JPH0347449A - ノッキング検出装置 - Google Patents

ノッキング検出装置

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JPH0347449A
JPH0347449A JP2096451A JP9645190A JPH0347449A JP H0347449 A JPH0347449 A JP H0347449A JP 2096451 A JP2096451 A JP 2096451A JP 9645190 A JP9645190 A JP 9645190A JP H0347449 A JPH0347449 A JP H0347449A
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vibration
ignition timing
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vibration sensor
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Nobuo Kurihara
伸夫 栗原
Masami Kaneyasu
昌美 兼安
Koji Kitano
耕司 北野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はノッキング検出装置及びノッキング検出手段を
備えたエンジン制御装置に関する。
〔従来の技術〕
エンジンにノッキングが発生すると特有の共鳴周波数成
分を持った振動が発生する。ノッキングの発生の有無の
検出は、振動センサによって検出されるエンジン振動か
ら、ノッキングの発生による振動とノッキング以外で生
ずるバックグランド振動とを分離判別することによって
なされる。すなわち、従来のノッキング検出装置は、例
えば特開昭58−45520号公報に記載のように、エ
ンジン振動から、8〜15KHzの範囲のなかの特定の
1又は2の共鳴周波数成分をあらかじめ定め、その周波
数に同調したバンドパスフィルターを用いて分離し、所
定レベルより大きくなったか否かの判定によりノッキン
グの発生の有無を判定していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、振動センサの出力に含まれる特定の周
波数成分のみを用いてノッキングの発生の有無の判定を
しているために、バックグランド振動が大きくなる高負
荷高速運転時にバックグランド振動の変動がノッキング
発生による振動よりも大きくなってしまう、このために
、振動センサの出力からノッキング発生による振動とバ
ックグランド振動とを分離できなくなりノッキングの発
生の有無の判定ができなかった。
第1の発明の目的は、高負荷高速運転時でもノッキング
の発生の有無の判定ができるノッキング検出装置を提供
することにある。
第2の発明の目的は、全てのエンジンの運転状態で微弱
なノッキングの発生の有無の判定ができるノッキング検
出装置を提供することにある。
さらにまた、上記従来技術は、ノッキングセンサの共振
周波数が13KHz程度に設定されていたために、13
KHz付近の共鳴周波数成分を分離して用いることが困
難であり、ノッキングの発生の有無の判定に用いること
ができなかった。このため、高負荷高速運転時でバック
グランド振動が小さくなる比較的に高い20 KHz程
度までの周波数帯域を、ノッキングの発生の有無の判定
に用いることができなかった。このため、高負荷高速運
転時でノッキングの発生の有無の判定ができなかった。
第3の発明の目的は高負荷高速運転時でもノッキングの
発生の有無の判定ができるノッキング検出装置を提供す
ることにある。
上記従来技術は1点火時期の演算のためにノッキングの
発生の有無の判定をする判定手段が高負荷高速運転時に
、ノッキング判定ができなかった。
このため、高負荷高速運転時に点火時期をノッキングが
絶対に発生しないような領域にまで遅角した制御をせざ
る得をなく、エンジン出力及び燃料効率を向上できなか
った。
第4の発明の目的は高負荷高速運転時にエンジン出力及
び燃料効率を向上できるエンジン制御装置を提供するこ
とにある。
上記従来技術は、点火時期の演算のためにノッキングの
発生の有無の判定をする判定手段がアナログ回路によっ
て構成されていたために、FFT(Fast Four
ier Transfor+m)のような複雑な演算処
理をリアルタイムで実行できなかった。このため振動セ
ンサに含まれる情報を充分に活用できず、高精度のノッ
キング発生の有無の判定ができず、エンジン出力及び燃
料効率が最適となるように点火時期を制御できなかった
第5の発明の目的は、振動センサに含まれる情報を有効
に活用でき、エンジン出力及び燃料効率が最適となる点
火時期の制御ができるエンジン制御装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するために、第1の発明ではエン
ジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出する振動セ
ンサと、ディジタル周波数分析から振動センサの出力に
含まれる少なくとも2つの周波数成分からノッキングの
有無を判定をする判定手段を設けた。
