JP3325067B2 - 内燃機関のノッキング検出装置 - Google Patents

内燃機関のノッキング検出装置

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JP3325067B2
JP3325067B2 JP03845693A JP3845693A JP3325067B2 JP 3325067 B2 JP3325067 B2 JP 3325067B2 JP 03845693 A JP03845693 A JP 03845693A JP 3845693 A JP3845693 A JP 3845693A JP 3325067 B2 JP3325067 B2 JP 3325067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のノッキング
を検出するための検出装置に関し、特に、過渡時におけ
るノッキングの誤判定を防止することのできる内燃機関
のノッキング検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ノッキングは燃焼室内の
端末部の未燃ガスの自己発火により燃焼室内のガスが振
動を起こし、この振動が機関本体に伝われる現象であ
る。そして、このノッキングは機関の発生エネルギの損
失(出力低下)や機関各部への衝撃、さらには燃費の低
下等を招来するため、できるだけ回避するのが望まし
く、そのためにはノッキングの発生を正確に検出するこ
とが不可欠である。
【0003】従来、例えば特開昭58−45520号公
報に記載のように、振動検出センサの出力信号の中から
5〜12kHzの範囲の単一の共鳴周波数成分だけをバ
ンドパスフィルタを用いて分離し、その出力の積分値が
バックグランドレベル(ノックセンサの信号自体の過去
の値を加重平均して平均化したもの)より大きくなった
か否かでノッキングの発生を検出するものが知られてい
る。
【0004】このような単一の共鳴周波数成分だけを用
いてノッキングの発生を検出するものでは、バックグラ
ンドレベルが高速回転時には大きくなり正確なノッキン
グ発生の検出ができなかったり、機関の諸元が変化する
とノッキングの共鳴周波数も変化して正確なノッキング
発生の検出ができなかった。そこで、複数の共鳴周波数
成分を取り出してノッキングの検出を行う方法が、本発
明の出願人によって提案された(特開平3−47449
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は更な
る燃費の向上、排気浄化性能の向上等の要求で機関の圧
縮比を上げる試みがなされているが、この圧縮比を上げ
ることによって更にノッキングが発生し易くなり、ノッ
キングの検出精度を更に向上することが要請されてい
る。
【0006】そして、前述したように複数の共鳴周波数
成分を取り出してノッキングの検出を行う方法において
更にノッキングの検出精度を高める場合、以下に述べる
ような問題を解決する必要があることがわかった。すな
わち、ノッキングを検出するための1つのパラメータと
して用いられるバックグランドレベルが、過渡運転時に
応答性遅れがあった場合であり、この応答遅れがひどい
とノッキング発生の誤検出にいたり、特に、動力性能、
排気ガス性能、燃料消費性能等に悪影響を及ぼす場合が
あった。
【0007】過渡運転時のバックグランドレベル応答遅
れ補正のための手段として、エンジン回転数変化により
過渡運転状態を判別し、ノッキング判定用閾値に補正を
行うことが知られているが(例えば特開昭63−295
864号公報参照)、複数の共鳴周波数を用いて検出制
度を向上させた場合、エンジン回転数変化によるノック
センサーの出力増大のみならず、エンジン負荷変化によ
るノックセンサーの出力増大についても高精度に検出し
てしまうため、スロットル開度の急変においても前記誤
検出の危険性が増大するという問題点があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、過渡時におけるノッキン
グの誤判定を防止できるとともに、エンジン運転の定
常、過渡を問わずノック検出精度を向上させ、しかも、
全運転状態での最適化点火時期制御を可能とし、かつ、
機関出力、燃費、エミッションを向上させる内燃機関の
ノッキング検出装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係わる内燃機関のノッキング検出装置は、
基本的には、内燃機関の振動を検出する振動センサと、
該振動センサの出力に含まれる少なくとも2つ以上の所
定の周波数成分をそれぞれ独立に分析する周波数分析手
段と、該周波数分析手段により算出された各々の周波数
