JPH0740412Y2 - 自走台車の走行安全装置 - Google Patents
自走台車の走行安全装置Info
- Publication number
- JPH0740412Y2 JPH0740412Y2 JP9235988U JP9235988U JPH0740412Y2 JP H0740412 Y2 JPH0740412 Y2 JP H0740412Y2 JP 9235988 U JP9235988 U JP 9235988U JP 9235988 U JP9235988 U JP 9235988U JP H0740412 Y2 JPH0740412 Y2 JP H0740412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed change
- hook
- transmission
- vehicle body
- self
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、X線撮影装置搭載車などのような
自走台車における走行安全装置に関するものである。
自走台車における走行安全装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 この種の自走台車においては、車体に装設した可動パン
パーが障害物等に接触すると、障害物から受ける外力に
よりパンパーが移動し、それに連繋する連動具によって
駆動源である電動機が停止切り換えされて、車体が自動
的に緊急停止する構造の走行安全装置が設けられている
(例えば、実開昭59−182309号公報参照)。
パーが障害物等に接触すると、障害物から受ける外力に
よりパンパーが移動し、それに連繋する連動具によって
駆動源である電動機が停止切り換えされて、車体が自動
的に緊急停止する構造の走行安全装置が設けられている
(例えば、実開昭59−182309号公報参照)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の自走台車における走行安全装置は、可動パンパー
の作動でもって電動機が緊急停止されるだけであり、車
体の進行中に電動機が緊急停止されると、車輪伝動系が
可進行状態になった儘で停車することになるので、障害
物とバンパーとの接触状態を解消して再発進するに際
し、車輪伝動系をニュートラル状態に復帰する所作を怠
った儘で電動機を再始動することがあると、直ちに車体
が緊急停止前の進行速度で急発進することになり著しく
危険であるという問題点があった。
の作動でもって電動機が緊急停止されるだけであり、車
体の進行中に電動機が緊急停止されると、車輪伝動系が
可進行状態になった儘で停車することになるので、障害
物とバンパーとの接触状態を解消して再発進するに際
し、車輪伝動系をニュートラル状態に復帰する所作を怠
った儘で電動機を再始動することがあると、直ちに車体
が緊急停止前の進行速度で急発進することになり著しく
危険であるという問題点があった。
本考案は、従来技術の有する上記の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、再スター
ト時の急発進が自動的に回避されるように改良された自
走台車の走行安全装置を提供することにある。
れたものであって、その目的とするところは、再スター
ト時の急発進が自動的に回避されるように改良された自
走台車の走行安全装置を提供することにある。
(ニ)課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案装置は、変速グリップ
(42)の操作で正逆転切換できる電動機(7)を駆動源
とする車輪駆動系に、差動遊星式摩擦無段変速機(11)
を組み入れて組成された無段変速ミッション(8)を介
装し、前記差動遊星式摩擦無段変速機(11)の変速リン
グ(19)を変位移行する為の変速スライド軸(20)を、
上記変速グリップ(42)の回転操作で動かすように構成
された自走台車において、変速スライド軸(20)の軸端
に受フック(27)を揺動可能に枢着し、該受フック(2
7)と車体(2)に装設された可動バンパー(30)との
間を、常態位置への復帰バネ(36)(37)が介装された
連繋具(29)で接続し、この受フック(27)に、変速グ
リップ(42)から延設される操作索(39)の先端部に連
繋設置された変速フック(38)が係脱するように構成
し、可動バンパー(30)が外力を受けて常態位置から移
動した時には両フック(27)(38)の係合が外れ変速ス
ライド軸(20)が0出力位置に自動復帰するようにして
いる。
(42)の操作で正逆転切換できる電動機(7)を駆動源
とする車輪駆動系に、差動遊星式摩擦無段変速機(11)
を組み入れて組成された無段変速ミッション(8)を介
装し、前記差動遊星式摩擦無段変速機(11)の変速リン
グ(19)を変位移行する為の変速スライド軸(20)を、
上記変速グリップ(42)の回転操作で動かすように構成
された自走台車において、変速スライド軸(20)の軸端
に受フック(27)を揺動可能に枢着し、該受フック(2
7)と車体(2)に装設された可動バンパー(30)との
間を、常態位置への復帰バネ(36)(37)が介装された
連繋具(29)で接続し、この受フック(27)に、変速グ
リップ(42)から延設される操作索(39)の先端部に連
繋設置された変速フック(38)が係脱するように構成
し、可動バンパー(30)が外力を受けて常態位置から移
