JP5042911B2 - 脱穀装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀装置に関する。
従来、コンバイン等に搭載される脱穀装置では、扱室内に供給された穀稈を扱胴で脱穀し、脱穀された脱穀物を扱胴の下方に備える受網で漏下選別すると共に、受網から漏下されない穀粒及び夾雑物からなる脱穀物を扱室の送塵口から処理室内に送り込んで補助脱穀処理し、処理された穀粒を処理網から揺動選別体上に落下させる一方、屑類を処理室の終端部に開口する排塵口から揺動選別体の終端に排出せしめ、次いで、受網から漏下した穀粒等と、処理室の処理網及び排塵口から落下した処理物を選別風路中に支架した揺動選別体によって揺動選別しながら穀粒を回収し、切り藁及び屑類等の排塵物を排塵ファンを介して機外に排出するといった一連の脱穀作業を行なっている。
そして、扱室内で脱穀されながら受網の終端部から仕切板を越えて補助受網に至る穀稈が、この補助受網上で、扱胴終端に植設された扱歯によって脱穀及び刺さり粒落としがなされるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−180584号公報(第3−4頁、図2−図4)
ところが、上述した特許文献1のものでは、扱室内で脱穀される穀稈の穂先側が順次通過する扱室終端部の送塵口と、該送塵口の後方に形成した落下路とを仕切板を介して区画すると共に、該落下路の後部には、扱室の奥側枠体(縦枠体)を立設してあり、この奥側枠体の突出部位に藁が引っ掛かり易く、また扱室の後方に備える4番口を有した4番漏斗を構成する処理室側の仕切り板には、可撓性を有する穂側壁板を取り付けてあるが、この穂側壁板は、出口側板に対して段差を有して落ち込んだ配置になっており、この落ち込み部位に藁屑が溜まり易いといった不具合を有していた。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、扱室の側方から後方に亘り処理室を配置し、この扱室と処理室とを、扱室の下方に備える受網の終端部から送塵口を介して連通せしめ、該送塵口の後方に脱穀物を落下させる落下案内板を設けると共に、該落下案内板の後部に扱室の奥側枠体を立設し、また扱室の後方に4番口を有する4番漏斗を備え、前記4番口を介して扱室で脱穀された穀稈を排出せしめる脱穀装置において、前記扱室に軸支した扱胴の終端部下方に4番口に連通する開口部を形成し、且つ前記落下案内板及び奥側枠体の前記開口部側に臨む部位と、前記4番漏斗を構成する処理室側の仕切り板の下部とを、脱穀装置の前後方向から見て略同一位置としたことを特徴としている。
本発明によれば、扱室に軸支した扱胴の終端部下方に4番口に連通する開口部を形成したことによって、扱室の下方に備える受網から落下し得なかった脱穀物を前記開口部から落下させると共に、脱穀物の持ち回りを防止して刺さり粒を円滑に除去せしめることができる。そして、前記落下案内板及び奥側枠体の前記開口部側に臨む部位と、前記4番漏斗を構成する処理室側の仕切り板の下部とを、脱穀装置の前後方向から見て略同一位置としたことによって、前記開口部側に臨む奥側枠体に藁が引っ掛かり難くなると共に、4番漏斗を構成する処理室側の仕切り板にも藁屑が溜まり難くなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、コンバイン等に搭載される脱穀装置1周辺の側面図と平面図であって、脱穀装置1は、箱枠状に形成された脱穀機枠2の上部に扱胴3及び受網4等を備える扱室5と、該扱室5終端の奥側に配置した処理室6を備えている。そして、扱室5の下方には、前後に配置した送風ファン7と横断流(吸引排塵)ファン8を備える選別風路を形成すると共に、この選別風路中に脱穀物を揺動選別する揺動選別体9を支架している。
