JP2978028B2 - 生産ラインにおける部品の供給方法 - Google Patents

生産ラインにおける部品の供給方法

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JP2978028B2 JP5091499A JP9149993A JP2978028B2 JP 2978028 B2 JP2978028 B2 JP 2978028B2 JP 5091499 A JP5091499 A JP 5091499A JP 9149993 A JP9149993 A JP 9149993A JP 2978028 B2 JP2978028 B2 JP 2978028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の生産ライン
に設けられた複数の作業ステーションに部品投入ステー
ションから補充部品を供給する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の生産ラインにおいて
は、生産ラインに設けた各作業ステーションに補充部品
を供給するシステムの自動化が図られており、この種の
システムとしては、インテリジェント機能を有するAG
V(Automated Guided Vehicl
e)を用いたものが知られている。
【0003】この部品供給システムにおいては、部品供
給ステーションから生産ラインの複数の作業ステーショ
ンにかけてループ状の搬送経路を網目状に交錯させて形
成し、この搬送経路上で複数のAGVが部品供給ステー
ションと各作業ステーションとの間で移動自在に設けら
れている。そして、このシステムにおいては、生産計画
に基づいた所定の運行管理プログラムに従って各AGV
の運行を制御するようにしている。
【0004】すなわち、このシステムにおいては、生産
計画に基づいて、何時、何処の作業ステーションに補充
部品を供給するという計画が立案され、その計画を実現
し得るように各AGVの運行管理プログラムが構築され
る。
【0005】しかしながら、このような部品供給システ
ムにおいては、各作業ステーションへの補充部品の供給
を確実に計画通りに行うことができるものの、各AGV
の複雑な運行管理プログラムが必要になると共に、その
運行管理プログラムが生産ライン毎に専用化し易く、こ
のため、高価なものとなると共に、汎用性をもたせるこ
とが困難であるという不都合があった。
【0006】また、かかる部品供給システムにおいて
は、網目状に交錯した搬送経路上を複数のAGVが走行
するため、AGV同士が搬送経路の交錯箇所でかち合う
場合があり、このような場合に、いずれか一方のAGV
を優先させ、他方を待機させるというような制御も必要
になってAGVの制御がさらに複雑化し、また、他方の
AGVを待機させるために部品の供給効率が低下すると
いう不都合もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、生産ラインの複数の作業ステーションに補充
部品を供給するシステムを簡略で且つ安価なものとする
ことができると共に、各作業ステーションへの補充部品
の供給を効率よく行うことができる部品の供給方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の生産ラインにお
ける部品の供給方法はかかる目的を達成するために、生
産ラインに設けられた複数の作業ステーションに部品投
入ステーションから補充部品を供給する方法であって、
前記部品投入ステーションから前記複数の作業ステーシ
ョンにかけて形成された所定の搬送経路に従って移動自
在な自走式搬送台車と、該自走式搬送台車の運行を制御
する制御手段と、該制御手段に対して前記各作業ステー
ションから部品補充要求信号を送信する補充要求送信手
段とを設け、前記補充要求送信手段により前記作業ステ
ーションから前記制御手段に部品補充要求があった時
に、該制御手段の指示により前記搬送台車を前記搬送経
路上に設けた待機ステーションから前記部品投入ステー
ションに向かって発進・移動させる工程と、該部品投入
ステーションに移動した搬送台車を該部品投入ステーシ
ョンの所定の部品搭載位置に停止せしめる工程と、該部
品搭載位置に停止した搬送台車に前記部品補充要求のあ
った作業ステーションに対応する補充部品を搭載する工
程と、該補充部品を搭載した搬送台車を前記制御手段の
指示により前記作業ステーションに向かって発進・移動
させる工程と、該搬送台車が前記部品補充要求のあった
作業ステーションの所定の部品供給位置に達した時に該
搬送台車を停止せしめる工程と、該作業ステーションに
停止した搬送台車に搭載されている前記補充部品を該搬
