JPH0614528Y2 - Ecl出力信号伝送回路 - Google Patents

Ecl出力信号伝送回路

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JPH0614528Y2
JPH0614528Y2 JP1985111178U JP11117885U JPH0614528Y2 JP H0614528 Y2 JPH0614528 Y2 JP H0614528Y2 JP 1985111178 U JP1985111178 U JP 1985111178U JP 11117885 U JP11117885 U JP 11117885U JP H0614528 Y2 JPH0614528 Y2 JP H0614528Y2
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JP
Japan
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ecl
inverted
point
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signal transmission
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孝夫 中井
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ECL(エミッタ結合論理)出力信号伝送に
関し、特にECLの反転・非反転の両出力を同一遅延時
間の分布定数線路を介して信号伝送した場合の受端部に
おける消費電力の低減に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のECL出力信号伝送回路は第3図に示す
ように構成され、受端回路は、ECL IC30の非反
転,反転ECL信号出力点a,bから同軸線路20,2
1を介して伝送されたECLレベルの信号を伝送路(線
路20,21)の特性インピーダンスと等しい値を持つ
終端抵抗器1,2によって整合をとり受端側ECL I
C31,32で受信し、また終端抵抗器1,2を負荷電
流,専用電源即ち約−2.1(v)の電源VTTに接続するのが
基本的構成であった。
また、負電圧電源がECL IC用負電圧電源のみであ
るとき、従来のECL出力信号伝送回路は第4図、第5
図に示すように構成される。第4図において、受端回路
は、抵抗器6,7、抵抗器8,9の並列抵抗により伝送
線路の特性インピーダンスと整合をとり、かつ同軸線路
20,21を取外した場合の入力端c,dの電圧を抵抗
分割により約−2.1(v)としており、同軸線路側から見た
受端回路を第3図に示す従来回路と等価にしている。次
に番5図に示す回路では、ECL IC30の反転およ
び非反転出力の交流成分について終端抵抗1,2とコン
デンサ4,5により伝送線路の特性インピーダンスと整
合をとり、直流成分についてECL ICの負荷電流と
抵抗器1,10,抵抗器2,11により終端電位−2.1
(v)を得て、第3図に示す従来回路とほぼ等価にしてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した3つのECL出力信号伝送回路のうち第3図に
使用する受端回路では、ECL IC自身の動作用負電
源VEEの他に、終端電圧VTTとして第2の電源が必要と
なるため、単一電源で動作させることができないという
欠点がある。次に第4図に使用する受端回路では、単一
電源で動作するものの、抵抗器によりアース回路と電源
回路とを電圧分割して終端電位を得ているため、ECL
ICの負荷電流のみでなく、分圧のための電流も常に
消費され、消費電流が多くなるという欠点がある。最後
の第5図に使用する受端回路においては、交流成分は終
端抵抗1,2とコンデンサ4,5を介して終端し、整合
はとれているが、終端電位、即ち点g,及び点hの電位
は、ECL ICの負荷電流を抵抗器1,10抵抗器
2,11によって電圧分割して終端電圧を得ているた
め、ECL出力のマーク率の変動により変化する。すな
わち第6図に示すように、点aの電位が点bの電位より
高い状態、即ち「H」レベルの場合、点aと端子e(負
電圧電源端子)との電位差は、点aの電位が低い状態
「L」レベルのときのその電位差と比べると大きいた
め、ECL IC30の負荷電流は点aの電位が「H」
か「L」により異なる。従って、ECL出力のマーク率
変動に伴ない点gの電位は第6図のように変化する。こ
のとき、点aからのECL出力のマーク率に変動がある
と、コンデンサ4に蓄積されるECL出力の平均電圧が変
動するため、点gの電位が変動する。同様に、ECLの
点b側出力のマーク率変動により点hの電位も変化する
ことになり、ひいてはマーク率変動によりECLの瞬時
出力電流即ち瞬時負荷電流も変動する。従って、本回路
はマーク率変動によりECL ICの最適動作条件を逸
脱してしまうという欠点を有する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、反転,非反転の両出力信号を発生するECL
