JP3391042B2 - 脱穀選別装置 - Google Patents

脱穀選別装置

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JP3391042B2 JP07379493A JP7379493A JP3391042B2 JP 3391042 B2 JP3391042 B2 JP 3391042B2 JP 07379493 A JP07379493 A JP 07379493A JP 7379493 A JP7379493 A JP 7379493A JP 3391042 B2 JP3391042 B2 JP 3391042B2
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理一 越智
隆夫一 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はコンバインに利用でき
る脱穀選別装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来技術として、特開昭62−5893
1号公報がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述の従来装置にあつ
ては、脱穀選別装置を構成するにあたり、上部の扱胴及
び扱胴の外周側を覆う受網からなる脱穀装置と、下部の
揺動選別棚,圧風フアン,一番受樋及び二番受樋等で構
成されている選別装置とで構成されている。しかし、こ
のような従来装置にあつては、脱穀室での脱穀作業中
に、扱胴と共に回転している藁屑類が脱穀室で減速し、
受網に停滞し付着しがちとなって脱穀処理が円滑でな
い。 【0004】そこで、この発明は、脱穀装置の藁屑類の
移送を促進する構成となし、脱穀選別能率を維持しなが
ら機体の小型化を図り、従来装置の欠点を解決しようと
するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。すな
わち、横軸回りに回転する扱胴8を受網9で被覆して脱
穀室1を構成すると共に、脱穀室10の後方には排稈室
12を連設して排稈室12内に扱胴8の後端部を突入さ
せ、排稈室12の側部に吸引排塵機13を配置し、この
脱穀室10及び排稈室12の下方には脱穀室10で脱穀
された脱穀物を選別する揺動選別棚17を長手方向に沿
わせて配置し、この揺動選別棚17の下方には圧風フア
ン23,一番受樋25,二番受樋26を選別始端側から
選別終端側に沿わせて配置し、送風ファン29を備えて
扱胴8の前部から後部にかけて噴風し且つ脱穀室10の
外部から内側に噴風しうるように噴風筒28を設けて送
風ファン29からの風が脱穀室10内を通って機外に排
出される構成としたことを特徴とする脱穀選別装置とし
たものである。 【0006】 【発明の作用】刈取穀稈が脱穀室10に供給されると、
始端側から終端側に送られる間に、横軸回りに回転する
扱胴8及び扱胴8の全周を受網9で脱穀され、受網9か
ら下方の揺動選別棚17に漏下した脱穀物は、揺動選別
棚17と圧風フアン23からの選別風とで選別されて、
穀粒は一番受樋25に選別され、藁付き穀粒の二番物は
二番受樋26に選別される。脱穀室10の終端側に送ら
れた排稈は、排稈室12に排出され、吸引排塵機13で
機外へ強制排出される。なお、噴風筒28は送風ファン
29の風を扱胴8の前部から後部にかけて噴風し且つ脱
穀室1の外部から内側に噴風しうるように設けて送風フ
ァン29からの風が脱穀室10内を通って機外に排出さ
れる構成としているため、藁屑類の受網9への付着が防
止される。 【0007】 【実施例】以下、図面に示すこの発明の一実施例につい
て説明する。図1乃至図3は、この発明を実施したコン
バインの概要であり、クロ−ラ型の走行装置1を有する
車台上に、脱穀装置2,操縦装置3,刈取装置4及びエ
ンジン等を搭載し、前側部の刈取装置4で穂先部分を刈
り取った穀稈が、穀稈搬送装置5で後側の脱穀装置2へ
搬送され、穀稈全部を供給して脱穀選別する形態で、脱
穀選別後の穀粒は脱穀装置2の側部にあるグレンタンク
(図示省略)に収納される構成である。 【0008】脱穀装置2は、箱形状の脱穀機枠6内の前
側上部に、前後方向の扱胴軸7の回りに回転する扱胴8
が内装されていて、全周が受網9で覆われている脱穀室
10を設けている。扱胴8の上半分を覆う受網9は、脱
穀室10の上部を覆う上部カバー11に一体的に取り付
けられていて、上部カバー11と共に開閉される構成で
ある。脱穀室10の後方には、脱穀済の排稈が排出され
る排稈室12が設けられていて、この排稈室12内に扱
