JPH088599Y2 - 脱穀機における穀稈の塵芥堆積防止装置 - Google Patents
脱穀機における穀稈の塵芥堆積防止装置Info
- Publication number
- JPH088599Y2 JPH088599Y2 JP8772890U JP8772890U JPH088599Y2 JP H088599 Y2 JPH088599 Y2 JP H088599Y2 JP 8772890 U JP8772890 U JP 8772890U JP 8772890 U JP8772890 U JP 8772890U JP H088599 Y2 JPH088599 Y2 JP H088599Y2
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- handling
- grain
- feed
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、脱穀機のフィードチエン終端部に穀稈の稈
元側から外れて堆積する塵芥堆積防止装置に関するもの
である。
元側から外れて堆積する塵芥堆積防止装置に関するもの
である。
そしてこの脱穀機とは、扱胴を内蔵する扱室と、該扱
室からの脱穀物を選別する揺動選別体を上下に配設し、
扱室の扱口にそって挟扼レールとフィードチエンを上下
にして対設しアンダーチエン形式にしたものである。
室からの脱穀物を選別する揺動選別体を上下に配設し、
扱室の扱口にそって挟扼レールとフィードチエンを上下
にして対設しアンダーチエン形式にしたものである。
(ロ)従来の技術 上記のようなアンダーチエン形式の脱穀機においては
そのフィードチエンの終端部に稈元側から外れた塵芥が
堆積して回転部に巻付くなどの現象が生じる。そこでこ
のような塵芥の堆積をなくすためには下方へ落下させる
とよいのであるが、そのまま落下させると揺動選別体等
の伝動機構にふりかかってしまうから、塵芥を下方に案
内する誘導路を設けるなどの所要の措置を講じなくては
ならないのである。
そのフィードチエンの終端部に稈元側から外れた塵芥が
堆積して回転部に巻付くなどの現象が生じる。そこでこ
のような塵芥の堆積をなくすためには下方へ落下させる
とよいのであるが、そのまま落下させると揺動選別体等
の伝動機構にふりかかってしまうから、塵芥を下方に案
内する誘導路を設けるなどの所要の措置を講じなくては
ならないのである。
そしてこのような所要の措置を講じたものの1例とし
て従来、実開昭52−132864号公報に開示されるようなも
のが知られているが、このものによるとフィードチエン
の終端部に堆積しようとする塵芥は排藁口から出る穀粒
と一緒になって受樋を介し揺動選別体上に落下するよう
になる。
て従来、実開昭52−132864号公報に開示されるようなも
のが知られているが、このものによるとフィードチエン
の終端部に堆積しようとする塵芥は排藁口から出る穀粒
と一緒になって受樋を介し揺動選別体上に落下するよう
になる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このように、従来の実公昭52−132864号公報に示すも
のによると堆積しようとする不要な塵芥が揺動選別体上
に落下するから揺動選別体本来の扱室からの脱穀物の選
別機能を阻害してしまうのである。
のによると堆積しようとする不要な塵芥が揺動選別体上
に落下するから揺動選別体本来の扱室からの脱穀物の選
別機能を阻害してしまうのである。
そこで本考案にあっては、前記塵芥を揺動選別体の機
能をそこなうことなくまた前記の伝動機構にふりかかる
こともなくフィードチエンの終端部から直ちに完全排出
させて所期の目的を達成せんとするものである。
能をそこなうことなくまた前記の伝動機構にふりかかる
こともなくフィードチエンの終端部から直ちに完全排出
させて所期の目的を達成せんとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記の目的を達成させるために冒
頭に記載の脱穀機において、 前記揺動選別体の終端側上方に装備する吸引排塵ファ
ンケースのフィードチエン側周部に塵芥吸引口を開口
し、該塵芥吸引口にフィードチエンの終端部をのぞませ
て構成したのである。
頭に記載の脱穀機において、 前記揺動選別体の終端側上方に装備する吸引排塵ファ
ンケースのフィードチエン側周部に塵芥吸引口を開口
し、該塵芥吸引口にフィードチエンの終端部をのぞませ
て構成したのである。
(ホ)作用 この構成によって、穀稈はその稈元側が挟扼レールと
