JPH01266023A - Ｈｓｔのオートクルージングペダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ＨＳＴ（静的油圧伝動装置）のオートクル
ージングペダルに関するものであり、特に、片足のみで
操作するＨ　Ｓ　Ｔのオートクルージングペダルに関す
るものである。

［従来の技術］ 従来、ＨＳ　Ｔ変速装置を備えたトラクタ等の走行車両
は、別紙第７図に示すようにキャビンフロアの右側足元
部に走行ペダル（＋）を設け、この走行ペダル（１）を
前後何れかに回動することによってＨＳＴのトラニオン
軸（２）を回動し、前進或は後退の切換え及び変速を行
っていた。そして、図示はしないがキャビンフロアの適
宜位置にレバーを設け、このレバーの回動によって係止
アームを作動させて前記走行ペダル（りの踏込み位置を
保持し、オートクルージングを行っていた。

［発明が解決しようとする課題］ 前述した従来のＨＳ　Ｔオートクルージング装置は、右
足にて走行ペダル（１）を踏込み、片手によってレバー
を回動して走行ペダル（＋）の踏込み位置をロックして
いた。依って、片手と片足の操作となり、ハンドルを握
持しながらの作業では操作性がよくなかった。又、オー
トクルージングの解除も同様にして片手でレバーを元の
位置へ回動して走行ペダル（＋）の踏込み位置のロック
を外し、必要に、応じては更にブレーキペダル（３）を
踏込んでトラクタを停止させるため、操作が繁雑となり
安全性を損う憂いがあった。

そこで、この発明は操作性を向上させた）ｌ　Ｓ　Ｔの
オートクルージングペダル装置を提供することを目的と
するものである。

［課題を解決するための手段］ この発明は、上記目的を達成するために提案せられたも
のであり、走行ペダルの踏込みによって１（Ｓ　Ｔのト
ラニオン軸を回動し、無段階に変速する変速装置を備え
た走行車両に於て、キャビンフロアに前進走行ペダル並
びに後進走行ペダルを設け、該前進走行ペダルの上部に
オートクルージングペダルの回動基部を枢着し、歯部を
刻設した係止アームを前記回動基部に連設すると共に、
前進走行ペダル側方の車体側面に係止片を突設して、前
記係止アームの歯部と係脱可能に形成し、前進走行ペダ
ルをロックできるようにしたことを特徴とするＨ　Ｓ　
Ｔのオートクルージングペダルを提供せんとするもので
ある。

［作用コ この発明は、前進走行ペダルを踏込んで車両を前進させ
ている時、作業者は踏込んだ足をそのまま前方にスライ
ドさせてオートクルージングペダルへ当接させ、前方に
押圧する。而して、該オートクルージングペダルの回動
基部に連設された係＋ｈアームが回動し、この係止アー
ムに刻設されている歯部と車体側面に突設された係止片
とが係合する。従って、前進走行ペダルはその踏込角度
でロックされ、当該車両はオートクルージング走行とな
る。

又、オートクルージングの解除は、前記オートクルージ
ングペダルを元の位置へ戻せば係止片との係合が外れ、
通常のペダル操作に復帰する。而して、作業者は片足の
みで走行及びオートクルージングの切換えができ、操作
が簡便となって作業性を向上させることができる。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に従つて詳述
する。第１図及び第２図に於て、符号０のはトラクタで
あり、そのキャビンフロア００の右側足元部にブレーキ
ペダル０２１と前進走行ペダル（１３）並びに後進走行
ペダル０１１１）を設けると共に、該前進走行ペダルｅ
）の上部にオートクルージングペダル０５１を設ける。

そして、トラクタ００）の後部に設けられたＨ　Ｓ　Ｔ
（ｌ［９のトラニオン軸（０ヘアーム（日を固着し、前
記双方の走行ペダル（Ｊ３）及びＱＡ）とこのトラニオ
ン軸（ｒ７）のアーム（峰とを、ロッド（鴎（ト）を介
して連結する。

第３図及び第４図は前記各ペダルの連結状態を示したも
のであり、枢支軸（２１）に前述したブレーキペダル０
２１の基部（１２ａ）が回動自在に枢着され、このブレ
ーキペダル（１２）の左右両側に前進走行ペダル（１３
）及び後進走行ペダル（Ｉｉ）の夫々の基部（１３ａ）
（１４ａ）が回動自在に枢着されている。該前進走行ペ
ダル（ロ）は、基部（１３ｓ）の上部にロッド（鴎の一
端が係止されており、又、後進走行ペダル（ロ）は基部
（１４ａ）の下部にロッド（イ）の一端が係止されてい
る。そして、夫々のロッド（ｎ及び（ト）の他端は、前
記ＨＳＴ（ＩＥＤのトラニオン軸（ｒ７）のアーム（日
に連結しである。