上記第2の目的を達成するために、第2の発明ではエン
ジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出する振動セ
ンサと、エンジンのクランク角を検出するクランク角セ
ンサと、第1のクランク角から第2のクランク角まで所
定の時間間隔で振動センサの出力のディジタル値をサン
プリングするサンプリング手段と、サンプリング値を記
憶するメモリと、メモリの記憶内容に基づいて振動セン
サに含まれる周波数成分を解析する手段と、周波数成分
に応じてノッキング発生の有無を判定する判定手段を設
けた。
上記第3の目的を達成するために第3の発明では、5 
K Hzから18KHzで検出感度がほぼ一定な振動セ
ンサと、振動センサの出力に基づいてノッキングの発生
の有無を判定する判定手段を設けた。
上記第4の目的を達成するために第4の発明では、エン
ジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出する振動セ
ンサと、振動センサの出力をディジタル信号に変えるA
/D変換器と、ディジタル信号を取り込み他の振動とノ
ッキングに基づく振動とをディジタル処理で分離判別す
ることによりノッキング発生の有無の判定する判定手段
と、判定手段の出力により点火時期を制御する点火時期
制御手段を設けた。
上記第5の目的を達成するために第5の発明では、エン
ジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出する振動セ
ンサと、プログラムを記憶する第1の記憶手段と、振動
センサの出力を取り込み、第1の記憶手段のプログラム
に従ってノッキングの発生の有無の判定をし1判定結果
を第2の記憶手段に記憶させる第1のマイクロコンピュ
ータと、エンジン状態を検出するエンジン状態センサど
、プログラムを記憶する第3の記憶手段と、エンジン状
態センサの出力及び第2の記憶手段の記憶内容に基づき
、第3の記憶手段のプログラムに従って点火時期を演算
する第2のマイクロコンピュータを設けた。
〔作用〕
第1の発明は、ディジタル周波数分析によって振動セン
サの出力に含まれる少なくとも2つの共鳴周波数成分を
求め、ノッキング発生の有無の判定をする。それによっ
て、振動センサに含まれる少なくとも2つの共振周波数
成分から複合的にノッキング発生の有無の判定ができる
ので、バックグランド振動が大きくなる高負荷高速運転
時でも、ノッキングの発生による振動とバックグランド
振動の分離判別ができ、ノッキング発生の有無の判定が
できる。
第2の発明は、振動センサの出力のディジタル値を第1
のクランク角から第2のクランク角まで所定時間間隔で
サンプリングしメモリに記憶し。
記憶内容に基づいて周波数成分を解析し、周波数成分に
よりノッキングの発生の有無の判定をする。
それによって、振動センサの出力に含まれる任意の周波
数成分を得ることができ、エンジンの運転状態に応じた
最もノッキングの発生による振動が顕著に表われる周波
数成分を用いてノッキングの発生の有無の判定ができる
ため、エンジンの全ての運転状態で微弱なノッキングの
発生の有無の判定ができる。
第3の発明は、5 K Hzから18 K Hzの範囲
でエンジン振動をほぼ一様に検出し、この検出に基づい
てノッキングの発生の有無の判定をする。
それによって、高負荷高速運転時のようなバックグラン
ド振動が小さくなる周波数域でノッキング発生の有無の
判定ができるので、高速高負荷運転時でもノッキング発
生の有無の判定ができる。
第4の発明は、振動センサの出力をディジタル信号に変
え、このディジタル信号を用いて他の振動とノッキング
に基づく振動とをディジタル処理で分離判別することに
よりノッキング発生の有無を判定し、この判定により点
火時期の制御をする。
このように、ディジタル処理による分離判別ができるの
で、高負荷高速時でも確実なノッキング発生の有無の判
定ができ、点火時期の進角及び遅角の制御ができ、エン
ジン出力及び燃料効率を向上できる。
第5の発明では、振動センサのディジタル値に基づいて
第1のマイクロコンピュータが第1の記憶手段のプログ
ラムに従ってノッキング発生有無の判定をし、このノッ
キングの発生の有無に基づいて、第2のマイクロコンピ
ュータが第3の記憶手段のプログラムに従って点火時期
の演算をする。
これによって、第1のマイクロコンピュータはプログラ
ムに従って複雑な処理を、しかもリアルタイムでできる
ので、振動センサに含まれる情報と有効に活用でき、エ
ンジン出力及び燃料効率とが最適となるように点火時期
制御ができる。
〔実施例〕
まず始めに、本発明におけるノッキングの発生の有無の
判定の原理について説明する。エンジンの振動には多く
の振動成分が含まれている0例えば、ピストンの摩擦、
クランク軸の回転、弁の作動などによる振動成分などで
ある。さらに、これらの振動成分はエンジン状態によっ
て変化する。
エンジンにノッキングが発生すると、ノッキングに特有
な振動が発生する。ノッキングの発生の有無の判定は、
振動センサが検出するエンジンの全体の振動からノッキ
ングに特有な振動を分離することによってなされる。
第8図(、)及び(b)は、ノッキングが発生していな
い時の振動センサの出力及び、振動センサの出力の周波
数成分の解析結果を表わした図である。一方、第8図(
