JPH085346B2 - Hstのクルーズコントロール装置 - Google Patents

Hstのクルーズコントロール装置

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JPH085346B2
JPH085346B2 JP63083911A JP8391188A JPH085346B2 JP H085346 B2 JPH085346 B2 JP H085346B2 JP 63083911 A JP63083911 A JP 63083911A JP 8391188 A JP8391188 A JP 8391188A JP H085346 B2 JPH085346 B2 JP H085346B2
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pedal
cruise control
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arm
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雄之 石丸
和加雄 榎本
光夫 豊川
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トラクタ等の走行車両に備えられたHST
(静的油圧伝動装置)のクルーズコントロール装置に関
するものであり、特に、キヤビンフロアの左側足元部に
クルーズコントロールペダルを設けたHSTのクルーズコ
ントロール装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、HST変速装置を備えたトラクタ等の走行車両
は、別紙第8図に示すようにキヤビンフロアの右側足元
部に走行ペダル(1)を設け、この走行ペダル(1)を
前後何れかに回動することによつてHSTのトラニオン軸
(2)を回動し、前進或は後退の切換え及び変速を行つ
ていた。そして、図示はしないがキヤビンフロアの適宜
位置にレバーを設け、このレバーの回動によつて係止ア
ームを作動させて前記走行ペダル(1)の踏込み位置を
保持し、クルーズコントロールを行つていた。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来のHSTクルーズコントロール装置は、右
足にて走行ペダル(1)を踏込み、片手によつてレバー
を回動して走行ペダル(1)の踏込み位置をロツクして
いた。依って、片手と片足の操作となり、ハンドルを握
持しながらの作業では操作性がよくなかつた。又、クル
ーズコントロールの解除も同様にして片手でレバーを元
の位置へ回動して走行ペダル(1)の踏込み位置のロツ
クを外し、必要に応じては更にブレーキペダル(3)を
踏込んでトラクタを停止させるため、操作が繁雑となり
安全性を損う憂いがあつた。
そこで、この発明は操作性を向上させたHSTのクルー
ズコントロール装置を提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記目的を達成するために提案せられた
ものであり、走行ペダルの踏込みによつてHSTのトラニ
オン軸を回動し、無段階に変速する変速装置を備えた走
行車両に於て、キヤビンフロアの右側足元部にブレーキ
ペダルと前進走行ペダル並びに後進走行ペダルを設け、
且つ、左側足元部にクルーズコントロールペダルを設け
ると共に、前記双方の走行ペダルの踏込位置を保持でき
る係止アームを回動自在に枢着し、更に、該係止アーム
と前記クルーズコントロールペダルとをロツドを介して
連結したことを特徴とするHSTのクルーズコントロール
装置を提供せんとするものである。
[作用] この発明は、キヤビンフロアの右側足元部に前進走行
ペダル並びに後進走行ペダルを設け、夫々のペダルはロ
ツドを介してHSTのトラニオン軸へ連結されている。従
って、作業者が右足で前進走行ペダルを踏込んだ場合
は、その踏込角度に応じてHSTのトラニオン軸が前方へ
回動し、トラクタ等の当該走行車両は前進し、無段階に
変速されていく。又、後進走行ペダルを踏込んだ場合、
前述とは逆の作用で当該走行車両は後退するのである。
然るとき、作業者が例えば右足で前進走行ペダルを適宜
角度まで踏込み、左足でクルーズコントロールペダルを
上方に持上げるように回動させれば、係止アームが回動
して走行ペダルに当接し、走行ペダルを係止する。依っ
て、前進走行ペダルはその踏込位置を保持し、HSTのト
ラニオン軸もその回動位置で停止するため、当該走行車
両はその走行速度を維持してクルーズコントロール走行
となる。
クルーズコントロールを解除するに当つては、左足に
てクルーズコントロールペダルを下方に踏込めば、前記
