JPH08290710A - 無人搬送台車 - Google Patents

無人搬送台車

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JPH08290710A
JPH08290710A JP9677495A JP9677495A JPH08290710A JP H08290710 A JPH08290710 A JP H08290710A JP 9677495 A JP9677495 A JP 9677495A JP 9677495 A JP9677495 A JP 9677495A JP H08290710 A JPH08290710 A JP H08290710A
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JP
Japan
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trucks
connecting means
release
carriage
driven
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Application number
JP9677495A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Mizuhara
義孝 水原
Tomohiko Noda
朋彦 野田
Norio Onoguchi
宜男 小野口
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台の台車を連結して荷物を搬送するに当
たり、所定の切り離し位置で台車を順次自動的に切り離
して荷物の引渡を行う使用形態を採ることができ、簡易
型の自動搬送装置(AGV)に用いて最適な無人搬送台
車を提供する。 【構成】 少なくとも2台の台車11,12を連結して
荷物を搬送する無人搬送台車10であって、台車11,
12間を相互に連結する連結位置と、台車間の連結状態
を解除する解除位置とに移動自在に設けられた連結手段
13を有する。また、連結手段を連結位置または解除位
置に移動させる移動手段23を有する。そして、コント
ローラ22は、切り離し位置に達したと判断したとき
に、移動手段を作動させて連結手段を解除位置に移動さ
せ、台車を自動的に切り離して荷物を引き渡す。また、
連結手段を手動によっても解除位置に移動し得るように
構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工場などにおい
て部品などの自動搬送に用いられる無人搬送台車の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、生産現場では省力化などの要請に
応じて多くの種類の無人搬送台車が用いられている。こ
の無人搬送台車には、駆動機構を備えた駆動台車と、こ
の駆動台車に連結されて牽引される1台または複数台の
従動台車とから構成されるタイプのものがある。駆動台
車には、前記駆動機構として、バッテリにより駆動され
る走行用モータやセンサなどが搭載され、無人搬送台車
は、走行用モータの駆動により自走すると共に路面上に
設けられた誘導帯をセンサで検出しつつ、目標とする位
置まで部品などを搬送するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】無人搬送台車の種々の
使用形態の中には、駆動台車により複数台の従動台車を
牽引して走行し、最終停止位置に達するまでの途中にお
いて、従動台車を順次切り離して、部品を引き渡してい
く使用形態が考えられる。
【0004】しかしながら、従来の無人搬送台車におい
ては、所定の切り離し位置で従動台車を順次自動的に切
り離す点については何ら考慮されておらず、上記使用形
態に対応することができなかった。
【0005】さらに、上記使用形態では、コントローラ
からのデータに基づいて台車相互間の連結状態を解除す
る他に、作業者が手動によって台車の連結状態を解除で
きれば、部品の引き渡し位置が若干変更されたとして
も、前記データや制御プログラムを修正することなく部
品の引き渡しを行なうことができ、作業の利便性を高め
ることが可能となる。
【0006】しかしながら、従来の無人搬送台車におい
ては、台車相互間の連結状態を作業者の手動により解除
可能とする点についても考慮されていなかった。
【0007】そこで、本発明は、複数台の台車を連結し
て荷物を搬送するに当たり、所定の切り離し位置で台車
を順次自動的に切り離して荷物の引渡を行うことがで
き、さらには台車相互間の連結状態を手動により解除可
能とすることにより、荷物の引渡作業の迅速性および利