動した時には両フック(27)(38)の係合が外れ変速ス
ライド軸(20)が0出力位置に自動復帰するようにして
いる。
そして、可動バンパー(30)は、その両端の折曲延出部
(48)(48)が、車体前端のコーナー部(49)の傾斜に
一致しながら折曲点(A)と車体回向中心(O)を結ぶ
線(a)に対して直角に近い角度で傾斜し、且つ、折曲
点(A)と車体回向中心(O)とコーナー部(49)の後
端点(B)とがなす仮想三角形の折曲点(A)における
頂角(α)と、コーナー部後端点(B)における頂角
(β)とがα<βとなるように形成し、さらに、接当板
(31)から延出するスライド軸(32)(32)の先端部に
回動支点(34)(34)中心で揺動するリンク(35)(3
5)を連設すると共に、両リンク(35)(35)の他端を
屈折自在に連結し、その屈折連結部に受フック(27)に
連なる連繋具(29)を接続するように構成するのが好ま
しい。
(48)(48)が、車体前端のコーナー部(49)の傾斜に
一致しながら折曲点(A)と車体回向中心(O)を結ぶ
線(a)に対して直角に近い角度で傾斜し、且つ、折曲
点(A)と車体回向中心(O)とコーナー部(49)の後
端点(B)とがなす仮想三角形の折曲点(A)における
頂角(α)と、コーナー部後端点(B)における頂角
(β)とがα<βとなるように形成し、さらに、接当板
(31)から延出するスライド軸(32)(32)の先端部に
回動支点(34)(34)中心で揺動するリンク(35)(3
5)を連設すると共に、両リンク(35)(35)の他端を
屈折自在に連結し、その屈折連結部に受フック(27)に
連なる連繋具(29)を接続するように構成するのが好ま
しい。
(ホ)作用 上記のように構成された自走台車においては、通常、可
動バンパー(30)が復帰バネ(36)(37)で弾圧付勢さ
れて常態位置に保たれ、可動バンパー(30)に連繋具
(29)を介して接続された受フック(27)は受姿勢に維
持されており、変速グリップ(42)から延出される操作
索(39)の先端部に連繋設置されている変速フック(3
8)は、受姿勢にある受フック(27)に係合している。
動バンパー(30)が復帰バネ(36)(37)で弾圧付勢さ
れて常態位置に保たれ、可動バンパー(30)に連繋具
(29)を介して接続された受フック(27)は受姿勢に維
持されており、変速グリップ(42)から延出される操作
索(39)の先端部に連繋設置されている変速フック(3
8)は、受姿勢にある受フック(27)に係合している。
そして、変速グリップ(42)を前方に回せば、電動機
(7)が正回転する状態に切り替わり、又、後方に回せ
ば電動機(7)が逆回転する状態に切り替わるのであ
り、電動機が正逆いずれの方向に回転する場合にも、変
速グリップ(42)の回転作動に伴って操作索(39)が係
引され、変速フック(38)により受フック(27)が作動
されて変速スライド軸(20)が増速方向に動かされるの
であって、変速グリップ(42)の回し度合いが大きくな
るに連れて、無段変速ミッション(8)は無段階に変速
されて行き、車体(2)は変速グリップの回転度合いに
よって設定される任意の速度で前進又は後進走行するこ
ととなる。
(7)が正回転する状態に切り替わり、又、後方に回せ
ば電動機(7)が逆回転する状態に切り替わるのであ
り、電動機が正逆いずれの方向に回転する場合にも、変
速グリップ(42)の回転作動に伴って操作索(39)が係
引され、変速フック(38)により受フック(27)が作動
されて変速スライド軸(20)が増速方向に動かされるの
であって、変速グリップ(42)の回し度合いが大きくな
るに連れて、無段変速ミッション(8)は無段階に変速
されて行き、車体(2)は変速グリップの回転度合いに
よって設定される任意の速度で前進又は後進走行するこ
ととなる。
しかして、前進走行時に、可動バンパー(30)が障害物
等に接触することがあれば、それによって付与される外
力で可動バンパー(30)が退動させられ、連繋具(29)
が引かれて受フック(27)が受位置から退動し、受フッ
ク(27)と変速フック(38)との係合が解脱して変速ス
ライド軸(20)が0出力位置に自動復帰し車体(2)は
緊急停止する。
等に接触することがあれば、それによって付与される外
力で可動バンパー(30)が退動させられ、連繋具(29)
が引かれて受フック(27)が受位置から退動し、受フッ
ク(27)と変速フック(38)との係合が解脱して変速ス
ライド軸(20)が0出力位置に自動復帰し車体(2)は
緊急停止する。
車体(2)が停止した後に、可動バンパー(30)と障害
物との接触状態を解く所作をすれば、可動バンパー(3
0)、連繋具(29)、受フック(27)等は、復帰バネ(3
6)(37)によって常態位置(受姿勢位置)に戻され、
それに変速グリップ(42)側における操作索(39)の変
速フック(38)が再び係合する元の状態に復帰するので
ある。
物との接触状態を解く所作をすれば、可動バンパー(3
0)、連繋具(29)、受フック(27)等は、復帰バネ(3
6)(37)によって常態位置(受姿勢位置)に戻され、
それに変速グリップ(42)側における操作索(39)の変
速フック(38)が再び係合する元の状態に復帰するので
ある。
(へ)実施例 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図及び第2図において、自走台車(1)は、車体
(2)の下方前部に左右一対の駆動車輪(3)(3)
を、下方後部に左右一対のキャスター輪(4)(4)を