毎のノック周波数成分と、点火毎又はクランク角度毎に
前記周波数毎のノック周波数成分の平滑化処理により算
出されるバックグランドレベルとの比率を各周波数毎に
算出し、少なくとも2つ以上の比率合計を行うことによ
り、ノッキング判定指標を算出する演算手段と、前記ノ
ッキング判定指標と、運転領域毎に予めメモリー設定さ
れたノッキング判定用閾値との比較によりノッキングの
発生を判定する手段と、前記判定されたノッキングの状
態により点火時期を制御する点火時期制御手段とを備え
た内燃機関のノッキング検出装置であって、内燃機関の
過渡運転状態を判別する過渡状態判別手段と、前記過渡
状態判別手段により過渡運転状態を判定したときに前記
ノッキング判定用閾値に補正を行う補正手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0010】そして、過渡状態判別手段のより具体的な
例としては、スロットルセンサ信号、吸入空気量信号、
燃料噴射パルス信号、吸気管圧力信号などの負荷変化検
出手段からなるもの、あるいは、負荷変化検出手段によ
る過渡状態判別手段とエンジン回転数による過渡状態判
別手段とからなる複合過渡状態判別手段であるものが挙
げられる。
【0011】また、過渡状態判別手段は、過渡運転状態
を複数の過渡ランクに分別せしめる過渡ランク分別手段
を備えるとともに、該過渡ランク分別結果に応じて予め
メモリー設定されたノッキング判定用閾値の補正値マッ
プと、該補正値マップから各種過渡運転状態に応じた補
正値を選出する手段を備えたものが挙げられる。さら
に、本発明の他の特徴は補正値設定に関する適合工数を
削減するために逐次計算にて算出方法を用いるようにし
たところにある。
【0012】
【作用】周波数分析手段は、振動センサの出力に含まれ
る少なくとも2つ以上の所定の周波数成分をそれぞれ独
立に分析する。周波数分析手段により算出された各々の
周波数毎のノック周波数成分と、点火毎又はクランク角
度毎に前記周波数毎のノック周波数成分の平滑化処理に
より算出されるバックグランドレベルとの比率を各周波
数毎に算出し、少なくとも2つ以上の比率合計を行うこ
とにより、ノッキング判定指標が算出される。このノッ
キング判定指標と、運転領域毎に予めメモリー設定され
たノッキング判定検出用閾値との比較によりノッキング
の発生が判定される。過渡状態判別手段により過渡運転
状態が判定されたときに、ノッキング判定用閾値に補正
を行い、ノッキング誤判定を防止する。
【0013】
【実施例】以下に添付の図面を参照を参照して本発明に
係わる一実施例を詳細に説明する。まず、本発明におけ
るノッキングの発生の有無の判定の原理について説明す
る。
【0014】エンジンの振動には、例えば、ピストンの
摩擦、クランク軸の回転、弁の作動等による多くの振動
成分が含まれている。しかも、これらの振動成分はエン
ジン状態によって変化する。エンジンにノッキングが発
生すると、ノッキングに特有な振動が発生する。ノッキ
ングの発生の有無の判定は、振動センサが検出するエン
ジンの全体の振動からノッキングに特有な振動を分離す
ることによってなされる。
【0015】図2はノッキングが発生していない時の振
動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図で
ある。一方、図3はノッキングが発生した時の振動セン
サの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。
そして、図2と図3を比較すれば判るように、ノッキ
ングが発生している場合は、ノッキングが発生していな
い場合に比して、各々の共鳴周波数成分が大きくなって
いることが理解できる。例えば、f10、f01、f11近傍
においてノッキングが発生している(図3)。
【0016】次に図4及び図5を用いて、ノッキング判
定指標を用いたノッキング発生の有無の判定について説
明する。以下の原理動作の説明においては、便宜上、図
3で示した共鳴周波数f10(6.3KHz)とf01(1
3.0KHz)の共鳴周波数成分ω10P(f10)、ω01
P(f01)を用いて説明する。しかしながら、これに拘
束されるものではなく、任意の2以上の共鳴周波数成分
を用いてノッキング発生の有無の判定ができる。
【0017】振動センサはノッキング発生による振動と
バックグランド振動を含んだ振動を合成して検出する。
したがって、ノッキング判定指標Iは、ノッキングが発
生していないときはバックグランド振動で定められる指
標Ibとなり、ノッキングが発生したときはバックグラ
ウンド振動Ibとノッキングの発生による振動Ikを含ん
で定められる指標Iとなる。図4では、破線よりも下方
がノッキング発生域である。
【0018】前記ノッキング判定指標Iを主要な共鳴周
