JPH104683A - 全波整流回路 - Google Patents

全波整流回路

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JPH104683A
JPH104683A JP8172803A JP17280396A JPH104683A JP H104683 A JPH104683 A JP H104683A JP 8172803 A JP8172803 A JP 8172803A JP 17280396 A JP17280396 A JP 17280396A JP H104683 A JPH104683 A JP H104683A
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Naoyuki Motoki
直幸 本木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路化に際して比較的小型化が容易な回
路構成を有する全波整流回路を提供する。 【解決手段】 第1のトランジスタ1のベースには、入
力抵抗11を介して基準電圧Vrefが、第3のトランジ
スタ3のベースには、直接に基準電圧Vrefが、それぞ
れ印加されるようになっており、第1のトランジスタ1
のベースに被整流信号が印加されると、その変化に応じ
て第1又は第3のトランジスタ1,3が動作状態とな
り、第2のトランジスタ2と共に差動増幅が行われ、そ
の差動出力が演算増幅器12に入力される一方、演算増
幅器12の出力は、帰還抵抗14,15を介して第1の
トランジスタ1のベースに、帰還抵抗14を介して第2
のトランジスタ2のベースに、それぞれ帰還されるよう
になっており、出力端子13からは、被整流信号と同位
相、同振幅の全波整流信号が得られるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流回路に係り、
特に、入力電圧に対する特性改善を図った全波整流回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】全波整流回路として公知・周知となって
いる回路例として、例えば、図4(a)及び図4(b)
に示されたようなものがある。すなわち、図4(a)に
示された回路例は、その構成を概括的に言えば、演算増
幅器30の出力を、ベース同士が接続されたnpn型ト
ランジスタ31及びnpn型トランジスタ32を介し
て、いわゆるカレントミラー回路を構成する2つのpn
p型トランジスタ33,34の一方のコレクタ側に印加
する一方、カレントミラー回路を構成する他方のpnp
型トランジスタ34のコレクタ側から全波整流出力を得
られるように構成されたものである。
【0003】また、図4(b)に示された全波整流回路
は、互いに逆位相の出力信号が得られる2つの出力端子
を有する演算増幅器35を用い、この演算増幅器35の
それぞれの出力端子に接続されたダイオード36a,3
6bのカソード側を共通の出力端としてなり、このカソ
ード側に全波整流出力を得るように構成されてなるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、装置の小型
軽量化、低消費電力化等の要請の下に、特に、低電圧源
(例えば、1v前後)で動作可能な全波整流回路が望ま
れることがある。このような要請に対して、例えば、上
述した前者の回路例にあっては、バイポーラトランジス
タが3つ直列に接続された構成部分を有するため、1v
程度の電源電圧では動作が確保されず使用できない。ま
た、上述した後者の回路例にあっては、演算増幅器は、
上述のように2つの出力端子を必要とすることから、そ
の構成はいわゆるデュアルとなるために、同一の半導体
基板に構成する際、全体としての素子数が増加し、構成
が複雑となると共に高価格となるという問題がある。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、比較的簡易な構成で、1v程度の低電源で駆動可能
な全波整流回路を提供するものである。本発明の他の目
的は、集積回路化に際して比較的小型化が容易な回路構
成を有する全波整流回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る全波整流回路は、エミッタ同士が接続され、当該エミ
ッタが定電流源に接続されてなる2つのトランジスタを
有してなる差動増幅回路の前記2つのトランジスタの一
方のトランジスタに、当該トランジスタと同一種類の第
3のトランジスタを、そのコクレタが前記一方のトラン
ジスタのコレクタに、エミッタが前記一方のトランジス
タのエミッタに、それぞれ接続されるように設け、前記
第3のトランジスタのベースに被整流信号の中心電位と