配し、車体(2)上にX線撮影装置(5)とそれの操作
部、バッテリ、その他の必要装置等を配設すると共に、
車体(2)の後部に運転部(6)を装設して構成されて
いる。
(2)の下方前部に左右一対の駆動車輪(3)(3)
を、下方後部に左右一対のキャスター輪(4)(4)を
配し、車体(2)上にX線撮影装置(5)とそれの操作
部、バッテリ、その他の必要装置等を配設すると共に、
車体(2)の後部に運転部(6)を装設して構成されて
いる。
左右一対の駆動車輪(3)(3)は、差動遊星式摩擦無
段変速機(11)を組み入れて組成されている無段変速ミ
ッション(8)の左右の伝動軸(9)(9)から最終減
速機構(10)(10)を介して伝動される動力でもって強
制駆動されるようになっており、無段変速ミッション
(8)には駆動源である電動機(7)から入力するよう
になっている。
段変速機(11)を組み入れて組成されている無段変速ミ
ッション(8)の左右の伝動軸(9)(9)から最終減
速機構(10)(10)を介して伝動される動力でもって強
制駆動されるようになっており、無段変速ミッション
(8)には駆動源である電動機(7)から入力するよう
になっている。
そして、無段変速ミッション(8)の全体的な構成と、
それに組入れられている差動遊星式摩擦無段変速機(1
1)の詳細な構造は、第7図に示されている。
それに組入れられている差動遊星式摩擦無段変速機(1
1)の詳細な構造は、第7図に示されている。
第7図において、無段変速ミッション収容ケース全体の
入力部に差動遊星式摩擦無段変速機(11)が組込まれ、
該収容ケースから外側方に突出する前記変速機(11)の
入力軸(12)に電動機(7)の出力部を直結すると共
に、収容ケース内部において差動遊星式摩擦無段変速機
(11)の出力軸(13)にクラッチギア(14)を設け、こ
のクラッチギア(14)を、出力軸(13)よりも伝動下位
に配設される差動機構(デフ機構15)のリングギアに接
断自在に噛合させ、差動機構(15)経た動力で、その出
力軸である前記の左右伝動軸(9)(9)を駆動するこ
とができるように構成されている。
入力部に差動遊星式摩擦無段変速機(11)が組込まれ、
該収容ケースから外側方に突出する前記変速機(11)の
入力軸(12)に電動機(7)の出力部を直結すると共
に、収容ケース内部において差動遊星式摩擦無段変速機
(11)の出力軸(13)にクラッチギア(14)を設け、こ
のクラッチギア(14)を、出力軸(13)よりも伝動下位
に配設される差動機構(デフ機構15)のリングギアに接
断自在に噛合させ、差動機構(15)経た動力で、その出
力軸である前記の左右伝動軸(9)(9)を駆動するこ
とができるように構成されている。
差動遊星式摩擦無段変速機(11)の入力軸(12)は、収
容ケースに水平横向きで回動自在に軸受支承され、ま
た、出力軸(13)は、その一方の軸端部を前記入力軸
(12)の内腔部に差し込んで回動自在に軸受支持すると
共に、反対側の軸端部を収容ケース壁部に回動自在に軸
受支持して設けられている。
容ケースに水平横向きで回動自在に軸受支承され、ま
た、出力軸(13)は、その一方の軸端部を前記入力軸
(12)の内腔部に差し込んで回動自在に軸受支持すると
共に、反対側の軸端部を収容ケース壁部に回動自在に軸
受支持して設けられている。
つまり、電動機(7)の出力部と入力軸(12)と出力軸
(13)が同一軸心上に配設され、電動機(7)の出力部
と入力軸(12)は一体回転するが、出力軸(13)は入力
軸(12)に対して別個に回動するようになっている。
(13)が同一軸心上に配設され、電動機(7)の出力部
と入力軸(12)は一体回転するが、出力軸(13)は入力
軸(12)に対して別個に回動するようになっている。
前記入力軸(12)の内端外径部には、外周縁部が摩擦係
合面になった入力円板(17)が一体的に形設され、ま
た、前記入力円板(17)から所定距離軸心方向に離間し
た部位において出力軸(13)側には、出力円板(18)が
出力軸と共に回転するように嵌装され、その円板外周縁
が摩擦係合面に形成されている。
合面になった入力円板(17)が一体的に形設され、ま
た、前記入力円板(17)から所定距離軸心方向に離間し
た部位において出力軸(13)側には、出力円板(18)が
出力軸と共に回転するように嵌装され、その円板外周縁
が摩擦係合面に形成されている。
そして、入力円板外周縁の摩擦係合面、および出力円板
外周縁の摩擦係合面に底部摩擦係合面を当接させた状態
で複数個の傘状転動子(16、一般的に遊星コーンと呼ば
れている)が配設され、さらに、それらの遊星コーン
(16)の円錐面に変速リング(19)を圧接し、変速リン
グ(19)の位置を遊星コーン(16)の円錐面の頂部から
裾部にかけて変更することで、出力円板(18)側に無段
階に変速された動力が取り出されて、その取出し動力が
出力軸(13)に伝動されるようになっている。
外周縁の摩擦係合面に底部摩擦係合面を当接させた状態
で複数個の傘状転動子(16、一般的に遊星コーンと呼ば
れている)が配設され、さらに、それらの遊星コーン
(16)の円錐面に変速リング(19)を圧接し、変速リン
グ(19)の位置を遊星コーン(16)の円錐面の頂部から
裾部にかけて変更することで、出力円板(18)側に無段
階に変速された動力が取り出されて、その取出し動力が
出力軸(13)に伝動されるようになっている。
なお、上記に説明した差動遊星式摩擦無段変速機(11)
は、リングコーン変速機(シンポ工業(株)の商品名)