波数成分を用いて数式化すると下式となる。
【0019】
【数1】 I=ω10P(f10)+ω20P(f20)+ω01P(f01) +ω30P(f30)+ω11P(f11) …(1) ここで、ωはエンジン回転数で定まる実数値をとる。ま
た、1か0かの2値をとることもできる。また、Pは各
共鳴周波数成分の振動強度(パワースペクトル)であ
る。
【0020】図4に示すようにバックグラウンド振動の
共鳴周波数成分によって示されるノック判定指標Ib
ノッキングの発生による振動の共鳴周波数成分によって
示される指標Ikは方向と大きさを異にしている。これ
は人間による聴覚試験でも明らかなように、ノック無の
場合のエンジン音に対し、ノック有の場合は例えばカリ
カリ等という音で聴き分けられるものであり、ノック有
り無しによって音色が異なるためである。
【0021】バックグランド振動にノッキングの発生に
よる振動が加わってくると、振動センサに含まれる
01,f10成分によるノック判定指標Iは、図4の場合
ではノック判定閾値I01を下回る領域に入り、また、図
5では閾値I02の外側に出ることによりノッキング発生
の有りを判定することができる。なお、本明細書におい
て、(1)式の右辺の5つの項に限らず、振動センサの
出力に含まれる複数の共鳴周波数成分を複合的に用いた
ものをすべてノッキング判定指標(以下ノック指標とい
う)と定義する。
【0022】このように、ノック指標を用いると、バッ
ググランド振動に対してノッキングの発生による特有な
周波数成分の構成が考慮されるので、バックグラウンド
振動が大きくなってもノッキング発生の有無が判定でき
る。以下、本発明の中心となるノッキングの検出方法に
ついて詳細に説明する。図6は周波数毎の振動強度(パ
ワースペクトル)を表わしており、ノッキングが発生し
ている場合を実線で示し、ノッキングが発生していない
場合を破線で示してあり、ノッキングの発生によって各
共鳴周波数帯での振動強度が大きくなっていることがわ
かる。
【0023】本発明では、ノッキング有り無しにおけ
る、信号/ノイズの振動強度(バックグランドレベル)
比(S/N比)にて前述のノック指標を求めているが、
各検出周波数毎にノッキング無し時の振動強度(バック
グランドレバル)を過去に検出したノック周波数成分を
基に平均化処理にて作成している。このため、過渡運転
状態のようなエンジンや燃焼振動の増大によるノック無
し時振動強度の急変時には、バックグランドレベルが最
新値に追従できず、結果として、図7(後述する)に示
すノッキングの誤判定に至る危険性があった。 図7
は、過渡時のスロットル開度、エンジン回転数、各周波
数のバックグランドレベルBGLi、ノック指標、ノッ
ク判定信号の変化を示している。図7において、スロッ
トル開度TVOを全閉から全開にした場合、実際にエン
ジン回転数Neが立上がるのは遅れ時間をおいてからで
ある。BGLi信号は計算によると破線で示したような
動きであるが、実際には実線で示したような遅れが生じ
てしまう。ノック指標はS/N比の計算により求めてお
り、この計算結果によるとノック発生していないにもか
かわらず、実際のノック指標は理論的なノック指標より
も上昇してしまい、ノック判定信号は誤判定してしま
う。
【0024】そこで本発明では、過渡運転時には上述の
閾値に補正を施し、バックグランドレベルの追従遅れ分
を無効にし、ノッキングの誤判定をなくすようにしたも
のである。まず、CPUによるノッキング発生の有無の
判定処理の動作を図1を用いて説明する。
【0025】図1において、このフローチャートは爆発
サイクル毎に実行されるもので、CPUに割込みをかけ
て起動される。ステップ101では振動センサからの出
力信号がA/D変換器で変換されたA/D変換値が取り
込まれる。次に、ステップ102ではA/D変換された
振動センサの信号を周波数分析(FFT)する。この周
波数分析は高速フィーリェ変換やウォルシュフィーリェ
変換といった手法で行われる。
【0026】この後、ステップ103で周波数分析され
た信号のうち、共鳴周波数を含む周波数帯を複数個選択
する。本実施例では8個の共鳴周波数が選択される。ス
テップ103で周波数が選択されると、次にステップ1
04で振動強度を表わすS/N比を選択周波数毎に求め
る。つまり、複数の選択周波数(f1、……、fi)と、
これに対応した周波数のバックグラウンドレベル(BG
1、……、BGLi)を平滑化処理により求め、各周波
数毎のS/N比SLi=fi/BGLiを求める。したが
って、本実施例では、f1……f8と、これに対応したB
GL1……BGL8を求めることにより、SL 1=f1/B
GL1、……、SL8=f8/BGL8が求められる。
【0027】次に、ステップ105でこれら選択された