便性を高め、簡易型の自動搬送装置(AGV)に用いて
最適な無人搬送台車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明は、少なくとも2台の台車を
連結して荷物を搬送する無人搬送台車において、台車間
を相互に連結する連結位置と前記台車間の連結状態を解
除する解除位置とに移動自在に設けられた連結手段と、
前記連結手段を前記連結位置または前記解除位置に移動
させる移動手段と、現在位置を検知する位置検知手段
と、前記位置検知手段により検知した現在位置が予め設
定された切り離し位置であるか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段が前記切り離し位置に達したと判断し
たときに、前記移動手段を作動させて前記連結手段を前
記解除位置に移動させる解除制御手段と、を有すること
を特徴とする無人搬送台車である。
【0009】また、上記目的を達成するための請求項2
に記載の本発明は、前記連結手段は、少なくとも前記解
除位置には手動により移動自在に構成されていることを
特徴とする無人搬送台車である。
【0010】また、上記目的を達成するための請求項3
に記載の本発明は、前記移動手段は、前記連結手段に当
接して前記連結手段を前記連結位置または前記解除位置
に移動させる当接部材を有していることを特徴とする無
人搬送台車である。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明に係る無人搬送台車
は、少なくとも2台の台車を連結して荷物を搬送してい
る。この搬送中において、判断手段は、位置検知手段に
より検知した現在位置が予め設定された切り離し位置で
あるか否かを判断している。切り離し位置に達したと判
断手段が判断すると、解除制御手段は、移動手段を作動
させ、台車間の連結状態を解除する解除位置に連結手段
を移動させる。これにより台車が自動的に切り離され
て、荷物が引き渡される。
【0012】また、請求項2に記載の本発明によれば、
連結手段は、移動手段によって、台車間を相互に連結す
る連結位置または台車間の連結状態を解除する解除位置
に移動される一方、手動によっても、少なくとも解除位
置に移動し得る。このため、少なくとも2台の台車を連
結して荷物を搬送する形態で無人搬送台車を使用してい
る場合に、移動手段を作動させなくとも、作業者が手動
により連結手段を解除位置に移動するという簡単な操作
だけで、所望の位置において台車を切り離して荷物の引
き渡しを行うことができる。したがって、荷物の引き渡
し位置が若干変更されたとしても、判断手段や解除制御
手段の動作を制御するためのデータやプログラムなどを
修正することなく荷物の引き渡しを行なうことができ、
荷物の引渡作業の迅速性および利便性が高まる。
【0013】また、請求項3に記載の本発明によれば、
移動手段の当接部材が連結手段に当接するのみであり、
連結手段と移動手段とは直接連結されていない。このた
め、少なくとも2台の台車を連結して荷物を搬送する形
態で無人搬送台車を使用している場合に、移動手段が連
結手段を連結位置に移動させている状況下においても、
作業者が手動により連結手段を解除位置に移動するとい
う簡単な操作だけで、所望の位置において台車を切り離
して荷物の引き渡しを行うことができる。したがって、
荷物の引き渡し位置が若干変更されたとしても、判断手
段や解除制御手段の動作を制御するためのデータやプロ
グラムなどを修正することなく荷物の引き渡しを行なう
ことができ、荷物の引渡作業の迅速性および利便性が高
まる。さらに、移動手段の構成は簡素なものとなり、荷
物の引渡作業の迅速性および利便性を追及しても、台車
の価格が増加することがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の一実施例に係る無人搬送台車の概略構成
を示す側面図、図2(A)(B)は、図1に示される連
結手段および移動手段を詳細に示す要部断面図であり、
同図(A)は連結手段が台車間を相互に連結する連結位
置に移動した状態を示す要部断面図、同図(B)は連結
手段が台車間の連結状態を解除する解除位置に移動した
状態を示す要部断面図である。また、図3は、図2
(A)の平面図、図4は、連結手段を解除位置に手動に
より移動した状態を示す要部断面図である。
【0015】図1に示すように、本実施例の無人搬送台
車10は、複数台の台車11,12…から構成され、矢
印Aで示す走行方向に沿って先頭の台車11は駆動機構
を備えた駆動台車であり、後続の台車12…は駆動台車
11に牽引される従動台車となっている。駆動台車11
と1台目の従動台車12および従動台車同士12,12
