JPH06108915A - 内燃機関のノッキング検出方法及び点火時期制御方法 - Google Patents

内燃機関のノッキング検出方法及び点火時期制御方法

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JPH06108915A
JPH06108915A JP4261075A JP26107592A JPH06108915A JP H06108915 A JPH06108915 A JP H06108915A JP 4261075 A JP4261075 A JP 4261075A JP 26107592 A JP26107592 A JP 26107592A JP H06108915 A JPH06108915 A JP H06108915A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のノック状態を表わす特徴成分からノック
を検出するもので、特徴成分と比較されるバックグラウ
ンドレベルの低下による誤った情報抽出をなくす。 【構成】特徴成分とバックグラウンドレベルを比較(ス
テップ104)してノッキングに関する情報を抽出し、
ノッキングが発生していないとバックグラウンドレベル
と下限リミッタを比較し(ステップ109)し、バック
グラウンドレベルが下限リミッタより低いと下限リミッ
タをセット(ステップ111)して次回のバックグラウ
ンドレベルとして用いる。 【効果】バックグラウンドレベルが異常に低下すると下
限リミッタを次回のバックグラウンドレベルとするため
誤った情報抽出が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のノッキングを
検出するための検出方法及びこれを用いた点火時期制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにノッキングは燃焼室内の端
末部の未燃ガスの自己発火により燃焼室内のガスが振動
を起こし、この振動が機関本体に伝われる現象である。
【0003】そして、このノッキングは機関の発生エネ
ルギの損失(出力低下)や機関各部への衝撃、さらには
燃費の低下等を招来するため、できるだけ回避するのが
望ましく、そのためにはノッキングの発生を正確に検出
することが不可欠である。
【0004】このような要請のもと、例えば特開昭58−
45520 号公報に記載のように、振動検出センサの出力信
号の中から5〜12kHzの範囲の単一の共鳴周波数成
分だけをバンドパスフィルタを用いて分離し、その出力
の積分値がバックグランドレベルより大きくなったか否
でノッキングの発生を検出するものが知られている。と
ころが、このように単一の共鳴周波数成分だけを用いて
ノッキングの発生を検出するものでは、バックグランド
レベルが高速回転時には大きくなり正確なノッキング発
生の検出ができないとか、機関の諸元が変わるとノッキ
ングの共鳴周波数も変化して正確なノッキング発生の検
出ができないといった問題をかかえていた。
【0005】そこで、本出願人はこのような問題を解決
するため、例えば特開平3−47449号公報にあるように、
複数の共鳴周波数成分を取り出してノッキングの検出を
行う方法を提案した。
【0006】この方法はノッキングの正確な検出という
点では画期的なもので高く評価されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は更な
る燃費の向上,排気浄化性能の向上等の要求で機関の圧
縮比を上げる試みがなされているが、この圧縮比を上げ
ることによって更にノッキングが発生し易くなり、更に
ノッキングの検出精度を向上することが求められてい
る。
【0008】そして、上述したように複数の共鳴周波数
成分を取り出してノッキングの検出を行う方法において
更にノッキングの検出精度を高める場合、以下に述べる
ような問題を解決する必要があることがわかった。
【0009】すなわち、周波数特性に劣った機関の場
合、振動センサの能力やその取付位置等の影響によって
バックグランドレベルが一時的あるいは継続的に変動、
例えば小さくなる運転状態や周波数帯が存在することで
ある。
【0010】したがって、例えば、ノッキングの発生を
検出するための1つのパラメータとして用いられるバッ
クグランドレベルが異常に小さくなると、ノッキングが
発生していないにもかかわらず複数の共鳴周波数のうち
の1つあるいはそれ以上の周波数帯でノッキングが発生
しているという誤った信号が形成される。
【0011】このため、複数の共鳴周波数を用いてノッ
キングを検出しているにもかかわらず、そのうちの1つ
あるいはそれ以上の周波数帯でノッキングが発生してい
るという誤った信号が形成されると、それが全体の共鳴
周波数のノッキング判定に悪影響を及ぼし、結果的にノ
ッキングの検出精度を向上するうえで障害となってい
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は内燃機関
に関する物理量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴
成分と前記物理量に基づいて定められる比較成分とを抽
出し、複数の特徴成分と比較成分の関係からノッキング
に関する情報を抽出すると共に、比較成分が許容できる
値にない場合あるいは限界比較成分以下の場合には別に
定める限界比較成分あるいは限界比較成分を比較成分と
して用いるようにしたところにある。
【0013】また、本発明の他の特徴は限界比較成分を
特徴成分に対応して用いるようにしたところにある。
【0014】更に、本発明の他の特徴は限界比較成分は
特徴成分に対して共通して用いるようにしたところにあ
る。
【0015】
【作用】比較成分(バックグランドレベル)が異常に変
動する場合には、その異常な比較成分のかわりに限界比
較成分が用いられるようになるため、限界比較成分と特
徴成分の関係からノッキングに関する情報が得られるよ
うになり、特異な情報の発生が解消されノッキングの検
出精度を向上できるようになる。
【0016】
【実施例】以下図面に従い、本発明の一実施例を詳細に
説明する。
【0017】まず始めに、本発明におけるノッキングの
発生の有無の判定の原理について説明する。エンジンの
振動には多くの振動成分が含まれている。例えば、ピス
トンの摩擦,クランク軸の回転,弁の作動などによる振
動成分などである。さらに、これらの振動成分はエンジ
ン状態によって変化する。
【0018】エンジンにノッキングが発生すると、ノッ
キングに特有な振動が発生する。ノッキングの発生の有
