JPH0453050Y2 - - Google Patents

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JPH0453050Y2
JPH0453050Y2 JP1985180891U JP18089185U JPH0453050Y2 JP H0453050 Y2 JPH0453050 Y2 JP H0453050Y2 JP 1985180891 U JP1985180891 U JP 1985180891U JP 18089185 U JP18089185 U JP 18089185U JP H0453050 Y2 JPH0453050 Y2 JP H0453050Y2
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circuit
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はフイルタ回路等の交流信号と直流成分
を同時に伝送する回路ブロツクの出力端子のバイ
アス電圧を任意に選定し、かつ入・出力回路のマ
ツチングを完全にとることのできる直流バイアス
回路に関するものである。
従来の技術 第4図は従来方式での直流バイアス回路を示し
たもので、回路ブロツク2はコイルLとコンデン
サCから構成されたフイルタ回路等が該当し、交
流信号のみでなく、その直流成分をも伝送するも
のである。回路ブロツク2の入力端子Iには入力
インピーダンスと一致、もしくはほぼ一致する抵
抗R1を介して直流成分を含んだ交流が印加され
る。また回路ブロツク2の出力端子Oには、回路
ブロツク2の出力インピーダンスと一致、もしく
はほぼ一致する抵抗R2′が接地点との間に接続さ
れ終端されている。信号発生回路1からの入力信
号VINは第4図に示すように交流信号と直流成分
VBの両方を含んでいる場合がある。この場合入
力抵抗R1と、出力端の終端抵抗R2′で、回路ブロ
ツク2の入力及び出力のインピーダンスマツチン
グをとつている。
考案が解決しようとする問題点 このような従来回路では、入力抵抗R1と終端
抵抗R2′により、回路ブロツク2の出力端子Oで
の直流動作電圧VOBは下式のように入力信号VIN
での直流動作電圧VBよりかなり低めになる。
VOB≒R2′/R1+RR2′・VB ……(1) 通常のフイルタ回路等では入力インピーダンス
と出力インピーダンスは等しく、上記(1)式では
R1=R2′であり、VOB≒1/2・VBと、VBの半分に
動作電圧が低下する。このため、次段の増巾回路
との直流動作電圧が合わなくなつたり、リニア動
作をさせるときの動作点に不具合を生じたりし
た。そのための1つの解決法として、第4図に示
すように、トランジスタQ1,Q2を用いたエミツ
タフオロアによる電圧シフト回路等が採用されて
いるが、回路素子数が多くなり、かつ温度安定性
が悪いなど、その欠点改善が望まれていた。
本考案はこのような欠点を解決するもので、少
ない部品点数で、より安定な動作特性を得ようと
することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、回路ブロ
ツクの入力端子に設けられた入力抵抗と、出力端
子と第1の電源および第2の電源の間に設けられ
た終端抵抗により、回路ブロツクとの入・出力イ
ンピーダンスのマツチングをとると同時に、出力
端子における直流動作電圧を決定するようにして
いる。
作 用 本考案は上記した構成により、出力端子での交
流信号に対する終端抵抗値は2個の終端抵抗の並
列接続値で、これを回路ブロツクの出力インピー
ダンス値と等しくすることにより出力インピーダ
ンスのマツチングをとる。また出力端子での直流
動作電圧は、入力信号の直流動作電圧、2つの電
源の電圧、と3つの抵抗によつて任意の値に選定
される。
実施例 第1図は本考案の一実施例での直流バイアス回
路を示す図で、フイルタ回路等の交流信号及び直
流成分を伝送する回路ブロツク2の入力端子Iに
は、入力インピーダンスとマツチングをとるため
の抵抗R1を介して入力信号VINが印加される。入
力信号VINは信号発生回路1より供給されるが、
直流電圧VBなる直流成分と交流信号の両方が含
まれている。回路ブロツク2の出力端子Oには、
第1電源VCCとの間に抵抗R2が、また第2電源と
して、本実施例では接地電圧との間と抵抗R3
各々接続され、この2つの抵抗R2,R3が回路ブ
ロツク2の終端抵抗として動作し、出力回路との
マツチングをとつている。したがつて回路ブロツ
ク2の出力インピーダンスをZOとすると、2つの
終端抵抗R2,R3の並列接続抵抗値とZOとが一致
するか、またはほぼ一致しなければならない。
よつて、ZO=R2/R2+R3またはZO≒R2/R2+R3 ……(2) 次に回路ブロツク2の出力端子における直流バ
イアス電圧について説明する。第2図は回路ブロ
ツク2の1例としてコイルL1,L2、コンデンサ