は、連結手段13を介して相互に連結されている。
【0016】駆動台車11は、その下面前方に、左右一
対の駆動車輪14を有する走行ユニット15が取り付け
られ、下面後方には、左右一対の回転可能な非駆動車輪
16が取り付けられている。走行ユニット15内には、
左右の駆動車輪14を個々に駆動する走行用モータ17
が設けられている。従動台車12は、その下面の前方お
よび後方に、左右一対の回転可能な非駆動車輪16が取
り付けられている。各台車11,12の上面には、部品
などの荷物Wを積載する積載部が形成されている。
【0017】搬送台車10には、当該台車10の現在位
置を検知するために、位置検知手段が設けられている。
この位置検知手段は、例えば、走行ユニット15の前方
に取り付けられた磁気式センサSE1より構成され、こ
の磁気式センサSE1で、床面つまり路面20や壁面な
どに貼り付けられた図示しない磁気式アドレスカードを
読み取ることにより、現在位置を検知する。
【0018】なお、台車10の現在位置を検出する方法
は、上述した磁気式による形態に限定されるものではな
い。例えば、路面20や壁面などに貼り付けられた反射
物を台車10に取り付けた光学式センサで読み取る形態
や、台車走行経路上と台車10とに設置された光通信ユ
ニットにより相互にデータ転送を行う形態などで、台車
10の現在位置を検出するようにしてもよい。
【0019】駆動台車11の前方や側方には、障害物を
回避するために、障害物の存在を検知する障害物センサ
SE2が取り付けられている。また、駆動台車11上に
は、制御盤18と、バッテリ19とが設けられている。
制御盤18には、走行ユニット15や連結手段13の動
作の制御を行なうコントローラ22などが内蔵されてい
る。バッテリ19からは、制御盤18や、走行用モータ
17などに電力が供給される。
【0020】走行ユニット15の前方には、路面20上
に設けられた誘導帯21を検出する走行センサSE3が
設置されている。誘導帯21は反射物から形成され、ま
た、走行センサSE3は、走行方向Aに対して直交する
方向に並設された複数個の光学センサから構成される。
台車11が正規の軌道上を走行しているときは、これら
光学センサのすべては、誘導帯21の幅内の上方に位置
しており、誘導帯21からの反射光を受光できるように
なっている。各光学センサは、誘導帯21の上方に位置
する場合には、例えばオン信号をコントローラ22に出
力し、誘導帯21の上方に位置しない場合には、オフ信
号をコントローラ22に出力する。これにより駆動台車
11の誘導帯21からのずれ方向を検出することがで
き、この検出結果に基づいて、ずれた方向の反対側の駆
動車輪14の走行用モータ17の回転を停止させるなど
することにより、無人搬送台車10が走行する軌道を修
正して、誘導帯21に沿う走行を実現している。
【0021】前記連結手段13は、台車間11と12,
12と12を相互に連結する連結位置(図2(A)の状
態)と、台車間11と12,12と12の連結状態を解
除する解除位置(図2(B)の状態)とに移動自在に設
けられ、少なくとも前記解除位置には手動により移動自
在に構成されている(図4参照)。また、本実施例の無
人搬送台車10には、連結手段13を連結位置または解
除位置に移動させる移動手段23が設けられている。
【0022】以下に、駆動台車11と1台目の従動台車
12との間の連結手段13について詳述するが、従動台
車同士12と12の連結手段13も同様に構成されてい
る。連結手段13は、図2(A)(B)および図3に示
すように、駆動台車11の後端部に設けられ従動台車1
2の前端部に向けて延伸する第1連結部31と、従動台
車12の前端部に設けられ駆動台車11の後端部に向け
て延伸する第2連結部32と、これら第1と第2連結部
31,32に形成した穴部33,34に挿通される連結
ピン35とを有する。さらに、一端が駆動台車11に回
動自在に支持され、他端に連結ピン35が接続されたレ
バー部材38を有する。
【0023】駆動台車11の第1連結部31は、上板3
9と、下板40と、側板41とから形成され、開口部4
2を備えた断面コの字形状を有している。従動台車12
の第2連結部32は、第1連結部31の各板39,4
0,41により形成される空間内に開口部42から挿入
または退避自在となった挿入板43を有している。第1
連結部31における上板39と下板40とに穴部33が
形成され、第2連結部32の挿入板43に穴部34が形
成されている。挿入板43が第1連結部31の側板41
に突き当たる位置において、各穴部33,34の軸線が
ほぼ一致する。
【0024】連結ピン35は、上板39に設けたガイド
部材44に案内されて上下方向に移動自在となってお
り、図2(A)に示すように、連結ピン35が挿入板4
