JPH0613333Y2 - 移動間仕切壁の吊下装置 - Google Patents

移動間仕切壁の吊下装置

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JPH0613333Y2
JPH0613333Y2 JP12999789U JP12999789U JPH0613333Y2 JP H0613333 Y2 JPH0613333 Y2 JP H0613333Y2 JP 12999789 U JP12999789 U JP 12999789U JP 12999789 U JP12999789 U JP 12999789U JP H0613333 Y2 JPH0613333 Y2 JP H0613333Y2
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JP
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suspension
partition wall
intersection
hanger
suspension vehicle
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JP12999789U
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JPH0368278U (ja
Inventor
家次 高沢
Original Assignee
丸高工業株式会社
スーパー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば碁盤目状に交差して天井に敷設された
多数のハンガレールに沿って、自由に進路を選択して移
動させることができる移動間仕切壁の吊下装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、移動間仕切壁の吊下装置として、本願出願人が提
案した特願昭57−6094(特開昭58−12398
3)に記載のものがある。この吊下装置は、碁盤目状に
交差して天井に敷設された多数のハンガレールに沿っ
て、自由に進路を選択して移動させることができるもの
であって、ハンガレールの交差部上部に、吊車の上部四
方を下方へ弾圧して、交差部に来た吊車を正確にその中
央に配置するための仮止用ローラが設けられている。し
かして、この吊下装置は、交差部に来た吊車を正確にそ
の中央に配置することによって、吊車の進行方向の転換
をスムーズに行なうことができるようにするものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の移動間仕切壁の吊下装置においては、仮止用
ローラを支持する支持棒や押しばね等がハンガレールの
上方へ大きく突出し、全体として大型、大重量である
し、構造も複雑であばかりでなく、吊車を正確にハンガ
ーレールの交差部中央に配置する機能の面でも十分なも
のでないという問題点がある。
従って、本考案は、ハンガレール交差部に来た吊車をそ
の中心部に正確に仮止めすることにより、吊車の進路転
換をスムーズに行なうことができる小型で構造簡易な移
動間仕切壁の吊下装置を提供することを課題としてい
る。
(課題を解決するための手段) 本考案においては、上記課題を解決するため、ハンガレ
ール6の交差部における、吊りボルト2の通過用割溝8
の交差部四隅の下側に、吊りボルト2を割溝8の交差部
中央に配置させるべく、吊りボルト2を四方から水平に
弾圧する四つのガイドローラ9を設けて移動間仕切壁の
吊下装置を構成した。
(作用) 本考案の移動間仕切壁の吊下装置においては、吊車1が
ハンガレール6の交差部中央へ進入する直前において、
その吊ボルト2が、割溝8の両側から張り出した一対の
ガイドローラ9,9に当接して、これを弾性的に押し開
く。そして、一対のガイドローラ9,9を押し開いた直
後には、ガイドローラ9,9の弾圧力によって、吊りボ
ルト2がハンガレール6の交差部の中心へ強制的に押し
進められ、その位置において四囲から4つのガイドロー
ラ9に弾圧力をもって包囲され、正確に位置決めされ
る。従って、その位置でスムーズに進路を選択して吊車
1を進行させることができる。
(実施例) 本考案の実施例を第1図乃至第4図について説明する。
第3図において、吊車1は、吊ボルト2を介して間仕切
壁Wを吊支する。吊車1は、間仕切壁Wに対して水平に
相対回転自由で、一つの間仕切壁Wに一つまたは二つ取
り付けられるものとする。一つの間仕切壁Wに二つの吊
車1が取り付けられる場合には、通常その一方は間仕切
壁Wに沿って移動自在の遊動吊車とされる。吊車1の本
体は、直方体状の上段部1aと略同形の下段部1bとを
有し、両者間は柱状体1cで結合されている。
上段部1aの四側面には夫々三つの走行輪3が垂直に取
り付けられている。走行輪3は、何れもハンガレール6
の走行面6a上を転動可能である。また、上段部1aの
上部四隅には水平輪4が取り付けられており、これらは
ハンガレール6の天井面に設けられたガイド溝6b内を
転動可能で、レール内での吊車1の傾斜を防止する。下
段部1bの下面には、複数の転球5が転動自由に埋設さ
れている。
第3図に示すように、ハンガレール6は、その交差部以
外の部位において断面ほぼC字状で、内部両側に吊車1
の走行輪3が載る一対の走行面6a,6aを備えてい
る。ハンガレール6は、その交差部において、走行面6
a,6aの下方に位置して、吊車1の転球5が転動する
転球走行面7a,7aを有する。即ち、ハンガレール6
の交差部は、例えば第1,2図に示すように、4つのレ
ール部材が互いに直交して接合される。そして、転球走
行面7a,7aは、交差部四隅の下側に固定された水平
の受板7によって形成されている。隣接する受板7,7
間には、吊車1の吊りボルト2が通る割溝8が形成され
る。この割溝8はハンガレール6の交差部において直角
に交差している。受板7は、ハンガレール6の交差部内
へ進入した吊車1の下面の転球5を受けるためのもので
ある。そして、交差部へ進入した吊車1は、走行輪3に
代わり、転球5により受板7に支持され、進行方向と直
