JP3682122B2 - 全波整流回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、整流回路に係り、特に、入力電圧に対する特性改善を図った全波整流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
全波整流回路として公知・周知となっている回路例として、例えば、図4(a)及び図4(b)に示されたようなものがある。すなわち、図4(a)に示された回路例は、その構成を概括的に言えば、演算増幅器30の出力を、ベース同士が接続されたnpn型トランジスタ31及びpnp型トランジスタ32を介して、いわゆるカレントミラー回路を構成する2つのpnp型トランジスタ33,34の一方のコレクタ側に印加する一方、カレントミラー回路を構成する他方のpnp型トランジスタ34のコレクタ側から全波整流出力を得られるように構成されたものである。
【0003】
また、図4(b)に示された全波整流回路は、互いに逆位相の出力信号が得られる2つの出力端子を有する演算増幅器35を用い、この演算増幅器35のそれぞれの出力端子に接続されたダイオード36a,36bのカソード側を共通の出力端としてなり、このカソード側に全波整流出力を得るように構成されてなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、装置の小型軽量化、低消費電力化等の要請の下に、特に、低電圧源(例えば、1v前後)で動作可能な全波整流回路が望まれることがある。
このような要請に対して、例えば、上述した前者の回路例にあっては、バイポーラトランジスタが3つ直列に接続された構成部分を有するため、1v程度の電源電圧では動作が確保されず使用できない。
また、上述した後者の回路例にあっては、演算増幅器は、上述のように2つの出力端子を必要とすることから、その構成はいわゆるデュアルとなるために、同一の半導体基板に構成する際、全体としての素子数が増加し、構成が複雑となると共に高価格となるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、比較的簡易な構成で、1v程度の低電源で駆動可能な全波整流回路を提供するものである。
本発明の他の目的は、集積回路化に際して比較的小型化が容易な回路構成を有する全波整流回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る全波整流回路は、エミッタ同士が接続され、当該エミッタが定電流源に接続されてなる2つのトランジスタを有してなる差動増幅回路の前記2つのトランジスタの一方のトランジスタに、当該トランジスタと同一種類の第3のトランジスタを、そのコレクタが前記一方のトランジスタのコレクタに、エミッタが前記一方のトランジスタのエミッタに、それぞれ接続されるように設け、前記第3のトランジスタのベースに前記被整流信号の中心電位となる所定電圧を印加し、前記一方のトランジスタのベースと前記第3のトランジスタのベースとの間に被整流信号を印加するように構成する一方、前記差動増幅回路のコレクタから取り出した出力信号を増幅する次段増幅回路を設け、当該次段増幅回路の出力端子と、前記差動増幅回路を構成する2つのトランジスタの他方のトランジスタのベースとを抵抗を介して接続すると共に、当該他方のトランジスタのベースと前記一方のトランジスタのベースとを抵抗を介して接続してなり、前記被整流信号により、前記一方のトランジスタ又は前記第3のトランジスタのいずれかが動作状態となり、前記他方のトランジスタと差動増幅が行われるものである。
【0007】
かかる構成において、次段増幅回路は、例えば、演算増幅器を用いてなり、その反転入力端子に差動増幅回路を構成する2つのトランジスタの一方のトランジスタのコレクタが、非反転入力端子に前記差動増幅回路を構成する2つのトランジスタの他方のトランジスタのコレクタが、それぞれ接続されてなるものが好適である。
【0008】
上記構成においては、被整流信号が所定電圧を中心に正負に変化するに応じて、差動増幅回路の一方のトランジスタ又はこの一方のトランジスタに、コレクタとエミッタがそれぞれ接続された第3のトランジスタのいずれかが動作状態となり差動増幅回路の他方のトランジスタと差動増幅が行われるようになっており、この差動増幅回路の出力が次段増幅回路により増幅されると共に、この次段増幅回路の出力が差動増幅回路を構成する2つのトランジスタのベースに、それぞれフィードバックされることで、被整流信号と同一位相、同一振幅の出力信号が得れるようになっているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0010】
最初に、図1を参照しつつ本発明の実施の形態における基本回路例について説明する。この全波整流回路は、差動増幅回路16と、この差動増幅回路16の出力側に設けられた演算増幅器12とを主たる構成要素としてなるものである。すなわち、差動増幅回路16は、コレクタ同士及びエミッタ同士が接続されたnpn型の第1及び第3のトランジスタ(図1においては「Q1」、「Q3」と表記)1,3のコレクタ側が負荷抵抗7aを介して電源ライン8に接続される一方、npn型の第2のトランジスタ(図1においては「Q2」と表記)2のコレクタが負荷抵抗7bを介して電源ライン8に接続されると共に、これら第1乃至第3のトランジスタ1〜3のエミッタ側には、定電流源9が共通接続されている。