係止アームが走行ペダルから離脱し、走行ペダルの係止
が外れる。依って、該走行ペダルは右足の踏込み量に応
じて再び自由に回動でき、クルーズコントロールが解除
される、斯くして、左右の足の操作のみにてクルーズコ
ントロールの設定及び解除が可能となるのである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に従つて詳
述する。第1図及び第2図に於て、符号(10)はトラク
タであり、そのキヤビンフロア(11)の右側足元部にブ
レーキペダル(12)と前進走行ペダル(13)並びに後進
走行ペダル(14)を設けると共に、該キヤビンフロア
(11)の左側足元部にクルーズコントロールペダル(1
5)を設ける。そして、トラクタ(10)の後部に設けら
れたHST(16)のトラニオン軸(17)へアーム(18)を
固着し、前記双方の走行ペダル(13)及び(14)とこの
トラニオン軸(17)のアーム(18)とを、ロツド(19)
(20)を介して連結する。
第3図は前記各ペダルの連結状態を示したものであ
り、枢支軸(21)に前述したブレーキペダル(12)の基
部(12a)が回動自在に枢着され、このブレーキペダル
(12)の左右両側に前進走行ペダル(13)及び後進走行
ペダル(14)の夫々の基部(13a)(14a)が回動自在に
枢着されている。該前進走行ペダル(13)は、基部(13
a)の上部にロツド(19)の一端が係止されており、
又、後進走行ペダル(14)は基部(14a)の下部にロツ
ド(20)の一端が係止されている。そして、夫々のロツ
ド(19)及び(20)の他端は、前記HST(16)のトラニ
オン軸(17)のアーム(18)に連結してある。
一方、前記クルーズコントロールペダル(15)はその
先端部に作動レバー(22)を突設してあり、且つ、下端
部はペダル軸(23)へ固着すると共に、スプリング(2
4)を介装して後方へ引張するように付勢してある。前
記ペダル軸(23)の他端にはレバー(25)が固着され、
その前方位置に該ペダル軸(23)と平行にアーム軸(2
6)を設けると共に、このアーム軸(26)に係止アーム
(27)の下端部を固着する。
該係止アーム(27)は、前記アーム軸(26)の上部に
係止片されたロツド(28)を介してレバー(25)と連結
されており、更に、長孔(29)内に摺動可能に嵌着され
たロツド(30)は、前記ブレーキペダル(12)の基部1
(12a)の上部に連結されている。又、該係止アーム(2
7)上部の後端面部にはノツチ(31)を刻設し、後述す
るように該係止アーム(27)がアーム軸(26)を中心と
して後方に回動したとき、前進走行ペダル(13)の側面
に突設された係止片(32)に係合できるように形成され
ている。
即ち、第4図に示すように、作業者の左足にてクルー
ズコントロールペダル(15)の作動レバー(22)を上方
向に持ち上げてロツク位置にすれば、該クルーズコント
ロールペダル(15)はスプリング(24)の付勢によつ
て、第3図中矢印x方向に回動して死点越えとなつて停
止する。依って、ペダル軸(23)に固着されたレバー
(25)も同方向に回動し、前記ロツド(28)を引張して
係止アーム(27)は後方に回動する。又、該作動レバー
(22)を踏込んで解除位置にすれば、クルーズコントロ
ールペダル(15)は第3図中矢印y方向に回動して死点
越えとなつて停止する。依って、前述とは逆に係止アー
ム(27)は前方に回動するのである。
次に、第5図乃至第7図に於て、クルーズコントロー
ルのロツク並びに解除について説明する。尚、各図中左
方向を前方向とする。第5図は、前進走行ペダル(13)
及び後進走行ペダル(14)を踏込んでいない所謂中立位
置を示したもので、前記トラニオン軸(17)のアーム
(18)は中立状態になつている。又、前述したクルーズ
コントロールペダル(15)を踏込んで、クルーズコント
ロールが解除された状態である。依って、前記ペダル軸
(23)に固着されたレバー(25)は同図中反時計方向に
回動し、係止アーム(27)は前方に傾倒している。ここ
で、作業者が前記前進走行ペダル(13)を踏込むと、基
部(13a)は枢支軸(21)を中心に反時計方向に回動す
る。該基部(13a)の回動に伴ってロツド(19)が前方
向に引張され、トラニオン軸(17)のアーム(18)は第
6図に示すように前方に回動して当該走行車両は前進す
る。
然るとき、該アーム(18)の回動に伴ってアーム(1
8)に連結されたロツド(20)は、後進走行ペダル(1
4)の基部(14a)の下部を前方に押圧し、該後進走行ペ
ダル(14)は枢支軸(21)を中心に時計方向へ回動す
る。即ち、前進走行ペダル(13)の踏込作動に伴ってア
ーム(18)が前方に倒回し、後進走行ペダル(14)は手
前に起立し、逆に後進走行ペダル(14)を踏込んだ場合
