JP2742365B2 - 自動車の解体方法 - Google Patents

自動車の解体方法

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JP2742365B2
JP2742365B2 JP5038793A JP5038793A JP2742365B2 JP 2742365 B2 JP2742365 B2 JP 2742365B2 JP 5038793 A JP5038793 A JP 5038793A JP 5038793 A JP5038793 A JP 5038793A JP 2742365 B2 JP2742365 B2 JP 2742365B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄された自動車を解
体する自動車の解体方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄される自動車が増加するに伴
い、部品を回収してリサイクルすることが考えられてい
る。ところが、例えば、座席シート、インストルメント
パネル等の車室内の内装部品は比較的取り外し作業が困
難であり、これらの部品を取り外そうとすると自動車を
解体する工程が煩雑になる不都合があった。
【0003】そこで、自動車から容易に取り外すことが
できる部品のみを回収した後に、前記内装部品は車体と
共にプレスして、シュレッダーによって粉砕或いは断裁
することが行われている。
【0004】しかしながら、自動車から容易に取り外し
て回収される部品は比較的少なく、前記のように車体と
共にシュレッダーによって粉砕或いは断裁された前記内
装部品は、夫々を材質別に選別することが困難であるた
めシュレッダーダストとなって産業廃棄物として処理さ
れることになり、それによって廃棄物量が増大する不都
合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、廃棄された自動車の車室内の内装部品を
その材質別に効率よく車体から分離回収してリサイクル
を可能とし、廃棄物量を減少させることが可能となる自
動車の解体方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、自動車を解体する自動車の解体方法で
あって、自動車の屋根部を下方に押圧することによりウ
インドガラスを破砕して該ウインドガラスを自動車から
分離するウインドガラス分離工程と、該ウインドガラス
分離工程によりウインドガラスが取り除かれた前記自動
車の屋根部と車体下部構造部とを連結するピラー部を切
断して車体下部構造部から屋根部を分離する屋根部分離
工程と、該屋根部分離工程により露出した車体下部構造
部の車室内から内装部品を順次分離しその材質別に回収
する内装部品分離工程とを設け、該内装部品分離工程に
おいては車室内から分離された夫々の内装部品をその材
質別に夫々異なる方向に搬送するコンベアに移載し、該
コンベアの下流端に設けられた各内装部品の収集部によ
って各内装部品を回収することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、前記ウインドガラス分離工程
によって、ウインドガラスを自動車から分離する。この
とき、自動車の屋根部を下方に押圧することによりウイ
ンドガラスを破砕する。屋根部を下方に押圧すると、ウ
インドガラスはを外方に歪み、更に押圧すると外方に向
かって飛散する。これにより、車室内へのガラス片の侵
入を少なくしてウインドガラスを除去することが可能と
なる。 次いで、屋根部分離工程によって、自動車の屋根
部と車体下部構造部とを分離する。このときには、屋根
部と車体下部構造部とを連結するピラー部を切断する。
これにより、車室内が確実に露出状態とされ、前記内装
部品分離工程が容易となる。 そして、前記内装部品分離
工程においては、車室内から例えば座席シート、インス
トルメントパネル等の内装部品をその材質別に順次分離
しつつ、前記各コンベアに移載する。各コンベアは、車
室内から分離された夫々の内装部品をその材質別に夫々
異なる方向に搬送する。そして、各コンベアによって搬
送した夫々の内装部品は、各コンベアの下流端に設けら
れた各収集部に材質別に回収する。即ち、例えば座席シ
ートとインストルメントパネルとは異なる材質であり、
リサイクル時の処理方法が異なるので、これらの内装部
品は、その材質別に回収することが望ましい。従って、
本発明は、内装部品を順次分離する段階において座席シ
ートやインストルメントパネル等を各別に夫々のコンベ
