JPH06127348A - 中古車両の解体方法およびその装置 - Google Patents
中古車両の解体方法およびその装置Info
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- JPH06127348A JPH06127348A JP10353493A JP10353493A JPH06127348A JP H06127348 A JPH06127348 A JP H06127348A JP 10353493 A JP10353493 A JP 10353493A JP 10353493 A JP10353493 A JP 10353493A JP H06127348 A JPH06127348 A JP H06127348A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B09—DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
- B09B—DISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B09B5/00—Operations not covered by a single other subclass or by a single other group in this subclass
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03B—SEPARATING SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS
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- B03B9/06—General arrangement of separating plant, e.g. flow sheets specially adapted for refuse
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D67/00—Systematic disassembly of vehicles for recovery of salvageable components, e.g. for recycling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/56—Reuse, recycling or recovery technologies of vehicles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中古車両解体時の手作業を大幅に削減すると
共に、廃棄物投棄場に捨てねばならない特殊ごみの量を
最小にする。 【構成】 再利用可能なユニット類等が取り外された中
古車両1を解体場2に固定し、その後の解体は、各種液
体の回収、バンパ6等の取り外し、窓ガラス9および屋
根11の捕捉、ピラー13の切断、上記窓ガラス9およ
び屋根11の取り外し、計器盤15およびシート16の
取り外し、タイヤ3の取り外しの順に行われる。また上
記解体の実施に使用される装置は、そのタイヤ3をつか
んで中古車両1を固定する多腕つかみ具4と、バンパ
6、その他7を取り外すための突き棒8と、窓ガラス9
および屋根11をそれぞれ捕捉する捕捉具10および1
2と、ピラー13を切断するための鋸挽具14と、各種
液体類を回収するための吸引設備とから成る。
共に、廃棄物投棄場に捨てねばならない特殊ごみの量を
最小にする。 【構成】 再利用可能なユニット類等が取り外された中
古車両1を解体場2に固定し、その後の解体は、各種液
体の回収、バンパ6等の取り外し、窓ガラス9および屋
根11の捕捉、ピラー13の切断、上記窓ガラス9およ
び屋根11の取り外し、計器盤15およびシート16の
取り外し、タイヤ3の取り外しの順に行われる。また上
記解体の実施に使用される装置は、そのタイヤ3をつか
んで中古車両1を固定する多腕つかみ具4と、バンパ
6、その他7を取り外すための突き棒8と、窓ガラス9
および屋根11をそれぞれ捕捉する捕捉具10および1
2と、ピラー13を切断するための鋸挽具14と、各種
液体類を回収するための吸引設備とから成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】再生利用可能なユニット類並びに
バッテリ、触媒コンバータ等を受入れ検査後に手作業で
取り外す工程を含むと共に、手作業、機械処理および自