更に詳しくは、扱胴3の回転軸である扱胴軸11(図5参照)を軸支する入口側板(不図示)と出口側板13には、それぞれの下部に扱室5で脱穀される穀稈の入口と出口を形成している。そして、上述の出口側板13に形成した穀稈の出口に連通する4番漏斗15は、処理室6側の仕切り板16を左右一側の構成部材とすると共に、出口側板13後方の4番流板15b等によって図3に示すような漏斗状の開口である4番口15aを形成している。
また、扱室5の外側方には、フィードチェン17が張設してあり、このフィードチェン17により刈取部(不図示)から搬送される穀稈を扱室5の入口から扱室5内に供給すると共に、扱室5内で脱穀された後の排藁をフィードチェン17の終端で受継する排藁搬送装置18を備えており、該排藁搬送装置18を介して後送される排藁は、その後方下部に設けたカッタ(後処理)装置19により切断処理がなされる。
以上説明した構成により、扱室5内に供給された穀稈を扱胴3で脱穀し、この扱胴3で脱穀された脱穀物を受網4で漏下選別すると共に、受網4から漏下しなかった穀粒及び切れ藁や塵埃等の夾雑物からなる脱穀物を、受網4の終端部から送塵口21を介して連通する処理室6内に送り込んで補助脱穀処理を行い、この補助脱穀処理を行なった穀粒を処理網22から揺動選別体9上に落下させる一方、前記夾雑物は、処理室6の終端部に開口する排塵口23から揺動選別体9の終端に排出させることができる。
そして、受網4から漏下した穀粒や処理室6の処理網22及び排塵口23から落下した処理物は、選別風路中に支架した揺動選別体9による篩選別と送風ファン7による風選別がなされ、一番樋(一番螺旋)24に落下した一番物は、図示しない揚穀筒により穀粒タンクへ揚上搬送されると共に、補助送風ファン25による風選別がなされて二番樋(二番螺旋)26に落下した二番物は、図示しない二番還元筒により揺動選別体9上へ還元される。更に、上述の如く揺動選別体9による篩選別と送風ファン7による風選別がなされて分離された切れ藁や塵埃等の夾雑物は、横断流(吸引排塵)ファン8を介して機外に排出される。
また、脱穀装置1は、扱室5から処理室6への脱穀物の供給及び刺さり粒の除去、並びに扱室5から4番口15aへの穀稈の排出をスムーズに行なうための穀稈処理構造を後述の如く備えている。この穀稈処理構造は、扱室5の下方に備える受網4の終端部と、この受網4の終端部において扱室5と処理室6とを連通せしめる送塵口21と、該送塵口21の後方に脱穀物を落下させるために設けた落下案内板27と、該落下案内板27の後部に立設(連設)した扱室5の奥側枠体28等によって構成している。
更に詳しくは、受網4は、多数の漏下孔4a,・・を備える多孔板であって、この多孔板は、線材を格子状に編んだクリンプ網ではなく、多数の漏下孔4a,・・を打ち抜き加工している。そして、これらの漏下孔7a,・・は、扱胴3の終端側ほど該扱胴3の回転方向に偏倚する傾斜状の長孔に形成している。つまり、多孔板の漏下孔4a,・・を、扱胴3の回転方向と穀稈の搬送速度により決定される略45度程度のベクトル方向に傾斜状に形成することによって、扱胴3による扱下し物を漏下孔4a,・・の傾斜に沿わせて誘導しつつ、該漏下孔4a,・・からの漏下を促すことができるよう構成にしている。
そして、受網4の終端部において、処理室6の始端部に向けて開口する送塵口21は、受網4の終端部奥側に設けた滑らかな送塵板29を介して連通している。そして、図3及び図4に示すように、受網4の終端部、即ち扱胴3の終端部下方には、扱室5の横枠体31で区画されて4番口15aに連通する開口部Hを形成すると共に、前記横枠体31には、受網4の漏下孔4a,・・の傾斜偏倚方向と同方向に延出する稈身支持ガイド32,32を固設してある。