アによって搬送して各別に回収することによりリサイク
ルを容易とし、しかも、前記内装部品分離工程によって
内装部品が取り除かれた車体をシュレッダーにかけるこ
とにより、シュレッダーによって粉砕或いは断裁した後
に各材質別に選別する作業を軽減すると共にシュレッダ
ーダストの削減を可能とする。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0009】図1は本実施例の解体作業の各工程を模式
的に示す説明図、図2は屋根部解体装置を示す説明的斜
視図、図3は内装部品除去装置を示す説明的平面図、図
4は他の内装部品除去装置を示す説明的平面図である。
【0010】本実施例は、廃棄された自動車から屋根部
を分離すると共にウインドガラスや車室内の内装部品の
再生利用可能な部品を分離して回収するものである。
【0011】本実施例の解体方法においては、図1に示
すように、先ず、廃棄された自動車1の屋根部2の上面
を押圧してウインドガラス3を粉砕するウインドガラス
分離工程Aが行われる。次いで、屋根部2と車体下部構
造部4とを連結して車窓を形成しているピラー部5を、
その車体下部構造部4側の端部で切断して、屋根部2と
車体下部構造部4とに分離する屋根部分離工程Bが行わ
れる。その後、屋根部分離工程Bによって屋根部2が分
離された自動車1の車体下部構造部4は、車体下部構造
部4の車室内6から座席シートやインストルメントパネ
ル等の内装部品7を取り除く内装部品分離工程Cが行わ
れる。一方、屋根部分離工程Bによって自動車1の車体
下部構造部4から分離された屋根部2から屋根部2に取
り付けられている内張り等の内装部品を分離する屋根部
内装部品分離工程Dが行われる。
【0012】次に、前記の各工程について説明する。
【0013】前記ウインドガラス分離工程A及び前記屋
根部分離工程Bは、例えば、図2に示すような屋根部解
体装置8によって行われる。
【0014】該屋根部解体装置8は、自動車1を載置す
る格子状の載置板9と、自動車1の屋根部2を押圧して
変形させてウインドガラスを破砕せしめる屋根部押圧装
置10と、自動車1の下方位置に設けられ、破砕された
ウインドガラス3を回収するウインドガラス回収装置1
1と、自動車1の左右側に対向して設けられ、自動車1
の左右側に位置する各ピラー部5を各々切断する一対の
ピラー部切断装置12と、車体下部構造部4から分離さ
れた屋根部2を自動車1の一方側方向に移送する屋根部
移送装置13とを備えている。
【0015】前記屋根部押圧装置10は、自動車1の一
方側に起立する一対の案内支柱14と、該案内支柱14
に沿って昇降自在の昇降フレーム15と、該昇降フレー
ム15の下部に前記自動車1の屋根部2の上面に対向し
て設けられた押圧板16と、前記昇降フレーム15の昇
降を駆動する駆動シリンダ17とによって構成されてい
る。
【0016】前記ウインドガラス回収装置11は、自動
車1の左右側から破砕されて落下したウインドガラス3
の破片を受け取って矢印aの方向に移送する一対のコン
ベア18と、自動車1の後方側から落下した破砕された
ウインドガラス3の破片を受け取ると共に、前記両コン
ベア18の下流側で、両コンベア18によって移送され
た破砕されたウインドガラス3の破片を受け取って収納
容器19に向かって移送するコンベア20とによって構
成されており、更に、自動車1の左右側から破砕されて
落下したウインドガラス3の破片を両コンベア18,2
0上に確実に案内するように案内傾斜面21が形成され
ている。
【0017】前記ピラー部切断装置12は、自動車1の
左右側方に対向してその車長方向に延設された一対の案
内レール22と、各案内レール22に沿って移動自在の
移動部材23と、該移動部材23に設けられて自動車1
のピラー部5を切断する切断ロボット24とによって構
成されている。
【0018】前記屋根部移送装置13は、自動車1の一
方側の外方に向かって互いに平行に延設された一対の案
内レール25と、両案内レール25に沿って移動自在の
移動フレーム26と、該移動フレーム26の下方に設け
られ、屋根部2の上面に当接してそれを着脱自在に支持
する屋根部支持部材27と、前記移動フレーム26を両
案内レール25に沿って移動させる移動装置28とによ
って構成されている。
【0019】以上の構成からなる屋根部解体装置8によ
り、前記ウインドガラス分離工程Aでは、前記駆動シリ
ンダ17によって昇降フレーム15を下降させ、押圧板
16を前記自動車1の屋根部2の上面に当接して更に下
方に押圧する。このように、屋根部2を下方へ押圧する
ことにより屋根部2が車体下部構造部4に向かって接近