動処理の各工程の組合せから成る中古車両の解体方法お
よびその装置の関する。
バッテリ、触媒コンバータ等を受入れ検査後に手作業で
取り外す工程を含むと共に、手作業、機械処理および自
動処理の各工程の組合せから成る中古車両の解体方法お
よびその装置の関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中古車両のほぼ95%は、有効利
用工場で「解体」され、破砕機プラントで破砕され、そ
のあと鋼スクラップと、プラスチック、皮、塗料のごと
き軽量廃棄物と、ゴム、ガラス、セラミック、木材のご
とき重量廃棄物および非鉄金属スクラップの混合物とに
適当な分離方法で分別分画されていた。
用工場で「解体」され、破砕機プラントで破砕され、そ
のあと鋼スクラップと、プラスチック、皮、塗料のごと
き軽量廃棄物と、ゴム、ガラス、セラミック、木材のご
とき重量廃棄物および非鉄金属スクラップの混合物とに
適当な分離方法で分別分画されていた。
【0003】ところで上記中古自動車の全重量のうちほ
ぼ75%を占める金属材料は、長年に亘って製鋼工場お
よび再溶解工場に送られ、再使用されていた。また残り
の25%は、その1/3がプラスチック、他の2/3が
ゴム、ガラス、繊維、木材、塗料、皮、セラミックおよ
び液状物から成り、これらの軽量廃棄物および重量廃棄
物は通常、最終的には廃棄物投棄場に集められていた。
ぼ75%を占める金属材料は、長年に亘って製鋼工場お
よび再溶解工場に送られ、再使用されていた。また残り
の25%は、その1/3がプラスチック、他の2/3が
ゴム、ガラス、繊維、木材、塗料、皮、セラミックおよ
び液状物から成り、これらの軽量廃棄物および重量廃棄
物は通常、最終的には廃棄物投棄場に集められていた。
【0004】そこで中古自動車から、仮に未だ機能を残
す部品類を有効利用工場で取り外すようにしたとして
も、現在は上記全重量のうち少なくとも20%が手のつ
けようもない軽量廃棄物および重量廃棄物で占められ
る。そしてもし熱的な有効利用手段が無ければ(多くの
場合に該当)、これらの廃棄物は特殊ごみ(有毒性廃棄
物)投棄場に捨てる外はない。
す部品類を有効利用工場で取り外すようにしたとして
も、現在は上記全重量のうち少なくとも20%が手のつ
けようもない軽量廃棄物および重量廃棄物で占められ
る。そしてもし熱的な有効利用手段が無ければ(多くの
場合に該当)、これらの廃棄物は特殊ごみ(有毒性廃棄
物)投棄場に捨てる外はない。
【0005】ところで投棄場の恒常的な不足は、廃棄物
処理コストの著しい増加を招来し、またこの事実が、破
砕機プラントの経済性を制約すると共に、将来的にはそ
の経済的な操業を完全に妨げることになるかも知れな
い。そして現在中古自動車の処理は、以下の理由で益々
危機に曝されていると結論づけることができる。
処理コストの著しい増加を招来し、またこの事実が、破
砕機プラントの経済性を制約すると共に、将来的にはそ
の経済的な操業を完全に妨げることになるかも知れな
い。そして現在中古自動車の処理は、以下の理由で益々
危機に曝されていると結論づけることができる。
【0006】・特殊ごみの熱的有効利用施設が未開発で
あること。
あること。
【0007】・投棄場新設の可能性が一般的に減少する
傾向にあること。
傾向にあること。
【0008】・投棄場の不足と、廃棄物処理技術に対す
る要求の増加とに起因して、コスト増が考えられるこ
と。
る要求の増加とに起因して、コスト増が考えられるこ
と。
【0009】・自走車両に用いるプラスチック量の増加
という事実と、それが将来も増加するだろうという事実
および、処分されるべき中古自動車の数もまた増加する
だろうという事実に起因して、軽量廃棄物および重量廃
棄物が増加すること。
という事実と、それが将来も増加するだろうという事実
および、処分されるべき中古自動車の数もまた増加する
だろうという事実に起因して、軽量廃棄物および重量廃
棄物が増加すること。
【0010】・鋼に代ってプラスチックが使用されるた
めに、破砕スクラップの販売時の収益が低減する傾向に
あること。
めに、破砕スクラップの販売時の収益が低減する傾向に
あること。
【0011】かくして上述の将来展望を踏まえた上での
現在の努力目標としては、中古自動車を有効利用の目的
で破砕プラントにより処理する前に、この中古車両をで
きるだけ完全に解体し、解体された材料を個別に再生利
用して、上記軽量廃棄物および重量廃棄物の量を可能な
限り少くすることである。
現在の努力目標としては、中古自動車を有効利用の目的
で破砕プラントにより処理する前に、この中古車両をで
きるだけ完全に解体し、解体された材料を個別に再生利