3および下板40の穴部33に挿通されるまで下降移動
すると、駆動台車11と従動台車12とが相互に連結さ
れる。一方、同図(B)に示すように、連結ピン35が
挿入板43の穴部34から退避するまで上昇移動する
と、駆動台車11と従動台車12との間の連結状態が解
除される。なお、連結ピン35の下降限位置は、連結ピ
ン35に設けたストッパ45がガイド部材44の上端面
に当接することにより規制されている。
【0025】レバー部材38の一端38aは、駆動台車
11上に設けた支持板46に水平軸47を介して取り付
けられ、レバー部材38は、水平軸47を中心にして、
垂直面内で回動自在となっている。レバー部材38の他
端38bには、所定寸法の長孔36が形成されている。
連結ピン35のストッパ45上には、図3に示されるよ
うに、一対の支持板48,49が向かい合うように設け
られ、これら両支持板48,49の間に、レバー部材3
8の他端38bが配置されている。両支持板48,49
の間に取り付けたピン部材37が、長孔36に対して摺
動自在に嵌まり合っており、このピン部材50を介し
て、連結ピン35がレバー部材38に接続されている。
長孔36およびピン部材37を介してレバー部材38と
連結ピン35とを接続することにより、レバー部材38
が回動するのに連動した連結ピン35の円滑な上下動が
実現される。
【0026】移動手段23は、本実施例では、バッテリ
19から供給される電力により駆動されるモータ50
と、当該モータ50の回転軸に取り付けられた回転盤5
1と、この回転盤51に回転中心から偏心して回転自在
に取り付けられたローラ(当接部材に相当する)52と
から構成されている。ローラ52は、回転盤51が回転
することにより、レバー部材38の下端面に当接する位
置またはレバー部材38から離間した位置に達する。
【0027】図2(A)に示されるローラ52の位置が
初期位置であり、この状態からモータ50が駆動される
と、回転盤51の回転に伴ってローラ52がレバー部材
38の下端面38cに当接する。回転盤51がさらに回
転すると、ローラ52がレバー部材38を押し上げるの
で、レバー部材38は図中時計回り方向に回動し、連結
ピン35は上昇移動する。図2(B)に示されるよう
に、ローラ52がレバー部材38を最も押し上げる上昇
位置に達すると、連結ピン35が上昇限位置まで移動
し、連結手段13は、台車11,12間の連結状態を解
除する解除位置に達する。
【0028】一方、図2(B)の状態からモータ50が
駆動され回転盤51が回転すると、ローラ52の高さ位
置が低くなるので、レバー部材38はその自重によって
図中反時計回り方向に回動し、連結ピン35は下降移動
する。図2(A)に示されるように、回転盤51がさら
に回転して連結ピン35のストッパ45がガイド部材4
4の上端面に当接すると、連結ピン35は下降限位置に
保持され、連結手段13は、台車11,12間を相互に
連結する連結位置に達する。ローラ52が初期位置に復
帰するまで、回転盤51の回転が継続される。
【0029】上述したように、移動手段23のローラ5
2は連結手段13のレバー部材38に当接し得るのみで
あり、連結手段13と移動手段23とを直接連結した構
成とはされていない。したがって、図4に示すように、
作業者が手動によってレバー部材38を回動させること
が可能である。換言すれば、移動手段23が連結手段1
3を連結位置に移動させている状況下においても、作業
者は、台車11,12間の連結状態を手動によって解除
することが可能となっている。
【0030】図3に示すように、ローラ52の初期位置
を検出する第1検知センサSE4と、ローラ52の上昇
位置を検出する第2検知センサSE5とが回転盤51の
近傍に設けられている。これらセンサSE4,SE5は
例えばリミットスイッチなどより構成されている。
【0031】図5は、無人搬送台車10の動作を制御す
る制御系を示す概略ブロック図である。コントローラ2
2のCPU60には、位置検知手段としての磁気式セン
サSE1、障害物センサSE2、走行センサSE3が接
続され、各センサSE1〜SE3における検出信号がC
PU60に入力される。第1、第2センサSE4,SE
5もCPU60に接続され、ローラ52の位置を検出し
た信号がCPU60に入力される。また、台車10の走
行経路や、個々の従動台車12の切り離し位置などを設
定するテンキーなどの入力部61、および、切り離し位
置に関するデータや制御プログラムなどを記憶した記憶
部62がCPU60に接続されている。一方、CPU6
0からは、走行用モータ17や、移動手段23のモータ
50の作動を制御する信号が出力される。CPU60
は、磁気式センサSE1により検知した現在位置が予め
設定された切り離し位置であるか否かを判断する判断手
