JPH06107168A - 搬送車列による搬送システム - Google Patents

搬送車列による搬送システム

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JPH06107168A
JPH06107168A JP25773792A JP25773792A JPH06107168A JP H06107168 A JPH06107168 A JP H06107168A JP 25773792 A JP25773792 A JP 25773792A JP 25773792 A JP25773792 A JP 25773792A JP H06107168 A JPH06107168 A JP H06107168A
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JP
Japan
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vehicle
unmanned
guided
guided vehicle
train
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JP25773792A
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English (en)
Inventor
Katsuya Ichida
勝也 市田
Akira Okura
彰 大倉
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先頭の無人搬送車が誘導線上を走行し、その
無人搬送車に複数の台車が牽引される搬送車列におい
て、牽引された台車にて生じる内輪差を低減あるいは解
消する。また、搬送車列を前後動自在とする。 【構成】 搬送車列8はその両端に設けられた無人車1
0,16と複数の台車12,14とで構成され、無人車
10は従来同様に誘導線100を検出しつつその誘導線
上を走行する。無人車16には、誘導線検出器が設けら
れ、無人車16においても誘導線上の走行のための操舵
制御が行われる。搬送車列の前後において誘導線上の走
行がなされるので、中間における台車12,14の内輪
差が軽減される。さらに台車に操舵機構を設けることに
より搬送車列全体としての内輪差を排除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人搬送車と被牽引台
車とを連結させた搬送車列によって車両などの搬送物を
搬送するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場内のオートメーション化の要
請から、無人搬送車(以下、無人車という)による搬送
システムが普及されつつある。このシステムでは、走行
面に誘導線が設置され、その誘導線を無人車が検出しつ
つトレース走行して搬送物を搬送する。
【0003】例えば、自動車などの複数の搬送物を一度
に搬送する場合、複数の搬送用台車(以下、台車とい
う)を連結することが必要となり、従来においては、無
人車に複数の台車を連結させ、その搬送車列によって搬
送を行っている(例えば、実開昭61−51509号公
報参照)。
【0004】このような従来の搬送車列による搬送シス
テムにおいては、搬送車列のうち先頭の無人車のみが誘
導線検出及び操舵制御を行っている。そして、従来にお
いては、搬送車列が一方方向のみ走行可能とされ、双方
向の走行(前後走行)はできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、台車が単に従動的に牽引されているだけなの
で、先導する無人車がカーブを曲がった場合、いわゆる
内輪差に起因し、牽引される台車が、カーブした誘導線
の内側に大きく外れて走行をしてしまうという問題があ
った。
【0006】このため、特にカーブ付近で大きな走行ス
ペースを確保することが必要となり、走路を含む施設面
積を有効利用することが困難となっていた。特に、多数
の台車を連結させた搬送車列を走行させる場合、この問
題が顕著になる。
【0007】また、上述したように、従来の搬送車列
は、一方方向(前進)のみ走行可能とされているため、
いずれかの地点でUターンが必要となり、さらに、その
ための走行スペースを確保する必要があった。
【0008】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、牽引される台車の内輪差を解消
あるいはできるだけ小さくし、走行スペースの省域化を
図ることのできる搬送車列による搬送システムを提供す
ることにある。
【0009】また、本発明は、搬送車列を前後進自在に
し、Uターンなどの必要性を回避して、走行スペースの
省域化を図ることのできる搬送車列による搬送システム