無の判定は、振動センサが検出するエンジンの全体の振
動からノッキングに特有な振動を分離することによって
なされる。
【0019】図2はノッキングが発生していない時の振
動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図で
ある。一方、図3はノッキングが発生した時の振動セン
サの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。
【0020】そして図2と図3を比較すれば分かるよう
に、ノッキングが発生している場合は、ノッキングが発
生していない場合に比して、各々の共鳴周波数成分が大
きくなっていることが理解できる。
【0021】次に図4,図5を用いて、ノッキング判定
指標を用いたノッキング発生の有無の判定について説明
する。なお、原理動作の説明のために、共鳴周波数f
10(6.3KHz)とf01(13.0KHz )の周
波数成分を用いて説明する。しかしながら、これに拘束
されるものではなく、任意の2以上の共鳴周波数成分を
用いてノッキング発生の有無の判定ができる。
【0022】振動センサはノッキング発生による振動と
バックグランド振動を含んだ振動を合成して検出する。
したがって、ノッキング判定指標Iは、ノッキングが発
生していないときはバックグランド振動で定められる指
標Ib となり、ノッキングが発生したときはバックグラ
ウンド振動Ib とノッキングの発生による振動Ik を含
んで定められる指標Iとなる。
【0023】上記ノッキング判定指標Iを主要な共鳴周
波数成分を用いて数式化すると下式となる。
【0024】
【数1】
【0025】ここで、ωはエンジン回転数で定まる実数
値をとる。また、1か0かの2値をとることもできる。
Pは各共鳴周波数成分の振動強度(パワースペクトル)
である。
【0026】図4に示すようにバックグラウンド振動の
共鳴周波数成分によって示されるノック判定指標Ib
ノッキングの発生による振動の共鳴周波数成分によって
示される指標Ik は方向と大きさを異にしている。これ
は人間による聴覚試験でも明らかなように、ノック無の
場合のエンジン音に対しノック有の場合は例えばカリカ
リ等という音で聴き分けられるものであり、ノッキ有り
無しによって音色が異なるためである。
【0027】バックグランド振動にノッキングの発生に
よる振動が加わってくると、振動センサに含まれる
01,f10成分によるノック判定指標Iは図4の場合で
はノック判定閾値I01を下回る領域に入り、また図5で
閾値I02の外側に出ることによりノッキング発生の有り
を判定することができる。
【0028】なお、本明細書において、(1)式の右辺
の5つの項に限らず、振動センサの出力に含まれる複数
の共鳴周波数成分を複合的に用いたものをすべてノッキ
ング判定指標と定義する。
【0029】このように、ノッキング判定指標を用いる
とバッググランド振動に対してノッキングの発生による
特有な周波数成分の構成が考慮されるので、バックグラ
ウンド振動が大きくなってもノッキング発生の有無が判
定できる。
【0030】ところで、先に説明したように、振動セン
サの能力やその取付位置等の影響によってバックグラウ
ンドレベルが一時的あるいは継続的に小さくなる運転状
態や周波数帯が存在し、このためノッキングが発生して
いないノッキングが発生しているという誤った信号が形
成される。
【0031】例えば、信号/ノイズ(バックグラウンド
レベル)比(S/N比)でノッキングの共鳴周波数のエ
ネルギを求めようとする場合、共鳴周波数の1つのバッ
クグラウンドレベルが異常に低下するとこの時のS/N
比は異常に大きくなり、最終的に複数の共鳴周波数によ
る判定に影響を大きく及ぼし、しいてはノッキングの検
出精度向上を阻害するようになる。
【0032】このため、本発明は共鳴周波数の1つある
いはそれ以上の周波数帯に対してバックグラウンドレベ
ルが異常に低下した時には、そのバックグラウンドレベ
ルを使用せずに、予め定めた限界値、たとえばバックグ
ラウンド下限リミッタを使用して上述の問題を解決する
ようにしたものである。
【0033】以下、本発明の中心となるノッキングの検
出方法について詳細に説明する。
【0034】図6は周波数毎の振動強度(パワースペク
トル)を表わしており、ノッキングが発生している場合
を実線で示し、ノッキングが発生していない場合を破線
で示してあり、ノッキングの発生によって各共鳴周波数
帯での振動強度が大きくなっていることがわかる。
【0035】ところが、例えばf1 とかf9 に示される
ような振動強度の小さい特異周波数が存在する場合と
か、図7のAに示すように機関の素質によるノイズ成分
が多い場合には図8のBに示すようにバックグラウンド
レベルが異常に落ち込む現象が生じる。
【0036】このため、S/N比が異常に大きくなり図
9に示すように最終的なノッキング判定のための指数が
狂って誤判定をしてしまうという問題が生じた。
【0037】そこで本発明では、図8に示されるバック
グラウンドレベルに対して破線で示す下限リミッタを設
定するようにしてノッキングの誤判定をなくすようにし
たものである。
【0038】まず、CPUによるノッキング発生の有無
の判定処理の動作を図1を用いて説明する。
【0039】図1において、このフローチャートは爆発
サイクル毎に実行されるもので、CPUに割込みをかけ
て起動される。
【0040】ステップ101では振動センサからの出力
信号がA/D変換器で変換されたA/D変換値が取り込
まれる。
【0041】次にステップ102ではA/D変換された
振動センサの信号を周波数分析する。この周波数分析は
高速フィーリェ変換やウォルシュフィーリェ変換といっ
た手法で行われる。
【0042】この後、ステップ103で周波数分析され
た信号のうち、共鳴周波数を含む周波数帯を複数個選択
する。本実施例では8個の共鳴周波数が選択される。
【0043】ステップ103で周波数が選択されると、
次にステップ104で振動強度を表わすS/N比を選択
周波数毎に求める。
【0044】つまり、複数の選択周波数(f1 ……
i )、本実施例ではf1 ……f8 と、これに対応した
周波数のバックグラウンドレベル(BGL1 ……BGL
i )、本実施例ではBGL1 ……BGL8 を求め、各周
波数毎のS/N比SLi =fi /BGLi を求める。
【0045】したがって本実施例ではSL1=f1/BG
1,……,SL8=f8/BGL8が求められる。
【0046】次に、ステップ105でこれら選択された
周波数のうちS/N比が大きい順にm個、本実施例では
5個を抽出してノック強度を求める。このノック強度を