c)及び(d)は、ノッキングが発生した時の振動セン
サの出力及び振動センサの出力の周波数成分の解析結果
を表わした図である。
第1表に示すように、シリンダの径方向の次数をn9周
方向の次数をmとしたときの共鳴振動モードをρ□とす
ると、それに対応した共鳴周波数f nmが存在する。
また、第8図の(b)と(d、 )を比較すれば分かる
ように、ノッキングが発生している場合は、ノッキング
が発生していない場合に比して、各々の共鳴周波数成分
が大きくなっている。
第  1  表 第9図を用いて、ノッキング判定指標を用いたノッキン
グ発生の有無の判定について説明する。
なお、原理動作の説明のために、共鳴周波数fr。
(6,3KHz)とfax (13,0KHz)の周波
数成分を用いて説明する。しかしながら、これに拘束さ
れるものではなく、任意の2以上の共鳴周波数成分を用
いてノッキング発生の有無の判定ができる。
振動センサはノッキング発生による振動とバックグラン
ド振動を含んだ振動を合成して検出する。
したがって、ノッキング判定指標Tは、ノッキングが発
生していないときはバックグランド振動で定められる指
標■5となり、ノッキングが発生したときはバックグラ
ンド振動工ゎとノッキングの発生による振動I、を含ん
で定められる指標工となる。
上記ノッキング判定指標工を主要な共鳴周波数成分を用
いて数式化すると下式となる。
I =ωtoP(fto)+ωzoP(fzo)+ωo
tP(Joz)−l−c、+aoP(fao)+ωtt
P(fzt)      −(1)ここで、ωはエンジ
ン回転数で定まる実数値をとる。また、1か0かの2値
をとることもできる。
Pは各共鳴周波数成分の振動強度(パワースペクトル)
である。
第9図に示すようにバックグランド振動の共鳴周波数成
分によって示されるノック判定指標工。
とノッキングの発生による振動の共鳴周波数成分によっ
て示される指標Ihは方向と大きさを異にしている。こ
れは人間による聴覚試験でも明らがなように、ノック無
の場合のエンジン音に対しノック有の場合は例えばカリ
カリ等という音で聴き分けられるものであり、ノック有
り無しによって音色が異なるためである。
バックグランド振動にノッキングの発生による振動が加
わってくると、振動センサに含まれるfol、 fxo
成分によるノック判定指標工は第9図(a)の場合では
ノック判定閾値Iozを下回る領域に入り、また同図(
b)で閾値Iozの外側に出ることによりノッキング発
生の有りを判定することができる。
なお、本明細書において、(1)式の右辺の5つの項に
限らず、振動センサの出力に含まれる複数の共鳴周波数
成分を複合的に用いたものをすべてノッキング判定指標
と定義する。
このように、ノッキング判定指標を用いるとバックグラ
ンド振動に対してノッキングの発生による特有な周波数
成分の構成が考慮されるので、バックグランド振動が大
きくなってもノッキング発生の有無が判定できる。
また、本発明はエンジンの燃焼実験から得られた以下に
説明する知見に基づいている。すなわち。
第1は、ノッキング発生の共鳴振動表はエンジンの型式
などによって定まる固有のものである。第2は、ノッキ
ングが発生すると各共鳴振動数の成分はそれぞれの強度
(パワースペクトル)を持つが、ノッキングにより発生
するエネルギーはこの強度(パワースペクトル)の総和
として把えられることも可能である。そして、第3は第
10図に示すように燃焼サイクル毎に変動するエネルギ
ー及び共鳴振動数の成分の頻度分布は、ノッキングによ
り発生するエネルギーに対して、非ろ分布で観測される
ノッキングの発生の有無の判定の原理に続き。
具体的な構成について説明する。第1図はシステム構成
図である。空気はエアクリーナ1の入口部より入り、ダ
クト3.絞弁を有するスロットルボディ5.吸気管6を
通りエンジン7のシリンダ内に吸入される。吸入空気量
はダクト3に設けられた熱線式空気流量計2によって検
出され、検出信号はコントロールユニット9に入力され
る。
一方、燃料は図示していない燃料タンクからインジェク
タ16を経て噴射され、吸入通路内で吸入空気と混合さ
れエンジン7のシリンダ内に供給される。混合気はエン
ジン7で圧縮され、点火プラグ15により着火され爆発
後に排気管8から排出される。排気管8には排気センサ
11が設けられており、検出信号はコントロールユニッ
ト9に入力される。
点火コイル13で発生した高電圧は分配器14によって
各気筒に分配され、点火プラグ15に供給される。エン
ジンの回転状態はクランク角センサ12によって検出さ
れ、クランク角センサ12は1回転毎の絶対位置を示す
Ref信号および当該絶対位置からの所定角度移動した
位置を示すPos信号を出力する。Ref信号及びPo
s信号はコントロールユニット9に入力される。エンジ
ン7には振動を検出する振動センサ151が取りつけて
あり、検出信号はコントロールユニット9に入力される
コントロールユニット9は各センサからの信号に基づい
て燃料供給量及び点火時期等を演算し、インジェクタ1
6及び点火コイル13に制御信号を出力する。
第2図は、コントロールユニット9の詳細を示す図であ
る。コントロールニット9はCPU20゜A/D変換器
21.ROM22.入力l1023゜RA M 24 
、 DPRAM25.出力I10の26およびバス37
で構成される制御用ブロック34、及び、CPU29.