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、走行面に設置された誘導線
を検出しつつその誘導線上を走行する無人搬送車と、前
記無人搬送車によって牽引される少なくとも1つの被牽
引台車と、を縦列連結させた搬送車列によって搬送物を
搬送するシステムであって、前記被牽引台車のうち少な
くとも1台には、操舵可能に設けられた操舵輪と、前記
操舵輪を操舵して前記誘導線上の走行を行わせる操舵制
御部と、が備えられたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、第1
無人搬送車と、少なくとも1台の被牽引台車と、第2無
人搬送車と、を連結させてなる搬送車列によって搬送物
の搬送を行うシステムであって、前記第1無人搬送車及
び第2無人搬送車には、走行面に設置された誘導線を検
出する誘導線検出器と、駆動輪及び操舵輪と、前記駆動
輪を駆動する駆動装置と、前記操舵輪を制御して前記検
出された誘導線上の走行を行わせる操舵制御部と、前記
駆動輪と前記駆動装置との間に設けられたクラッチ装置
と、が設けられ、前記第1及び第2の無人搬送車は、前
進及び後進のいずれにおいても前記誘導線を検出し操舵
制御して誘導線上の走行を行い、一方の無人搬送車が先
導牽引する場合には他方の無人搬送車は前記クラッチ装
置を切って前記駆動輪への駆動伝達を断つことを特徴と
する。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、無人搬送車
によって牽引される台車のうち少なくとも1台には、操
舵輪とそれを制御して誘導線上の走行を実現する操舵制
御部とが設けられているので、無人車の他、操舵機能付
きの台車においても誘導線上を走行することになり、搬
送車列全体としての内輪差を低減させることが可能とな
る。例えば、先頭の無人搬送車に複数の台車を連結さ
せ、さらに後尾に操舵機能付き台車を連結させることに
よって、先頭及び後尾において、誘導線のトレース走行
が行われ、中間の台車で生ずる内輪差を低く抑えること
が可能となる。
【0013】また、上記請求項2記載の構成によれば、
搬送車列における第1無人搬送車及び第2無人搬送車
に、駆動機構と操舵機構、さらにクラッチ装置を設けた
ので、第1及び第2の無人搬送車が誘導線上の走行を行
うことによって上述した内輪差を低減できるとともに、
一方の無人搬送車が先頭にたって牽引を行う場合には他
方の無人搬送車の駆動輪への動力伝達をクラッチ装置に
よって切って、搬送車列の前進走行及び後進走行を自在
に行わせることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0015】図1には、本発明に係る搬送システムの搬
送車列8が示されている。この搬送車列8は、前進用の
無人車10と、この例では2つの台車12,14と、後
進用の無人車16と、で構成され、無人車10,16及
び2つの台車12,14にはそれぞれ搬送物である自動
車18が載せられている。
【0016】なお、無人車10及び無人車16には、自
動車18を荷台へ載せ上げるためのスロープ機構20が
前後に設けられ、図示されていない駆動機構によってス
ロープ22が出し入れ可能とされている。すなわち、図
1に示す実施例では、スロープ22は2つ折りで収納さ
れる方式のものが用いられており、使用時には直線状に
伸張して使用される。
【0017】図2には、第1実施例の無人車10の構成
が概略的に示されている。なお、図1に示した搬送車列
において、前進用の無人車10及び後進用の無人車16
は連結される向きが異なるものの同一構造を有している
ため、図2には代表して無人車10が示されている。
【0018】この無人車10には、操舵輪24と駆動輪
26とが設けられており、操舵輪24は操舵用モータ2
8によってその向きが制御される。一方、駆動輪26に
は駆動用モータ30がクラッチ32を介して連結され、
無人車が他の台車等を牽引する場合には、駆動用モータ
30の駆動力が駆動輪26に伝達される。
【0019】一方、後尾に連結される場合においては、
先頭の無人車によって牽引されるため、クラッチ32が
駆動用モータ30の駆動力を断ち、駆動輪26を自由回
転の車輪とする。この場合、無人車は、被牽引台車と同
等になる。
【0020】無人車10の前部には前進用の誘導線検出
器34が設けられ、一方、無人車10の後部には後進用
の誘導線検出器36が設けられている。これらの誘導線
検出器34及び36は、いずれも走行面に設けられた誘
導線を検出するものであり、無人車10が図において左
方向へ進む場合には誘導線検出器34が機能し、他方、
無人車10が他の無人車によって牽引され後進する場合
には、誘導線検出器36が機能する。
【0021】これら誘導線検出器34及び36の検出信
号は制御部38に送られており、制御部38は、無人車