周波数のうちS/N比が大きい順にm個、本実施例では
5個を抽出してノック強度を求める。このノック強度を
求める式は例えば、
【0028】
【数2】 で表わされるようにS/N比を加算して求められる。
【0029】ステップ106でノック判定のための所定
値(閾値)とステップ105で求められたノック強度S
が比較され、ステップ105で求められたノック強度S
が大きいと判断されると、ノッキングが生じたとしてス
テップ107でノッキングが検出される。その後、ステ
ップ108でノッキング発生を示すノックフラグに
“1”をセットする。このノックフラグは別に起動され
る点火制御タスクで用いられる。
【0030】一方、ステップ106でノック強度が所定
値より小さいか等しいと判断されると、ノッキングが生
じていないとしてステップ109で各バックグラウンド
レベルBGLiが予め定めた限界値、ここでは下限リミ
ッタBGLMTiより大きいかどうかが判断される。本
実施例ではBGL1、……、BGL8に対してBGLMT
1、……、BGLMT8が比較される。
【0031】ステップ109でバックグラウンドレベル
BGLiが下限リミッタBGLMTiより大きいと判断、
つまり正常のバックグラウンドレベルと判断されるとバ
ックグラウンドレベルBGLiの更新が行われる。な
お、下限リミッタBGLMTiは、共鳴周波数の1つあ
るいはそれ以上の周波数に対してバックグランドレベル
が異常に低下したときには、そのバックグランドレベル
を使用せずに、予め定められた限界値として使用される
ものである。
【0032】このバックグラウンドレベルBGLiの更
新は選択された周波数の振動強度をフィルタ処理して求
められる。具体的には各々の選択された周波数毎にBG
i=BGLi×(1−α)+fi×αで求められる。
逆に、ステップ109でバックグラウンドレベルBGL
iが下限リミッタBGLMTiより小さいと判断し、つま
り、異常バックグラウンドレベルと判断されるとステッ
プ111でリミッタ値をセットして次回のステップ10
4のBGLiとして用いる。
【0033】次にステップ112ではノックフラグを
“0”にセットする。以上の処理でノック検出ルーチン
が終了するが、このルーチンでセットされたノックフラ
グが点火制御タスクで使用されることになる。尚、下限
リミッタはバックグラウンドレベル判断のための閾値と
共用されているが、別々に設けても良い。
【0034】以上のようにして得られたノック発生の信
号は以下に述べる点火制御タスクで使用されるのでその
説明を行う。図8は点火装置のシステム構成図である。
空気はエアクリーナ1の入口部より入り、ダクト3,絞
弁を有するスロットルボディ5,吸気筒6を通りエンジ
ン7のシリンダ内に吸入される。吸入空気量はダクト3
に設けられた熱線式空気流量計2によって検出され、検
出信号はコントロールユニット9に入力される。
【0035】一方、燃料は図示していない燃料タンクか
らインジェクタ16を経て噴射され、吸入通路内で吸入
空気と混合されエンジン7のシリンダ内に供給される。
混合気はエンジン7で圧縮され、点火プラグ15により
着火された爆発後に排気管8から排出される。排気管8
には排気センサ11が設けられており、検出信号はコン
トロールユニット9に入力される。
【0036】点火コイル13で発生した高電圧は分配器
14によって各気筒に分配され、点火プラグ15に供給
される。エンジンの回転状態はクランク角センサ12に
よって検出され、クランク角センサ12は1回転毎の絶
対位置を示すRef信号および当該絶対位置からの所定
角度移動した位置を示すPOS信号を出力する。Ref信
号及びPOS信号はコントロールユニット9に入力され
る。エンジン7には振動を検出する振動センサ(燃焼状
態センサ)151が取付けてあり、検出信号はコントロ
ールユニット9に入力される。
【0037】コントロールユニット9は各センサからの
信号に基づいて燃料供給量及び点火時期等を演算し、イ
ンジェクタ16及び点火コイル13に制御信号を出力す
る。図9は、コントロールユニット9の詳細を示す図で
ある。コントロールユニット9は、CPU20、A/D
変換器21、ROM22、入力I/O23、RAM2
4、DPRAM25、出力I/O26、およびバス37
から構成される制御用ブロック34と、CPU29、ポ
ート27、タイミング回路28、A/D変換器30、R
OM31、RAM32、クロック33、オペレーショナ
ル回路38、およびバス36から構成されるノッキング
検出用ブロック35に大別される。ここで、CPU2
0、CPU29のデータの交換はデュアルポートRAM
であるDPRAM25を介してなされる。
【0038】熱線式流量計2によって検出された吸入空
気量QaはA/D変換器21によってディジタル値に変