ポート27.タイミング回路28゜A/D変換器30.
ROM31.RAM32. クロック33.オペレーシ
ョナル回路38、およびバス36で構成されるノッキン
グ検出用のブロック35に分けられる。ここで、CPU
20.CPU29のデータの交換はデュアルポートRA
MであるDPRAM25 を通じてなされる。
熱線式流量計2によって検出された吸入空気量Q&はA
/D変換器21によってディジタル値に変換され、CP
U20に取りこまれる。またクランク角センサ12によ
って検出されるRef信号及び・Pos信号は入力l1
023を通じてCPU20に取り込まれる。CPU20
はROM22に保持しているプログラムに従って演算処
理し、演算結果は出力l1026から燃料噴射量を意味
する燃料噴射時間信号TI2点火時期信号θ1lInと
しての各々のアクチュエータに伝えられる。演算処理中
の必要なデータ保持はRAM24によってなされる。
一方、タイミング回路28は、オペレーション回路35
が上死点(Top Dead Center)を示すT
DC信号を発生すると、CPU20がポート27に入力
した内容に従って、クロック33の発生する周期信号を
分周してサンプリング信号を発生する。
サンプリング信号が発生すると、A/D変換器30は振
動センサ15の出力信号をディジタル値に変換する。
ノッキングを検出するための振動センサは、従来のもの
は第3図(、)に示すように13KHz付近で共振する
が、本実施例では少なくとも18〜20KHzまでの共
鳴周波数成分を得るために、第3図(b)に示すような
18KHz以上で共振するものを用いる。
CPU29はROM31に保持しているプログラムに従
いサンプリングされたディジタル値をRAM32に格納
すると共に、格納したデータに基づいて周波数分析し、
ノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキングの発
生の有無の判定結果はDPRAM25を介してCPU2
0に伝えられる。
CPU20は点火時期の演算動作を毎点火サイクルにつ
いて第4図(a)のフローチャートを用いて説明する。
このフローチャートの動作は一定時間周期、例えば10
m5ec毎に起動される。ステップ201で、RAM2
4内に設定された所定のレジスタからエンジン回転数N
及び吸入空気量Qを読みこむ、ステップ202で、単位
回転数あたりの吸入空気量Q/Nを演算しさらにQ/N
から燃料噴射時間幅TIをもとめ、燃料供給のためにR
OM22内に保持している第5図に示すような基本点火
時期マツプから基本点火時期θbaseを求める。ステ
ップ203で、後述する第7図のフローチャートにより
判定したノックフラグ(knockflag)の内容に
よってノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキン
グが発生していれば、ステップ213で点火時期0口、
から所定の遅角量Δθrat を減算する。なお、この
減算によって点火時期が遅角(リタード)される、ステ
ップ214で、RAM24中にあり、ノッキング発生に
より、遅角させた点火時期を所定の回数例えば50と比
較すること(ステップ205)でリカバーするペースを
決定する。カウントデータAを初期化してステップ20
8に進む。
ここで、ステップ213における遅角量Δθretの演
算は、高速回転時における急激なノッキングの発生をお
さえるため、第4図(Q)のフローチャートに示すよう
にリタード量Δθrat を回転数に基づいては可変と
する場合について説明する。
すなわち、ステップ203でノッキング発生していれば
、ステップ231でエンジン回転数Nが所定の回転数N
2より大きいか否かを判断する。所定の回転数N2より
小さい場合は、ステップ232で、所定の遅角量Δθr
at 1  を遅角値Δθratとする。また、所定の
回転数N2より大きい場合はステップ233でΔθre
t1 より大きなΔθret2を遅角量Δθyetとす
ることによりノッキングを抑える適切な遅角量とするこ
とが可能である。
ステップ203でノッキングが発生していれば、ステッ
プ204で、カウントデータAを1つカウントアツプす
る。カウントデータAはノッキング発生により遅角され
た点火時期θadVを進角量Δθ&dVだけリカバーす
る時間になったかを判定するために用いられる。ステッ
プ205で、カウントデータAが所定値50に等くなっ
たかを判断する。この第4図(a)に示すフローは10
m5ec毎に起動されるので、カウントデータAが50
に等しくなるときは、カウントデータAが初期化されて
から0.5秒が経過したときであり、0.5秒経過毎に
リカバーされる。ステップ205で、カウントデータA
が50に等しくなっていなければステップ206に進む
。ステップ206で、遅角値θ&4Vに所定の進角量Δ
θ&dV加算する。この加算により点火時期がリカバー
されることになる。 また、ステップ206において適
切な進角変更量とし、急激なノッキングの発生をおさえ
る為第4図(b)のフローチャートに示すように、進角
量Δθ□−9を回転数に応じて可変としてもよい、すな
わち、ステップ205でA=50となった場合は、ステ
ップ221でエンジン回転数が所定の回転数N1よりも
大きいか否かの判断がなされる。所定の回転数N!より