10が誘導線上をトレース走行するように操舵用モータ
28を制御して走行を制御する。制御部38は、このよ
うな操舵制御の他、無人車各部の種々の制御を行ってい
る。なお、無人車10の先頭にはバンパ40が設けられ
ている。
【0022】図3には、台車の第1実施例が示されてい
る。なお、各台車は同一の構造を有するため、台車12
を図3に例示する。
【0023】台車12には、自由にその向きが変わる自
由輪でかつ従動輪である2対の車輪42が設けられてい
る。また、台車12には、その両端部に連結棒44が設
けられており、前方及び後方の台車等と連結棒44を介
して連結される。
【0024】また、台車12における荷台46の一方端
には、渡り板48が設けられている。この渡り板48に
ついては後に詳述する。
【0025】以上のように、図1に示した搬送車列8に
おいて、無人車10が先頭にたって他の台車等を牽引す
る場合には、後尾の無人車16のクラッチ32が切られ
ると共に、誘導線検出器36によって検出される誘導線
に沿った操舵輪24の操舵制御が実行される。他方、無
人車16が先頭にたって他の台車等を牽引する場合に
は、前述と同様に、後尾となる無人車10のクラッチ3
2が切られ、誘導線のトレース走行が行われる。
【0026】次に、図4〜図6を用いて、搬送車列8の
走行について説明する。
【0027】図4において、走行面には誘導線100が
配設されており、搬送車列8において、無人車10及び
無人車16が誘導線100の検出及びその誘導線上の走
行を行うために操舵制御を行っている。
【0028】図5に示されるように、カーブした誘導線
100を搬送車列8が走行する場合、上述したように無
人車10及び16が誘導線100上の走行を行っている
ため、台車12及び14の内輪差は低減されている。す
なわち、従来においては、最後尾の台車(あるいは、先
頭の無人車以外の台車)が誘導線上の走行を行っていな
かったため、牽引される台車がカーブの内側へ切れ込
み、内輪差が増大していた。しかし、本実施例では、最
後尾の無人車において誘導線上の走行が確保されている
ため、中間における台車12,14の内輪差を一定限度
に抑えることが可能となる。これによって、走路スペー
スの拡大を抑制できる。なお、図6に示すようにカーブ
の出口付近においても、搬送車列8における無人車10
及び16の誘導線上の走行が維持されている。なお、以
上図4〜図6に示した走行は、搬送車列8が図示したも
のと逆方向に走行する場合にも同様の走行状態となり、
内輪差の拡大を抑制できる。
【0029】図7には、無人車の第2実施例が示されて
いる。この無人車50においては、連結棒44に係合す
る連結部に切れ角θを検出する切れ角検出器52が設け
られており、その検出信号は図示されていない制御部に
送られている。この制御部は、その検出結果に基づき、
操舵用モータ28を制御し、ベルクランク54を介して
操舵輪24を操舵制御する。
【0030】すなわち、図2に示した第1実施例では、
誘導線検出器36によって牽引時に誘導線の検出を行い
ながら操舵制御を行っていたが、この第2実施例におい
ては、切れ角θを検出し、そのθ分だけ操舵輪24を操
舵することによって、誘導線上の走行を実現するもので
ある。
【0031】図8には、台車の第2実施例が示されてい
る。この台車56においては、連結棒44−1の一端が
ベルクランク56に連結され、連結棒44−1の回動運
動が車輪42−1の操舵運動に変換されている。ベルク
ランク56の運動は、連結ロッド58を介して逆位相で
ベルクランク60に伝達され、これによって連結棒44
−1の回動運動が車輪42−2に操舵運動として伝達さ
れると共に連結棒44−2の回動運動に変換されてい
る。
【0032】したがって、このような台車56を用いて
図1に示した搬送車列10を構成することによって、先
頭及び後尾の無人車の他、中間に存在する複数の台車に
おいても誘導線上の走行を行うことができ、この結果、
理論上は搬送車列10の内輪差を完全に排除することが
可能となる。すなわち、この図8に示した台車56の操
舵機構によれば、誘導線検出を行うことなく誘導線上の
走行を簡易に実現できるという利点がある。
【0033】図9には、無人車の第3実施例が示されて
いる。なお、図面簡略化のため、図9においてモータ及
びクラッチ等は破線で示されている。
【0034】この無人車61において、連結棒44の一
端は無人車61の車体に回転自在に設けられた歯車状の
フック62に連結されている。そして、フック62の回
転運動はチェーン64によってプーリ66の回転運動と
して伝達されている。プーリ66には、連結ロッド68
の一端が連結され、連結ロッド68の他端はベルクラン
ク70に連結されている。この結果、連結棒44の回動
運動がチェーン64を介してプーリ66に伝達され、さ
らに連結ロッド68を介して操舵輪24の操舵運動に変
換されている。なお、プーリ66の回転運動はベルクラ
