JPH0612998Y2 - 電動台車の運転装置 - Google Patents

電動台車の運転装置

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JPH0612998Y2
JPH0612998Y2 JP9235888U JP9235888U JPH0612998Y2 JP H0612998 Y2 JPH0612998 Y2 JP H0612998Y2 JP 9235888 U JP9235888 U JP 9235888U JP 9235888 U JP9235888 U JP 9235888U JP H0612998 Y2 JPH0612998 Y2 JP H0612998Y2
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grip
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brake
brake lever
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康夫 森安
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、移動X線回診車などのような電動台車の運転
装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 電動機を動力源とする自走台車にX線装置を搭載して構
成される、所謂移動X線回診車などのような電動自走台
車においては、運転部に装設される変速操作具の操作で
走行速度を変速するとともに、車輪駆動系中のブレーキ
機構を運転部に設置されたブレーキ操作レバーで制動・
解除状態に切り換え操作できるようにして構成されるの
が一般的になっている(例えば、実開昭61−1445
99号公報参照)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の電動台車における走行変速機構は、運転部のダッ
シュパネルに設置された電気式変速ノブを中立、低速、
高速位置に手回し操作することによって変速するように
なっており、低速および高速の任意の速度位置で保持し
て置くことができる機能を備えておらず、又、前後進切
り換えは、上記変速ノブとは別に運転把手部に設置され
る前進スイッチと後進スイッチとを選択作動して行うよ
うになっているので、運転操作が面倒であり、前後進切
り換えを間違い易い問題点があった。
本考案は、従来の技術の有する上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、前後進切
り換えを含む変速操作とブレーキ操作がきわめて簡単で
運転が楽になって誤操作が起きることがなく、必要によ
っては任意の走行速度を維持しながら片手運転すること
もできるようにした電動台車の運転装置を提供すること
にある。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本考案における運転装置
は、運転部(7)の左右部分に、固定グリップ(31)と、前
後方向回転自在で且つ中立位置に復帰勝手に弾圧附勢さ
れた変速グリップ(30)とを同心状に並設し、変速グリッ
プ(30)側には電動機(8)の制御回路における正逆転切換
スイッチ(36)(37)を関連配設するとともに、走行ミッシ
ョン(8)の変速部(10)を0出力状態から増速方向に移動
する変速作動具(15)を連繋させ、固定グリップ(31)側に
はそれを握りながら操作できるデッドマンブレーキレバ
ー(38)と、該ブレーキレバー(38)がブレーキ開放位置に
作動された時に接続される上記制御回路のメインスイッ
チ(40)を設け、さらに、変速グリップ(30)を任意の回転
位置に維持する保持具(43)の操作部(45)を固定グリップ
(31)部において操作できるように延設しているものであ
る。
(ホ)作用 運転装置が上記のように構成されている電動台車にあっ
ては、一方の手で固定グリップ(31)を握りながらデッド
マンブレーキレバー(38)を作動させてその状態を維持す
れば、ブレーキ制動状態が解除され、それとともに電動
機制御回路のメインスイッチ(40)が接続され、制御回路
がオン状態になる。
次いで、他方の手で変速グリップ(30)を握って前方に回
すと、正転スイッチ(36)が接続されて電動機(8)が正転
作動する前進状態になり、又、後方に回すと、逆転スイ
ッチ(37)が接続されて電動機(8)が逆転作動する後進状
態となり、前後進何れの場合にも、変速グリップ(30)の
回転により変速作動具(15)が係引され、走行ミッション
(9)の変速部が変速作動させられて走行速度が変速され
るのである。
そして、上記のような操作がなされることにより台車が
前進或いは後進されている際に、デッドマンブレーキレ
バー(38)をブレーキ解除位置に保持して固定グリップ(3
1)を握った手の親指などで操作部(45)を作動させて維持
すれば、それによって変速グリップ(30)は、任意の走行
速度が得られる位置に回転移動した状態で保持具(43)に
より固定され、変速グリップ(30)から他方の手を放して
も、固定グリップ(31)側のだけで片手運転が可能になる
のであり、操作部(45)を手放すと、変速グリップ(30)の
固定が解かれて変速グリップ(30)が中立位置に戻り、変
速部(10)が無出力状態になるとともに電動機(8)も停止
するのである。
また、デッドマンブレーキレバー(38)をも手放せば、自
動的にブレーキ制動状態に戻って台車は停止し、電動機