段、および、切り離し位置に達したと判断したときに移
動手段23のモータ50を作動させて連結手段13を解
除位置に移動させる解除制御手段として機能する。
【0032】次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0033】駆動台車11により複数台の従動台車12
…を牽引して走行し、最終停止位置に達するまでの途中
において、従動台車12を順次切り離して、部品を引き
渡していく形態で無人搬送台車10を使用している場合
を説明する。この形態時における連結手段13の作動制
御手順を図6に示す。
【0034】コントローラ22のCPU60から走行指
令データが出力されると、走行用モータ17の駆動が開
始され、無人搬送台車10は走行を開始する。走行開始
後は、走行センサSE3により誘導帯21を検出して誘
導帯21からのずれ方向を検出し、この検出結果に基づ
いて軌道を修正して、誘導帯21に沿う走行が実現され
る。
【0035】このような走行時には、磁気式センサSE
1により路面20などに貼り付けられた磁気式アドレス
カードが読み取られ、台車10の現在位置を検出してい
る(S1)。
【0036】検知した現在位置が最終停止位置でなけれ
ば、検知した現在位置が予め設定された切り離し位置で
あるか否かを判断する(S2、S3)。切り離し位置で
なければ、現在位置を検知しつつ走行を継続する(S1
〜S3)。
【0037】一方、検知した現在位置が設定された切り
離し位置であり、台車10が所定位置に達したと判断す
ると(S3)、コントローラ22は、走行用モータ17
を停止し(S4)、移動手段23のモータ50を作動さ
せる(S5)。コントローラ22は、第2検知センサS
E5からの信号に基づいてローラ52が上昇位置に達し
たと判断すると、モータ50の駆動を停止する。このと
き、図2(B)に示されるように、連結ピン35は上昇
限位置まで移動しており、連結手段13は、台車11,
12間の連結状態を解除する解除位置に達している(S
6)。したがって、連結状態が解除された連結手段13
以降の台車12が、走行方向前方側の台車11(および
12)から切り離されることになる。
【0038】台車の切り離しが完了すると、走行用モー
タ17が再度駆動され(S7)、ステップS1に戻り、
台車10が最終停止位置に達するまで、前述した処理を
繰り返す。これにより、従動台車12が所定の位置で順
次自動的に切り離され、部品が順次引き渡される。台車
10が最終停止位置に達すれば、走行用モータ17の駆
動を停止し(S8)、台車10による部品の搬送が完了
する。
【0039】上述したとおり、本実施例の無人搬送台車
10では、複数台の台車11,12を連結して走行し、
最終停止位置に達するまでの途中において、台車12を
順次自動的に切り離して部品を引き渡していく使用形態
を採ることが可能となる。
【0040】また、上記の形態で無人搬送台車10を使
用している場合に、部品の引き渡し位置が若干変更され
ることがある。このようなときには、移動手段23が連
結手段13を連結位置に移動させている状況下であって
も、作業者は、図4に示すように、レバー部材38を手
動により時計回り方向に回動させるだけで、台車11,
12間の連結状態を解除でき、所望の位置において、所
望の台車12を前方側の台車11,12から切り離すこ
とができる。したがって、移動手段23を作動させた
り、コントローラ22に予め設定されているデータやプ
ログラムなどを修正する作業を行ったりしなくとも、部
品の引き渡しを行なうことができ、部品の引渡作業の迅
速性および利便性を高めることが可能となる。
【0041】よって、本実施例による無人搬送台車10
は、簡易型の自動搬送装置(AGV)に用いて最適なも
のとなる。さらに、連結手段13は極めて簡単に構成さ
れていると共に移動手段23を極めて簡単に構成するこ
とができることから、上記利便性を追及しても、無人搬
送台車10の価格の増加が抑えられる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、位置検知手段により検知した現在位置
が予め設定されている切り離し位置に達したと判断手段
が判断すると、解除制御手段は、移動手段を作動させ、
台車間の連結状態を解除する解除位置に連結手段を移動
させる。したがって、本発明の無人搬送台車では、少な
くとも2台の台車を連結して走行し、最終停止位置に達
するまでの途中において、台車を順次自動的に切り離し
て部品を引き渡していく使用形態を採ることが可能とな
る。よって、本発明による無人搬送台車は、簡易型の自
動搬送装置(AGV)に用いて最適なものとなる。
【0043】また、請求項2に記載の本発明によれば、