一方、前進走行ペダル０３）の上部に枢着されたオート
クルージングペダル０９は、その回動基部（２）へ係止
アーム（至）を連設すると共に、該回動基部（イ）へス
プリング（ロ）を介装して前記オートクルージングペダ
ルＯ♀を第３図中反時計方向に付勢している。そして、
前記係止アーム（ハ）の前端は側方に折曲されて当接面
（ト）を形成し、且つ、後端縁部には歯部（１）が刻設
されている。更に、前進走行ペダル（１３）側方の車体
側面に）に側面視が逆り字状の係止片（イ）を突設する
と共に、前記ブレーキペダル０２）の左側面にピン（ト
）を突設する。

次に、第５図乃至第７図に於て、オートクルージングの
ロック並びに解除について説明する。第５図は作業者が
足（イ）で前進走行ペダル０３）を踏込んでいる状態を
示しており、その基部（１３１）は前記枢支軸＜２１）
を中心に時計方向に回動し、ロッド（鴎を前方向に引張
してトラニオン軸（ｒ７）のアーム（日を回動させ、当
該車両を前進走行させている。然るとき、作業者が足（
イ）を前方にスライドさせてオートクルージングペダル
（１ツを踏めば、該オートクルージングペダル（１ツに
連設された係止アーム（ハ）が、回動基部に）を中心に
時計方向に回動する。従って、第６図に示す如く前記係
止アーム（至）に設けられた歯部（至）と、車体側面に
）に突設された係止片（至）とが噛合し、前進走行ペダ
ル（ロ）はその踏込位置でロックされてオートクルージ
ング走行となる。

オートクルージングを解除するには、第７図に示す如く
ブレーキペダルＯａを踏込めば、前記ピン（ハ）が係止
アーム（ハ）の当接面（ハ）へ当接して押圧するため、
係止アーム（至）は回動基部（支）を中心として反時計
方向に回動し、前記歯部（１）と係止片（イ）の噛合が
外れる。而して、該オートクルージングペダルθつはス
プリング（ロ）の付勢により、第３図にて示した元の状
態に復帰するのである。

斯くして、本実施例は叙述せる如き構成に係るものであ
るから、作業者は前進走行ペダル（ＩＱを踏込んだ足を
そのまま前方にスライドさせることによって、オートク
ルージングペダル０→を操作し、該前進走行ペダル（１
１をロックすることができる〇又、オートクルージング
の解除は、ブレーキペダル（嗜を踏込めば係止アーム（
至）が外れ、前進走行ペダル０１のロックが解除される
。従って、片足のみでオートクルージングのロック並び
に解除ができ、操作性が向上すると共に、誤動作を生じ
る虞れもない。

［発明の効果］。

この発明は上記一実施例に詳述したように、前進走行ペ
ダルの上部にオートクルージングペダルを枢着したこと
により、作業者は該前進走行ペダルを踏込みながらその
足でオートクルージングペダルを操作できる。依って、
その都度足を踏み変えたり、或は手等の操作が不要であ
り、簡便にオートクルージングのロックを行うことがで
きる。而して、当該車両の走行並びに停止動作をはじめ
、オートクルージングのロック及び解除が全て片足の操
作のみで行え、操作性が著しく良好となり、且つ、誤動
作を生ずる虞れもなく安全性の向上にも寄与できる等正
に諸種の効果を奏する発明である。

【図面の簡単な説明】 第１図乃至第７図は本発明の一実施例を示したものであ
る。第１図はトラクタの平面図、第２図は同側面図、第
３図は各ペダルの連結状態を示した要部側面図、第４図
は同要部斜面図、第５図乃至第７図は係止アームのロッ
ク並びに解除を説明した要部側面図である。第８図は従
来型のＨＳ　Ｔの走行ペダルを示した要部斜面図である
。 ０Φ・・・トラクタ　　　　　００・・・キャビンフロ
ア０１・・・前進走行ペダル　　（ロ）・・・後進走行
ペダル０！９・・・オートクルージングペダル（ＩＱ・
・・ＨＳ　Ｔ　　　　　　　＠・・・トラニオン軸（２
）・・・回動基部　　　　　に）・・・係止アーム（１
）・・・歯部　　　　　　　（６）・・・車体側面（イ
）・・・係止片

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　走行ペダルの踏込みによつてＨＳＴのトラニオン軸を
   回動し、無段階に変速する変速装置を備えた走行車両に
   於て、キャビンフロアに前進走行ペダル並びに後進走行
   ペダルを設け、該前進走行ペダルの上部にオートクルー
   ジングペダルの回動基部を枢着し、歯部を刻設した係止
   アームを前記回動基部に連設すると共に、前進走行ペダ
   ル側方の車体側面に係止片を突設して、前記係止アーム
   の歯部と係脱可能に形成し、前進走行ペダルをロックで
   きるようにしたことを特徴とするＨＳＴのオートクルー
   ジングペダル。