C1,C2,C3からなるローパスフイルタを示した
もので、直流的には入力端子Iと出力端子Oの間
は直接低抵抗導体で接続されているものと同等で
ある。したがつて入力信号VINと、出力信号VOUT
における直流動作電圧を各々VB,VOBとすると、
直流動作電圧は第3図に示すようになり、出力端
子Oでの直流動作電圧VOBは、直流動作電圧VB
第1の電源の電圧VCCと3つの抵抗R1,R2,R3
よつて第3式に示すように決定されることにな
る。
VOB=R3/R1・VB+R3/R2・VCC/1+R3/R1+R3
/R2……(3) 式(2),(3)において、ZO,R1,VB,VCCは使用す
る部品及び回路構成により指定される。またVOB
も次段のアンプとの接続条件等で決定されること
からR2とR3が未知数として計算で求められる。
これは次段との結合及び、適正バイアス点の要求
に対してほぼ任意の直流動作電圧が算出決定され
ることを意味し、しかも終端条件ZO=R2/R2+R3が 常に維持されていることを示している。さらに第
4図で示したような直流シフト回路はなく、部品
点数が大巾に削減されたのみでなく、温度変化に
よる直流動作電圧の変動等も全くなくなつて安定
な動作を確保することが可能となる。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案の直流
バイアス回路によれば、フイルタ等の回路ブロツ
クの入、出力マツチングをとるための入力抵抗、
終端抵抗の条件を満足させながら、同時に出力端
子での直流動作電圧を抵抗値のみで任意に決定す
ることができ、さらには部品点数の削減と、回路
動作の安定化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の直流バイアス回路の一実施例
を示す回路図、第2図、第3図は同回路の要部を
説明するための説明図、第4図は従来の直流バイ
アス回路の基本的な構成を示す回路図である。 1……信号発生回路、2……回路ブロツク、
R1,R2,R3……抵抗、I……入力端子、O……
出力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 交流信号及び直流成分を伝送する回路ブロツ
    クの入力端子に、抵抗を介して、直流成分を有
    する交流信号が印加されるように構成し、かつ
    前記回路ブロツクの出力端子と第1の電源およ
    び出力端子と第2の電源の間にそれぞれ終端抵
    抗を接続するとともに、その終端抵抗の並列接
    続抵抗値を前記回路ブロツクの出力インピーダ
    ンスとほぼ一致させたことを特徴とする直流バ
    イアス回路。 (2) 交流信号および直流成分を伝送する回路ブロ
    ツクがフイルタ回路から構成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の直流バイアス回路。
JP1985180891U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0453050Y2 (ja)

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JP1985180891U JPH0453050Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP1985180891U JPH0453050Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JPS6289833U JPS6289833U (ja) 1987-06-09
JPH0453050Y2 true JPH0453050Y2 (ja) 1992-12-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58517B2 (ja) * 1975-10-06 1983-01-06 住友化学工業株式会社 キンゾクガリウムノセイゾウホウホウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH039391Y2 (ja) * 1981-03-09 1991-03-08
JPS58517U (ja) * 1981-06-18 1983-01-05 昭和電線電纜株式会社 遅延線モジユ−ル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58517B2 (ja) * 1975-10-06 1983-01-06 住友化学工業株式会社 キンゾクガリウムノセイゾウホウホウ

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JPS6289833U (ja) 1987-06-09

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