胴8の後端部を突出させると共に、排稈室12の横側部
には吸引排塵機13が配置されていて、排稈室12にお
ける吸引排塵機13の吸引口13aに面した部分を開口
部に構成し、他の部分は被覆されていて、脱穀室10か
ら排稈室12に排出された穀稈・藁屑類は全て吸引排塵
機13を経て機外へ排出される構成であり、扱胴8の吸
引排塵機13に面する側を、下方から上方に回転するよ
うに構成して、排稈室12から吸引排塵機13への排稈
類の引継ぎを円滑化している。脱穀室10の横側方に
は、処理胴14及び処理網15からなる処理室16を平
行に配置し、処理室16の終端部を排稈室12を経由し
て吸引排塵機13に連通している。 【0009】脱穀室10の下方には、受網9から落下し
た脱穀物を受けて後方へ揺動移送しながら選別する揺動
選別棚17を揺動自在に設け、揺動選別棚17には穀粒
案内板18,グレンシーブ19,チャフシーブ20,線
杆を前後に多数並列しているふるい線21を順次配置し
て、ふるい線21の後端部を排稈室12の下方に臨ま
せ、揺動選別棚17の前後方向中間部下方には、グレン
パン22を設けている。この揺動選別棚17の下側に
は、前側から後側にかけて圧風フアン23,選別風路2
4,一番受樋25,二番受樋26を順次配置し、二番受
樋26の後端部と排稈室12の後端部とを略そろえて同
じ長さに構成している。二番受樋26に落下した二番物
は、二番揚穀機27で揚穀されて、処理室16の機体前
側の始端側に供給され、処理胴14で再脱穀されながら
後側の終端側に送られ、脱穀された穀粒は処理網15か
ら下方の揺動選別棚17上に落下し、藁屑類は処理室1
6の後端部から排稈室12に排出される。 【0010】次に、図4及び図5について本発明の要部
を説明する。脱穀室10,処理室16及び揺動選別棚1
7等は、前述の図1乃至図3の実施例と同様に構成され
ている。この脱穀室10の受網9の上方には、扱胴8の
長手方向に沿っている風筒28を配置し、送風フアン
29から風がこの風筒28に送風されて、図5に示す
ように、受網9の上方における回転方向約90度の部分
で、且つ、扱筒8の前部から後部の部分にかけて、上方
から下方に噴風される構成である。このように構成して
いるので、脱穀室10での脱穀作業中には、扱胴8と共
に回転している藁屑類が脱穀室10の上部で減速し、受
網9の上部分に停滞し付着しがちになつても、上方の
風筒28からの噴風により、藁屑類の受網9への付着が
防止され、藁屑類が扱胴8内を円滑に終端側に送られ、
排稈室12に円滑に排出され、脱穀作業を能率的に行な
うことができる。なお、同様な風筒28を処理室16
の上方に配置し、処理室16での脱穀処理の円滑化を図
ってもよい。 【0011】次に、図6に示すように、脱穀室10の終
端部の受網9を構成するにあたり、始端側の受網9を細
目の網目で構成し、終端側の受網を目抜き鉄板30で太
めの漏下孔に構成する。箱形状の脱穀機枠6に左右方向
に沿った中板31を取り付け、この中板31の上下方向
の長孔32,32,…に、レール33のボルト34,3
4,…を挿入し、細目の受網9の端部に設けられている
支持体35を、レール33に嵌合し持し、また、目抜き
鉄板30の折り曲げ支持片30aの孔36,36,…
を、ボルト34,34,…に挿通し、ボルト34で共締
めできる構成としている。このように構成されているの
で、中板31の長孔32,32,…に沿って上下調節し
て、ボルト・ナットでレール33の位置を上下調節する
と、細目の受網9及び太めの漏下孔のある目抜き鉄板3
0と扱胴8との間隔を、同時に調節できてメンテナンス
が容易となる。 【0012】次に、作用について説明する。走行装置1
を走行させてコンバインを走行すると、刈取装置4で穀
稈の穂先部分が刈り取られ、穀稈搬送装置5で後側の脱
穀装置2へ搬送されて、穀稈全部が脱穀室10の前側部
に供給される。供給された穀稈は、回転している扱胴8
及び扱胴8の全周に設けられている受網9で、始端側か
ら終端側へ送られる間に順次脱穀され、終端側に送られ
た脱穀済の排稈は排稈室12に供給され、吸引排塵機1
3を経て機外に排出され、脱穀室10の受網9から漏下
した穀粒及び藁屑類は、揺動選別棚17上に落下する。
受網17の始端側から落下した脱穀物は、穀粒案内板1
8上を揺動運動により後方のグレンシーブ19へ送ら
れ、穀粒はグレンシーブ19から漏下すると共に、更
に、圧風フアン23からの選別風及びグレンパン22で
選別されて、一番受樋25に落下選別され,また、藁屑
類はグレンシーブ19上を後方のチャフシーブ20へ送
られて、穀粒は漏下し藁屑類が後方のふるい線21に送
られる。また、脱穀室10の終端側の受網9から漏下し