ンク70に逆位相で伝達されている。この第3実施例の
無人車61においても、無人車61が他の無人車によっ
て牽引される場合において、誘導線を検出することなく
機械的な操舵制御を行って誘導線上の走行を簡易に行う
ことができる。
【0035】図10には、無人車の第4実施例が示され
ている。この無人車72においては、上述同様に、無人
車72の車体に、連結棒44の一端が連結されたフック
62が設けられており、そのフックの回転運動がチェー
ン64を介して回転角検出器74に伝達され、その回転
角検出器74において連結棒44の回転角度が検出され
ている。その検出結果は、図示されていないコントロー
ラに送られ、コントローラは操舵用モータ28を制御す
ることによって操舵輪24の向きを制御する。
【0036】図11には、図10に示した無人車72が
搬送車列の後尾において牽引される場合の制御手順が示
されている。図11において、上述した回転角検出器7
4によって連結棒44の回転角が検出され、その検出結
果に基づきコントローラ75は操舵用モータ28を制御
する。これによって操舵用モータ28の回転運動がベル
クランクを介して操舵輪24に伝達される。
【0037】図12には、コントローラ75における操
舵制御の流れが示されている。S101では、検出角度
θに基づき操舵輪の回転角度Kを算出する。そして、S
102では、現在の操舵輪の切れ角K´が上述した回転
角度Kと一致しているか否かが判断され、一致している
場合にはステップ101が繰り返される。一方、一致し
ていない場合には、S103が実行され、θが正か負か
が判断される。θが正の場合S104においてモータが
右回転され、θが負の場合S105においてモータが左
回転される。
【0038】そして、S106において、操舵輪24の
回転角度が上述したKに達しているか否かが判断され、
それに達した場合S107においてモータが停止され、
次に上述したS101からの各工程が繰り返されること
になる。
【0039】図13には、各搬送車間に渡される渡り板
48の上面が示されており、図14には渡り板48を水
平方向から見た図が示されている。
【0040】この渡り板48は、台車等から台車等へ自
動車が自走して移る場合の走路を構成するものであり、
渡り板48の一方側が一方の台車に固定され、渡り板4
8の他方側は他方の台車に固定されておらず、いわゆる
片持ち状態で配置されている。なお、この渡り板48
は、その自由端となっている他方端が上下にやや運動可
能であり、通常の状態においては他方の台車から浮いた
状態、すなわち他方の台車の荷台より少し高い位置にそ
の他方端が維持されており、一方他方の台車が左右に回
動しても渡り板48がその動きを妨げることがないよう
に構成されている。なお、自動車などがその渡り板48
上を通過する場合、渡り板48の他方端は下方の荷台面
へ接触して、いわゆる両持ち状態になる。
【0041】図15には、スロープ装置の第2実施例が
示されている。図1に示したスロープの第1実施例で
は、スロープ22が2つ折りになるものであったが、こ
の第2実施例においてはスロープ80が無人車の端部で
持ち上げられて収納されるように構成されている。すな
わち、スロープ80の一端は無人車の端部に回動自在に
取り付けられ、そのスロープ80の中点付近にワイヤー
ロープ82の一端が固定され支柱84の上部に設けられ
たプーリー86をワイヤロープが巻回してその他端がモ
ータ88に連絡している。従って、モータ88を動ささ
せることによって、ワイヤロープ82の長さが短くな
り、この結果、スロープ80は上方に引き上げられ跳ね
上げられた状態で収納されることになる。
【0042】図1に示した第1実施例及びこの図15に
示した第2実施例によれば、スロープを固定状態で設け
ずにそれを跳ね上げて収納することができるので、その
前部及び後部に設けられたスロープの長さ分だけ車長を
短くできるという効果がある。
【0043】図16には、スロープの第3実施例が示さ
れている。このスロープ88は、断面が三角形状を成
し、搬送車列10が所定位置に停止した場合、床面20
0内から上方に突出して使用される。そして、搬送物で
ある自動車が下ろされた後には、搬送車列10の走行の
障害物とならないようにスロープ88は床面内に収納さ
れる。
【0044】以上のように、本実施例の搬送車列は前後
動が自在であり、かつカーブを走行する際に内輪を排除
又は軽減することができる。さらに、各台車等の間に渡
り板48を設け、搬送車列8の前部及び後部にスロープ
を配置することによって、自動車の移載時にその自動車
をバックさせる必要がないという利点がある。これを図
17を用いて説明する。
【0045】生産ライン202から排出される自動車を
搬送する場合、搬送車列8はその前部又は後部が生産ラ
イン202の排出口近傍に達した位置で停止する。その
後、排出口近傍に一方のスロープ22が出される。