と称されて広く知られているものと同様のものである。
は、リングコーン変速機(シンポ工業(株)の商品名)
と称されて広く知られているものと同様のものである。
つぎに、変速リング(19)の位置は、シフター(21)に
よって変更される。
よって変更される。
シフター(21)は、前記出力軸(13)等に平行して収容
ケースにスライド移動可能に支承設置される変速スライ
ド軸(20)に嵌着固定され、延出腕部に形設されたフォ
ーク部が変速リング(19)を抱持するように係わり合わ
されている。
ケースにスライド移動可能に支承設置される変速スライ
ド軸(20)に嵌着固定され、延出腕部に形設されたフォ
ーク部が変速リング(19)を抱持するように係わり合わ
されている。
また、変速スライド軸(20)は、収容ケース内壁面との
間に介装される圧縮バネ(22)で、差動遊星式摩擦無段
変速機(11)を出力0状態とする位置に復帰するように
弾圧付勢されており、その出力0状態位置は、変速スラ
イド軸(20)の一端部に関連させて設けている調整機構
(23)によって微調節設定できるようになっている(な
お、第7図は、圧縮バネで変速スライド軸が復帰され、
変速リングが0出力位置にあって、出力軸が回転しない
状態にある場合を示している)。
間に介装される圧縮バネ(22)で、差動遊星式摩擦無段
変速機(11)を出力0状態とする位置に復帰するように
弾圧付勢されており、その出力0状態位置は、変速スラ
イド軸(20)の一端部に関連させて設けている調整機構
(23)によって微調節設定できるようになっている(な
お、第7図は、圧縮バネで変速スライド軸が復帰され、
変速リングが0出力位置にあって、出力軸が回転しない
状態にある場合を示している)。
第7図の(24)は、クラッチギア(14)を断続操作する
操作具であり、該操作具は運転部(6)に延設され、同
部において遠隔作業できるようになっている。また、第
7図の(25)は、出力軸の他端部に装設された駐車ブレ
ーキであり、該駐車ブレーキの操作機構(26)も運転部
(6)に延設され、同部において遠隔操作できるように
なっている。
操作具であり、該操作具は運転部(6)に延設され、同
部において遠隔作業できるようになっている。また、第
7図の(25)は、出力軸の他端部に装設された駐車ブレ
ーキであり、該駐車ブレーキの操作機構(26)も運転部
(6)に延設され、同部において遠隔操作できるように
なっている。
上述した変速スライド軸(20)の他端部には、受フック
(27)が枢軸(28)でもって回動自在に取付けられてお
り、この受フック(27)の所定位置には連繋具(29)
(29)は前方に向けて延出されて、車体(2)の前面部
に装設される可動パンパー(30)の所定部位に連結され
る。
(27)が枢軸(28)でもって回動自在に取付けられてお
り、この受フック(27)の所定位置には連繋具(29)
(29)は前方に向けて延出されて、車体(2)の前面部
に装設される可動パンパー(30)の所定部位に連結され
る。
可動パンパー(30)は、車幅と略同じ横幅に形成される
当接板(31)の背面からスライド軸(32)(32)を水平
後ろ向きに突設し、各スライド軸(32)(32)を、車体
(2)に装設された支承部(33)(33)に各々摺動自在
に嵌装して前後動可能に取付け、各スライド軸(32)
(32)の後端部には、回動支点(34)(34)を中心にし
て水平面内で左右揺動するリンク(35)(35)の一端部
をそれぞれ回動自在に軸着して構成され、前記の連繋具
(29)(29)の端部が各リンク(35)(35)の他端部に
連結される構造になっている。
当接板(31)の背面からスライド軸(32)(32)を水平
後ろ向きに突設し、各スライド軸(32)(32)を、車体
(2)に装設された支承部(33)(33)に各々摺動自在
に嵌装して前後動可能に取付け、各スライド軸(32)
(32)の後端部には、回動支点(34)(34)を中心にし
て水平面内で左右揺動するリンク(35)(35)の一端部
をそれぞれ回動自在に軸着して構成され、前記の連繋具
(29)(29)の端部が各リンク(35)(35)の他端部に
連結される構造になっている。
そして、可動バンパー(30)ならびに連繋具(29)(2
9)は、復帰バネ(36)(36)、(37)により弾圧付勢
されて常態位置に保たれるようになっており、それが常
態位置に保たれている時には、連繋具(29)(29)に接
続されている受フック(27)が受姿勢に維持されるよう
になっている。
9)は、復帰バネ(36)(36)、(37)により弾圧付勢
されて常態位置に保たれるようになっており、それが常
態位置に保たれている時には、連繋具(29)(29)に接
続されている受フック(27)が受姿勢に維持されるよう
になっている。
一方、受フック(27)の近傍部においては、無段変速ミ
ッション(8)の収容ケースなど適宜の固定部材に設け
られて支持部に回動自在に枢支される変速フック(38)
が、前記受フック(27)に係脱できるように対設され、
変速フック(27)の所定部位には操作索(39)の一端部
が連結される。
ッション(8)の収容ケースなど適宜の固定部材に設け
られて支持部に回動自在に枢支される変速フック(38)
が、前記受フック(27)に係脱できるように対設され、
変速フック(27)の所定部位には操作索(39)の一端部
が連結される。
しかして、操作索(39)は運転部(6)に向けて延出さ
れ、ベルクランク(40)ならびにそれの一端に連絡され