はアーム(18)が後方に回動し、前進走行ペダル(13)
は手前に起立するように形成されている。
ここで、第6図に示すように、前進走行ペダル(13)
を適宜位置まで踏込んだ後、前記クルーズコントロール
ペダル(15)をロツク位置にすれば、前述したように係
止アーム(27)がアーム軸(26)を中心に時計方向に回
動し、前進走行ペダル(13)の係止片(32)と係止アー
ム(27)のノツチ(31)とが噛合して、該前進走行ペダ
ル(13)は係止される。従って、当該走行車両はその車
速を維持してクルーズコントロール走行となる。
クルーズコントロールを解除するには、作動レバー
(22)を踏込んでクルーズコントロールペダル(15)を
解除位置にすれば、上記作用とは反対に係止アーム(2
7)が反時計方向に回動し、前進走行ペダル(13)の係
止片(32)から係止アーム(27)のノツチ(31)が離脱
する。而して、前進走行ペダル(13)の係止が外れ該前
進走行ペダル(13)は踏込量に応じて再び自由に回動で
きる。又、第7図に示すように、クルーズコントロール
状態でブレーキペダル(12)を踏込んだ場合は、該ブレ
ーキペダル(12)は枢支軸(21)を中心に反時計方向に
回動し、基部(12a)が回動してブレーキロツド(33)
を前方に引張すると共に、ロツド(30)を前方に押圧す
る。依って、前記係止アーム(27)が前方に回動して係
止片(32)とノツチ(31)との係合が外れる。
而して、作業者は右足にて前進走行ペダル(13)或は
後進走行ペダル(14)を踏込んで走行車両の車速を調整
し、且つ、左足にてクルーズコントロールペダル(15)
をロツク位置或は解除位置に操作することができ、操作
性を向上させることができる。又、本実施例ではブレー
キペダル(12)と係止アーム(27)とをロツド(30)に
て連結したことにより、ブレーキペダル(12)の踏込み
によつてもクルーズコントロールを解除することができ
る。このため、緊急時の急ブレーキの際にもクルーズコ
ントロールが続行される虞れが解消され、安全性を向上
することができる。
[発明の効果] この発明は、上記一実施例に詳述したように、キヤビ
ンフロアの右側足元部に前進走行ペダルと後進走行ペダ
ルを設け、且つ、左側足元部にクルーズコントロールペ
ダルを設けてある。依って、当該走行車両の前後進の切
換え及び車速の調整は右足で操作し、クルーズコントロ
ールのロツク及び解除は左足の操作で行う。而して、両
足のみにてクルーズコントロール操作を為すことがで
き、作業性を著しく良好にすると共に、上記操作に於て
手を全く使用せず片手ハンドル等の危惧が解消されて安
全性も向上できる等、諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示したものであ
る。第1図はトラクタの平面図、第2図は同側面図、第
3図は各ペダルの連結状態を示した要部斜面図、第4図
はクルーズコントロールペダルの操作を示した要部斜面
図、第5図乃至第7図はクルーズコントロールのロツク
並びに解除を説明した要部側面図である。第8図は従来
型のHSTの走行ペダルを示した要部斜面図である。 (10)……トラクタ (11)……キヤビンフロア (12)……ブレーキペダル (13)……前進走行ペダル (14)……後進走行ペダル (15)……クルーズコントロールペダル (16)……HST (17)……トラニオン軸 (19)(20)(28)(30)……ロツド (27)……係止アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行ペダルの踏込みによつてHSTのトラニ
    オン軸を回動し、無段階に変速する変速装置を備えた走
    行車両に於て、キヤビンフロアの右側足元部にブレーキ
    ペダルと前進走行ペダル並びに後進走行ペダルを設け、
    且つ、左側足元部にクルーズコントロールペダルを設け
    ると共に、前記双方の走行ペダルの踏込位置を保持でき
    る係止アームを回動自在に枢着し、更に、該係止アーム
    と前記クルーズコントロールペダルとをロツドを介して
    連結したことを特徴とするHSTのオートクルージング装
    置。
JP63083911A 1988-04-05 1988-04-05 Hstのクルーズコントロール装置 Expired - Fee Related JPH085346B2 (ja)

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JP6569596B2 (ja) 2016-05-20 2019-09-04 トヨタ自動車株式会社 車両
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