【0011】
また、第1のトランジスタ1のベースには、入力信号が印加される入力端子10が接続されると共に、入力抵抗(図1においては「Rin」と表記)11の一端が接続されており、この入力抵抗11の他端には、第3のトランジスタ3のベースと共に、基準電圧Vrefが印加されるようになっている。
さらに、第1のトランジスタ1のコレクタは、演算増幅器12の反転入力端子に、第2のトランジスタ2のコレクタは演算増幅器12の非反転入力端子に、それぞれ接続されており、この演算増幅器12の出力段は、この全波整流回路の出力端子13に接続されている。
【0012】
そして、演算増幅器12の出力段には、直列接続された帰還抵抗(図1においては、それぞれ「R2」、「R3」と表記)14,15の一端が接続されており、この直列接続された帰還抵抗14,15の他端は、第1のトランジスタ1のベースに接続されると共に、帰還抵抗14,15の相互の接続点は、第2のトランジスタ2のベースに接続された構成となっている。
【0013】
次に、上記構成における動作について説明する。
まず、入力端子10には、零vを基準とする交流信号が被整流信号として印加されるとすると、この被整流信号が正の場合には、入力抵抗11に入力端子10側から基準電圧Vref側へ向かって電流が流れ、電圧降下が生ずるために、第1のトランジスタ1のベース電位が第3のトランジスタ3のベース電位に比して高くなり、第1のトランジスタ1は動作状態となるが、第3のトランジスタ3は非動作状態となる。
【0014】
この結果、演算増幅器12を含めた回路全体としては、第1のトランジスタ1と第2のトランジスタ2による差動増幅回路16を初段の増幅回路とする正転アンプとして動作することとなる。
すなわち、入力端子10に印加された被整流信号が基準電圧Vrefより正極側へ増加する場合、第1のトランジスタ1のコレクタ電位は下降する一方、第2のトランジスタ2のコレクタ電位は上昇し、演算増幅器12の入力段には、これら第1のトランジスタ1のコレクタ電位と、第2のトランジスタ2のコレクタ電位との差電圧が、演算増幅器12の非反転入力端子が高電位側となって印加されることとなる。
【0015】
ところで、演算増幅器12の出力段は、先に述べたように帰還抵抗14,15を介して第1及び第2のトランジスタ1,2のベースに、それぞれ接続されているために、第1のトランジスタ1のベースと、第2のトランジスタ2のベースとの間には、いわゆるイマジナリショートが成立する。
したがって、帰還抵抗14,15には電流は流れず、入力端子10に印加された被整流信号の大きさをVin、帰還抵抗14,15の相互の接続点すなわち第3のトランジスタ3のベース電位をVF、演算増幅器12の出力電圧をVoとし、かつ、帰還抵抗14,15が同一の抵抗値のものであるとすると、Vin=VF=Voが成立することとなり、演算増幅器12からは、被整流信号Vinと同位相、同振幅の出力信号Voが得られることとなる。
【0016】
一方、入力端子10に印加された被整流信号が負の場合、上述したとは逆に、第1のトランジスタ1のベース電位が、第3のトランジスタ3のベース電位よりも低くなるため、第1のトランジスタ1に代わって、第3のトランジスタ3が動作状態となり、第2及び第3のトランジスタ2,3による差動増幅が行われることとなる。
この結果、演算増幅器12を含めた回路全体としては、第2のトランジスタ2と第3のトランジスタ3による差動増幅回路16を初段の増幅回路とする反転アンプとして動作することとなる。
【0017】
すなわち、被整流信号が、基準電圧Vrefより、負側へ大きくなるに従い、第3のトランジスタ3のコレクタ電位は上昇する一方、第2のトランジスタ2のコレクタ電位は下降し、演算増幅器12には、その反転入力端子側が高電位側となるように電圧が印加される結果、演算増幅器12からは、被整流信号と逆位相、同振幅の出力信号が得られることとなる。
以下、被整流信号の変化に応じて、上述した動作が繰り返され、出力端子13には、被整流信号と逆位相、同振幅の出力信号が得られるようになっている。
【0018】
次に、具体回路例について図2を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略することとする。
この具体回路例は、概略的にその構成を言えば、差動増幅回路16と、この差動増幅回路16の負荷側に接続されたカレントミラー回路20と、差動増幅回路16の出力信号を増幅する終段トランジスタ5とを具備してなるものである。
【0019】