求める式は例えば、
【0047】
【数2】
【0048】で表わされるようにS/N比を加算して求
められる。
【0049】ノック強度が求まると、ステップ106で
ノック判定のための所定値とステップ105で求められ
たノック強度が比較され、ステップ105で求められた
ノック強度が大きいと判断されるとノッキングが生じた
としてステップ107でノッキングが検出される。
【0050】その後ステップ108でノッキング発生を
示すノックフラグに“1”をセットする。このノックフ
ラグは別に起動される点火制御タスクで用いられる。
【0051】一方、ステップ106でノック強度が所定
値より小さいと判断されるとノッキングが生じていない
としてステップ109で各バックグラウンドレベルBG
iが予め定めた限界値、ここでは下限リミッタBGL
MTi より大きいかどうかが判断される。本実施例では
BGL1 ……BGL8 に対してBGLMT1 ……BGL
MT8 が比較される。
【0052】ステップ109でバックグラウンドレベル
が下限リミッタBGLMTi より大きいと判断、つまり
正常のバックグラウンドレベルと判断されるとステップ
110でバックグラウンドレベルBGLi の更新が行われ
る。
【0053】このバックグラウンドレベルBGLi の更
新は選択された周波数の振動強度をフィルタ処理して求
められる。具体的には各々の選択された周波数毎にBG
i=BGLi×(1−α)+fi×αで求められる。
【0054】逆に、ステップ109でバックグラウンド
レベルBGLi が下限リミッタBGLMTi より小さい
と判断し、つまり、異常にバックグラウンドレベルBGLi
が低下したと判断されるとステップ111で下限リミッ
タBGLMTi をセットして次回のステップ104のB
GLi として用いる。
【0055】次にステップ112ではノックフラグを
“0”にセットする。
【0056】以上の処理でノック検出ルーチンが終了す
るが、このルーチンでセットされたノックフラグが点火
制御タスクで使用されることになる。尚、下限リミッタ
はバックグラウンドレベル判断のためのしきい値と共用
されているが、別々に設けても良い。
【0057】次に下限リミッタBGLMTi について説
明する。
【0058】下限リミッタBGLMTi は種々の変形例
が考えられるが、代表的なやり方は、マップに記憶させ
ておくやり方と演算によるやり方があり、その具体的な
方法について以下説明する。
【0059】図10はマップによる下限リミッタBGL
MTi の設定を示したもので、これは運転領域(実施例
では1000rpm ,2000rpm ,3000rpm ……の
ように回転数毎)で設定すると共に、気筒番号毎(実施
例では1気筒から6気筒)及び共鳴周波数毎(f0 ……
i )に設定されている。
【0060】このようなマップを用いるときわめて精度
の良いBGLMTi を設定することが可能である。
【0061】尚、この3つのパラメータ,運転領域,気
筒番号,周波数は特定されるのではなく、これら1つ以
上のパラメータでBGLMTi を設定することも可能で
あることは言うまでもないが、好ましくは少なくとも周
波数毎にBGLMTi を設定すると良い結果が得られ
た。もちろん、このマップに記憶されたBGLMTi
図11に示されるようなステップ113で、回転数,気
筒番号,周波数から図10に示すマップよりBGLMT
i を検索することができる。この図11に示すステップ
113は図1のステップ106とステップ109の間に
挿入することで実行される。
【0062】一方、BGLMTi を演算により求めるや
り方を図12,図13に基づいて説明する。
【0063】図12はその考え方を示したものであり、
各周波数毎に最大値と最小限を求めて平均値BGLmean
を導びき、更にこの平均値BGLmeanを1/n(n=整
数)して、下限リミッタBGLMTi とする。
【0064】この平均値BGLmeanと下限リミッタBG
LMTi の具体的な求め方は図13にあるようにステッ
プ114で各周波数毎にバックグラウンドレベルの最大
値BGLUPと最小値BGLBPを加算して1/2し、その
m回分(例えば16回分)を加算してmが除算してBG
meanを求め、次にステップ115でBGLmeanを1/
nして下限リミッタBGLMTi を求めることができ
る。当然のことながら、気筒番号,運転領域によってそ
れぞれBGLMTi を求めることが可能である。
【0065】この図13にあるステップ114,115
は図1のステップ106とステップ109の間に挿入す
ることで実行される。
【0066】尚、平均値BGLmeanから下限リミッタB
GLMTi を求めるための定数1/nは実際には1/3
が最も良いBGLMTi を得ることができた。
【0067】以上のようにして得られたノック発生の信
号は以下に述べる点火制御タスクで使用されるのでその
説明を行う。
【0068】図14は点火装置のシステム構成図であ
る。空気はエアクリーナ1の入口部より入り、ダクト
3,絞弁を有するスロットルボディ5,吸気筒6を通り
エンジン7のシリンダ内に吸入される。吸入空気量はダ
クト3に設けられた熱線式空気流量計2によって検出さ
れ、検出信号はコントロールユニット9に入力される。
【0069】一方、燃料は図示していない燃料タンクか
らインジェクタ16を経て噴射され、吸入通路内で吸入
空気と混合されエンジン7のシリンダ内に供給される。
混合気はエンジン7で圧縮され、点火プラグ15により
着火された爆発後に排気管8から排出される。排気管8
には排気センサ11が設けられており、検出信号はコン
トロールユニット9に入力される。
【0070】点火コイル13で発生した高電圧は分配器
14によって各気筒に分配され、点火プラグ15に供給
される。エンジンの回転状態はクランク角センサ12に
よって検出され、クランク角センサ12は1回転毎の絶
対位置を示すRef信号および当該絶対位置からの所定
角度移動した位置を示すPOS信号を出力する。Ref信
号及びPOS信号はコントロールユニット9に入力され
る。エンジン7には振動を検出する振動センサ151が
取りつけてあり、検出信号はコントロールユニット9に
入力される。
【0071】コントロールユニット9は各センサからの
信号に基づいて燃料供給量及び点火時期等を演算し、イ
ンジェクタ16及び点火コイル13に制御信号を出力す
る。図15は、コントロールユニット9の詳細を示す図
である。コントロールユニット9はCPU20,A/D
変換器21,ROM22,入力I/O23,RAM24,D
PRAM25 ,出力I/Oの26およびバス37で構成され