交するハンガレール6に落ち込むことなく交差部を通過
する。
第1図、第2図に示すように、受板7の下面には、割溝
8の交差部四隅に位置して、四つのガイドローラ9が設
けられている。このガイドローラ9は、吊りボルト2を
割溝8の交差部中央に配置させるべく、四方から水平に
吊りボルト2を弾圧するためのもので、第2図に示すよ
うに、割溝8の縁に沿って各受板7に2つずつ直交方向
に設けたられた支持ピン10の先端部に取付けられてい
る。そして、各ローラ9の一部は割溝8内に等しく張り
出している。各支持ピン10は、基端側において受板7
の下面に固定されたピン受けブロック11を軸方向に移
動自在に貫通して抜け止めされており、ピン受けブロッ
ク11との間に介設されたばね12により常時先端側へ
付勢されている。各支持ピン10の先端部にはブラケッ
ト13が固着されている。ブラケット13は、支持ピン
10の軸線に直交する方向に長い軸受孔13aを備えて
いる。そして、各受板7上の互いに直交する2つの支持
ピン10,10のブラケット12,12同士が、軸受孔
12a,12aを互いに重ね合わせて、直交方向に組み
合わされている。そして、2つのブラケット12の直交
方向に重なり合った2つの軸受孔12a,12aに、ロ
ーラ9の軸9aが移動自由に支持されている。従って、
ローラ9は、夫々直交する2つの支持ピン10,10の
間45°の角度で軸受孔12aの範囲で移動自在であ
る。
しかして、吊車1をあるハンガレール6に沿って交差部
に持ち来し、そのまま直進させ、あるいは直角に進路変
更して他のレール側に走行させようとする場合、下段部
1bの転球5が受板7上に載り、吊車1が受板7により
支持されて交差部内へ進入する。この際、吊ボルト2
は、割溝8内を進行し、交差部中央の直前でガイドロー
ラ9,9に当接し、ばね12,12を圧縮しつつ、両ガ
イドローラ9,9間を押し広げて4つのガイドローラ9
間に進入する。4つのガイドローラ9は、交差部の中心
の周りに集中配置されているから、吊ボルト2は、4つ
のガイドローラ9に押されて交差部の中央に位置決めさ
れる。吊ボルト2が4つのガイドローラ9間に嵌まり込
むと吊車1は一旦停止するから、この状態を確認して吊
車1を間仕切壁Wと共に任意のレール6側へ押すと、吊
ボルト2が進行方向のガイドローラ9,9間を押し広げ
つつ、所望のレール6に沿って進行することができる。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、ハンガレール6の交差
部における、吊りボルト2の通過用割溝8の交差部四隅
の下側に、吊りボルト2を割溝8の交差部中央に配置さ
せるべく、吊りボルト2を四方から水平に弾圧する四つ
のガイドローラ9を設けて移動間仕切壁の吊下装置を構
成したため、ハンガレール交差部に来た吊車をその中心
部に正確に仮止めすることにより、吊車の進路転換をス
ムーズに行なうことができる小型で構造簡易な移動間仕
切壁の吊下装置を提供することができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図はハンガ
レール交差部中央の断面図、第2図はハンガレール交差
部の底面図、第3図は吊車の正面図、第4図はガイドロ
ーラの支持部の分解斜視図である。 1……吊車 2……吊ボルト 6……ハンガレール 6a……走行面 8……割溝 7……受板 9……ガイドローラ 10……支持ピン 12……ばね 13……ブラケット W……間仕切壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊ボルトを介して下方に間仕切壁を吊支
    し、後記ハンガレールの走行面上を走行可能な吊車と、 前記吊車が走行する走行面を両側に有する互いに交差し
    た複数のハンガレールとから成る移動間仕切壁の吊下装
    置において、 前記吊車は、前記ハンガレールの交差部において四方へ
    方向転換して走行自在で、 前記ハンガレールは、少なくとも交差部において前記吊
    ボルトが通過するための交差した割溝を有し、かつこの
    割溝の交差部四隅の下側に、前記吊りボルトを割溝の交
    差部中央に配置させるべく四方から水平に吊りボルトを
    弾圧する四つのガイドローラが設けられていることを特
    徴とする移動間仕切壁の吊下装置。
JP12999789U 1989-11-07 1989-11-07 移動間仕切壁の吊下装置 Expired - Lifetime JPH0613333Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12999789U JPH0613333Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 移動間仕切壁の吊下装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12999789U JPH0613333Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 移動間仕切壁の吊下装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0368278U JPH0368278U (ja) 1991-07-04
JPH0613333Y2 true JPH0613333Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31677594

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JP12999789U Expired - Lifetime JPH0613333Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 移動間仕切壁の吊下装置

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JPH0368278U (ja) 1991-07-04

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