尚、扱室5の奥側枠体28の基部には、脱穀装置1の後方に向けてピン28aを突設してあり、このピン28aの先端にガススプリング33を構成するピストンロッドの先端部を枢支する一方、該ガススプリング33のシリンダチューブの基端部を扱室5の出口側板13に突設したピン13aに枢支することによって、扱室5の上方を覆う上部枠体34(扱胴3を含む)を支点X中心に開放させる際の操作荷重を軽減せしめている。
また、扱胴3の終端部下方において、上述の如く4番口15aに連通する扱室5の横枠体31で区画された開口部Hを形成しているが、この開口部Hに臨む落下案内板27の下部及び扱室5の奥側枠体28と、4番漏斗15を構成する処理室6側の仕切り板16の下部とを略同一の仮想平面に形成している。即ち、図3に示す開口部H側に臨む落下案内板27下部のa面と奥側枠体28のb面、及び4番漏斗15を構成する処理室6側の仕切り板16の下部c面が、図4〜図6に示すように脱穀装置1の前後方向から見て略同一位置Sとなるように形成してある。
以上説明した構成によれば、扱室5に軸支した扱胴3の終端部下方に4番口15aに連通する開口部Hを形成したことによって、扱室5の下方に備える受網4から落下し得なかった脱穀物を前記開口部Hから落下させると共に、脱穀物の持ち回りを防止して刺さり粒を円滑に除去せしめることができる。そして、前記落下案内板27及び奥側枠体28の前記開口部H側に臨む部位(a,b)と、前記4番漏斗15を構成する処理室6側の仕切り板16の下部(c)とを、脱穀装置1の前後方向から見て略同一位置Sとしたことによって、前記開口部H側に臨む奥側枠体28に藁が引っ掛かり難くなると共に、4番漏斗15を構成する処理室6側の仕切り板16にも藁屑が溜まり難くなるので、扱室5から4番口15aを介して排出される穀稈の穂先側の接触抵抗が緩和され、この穂先側の搬送遅れ(穂先遅れ)も起こり難くなる。
脱穀装置周辺の概略側面図。 扱室及び処理室周辺の一部を省略した平面図。 扱室終端部の一部を省略した斜視図。 扱室終端部周辺の一部を省略した平面図。 扱室の一部を省略した背面図。 扱室の一部を省略した正面図。
符号の説明
1 脱穀装置
3 扱胴
4 受網
5 扱室
6 処理室
15 4番漏斗
15a 4番口
16 仕切り板
21 送塵口
27 落下案内板
28 奥側枠体
a 落下案内板下部の開口部側に臨む面
b 奥側枠体の開口部側に臨む面
c 4番漏斗を構成する処理室側の仕切り板下部の面
H 開口部
S 脱穀装置の前後方向から見た略同一位置

Claims (1)

  1. 扱室(5)の側方から後方に亘り処理室(6)を配置し、この扱室(5)と処理室(6)とを、扱室(5)の下方に備える受網(4)の終端部から送塵口(21)を介して連通せしめ、該送塵口(21)の後方に脱穀物を落下させる落下案内板(27)を設けると共に、該落下案内板(27)の後部に扱室(5)の奥側枠体(28)を立設し、また扱室(5)の後方に4番口(15a)を有する4番漏斗(15)を備え、前記4番口(15a)を介して扱室(5)で脱穀された穀稈を排出せしめる脱穀装置(1)において、前記扱室(5)に軸支した扱胴(3)の終端部下方に4番口(15a)に連通する開口部(H)を形成し、且つ前記落下案内板(27)及び奥側枠体(28)の前記開口部(H)側に臨む部位(a,b)と、前記4番漏斗(15)を構成する処理室(6)側の仕切り板(16)の下部(c)とを、脱穀装置(1)の前後方向から見て略同一位置(S)としたことを特徴とする脱穀装置。
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