以下、具体的に説明すれば、まず、差動増幅回路16は、基本的に図1に示された基本回路例におけるものと同一構成を有するものである。すなわち、コレクタ同士及びエミッタ同士が接続された第1及び第3のトランジスタ1,3のコレクタ側がカレントミラー回路20を構成する第6のトランジスタ(図2においては「Q6」と表記)6を介して電源ライン8に接続される一方、第2のトランジスタ2のコレクタは、カレントミラー回路20を構成する第4のトランジスタ4を介して電源ライン8に接続されると共に、これら第1乃至第3のトランジスタ1〜3のエミッタ側には、第1の定電流源21が共通接続されている。なお、第1の定電流源21の他端は、アース接続されるようになっている。
【0020】
また、第1のトランジスタ1のベースには、入力信号が印加される入力端子10が接続され、この入力端子10と基準電圧Vrefを発生する基準直流電源22の正極側との間に、被整流信号Vinを出力する入力信号源23が接続されるように構成される一方、第3のトランジスタ3のベースは、基準直流電源22の正極側に接続されている。なお、基準直流電源22の負極側は、アースに接続されるようになっている。
【0021】
さらに、第1のトランジスタ1のコレクタは、終段トランジスタ(図2においては「Q5」と表記)5のベースに接続されている。
そして、終段トランジスタ5のコレクタは、出力端子13に接続されると共に、この出力端子13には、帰還抵抗14,15の一端が接続され、帰還抵抗14,15の互いの接続点は、第2のトランジスタ2のベースに、帰還抵抗14,15の他端は、第1のトランジスタ1のベースに、それぞれ接続されている。
また、出力端子13には、第2の定電流源24の一端が接続されており、この第2の定電流源24の他端は、アースに接続されるようになっている。
【0022】
カレントミラー回路20は、pnp型の第4及び第6のトランジスタ4,6により、相互のベースが接続されると共に、相互のエミッタが電源ライン8に接続され、さらに、第4のトランジスタ4のコレクタとベースとが接続されて構成されている。
【0023】
そして、第4のトランジスタ4のコレクタは、第2のトランジスタ2のコレクタに、第6のトランジスタ6のコレクタは、第1のトランジスタ1のコレクタに、それぞれ接続されている。なお、電源ライン8には、直流電源25の正極側が接続され、この直流電源25の負極側はアースに接続されるようになっている。
【0024】
pnp型の終段トランジスタ5は、エミッタが電源ライン8に接続されており、ベース側に印加された信号が増幅されて、コレクタ側の出力端子13に得られるようになっている。なお、終段トランジスタ5のベースとコレクタ間には、いわゆる位相補正(発振防止)のためのコンデンサ26が接続されている。
【0025】
次に、上記構成における動作について説明する。
まず、入力信号源23により入力端子10に印加される被整流信号Vinが、正極の信号である場合、すなわち、基準電圧Vrefを基準として、入力端子10がそれよりも高い電位となる場合、第1のトランジスタ1のベース電位が第3のトランジスタ3のベース電位よりも高くなるため、第1のトランジスタ1は動作状態となる一方、第3のトランジスタ3は非動作状態となり、第1のトランジスタ1と第2のトランジスタ2とにより差動増幅が行われることとなる。
【0026】
第1のトランジスタ1のベース電位の変化は、第1のトランジスタ1のコレクタ電流の変化となり、この電流変化は、反転アンプとして機能する終段トランジスタ5のベースに伝えられ、終段トランジスタ5のコレクタ電流及びコレクタ電圧の変化として出力されることとなる。
【0027】
ところで、出力端子13に得られる終段トランジスタ5のコレクタ電圧の変化は、帰還抵抗14,15により、先の第1及び第2のトランジスタ1,2のベースにフィードバックされることとなるが、カレントミラー回路20の作用により第1及び第2のトランジスタ1,2のコレクタ電流が同一の大きさとなったところで、回路全体の動作が安定することとなる。
その結果、先の図1の基本回路例で述べたと同様に、出力端子13には、被整流信号Vinと、同位相、同振幅の出力信号が得られることとなる。
【0028】
一方、被整流信号Vinが、負極の信号である場合、すなわち、基準電圧Vrefを基準として、入力端子10がそれよりも低い電位となる場合、第1のトランジスタ1のベース電位は、第3のトランジスタ3のベース電位よりも低くなるため、第1のトランジスタ1に代わって第3のトランジスタ3が動作状態となり、第2のトランジスタ2と第3のトランジスタ3とにより差動増幅が行われることとなる。
【0029】
そして、被整流信号Vinの変化に伴う第3のトランジスタ3のベース電位の変化に応じて、第3のトランジスタ3のコレクタ電流が変化し、その変化が終段トランジスタ5のベースに伝えられる結果、先の場合と同様に、出力端子13には、被整流信号Vinと、同位相、同振幅の出力信号が得られることとなる。
【0030】
図3には、上述した具体回路例において、被整流信号Vinの変化に対する出力信号Voの変化をシュミレーションした結果を示す特性線図が示されており、以下、同図を参照しつつこのシュミレーション結果について説明する。