(8)の制御回路のメインスイッチ(40)はオフされるので
ある。
(ヘ)実施例 次に、実施例について図面を参照して説明する。
図面は、電動台車が移動X線回診車である場合を示し、
この電動台車は、第7図から第9図にみられるように、
車体(1)の下方前部両側に駆動車輪(2)(2)を、車体(1)の
下方後部両側に遊動車輪(3)(3)を配し、車体(1)上には
支柱(4)に支持されるX線装置(5)と、それの操作表示部
(6)、バッテリ(図には表われていない)などの必要装
置を配設するとともに、車体(1)の後部には運転部(7)を
設けて構成されており、上記駆動車輪(2)(2)は、電動機
(8)を動力源とする車輪駆動系によって強制駆動される
ようになっている。
そして、車輪駆動系には、第6図に詳細構造を図示して
いる走行ミッシヨン(9)が介装され、その走行ミッショ
ン(9)には、リングコーン式の無段変速部(10)が組み込
まれている。
第6図において、リングコーン無段変速部(10)は、走行
ミッション全体の入力部に組み込まれるもので、入力軸
(11)に設置される入力円板と、出力軸(12)に設置される
出力円板と、両円板間に設けられる遊星コーン(13)群
と、遊星コーンの円錐面に摩擦係合される変速リング(1
4)と、それを摺動移動する変速作動具(15)等から構成さ
れ、上記入力軸(11)を前記電動機(8)の回転軸に直接に
連動連結して設けられている。
そして、無段変速部(10)の出力軸(12)にはクラッチギヤ
(16)が嵌着され、該クラッギヤ(16)をシフター(17)で摺
動操作することにより、差動機構(18)のリングギヤ(19)
に動力断続自在に噛合させ、差動機構(18)を経た動力で
走行ミッシヨン(9)の左右出力軸(20)(20)を駆動し、左
右出力軸からそれぞれ最終減速機構(21)(21)を経て上記
駆動車輪(2)(2)に動力伝達するようになっている。
変速作動具(15)は、シフト軸(22)とそれに嵌着されるシ
フトホーク(23)と、シフトホーク即ちそれによって移動
される変速リング(14)を0出力位置に復帰させるスプリ
ング(24)等で構成され、0出力位置は、シフト軸(22)の
外方一端部に関連設置される微調節具(25)により矯正設
定できるようになっている。
また、変速作動具(15)におけるシフト軸(22)の他方外端
部には、変速レバー(26)が揺動自在に軸着され、該変速
レバー(26)には操作索(27)の一端部が連結されて、その
操作索(27)の他端側が運転部(7)に延設され、後述する
変速グリップに接続されていて、変速グリップの回転で
引き押し作動されるようになっている。
さらに、上述した無段変速部(10)の出力軸(12)の軸端部
にはブレーキ機構(28)が設けられ、該ブレーキ機構(28)
の作動部に連なる操作ワイヤー(29)が運転部(7)に延出
されて、後述するデッドマンブレーキレバーに接続さ
れ、デッドマンブレーキレバーにより制動状態、制動解
除状態に切り換えれるようになっている。
変速グリップ(30)は、運転部(7)の横幅方向一側に偏寄
する部位に向けて設けられ、その延長線上の運転部横一
側部には同心状に固定グリップ(31)が配設される。
しかして、変速グリップ(30)は、前方および後方に手動
回転できるように装架され、この変速グリップ(30)が前
方または後方に回転される時には、その回転量に応じて
上述操作索(27)が係引されて変速レバー(26)が揺動さ
れ、無段変速部(10)の変速作動具(15)を作動させて変速
リング(14)を0出力位置から増速方向に動かすようにな
っている。
なお、第2図に示しているように、変速グリップ(30)部
には、円周の一部を切截した回転体(32)が一体的に回転
するように装設されていて、その切截部には、固定枠(3
3)に支持されてスプリングにより弾圧附勢される中立復
帰具(34)が当接され、変速グリップ(30)を手放した時に
は、それが中立復帰具(34)の戻し作用で中立位置に自動
的に復帰させられるようになっている。
又、変速グリップ(30)の他端部には、これと一体的に回
転するスイッチ作動カム(35)が配設され、該スイッチ作
動カム(35)のカム面には、上記電動機(8)の制御回路
(図示省略)に組み込まれている正逆転スイッチ(36)(3
7)の作動部が摺接され、変速グリップ(30)を前方に回す
と正転スイッチ(36)が接続され、変速グリップ(30)を後
方に回すと逆転スイッチ(37)が接続するようになってい
る。
固定グリップ(31)側においては、平面視でループ状をな
すデッドマンブレーキレバー(38)が枢軸(39)(39)を支点
にして上下方向回動可能に設けられ、該ブレーキレバー
(38)には、上記ブレーキ機構(28)の操作ワイヤー(29)が
接続されていて、固定グリップ(31)を握りながらその手
でブレーキレバー(38)を引き上げると、ブレーキ機構(2
8)の制動が解除され、手放すと、下降動してブレーキ機
構(28)を元の制動状態に戻すようになっている。
そして、ブレーキレバー(38)の上動位置(ブレーキ機構
開放位置)には、電動機(8)の制御回路におけるメイン
スイッチ(40)が関連配設され、ブレーキレバー(38)を引
き上げ作動させた時にのみ、メインスイッチ(40)が接続
されて電動機(8)が始動可能状態となるように構成され
ている。
また、固定グリップ(31)の内端近傍部には、その固定グ
リップ(30)を握りながら上記ブレーキレバー(38)を作動
する手の親指で操作できる操作レバー(41)が設置され、
該操作レバー(41)は、変速グリップ(30)と共に回転する