フィードチエンによって挟持され穂先側が扱室内を通過
する間に扱胴の回転により脱穀処理されて脱穀済みの藁
稈は排出されるとともに扱室から漏下した脱穀物は揺動
選別体上に落下して選別されるのであるが、挟扼レール
とフィードチエンにより挟持された穀稈がその終端部に
至ると穀稈は脱穀済みの藁稈になるとともに稈元側から
は塵芥が外れて落下するようになる。
フィードチエンによって挟持され穂先側が扱室内を通過
する間に扱胴の回転により脱穀処理されて脱穀済みの藁
稈は排出されるとともに扱室から漏下した脱穀物は揺動
選別体上に落下して選別されるのであるが、挟扼レール
とフィードチエンにより挟持された穀稈がその終端部に
至ると穀稈は脱穀済みの藁稈になるとともに稈元側から
は塵芥が外れて落下するようになる。
そしてこの外れた塵芥は吸引排塵ファンケースの周部
に開口する塵芥吸引口に落下して吸引排塵ファンの吸引
力によりケース内に強制的に吸引され揺動選別体上から
吸引された塵埃と一緒になって機外に排出されるのであ
る。
に開口する塵芥吸引口に落下して吸引排塵ファンの吸引
力によりケース内に強制的に吸引され揺動選別体上から
吸引された塵埃と一緒になって機外に排出されるのであ
る。
(ヘ)実施例 以下、本考案装置について実施例図を参照し説明す
る。そこで先ずこの脱穀機の構成と作用の概要を第2図
〜第4図により記載しておくと、この脱穀機はコンバイ
ン用として搭載するもので、第2図と第3図に向かって
左側が進行方向に対して前方側となり、刈取った穀稈を
挟扼レール(5)とフィードチエン(6)を上下に対設
したアンダーチエン形式の穀稈挟持搬送装置(a)で受
継いで脱穀処理するのである。
る。そこで先ずこの脱穀機の構成と作用の概要を第2図
〜第4図により記載しておくと、この脱穀機はコンバイ
ン用として搭載するもので、第2図と第3図に向かって
左側が進行方向に対して前方側となり、刈取った穀稈を
挟扼レール(5)とフィードチエン(6)を上下に対設
したアンダーチエン形式の穀稈挟持搬送装置(a)で受
継いで脱穀処理するのである。
(2)は扱胴(1)を内蔵する扱室で、その外側部に
は前後方向に扱口(4)が開口して前記の穀稈挟持搬送
装置(a)がこの扱口(4)にそって設けられ、扱胴
(1)を矢印(イ)方向に所定の回転速度で回転させて
下扱式に構成されている。
は前後方向に扱口(4)が開口して前記の穀稈挟持搬送
装置(a)がこの扱口(4)にそって設けられ、扱胴
(1)を矢印(イ)方向に所定の回転速度で回転させて
下扱式に構成されている。
(3)は扱室(2)の下方において前後の方向に揺動
して扱室(2)の受網(9)から漏下する脱穀物と、扱
室(2)の終端部に開口する排藁口(10)から排出され
て落下するものと、後述する処理胴室(11)からの漏下
物および2番物とを選別する揺動選別体で、フィードパ
ン(12)・チャフシーブ(13)・ストローラック(14)
・グレンシーブ(15)から構成されている。
して扱室(2)の受網(9)から漏下する脱穀物と、扱
室(2)の終端部に開口する排藁口(10)から排出され
て落下するものと、後述する処理胴室(11)からの漏下
物および2番物とを選別する揺動選別体で、フィードパ
ン(12)・チャフシーブ(13)・ストローラック(14)
・グレンシーブ(15)から構成されている。
また、処理胴室(11)は扱室(2)の穀稈挟持搬送装
置(a)と反対側で扱室(2)より後方にズラして前後
方向に横設され、矢印(ロ)方向に回転する処理胴(1
6)を備えて扱室(2)に併設され、その下側周りには
網(17)が張設されて、始端側は扱室(2)の終端側に
開口する送塵口(18)と連通し、終端側には排塵口(1
9)を開口して前記のストローラック(14)上に連通さ
せている。
置(a)と反対側で扱室(2)より後方にズラして前後
方向に横設され、矢印(ロ)方向に回転する処理胴(1
6)を備えて扱室(2)に併設され、その下側周りには
網(17)が張設されて、始端側は扱室(2)の終端側に
開口する送塵口(18)と連通し、終端側には排塵口(1
9)を開口して前記のストローラック(14)上に連通さ
せている。
(20)は前記の穀稈挟持搬送装置(a)側でストロー
ラック(19)の上方横側部に装備された軸流式の吸引排
塵ファンであり、(7)はその吸引排塵ファンケースで
ある。
ラック(19)の上方横側部に装備された軸流式の吸引排
塵ファンであり、(7)はその吸引排塵ファンケースで
ある。
(21)は揺動選別体(3)の下側に選別風路(22)を
形成するための圧風ファンで、その選別風路(22)の底