する方向に変形し、屋根部2と車体下部構造部4との間
に設けられているサイドウインドガラス3及びリアウイ
ンドガラス3が押圧力を受けて破砕される。このとき、
自動車1のサイドウインドガラス3及びリアウインドガ
ラス3は、通常、その上方側が下方側に比して車室内方
向に傾斜して取り付けられているので、前記屋根部2に
押圧力が加わるとその押圧力を受けたサイドウインドガ
ラス3及びリアウインドガラス3が自動車1の外方に向
かって湾曲する。そして、更に前記屋根部2を押圧する
と自動車1の外方に向かって湾曲したサイドウインドガ
ラス3及びリアウインドガラス3が塑性限界に達して、
サイドウインドガラス3及びリアウインドガラス3は破
砕すると同時に自動車1の外方に向かって飛散する。こ
れにより、破砕されたサイドウインドガラス3及びリア
ウインドガラス3がほとんど車室内に入ることなくサイ
ドウインドガラス3及びリアウインドガラス3を分離す
ることが可能となる。また、フロントウインドガラス3
aは一般に合わせガラスが使用されているので、屋根部
2の押圧によって破砕されることはないが、前記サイド
ウインドガラス3及びリアウインドガラス3の場合と同
様の作用によって網目状の亀裂を生じて窓枠から分離し
易くなる。
【0020】以上のようにして破砕されたサイドウイン
ドガラス3及びリアウインドガラス3は、図2に示すよ
うに、格子状の前記載置板9を介して前記各コンベア1
8,20上に落下して、収納容器19内に回収され、こ
れらのガラス破片はリサイクルすることができる。ま
た、前記フロントウインドガラス3aについては、前記
屋根部移送装置13による屋根部2の移送途中で回収孔
29に落下させて回収するのでフロントウインドガラス
3aもリサイクルすることができる。
【0021】そして、前記屋根部分離工程Bでは、前記
屋根部押圧装置10による屋根部2の押圧は解除され、
押圧板16が上昇して屋根部2から離反する。次いで、
押圧板16が屋根部2から離反することによって生じた
隙間に、前記屋根部移送装置13の屋根部支持部材27
を位置させて該屋根部支持部材27を屋根部2に当接し
た状態とする。これにより、自動車1の屋根部2は屋根
部支持部材27によって支持された状態となる。そし
て、図2に示すように、前記ウインドガラス分離工程A
によってサイドウインドガラス3及びリアウインドガラ
ス3が破砕分離された自動車1のフロント、センター、
リアの各ピラー部5に対向する位置に前記切断ロボット
24を移動させ、該切断ロボット24によって各ピラー
部5を切断する。
【0022】その後、屋根部支持部材27が屋根部2を
支持した状態で、前記屋根部移送装置13の移動装置2
8を駆動し、それによって、移動フレーム26を両案内
レール25に沿って移動させる。これにより、車体下部
構造部4から屋根部2が分離され、屋根部2は前記した
ようにフロントウインドガラス3aが回収孔29に落下
された後、屋根部載置位置30に積重ねられる。
【0023】これにより、自動車1のウインドガラス3
はリサイクル可能な状態で回収され、屋根部2が取り除
かれて、自動車1の車室内6は車体下部構造部4の上方
側から露出された状態となる。
【0024】ここで分離された屋根部2は、詳しくは図
示しないが前記屋根部内装部品分離工程Dに移送され
て、屋根部2に取り付けられている内張り等の内装部品
7が取り除かれて回収される。このとき、屋根部内装部
品分離工程Dは、屋根部2を反転して行うことにより、
該屋根部2の車室内側に設けられている内装部品7を容
易に分離回収することができ、回収された内装部品7の
リサイクルを行うことが可能となる。
【0025】前記内装部品分離工程Cは、例えば、図3
に示すような内装部品除去装置31によって行われる。
【0026】該内装部品除去装置31は、前記車体下部
構造部4を水平状態からその一方側方に起立させて横転
状態とする揺動自在の揺動ベース32と、該揺動ベース
32の揺動を駆動する駆動シリンダ33を備えている。
また、図3に示す内装部品除去装置31では、自動車1
を搬送する搬送路34に沿って設けられたレール35に
案内されて移動する台車36が設けられており、自動車
1の車体下部構造部4は該台車36に固定部材37によ
って固定されている。更に、揺動ベース32が設けられ
ている位置で前記レール35の一部が分離自在となって
いる。このため、該内装部品除去装置31においては、
揺動ベース32は、レール35及び台車36と共に自動
車1の車体下部構造部4を横転状態とするものである。
なお、レール35及び台車36が設けられていない場合
には、図示しないが、揺動ベース32に固定部材を設け