たロッド(41)を介して運転部(6)の変速グリップ
(42)に接続されるのであり、変速グリップ(42)が前
方又は後方に回転操作される時には、その回転量に応じ
て操作索(39)が係引され先端部の変速フック(38)
が、それに係合している受フック(27)を動かし、変速
スライド軸(20)を摺動移動させて差動遊星式摩擦無段
変速機(11)の変速リング(19)を増速方向に動かすよ
うになっている。
れ、ベルクランク(40)ならびにそれの一端に連絡され
たロッド(41)を介して運転部(6)の変速グリップ
(42)に接続されるのであり、変速グリップ(42)が前
方又は後方に回転操作される時には、その回転量に応じ
て操作索(39)が係引され先端部の変速フック(38)
が、それに係合している受フック(27)を動かし、変速
スライド軸(20)を摺動移動させて差動遊星式摩擦無段
変速機(11)の変速リング(19)を増速方向に動かすよ
うになっている。
なお、変速グリップ(42)部と変速フック(38)部には
戻しスプリング(43)(44)が組み込まれており、変速
グリップ(42)を手放した時には変速グリップ(42)が
中立位置に自動的に復帰するし、また、変速フック(3
8)は、受フック(27)が受姿勢位置から退動してそれ
との係合が外れると、元の位置に自動的に戻るようにな
っている。
戻しスプリング(43)(44)が組み込まれており、変速
グリップ(42)を手放した時には変速グリップ(42)が
中立位置に自動的に復帰するし、また、変速フック(3
8)は、受フック(27)が受姿勢位置から退動してそれ
との係合が外れると、元の位置に自動的に戻るようにな
っている。
さらに、変速グリップ(42)部にはそれと共に回転する
カム体(45)が設置され、このカム体(45)のカム面に
は上記電動機(7)の制御回路(図示省力)に組入れら
れた正逆転切換用スイッチ(46)(47)の接点が摺接さ
れ、変速グリップ(42)を前方回しすると正転スイッチ
(46)が接続し、また、変速グリップを後方回しすると
逆転スイッチ(47)が接続するようになっている。
カム体(45)が設置され、このカム体(45)のカム面に
は上記電動機(7)の制御回路(図示省力)に組入れら
れた正逆転切換用スイッチ(46)(47)の接点が摺接さ
れ、変速グリップ(42)を前方回しすると正転スイッチ
(46)が接続し、また、変速グリップを後方回しすると
逆転スイッチ(47)が接続するようになっている。
この実施例のように構成された自走台車(1)にあって
は、通常の場合、可動バンパー(30)が常態位置にあっ
て、受フック(27)は受姿勢位置に維持されており、そ
の受フック(27)には変速グリップ(42)側の変速フッ
ク(38)が係合している(第1図参照)。
は、通常の場合、可動バンパー(30)が常態位置にあっ
て、受フック(27)は受姿勢位置に維持されており、そ
の受フック(27)には変速グリップ(42)側の変速フッ
ク(38)が係合している(第1図参照)。
この状態のもとで、電動機制御回路をオンにして、運転
部(6)の変速グリップ(42)を前方向に回せば、正転
スイッチ(46)が接続されて電動機(7)が正転開始
し、これと同時に操作索(39)が係引されて変速フック
(38)が揺動し、それに係合している受フック(27)を
動かして、受フック(27)により変速スライド軸(20)
が摺動移動され、変速スライド(20)に設けられたシフ
ター(22)が変速リング(19)を0出力位置から増速方
向に移行することとなって、変速グリップ(42)の回動
量に応じた前進無段変速が行われるのであり、そのよう
な前進走行中に変速グリップ(42)から手を離せば、変
速グリップ(42)が回転位置から直ちに中立位置に復帰
して、変速スライド軸(20)が元に位置に戻って差動遊
星式摩擦無段変速機(11)が0出力状態になって自走台
車(1)の前進走行は停止するのである。
部(6)の変速グリップ(42)を前方向に回せば、正転
スイッチ(46)が接続されて電動機(7)が正転開始
し、これと同時に操作索(39)が係引されて変速フック
(38)が揺動し、それに係合している受フック(27)を
動かして、受フック(27)により変速スライド軸(20)
が摺動移動され、変速スライド(20)に設けられたシフ
ター(22)が変速リング(19)を0出力位置から増速方
向に移行することとなって、変速グリップ(42)の回動
量に応じた前進無段変速が行われるのであり、そのよう
な前進走行中に変速グリップ(42)から手を離せば、変
速グリップ(42)が回転位置から直ちに中立位置に復帰
して、変速スライド軸(20)が元に位置に戻って差動遊
星式摩擦無段変速機(11)が0出力状態になって自走台
車(1)の前進走行は停止するのである。
また、前進走行中に、障害物等に遭遇することに気付か
ずに運行し続けることがあっても、その時には、可動バ
ンパー(30)が障害物等に接触して外力を受け復帰バネ
(36)(36)、(37)に抗して退動するので、その退動
により連繋具(29)(29)が引かれて、受フック(27)
が変速フック(38)と係合する受姿勢位置から退動する
ことになって、変速スライド軸(20)がフリー状態にな
り圧縮バネ(22)のバネ力で変速リング(19)を0出力
位置に自動的に復帰させる。
ずに運行し続けることがあっても、その時には、可動バ
ンパー(30)が障害物等に接触して外力を受け復帰バネ
(36)(36)、(37)に抗して退動するので、その退動
により連繋具(29)(29)が引かれて、受フック(27)