ICと、その両出力信号をそれぞれ別個に伝送する互
いに等しい遅延時間を持つ分布定数線路と、その分布定
数線路を介して接続された受端部とを含むECL出力信
号伝送回路において、受端部は、反転,非反転出力信号
を伝送する分布定数線路にそれぞれ別個の終端抵抗器を
接続し、両終端抵抗どおしの接続点からコンデンサを介
してアース回路に、さらにその接続点を第3の抵抗器を
介してECL IC用負電圧電源に接続して構成するこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
次に本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の実施例を示す回路図である。
図において、ECL IC30の非反転,反転信号出力
点a,bからのECL出力の交流成分は、第5図と同様
に同軸線路20,21の特性インピーダンスと終端抵抗
1,2とコンデンサ5,6により整合がとられている。
第2図に示すように、点aが「H」のとき、点bは
「L」で、終端抵抗器1,2に流れる電流はそれぞれ異
なるが、負電圧電源端子eに流れ込む電流は抵抗器1,
2の電流の和として抵抗器3を流れる。点aが「L」の
とき、点bは「H」で終端抵抗器1,2に流れる電流は
その電流は異なるが、負電圧電源端子eに流れ込む電流
は抵抗器1,2の電流の和として抵抗器3を流れる。E
CL IC30は点aの「H」の電位と点bの「H」の
電位が−0.8v、又点aの「L」の電位と点bの「L」
の電位が−1.6vと完全に同じであるので、抵抗器1,
2に流れる電流の和は点aの出力論理にかかわらず一定
となる。すなわち抵抗器3に流れる電流は、点a,bか
らの非反転,反転信号のマーク率にかかわらず一定とな
り、第1図の点fの電位は常に一定で第2図のように終
端電位として直流的にも安定となる。本実施例では抵抗
器3の値によってECL ICの最適負荷電流が決定され、た
とえば第3図の回路と等価になるために、点fの電位が
−2.1(V)になるようにその抵抗値が選ばれる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案はECLレベルの反転,非反
転出力にそれぞれ別個の終端抵抗器を介して接続し、両
終端抵抗器同士の接続点からコンデンサを介してアース
回路に、さらに第3の抵抗器を介してECL IC用負
電圧電源に接続することにより、単一負電圧電源のみで
ECLレベルの伝送回路が構成でき、受端回路電流とし
ては、ECL ICの負荷電流しか必要ないため消費電
流も少なくてすみ、終端電位も一定であることから、E
CL ICの最適負荷電流条件を常に満足し、安定した
ECLレベルの伝送ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図は第1図
の動作を説明するための電圧波形図、第3図,第4図及
び第5図はそれぞれ従来技術によるECL出力信号伝送
回路を示す回路図、第6図は第5図の動作を説明するた
めの波形図である。 1,2……終端抵抗器、3,10,11……抵抗器、
4,5……コンデンサ、6,7,8,9……抵抗器、2
0……同軸線路等の分布定数線路、21……20と同一
特性インピーダンス同一遅延時間を持つ同軸線路等の分
布定数線路、30,31,32……ECL IC、a……非反転
ECL信号出力点、b……反転ECL信号出力点、c…
…非反転ECL信号入力点、d……反転ECL信号入力
点、e……ECL IC動作用負電圧電源端子、f……
接続点、g……非反転ECL信号終端点、h……反転E
CL信号終端点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転、非反転の両出力信号を発生するECL
    形集積回路(ECL IC)と、前記両出力信号を各々別個に
    伝送する互いに等しい遅延時間を持つ同軸線路等の分布
    定数線路と、前記分布定数線路を介して接続された受端
    部とを含むECL出力信号伝送回路において、 前記受端部は、前記反転、非反転出力信号を伝送する前
    記分布定数線路にそれぞれ別個のインピーダンス整合用
    終端抵抗器を接続し、前記終端抵抗器同士の接続点をコ
    ンデンサを介してアース回路に、かつ前記接続点を第3
    の抵抗器を介してECL IC用負電圧電源に接続しているこ
    とを特徴とするECL出力信号伝送回路
JP1985111178U 1985-07-19 1985-07-19 Ecl出力信号伝送回路 Expired - Lifetime JPH0614528Y2 (ja)

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JPS6219840U JPS6219840U (ja) 1987-02-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS50106087A (ja) * 1974-01-28 1975-08-21

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