も大きい場合には、ステップ222で所定の進角量Δθ
aav lを進角値 ΔθaiV とする。所定の回転Nxよりも大きくない
場合、ステップ223で、Δθhay 1  よりも小
さい進角量Δθ&−v2 を進角値60口、として少し
ずつ進角の変更をする。
この為、急激な進角変更によるノッキングの発生は防ぐ
ことができる。
このようにしてステップ208で基本点火時期θ−ax
eに上記のごとくして求めた点火時期θ&dVを加える
ことにより点火時期θtanを演算する。
ステップ209で、エンジン回転数N及び単位回転数あ
たりの吸入空気量Q/Nに応じて、最大進角値θres
 を求める。最大進角値θ、O5はROM31内に格納
されている最大進角値マツプから読みだすことによって
なされる。ステップ210で点火時期θ、■が最大進角
値θresを超えたかを判断する。超えていなければス
テップ211に進む。
最大進角値θtesを超えていると、進角しすぎている
ので、ステップ211で最大進角値θresを点火時期
θifnとする。
又、ここで、202のステップを実行する前に第4図(
d)のフローチャート図に示すように。
回転数N、吸入空気量Qを取りこんだ後に、振動センサ
の出力に基づいて、振動センサの異常を判断することに
より、振動センサの信頼性を向上する場合について説明
する。なお、振動センサが異常であれば異常の処理をす
る。
ステップ201で回転数N及び吸入空気量Qを取り込ん
だ後に、ステップ231でエンジン回転数Nが所定の回
転数N3より大きいか否かの判定をする。所定の回転数
Naより小さければ、振動センサの出力が異常検出でき
るほど大きくなっていないのでステップ202に進む。
ステップ231でエンジン回転数が所定の回転数N8よ
りも大きければ、ステップ232で振動センサが所定レ
ベルにより大きいかを判定する。
大きければ、振動センサは正常であると判断しステップ
202に進む、振動センサの出力が所定レベルより小さ
ければ振動センサは異常であると判断し、ステップ23
4で振動センサの異常時のための点火時期を求める。ス
テップ234では回転数N及び単位回転あたりの吸入空
気量に応じた異常時の点火時期θxrrをROM22内
に格納されているマツプから検索する。なお、検索され
た異常時点火時期θtrrは基本点火時期のマツプに格
納されている値より充分遅角した値であり、ノッキング
が発生しないようなものとなる。ステップ235で、θ
12.を基本点火時期θいseとし、ノッキング検出に
よる点火時期の演算をすることなくフローを終了する。
以上説明したごとく点火時期0□、が設定された後に、
ステップ212でエンジン状態に応じて、デイレイ時間
ta、サンプリング点数ns 、分周比ts をポート
27に出力する。ステップ213でエンジン状態に応じ
て主比較共鳴周波数fをDPRAM25にセットしフロ
ーを終了する。
なお、分局比tsによって振動センサの出力のディジタ
ル値のサンプリング周期が決まり、サンプリング点数n
sによってサンプリング点数が決まる。
なお、サンプリング点数を32とし、サンプリング周期
25 μsec、 26.4 μsec及び25.9μ
secとした場合のDMRAM25にセットし解析でき
る周波数成分を第2表に示す。
本表中の本を付す周波数のように、前述の第1表におけ
る主要な共鳴周波数と一致する周波数成分を得るには1
例えばftt=18.1  KHzならば、本表中のよ
うにサンプリングタイミングを25.9 μsecとす
ればウェーブナンバ15に18.098KHzが得られ
、18.1KHz  における正確な周波数分析が可能
となる。
第 2 表刷波数成分(単位:KHz)このように、サ
ンプリング周期とサンプリング点数によって1周波数解
析の分解能が決まる。ステップ212でセットされるt
、a r ts、nsはエンジンの運転状態に応じて、
ノッキングの発生の有無の判定に必要となる共鳴周波数
成分が得られるように決定され、セットされる。
第6図は、タイミング回路28及びその動作図である。
タイミング回路28はデイレイカウンタ41、サンプル
レートカウント42.サンプルカウンタ44.入力端子
にインバータを備えたアンドゲート43より構成される
。TDC信号はデイレイカウンタ41のセット端子及び
サンプルカウンタ44のセット端子に入力される。また
、クロック33の出力はデイレイカウンタ41のイネー
ブル端子及びアンドゲート43のインバータを備えた端
子に入力される。アンドゲート43の出力はサンプルレ
ートカウンタ42のイネーブル端子に入力される。サン
プルレートカウンタ42のゼロ出力はサンプルカウンタ
44のイネーブル端子に入力される。またサンプルレー
トカウンタ42自身のセット端子に入力され、さらに、
サンプリング信号として出力される。サンプリングカウ
ンタ44のゼロ出力はアンドゲート43に入力される。
CPU20からポート27にデイレイ時間td。
サンプリング数ns 、分局比t5が出力されると、デ
イレイカウンタにt4がサンプルレートカウンタにts
が、サンプルカウンタにnsが、それぞれダウンカウン
タ4の初期値としてセットされる。
なお、それぞれのカウンタはセット端子に信号が入力さ
れるとゼロ端子が1となり、イネーブル端子に信号が入
力される毎にカウントダウンし、カウントが零となると
