたが、カッター4を使用しない場合
は該切藁ガイド板32を取外して補助枠24,24を中
間枠27に直接螺着する。而して、結束装置16のみを
脱穀装置1に装着する場合は中間枠27の掛杆5aを脱
穀装置1の受金6,6に掛け、結束装置16は先ず、そ
の取付枠20の掛杆21を中間枠27の受金23a,2
3aに掛け、次いで取付金22,22を中間枠27に取
付けた補助枠24に螺着する。
間軸7aに取付けた中間プーリー10a及び中間軸7a
の中間プーリー10aと反対側端部に取付けた出力プー
リー10b等よりなる中間伝動手段27cが設けられ、
この中間伝動手段27cは以下のように、前記カッター
4の入出力伝動手段4cと同様の入出力部を有してい
る。即ち、前記中間軸7aは前記カッター4の後方の回
転軸7と対応する中間枠27の部位に支承され、該中間
軸7aに取付けた中間プーリー10aは前記プーリー1
0と同一であって前記Vベルト12を介して前記駆動プ
ーリー11に連動連結してあり、出力プーリー10bは
結束装置16の入力軸19に伝動している。そして、上
記のように、中間枠27に、カッター4の入出力伝動手
段4cと略同様な中間伝動手段27cを設け、中間枠2
7に結束装置16を装着した状態で,脱穀装置1から中
間伝動手段27cを介して結束装置16を駆動すること
により、結束装置16を中間枠27に装着した場合もカ
ッター4に装着した場合と略同様な伝動構成となして結
束装置16を確実に駆動すると共に、伝動系を構成する
部品の多くを兼用している。なお、補助枠24,24は
カッター4に装着したものと同一物であって、排藁細断
時に切藁ガイド板32の上部を側枠4a,4bとの間に
挟持して螺着していたが、カッター4を使用しない場合
は該切藁ガイド板32を取外して補助枠24,24を中
間枠27に直接螺着する。而して、結束装置16のみを
脱穀装置1に装着する場合は中間枠27の掛杆5aを脱
穀装置1の受金6,6に掛け、結束装置16は先ず、そ
の取付枠20の掛杆21を中間枠27の受金23a,2
3aに掛け、次いで取付金22,22を中間枠27に取
付けた補助枠24に螺着する。
【0010】前述のコンバインにおいて、排藁搬送装置
3から排出される排藁を細断したり、結束したりする処
理を適宜切換えながら刈取脱穀を行なう時は、脱穀装置
1の後部に第1図に示すようにカッター4と結束装置1
6とをその順に装着する。そして、排藁を細断して圃場
に撒布する場合、切換板15を第1図に鎖線で示すよう
に開いて排藁搬送装置3により排藁をカッター4に供給
すると、カッター4は排藁を細断し、切藁は切藁ガイド
板32により案内されながら圃場に排出される。結束す
る場合は前記切換板15を閉じると、カッター4の上部
のガイドレール14,14と排藁搬送装置3との間に排
藁搬送通路4dが形成され、排藁は排藁搬送装置3とガ
イドレール14,14とにより挟持搬送されながらカッ
ター4上を通過して結束装置16に供給され、結束装置
16は排藁をパッカー17bで集束部に掻き込んで結束
し、結束した藁束は放出アーム17cにより後方へ放出
すされる。また、排藁の細断処理のみを行なう場合は、
第1図に示す状態から結束装置16を取外した状態即ち
カッター4のみを装着して細断処理を行なう。よってこ
の場合上記カッター4の後に結束装置16を装着した場
合とカッター4の取付位置及び装着構造等は全く同一と
なる。
3から排出される排藁を細断したり、結束したりする処
理を適宜切換えながら刈取脱穀を行なう時は、脱穀装置
1の後部に第1図に示すようにカッター4と結束装置1
6とをその順に装着する。そして、排藁を細断して圃場
に撒布する場合、切換板15を第1図に鎖線で示すよう
に開いて排藁搬送装置3により排藁をカッター4に供給
すると、カッター4は排藁を細断し、切藁は切藁ガイド
板32により案内されながら圃場に排出される。結束す
る場合は前記切換板15を閉じると、カッター4の上部
のガイドレール14,14と排藁搬送装置3との間に排
藁搬送通路4dが形成され、排藁は排藁搬送装置3とガ
イドレール14,14とにより挟持搬送されながらカッ
ター4上を通過して結束装置16に供給され、結束装置
16は排藁をパッカー17bで集束部に掻き込んで結束
し、結束した藁束は放出アーム17cにより後方へ放出
すされる。また、排藁の細断処理のみを行なう場合は、
第1図に示す状態から結束装置16を取外した状態即ち
カッター4のみを装着して細断処理を行なう。よってこ
の場合上記カッター4の後に結束装置16を装着した場
合とカッター4の取付位置及び装着構造等は全く同一と
なる。
【0011】また、排藁の結束処理のみを行なう場合
は、カッター4に替えて中間枠27を装着しその後部に
結束装置16を装着する。この場合、中間枠27のガイ
ドレール14,14と排藁搬送装置3との間に排藁搬送
通路27dが形成され、排藁は排藁搬送装置3と中間枠
27のガイドレール14,14とにより結束装置16に
向けて挟持搬送され、その間に排藁から脱落した藁屑や
泥土等は藁屑排出通路31を通って落下し、結束装置1
6は供給された排藁を掻込んで結束放出する。上記にお
いて、中間枠27はカッター4の枠体と略同形状に形成
したため、カッター4及び中間枠27の上部の両排藁搬
送通路4d,27dを同じように形成することができ、
従って中間枠27に結束装置16を装着した場合も、カ
ッター4と結束装置とを併設した場合と結束装置16へ
の排藁の供給姿勢、供給位置等の供給条件が同じとな
り、いずれの結束作業においても安定して良好な結束性
能を発揮せしめることができる。また、中間枠27は中
空で軽量であるから、軟弱な圃場で結束作業を行う場
合、この中間枠27を使用すれば走行装置の沈下量を少
