JPH0444043Y2 - - Google Patents

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JPH0444043Y2
JPH0444043Y2 JP1985166443U JP16644385U JPH0444043Y2 JP H0444043 Y2 JPH0444043 Y2 JP H0444043Y2 JP 1985166443 U JP1985166443 U JP 1985166443U JP 16644385 U JP16644385 U JP 16644385U JP H0444043 Y2 JPH0444043 Y2 JP H0444043Y2
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grain pan
swing
grain
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frames
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扱室の下側に配置した左右一対の揺
動枠の間に、扱室から落下してきた処理物をグレ
ンパン上に案内する流下板、この流下板からの処
理物を下手側へ送るグレンパン、及びグレンパン
からの処理物を受けるグレンシーブを配置してあ
る脱穀機の揺動選別装置に関する。
〔従来の技術〕
脱穀機における揺動選別装置のグレンパンは、
扱室及び流下板からの籾及び小さなワラ屑を比重
選別(籾を下層、小さなワラ屑を上層)しなが
ら、下手側のグレンシーブに送る機能を持つもの
である。
このような脱穀機においては、グレンパンを処
理物の搬送方向に沿つてスライド操作自在に構成
して、処理物の量的変化や特性変化に適応するよ
うに、グレンパンの作用面積を大小に変更調節で
きるように構成しているものがある。
このようなグレンパンのスライド操作構造の一
例として、第2図に示すように左右の揺動枠11
に長孔19を設け、この長孔19に沿つてグレン
パン14をスライド自在に支持すると共に、長孔
19を通してグレンパン14と、外部の人為操作
具(操作レバー等)とを連動連結しているものが
ある。
これによつて、作業者が人為操作具を操作する
ことにより、グレンパン14をスライド操作し
て、その作用面積を所望のものに設定できるので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第2図の従来構造においては、処理物の流れの
途中に長孔19が位置している。
従つて、グレンパン上を流れる処理物が横に流
れて、長孔から揺動枠の外側にこぼれ出るような
場合があり、籾の回収効率の低下を招いてしま
う。又、長孔内で処理物が詰まつたり、グレンパ
ンのスライド操作用の操作系に処理物が付着した
りすると、グレンパンのスライド操作に支障を来
す場合がある。
本考案は、グレンパンを人為的にスライド操作
する構造を備える場合において、処理物のこぼれ
落ちや、グレンパンのスライド操作不良を未然に
防止することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような脱穀機の揺動選別
装置において、次のように構成することにある。
つまり、 左右の揺動枠における両外側部位に、横軸芯周
りで一体揺動する左右一対の揺動アームを備え、
グレンパンを処理物の移動方向に沿つてスライド
自在に左右の揺動枠に取り付け、左右の揺動枠に
おける流下板の下側部位に、グレンパンのスライ
ド方向に沿う左右一対の長孔を設けて、左右の揺
動枠の間のグレンパンと、左右の揺動枠の外側の
揺動アームとを、長孔を通る連係部材により連動
連結すると共に、揺動枠外の固定部に備えられた
人為操作具と、左右一対の揺動アームとを連動連
結して、人為操作具の操作によりグレンパンをス
ライド操作自在に構成している。
〔作用〕
前述のように構成すると例えば第1図に示すよ
うに、人為操作具23を操作すると左右一対の揺
動アーム20が、横軸芯P1周りで一体で揺動操
作される。従つて、左右の揺動アーム20によ
り、左右の長孔19を通る連係部材14aを介し
て、グレンパン14がスライド操作される。
この場合、左右の連係部材を介してグレンパン
の左右部分が押し引き操作されることになるの
で、左右の揺動枠の間をグレンパンがコジレなく
スライドする。
そして、第1図に示すように流下板13によつ
て、処理物が長孔19の紙面右側(処理物の流れ
に沿つた下手側)に常時案内されるので、処理物
が長孔に入り込んだり、この長孔から外側にこぼ
れ出るようなことがない。これに伴い、長孔から
外側にこぼれ出た処理物が、左右の揺動枠の外側
部位の揺動アームに付着することもない。
〔考案の効果〕
以上のように、グレンパンを人為的にスライド
操作する構造を備えた脱穀機において、スライド
操作用の長孔からの処理物のこぼれ落ちを防止す
ることができて、籾の回収効率を高めることがで
きた。
そして、スライド操作用の長孔内に処理物が入
り込まない点、スライド操作用の揺動アームに処
理物が付着しない点、並びに、グレンパンをその
左右部分にてコジレなくスライド操作できる点と
によつて、グレンパンのスライド操作不良を未然
に防止して、人為操作具によるグレンパンのスラ
イド操作性を向上させることができた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例である脱穀機について図
面に基づいて説明する。
第3図に示すように、脱穀フイードチエーン1
によつて扱室2に供給される穀稈を、扱室2内で
駆動可能に横架した扱胴3によつて脱穀すると共
に、扱胴3の下側に配置したクリンプ綱4を漏下
した籾及びワラ屑類を、下方に位置する揺動選別
装置5で受け止めて、その揺動作用及び唐箕6か
らの送風作用によつて選別し、籾を1番物回収部
7、2番物回収部8で回収し、ワラ屑類を排塵フ
アン9及び排出口10から装置外に排出するよう
にしてコンバイン等に搭載する脱穀機を構成して
いる。