まず、シュミレーションの条件としては、被整流信号Vinは、基準電圧Vrefの5vを中心に、正負にそれぞれ略3vの振幅で変化する正弦波信号としてある。また、直流電源25の電圧を10vとし、第1及び第2の定電流源21,24の電流値を共に12μAとしてある。
同図においては、被整流信号Vinと出力信号Voとがそれぞれ表されているが、5vを中心に正負に3vの振幅で変化する被整流信号Vinに対して、出力信号Voは、5vの上側に、被整流信号Vinと同期して、かつ、同一振幅の全波整流波形として得られることが理解できる。
【0031】
なお、上述した発明の実施の形態における回路構成に限定される必要はなく、例えば、pnp型トランジスタをnpn型トランジスタに、npn型トランジスタをpnp型トランジスタに、それぞれ代えると共に、必要に応じて電圧の極性を代えることによって、同様な回路が実現できることは勿論であるし、バイポーラトランジスタに代えて他の種類のトランジスタを用いて回路構成しても同様な作用、効果を果たす回路を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、差動増幅回路の一方の入力段をコレクタ及びエミッタが接続された2つのトランジスタで構成し、被整流信号の変化に応じてこの2つのトランジスタの何れが動作し、この何れかのトランジスタと、差動増幅回路の他方の入力段を構成するトランジスタとにより差動増幅が行われるようにすると共に、この差動増幅回路の出力信号を次段増幅回路により増幅して、その出力を差動増幅回路へフィードバックすることで、被整流信号と同一位相、同一振幅の出力信号が得られるようにしたので、従来と異なり、例えば、位相の異なる2つの出力信号を得られるように、差動増幅回路をいわゆるデュアル構成とする必要がなく、簡易な構成となり、IC化の際に従来に比してより小型化可能で、比較的安価にできる全波整流回路を提供することができる。
また、電源とアースとの間に接続されるトランジスタは、差動増幅回路を構成するトランジスタのコレクタ側にカレントミラー回路を接続した場合でも、2つで済むので、従来と異なり、1v程度の電源電圧で動作することが可能であり、電源電圧の低電圧化の要請に十分答えることができる全波整流回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における基本回路例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態における具体回路例を示す回路図である。
【図3】図2に示された具体回路における被整流信号の変化に対する出力信号の変化をシュミレーションにより求めた結果を示す特性線図である。
【図4】従来の回路構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…第1のトランジスタ
2…第2のトランジスタ
3…第3のトランジスタ
9…定電流源
10…入力抵抗
12…演算増幅器
13…出力端子
14…帰還抵抗
15…帰還抵抗
16…差動増幅回路
20…カレントミラー回路
Claims (3)
- エミッタ同士が接続され、当該エミッタが定電流源に接続されてなる2つのトランジスタを有してなる差動増幅回路の前記2つのトランジスタの一方のトランジスタに、
当該トランジスタと同一種類の第3のトランジスタを、そのコレクタが前記一方のトランジスタのコレクタに、エミッタが前記一方のトランジスタのエミッタに、それぞれ接続されるように設け、
前記第3のトランジスタのベースに被整流信号の中心電位となる所定電圧を印加し、
前記一方のトランジスタのベースと前記第3のトランジスタのベースとの間に前記被整流信号を印加するように構成する一方、
前記差動増幅回路のコレクタから取り出した出力信号を増幅する次段増幅回路を設け、
当該次段増幅回路の出力端子と、前記差動増幅回路を構成する2つのトランジスタの他方のトランジスタのベースとを抵抗を介して接続すると共に、当該他方のトランジスタのベースと前記一方のトランジスタのベースとを抵抗を介して接続してなり、
前記被整流信号により、前記一方のトランジスタ又は前記第3のトランジスタのいずれかが動作状態となり、前記他方のトランジスタと差動増幅が行われることを特徴とする全波整流回路。 - 前記次段増幅回路は演算増幅器を用いてなり、その反転入力端子に前記差動増幅回路を構成する2つのトランジスタの前記一方のトランジスタのコレクタが、非反転入力端子に前記差動増幅回路を構成する2つのトランジスタの前記他方のトランジスタのコレクタが、それぞれ接続されてなることを特徴とする請求項1記載の全波整流回路。
- 前記次段増幅回路は、エミッタが電源に接続され、コレクタが出力端子に接続されると共に定電流源に接続されてなるトランジスタからなる一方、
前記差動増幅回路を構成するトランジスタのコレクタ側には、カレントミラー回路が接続され、前記差動増幅回路の前記一方のトランジスタのコレクタは、前記次段増幅回路を構成するトランジスタのベースに接続されてなることを特徴とする請求項1記載の全波整流回路。
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