る制御用ブロック34と、CPU29,ポート27,タイ
ミング回路28,A/D変換器30,ROM31,RAM
32,クロック33,オペレーショナル回路38、およ
びバス36で構成されるノッキング検出用ブロック35
に分けられる。ここで、CPU20,CPU29のデー
タの交換はデュアルポートRAMであるDPRAM25 を通じ
てなされる。
【0072】熱線式流量計2によって検出された吸入空
気量Qa はA/D変換器21によってディジタル値に変
換され、CPU20に取りこまれる。またクランク角セ
ンサ12によって検出されるRef信号及びPOS信号は
入力I/O23を通じてCPU20に取り込まれる。C
PU20はROM22に保持しているプログラムに従っ
て演算処理し、演算結果は出力I/O26かに燃料噴射
量を意味する燃料噴射時間信号Ti ,点火時期信号θ
ign としての各々のアクチュエータに伝えられる。演算
処理中の必要なデータ保持はRAM24によってなされ
る。
【0073】一方、タイミング回路28は、オペレーシ
ョン回路35が上死点(Top DeadCenter)を示すTDC
信号を発生すると、CPU20がポート27に入力した
内容に従って、クロック33の発生する周期信号を分周
してサンプリング信号を発生する。サンプリング信号が
発生すると、A/D変換器30は振動センサ15の出力
信号をディジタル値に変換する。
【0074】ノッキングを検出するための振動センサ
は、従来のものは13KHz付近で共振するが、本実施
例では少なくとも18〜20KHzまでの共鳴周波数成
分を得るために、18KHz以上で共振するものを用い
ている。
【0075】CPU29はROM31に保持しているプ
ログラムに従いサンプリングされたディジタル値をRA
M32に格納すると共に、図1に示したようなフローチ
ャートをもとに格納したデータに基づいて周波数分析
し、ノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキング
の発生の有無の判定結果はDPRAM25 を介してCPU20
に伝えられる。
【0076】次にCPU20による点火時期の演算動作
を図16のフローチャートを用いて説明する。このフロ
ーチャートの動作は一定時間周期、例えば10msec 毎
に起動される。ステップ201で、RAM24内に設定
された所定のレジスタからエンジン回転数N及び吸入空
気量Qを読みこむ。ステップ202で、単位回転数あた
りの吸入空気量Q/Nを演算しさらにQ/Nから燃料噴
射時間幅Ti をもとめ、燃料供給のためにROM22内
に保持している基本点火時期マップから基本点火時期θ
baseを求める。ステップ203で図1に示すフローチャ
ートにより判定したノックフラグ(knockflag )の内容
によってノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキ
ングが発生していれば、ステップ213で点火時期θ
adv から所定の遅角量Δθret を減算する。なお、この
減算によって点火時期が遅角(リタード)される。ステ
ップ214で、ノッキング発生により、遅角させた点火
時期を所定の回転例えば50と比較すること(ステップ
205)でリカバーするベースを決定する。カウントデ
ータAを初期化してステップ208に進む。
【0077】一方、ステップ203でノッキングが発生
していなければ、ステップ204で、カウントデータA
を1つカウントアップする。カウントデータAはノッキ
ング発生により遅角された点火時期θadv を進角量Δθ
adv だけリカバーする時間になったかを判定するために
用いられる。ステップ205で、カウントデータAが所
定値50に等しくなったかを判断する。この図16に示
すフローは10msec毎に起動されるので、カウントデ
ータAが50に等しくなるときは、カウントデータAが
初期化されてから0.5秒が経過したときであり、0.5
秒経過毎にリカバーされる。ステップ205で、カウン
トデータAが50に等しくなっていなければステップ2
06に進む。ステップ206で、遅角値θadv に所定の
進角量Δθadv 加算する。この加算により点火時期がリ
カバーされることになる。
【0078】次に、ステップ208で基本点火時期θ
baseに上記のごとく求めた点火時期θadvを加えること
により点火時期θignを演算する。ステップ209で、
エンジン回転数Nび単位回転数あたりの吸入空気量Q/
Nに応じて、最大進角値θresを求める。最大進角値θ
res はROM31内に格納されている最大進角値マップ
から読みだすことによってなされる。ステップ210で
点火時期θign が最大進角値θres を超えたかを判断す
る。超えていなければステップ211に進む。最大進角
値θres を超えていると、進角しすぎているので、ステ
ップ211で最大進角値θresを点火時期θignとする。
【0079】最後に点火時期θign が設定された後に、
ステップ212でエンジン状態に応じて、ディレイ時間
d ,サンプリング点数ns ,分周比ts をポート27
に出力する。
【0080】なお、分周比ts によって振動センサの出
力のディジタル値のサンプリング周期が決まり、サンプ
リング点数ns によってサンプリング点数が決まる。
【0081】このようにして複数の共鳴周波数成分から
ノッキングを検出して点火時期を制御することで、機関
のノッキングを回避することが可能となる。
【0082】以上、説明した点火制御タスクで使用され
るノック発生信号は図1,図10,図12にあるように
基本的には各周波数毎に下限リミッタBGLMTi を設
定しているが、予めバックグラウンドレベルが異常低下
する共鳴周波数帯がわかっていれば、その対応周波数に
ついてのみ下限リミッタを設定することもできる。例え
ば図6の共鳴周波数f1 とf9 についてバックグラウン
ドレベルが低下することがわかっていれば、この共鳴周
波数f1 とf9 について下限リミッタBGLMT1とBGLM
9 を設定すれば良い。
【0083】更に、計算量,マップ容量の関係から下限
リミッタBGLMTi が図10のように準備できない場
合には以下のような手法を採用することが可能である。
【0084】すなわち、代表的な共鳴周波数について、
あるいは代表的な気筒について、あるいは代表的な運転
領域について下限リミッタBGLMTを設定して共用す
るものである。
【0085】まず、図17は代表的な周波数について下
限リミッタBGLMTを設定するものを説明する。
【0086】図17は気筒毎および回転数毎にマップを
作成したもので、これは特定共鳴周波数fi=6.3KH