なる所定電圧を印加し、前記一方のトランジスタのベー
スと前記第3のトランジスタのベースとの間に被整流信
号を印加するように構成する一方、前記差動増幅回路の
出力信号を増幅する次段増幅回路を設け、当該次段増幅
回路の出力端子と、前記差動増幅回路を構成する2つの
トランジスタの他方のトランジスタのベースとを抵抗を
介して接続すると共に、当該他方のトランジスタのベー
スと前記一方のトランジスタのベースとを抵抗を介して
接続してなるものである。
【0007】かかる構成において、次段増幅回路は、例
えば、演算増幅器を用いてなり、その反転入力端子に差
動増幅回路を構成する2つのトランジスタの一方のトラ
ンジスタのコレクタが、非反転入力端子に前記差動増幅
回路を構成する2つのトランジスタの他方のトランジス
タのコレクタが、それぞれ接続されてなるものが好適で
ある。
【0008】上記構成においては、被整流信号が所定電
圧を中心に正負に変化するに応じて、差動増幅回路の一
方のトランジスタ又はこの一方のトランジスタに、コレ
クタとエミッタがそれぞれ接続された第3のトランジス
タのいずれかが動作状態となり差動増幅回路の他方のト
ランジスタと差動増幅が行われるようになっており、こ
の差動増幅回路の出力が次段増幅回路により増幅される
と共に、この次段増幅回路の出力が差動増幅回路を構成
する2つのトランジスタのベースに、それぞれフィード
バックされることで、被整流信号と同一位相、同一振幅
の出力信号が得れるようになっているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図3を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。
【0010】最初に、図1を参照しつつ本発明の実施の
形態における基本回路例について説明する。この全波整
流回路は、差動増幅回路16と、この差動増幅回路16
の出力側に設けられた演算増幅器12とを主たる構成要
素としてなるものである。すなわち、差動増幅回路16
は、コレクタ同士及びエミッタ同士が接続されたnpn
型の第1及び第3のトランジスタ(図1においては「Q
1」、「Q3」と表記)1,3のコレクタ側が負荷抵抗
5aを介して電源ライン8に接続される一方、npn型
の第2のトランジスタ(図1においては「Q2」と表
記)2のコレクタが負荷抵抗5bを介して電源ライン8
に接続されると共に、これら第1乃至第3のトランジス
タ1〜3のエミッタ側には、定電流源9が共通接続され
ている。
【0011】また、第1のトランジスタ1のベースに
は、入力信号が印加される入力端子10が接続されると
共に、入力抵抗(図1においては「Rin」と表記)11
の一端が接続されており、この入力抵抗11の他端に
は、第3のトランジスタ3のベースと共に、基準電圧V
refが印加されるようになっている。さらに、第1のト
ランジスタ1のコレクタは、演算増幅器12の反転入力
端子に、第2のトランジスタ2のコレクタは演算増幅器
12の非反転入力端子に、それぞれ接続されており、こ
の演算増幅器12の出力段は、この全波整流回路の出力
端子13に接続されている。
【0012】そして、演算増幅器12の出力段には、直
列接続された帰還抵抗(図1においては、それぞれ「R
2」、「R3」と表記)14,15の一端が接続されてお
り、この直列接続された帰還抵抗14,15の他端は、
第1のトランジスタ1のベースに接続されると共に、帰
還抵抗14,15の相互の接続点は、第2のトランジス
タ2のベースに接続された構成となっている。
【0013】次に、上記構成における動作について説明
する。まず、入力端子10には、零vを基準とする交流
信号が被整流信号として印加されるとすると、この被整
流信号が正の場合には、入力抵抗11に入力端子10側
から基準電圧Vref側へ向かって電流が流れ、電圧降下
が生ずるために、第1のトランジスタ1のベース電位が
第3のトランジスタ3のベース電位に比して高くなり、
第1のトランジスタ1は動作状態となるが、第3のトラ
ンジスタ3は非動作状態となる。
【0014】この結果、演算増幅器12を含めた回路全
体としては、第1のトランジスタ1と第2のトランジス
タ2による差動増幅回路16を初段の増幅回路とする正
転アンプとして動作することとなる。すなわち、入力端
子10に印加された被整流信号が基準電圧Vrefより正
極側へ増加する場合、第1のトランジスタ1のコレクタ
電位は下降する一方、第2のトランジスタ2のコレクタ
電位は上昇し、演算増幅器12の入力段には、これら第
1のトランジスタ1のコレクタ電位と、第2のトランジ
スタ2のコレクタ電位との差電圧が、演算増幅器12の
非反転入力端子が高電位側となって印加されることとな
る。
【0015】ところで、演算増幅器12の出力段は、先