次に、揺動選別装置5の構造及び選別の流れに
ついて説明する。揺動選別装置5は左右一対の揺
動枠11,11に亘り、各種装置類が架設されて
構成されているものであり、クリンプ綱4から漏
下した籾及びワラ屑類は揺動選別装置5のチヤフ
シーブ12上に落下し、さらに、籾及び比較的小
さなワラ屑はチヤフシーブ12を漏下し流下板1
3に沿つて、又は直接にグレンパン14上に落下
する。
このグレンパン14は左右の揺動枠11,11
に亘る複数の鋸歯状の凸部を持ち、籾を下層に小
さなワラ屑を上層に比重選別しながらグレンシー
ブ15に搬送する機能を持つており、流下板13
及びグレンシーブ15に対し処理物の搬送方向に
スライドして位置変更可能となつている。グレン
シーブ15上に搬送されてきた籾及び小さなワラ
屑は、その揺動作用及び唐箕6からの送風作用に
よつて、籾がグレンシーブ15を漏下して1番物
回収部7に回収されると共に、小さなワラ屑は排
塵フアン9によつて装置外に排出される。
クリンプ綱4を漏下しなかつた比較的大きなワ
ラ屑類、及びチヤフシーブ12を漏下せず下手側
に搬送されてきた枝付き籾類は、上部ストローラ
ツク16上でほぐされながら下手側に搬送され下
部ストローラツク17上に送られる。ここで枝付
き籾類は下部ストローラツク17を漏下し2番物
回収部8で回収され、搬送装置によつて再び扱室
2に送られて再処理されると共に、大きなワラ屑
は排出口10より装置外に排出される。
次に、グレンパンの出退構造について説明す
る。第1図に示すように、流下板13とグレンシ
ーブ15の間にグレンパン14を設けており、グ
レンパン14の下手側端を、揺動枠11内面に取
付けられたガイドレール(図示せず)に支持案内
している。上手側においては、左右の揺動枠11
における流下板13の下側部位に、左右一対の長
孔19が設けられており、グレンパン14の上手
側端部に設けた左右一対の凸部14a(連係部材
に相当)を係入させている。
次に、グレンパン14のスライド操作構造につ
いて説明する。左右の揺動枠11に亘り支持軸2
5が回動自在に支持されており、支持軸25の左
右両端(左右の揺動枠11の両外側部位に相当)
に、左右一対の揺動アーム20が固定されいる。
そして、長孔19を通り外側に突出した左右の凸
部14aと左右の揺動アーム20とに亘り、左右
一対のリンク部材21が架設連結されている。
装置外部の固定部に、揺動操作及び位置固定可
能な操作レバー23(人為操作具に相当)が備え
られている。そして、この操作レバー23と一方
の揺動アーム20とがワイヤ24に接続されてお
り、ワイヤ24の引き方向と逆方向に作用するバ
ネ22が、一方の揺動アーム20に取り付けられ
ている。
以上の構造により、操作レバー23を揺動操作
すると、ワイヤ24の引き作用及びバネ22の引
き作用により、左右の揺動アーム20が揺動枠1
1の横軸芯P1周りに一体で揺動して、左右のリ
ンク部材21の押し引き作用により、グレンパン
14がスライド操作される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀機の揺動選別装置の実
施例を示し、第1図は本考案における揺動選別装
置のグレンパン付近の斜視図、第2図は従来の揺
動選別装置の側面図、第3図は脱穀機の全体側面
図である。 2……扱室、11……揺動枠、13……流下
板、14……グレンパン、14a……連係部材、
15……グレンシーブ、19……長孔、20……
揺動アーム、23……人為操作具、P1……横軸
芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室2の下側に配置した左右一対の揺動枠11
    の間に、扱室2から落下してきた処理物をグレン
    パン14上に案内する流下板13、前記流下板1
    3からの処理物を下手側へ送るグレンパン14及
    びグレンパン14からの処理物を受けるグレンシ
    ーブ15を配置してある脱穀機の揺動選別装置で
    あつて、前記左右の揺動枠11における両外側部
    位に、横軸芯P1周りで一体揺動する左右一対の
    揺動アーム20を備え、前記グレンパン14を処
    理物の移動方向に沿つてスライド自在に前記左右
    の揺動枠11に取り付け、前記左右の揺動枠11
    における流下板13の下側部位に、前記グレンパ
    ン14のスライド方向に沿う左右一対の長孔19
    を設けて、前記左右の揺動枠11の間のグレンパ
    ン14と、左右の揺動枠11の外側の前記揺動ア
    ーム20とを、前記長孔19を通る連係部材14
    aにより連動連結すると共に、前記揺動枠11外
    の固定部に備えられた人為操作具23と、前記左
    右一対の揺動アーム20とを連動連結して、前記
    人為操作具23の操作により前記グレンパン14
    をスライド操作自在に構成している脱穀機の揺動
    選別装置。
JP1985166443U 1985-10-28 1985-10-28 Expired JPH0444043Y2 (ja)

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JP1985166443U JPH0444043Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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JPS6274542U JPS6274542U (ja) 1987-05-13
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JPS5754245B2 (ja) * 1980-03-27 1982-11-17
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JPS6274542U (ja) 1987-05-13

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