zについて設定されている。
【0087】したがって、気筒番号と回転数によって決
まる位置の下限リミッタBGLMTは選択された各共鳴
周波数のバックグラウンドレベルBGLi と比較される
ものである。
【0088】つまり、図18に示すようにステップ11
6で回転数と気筒番号から図17に示すマップより対応
の下限リミッタBGLMTを検索し、ステップ117で
各共鳴周波数BGLi 毎に共用の下限リミッタBGLM
Tと比較するもので、これらのステップは図1のステッ
プ106と109の間に挿入される。もちろんステップ
117はステップ109に置き換えられるものである。
また、ステップ111のBGLMTi は共用の下限リミ
ッタBGLMTであることは言うまでもない。図19は
回転数と各共鳴周波数についてマップを作成したもの
で、これは特定気筒3気筒について設定されている。
【0089】したがって各周波数と回転数によって決ま
る位置の下限リミッタBGLMTは選択された各共鳴周
波数のバックグラウンドレベルBGLi と比較されるも
のである。
【0090】つまり、図20に示すようにステップ11
8で回転数と周波数から図19に示すマップより対応の
下限リミッタBGLMTを検索し、ステップ119で各
共鳴周波数毎に対応の下限リミッタBGLMTを比較す
るものである。したがって気筒毎の下限リミッタについ
て共用されるもので、これらのステップは図1のステッ
プ106と109の間に挿入される。もちろん、ステッ
プ120はステップ109に置きかえられるものであ
る。
【0091】図21は各共鳴周波数と気筒毎についてマ
ップを作成したもので、これは特定運転領域について設
定されている。すなわち運転領域が共用されているもの
である。
【0092】したがって各周波数と気筒番号によって決
まる位置の下限リミッタBGLMTは選択された各共鳴
周波数のバックグラウンドレベルBGLi と比較される
ものである。
【0093】つまり、図22に示すようにステップ12
0で周波数と気筒番号から図21に示すマップより対応
の下限リミッタBGLMTを検索し、ステップ121で
各共鳴周波数毎に対応に下限リミッタBGLMTを比較
するものである。したがって回転数の下限リミッタにつ
いて共用されるもので、これらのステップは図1のステ
ップ106と109の間に挿入される。もちろん、ステ
ップ120はステップ109に置きかえられるものであ
る。
【0094】更に計算量,マップ容量の低減を図る必要
がある場合には共鳴周波数,気筒番号,運転領域につい
ても最も良い条件を求めて下限リミットBGLMTを設
定することができる。
【0095】つまり、下限リミットBGLMTは各共鳴
周波,気筒番号,運転領域にかかわらず唯1個だけ設定
するものである。したがって、この下限リミッタはRO
Mエリアに1個だけ記憶される。
【0096】この実施例を図23に基づき説明するが、
基本的には図1と同じ構成であるので要点だけ説明す
る。
【0097】図23において、ステップ122はステッ
プ106でノックが発生していないと判断されると実行
され、このステップでは上述したように各共鳴周波数,
気筒番号,運転領域にかかわらず設定された1個の下限
リミッタBGLMTが各共鳴周波毎のバックグラウンド
レベルBGLi と比較される。この比較の結果バックグ
ラウンドレベルBGLi が下限リミッタBGLMTより
小さいと判断されるとステップ123で下限リミッタB
GLMTが設定され、次のステップ104でBGLi
BGLMTに置きかえられて周波数毎のS/N比が求め
られるものである。
【0098】尚、図17から図23の考え方は演算によ
る方法によっても適用可能であって、その具体的やり方
図13に示す計算と同様に実施できる。
【0099】更に、上述した種々の実施例において、バ
ックグラウンドレベルBGLi の求め方は信号強度fi
をフィルタ処理する式である BGLi=BGLi×(1−α)+fi×α =BGLi−BGLi・α+fi・α =BGLi+α(fi−BGLi)……遅れフィルタ式 で求められているが、通常の積分によるバックグラウン
ドレベル測定による方法でも良い。
【0100】また、振動強度SLi はS/N比で求めて
いるが、バックグラウンドレベルBGLi との差SLi
=fi −BGLi で求めるようにし、この差の加算でノ
ック強度Sを求めるようにしても良い。
【0101】また、ノック判定は複数の周波数の振動強
度を加算し、これが所定値より大きいと判断されるとノ
ッキング発生が生じたとしているが、複数の周波数の振
動強度を加算せずにそれぞれの周波数の振動強度の1つ
が所定値を越えた時ノッキングが発生したとするロジッ
クを組んでも良い。
【0102】次に、バックグラウンドレベルBGLi
フィルタ処理して求める時に生じる副作用を補償する方
法について説明する。
【0103】図1に示す実施例ではバックグラウンドレ
ベルBGLi は遅れフィルタ処理によって作成されてい
るため、加速運転等の過渡状態ではバックグラウンドレ
ベルBGLi の追従が遅れて見かけ上のS/N比が増大
してしまう問題がある。
【0104】そして、このBGLi の追従遅れに対して
も本発明になる下限リミッタBGLMTiは有効であるが、加
速時と定常時の下限リミッタBGLMTi は変えてやる
ことが更に有効である。
【0105】図24は過渡時と定常時の下限リミッタB
GLMTi を示しており、過渡時の方を大きく設定して
いる。
【0106】図25は過渡時のスロットル弁開度,エン
ジン回転数,バックグラウンドレベルBGLi および下
限リミッタBGLMTi の変化を示しており、スロット
ル弁の単位時間当りの開き度合から急加速が緩加速か定
常かを判断し、急加速および緩加速に応じて下限リミッ
タBGLMTi の大きさを調整する。この調整は定常時
の下限リミッタBGLMTi に定数をかけるか加算して
求められる。
【0107】図26でそのフローチャートを説明する
と、ステップ124でスロットル弁の開き度合がどの程
度のレベル(急加速,中加速,緩加速等)か判別し、ス
テップ125で急加速と判断されれば係数1.5 を定常
時の下限リミッタBGLMTiにかけ、ステップ126
で中加速と判断されれば係数1.3 を定常時の下限リミ
ッタBGLMTi にかけ、ステップ127で緩加速と判
断されれば係数1.1 を定常時の下限リミッタBGLM
i にかけ、定常であればそのまま下限リミッタBGL
MTi をステップ128でセットする。これらのステッ
プは図1のステップ106とステップ109の間に挿入
される。
【0108】このようにすれば、運転状態によっても最
適な下限リミッタBGLMTi を得ることができる。