用して、上記軽量廃棄物および重量廃棄物の量を可能な
限り少くすることである。
【0012】ところで車両製造業では、目下、自前の試
験的プロジェクトに基いて車両を解体し、解体した材料
を分別している。その際、液体類は廃棄処理され、タイ
ヤ、バッテリ、触媒コンバーターは取り外され、また中
古部品類も取り外され、さらにガラスおよびプラスチッ
クは取捨選別される。またその後、中古車両の残部は破
砕機プラントで処理される{「全ドイツ自動車クラブ
モーター世界」誌(ADAC Motorwelt)、
12/90号、14〜18頁;「ACE ハンドル」誌
(ACE Lenkrad)、7/90号、26〜28
頁}。
験的プロジェクトに基いて車両を解体し、解体した材料
を分別している。その際、液体類は廃棄処理され、タイ
ヤ、バッテリ、触媒コンバーターは取り外され、また中
古部品類も取り外され、さらにガラスおよびプラスチッ
クは取捨選別される。またその後、中古車両の残部は破
砕機プラントで処理される{「全ドイツ自動車クラブ
モーター世界」誌(ADAC Motorwelt)、
12/90号、14〜18頁;「ACE ハンドル」誌
(ACE Lenkrad)、7/90号、26〜28
頁}。
【0013】次にDE−C−3640501に開示され
た解体方法では、中古車両を予備的判定位置で停止させ
たあと、この中古車両を互いに異なる専門化された複数
の解体場、たとえば液体類の廃棄処理場、シャーシ解体
場、車両内部の解体場、およびこれに引き続くボディ残
部の加工場に次々と移送して中古車両を解体する。
た解体方法では、中古車両を予備的判定位置で停止させ
たあと、この中古車両を互いに異なる専門化された複数
の解体場、たとえば液体類の廃棄処理場、シャーシ解体
場、車両内部の解体場、およびこれに引き続くボディ残
部の加工場に次々と移送して中古車両を解体する。
【0014】さらにDE−C−3940959号明細書
には、中古車両を解体し、破砕機プラントで破砕し、そ
の後の工程で選別をする方法が開示されて既に公知であ
る。なおこの方法において液体類およびプラスチック
は、中古車両が破砕機に装入される前に、手作業による
かあるいは、解体場における上記解体の際に取り出され
る。またかくして得られた諸材料は、 a)、オイルとプラスチックとを含むスクラップ:例え
ばエンジン、車輪、トランスミッション、ボディ残部、 b)、オイルを含まないが、再生利用可能なプラスチッ
クを含むスクラップ:例えばドア、フード、屋根、計器
盤、バンパおよび、 c)、オイルを含まないが、再生利用可能なプラスチッ
クを含む廃棄物:例えばシート、カーペット、に区分け
される。そして区分けされたこれら諸材料は、同一の処
理装置を使用して異った時間にかつ断続的な作業でそれ
ぞれ独立に処理される。
には、中古車両を解体し、破砕機プラントで破砕し、そ
の後の工程で選別をする方法が開示されて既に公知であ
る。なおこの方法において液体類およびプラスチック
は、中古車両が破砕機に装入される前に、手作業による
かあるいは、解体場における上記解体の際に取り出され
る。またかくして得られた諸材料は、 a)、オイルとプラスチックとを含むスクラップ:例え
ばエンジン、車輪、トランスミッション、ボディ残部、 b)、オイルを含まないが、再生利用可能なプラスチッ
クを含むスクラップ:例えばドア、フード、屋根、計器
盤、バンパおよび、 c)、オイルを含まないが、再生利用可能なプラスチッ
クを含む廃棄物:例えばシート、カーペット、に区分け
される。そして区分けされたこれら諸材料は、同一の処
理装置を使用して異った時間にかつ断続的な作業でそれ
ぞれ独立に処理される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、中古
車両の解体時における手作業を大幅に削減すると共に、
廃棄物投棄場に捨てられる特殊ごみ、すなわち軽量廃棄
物および重量廃棄物の量を最小にする解体方法を提供す
ることにある。
車両の解体時における手作業を大幅に削減すると共に、
廃棄物投棄場に捨てられる特殊ごみ、すなわち軽量廃棄
物および重量廃棄物の量を最小にする解体方法を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は再生利用可能な
ユニット類並びにバッテリ、触媒コンバータ等を受入れ
検査後に手作業で取り外す工程を含むと共に、手作業、
機械処理および自動処理の各工程の組合せから成る中古
車両の解体方法において、上記手作業による取り外し工
程に次いでタイヤをつかみ具で把持させ、上記中古車両
を解体場に固定する工程と、原動機用燃料、オイル類、