なくできコンバインの走行性能が向上する。
は、カッター4に替えて中間枠27を装着しその後部に
結束装置16を装着する。この場合、中間枠27のガイ
ドレール14,14と排藁搬送装置3との間に排藁搬送
通路27dが形成され、排藁は排藁搬送装置3と中間枠
27のガイドレール14,14とにより結束装置16に
向けて挟持搬送され、その間に排藁から脱落した藁屑や
泥土等は藁屑排出通路31を通って落下し、結束装置1
6は供給された排藁を掻込んで結束放出する。上記にお
いて、中間枠27はカッター4の枠体と略同形状に形成
したため、カッター4及び中間枠27の上部の両排藁搬
送通路4d,27dを同じように形成することができ、
従って中間枠27に結束装置16を装着した場合も、カ
ッター4と結束装置とを併設した場合と結束装置16へ
の排藁の供給姿勢、供給位置等の供給条件が同じとな
り、いずれの結束作業においても安定して良好な結束性
能を発揮せしめることができる。また、中間枠27は中
空で軽量であるから、軟弱な圃場で結束作業を行う場
合、この中間枠27を使用すれば走行装置の沈下量を少
なくできコンバインの走行性能が向上する。
【0012】また、中間枠27の後部の斜面29は結束
装置16の集束部に通ずる案内板33と略一連になって
いるので、排藁の流れによどみがなく、結束装置16へ
の供給過程で詰りや姿勢の乱れを生ずることがなく、か
つ束放出も所定の高さから穂払杆又は束放出装置を付設
することで充分に離れた既刈地に放出することができ
る。しかも、ガイドレール14,14の間から脱落した
藁屑等は、ガイド枠30の前部の斜面28及びそれから
垂下した部分に案内されて、前記中間軸7aを迂回した
藁屑排出通路31中を落下し藁屑等が中間軸7aに巻き
付くことがない。また、中間枠27は中空状になってい
るが、側板27a,27bの前側を掛杆5aで連結し、
後側を藁屑排出通路31を形成する下向きコ字状のガイ
ド枠30で連結し、更に、掛杆5aとガイド枠30の中
程をガイドレール14,14で連結しているので、中間
枠27を変形しないよう強固に構成することができる。
装置16の集束部に通ずる案内板33と略一連になって
いるので、排藁の流れによどみがなく、結束装置16へ
の供給過程で詰りや姿勢の乱れを生ずることがなく、か
つ束放出も所定の高さから穂払杆又は束放出装置を付設
することで充分に離れた既刈地に放出することができ
る。しかも、ガイドレール14,14の間から脱落した
藁屑等は、ガイド枠30の前部の斜面28及びそれから
垂下した部分に案内されて、前記中間軸7aを迂回した
藁屑排出通路31中を落下し藁屑等が中間軸7aに巻き
付くことがない。また、中間枠27は中空状になってい
るが、側板27a,27bの前側を掛杆5aで連結し、
後側を藁屑排出通路31を形成する下向きコ字状のガイ
ド枠30で連結し、更に、掛杆5aとガイド枠30の中
程をガイドレール14,14で連結しているので、中間
枠27を変形しないよう強固に構成することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は前述のよ
うに構成したことにより以下の効果を奏する。即ち、カ
ッター4の後に結束装置16を装着することにより、排
藁の細断処理と結束処理とが選択可能でかつ結束束を障
害なく確実に放出するできるカッター付き結束装置と、
結束処理のみを行なう結束装置16単体とを、農家の要
望に応じて適宜提供できるものでありながら、結束装置
16単体の場合はカッター4に替えて該カッター4の枠
体と略同形状に形成した中間枠27を装着し、カッター
ー4上部の排藁移送通路4dと同じように形成した中間
枠27上の排藁移送通路27dを通過させて排藁を結束
装置16に供給するようにしたため、結束装置16単体
の場合もカッター4の後部に結束装置16を併設した場
合と結束装置16に対する排藁の供給姿勢、供給位置等
の供給条件が同じとなり、いずれの結束作業形態におい
ても安定して良好な結束性能を発揮する結束装置を提供
することができる。しかも、中間枠27に、カッター4
設けた入出力伝動手段4cと略同一の入出力部を有する
中間伝動手段27cを設け、該中間伝動手段27cを介
して結束装置16を駆動するようにしたことにより、結
束装置16を中間枠27に装着した場合もカッター4に
装着した場合と同様な伝動構成となして結束装置16を
確実に駆動できると共に、伝動系を構成する多く部品を
兼用することができ、安価な結束装置を提供することが
できる。
うに構成したことにより以下の効果を奏する。即ち、カ
ッター4の後に結束装置16を装着することにより、排
藁の細断処理と結束処理とが選択可能でかつ結束束を障
害なく確実に放出するできるカッター付き結束装置と、
結束処理のみを行なう結束装置16単体とを、農家の要
望に応じて適宜提供できるものでありながら、結束装置
16単体の場合はカッター4に替えて該カッター4の枠
体と略同形状に形成した中間枠27を装着し、カッター
ー4上部の排藁移送通路4dと同じように形成した中間
枠27上の排藁移送通路27dを通過させて排藁を結束
装置16に供給するようにしたため、結束装置16単体
の場合もカッター4の後部に結束装置16を併設した場
合と結束装置16に対する排藁の供給姿勢、供給位置等
の供給条件が同じとなり、いずれの結束作業形態におい
ても安定して良好な結束性能を発揮する結束装置を提供
することができる。しかも、中間枠27に、カッター4
設けた入出力伝動手段4cと略同一の入出力部を有する
中間伝動手段27cを設け、該中間伝動手段27cを介
して結束装置16を駆動するようにしたことにより、結
束装置16を中間枠27に装着した場合もカッター4に