【0109】尚、上述した実施例においてはバックグラ
ウンドレベルが異常に低下した場合を説明したが、場合
によってはバックグラウンドレベルが異常に高まる現象
も考えられる。
【0110】この場合においても上述の実施例と同様に
ステップ109で下限リミッタの代りに上限リミッタを
設定することによって対策が可能である。
【0111】もちろん、この場合も下限リミッタと同様
に上限リミッタの値は種々の変形をとりえることは言う
までもない。
【0112】また、この他以下に述べるような不具合も
考えられるので、これを防止する対策を施すとより有利
である。
【0113】すなわち、バックグランドレベルの増幅度
であるゲインはハ−ドウェアで所定のタイミングで例え
ば1/2に切り換えられており、これに併せて各周波数
の強度もソフトウェアで1/2に切り換えられている。
【0114】ところが、各周波数の強度が異常に低下し
た時、バックグランドのゲインはハ−ドウェアで確実に
切り換えられるのに対し、各周波数の強度は量子化誤差
で切り換えられないことがあり、この結果S/N比が異
常に大きくなりノック誤検出を生じるという問題があ
る。
【0115】そこで本発明は図27に示すようにステッ
プ103とステップ105の間に以下のステップを追加
したものである。
【0116】まず、ステップ103の後ステップ129
で各周波数fi 毎にその強度が所定の下限リミッタfL
MTi より大きいあるいは等しいかどうかを判別する。
この判断で大きいあるいは等しいと判断されるとステッ
プ104に進み通常のS/N比計算を実行する。
【0117】一方、ステップ129で各周波数fi 毎に
その強度が所定の下限リミッタfLMTiより小さいと
判断されるとステップ130に進み、周波数fiの強度
とバックグランドレベルのS/N比を1にする。すなわ
ち対応の周波数に対してノックが発生していないとする
処理を実行する。
【0118】次にステップ131で対応の周波数の強度
を所定の下限リミッタfLMTi に置き換え、ステップ
105に進みノック強度の計算を実行する。
【0119】このように、周波数強度に下限リミッタを
設定することにより、各周波数の強度が異常に低下した
時に生じる量子化誤差によるS/N比異常増大と言う問
題を解決することが可能となった。
【0120】また、この場合においても上述のバックグ
ランドの下限リミッタの実施例と同様に各周波数の下限
リミッタの値は種々の変形をとりえることは言うまでも
ない。
【0121】
【発明の効果】以上述べたように発明によれば、バック
グラウンドレベルが異常に変化しても、バックグラウン
ドレベルが限界の値に変更されるようになるため、ノッ
キングを表わす情報として有効なものとなる。
【0122】このため、複数の共鳴周波数を用いてノッ
キングを検出しているにもかかわらず、そのうちの1つ
あるいはそれ以上の周波数帯でノッキングが発生してい
るという誤った信号が形成されると、それが全体の共鳴
周波数のノッキング判定に悪影響を及ぼすといった問題
が解決でき、この種装置の信頼性を大幅に向上すること
が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になるノッキング検出方法の
フローチャート。
【図2】ノックが発生していない時の振動波形図。
【図3】ノックが発生した時の振動波形図。
【図4】ノックのスペクトル強度に関する図。
【図5】ノックのスペクトル強度に関する図。
【図6】ノック発生時と発生していない時の振動強度を
示す図。
【図7】振動波形図。
【図8】バックグラウンドレベル波形図。
【図9】ノック判定を示す図。
【図10】下限リミッタのマップを示す図。
【図11】下限リミッタを読み出すフローチャート。
【図12】下限リミッタを演算方法を示す図。
【図13】下限リミッタの演算を示すフローチャート。
【図14】システム構成図。
【図15】制御装置の構成図。
【図16】点火演算を示すフローチャート。
【図17】下限リミッタのマップを示す図。
【図18】下限リミッタを読み出すフローチャート。
【図19】下限リミッタのマップを示す図。
【図20】下限リミッタを読み出すフローチャート。
【図21】下限リミッタのマップを示す図。
【図22】下限リミッタを読み出すフローチャート。
【図23】本発明の他の実施例を示すフローチャート。
【図24】下限リミッタの切換を示す図。
【図25】加速に関する説明をするためのチャート。
【図26】本発明の他の実施例を示す図。
【図27】本発明の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
103…特徴成分を検出するステップ、104…特徴成
分とバックグラウンドレベルを比較するステップ、10
6…ノックを判定するステップ、109…バックグラウ
ンドレベルと下限リミッタを比較するステップ、111
…下限リミッタを設定するステップ、151…ノックセ
ンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正博 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて定められる比較成分とを抽出し、前記複数
    の特徴成分と前記比較成分の関係からノッキングに関す
    る情報を抽出すると共に、前記比較成分が許容できる値
    でないと別に定められる限界比較成分を用いるようにし
    たことを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  2. 【請求項2】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数の
    比較成分とを抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数の
    比較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出する
    と共に、前記複数の比較成分の1つが許容できる値にな
    いと別に定められた限界比較成分を用いるようにしたこ
    とを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  3. 【請求項3】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて前記特徴成分に対応した定められる複数の
    比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数の比