部側には圧風ファン(21)側から1番物樋(23)と2番
物樋(24)が横設されているのである。
形成するための圧風ファンで、その選別風路(22)の底
部側には圧風ファン(21)側から1番物樋(23)と2番
物樋(24)が横設されているのである。
そして、前記処理胴室(11)の下側には、この処理胴
室(11)の網(17)からの漏下物を受ける受室(25)が
設けられ、その受室(25)の底部には前方に送るための
(ハ)方向に回転する横送りオーガ(26)が内装されて
いる。そしてこの横送りオーガ(26)は揺動選別体
(3)の側部にそってその始端側に向け延出されその延
出端部には跳ね出し羽根(27)が取着されて揺動選別体
(3)の始端側上と連通し、横送りオーガ(26)によっ
て送られてきたものを揺動選別体(3)側に跳ね出すよ
うにしてある。
室(11)の網(17)からの漏下物を受ける受室(25)が
設けられ、その受室(25)の底部には前方に送るための
(ハ)方向に回転する横送りオーガ(26)が内装されて
いる。そしてこの横送りオーガ(26)は揺動選別体
(3)の側部にそってその始端側に向け延出されその延
出端部には跳ね出し羽根(27)が取着されて揺動選別体
(3)の始端側上と連通し、横送りオーガ(26)によっ
て送られてきたものを揺動選別体(3)側に跳ね出すよ
うにしてある。
また、前記の2番物樋(24)の終端部はスクリューコ
ンベアからなる2番物揚穀筒(28)によって受室(25)
を介して横送りオーガ(26)に連通させている。
ンベアからなる2番物揚穀筒(28)によって受室(25)
を介して横送りオーガ(26)に連通させている。
さらに、第3図に示すように密閉状の機体はその後壁
(29)を全幅にわたって開口し、その開口部にレバー
(30)操作により軸(31)を支点にして開放・閉塞する
開閉板(32)が装着されている。なお(33)は前記1番
物樋(23)の終端部に連通する1番物揚穀筒で1番物を
所定のところに揚上し、(34)はフィードチエン(6)
の終端部から脱穀済みの藁稈を受継いで後方に搬送する
藁稈搬送チエンを示してある。
(29)を全幅にわたって開口し、その開口部にレバー
(30)操作により軸(31)を支点にして開放・閉塞する
開閉板(32)が装着されている。なお(33)は前記1番
物樋(23)の終端部に連通する1番物揚穀筒で1番物を
所定のところに揚上し、(34)はフィードチエン(6)
の終端部から脱穀済みの藁稈を受継いで後方に搬送する
藁稈搬送チエンを示してある。
このような構成になっているから、穀稈挟持搬送装置
(a)により稈元側を挟持されて扱室(2)内に供給さ
れる穀稈は扱胴(1)の回転によって脱穀処理され、脱
穀済みの藁稈は藁稈搬送チエン(34)に受継がれて排出
されるとともに扱室(2)の受網(9)を漏下する脱穀
物は揺動選別体(3)で受けられ、その揺動作用と選別
風路(22)を吹流する選別風との共働により選別され
る。
(a)により稈元側を挟持されて扱室(2)内に供給さ
れる穀稈は扱胴(1)の回転によって脱穀処理され、脱
穀済みの藁稈は藁稈搬送チエン(34)に受継がれて排出
されるとともに扱室(2)の受網(9)を漏下する脱穀
物は揺動選別体(3)で受けられ、その揺動作用と選別
風路(22)を吹流する選別風との共働により選別され
る。
そして、1番物樋(23)に落入した1番物は1番物樋
(23)の終端部から1番物揚穀筒(33)により揚上さ
れ、2番物樋(24)に落入した2番物はその終端部から
2番物揚穀筒(28)により揚上され受室(25)内で横送
りオーガ(26)に受継がれてこの横送りオーガ(26)に
より前方に送られ延出端部の跳ね出し羽根(27)によっ
て揺動選別体(3)の始端側に返されるのである。
(23)の終端部から1番物揚穀筒(33)により揚上さ
れ、2番物樋(24)に落入した2番物はその終端部から
2番物揚穀筒(28)により揚上され受室(25)内で横送
りオーガ(26)に受継がれてこの横送りオーガ(26)に
より前方に送られ延出端部の跳ね出し羽根(27)によっ
て揺動選別体(3)の始端側に返されるのである。
また、扱室(2)の受網(9)から漏下せず終端側に
至った未処理物は送塵口(18)から処理胴室(11)の始
端側に送出されて処理胴室(11)内で処理胴(16)によ
り更に打穀処理され、その処理物は網(17)から漏下し
て受室(25)内に落下し前記2番物と合流して横送りオ
ーガ(26)により前方に向け送られ揺動選別体(3)の
始端側に返されるようになって、2番物揚穀筒(28)で
揚上された2番物と処理胴室(11)から漏下した処理物