装着した場合と同様な伝動構成となして結束装置16を
確実に駆動できると共に、伝動系を構成する多く部品を
兼用することができ、安価な結束装置を提供することが
できる。
【図1】脱穀装置の後部にカッターと結束装置を装着し
たコンバインの後部の側面図である。
たコンバインの後部の側面図である。
【図2】脱穀装置の後部に中間枠を介して結束装置を装
着した同上側面図である。
着した同上側面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】中間枠の斜視図である。
【図5】(a)はカッターの斜視図である。(b)は切
藁ガイド板の斜視図である。
藁ガイド板の斜視図である。
【図6】中間枠の分解斜視図である。
1 脱穀装置 4 カッター 4c 入出力伝動手段 4d 排藁移送通路 16 結束装置 27 中間枠 27c 中間伝動手段 27d 排藁移送通路
Claims (1)
- 【請求項1】 機台上に搭載した脱穀装置1の後部に、
排藁の細断処理と結束処理とが選択可能となるようにカ
ッター4と結束装置16とを併設するか、若しくは結束
装置16のみを単独に装着するようになしたコンバイン
であって、前記脱穀装置1の後部に、前記カッター4と
該カッター4の枠体と略同形状に形成した中間枠27と
を択一的に装着可能となし、カッター4及び中間枠27
の後部に結束装置16を着脱可能に構成し、前記カッタ
ー4または中間枠27を脱穀装置1に装着した状態で、
その上部に結束装置16への排藁移送通路4d,27d
を夫々形成すると共に、前記カッター4に、脱穀装置1
からカッター4を介して結束装置16に伝動するための
入出力伝動手段4cを設ける一方、前記中間枠27には
前記カッター4の入出力伝動手段4cと略同一の入出力
部を有する中間伝動手段27cを設け、中間枠27に結
束装置16を装着した状態で,脱穀装置1から中間枠2
7の前記中間伝動手段27cを介して結束装置16を駆
動するように構成したことを特徴とするコンバインにお
ける排藁処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4289568A JPH0734688B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | コンバインにおける排藁処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4289568A JPH0734688B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | コンバインにおける排藁処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7547784A Division JPS60217821A (ja) | 1984-04-14 | 1984-04-14 | コンバインにおける排藁処理装置の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614644A true JPH0614644A (ja) | 1994-01-25 |
JPH0734688B2 JPH0734688B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17744918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4289568A Expired - Lifetime JPH0734688B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | コンバインにおける排藁処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734688B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9370850B2 (en) | 2013-02-21 | 2016-06-21 | Fanuc Corporation | Machining tool with cutting fluid passageway having opened upper portion |
US9440323B2 (en) | 2013-02-21 | 2016-09-13 | Fanuc Corporation | Machine tool equipped with chip scraper |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP4289568A patent/JPH0734688B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9370850B2 (en) | 2013-02-21 | 2016-06-21 | Fanuc Corporation | Machining tool with cutting fluid passageway having opened upper portion |
US9440323B2 (en) | 2013-02-21 | 2016-09-13 | Fanuc Corporation | Machine tool equipped with chip scraper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0734688B2 (ja) | 1995-04-19 |
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