ゼロ端子出力が零となる。
デイレイカウンタ41のセット端子にTDC信号が入力
されるとゼロ出力が1になり、クロック33の信号がイ
ネーブル端子に入力される毎にカウンタが順にダウンカ
ウントしてい<、TDC信号はクランク軸の角度が上死
点(トッププツトセンター)に相当する角度になったと
きに出力される信号で、クランク角センサの出力するR
 e f信号及びPos信号からハードウェア又はCP
U20内のソフトウェアによって作られる。デイレイカ
ウンタのダウンカウント値が零になるとデイレイカウン
タのゼロ出力が零となり、アンドゲート43に1が入力
される。なお、この状態ではサンプルカウンタ44はす
でにTDC信号を受けているためにゼロ出力は1となっ
ているので、クロック33の出力信号はそのままサンプ
ルレートカウンタ42のイネーブル端子に入力される。
サンプルレートカウンタ42はクロック信号が発生する
毎にカウントダウンし、カウント値が零となる毎にサン
プリング信号を出力する。また。
自身のセット端子に信号を入力し再びt4をカウント値
とする。ゼロ出力はサンプリングカウンタ44のイネー
ブル端子に入力される。ダウンカウントしサンプルカウ
ンタ44のカウンタ値が零になるとゼロ出力が零になる
とクロック信号がアンドゲートを通過できなくなりサン
プリング信号は出力されなくなる。
CPU29のノッキング発生の有無の判定の演算処理の
動作を第7図のフローチャート図を用いて説明する。こ
のフローチャートの動作は相連続する爆発サイクルにお
いて毎回実行され、TDC信号で開始される所定回数r
ls回のA/D変換の終了直後に起動される。つまり振
動センサ15の出力のディジタル値が所定個数RAM3
2内のメモリに保持されたとき、すなわち、サンプルカ
ウンタ44のゼロ端子出力が1から零に立ち下がったと
きに、CPU29に割込信号が出力され起動される。
まずステップ300で振動センサの測定データをFFT
により周波数分析する。分析するデータは、RAM32
の所定メモリに保持されているサンプリング値である。
振動センサの出力に含まれている共鳴周波数成分を解析
するために、サンプリング値からFFT手法(Fast
 FourierTransform)をおこなう、な
お、WFT手法(Walshto Fourier T
ransform)を用いて周波解析することもできる
ステップ301で(1)式でノッキング判定指標■を計
算する際に使用する共鳴周波数fを選択する。この選択
方法は5つの共鳴周波数に対するパワースペクトルP(
fax)−P(fto)、 P(foz)。
P(fao)、P(ftx)のうちの最大のものからn
個(ns5)だけ選択するものである0次に、ステップ
302でノッキング判定指標工を計算する。
ノッキング判定指標工は、これら選択されたいくつかの
Pによって(1)式に基づいて計算される′。
例えば、P (flo)及びPCfol)が選択された
のならば、指標工の計算の様子は第9図のようになる。
ここで(1)式におけるPの代わりにパワースペクトル
の平均値Pで標準化した値を使用することができる0例
えばP (Jlo)の代わりにPCIto)/P Cf
 io)を使用してもよい、Pは毎爆発で計算されるP
の値から以下に示す(2)式によって計算される。
P =a−P+(1−a)・P     ・=(2)た
だしaはPの従来値の寄与率である。このPの更新はノ
ッキング有と判定されなかった場合に限り実行される。
なお、Pの初期値はROM31に予め設定され、読み出
すことによって得られる。
ステップ303ではRAM32からエンジン回転数Nと
吸入空気量Qを読みだす。ステップ304では、ROM
31内に格納されたテーブルに基づいて、エンジン回転
数Nと吸入空気量Qから閾値Ioz又はIozを選択す
る。
ノッキング判定指標IがIorまたはIozより大きけ
ればステップ305でノッキング発生と判断しknoc
kフラグを1とし、ノッキング判定指標工が小さければ
ノッキングが発生していないと判断し1(nockフラ
グを0とし、DPRAM25に書きこみフローを終了す
る。
第7図のルーチンは第4図(、)のルーチンが起動され
るより以前に実行される。すなわち第4図(a)のルー
チンはある気筒の爆発工程の以前にその点火時期を定め
るプログラムであり、通常圧縮工程もしくは吸入工程で
実行されるが、第7図のルーチンは爆発直後に実行され
るものである。
〔発明の効果〕
第1の発明はノッキング指標からノッキング発生の有無
の判定ができるので、バックグランド振動が大きくなる
高負荷高速時でもノッキングの発生の有無の判定ができ
る。
第2の発明は振動センサに含まれる任意の周波数成分を
用いることができるので、エンジンの運転状態に応じて
適切な共鳴周波数成分を用いてノッキングの発生の有無
の判別ができる。そのために、全てのエンジンの運転状
態で微弱なノッキングの発生の有無の判定ができる。
第3の発明では高負荷高速時にバックグランド振動が小
さくなる共鳴周波数成分を用いてノッキングの発生の有
無の判定ができるので、高負荷高速時でもノッキング発
生の有無の判定ができる。
第4の発明では高負荷高速時でノッキング発生の有無の
判定ができるので、エンジン出力及び燃料効率が向上で
きる。
第5の発明では振動センサの出力に含まれる情報を有効