は揺動選別体(3)の全体による長行程選別でもって選
別されるのである。
至った未処理物は送塵口(18)から処理胴室(11)の始
端側に送出されて処理胴室(11)内で処理胴(16)によ
り更に打穀処理され、その処理物は網(17)から漏下し
て受室(25)内に落下し前記2番物と合流して横送りオ
ーガ(26)により前方に向け送られ揺動選別体(3)の
始端側に返されるようになって、2番物揚穀筒(28)で
揚上された2番物と処理胴室(11)から漏下した処理物
は揺動選別体(3)の全体による長行程選別でもって選
別されるのである。
また、処理胴室(11)の網(17)から漏下しないもの
は排塵口(19)からストローラック(14)上に排出され
て揺動選別体(3)上に浮上しまたは吹き上げる藁屑な
どの塵埃とともに吸引排塵ファン(20)によって外部に
排出されるのである。
は排塵口(19)からストローラック(14)上に排出され
て揺動選別体(3)上に浮上しまたは吹き上げる藁屑な
どの塵埃とともに吸引排塵ファン(20)によって外部に
排出されるのである。
さらに、湿材を脱穀するときには吸引排塵ファン(2
0)に吸引されにくくなり詰まり現象が生ずるから、そ
のときはレバー(30)を操作し開閉板(32)を開放して
大口開放の状態で作業を行なうのである。
0)に吸引されにくくなり詰まり現象が生ずるから、そ
のときはレバー(30)を操作し開閉板(32)を開放して
大口開放の状態で作業を行なうのである。
次に、この考案の核心部分である塵芥堆積防止装置に
ついて第1図と第2図により記載する。
ついて第1図と第2図により記載する。
前記吸引排塵ファンケース(7)のフィードチエン
(6)側における周部には塵芥吸引口(8)が上向きに
開口され、該ケース(7)の周部にそって下降する吸引
路(35)により該ケース(7)内と連通し、排出口(3
6)が後下方に向け開口されている。
(6)側における周部には塵芥吸引口(8)が上向きに
開口され、該ケース(7)の周部にそって下降する吸引
路(35)により該ケース(7)内と連通し、排出口(3
6)が後下方に向け開口されている。
そして、前記のフィードチエン(6)の終端部を前記
塵芥吸引口(8)の上側に位置するようにしてのぞませ
てある。
塵芥吸引口(8)の上側に位置するようにしてのぞませ
てある。
(37)はこの終端部においてフィードチエン(6)の
外側に添設した藁稈巻付防止板である。
外側に添設した藁稈巻付防止板である。
したがって、挟扼レール(5)とフィードチエンに
(6)より挟持された穀稈がその終端部に至り藁稈搬送
チエン(34)に受継がれるとき脱穀済みの藁稈になると
とも稈元側からは塵芥が外れて第1図に(ニ)で示すよ
うに塵芥吸引口(8)に落下し吸引路(35)から吸引排
塵ファンケース(7)内に吸引され揺動選別体(3)上
から吸引された塵埃と一緒になって排出口(36)から機
外に排出されるのである。
(6)より挟持された穀稈がその終端部に至り藁稈搬送
チエン(34)に受継がれるとき脱穀済みの藁稈になると
とも稈元側からは塵芥が外れて第1図に(ニ)で示すよ
うに塵芥吸引口(8)に落下し吸引路(35)から吸引排
塵ファンケース(7)内に吸引され揺動選別体(3)上
から吸引された塵埃と一緒になって排出口(36)から機
外に排出されるのである。
なお、軸流式の吸引排塵ファン(20)に代えて第5図
のようにストローラック(14)の上方に全幅にわたって
設ける横断流ファン(38)の場合においても前記軸流式
ののものと同様の構成にしてフィードチエン(6)の終
端部から落下する塵芥を吸引排塵ファンケース(7)を
介して後方に排出させるのである。
のようにストローラック(14)の上方に全幅にわたって
設ける横断流ファン(38)の場合においても前記軸流式
ののものと同様の構成にしてフィードチエン(6)の終
端部から落下する塵芥を吸引排塵ファンケース(7)を
介して後方に排出させるのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上詳述したように、冒頭に記載の脱穀機
において、前記揺動選別体の終端側上方に装備する吸引
排塵ファンケースのフィードチエン側周部に塵芥吸引口
を開口し、該塵芥吸引口にフィードチエンの終端部をの
ぞませて構成したことを特徴とするものであるから、挟
扼レールとフィードチエンにより挟持された穀稈がその
終端部に至ると穀稈は脱穀済みの藁稈になるとともに稈
元側からは塵芥が外れて落下するようになり、その落下
する塵芥は吸引排塵ファンケースの周部に開口する塵芥
吸引口から吸引排塵ファンの吸引力によりケース内に強