た脱穀物は、揺動選別棚17のチャフシーブ20及びふ
るい線21上に落下し、チャフシーブ20では穀粒が漏
下選別されながら藁屑類は後方のふるい線21上に送ら
れて、ふるい線21から排稈室12の下部に排出され、
排稈室12で圧風・吸引選別風で選別されて、藁屑類の
内藁付き穀粒の二番物は下方の二番受樋26に落下選別
され、比較的軽い藁屑類は吸引排塵機13に吸引されて
排稈と共に機外へ排出される。なお、上記脱穀作業中、
扱胴8と共に回転している藁屑類が脱穀室10の上部で
減速し、受網9の上部分に停滞し付着しがちになつて
も、上方の風筒28からの噴風により、藁屑類の受網
9への付着が防止され、藁屑類が扱胴8内を円滑に終端
側に送られ、排稈室12に円滑に排出され、脱穀作業を
能率的に行なうことができる。 【0013】二番受樋26に落下選別された二番物は、
二番揚穀機27で揚穀されて処理室16の始端側に供給
されて処理室16を始端側から終端側に送られる間に、
再度の脱穀処理をされ、穀粒は処理網15から下方の揺
動選別棚17に落下し、藁屑類は処理室16の終端側に
から、排稈室12及び吸引排塵機13を経て機外へ排出
される。 【0014】 【発明の効果】この発明は、上述のように脱穀処理され
るのであるので、脱穀室10及び排稈室12の後端部を
下方の二番受樋26の後端部に前後方向の長さをそろえ
て短くしたものでありながら、扱胴8の全周に受網9を
配置することにより、脱穀室10の脱穀能力を向上させ
ることができ、また、二番受樋26の上方に設けられて
いる排稈室12の側方に吸引排塵機13を設けているの
で、二番受樋26上に達した藁屑類を、圧風フアン23
及び吸引排塵機13で機外に強制排出できて、二番受樋
26への藁屑類の落下を防止できる。さらに、送風ファ
ン29を備えて扱胴8の前部から後部にかけて噴風し且
つ脱穀室10の外部から内側に噴風しうるように噴風筒
28を設けて送風ファン29からの風が脱穀室10内を
通って機外に排出される構成としたので、送風ファン2
9からの風により藁屑類の受網9への付着が防止され、
藁屑類が扱胴8内を円滑に終端側に送られ、排稈室12
に円滑に排出され、脱穀作業を能率的に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】斜視図 【図2】切断側面図 【図3】切断正面図 【図4】切断側面図 【図5】切断正面図 【図6】切断側面図及び斜視図 【符号の説明】 1 走行装置 2 脱穀装置 3 操縦装置 4 刈取装置 5 穀稈搬送装置 6 脱穀機枠 7 扱胴軸 8 扱胴 9 受網 10 脱穀室 11 上部カバー 12 排稈室 13 吸引排塵機 13a 吸引口 14 処理胴 15 処理網 16 処理室 17 揺動選別棚 18 穀粒案内板 19 グレンシーブ 20 チヤフシーブ 21 ふるい線 22 グレンパン 23 圧風フアン 24 選別風路 25 一番受樋 26 二番受樋 27 二番揚穀機 28 風筒 29 送風フアン 30 目抜き鉄板 31 中核 32 長孔 33 レール 34 ボルト 35 支持体 36 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−269931(JP,A) 特開 昭55−61722(JP,A) 実開 昭62−7829(JP,U) 実開 昭62−4939(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/24 A01F 12/18 A01F 12/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】横軸回りに回転する扱胴8を受網9で被覆
    して脱穀室1を構成すると共に、脱穀室10の後方には
    排稈室12を連設して排稈室12内に扱胴8の後端部を
    突入させ、排稈室12の側部に吸引排塵機13を配置
    し、この脱穀室10及び排稈室12の下方には脱穀室1
    0で脱穀された脱穀物を選別する揺動選別棚17を長手
    方向に沿わせて配置し、この揺動選別棚17の下方には
    圧風フアン23,一番受樋25,二番受樋26を選別始
    端側から選別終端側に沿わせて配置し、送風ファン29
    を備えて扱胴8の前部から後部にかけて噴風し且つ脱穀
    室10の外部から内側に噴風しうるように噴風筒28を
    設けて送風ファン29からの風が脱穀室10内を通って
    機外に排出される構成としたことを特徴とする脱穀選別
    装置。
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