に活用できるので、エンジン出力及び燃料効率が最適と
なるように制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシステム図、第2図はコントロールユニットを
示す図、第3図は振動センサの特性を示す図、第4図は
点火時期の演算を示すフローチャート図、第5図は基本
点火時期マツプ、第6図はタイミング回路及びその動作
図、第7図はノッキング判定の動作を示すフローチャー
ト図、第8図は振動センサの出力信号と周波数分析結果
を示す図、第9図はノッキング判定指標を示す図、第1
0図はノッキング発生の頻度とノッキング強度J関係を
示す図である。 9・・・コントロールユニット、12・・・クランク角
センサ、15・・・振動センサ、28・・・タイミング
回路、第1図 第 3 図 第 図(b) 第 図(c) 第 4 図(d) 第 図 (a) (C) 第 図(a) W+oP(f+o) 第 図 (b) 0 0 kHz 周波数 (d) 時間 1゜ 20  kHz 周波数 第10図 (ノッキングエネルギー)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出し
    てノッキングの発生の有無を判定するノッキング検出装
    置において、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動
    を検出する振動センサと、この振動センサ出力をA/D
    変換し、ディジタル周波数分析を行つた結果から、少な
    くとも2つの周波数成分を求めて前記ノッキングの有無
    を判定する判定手段を設けたことを特徴とするノッキン
    グ検出装置。 2、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出し
    てノッキングの発生の有無を判定するノッキング検出装
    置において、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動
    を検出する振動センサと、この振動センサ出力に含まれ
    る少なくとも2つの周波数成分を求め、この一方の周波
    数成分と他の周波数成分との加算結果からノッキングの
    有無を判定する判定手段を設けたことを特徴とするノッ
    キング検出装置。 3、エンジンの振動あるいはシリンダ内振動を検出して
    ノッキングの発生の有無を判定するノッキング検出装置
    において、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を
    検出する振動センサと、エンジンのクランク角を検出す
    るクランク角センサと、第1のクランク角から第2のク
    ランク角まで所定の時間間隔で前記振動センサの出力の
    ディジタル値をサンプリングしディジタル値として出力
    するサンプリング手段と、前記サンプリング値を格納す
    るメモリと、前記メモリの内容に基づいて前記振動セン
    サの出力に含まれる周波数成分を解析する解析手段と、
    前記解析結果に基づいて前記ノッキングの有無を判定す
    る判定手段を設けたことを特徴とするノッキング検出装
    置。 4、請求項3において、サンプリング手段はサンプリン
    グの間隔が可変であるように構成したことを特徴とする
    ノッキング検出装置。 5、請求項4において、解析手段は周波数解析をFFT
    手法(FastFourierTransform)あ
    るいはWFT手法(WalchtoFourierTr
    ansform)を用いておこなうことを特徴とするノ
    ッキング検出装置。 6、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出し
    てノッキングの発生の有無を判定するノッキング検出装
    置において、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動
    を検出する振動センサは少なくとも5KHzから18K
    Hzまでは検出感度がほぼ一定であり、前記振動センサ
    の出力に基づいてノッキングの判定の有無を判定する判
    定手段を備えたことを特徴とするノッキング検出装置。 7、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検出
    し、この検出値に基づき点火時期を制御するものにおい
    て、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出す
    る振動センサと前記振動センサの出力をディジタル信号
    に変えるA/D変換器と、前記ディジタル信号を取り込
    み他の振動とノッキングに基づく振動とをディジタル処
    理で分離判別することによりノッキング発生の有無を判
    定する判定手段と、この判定手段の出力により点火時期
    を制御する点火時期制御手段を設けたことを特徴とする
    エンジン制御装置。 8、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検出