    較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出すると
    共に、前記複数の比較成分の全てがこれに対応した許容
    できる値にあるかどうか判断し、許容できない比較成分
    についてはこれに対応して別に定められる限界比較成分
    を用いるようにしたことを特徴とする内燃機関のノッキ
    ング検出方法。
  4. 【請求項4】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数の
    比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記比較成分
    の関係からノッキングに関する情報を抽出すると共に、
    前記複数の比較成分の全てが1つの許容できる値にある
    かどうかを判断し、許容できない比較成分については別
    に定められる限界比較成分を用いるようにしたことを特
    徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  5. 【請求項5】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて定められる比較成分とを抽出し、前記複数
    の特徴成分と前記比較成分の関係からノッキングに関す
    る情報を抽出すると共に、前記比較成分が限界比較成分
    以下の場合には前記限界比較成分を用いるようにしたこ
    とを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  6. 【請求項6】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数の
    比較成分とを抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数の
    比較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出する
    と共に、前記複数の比較成分の1つが限界比較成分以下
    の場合前記限界比較成分を用いるようにしたことを特徴
    とする内燃機関のノッキング検出方法。
  7. 【請求項7】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて前記特徴成分に対応した定められる複数の
    比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数の比
    較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出すると
    共に、前記複数の比較成分の全てがこれに対応した限界
    比較成分以下かどうかを判断し、前記限界比較成分以下
    の比較成分についてはこれに対応した前記限界比較成分
    を用いるようにしたことを特徴とする内燃機関のノッキ
    ング検出方法。
  8. 【請求項8】内燃機関のノッキング状態に関する物理量
    のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物理
    量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数の
    比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記比較成分
    の関係からノッキングに関する情報を抽出すると共に、
    前記複数の比較成分の全てが1つの限界比較成分以下か
    どうかを判断し、前記限界比較成分以下の比較成分につ
    いては前記限界比較成分を用いるようにしたことを特徴
    とする内燃機関のノッキング検出方法。
  9. 【請求項9】内燃機関のノッキング状態を表わす振動を
    周波数分析し、この分析された周波数のうちノッキング
    を表わす複数の特徴周波数成分と前記周波数分析から求
    められた比較成分の関係からノッキングに関する情報を
    抽出すると共に、前記比較成分が限界比較成分以下にあ
    ると前記比較成分のかわりに前記限界比較成分を用いる
    ようにした内燃機関のノッキング検出方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記比較成分は前記
    特徴周波数毎に設定され、かつ前記限界比較成分につい
    ても前記特徴周波数毎に設定されていることを特徴とす
    る内燃機関のノッキング検出方法。
  11. 【請求項11】請求項9において、前記比較成分及び前
    記限界比較成分は気筒毎に設定されていることを特徴と
    する内燃機関のノッキング検出方法。
  12. 【請求項12】請求項9において、前記比較成分及び前
    記限界比較成分は運転領域毎に設定されていることを特
    徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  13. 【請求項13】内燃機関のノッキング状態を表わす振動
    を周波数分析し、この分析された周波数のうちノッキン
    グを表わす複数の特徴周波数成分と前記特徴周波数成分
    に所定のなまし処理をほどこして得られた比較成分の関
    係からノッキングに関する情報を抽出すると共に、前記
    比較成分が限界比較成分以下にあると前記比較成分のか
    わりに前記限界比較成分を用いるようにし、かつ前記限
    界比較成分は運転状態によって変更されることを特徴と
    する内燃機関のノッキング検出方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記限界比較成分
    は加速運転状態の時に大きく設定されることを特徴とす
    る内燃機関のノッキング検出方法。
  15. 【請求項15】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9及び13において、前記限界比較成分は予め定め
    られて記憶素子に記載された値を用いることを特徴とす
    る内燃機関のノッキング検出方法。
  16. 【請求項16】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9及び13において、前記限界比較成分は前記比較
    成分を演算して求められることを特徴とする内燃機関の
    ノッキング検出方法。