が変速フック(38)と係合する受姿勢位置から退動する
ことになって、変速スライド軸(20)がフリー状態にな
り圧縮バネ(22)のバネ力で変速リング(19)を0出力
位置に自動的に復帰させる。
したがって、前進走行中に障害物に気付かず変速グリッ
プ(42)を増速位置に回転した儘でいても、それとは関
係なく自走台車(1)は自動停止されることになって、
障害物等に強く衝突することが回避されるのである。
プ(42)を増速位置に回転した儘でいても、それとは関
係なく自走台車(1)は自動停止されることになって、
障害物等に強く衝突することが回避されるのである。
そして、可動バンパー(30)の作動により緊急停車され
た後に、障害物と可動バンパーとの接当状態を解消した
時には、可動バンパー(30)ならびにこれに連繋する連
繋具(29)と受フック(27)は、復帰バネ(36)(3
6)、(37)により元の受姿勢位置に自動的に復帰する
ことになり、戻しスプリング(44)のバネ作用で元の位
置に戻されている変速フック(38)に再び係合するので
ある。
た後に、障害物と可動バンパーとの接当状態を解消した
時には、可動バンパー(30)ならびにこれに連繋する連
繋具(29)と受フック(27)は、復帰バネ(36)(3
6)、(37)により元の受姿勢位置に自動的に復帰する
ことになり、戻しスプリング(44)のバネ作用で元の位
置に戻されている変速フック(38)に再び係合するので
ある。
故に、緊急停車後に再スタートする際には、必ず0出力
位置からスタートすることになり、自走台車(1)の急
発進が巧まずして回避され安全運行できるのである。
位置からスタートすることになり、自走台車(1)の急
発進が巧まずして回避され安全運行できるのである。
なお、変速グリップ(42)を、後方向に回す時は、逆転
スイッチ(47)が接続されて電動機(7)が逆転作動
し、この時にも操作索(39)が係引されて前進時と同じ
ように無段変速機(11)は増速変速されるのであり、変
速グリップ(42)の回転量を適宜に選ぶことで所望の後
進速度が得られる。
スイッチ(47)が接続されて電動機(7)が逆転作動
し、この時にも操作索(39)が係引されて前進時と同じ
ように無段変速機(11)は増速変速されるのであり、変
速グリップ(42)の回転量を適宜に選ぶことで所望の後
進速度が得られる。
第5図は、可動バンパー(30)の他の実施例を図示する
もので、平面視で斜め後外方に傾斜する折曲延出部(4
8)(48)を接当板(31)の横幅方向の両端部に形成す
るに、それぞれの傾斜を、車体(2)前端両側コーナー
部(49)(49)の傾斜に一致させて設けている。
もので、平面視で斜め後外方に傾斜する折曲延出部(4
8)(48)を接当板(31)の横幅方向の両端部に形成す
るに、それぞれの傾斜を、車体(2)前端両側コーナー
部(49)(49)の傾斜に一致させて設けている。
そして、可動バンパー(30)の折曲延出部(48)は、折
曲点(A)と車体(2)の回向中心(O)を結ぶ線
(a)に対して直角な線(e)に近い角度で傾斜し、且
つ、車体回向中心(O)とコーナー部後端点(B)間を
結ぶ線(b)と、上記両線(a)(e)とが形成する仮
想三角形の頂点(A)部における頂角(α)と、頂点
(B)における頂角(β)とが、α<βとなるように形
成し、さらに、スライド軸(32)(32)に連結するリン
ク(35)(35)の内端部同志を屈折自在に連結し、その
屈折連結部に連繋具(29)を接続して構成しているので
ある。
曲点(A)と車体(2)の回向中心(O)を結ぶ線
(a)に対して直角な線(e)に近い角度で傾斜し、且
つ、車体回向中心(O)とコーナー部後端点(B)間を
結ぶ線(b)と、上記両線(a)(e)とが形成する仮
想三角形の頂点(A)部における頂角(α)と、頂点
(B)における頂角(β)とが、α<βとなるように形
成し、さらに、スライド軸(32)(32)に連結するリン
ク(35)(35)の内端部同志を屈折自在に連結し、その
屈折連結部に連繋具(29)を接続して構成しているので
ある。
この実施例のような可動バンパー(30)として場合に
は、第1図と第2図に示した実施例の場合に比べて、連
繋具(29)が一本でよくなって構造が簡略化されて組付
け調整等種々の点で有利となりながら、接当板(31)の
略全幅(L)のどの部分に障害物が触れて可動バンパー
が円滑に退動するのであり、また、上述のように頂角が
α<βの関係になる折曲延出部(48)(48)が接当板
(31)の両端部に存在するので、前進回向時に隅角部に
障害物が触れるようなことがあっても可動バンパー端部
が他物に引っ掛るようなことがなくなるのである。
は、第1図と第2図に示した実施例の場合に比べて、連
繋具(29)が一本でよくなって構造が簡略化されて組付
け調整等種々の点で有利となりながら、接当板(31)の
略全幅(L)のどの部分に障害物が触れて可動バンパー
が円滑に退動するのであり、また、上述のように頂角が
α<βの関係になる折曲延出部(48)(48)が接当板
(31)の両端部に存在するので、前進回向時に隅角部に
障害物が触れるようなことがあっても可動バンパー端部
が他物に引っ掛るようなことがなくなるのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上のように構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
する効果を奏する。
請求項1の走行安全装置は、差動遊星式摩擦無段変速機