不凍液、ブレーキ油、水等の液体類を種別に回収する工
程と、バンパおよび/または保護用サイドモールディン
グを取り外す工程と、窓ガラスおよび屋根をそれぞれ捕
捉具にて捕捉させる工程と、ピラーを切断する工程と、
上記窓ガラスおよび屋根を上記補足具によりそれぞれ取
り外す工程と、計器盤およびシートをボディからそれぞ
れ取り外す工程と、変形させたリムから上記タイヤを取
り外す工程とから中古車両の解体方法を構成した。
ユニット類並びにバッテリ、触媒コンバータ等を受入れ
検査後に手作業で取り外す工程を含むと共に、手作業、
機械処理および自動処理の各工程の組合せから成る中古
車両の解体方法において、上記手作業による取り外し工
程に次いでタイヤをつかみ具で把持させ、上記中古車両
を解体場に固定する工程と、原動機用燃料、オイル類、
不凍液、ブレーキ油、水等の液体類を種別に回収する工
程と、バンパおよび/または保護用サイドモールディン
グを取り外す工程と、窓ガラスおよび屋根をそれぞれ捕
捉具にて捕捉させる工程と、ピラーを切断する工程と、
上記窓ガラスおよび屋根を上記補足具によりそれぞれ取
り外す工程と、計器盤およびシートをボディからそれぞ
れ取り外す工程と、変形させたリムから上記タイヤを取
り外す工程とから中古車両の解体方法を構成した。
【0017】なお上記解体場の作業は、自動化されてよ
く、好ましくはコンピュータ制御されるのがよい。
く、好ましくはコンピュータ制御されるのがよい。
【0018】また本発明は、タイヤ3のそれぞれを把持
して車輪を固定すると共にリム5を変形させる多腕つか
み具4と、ボディからバンパ6および/または保護用サ
イドモールディング7を取り外すための突き棒8と、各
窓ガラス9をそれぞれ捕捉して取り外すための吸引具1
0と、屋根11を捕捉して取り外すための磁石12と、
ピラー13を切断するため上記中古車両1の両側にそれ
ぞれ配されて移動が自在な2個の切断装置14と、上記
液体類を吸い出すための吸引設備とを備えた請求項1〜
3に記載の解体方法の実施に使用する装置を構成した。
して車輪を固定すると共にリム5を変形させる多腕つか
み具4と、ボディからバンパ6および/または保護用サ
イドモールディング7を取り外すための突き棒8と、各
窓ガラス9をそれぞれ捕捉して取り外すための吸引具1
0と、屋根11を捕捉して取り外すための磁石12と、
ピラー13を切断するため上記中古車両1の両側にそれ
ぞれ配されて移動が自在な2個の切断装置14と、上記
液体類を吸い出すための吸引設備とを備えた請求項1〜
3に記載の解体方法の実施に使用する装置を構成した。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例につき図1を参照しなが
ら説明する。なお図1には、作業の略系統図と、各作業
工程で使用される機器との1例を示す。
ら説明する。なお図1には、作業の略系統図と、各作業
工程で使用される機器との1例を示す。
【0020】先ず第1工程で既に鑑定を終えた中古車両
1は、図1に示すように第2工程に送られる。この第2
工程では再生利用可能な中古車両1のユニット類並びに
バッテリ、触媒コンバータ等の部品が取り外されて修
理、洗滌を受ける。そして、たとえば交換部品倉庫に送
られる。
1は、図1に示すように第2工程に送られる。この第2
工程では再生利用可能な中古車両1のユニット類並びに
バッテリ、触媒コンバータ等の部品が取り外されて修
理、洗滌を受ける。そして、たとえば交換部品倉庫に送
られる。
【0021】次に第3工程で上記中古車両1は、各タイ
ヤ3をそれぞれ抱きかゝえる腕つかみ具4によって解体
場2に固定される。なおその際にリム5は変形を受け
る。
ヤ3をそれぞれ抱きかゝえる腕つかみ具4によって解体
場2に固定される。なおその際にリム5は変形を受け
る。
【0022】次に第4工程では、原動機用燃料、オイル
類、冷却液、グリース、冷却水および洗滌水のごとき液
体類が、個別かつ完全に回収されて整然と中継ぎ保管さ
れ、その後部分的に再使用されるかあるいは、適切な分
析検査の後に適当な処理プラントや有効利用プラントへ
送られる。
類、冷却液、グリース、冷却水および洗滌水のごとき液
体類が、個別かつ完全に回収されて整然と中継ぎ保管さ
れ、その後部分的に再使用されるかあるいは、適切な分
析検査の後に適当な処理プラントや有効利用プラントへ
送られる。
【0023】次に第5工程では、バンパ6および保護用
サイドモールディングが自動式突き棒8によりボディか
ら取り外される。
サイドモールディングが自動式突き棒8によりボディか
ら取り外される。
【0024】次に第6工程では、窓ガラス9が吸引具1