て自動車1を直接固定してもよい。
【0027】また、内装部品除去装置31は、横転状態
の車体下部構造部4の露出した車室内6に対向して設け
られた該車体下部構造部4から車室内6の座席シート7
aやインストルメントパネル7b等の内装部品7を順次
分離する内装部品分離装置38と、車体下部構造部4と
内装部品分離装置38との間に延設されて該分離装置3
8によって車体下部構造部4から分離された座席シート
7a及びインストルメントパネル7bを移送する平面視
コ字形に形成された内装部品コンベア40と、該内装部
品コンベア40の一方側端部に設けられて座席シート7
aを回収する第1の内装部品収集部39と、該内装部品
コンベア40の他方側端部に設けられてインストルメン
トパネル7bを回収する第2の内装部品収集部41と、
前記内装部品コンベア40の下方に並設されたガラス片
回収コンベア45と、該ガラス片回収コンベア45によ
って移送されたガラス片を収集するガラス片収集部46
とを備えている。
【0028】前記分離装置38は、車体下部構造部4の
露出した車室内6に対向する位置に設けられたマニュピ
レータ43と、該マニュピレータ43の先端に連設され
た開閉自在の把握部材44とを備えている。
【0029】このように構成された分離装置38によっ
て内装部品7を分離するときには、該把握部材44によ
って、車室内の座席シート7a及びインストルメントパ
ネル7bを順次つかみ取り、前記内装部品コンベア40
上に移載する。
【0030】前記内装部品コンベア40は、所定間隔を
存して複数のローラ40aを備え、該ローラ40aを回
転させることによって前記座席シート7a及びインスト
ルメントパネル7bを移送し、更に、内装部品分離装置
38による座席シート7aやインストルメントパネル7
bの分離順に対応してローラ40aを正転或いは逆転さ
せて、座席シート7aとインストルメントパネル7bと
の移送方向を変換する。即ち、内装部品分離装置38が
座席シート7aを分離したときには、内装部品コンベア
40は該座席シート7aを第1の内装部品収集部39に
移送する方向に駆動され、内装部品分離装置38がイン
ストルメントパネル7bを分離したときには、内装部品
コンベア40は該インストルメントパネル7bを第2の
内装部品収集部41に移送する方向に駆動される。これ
により、夫々材質の異なる座席シート7aとインストル
メントパネル7bとを、夫々各別に回収することができ
る。
【0031】なお、図3においては説明の便宜上、内装
部品コンベア40上における座席シート7aとインスト
ルメントパネル7bとの移送状態が共に示されている
が、座席シート7aが移載されたときの内装部品コンベ
ア40の移送方向と、インストルメントパネル7bが移
載されたときの内装部品コンベア40の移送方向とは異
なるので、実際には、内装部品コンベア40は、座席シ
ート7aとインストルメントパネル7bとの何れか一方
毎に順次移送するものである。
【0032】前記ガラス片回収コンベア45は、図2に
示した前記ウインドガラス回収装置11のコンベア18
と同様に、案内傾斜面45aを備えている。該案内傾斜
面45aのうち自動車1側に位置する一方の案内傾斜面
45aは、自動車1が横転されたときにその下方に延出
する延出部45bを備えている。これにより、前記ウイ
ンドガラス分離工程A及び前記屋根部分離工程Bの際に
飛散したウインドガラスの破片が自動車1に付着してい
る場合には、自動車1が横転状態になったときに落下す
るウインドガラスの破片を前記延出部45bによって受
けて、案内傾斜面45aを介してガラス片回収コンベア
45上に案内する。
【0033】また、座席シート7aやインストルメント
パネル7bに、前記ウインドガラス分離工程A及び前記
屋根部分離工程Bの際に飛散したウインドガラスの破片
が付着している場合には、座席シート7a及びインスト
ルメントパネル7bが内装部品コンベア40上を移動す
るときにウインドガラスの破片が該内装部品コンベア4
0の各ローラ40a間の隙間を介して振るい落とされ、
前記案内傾斜面45a上及びガラス片回収コンベア45
上に案内され或いは落下する。これにより、座席シート
7aやインストルメントパネル7bに付着していたウイ
ンドガラスの破片はガラス片収集部46に回収され、座
席シート7aやインストルメントパネル7bのみを確実
に回収することができる。
【0034】また、内装部品除去装置31においては、
図4に示すように、前記内装部品コンベア40を、前記
分離装置38によって車体下部構造部4から分離された
座席シート7aを第1の内装部品収集部39へ移送する