連結手段は、移動手段によって、台車間を相互に連結す
る連結位置または台車間の連結状態を解除する解除位置
に移動される一方、手動によっても、少なくとも解除位
置に移動し得る構成となっている。このため、少なくと
も2台の台車を連結して荷物を搬送する形態で無人搬送
台車を使用している場合に、移動手段を作動させなくと
も、作業者が手動により連結手段を解除位置に移動する
という簡単な操作だけで、所望の位置において台車を切
り離して荷物の引き渡しを行うことができる。したがっ
て、荷物の引き渡し位置が若干変更されたとしても、判
断手段や解除制御手段の動作を制御するためのデータや
プログラムなどを修正することなく荷物の引き渡しを行
なうことができ、荷物の引渡作業の迅速性および利便性
を高めることが可能となる。よって、本発明による無人
搬送台車は、簡易型の自動搬送装置(AGV)に用いて
最適なものとなる。
【0044】また、請求項3に記載の本発明によれば、
移動手段の当接部材が連結手段に当接するのみであり、
連結手段と移動手段とが直接連結された構成ではない。
このため、少なくとも2台の台車を連結して荷物を搬送
する形態で無人搬送台車を使用している場合に、移動手
段が連結手段を連結位置に移動させている状況下におい
ても、作業者が手動により連結手段を解除位置に移動す
るという簡単な操作だけで、所望の位置において台車を
切り離して荷物の引き渡しを行うことができる。したが
って、荷物の引き渡し位置が若干変更されたとしても、
判断手段や解除制御手段の動作を制御するためのデータ
やプログラムなどを修正することなく荷物の引き渡しを
行なうことができ、荷物の引渡作業の迅速性および利便
性を高めることが可能となる。さらに、移動手段を極め
て簡単に構成することができることから、荷物の引渡作
業の迅速性および利便性を追及しても、台車の価格の増
加が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る無人搬送台車の概略
構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示される連結手段および移動手段を詳
細に示す要部断面図であり、図2(A)は連結手段が台
車間を相互に連結する連結位置に移動した状態を示す要
部断面図、同図(B)は連結手段が台車間の連結状態を
解除する解除位置に移動した状態を示す要部断面図であ
る。
【図3】 図2(A)の平面図である。
【図4】 連結手段を解除位置に手動により移動した状
態を示す要部断面図である。
【図5】 無人搬送台車の動作を制御する制御系を示す
概略ブロック図である。
【図6】 連結手段の作動制御手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10…無人搬送台車 11…駆動台車(台車) 12…従動台車(台車) 13…連結手段 22…コントローラ 23…移動手段 50…モータ 52…ローラ(当接部材) 60…CPU(判断手段、解除制御手段) A…走行方向 SE1…磁気式センサ(位置検知手段) W…部品(荷物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2台の台車を連結して荷物を
    搬送する無人搬送台車において、 台車間を相互に連結する連結位置と前記台車間の連結状
    態を解除する解除位置とに移動自在に設けられた連結手
    段と、 前記連結手段を前記連結位置または前記解除位置に移動
    させる移動手段と、 現在位置を検知する位置検知手段と、 前記位置検知手段により検知した現在位置が予め設定さ
    れた切り離し位置であるか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記切り離し位置に達したと判断し
    たときに、前記移動手段を作動させて前記連結手段を前
    記解除位置に移動させる解除制御手段と、 を有することを特徴とする無人搬送台車。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、少なくとも前記解除位
    置には手動により移動自在に構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の無人搬送台車。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記連結手段に当接し
    て前記連結手段を前記連結位置または前記解除位置に移
    動させる当接部材を有していることを特徴とする請求項
    2に記載の無人搬送台車。
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