換され、CPU20に取り込まれる。また、クランク角
センサ12によって検出されるRef信号及びPOS信号
は、入力I/O23を通じてCPU20に取り込まれ
る。CPU20はROM22に保持しているプログラム
に従って演算処理され、演算結果は出力I/O26から
燃料噴射量を意味する燃料噴射時間信号Ti、点火時期
信号θignとしての各々のアクチュエータに伝えられ
る。演算処理中の必要なデータ保持はRAM24によっ
てなされる。
【0039】一方、タイミング回路28は、オペレーシ
ョン回路35が上死点(Top Dead Cente
r)を示すTDC信号を発生すると、CPU20がポー
ト27に入力した内容に従って、クロック33の発生す
る周期信号を分周してサンプリング信号を発生する。サ
ンプリング信号が発生すると、A/D変換器30は振動
センサ15の出力信号をディジタル値に変換する。
【0040】ノッキングを検出するための振動センサ
は、従来のものは13KHz付近で共振するが、本実施
例では少なくとも18〜20KHzまでの共鳴周波数成
分を得るために、18KHz以上で共振するものを用い
ている。CPU29はROM31に保持しているプログ
ラムに従いサンプリングされたディジタル値をRAM3
2に格納すると共に、図1に示したようなフローチャー
トをもとに格納したデータに基づいて周波数分析し、ノ
ッキングの発生の有無の判定をする。ノッキングの発生
の有無の判定結果はDPRAM25を介してCPU20
に伝えられる。
【0041】次に、CPU20による点火時期の演算動
作を図10のフローチャートを用いて説明する。このフ
ローチャートの動作は一定時間周期、例えば10mse
c毎に起動される。ステップ201で、RAM24内に
設定された所定のレジスタからエンジン回転数N及び吸
入空気量Qを読みこむ。ステップ202で、単位回転数
当たりの吸入空気量Q/N(基本燃料噴射量)を演算
し、さらに、このQ/Nから燃料噴射時間幅Tiを求
め、燃料供給のためにROM22内に保持している基本
点火時期マップから基本点火時期θbaseを求める。次
に、ステップ203で、図1に示すフローチャートによ
り判定されたノックフラグ(knockflag)の内
容によってノッキング発生の有無の判定をする。ノッキ
ングが発生していれば、ステップ213で点火時期θ
advから所定の遅角量Δθretを減算する。なお、この減
算によって点火時期が遅角(リタード)される。ステッ
プ214で、ノッキング発生により、遅角させた点火時
期を所定の回転例えば50と比較すること(ステップ2
05)でリカバーするベースを決定する。カウントデー
タAを初期化してステップ208に進む。
【0042】一方、ステップ203でノッキングが発生
していなければ、ステップ204で、カウントデータA
を1つカウントアップする。カウントデータAはノッキ
ング発生により遅角された点火時期θadvを進角量Δθ
advだけリカバーする時間になったかを判定するために
用いられる。ステップ205で、カウントデータAが所
定値50に等しくなったかを判断する。この図10に示
すフローは10msec毎に起動されるので、カウント
データAが50に等しくなるときは、カウントデータA
が初期化されてから0. 5秒が経過したときであり、
0. 5秒経過毎にリカバーされる。ステップ205で、
カウントデータAが50に等しくなっていなければステ
ップ206に進む。ステップ206で、遅角値θadv
所定の進角量Δθadvを加算する。この加算により点火
時期がリカバーされることになる。
【0043】次に、ステップ208で基本点火時期θ
baseに前述の如く求めた点火時期θad vを加えることに
より点火時期θignを演算する。ステップ209で、エ
ンジン回転数Nび単位回転数あたりの吸入空気量Q/N
に応じて、最大進角値θres を求める。最大進角値θ
resはROM31内に格納されている最大進角値マップ
から読み出すことによってなされる。ステップ210で
点火時期θignが最大進角値θresを超えたかを判断す
る。超えていなければステップ211に進む。最大進角
値θresを超えているとθignは進角しすぎているので、
ステップ211で最大進角値θresを点火時期θignとす
る。
【0044】最後に、点火時期θignが設定された後
に、ステップ212でエンジン状態に応じて、ディレイ
時間td,サンプリング点数ns,分周比tsをポート2
7に出力する。なお、分周比tsによって振動センサの
出力のディジタル値のサンプリング周期が決まり、サン
プリング点数nsによってサンプリング点数が決まる。
【0045】このようにして、複数の共鳴周波数成分か
らノッキングを検出して点火時期を制御することで、機