制的に吸引され揺動選別体上から吸引された塵埃と一緒
になって機外に排出されるので、従来のもののように、
前記塵芥によって揺動選別体の機能をそこなうことなく
また揺動選別体等の伝動機構にふりかかることもなくフ
ィードチエンの終端部から直ちに完全排出させることが
できるに至ったのである。
において、前記揺動選別体の終端側上方に装備する吸引
排塵ファンケースのフィードチエン側周部に塵芥吸引口
を開口し、該塵芥吸引口にフィードチエンの終端部をの
ぞませて構成したことを特徴とするものであるから、挟
扼レールとフィードチエンにより挟持された穀稈がその
終端部に至ると穀稈は脱穀済みの藁稈になるとともに稈
元側からは塵芥が外れて落下するようになり、その落下
する塵芥は吸引排塵ファンケースの周部に開口する塵芥
吸引口から吸引排塵ファンの吸引力によりケース内に強
制的に吸引され揺動選別体上から吸引された塵埃と一緒
になって機外に排出されるので、従来のもののように、
前記塵芥によって揺動選別体の機能をそこなうことなく
また揺動選別体等の伝動機構にふりかかることもなくフ
ィードチエンの終端部から直ちに完全排出させることが
できるに至ったのである。
図面は、本考案の実施例図を例示せるものにして、そ
の、 第1図は要部の縦断側面図、第2図は脱穀機全体の横断
平面図、第3図は同縦断側面図、第4図は同縦断後面
図、第5図は要部の他の実施例を示したものである。 1……扱胴、2……扱室 3……揺動選別体、4……扱口 5……挟扼レール、6……フィードチエン 7……吸引排塵ファンケース、8……塵芥吸引口
の、 第1図は要部の縦断側面図、第2図は脱穀機全体の横断
平面図、第3図は同縦断側面図、第4図は同縦断後面
図、第5図は要部の他の実施例を示したものである。 1……扱胴、2……扱室 3……揺動選別体、4……扱口 5……挟扼レール、6……フィードチエン 7……吸引排塵ファンケース、8……塵芥吸引口
Claims (1)
- 【請求項1】扱胴(1)を内蔵する扱室(2)と、該扱
室(2)からの脱穀物を選別する揺動選別体(3)を上
下に配設し、扱室(2)の扱口(4)にそって挟扼レー
ル(5)とフィードチエン(6)を上下にして対設しア
ンダーチエン形式にした脱穀機において、前記揺動選別
体(3)の終端側上方に装備する吸引排塵ファンケース
(7)のフィードチエン(6)側周部に塵芥吸引口
(8)を開口し、該塵芥吸引口(8)にフィードチエン
(6)の終端部をのぞませて構成したことを特徴とする
脱穀機における穀稈の塵芥堆積防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8772890U JPH088599Y2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 脱穀機における穀稈の塵芥堆積防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8772890U JPH088599Y2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 脱穀機における穀稈の塵芥堆積防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448945U JPH0448945U (ja) | 1992-04-24 |
JPH088599Y2 true JPH088599Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31820349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8772890U Expired - Lifetime JPH088599Y2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 脱穀機における穀稈の塵芥堆積防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088599Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-21 JP JP8772890U patent/JPH088599Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448945U (ja) | 1992-04-24 |
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