【0046】生産ライン202から排出された自動車
は、そのスロープ202をかけ上って、さらに渡り板4
8上を走行して排出口から一番遠い搬送車である無人車
上まで走行しそこで停止する。次に、2台目の自動車が
次の台車上に載置されこれが繰り返されることによって
全ての荷台に自動車が載せられる。その後、スロープ2
2が引き上げられて収納され、搬送車10は今度は逆方
向に走行し始める。すなわち、前後動自在なため、Uタ
ーン等をする必要はない。
【0047】搬送車列10が目的地である自動車保管場
所に到着すると、今度は反対側のスロープ23が引き下
ろされ、それぞれの自動車は前進してその保管場所に移
動される。この場合、従来のようにバックして自動車を
降ろす必要がないので自動車の乗降作業を極めて向上さ
せることが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、無人搬送車の他、牽引される台車において
も誘導線上の走行を行うので、搬送車列全体としての内
輪差を軽減することが可能となり、ひいては走行スペー
スを削減させることが可能となる。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、搬送
車列を前後動自在にできるとともに、いずれの走行にお
いても内輪差を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送システムにおける搬送車列の
構成を示す説明図である。
【図2】無人車の第1実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図3】台車の第1実施例の構成を示す説明図である。
【図4】搬送車列の走行状態を示す説明図である。
【図5】搬送車列の走行状態を示す説明図である。
【図6】搬送車列の走行状態を示す説明図である。
【図7】無人車の第2実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図8】台車の第2実施例の構成を示す説明図である。
【図9】無人車の第3実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図10】無人車の第4実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図11】回転角検出から操舵輪の制御に至る信号の流
れを示す説明図である。
【図12】コントローラの制御の各工程を示すフローチ
ャートである。
【図13】渡り板の上面を示す上面図である。
【図14】渡り板を水平方向から見た図である。
【図15】スロープ装置の第2実施例の構成を示す説明
図である。
【図16】スロープ装置の第3実施例を示す説明図であ
る。
【図17】自動車搬送の具体例を示す図である。
【符号の説明】
8 搬送車列 10,16,50,61,72 無人車 12,14,56 台車 24 操舵輪 26 駆動輪 28 操舵用モータ 30 駆動用モータ 32 クラッチ 34 前進用誘導線検出器 36 後進用誘導線検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行面に設置された誘導線を検出しつつそ
    の誘導線上を走行する無人搬送車と、前記無人搬送車に
    よって牽引される少なくとも1つの被牽引台車と、を縦
    列連結させた搬送車列によって搬送物を搬送するシステ
    ムであって、 前記被牽引台車のうち少なくとも1台には、 操舵可能に設けられた操舵輪と、 前記操舵輪を操舵して前記誘導線上の走行を行わせる操
    舵制御部と、 が備えられたことを特徴とする搬送車列による搬送シス
    テム。
  2. 【請求項2】第1無人搬送車と、少なくとも1台の被牽
    引台車と、第2無人搬送車と、を連結させてなる搬送車
    列によって搬送物の搬送を行うシステムであって、 前記第1無人搬送車及び第2無人搬送車には、 走行面に設置された誘導線を検出する誘導線検出器と、 駆動輪及び操舵輪と、 前記駆動輪を駆動する駆動装置と、 前記操舵輪を制御して前記検出された誘導線上の走行を
    行わせる操舵制御部と、 前記駆動輪と前記駆動装置との間に設けられたクラッチ
    装置と、 が設けられ、 前記第1及び第2の無人搬送車は、前進及び後進のいず
    れにおいても前記誘導線を検出し操舵制御して誘導線上
    の走行を行い、一方の無人搬送車が先導牽引する場合に
    は他方の無人搬送車は前記クラッチ装置を切って前記駆
    動輪への駆動伝達を断つことを特徴とする搬送車列によ
    る搬送システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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