関のノッキングを回避することが可能となる。ところ
で、シリンダブロックに取り付けられた振動センサーか
らの出力は、エンジン回転数及び負荷の上昇により増大
する特性を持っている。これは、エンジン内でのピスト
ンスラッジなどのメカニカルノイズや燃焼モード変化に
よるものである。
【0046】前述のノック指標作成においてノック周波
数成分とバックグランドレベルより算出することを示し
たが、バックグランドレベルはノック周波数成分の平均
化処理にて求められたものであり、ある一定の時定数を
持っているため、過渡運転状態においてはノック周波数
成分の新値に対し必ず遅れてしまう。このことは、本発
明の前提にあるような各周波数毎検出の比率方式におい
ては分母側が見かけ上小さくなることになり、計算後の
ノック指標は大きくなることになる。
【0047】このノック指標とノック判定用閾値との比
較でノック判定を行うのであるから、結果的に過渡状態
においては両者のクリアランスは小さくなり、したがっ
て、ノック検出手段としては非常に敏感なものとなり、
最悪の状態において前記両者の関係は逆転し、ノッキン
グの発生が無いのにもかかわらずノッキング有りと判定
するノッキング誤判定となってしまう。
【0048】以下、図11〜21によって、ノック判定
用閾値の補正について詳述する。図11はスロットル開
度、エンジン回転数、閾値の補正量との関係を示したも
のである。図9において、スロットル開度の単位時間当
たりの変化量ΔTVOを求め、その変化率から過渡判別
を行うとともに、ノック判定用閾値の補正量を決定す
る。
【0049】このようにして、過渡運転状態を検出した
らノッキング判定用閾値を一時的に、所定量だけ引き上
げ、ノッキング検出感度を定常運転時と同一にすること
ができ、誤判定を回避できる。なお、過渡判別には、ス
ロットル開度変化のような負荷変化検出方法と、エンジ
ン回転数の変化検出方法とがあるが、本発明の前提に当
たりノッキングがバックグランドレベルの中に埋もれて
しまうことの防止のために、ノッキング有りと判定した
場合にはバックグランドレベルの更新を禁止している。
そして、加速初期にトランジェントノックが発生した場
合、前記更新禁止によりバックグランドレベルの追従遅
れはさらに顕著に現れることになる。このような理由に
より、本発明においては前述の負荷変化検出方法を採用
する。なお、負荷変化検出手段による検出信号として
は、スロットルセンサ信号のほか、例えば、吸入空気量
信号、燃料噴射パルス信号、吸気管圧力信号などを用い
る。
【0050】図12は加速状態による補正量設定のフロ
ーチャートの一実施例である。ノッキング判定用閾値の
補正量は負荷変化速度により要求値が異なっており、加
速の大きさによるエンジンの過渡状態のランク付けによ
って補正量の切り換えを行ったものである。これによれ
ば、急加速、中加速、および緩加速の各過渡状態に対応
して、それぞれ大、中、および小量の補正値が補正され
ることになる。
【0051】また、図13に示すように、バックグラン
ドレベルの更新周期の関係より過渡の初期状態、例えば
初期エンジン回転数に対応して補正量を細かく設定(過
渡ランク1〜nで示す補正値マップ)することもでき
る。なお、同一の過渡条件においても、トランスミッシ
ョンのギア位置との関係においても補正量の要求量は異
なり、例えばマニュアルトランスミッション車の同一加
速において、1stギアでは補正が必要であるのに対し
3rdギアでの加速に対しては殆ど補正の必要は無い。
【0052】さらに、図14に示すように、エンジン回
転変化率と負荷変化率との相互関係による3次元マップ
として補正量を設定することもできる。これによると、
負荷変化率による第1の過渡判定とエンジン回転変化率
による第2の過渡判定との2つの複合過渡状態判定によ
りノック判定用閾値の補正を行う。前述の各実施例は補
正の量に関しての例を示したが、以下に補正の期間につ
いての例を図15および図16に示す。
【0053】図15は加速状態による補正時間の設定の
一実施例である。クランク軸による角度割り込みの演算
周期にてノッキング判定に関わる一連の演算を行ってい
る場合、同一エンジン回転上昇率の加速であっても低回
転側はバックグランドレベルの更新時間が長くなるた
め、低回転側を重点に補正を行う必要があるが、これは
エンジン回転数の上昇速度により要求補正時間が異なる
ことを表し、図15に示すような過渡のランキングによ
り補正時間設定する必要がある。なお、ここで言う補正
期間とは負荷変化などによる過渡判別からの時間のこと
を表している。
【0054】図16はスロットル開度、エンジン回転
数、閾値の補正期間との関係を示したものである。本実
施例においては、ノッキングを発生し易いエンジン回転
数の範囲を限定し、補正開始エンジン回転数(第1回転