    し、この検出値に基づき点火時期を制御するものにおい
    て、少なくとも5KHzから18KHzのエンジン振動
    あるいはシリンダ内圧振動をほぼ一定に検出する振動セ
    ンサと、前記振動センサの出力を取り込み前記ノッキン
    グに基づく振動の有無を判定する判定手段と、この判定
    手段のノッキング発生の判定により点火時期を遅角する
    点火時期制御手段を設けたことを特徴とするエンジン制
    御装置。 9、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検出
    し、この検出値に基づき点火時期を制御するものにおい
    て、エンジンの運転状態に基づいて基本点火時期を演算
    する基本点火時期演算手段と、エンジン回転数を予め決
    められた所定値と比較する比較手段と、前記比較に基づ
    いて遅角値を決定する遅角値決定手段と、前記基本点火
    時期と前記遅角値に基づいて点火時期の演算をする点火
    時期演算手段を設けたことを特徴とするエンジン制御装
    置。 10、請求項9において、エンジン回転数を予め決めら
    れた第2の所定値と比較する第2の比較手段と、前記第
    2の比較手段の出力に基づいて進角値を決定する進角値
    決定手段を備え、前記点火時期演算手段は、基本点火時
    期、遅角値及び進角値に基づいて点火時期を演算するよ
    うに構成されたことを特徴とするエンジン制御装置。 11、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検
    出し、この検出値に基づき点火時期を制御するものにお
    いて、エンジンの振動あるいはシリンダ内振動を検出す
    る振動センサと、前記振動センサの出力を所定値と比較
    する比較手段と、前記比較手段の出力に基づいて振動セ
    ンサの異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特
    徴とするエンジン制御装置。 12、エンジンの運転状態を検出する手段と、前記運転
    状態から点火時期を演算する手段と、前記点火時期から
    点火時期を制御する点火時期制御手段を備え、前記点火
    時期を45゜以上進角させることを特徴とするエンジン
    制御装置。 13、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検
    出し、この検出値に基づいて点火時期を制御するものに
    おいて、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検
    出する振動センサと、プログラムを記憶する第1の記憶
    手段と、前記振動センサの出力を取り込み、前記第1の
    記憶手段のプログラムに従つてノッキングの発生の有無
    の判定をし、判定結果を第2の記憶手段に記憶させる第
    1のマイクロコンピュータと、エンジン状態を検出する
    エンジン状態センサと、プログラムを記憶する第3の記
    憶手段と、前記エンジン状態センサの出力及び前記第2
    の記憶手段の記憶内容に基づき、前記第3の記憶手段の
    プログラムに従つて点火時期を演算する第2のマイクロ
    コンピュータとを備えたことを特徴とするエンジン制御
    装置。 14、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検
    出し、この検出値に基づき点火時期を制御するものにお
    いて、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出
    する振動センサと、前記振動センサの出力のデジタル値
    をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリ
    ングが所定回数なされたときに信号を発生する信号発生
    手段と、前記信号手段の信号発生毎に前記サンプリング
    に基づいてノッキングの発生の有無を判定する判定手段
    と、所定の周期毎に周期信号を発生する周期信号発生手
    段と、前記周期信号の発生毎に前記判定手段の判定結果
    に基づいて点火時期を制御する点火時期制御手段とを備
    えたことを特徴とするエンジン制御装置。 15、エンジンの燃焼時に発生するノッキング現象を検
    出し、この検出値に基づき点火時期を制御するものにお
    いて、エンジンの振動あるいはシリンダ内圧振動を検出
    する振動センサと、前記振動センサに含まれる振動と予
    め決められたノック判定指標とを比較し、ノッキングの
    発生の有無の判定をする比較手段と、前記比較手段の出
    力に基づいて点火時期の補正値を演算する補正演算手段
    と、エンジン状態に基づいて基本点火時期を演算する基
    本点火時期演算手段と、前記補正値と基本点火時期に基
    づいて点火時期を演算する点火時期演算手段を備えたこ
    とを特徴とするエンジン制御装置。
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