第1の内装部品コンベア42aと、該分離装置38によ
って車体下部構造部4から分離されたインストルメント
パネル7bを第2の内装部品収集部41へ移送する第2
の内装部品コンベア42bとによって構成してもよい。
そして、前記分離装置38によって車体下部構造部4か
ら順次分離された座席シート7aとインストルメントパ
ネル7bとは、夫々、第1の内装部品コンベア42aと
第2の内装部品コンベア42b上に順次移載し、各コン
ベア42a,42bによって第1及び第2の内装部品収
集部39,41に移送する。これによっても、前記内装
部品コンベア40と同様の効果を得ることができる。
【0035】その後、前記内装部品分離工程Cによって
車室内6の内装部品7が取り除かれた自動車1の車体下
部構造部4は、図示しないプレス装置によってプレスさ
れ、シュレッダーにより断裁される。
【0036】そして、前述したように、内装部品7を順
次分離する段階において座席シート7aやインストルメ
ントパネル7bを各別に前記内装部品コンベア40、或
いは、前記第1及び第2の内装部品コンベア42a,4
2bによって搬送して各別に回収することにより、シュ
レッダーによって粉砕或いは断裁した後に各材質別に選
別する作業を排除することができ、産業廃棄物の発生を
低減させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
は、前記ウインドガラス分離工程においては、自動車の
屋根部を下方に押圧することによりウインドガラスを破
砕してウインドガラスを容易且つ迅速に除去することが
できる。 前記屋根部分離工程においては、ピラー部を切
断することで自動車の屋根部と車体下部構造部とを分離
し、車室内を確実に露出させることができ、内装部品の
分離を容易に行える状態とすることができる。 そして、
前記内装部品分離工程においては、前記屋根部分離工程
により露出された車室内から例えば座席シート、インス
トルメントパネル等の内装部品をその材質別に順次分離
しつつ、前記各コンベアに移載することにより、車室内
から分離された夫々の内装部品をその材質別に夫々異な
る方向に搬送し、各コンベアの下流端に設けられた各収
集部に材質別に回収する。これにより、内装部品を順次
分離する段階において座席シートやインストルメントパ
ネル等を各別に夫々のコンベアによって搬送して各別に
回収するので、材質別の内装部品のリサイクルを容易に
行うことができる。更に、前記艤装樹脂部品分離工程に
よって内装部品が取り除かれた車体をシュレッダーにか
けることにより、シュレッダーによって粉砕或いは断裁
した後に各材質別に選別するといった従来行われていた
煩わしい作業を軽減することができ、しかも、シュレッ
ダーダストを極めて少なくすることができる。
【0038】従って、本発明によれば、廃棄された自動
車の車室内の内装部品をその材質別に効率よく車体から
分離回収してリサイクルを可能とし、廃棄物量を減少さ
せることが可能となる自動車の解体方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の解体作業の各工程を示す説明図。
【図2】屋根部解体装置を示す説明的斜視図。
【図3】内装部品除去装置を示す説明的平面図。
【図4】他の内装部品除去装置を示す説明的平面図。
【符号の説明】
1…自動車、7…内装部品、39,41…収集部、4
0,42a,42b…コンベア、C…内装部品分離工程

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車を解体する自動車の解体方法であっ
    て、自動車の屋根部を下方に押圧することによりウイン
    ドガラスを破砕して該ウインドガラスを自動車から分離
    するウインドガラス分離工程と、該ウインドガラス分離
    工程によりウインドガラスが取り除かれた前記自動車の
    屋根部と車体下部構造部とを連結するピラー部を切断し
    て車体下部構造部から屋根部を分離する屋根部分離工程
    と、該屋根部分離工程により露出した車体下部構造部の
    車室内から内装部品を順次分離しその材質別に回収する
    内装部品分離工程とを設け、該内装部品分離工程におい
    ては車室内から分離された夫々の内装部品をその材質別
    に夫々異なる方向に搬送するコンベアに移載し、該コン
    ベアの下流端に設けられた各内装部品の収集部によって
    各内装部品を回収することを特徴とする自動車の解体方
    法。
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