数)と補正終了エンジン回転数(第2回転数)とを予め
設定することにより、過渡判別後の特定エンジン回転数
間のみを補正期間としたものである。
【0055】以上でノッキング判定用閾値への補正の
量、期間についての例を挙げたが、以下に補正の開始、
終了に関する例を示す。図17はスロットル開度の変化
とノック判定用閾値の補正の期間との関係を示した図で
ある。図17において、スロットル開度TVOが急開
し、そのため加速による過渡判別がなされ補正期間を設
定されたが、その設定期間中に減速判定された場合に補
正期間設定値はどのようになるかを示している。前記補
正期間中に、減速モードとなった場合のスロットル急閉
時トランジェントノッキングに対応すべく、あるいは、
スロットル急閉後即急加速時などに対応すべく、スロッ
トルのマイナス側変化量による減速判定手段による減速
判定時には、補正期間未終了であっても直ちに補正を無
効にするようにしている。
【0056】図18に、補正開始時および補正終了時に
おける補正付加および補正減少の切り換え補正を示す。
補正付加時にはなだらかに設定補正量となるように補正
付加上昇率を設定し、逆に補正無効時にはなだらかに補
正ゼロとなるように補正付加減少率を設定している。こ
れは、急加速により設定補正値となるまでに段差が生じ
るのを防止するためである。
【0057】この場合、上昇率と減少率は同一であって
もかまわないが、過渡検出後に素早く補正をかけ、補正
減少時にはなだらかに閾値を連続させるために、 |補正付加上昇率(+Δh1) | > |補正付加減少率(−Δh2) | とすることが望ましい。なお、図17の実施例の場合
に、図18のような補正付加減少率を採用することも可
能である。
【0058】次に、前述の適合を伴う過渡時ノッキング
判定用閾値の補正量設定に対し、適合工数の低減を図る
方法例について、以下の図19〜21に記載する。図1
9は、ノック指標の新旧比較により補正量を算出する方
法の一例である。本実施例は、ノッキングの誤判定に至
るためには、ノック指標は異常上昇を示すことを応用し
たものである。ノック指標はノッキング発生のときだけ
上昇し、しかも、誤判定動作は連続して行われる。した
がって、旧ノック指標を保持していれば、新旧のノック
指標を比較することにより、その判定が単発的なものか
連続的なものかが判る。図19において、旧ノック指標
を読み出し、新旧のノック指標の比を補正値とする。こ
の補正値が補正値の制限値以内であれば、それを補正値
(第1補正値)としてノック判定用閾値に加算して補正
を行う。また、補正値が制限値を超過していれば、制限
値を補正値に書き換えるか、あるいは、その制限値を用
いて別の補正値(第2補正値)を呼び出してノック判定
用閾値の補正を行う。
【0059】図20は、ノック指標を算出するに当たり
何本の検出周波数を用いたかによりノック指標を周波数
成分レベルへ疑似的に逆算する方法の一例を示すフロー
チャートである。図1のBGLリミッタ109または周
波数成分のリミッタにより、周波数成分が理論的に1以
上になることを応用したものである。ノック指標算出用
比率合計個数(前述の実施例では5個)を読み出す。そ
して、ノック指標はノックを行う選択周波数の比の個々
の集合であるので、その平均値を出して補正値とし、前
述の図19の実施例の如く、制限値以内かどうかを判定
し、第1または第2補正値を設定してノック判定閾値補
正を行う。
【0060】この方法での周波数成分への逆算はノック
指標算出に用いられた周波数の本数以外に、全ノッキン
グ検出周波数の平均値或いは特定周波数成分の平均値を
用いることもできる。図21は、ノッキング検出を行う
ための検出周波数の内で、代表周波数(例えばノッキン
グの有意差を明瞭に検出できない周波数)を設定し、こ
の代表周波数におけるノック指標を補正量設定に利用す
る方法である。実際に誤動作が起こっているときにで
も、ノッキングとは関係のないといわれる代表周波数成
分でさえ、上昇する場合がある。そこで、この代表周波
数のノック強度を求め、これを補正値として、前述のよ
うに、制限値以内かどうかで第1または第2補正値を設
定し、ノック判定閾値を補正する。
【0061】なお、前述の3つの方法に限らず、補正量
設定に当たっては、制限値を設定しノッキング検出率の
感度を安定化させることが必要である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明による内燃機関のノッキング検出装置によれば、過渡
時におけるノッキングの誤判定を防止できるとともに、
エンジン運転の定常、過渡を問わずノック検出精度を向
上させ、しかも、全運転状態での最適化点火時期制御を