0で捕捉され、屋根11が磁石12で捕捉される。
0で捕捉され、屋根11が磁石12で捕捉される。
【0025】次に第7工程では、ピラー13が鋸挽具1
4によって切断される。なお鋸挽具は2個から成り、中
古車両1の両側にそれぞれ配置されると共に、この中古
車両1の長手方向に沿って移動自在である。
4によって切断される。なお鋸挽具は2個から成り、中
古車両1の両側にそれぞれ配置されると共に、この中古
車両1の長手方向に沿って移動自在である。
【0026】次に第8工程では、屋根11が磁石12に
より持ち上げられて取り外され、窓ガラス9が吸引具1
0により取り外される。
より持ち上げられて取り外され、窓ガラス9が吸引具1
0により取り外される。
【0027】次に第9工程では、計器盤15およびシー
ト16が多腕つかみ具17によりボディ残部18から取
り外される。
ト16が多腕つかみ具17によりボディ残部18から取
り外される。
【0028】次に最終の第10工程では、リム5からタ
イヤ3を取り外すため上記多腕つかみ具17の腕が開か
れる。その後残ったボディと前記屋根11とは、破砕機
プラントに送られる。
イヤ3を取り外すため上記多腕つかみ具17の腕が開か
れる。その後残ったボディと前記屋根11とは、破砕機
プラントに送られる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のような構成であるから、
解体によって発生する材料の個別的かつほゞ完全な回収
と、最適な廃棄処理とを共に行うことができる。
解体によって発生する材料の個別的かつほゞ完全な回収
と、最適な廃棄処理とを共に行うことができる。
【0030】また場所を取らずに大幅な自動化が実現可
能になり、しかもその際の解体時間が比較的に短くな
る。換言すれば手作業の大幅な削減が可能になる。
能になり、しかもその際の解体時間が比較的に短くな
る。換言すれば手作業の大幅な削減が可能になる。
【0031】さらに破砕機で破砕されたあとに分別され
るスクラップは、廃棄物投棄場に捨てねばならない再生
利用不能な特殊ごみをほんの僅かに含むだけである。換
言すれば廃棄が必要な特殊ごみの量を最小にすることが
できる。
るスクラップは、廃棄物投棄場に捨てねばならない再生
利用不能な特殊ごみをほんの僅かに含むだけである。換
言すれば廃棄が必要な特殊ごみの量を最小にすることが
できる。
【図1】解体作業の概略的な系統および、各工程で使用
される機器類の説明図
される機器類の説明図
1 中古車両 2 解体場 3 タイヤ 4 多腕つかみ具 5 リム 6 バンパ 7 保護用サイドモールディング 8 突き棒 9 窓ガラス 10 吸引具(捕捉具) 11 屋根 12 磁石(捕捉具) 13 ピラー 14 鋸挽具 15 計器盤 16 シート 17 多腕つかみ具 18 ボディ残部
Claims (4)
- 【請求項1】再生利用可能なユニット類並びにバッテ
リ、触媒コンバータ等を受入れ検査後に手作業で取り外
す工程を含むと共に、手作業、機械処理および自動処理
の各工程の組合せから成る中古車両の解体方法におい
て、 上記手作業による取り外し工程に次いでタイヤをつかみ
具で把持させ、上記中古車両を解体場に固定する工程
と、 原動機用燃料、オイル類、不凍液、ブレーキ油、水等の
液体類を種別に回収する工程と、 バンパおよび/または保護用サイドモールディングを取
り外す工程と、 窓ガラスおよび屋根をそれぞれ捕捉具にて捕捉させる工
程と、 ピラーを切断する工程と、 上記窓ガラスおよび屋根を上記補足具によりそれぞれ取
り外す工程と、 計器盤およびシートをボディからそれぞれ取り外す工程
と、 変形させたリムから上記タイヤを取り外す工程とから成
る中古車両の解体方法。 - 【請求項2】上記解体場の作業が自動化されている請求
項1記載の方法。 - 【請求項3】上記解体場の作業がコンピュータ制御され
た請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】タイヤ3のそれぞれを把持して車輪を固定
すると共にリム5を変形させる多腕つかみ具と、 ボディからバンパ6および/または保護用サイドモール
ディング7を取り外すための突き棒8と、 各窓ガラス9をそれぞれ捕捉して取り外すための吸引具
10と、 屋根11を捕捉して取り外すための磁石12と、 ピラー13を切断するため上記中古車両1の両側にそれ
ぞれ配されて移動が自在な2個の切断装置14と、 上記液体類を吸い出すための吸引設備とを備えた請求項
1〜3に記載の解体方法の実施に使用する装置。
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