に述べたように帰還抵抗14,15を介して第1及び第
2のトランジスタ1,2のベースに、それぞれ接続され
ているために、第1のトランジスタ1のベースと、第2
のトランジスタ2のベースとの間には、いわゆるイマジ
ナリショートが成立する。したがって、帰還抵抗14,
15には電流は流れず、入力端子10に印加された被整
流信号の大きさをVin、帰還抵抗14,15の相互の接
続点すなわち第3のトランジスタ3のベース電位をV
F、演算増幅器12の出力電圧をVoとし、かつ、帰還抵
抗14,15が同一の抵抗値のものであるとすると、V
in=VF=Voが成立することとなり、演算増幅器12か
らは、被整流信号Vinと同位相、同振幅の出力信号Vo
が得られることとなる。
【0016】一方、入力端子10に印加された被整流信
号が負の場合、上述したとは逆に、第1のトランジスタ
1のベース電位が、第3のトランジスタ3のベース電位
よりも低くなるため、第1のトランジスタ1に代わっ
て、第3のトランジスタ3が動作状態となり、第2及び
第3のトランジスタ2,3による差動増幅が行われるこ
ととなる。この結果、演算増幅器12を含めた回路全体
としては、第2のトランジスタ2と第3のトランジスタ
3による差動増幅回路16を初段の増幅回路とする反転
アンプとして動作することとなる。
【0017】すなわち、被整流信号が、基準電圧Vref
より、負側へ大きくなるに従い、第3のトランジスタ3
のコレクタ電位は上昇する一方、第2のトランジスタ2
のコレクタ電位は下降し、演算増幅器12には、その反
転入力端子側が高電位側となるように電圧が印加される
結果、演算増幅器12からは、被整流信号と逆位相、同
振幅の出力信号が得られることとなる。以下、被整流信
号の変化に応じて、上述した動作が繰り返され、出力端
子13には、被整流信号と逆位相、同振幅の出力信号が
得られるようになっている。
【0018】次に、具体回路例について図2を参照しつ
つ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構
成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明
を省略することとする。この具体回路例は、概略的にそ
の構成を言えば、差動増幅回路16と、この差動増幅回
路16の負荷側に接続されたカレントミラー回路20
と、差動増幅回路16の出力信号を増幅する終段トラン
ジスタ5とを具備してなるものである。
【0019】以下、具体的に説明すれば、まず、差動増
幅回路16は、基本的に図1に示された基本回路例にお
けるものと同一構成を有するものである。すなわち、コ
レクタ同士及びエミッタ同士が接続された第1及び第3
のトランジスタ1,3のコレクタ側がカレントミラー回
路20を構成する第6のトランジスタ(図2においては
「Q6」と表記)6を介して電源ライン8に接続される
一方、第2のトランジスタ2のコレクタは、カレントミ
ラー回路20を構成する第4のトランジスタ4を介して
電源ライン8に接続されると共に、これら第1乃至第3
のトランジスタ1〜3のエミッタ側には、第1の定電流
源21が共通接続されている。なお、第1の定電流源2
1の他端は、アース接続されるようになっている。
【0020】また、第1のトランジスタ1のベースに
は、入力信号が印加される入力端子10が接続され、こ
の入力端子10と基準電圧Vrefを発生する基準直流電
源22の正極側との間に、被整流信号Vinを出力する入
力信号源23が接続されるように構成される一方、第3
のトランジスタ3のベースは、基準直流電源22の正極
側に接続されている。なお、基準直流電源22の負極側
は、アースに接続されるようになっている。
【0021】さらに、第1のトランジスタ1のコレクタ
は、終段トランジスタ(図2においては「Q5」と表
記)5のベースに接続されている。そして、終段トラン
ジスタ5のコレクタは、出力端子13に接続されると共
に、この出力端子13には、帰還抵抗14,15の一端
が接続され、帰還抵抗14,15の互いの接続点は、第
2のトランジスタ2のベースに、帰還抵抗14,15の
他端は、第1のトランジスタ1のベースに、それぞれ接
続されている。また、出力端子13には、第2の定電流
源24の一端が接続されており、この第2の定電流源2
4の他端は、アースに接続されるようになっている。
【0022】カレントミラー回路20は、pnp型の第
4及び第6のトランジスタ4,6により、相互のベース
が接続されると共に、相互のエミッタが電源ライン8に
接続され、さらに、第4のトランジスタ4のコレクタと
ベースとが接続されて構成されている。
【0023】そして、第4のトランジスタ4のコレクタ
は、第2のトランジスタ2のコレクタに、第6のトラン
ジスタ6のコレクタは、第1のトランジスタ1のコレク
