JP2586071Y2 - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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JP2586071Y2
JP2586071Y2 JP1991094975U JP9497591U JP2586071Y2 JP 2586071 Y2 JP2586071 Y2 JP 2586071Y2 JP 1991094975 U JP1991094975 U JP 1991094975U JP 9497591 U JP9497591 U JP 9497591U JP 2586071 Y2 JP2586071 Y2 JP 2586071Y2
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JP
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resistor
ecl
transistor
level
conversion circuit
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JP1991094975U
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孝夫 中井
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はレベル変換回路に関し、
特にTTLレベルからECLレベルへ変換するレベル変
換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のレベル変換回路は、図2に
示すように、1つのダイオード2と、3つの分圧抵抗器
3,4及び5と、トランジスタ6から構成されている。
この時、ダイオード2と各分圧抵抗器3,4及び5で、
TTL・IC1のTTLレベルをECLレベルへ分圧変
換する。そして、トランジスタ6はECL・IC9の入
力プルダウン抵抗8の抵抗値が低下しても分圧抵抗側か
らみたインピーダンスをトランジスタ6のhFE倍増加さ
せ、分圧抵抗器3,4及び5の抵抗値を増加させなくて
もECLレベルとしてECL・IC9へ入力することが
できる。なお、図中10は伝送ラインであり、V+aは正
電圧電源、V-b,V-cおよびV-dは負電圧電源である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のレベ
ル変換回路は、図2に示すようにトランジスタ6のエミ
ッタ抵抗がECL・IC9の入力プルダウン抵抗8と伝
送ライン10の終端抵抗8を兼用している。つまり伝送
ライン10のインピーダンスはECL・IC9のプルダ
ウン抵抗で決まってしまい、任意のインピーダンスに伝
送ラインを設定できない。一般にECL・ICのプルダ
ウン抵抗値は高抵抗であるため、高周波信号を伝送しよ
うとする場合そのライン10とECL・IC9の入力で
インピーダンス整合がとれていないため、波形が劣化し
てしまうという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本考案はつぎの手段により構成するものとなってい
る。すなわち、前述のTTLレベルからECLレベルへ
変換するレベル変換回路において、TTL・ICの出力
にダイオードのカソードを接続し、このダイオードのア
ノードに第1及び第2の2つの抵抗器を接続してその第
1の抵抗器の他端は正電圧源に接続し、第2の抵抗器は
第3の抵抗器及びトランジスタのベースに接続する。そ
して、第3の抵抗器の他端は第1の負電圧源に、トラン
ジスタのコレクタはグランドにそれぞれ接続し、その
ランジスタのエミッタを伝送ラインの一端に接続し、伝
送ラインの他端に、一端が第2の負電圧源に接続され伝
送ラインのインピーダンスを任意に設定するための第4
の抵抗器の他端、一端が第3の負電圧源に接続され
CL・ICのプルダウン抵抗を示す第5の抵抗器の他端
と、ECL・ICの入力とを接続して構成する。
【0005】
【作用】したがって、TTLレベルからECL・ICへ
の入力インピーダンス整合を容易にとることができる。
【0006】
【実施例】次に本考案について図面を参照し説明する。
図1は本考案の一実施例を示す回路図である。この実施
例のレベル変換回路は、図1に示すように、TTL・I
C1の出力にダイオード2のカソードを接続し、このダ
イオード2を介して2つの分圧抵抗器3,4に接続して
その1つの抵抗器3の他端は正電圧電源V+aに接続す
る。そして、もう1つの抵抗器4は別の分圧抵抗器5及
びトランジスタ6のべースに接続し、その抵抗器5の他
端は負電圧電源V-bに、トランジスタ6のコレクタはグ
ランド(GND)へ、そのエミッタは伝送ライン10の
インピーダンスと整合した抵抗器つまり終端抵抗7およ
びECL・IC9の入力に接続し、その終端抵抗7の他
端を負電圧源V-cに接続して構成されている。なお、図
中同一符号は同一または相当部分を示している。
【0007】上記実施例によると、TTL・IC1の出
力をダイオード2と分圧抵抗器3,4及び5によってレ
ベル変換しトランジスタ6に入力する。このトランジス
タ6は入出力レベルの変動をなくすバッファとして動作
し、伝送ライン10のインピーダンスに終端抵抗7を合
わせることにより、ECL・IC9のプルダウン抵抗8
によらず、終端抵抗7で伝送ライン10のインピーダン
スを任意に設定できる。そのため、ラインインピーダン
スと終端抵抗7によりインピーダンス整合がとれ、高周
波信号を伝送しても波形が劣化しない。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、TTLレ
ベルからECLレベルへ変換するレベル変換回路におい
て、伝送ラインのインピーダンスに終端抵抗を合わせる
ことにより、ECL・ICのプルダウン抵抗によらず、
その終端抵抗で伝送ラインのインピーダンスを任意に設
定できるので、ラインインピーダンスと整合がとれ、高
周波信号を伝送しても波形が劣化しないという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 TTL・IC 2 ダイオード 3,4,5 分圧抵抗器 6 トランジスタ 7 終端抵抗 8 ECL・IC内部プルダウン抵抗 9 ECL・IC V+a 正電圧電源 V-b,V-c,V-d 負電圧電源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TTLレベルからECLレベルへ変換す
    るレベル変換回路において、TTL・ICの出力にダイ
    オードのカソードを接続し、該ダイオードのアノードに
    第1及び第2の2つの抵抗器を接続してその第1の抵抗
    器の他端は正電圧源に接続し、第2の抵抗器は第3の抵
    抗器及びトランジスタのベースに接続し、この第3の抵
    抗器の他端は第1の負電圧源に、前記トランジスタのコ
    レクタはグランドそれぞれ接続し、そのトランジスタ
    のエミッタを伝送ラインの一端に接続し、該伝送ライン
    の他端に、一端が第2の負電圧源に接続され前記伝送ラ
    インのインピーダンスを任意に設定するための第4の抵
    抗器の他端と、一端が第3の負電圧源に接続され前記
    CL・ICのプルダウン抵抗を示す第5の抵抗器の他端
    と、前記ECL・ICの入力とを接続してなることを特
    徴とするレベル変換回路。
JP1991094975U 1991-10-24 1991-10-24 レベル変換回路 Expired - Lifetime JP2586071Y2 (ja)

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JP1991094975U JP2586071Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レベル変換回路

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JP1991094975U JP2586071Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レベル変換回路

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Publication Number Publication Date
JPH0539036U JPH0539036U (ja) 1993-05-25
JP2586071Y2 true JP2586071Y2 (ja) 1998-12-02

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ID=14124915

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585599B2 (ja) * 1987-06-05 1997-02-26 株式会社日立製作所 出力インタ−フエ−ス回路
JPH02120930U (ja) * 1989-03-16 1990-10-01

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Publication number Publication date
JPH0539036U (ja) 1993-05-25

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