(11)の変速リング(19を変位移行する為の変速スライ
ド軸(20)の変速スライド軸(20)の軸端に、受フック
(27)を揺動可能に枢着し、この受フック(27)と車体
(2)に装設された可動バンパー(30)との間を、常態
位置への復帰バネ(36)(37)が介装された連繋具(2
9)で接続し、受フック(27)に、変速グリップ(42)
から延設される操作索(39)の先端部に連繋設置された
変速フック(38)が係脱するように構成し、可動バンパ
ー(30)が外力を受けて常態位置から移動した時には両
フック(27)(38)の係合が外れて変速スライド軸(2
0)が出力位置に自動復帰するようにしているから、走
行中に障害物に遭遇した場合、変速グリップ(42)を増
速位置に動かした儘でも、障害物に可動バンパー(30)
が触れれば、接当力によって可動バンパーが常態位置か
ら退動し、その動きで変速スライド軸(20)が0出力位
置に自動復帰して自走台車が自動的に緊急停止すること
となり、自走台車が障害物に衝突し強いショックを受け
るような事態になることが確実に防止される利点があ
る。
(11)の変速リング(19を変位移行する為の変速スライ
ド軸(20)の変速スライド軸(20)の軸端に、受フック
(27)を揺動可能に枢着し、この受フック(27)と車体
(2)に装設された可動バンパー(30)との間を、常態
位置への復帰バネ(36)(37)が介装された連繋具(2
9)で接続し、受フック(27)に、変速グリップ(42)
から延設される操作索(39)の先端部に連繋設置された
変速フック(38)が係脱するように構成し、可動バンパ
ー(30)が外力を受けて常態位置から移動した時には両
フック(27)(38)の係合が外れて変速スライド軸(2
0)が出力位置に自動復帰するようにしているから、走
行中に障害物に遭遇した場合、変速グリップ(42)を増
速位置に動かした儘でも、障害物に可動バンパー(30)
が触れれば、接当力によって可動バンパーが常態位置か
ら退動し、その動きで変速スライド軸(20)が0出力位
置に自動復帰して自走台車が自動的に緊急停止すること
となり、自走台車が障害物に衝突し強いショックを受け
るような事態になることが確実に防止される利点があ
る。
また、請求項2の走行安全装置においては、可動バンパ
ー(30)の横幅方向両端部を、平面視で斜め後外方に傾
斜する折曲延出部(48)(48)に形成して車体(2)の
コーナー部(49)の傾斜に一致させ、その傾斜度は、コ
ーナー部(49)の折曲点(A)と車体の回向中心(O)
とを結ぶ線(a)に対して直角に近い状態で傾斜し、且
つ、折曲点(A)と車体回向中心(O)とコーナー部
(49)の後端点(B)とがなす仮想三角形の折曲点
(A)における頂角(α)と、コーナー部後端点(B)
における頂角(β)とがα<βとなるように形成し、さ
らに、各スライド軸(32)(32)の先端部には、回動支
点(34)(34)中心で揺動するリンク(35)(35)を連
設すると共に両リンク(35)(35)の他端を屈折自在に
連結して、その屈折連結部に受フック(27)に連なる連
繋具(29)を接続しているので、連繋具(29)が一本で
よくて構造簡潔になりながら、可動バンパーの何処に障
害物が触れても常に可動バンパーが円滑に作動すること
ができ、回向時に隅角部に障害物が触れるようなことが
あっても折曲延出部(48)(48)の存在によって可動バ
ンパーは的確に作動することとなって一層安全性が向上
する利点がある。
ー(30)の横幅方向両端部を、平面視で斜め後外方に傾
斜する折曲延出部(48)(48)に形成して車体(2)の
コーナー部(49)の傾斜に一致させ、その傾斜度は、コ
ーナー部(49)の折曲点(A)と車体の回向中心(O)
とを結ぶ線(a)に対して直角に近い状態で傾斜し、且
つ、折曲点(A)と車体回向中心(O)とコーナー部
(49)の後端点(B)とがなす仮想三角形の折曲点
(A)における頂角(α)と、コーナー部後端点(B)
における頂角(β)とがα<βとなるように形成し、さ
らに、各スライド軸(32)(32)の先端部には、回動支
点(34)(34)中心で揺動するリンク(35)(35)を連
設すると共に両リンク(35)(35)の他端を屈折自在に
連結して、その屈折連結部に受フック(27)に連なる連
繋具(29)を接続しているので、連繋具(29)が一本で
よくて構造簡潔になりながら、可動バンパーの何処に障
害物が触れても常に可動バンパーが円滑に作動すること
ができ、回向時に隅角部に障害物が触れるようなことが
あっても折曲延出部(48)(48)の存在によって可動バ
ンパーは的確に作動することとなって一層安全性が向上
する利点がある。
第1図は本考案装置が適用された自走台車の要部の平面
図、第2図は同じく本考案が適用された自走台車の側面
概略図、第3図と第4図は自走台車の変速グリップの断
面図、第5図は本考案装置の変形例を示す要部平面図、
第6図は自走台車の斜視外観図、第7図は無段変速ミッ
ションの伝動断面図である。 (2)……車体、(6)……運転部 (7)……電動機、(8)……無段変速ミッション (11)……差動遊星式摩擦無段変速機、(19)……変速
リング (20)……変速スライド軸、(27)……受フック (29)……連繋具、(30)……可動バンパー (31)……接当板、(32)……スライド軸 (33)……支承部、(34)……回動支点 (35)……リンク、(36)(37)……復帰バネ (38)……変速フック、(39)……操作索 (42)……変速グリップ、(48)……折曲延出部 (49)……コーナー部、(A)……折曲点 (B)……コーナー後端点、(O)……車体の回向中心 (α)(β)……頂角