可能とし、かつ、機関出力、燃費、エミッションを向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例となるノッキング検出方法
のフローチャート。
【図2】 ノックが発生していない時の振動波形図。
【図3】 ノックが発生した時の振動波形図。
【図4】 ノックのスペクトル強度に関する図。
【図5】 ノックのスペクトル強度に関する図。
【図6】 ノック発生時と発生していない時の振動強度
を示す図。
【図7】 過渡時におけるノック誤判定に関する概略
図。
【図8】 本発明のシステム構成図の一例。
【図9】 本発明の制御装置の全体構成図の一例。
【図10】 点火演算を示すフローチャート。
【図11】 負荷変化をトリガとした過渡時のスライス
レベルの補正例。
【図12】 過渡のランク分けによる補正量分別のフロ
ーチャート。
【図13】 初期状態を含む補正量設定例。
【図14】 複合過渡状態判定手段による過渡検出を含
む補正量設定例。
【図15】 過渡のランク分けによる補正時間分別のフ
ローチャート。
【図16】 エンジン回転数による補正期間設定例。
【図17】 減速判定時を示す図。
【図18】 補正の切り換えを示す図。
【図19】 適合工数削減のためのフローチャート。
【図20】 適合工数削減のためのフローチャート。
【図21】 適合工数削減のためのフローチャート。
【符号の説明】
1…エアクリーナ 2…熱線式空気流量計 3…ダクト 5…スロットルセンサー 6…吸気管 7…エンジン 8…排気管 9…コントロールユニット 11…空燃比を測る空燃比センサ 12…クランク角センサー 13…点火コイル 14…ディストリビュータ 15…点火プラグ 16…燃料噴射弁 151…振動センサ(燃焼状態センサ)
フロントページの続き 審査官 所村 陽一 (56)参考文献 特開 平5−33716(JP,A) 特開 平4−152239(JP,A) 特開 平4−140454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 368 F02P 5/152 F02P 5/153

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の振動を検出する振動センサ
    と、 該振動センサの出力に含まれる少なくとも2つ以上の所
    定の周波数成分をそれぞれ独立に分析する周波数分析手
    段と、 該周波数分析手段により算出された各々の周波数毎のノ
    ック周波数成分と、点火毎又はクランク角度毎に前記周
    波数毎のノック周波数成分の平滑化処理により算出され
    るバックグランドレベルとの比率を各周波数毎に算出
    し、少なくとも2つ以上の比率合計を行うことにより、
    ノッキング判定指標を算出する演算手段と、 前記ノッキング判定指標と、運転領域毎に予めメモリー
    設定されたノッキング判定用閾値との比較によりノッキ
    ングの発生を判定する手段と、 前記判定されたノッキングの状態により点火時期を制御
    する点火時期制御手段とを備えた内燃機関のノッキング
    検出装置であって、 内燃機関の過渡運転状態を判別する過渡状態判別手段
    と、 前記過渡状態判別手段により過渡運転状態を判定したと
    きに前記ノッキング判定用閾値に補正を行う補正手段
    と、 を備えたことを特徴とする内燃機関のノッキング検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記過渡状態判別手段は、スロットルセ
    ンサ信号、吸入空気量信号、燃料噴射パルス信号、吸気
    管圧力信号などの負荷変化検出手段であることを特徴と
    する請求項1記載の内燃機関のノッキング検出装置。
  3. 【請求項3】 前記過渡状態判別手段は、負荷変化検出
    手段による過渡状態判別手段とエンジン回転数による過
    渡状態判別手段とからなる複合過渡状態判別手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のノッキング
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記過渡状態判別手段は、過渡運転状態
    を複数の過渡ランクに分別せしめる過渡ランク分別手段
    を備えるとともに、該過渡ランク分別結果に応じて予め
    メモリー設定されたノッキング判定用閾値の補正値マッ
    プと、該補正値マップから各種過渡運転状態に応じた補
    正値を選出する手段を備えたことを特徴とする請求項2
    又は3記載の内燃機関のノッキング検出装置。
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