タに、それぞれ接続されている。なお、電源ライン8に
は、直流電源25の正極側が接続され、この直流電源2
5の負極側はアースに接続されるようになっている。
【0024】pnp型の終段トランジスタ5は、エミッ
タが電源ライン8に接続されており、ベース側に印加さ
れた信号が増幅されて、コレクタ側の出力端子13に得
られるようになっている。なお、終段トランジスタ5の
ベースとコレクタ間には、いわゆる位相補正(発振防
止)のためのコンデンサ26が接続されている。
【0025】次に、上記構成における動作について説明
する。まず、入力信号源23により入力端子10に印加
される被整流信号Vinが、正極の信号である場合、すな
わち、基準電圧Vrefを基準として、入力端子10がそ
れよりも高い電位となる場合、第1のトランジスタ1の
ベース電位が第3のトランジスタ3のベース電位よりも
高くなるため、第1のトランジスタ1は動作状態となる
一方、第3のトランジスタ3は非動作状態となり、第1
のトランジスタ1と第2のトランジスタ2とにより差動
増幅が行われることとなる。
【0026】第1のトランジスタ1のベース電位の変化
は、第1のトランジスタ1のコレクタ電流の変化とな
り、この電流変化は、反転アンプとして機能する終段ト
ランジスタ5のベースに伝えられ、終段トランジスタ5
のコレクタ電流及びコレクタ電圧の変化として出力され
ることとなる。
【0027】ところで、出力端子13に得られる終段ト
ランジスタ5のコレクタ電圧の変化は、帰還抵抗14,
15により、先の第1及び第2のトランジスタ1,2の
ベースにフィードバックされることとなるが、カレント
ミラー回路20の作用により第1及び第2のトランジス
タ1,2のコレクタ電流が同一の大きさとなったところ
で、回路全体の動作が安定することとなる。その結果、
先の図1の基本回路例で述べたと同様に、出力端子13
には、被整流信号Vinと、同位相、同振幅の出力信号が
得られることとなる。
【0028】一方、被整流信号Vinが、負極の信号であ
る場合、すなわち、基準電圧Vrefを基準として、入力
端子10がそれよりも低い電位となる場合、第1のトラ
ンジスタ1のベース電位は、第3のトランジスタ3のベ
ース電位よりも低くなるため、第1のトランジスタ1に
代わって第3のトランジスタ3が動作状態となり、第2
のトランジスタ2と第3のトランジスタ3とにより差動
増幅が行われることとなる。
【0029】そして、被整流信号Vinの変化に伴う第3
のトランジスタ3のベース電位の変化に応じて、第3の
トランジスタ3のコクレタ電流が変化し、その変化が終
段トランジスタ5のベースに伝えられる結果、先の場合
と同様に、出力端子13には、被整流信号Vinと、同位
相、同振幅の出力信号が得られることとなる。
【0030】図3には、上述した具体回路例において、
被整流信号Vinの変化に対する出力信号Voの変化をシ
ュミレーションした結果を示す特性線図が示されてお
り、以下、同図を参照しつつこのシュミレーション結果
について説明する。まず、シュミレーションの条件とし
ては、被整流信号Vinは、基準電圧Vrefの5vを中心
に、正負にそれぞれ略3vの振幅で変化する正弦波信号
としてある。また、直流電源25の電圧を10vとし、
第1及び第2の定電流源21,24の電流値を共に12
μAとしてある。同図においては、被整流信号Vinと出
力信号Voとがそれぞれ表されているが、5vを中心に
正負に3vの振幅で変化する被整流信号Vinに対して、
出力信号Voは、5vの上側に、被整流信号Vinと同期
して、かつ、同一振幅の全波整流波形として得られるこ
とが理解できる。
【0031】なお、上述した発明の実施の形態における
回路構成に限定される必要はなく、例えば、pnp型ト
ランジスタをnpn型トランジスタに、npn型トラン
ジスタをpnp型トランジスタに、それぞれ代えると共
に、必要に応じて電圧の極性を代えることによって、同
様な回路が実現できることは勿論であるし、バイポーラ
トランジスタに代えて他の種類のトランジスタを用いて
回路構成しても同様な作用、効果を果たす回路を得るこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
差動増幅回路の一方の入力段をコレクタ及びエミッタが
接続された2つのトランジスタで構成し、被整流信号の
変化に応じてこの2つのトランジスタの何れが動作し、
この何れかのトランジスタと、差動増幅回路の他方の入
力段を構成するトランジスタとにより差動増幅が行われ
るようにすると共に、この差動増幅回路の出力信号を次
段増幅回路により増幅して、その出力を差動増幅回路へ
フィードバックすることで、被整流信号と同一位相、同
一振幅の出力信号が得られるようにしたので、従来と異