回転部材(42)に圧接することができるように設けられた
保持具(43)に連動ロッド(44)を介して連結されて操作部
(45)が構成され、固定グリップ(31)を握った体勢で操作
レバー(41)を作動すると、保持具(43)が回転部材(42)に
圧接されて変速グリップ(30)が位置維持され、操作レバ
ー(41)を手放すと、保持具(43)の自動復帰機能によって
回転部材(42)への圧接が解かれ、変速グリップ(31)が回
転可能状態となるように構成されている。
なお、保持具(43)は、上記回転部材(42)の外周部に圧接
することができるカム面を備えたカムレバー(46)を回転
自在に軸(47)支持して、該カムレバー(46)を、これと回
転部材(42)との間に介装されたスプリング(48)、鋼球(4
9)の弾発維持作用で常時は非圧接に保ち、操作部(45)を
操作した時には弾発維持作用に抗してカム面が回転部材
(42)の周部に圧接されるように成っているものである。
(ト)考案の効果 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
変速グリップ(30)を前方または後方に回転操作するだけ
で、前後進切り換えと走行速度の変速が行えるので、運
転操作が単純化されるとともに誤操作を生じることがな
くて、安全且つ容易に運転できる。
固定グリップ(31)側において、デッドマンブレーキレバ
ー(38)を操作してブレーキ解除体勢を維持しながら、同
じ手で操作部(45)を操作して変速グリップ(30)を任意の
走行速度位置に維持させて置くことができるから、長距
離走行や坂の登り降りの際に運行が楽であり、固定グリ
ップ(31)側を持つのみで運転できるため、必要があれば
片手を空けることができて有利に運行できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電動台車の運転部の断面平面図、第2図は第1
図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第
4図は第1図のC−C断面図、第5図は変速グリップの
固定維持機構を部分的に抽出し拡大して示した断面図、
第6図は走行ミッシヨンの断面展開図、第7図は本考案
が適用された電動台車の全体斜視図、第8図は同じく平
面概略図、第9図は同じく側面概略図である。 (7)……運転部、(8)……電動機 (9)……走行ミッション、(10)……変速部 (15)……変速作動具、(30)……変速グリップ (31)……固定グリップ (36)(37)……正逆転切換スイッチ (38)……デッドマンブレーキレバー (40)……メインスイッチ、(43)……保持具 (45)……操作部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転部(7)の左右部分に、固定グリップ(3
    1)と、前後方向回転自在で且つ中立位置に復帰勝手に弾
    圧附勢された変速グリップ(30)とを同心状に並設し、変
    速グリップ(30)側には電動機(8)の制御回路における正
    逆転切換スイッチ(36)(37)を関連配設するとともに、走
    行ミッション(9)の変速部(10)を0出力状態から増速方
    向に移動する変速作動具(15)を連繋させ、固定グリップ
    (31)側にはそれを握りながら操作できるデッドマンブレ
    ーキレバー(38)と、該ブレーキレバー(38)がブレーキ開
    放位置に作動された時に接続される上記制御回路のメイ
    ンスイッチ(40)を設け、さらに、変速グリップ(30)を任
    意の回転位置に維持する保持具(43)の操作部(45)を固定
    グリップ(31)部において操作できるように延設してある
    ことを特徴とする電動台車の運転装置。
JP9235888U 1988-07-11 1988-07-11 電動台車の運転装置 Expired - Lifetime JPH0612998Y2 (ja)

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JP9235888U JPH0612998Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 電動台車の運転装置

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JPH0212930U JPH0212930U (ja) 1990-01-26
JPH0612998Y2 true JPH0612998Y2 (ja) 1994-04-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004121656A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Shimadzu Corp 回診用x線撮影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004121656A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Shimadzu Corp 回診用x線撮影装置

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JPH0212930U (ja) 1990-01-26

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