  17. 【請求項17】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて定められる比較成分とを抽出し、前記複
    数の特徴成分と前記比較成分の関係からノッキングに関
    する情報を抽出し、ノッキングが発生した場合は、ノッ
    キングを抑制する方向に点火時期を修正し、ノッキング
    が発生していない場合は、前記比較成分が許容できる値
    にあれば前記比較成分を新しい値に更新し、許容できる
    値にないと別に定められる限界比較成分に更新するよう
    にしたことを特徴とする点火時期制御方法。
  18. 【請求項18】内燃機関のノッキング状態を表わす振動
    を周波数分析し、この分析された周波数のうちノッキン
    グを表わす複数の特徴周波数成分とこのそれぞれの特徴
    周波数成分に所定のなまし処理をほどこして得られた複
    数の比較成分とを抽出すると共にそれぞれ対応した特徴
    周波数成分と比較成分の成分比からノッキングに関する
    情報を抽出し、前記成分比の少なくとも2つ以上の和が
    所定の値より大きい場合にはノッキングが発生したとし
    てノッキングを抑制する方向に点火時期を修正し、前記
    2つ以上の和が前記所定の値より小さい場合にはノッキ
    ングが発生していないとして前記それぞれの比較成分が
    それぞれ対応した限界比較成分あるいは1つの限界比較
    成分より大きいかどうかを判別し、大きければ前記それ
    ぞれの比較成分を新しい値に更新し、下されれば前記そ
    れぞれの比較成分を前記にそれぞれに対応した限界比較
    成分あるいは前記1つの限界比較成分に更新するように
    した点火時期制御方法。
  19. 【請求項19】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて定められる比較成分とを抽出し、前記複
    数の特徴成分と前記比較成分の関係からノッキングに関
    する情報を抽出すると共に、前記特徴成分が許容できる
    値でないと別に定められる限界特徴成分を用いるように
    したことを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  20. 【請求項20】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数
    の比較成分とを抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数
    の比較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出す
    ると共に、前記複数の特徴成分の1つが許容できる値に
    ないと別に定められた特徴比較成分を用いるようにした
    ことを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  21. 【請求項21】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて前記特徴成分に対応した定められる複数
    の比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数の
    比較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出する
    と共に、前記複数の特徴成分の全てがこれに対応した許
    容できる値にあるかどうか判断し、許容できない特徴成
    分についてはこれに対応して別に定められる限界特徴成
    分を用いるようにしたことを特徴とする内燃機関のノッ
    キング検出方法。
  22. 【請求項22】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数
    の比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記比較成
    分の関係からノッキングに関する情報を抽出すると共
    に、前記複数の特徴成分の全てが1つの許容できる値に
    あるかどうかを判断し、許容できない特徴成分について
    は別に定められる限界特徴成分を用いるようにしたこと
    を特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  23. 【請求項23】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて定められる比較成分とを抽出し、前記複
    数の特徴成分と前記比較成分の関係からノッキングに関
    する情報を抽出すると共に、前記特徴成分が限界特徴成
    分以下の場合には前記限界特徴成分を用いるようにした
    ことを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  24. 【請求項24】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて前記特徴成分に対応して定められる複数
    の比較成分とを抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数
    の比較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出す
    ると共に、前記複数の特徴成分の1つが限界特徴成分以
    下の場合前記限界特徴成分を用いるようにしたことを特
    徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  25. 【請求項25】内燃機関のノッキング状態に関する物理
    量のノッキングの特徴を表わす複数の特徴成分と前記物
    理量に基づいて前記特徴成分に対応した定められる複数
    の比較成分を抽出し、前記複数の特徴成分と前記複数の
    比較成分の関係からノッキングに関する情報を抽出する
    と共に、前記複数の特徴成分の全てがこれに対応した限
    界特徴成分以下かどうかを判断し、前記限界特徴成分以
    下の比較成分についてはこれに対応した前記限界特徴成
    分を用いるようにしたことを特徴とする内燃機関のノッ
    キング検出方法。
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