図、第2図は同じく本考案が適用された自走台車の側面
概略図、第3図と第4図は自走台車の変速グリップの断
面図、第5図は本考案装置の変形例を示す要部平面図、
第6図は自走台車の斜視外観図、第7図は無段変速ミッ
ションの伝動断面図である。 (2)……車体、(6)……運転部 (7)……電動機、(8)……無段変速ミッション (11)……差動遊星式摩擦無段変速機、(19)……変速
リング (20)……変速スライド軸、(27)……受フック (29)……連繋具、(30)……可動バンパー (31)……接当板、(32)……スライド軸 (33)……支承部、(34)……回動支点 (35)……リンク、(36)(37)……復帰バネ (38)……変速フック、(39)……操作索 (42)……変速グリップ、(48)……折曲延出部 (49)……コーナー部、(A)……折曲点 (B)……コーナー後端点、(O)……車体の回向中心 (α)(β)……頂角
Claims (2)
- 【請求項1】変速グリップ(42)の操作で正逆転切換で
きる電動機(7)を駆動源とする車輪駆動系に、差動遊
星式摩擦無段変速機(11)を組み入れて組成された無段
変速ミッション(8)を介装し、前記差動遊星式摩擦無
段変速機(11)の変速リング(19)を変位移行する為の
変速スライド軸(20)を、上記変速グリップ(42)の回
転操作で動かすように構成された自走台車において、変
速スライド軸(20)の軸端に受フック(27)を揺動可能
に枢着し、該受フック(27)と車体(2)に装設された
可動バンパー(30)との間を、常態位置への復帰バネ
(36)(37)が介装された連繋具(29)で接続し、この
受フック(27)に、変速グリップ(42)から延設される
操作索(39)の先端部に連繋設置された変速フック(3
8)が係脱するように構成し、可動バンパー(30)が外
力を受けて常態位置から移動した時には両フック(27)
(38)の係合が外れ変速スライド軸(20)が0出力位置
に自動復帰するようにしてある自走台車の走行安全装
置。 - 【請求項2】可動バンパー(30)の接当板(31)から延
設するスライド軸(32)(32)を車体(2)側の支承部
(33)(33)に摺動自在に嵌装して取付け、接当板(3
1)の横幅方向の両端部に連接する平面視斜め後外方向
きの折曲延出部(48)(48)を車体前端のコーナー部
(49)(49)の傾斜に一致させると共に、各々の折曲延
出部(48)は、コーナー部(49)の折曲点(A)と車体
回向中心(O)を結ぶ線(a)に対して直角に近い状態
で傾斜し、且つ、折曲点(A)と車体回向中心(O)と
コーナー部(49)の後端点(B)とがなす仮想三角形の
折曲点(A)における頂角(α)と、コーナー部後端点
(B)における頂角(β)とがα<βとなるように形成
し、さらに、各スライド軸(32)(32)の先端部には、
回動支点(34)(34)中心で揺動するリンク(35)(3
5)を連設すると共に両リンク(35)(35)の他端を屈
折自在に連結して、その屈折連結部に受フック(27)に
連なる連繋具(29)を接続してある請求項1記載の自走
台車の安全走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9235988U JPH0740412Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 自走台車の走行安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9235988U JPH0740412Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 自走台車の走行安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0212931U JPH0212931U (ja) | 1990-01-26 |
JPH0740412Y2 true JPH0740412Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31316800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9235988U Expired - Lifetime JPH0740412Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 自走台車の走行安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740412Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2671709B2 (ja) * | 1992-03-31 | 1997-10-29 | 株式会社島津製作所 | 移動式x線装置 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP9235988U patent/JPH0740412Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0212931U (ja) | 1990-01-26 |
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