なり、例えば、位相の異なる2つの出力信号を得られる
ように、差動増幅回路をいわゆるデュアル構成とする必
要がなく、簡易な構成となり、IC化の際に従来に比し
てより小型化可能で、比較的安価にできる全波整流回路
を提供することができる。また、電源とアースとの間に
接続されるトランジスタは、差動増幅回路を構成するト
ランジスタのコレクタ側にカレントミラー回路を接続し
た場合でも、2つで済むので、従来と異なり、1v程度
の電源電圧で動作することが可能であり、電源電圧の低
電圧化の要請に十分答えることができる全波整流回路を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における基本回路例を示す
回路図である。
【図2】本発明の実施の形態における具体回路例を示す
回路図である。
【図3】図2に示された具体回路における被整流信号の
変化に対する出力信号の変化をシュミレーションにより
求めた結果を示す特性線図である。
【図4】従来の回路構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…第1のトランジスタ 2…第2のトランジスタ 3…第3のトランジスタ 9…定電流源 10…入力抵抗 12…演算増幅器 13…出力端子 14…帰還抵抗 15…帰還抵抗 16…差動増幅回路 20…カレントミラー回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ同士が接続され、当該エミッタ
    が定電流源に接続されてなる2つのトランジスタを有し
    てなる差動増幅回路の前記2つのトランジスタの一方の
    トランジスタに、 当該トランジスタと同一種類の第3のトランジスタを、
    そのコクレタが前記一方のトランジスタのコレクタに、
    エミッタが前記一方のトランジスタのエミッタに、それ
    ぞれ接続されるように設け、 前記第3のトランジスタのベースに被整流信号の中心電
    位となる所定電圧を印加し、 前記一方のトランジスタのベースと前記第3のトランジ
    スタのベースとの間に被整流信号を印加するように構成
    する一方、 前記差動増幅回路の出力信号を増幅する次段増幅回路を
    設け、 当該次段増幅回路の出力端子と、前記差動増幅回路を構
    成する2つのトランジスタの他方のトランジスタのベー
    スとを抵抗を介して接続すると共に、当該他方のトラン
    ジスタのベースと前記一方のトランジスタのベースとを
    抵抗を介して接続してなることを特徴とする全波整流回
    路。
  2. 【請求項2】 次段増幅回路は演算増幅器を用いてな
    り、その反転入力端子に差動増幅回路を構成する2つの
    トランジスタの一方のトランジスタのコレクタが、非反
    転入力端子に前記差動増幅回路を構成する2つのトラン
    ジスタの他方のトランジスタのコレクタが、それぞれ接
    続されてなることを特徴とする請求項1記載の全波整流
    回路。
  3. 【請求項3】 次段増幅回路は、エミッタが電源に接続
    され、コレクタが出力端子に接続されると共に定電流源
    に接続されてなるトランジスタからなる一方、 差動増幅回路を構成するトランジスタのコレクタ側に
    は、カレントミラー回路が接続され、 差動増幅回路の一方のトランジスタのコレクタは、前記
    次段増幅回路を構成するトランジスタのベースに接続さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の全波整流回
    路。
  4. 【請求項4】 npn型トランジスタをpnp型トラン
    ジスタに代えてなることを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の全波整流回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003079563A1 (de) * 2002-03-15 2003-09-25 Infineon Technologies Ag Schaltungsanordnung zur frequenzverdopplung und mobilfunkgerät mit der schaltungsanordnung
US7239854B2 (en) 2002-03-15 2007-07-03 Infineon Technologies Ag Frequency-doubling circuit arrangement, and mobile radio having that circuit arrangement

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