送台車から該作業ステーションに供給する工程と、該供
給後に前記搬送台車を前記待機ステーションに発進・移
動させる工程とから成り、前記制御手段は、前記各ステ
ーションに移動した前記搬送台車の発進及び停止の指示
を、各ステーションに設けた発進指令送信手段及び停止
指令送信手段からそれぞれ発進指令信号及び停止指令信
号を該搬送台車に送信せしめることにより行うと共に、
前記搬送台車による前記部品投入ステーションから前記
各作業ステーションへの補充部品の供給は、前記部品補
充要求のあった順に行うことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明によれば、前記各作業ステーションにお
いて補充部品が必要になった時には、前記補充要求送信
手段により部品補充要求信号が前記制御手段により送信
され、これに応じた前記制御手段の指示により、前記搬
送台車が前記待機ステーションから前記部品投入ステー
ションに向かって発進・移動し、該部品投入ステーショ
ンの部品搭載位置に停止する。次いで、該部品搭載位置
において、部品補充要求のあった作業ステーションに対
応する補充部品が前記搬送台車に搭載された後に、該搬
送台車が制御手段の指示により該作業ステーションに向
かって発進・移動し、該作業ステーションの部品供給位
置に停止される。そして、該部品供給位置において、搬
送台車に搭載されている補充部品が該作業ステーション
に供給され、その後、該搬送台車が前記待機ステーショ
ンに復帰される。そして、以下、かかる作動制御が部品
補充要求のあった順に行われる。
【0012】従って、前記制御手段は、前記搬送台車の
運行制御に関し、基本的には各作業ステーションからの
部品補充要求に応じて該搬送台車の発進・停止を制御す
るだけでよい。
【0013】そして、この場合、各ステーションに移動
した搬送台車の発進や停止は、各ステーションに設けた
発進指令送信手段や停止指令送信手段からそれぞれ搬送
台車に発進指令信号や停止指令信号を送信させることで
行われるので、前記制御手段は、発進指令送信手段や停
止指令送信手段を介して搬送台車の発進・停止を容易に
制御することが可能となる。
【0014】
【0015】
【実施例】本発明の一例を図1乃至図5を参照して説明
する。図1は本発明を適用した自動車の生産ラインにお
ける部品供給システムの全体的構成を示す説明的平面
図、図2は該部品供給システムに用いる自走式搬送台車
の斜視図、図3は該部品供給システムにおける部品投入
ステーション等の装置構成を示す説明的平面図、図4は
図3のIV−IV線断面図、図5は該部品供給システム
における作業ステーションの装置構成を示す説明的平面
図である。
【0016】図1において、1は例えば自動車Wの生産
ラインであり、この生産ライン1に複数(本実施例では
9個)の作業ステーションS1 〜S9 が設けられてい
る。
【0017】本実施例の部品供給システムは、これらの
作業ステーションS1 〜S9 に補充部品(図示しない)
を供給するシステムであり、その概略的構成は次の通り
である。
【0018】すなわち、この部品供給システムにおいて
は、作業ステーションS1 〜S9 が例えば作業ステーシ
ョンS1 〜S6 の組と作業ステーションS7 〜S9 の組
とに分類されており、作業ステーションS1 〜S6 のそ
れぞれに対応する補充部品(図示しない)を部品箱2に
収納してストックしている部品投入ステーションTa
と、該部品投入ステーションTaから各作業ステーショ
ンS1 〜S6 に補充部品を収納した部品箱2を運搬・供
給すると共に各作業ステーションS1 〜S6 から空にな
った部品箱2を回収するための自走式搬送台車3aとが
作業ステーションS1 〜S6 の組に対応して設けられて
いる。これと同様に、作業ステーションS 7 〜S9 の組
に対応して、部品投入ステーションTb及び自走式搬送
台車3bが設けられ、さらに、これらの搬送台車3a,
3bの運行制御等を担う制御装置(制御手段)4が設け
られている。
【0019】この場合、搬送台車3aは部品投入ステー
ションTaから作業ステーションS 1 〜S5 を順に通っ
て作業ステーションS6 まで延設された搬送経路5a上
を往復移動自在とされ、搬送台車3bは部品投入ステー
ションTbから作業ステーションS7 ,S8 を順に通っ
て作業ステーションS9 まで延設された搬送経路5b上
を往復移動自在とされている。
【0020】そして、部品投入ステーションTaから作
業ステーションS1 に至る搬送経路5aの途中には、搬
送台車3aの待機ステーションPaと、各作業ステーシ
ョンS1 〜S6 から搬送台車3aに回収された空の部品
箱2を該搬送台車3aから受け取る空箱回収ステーショ
ンKaとが設けられ、これと同様に、搬送経路5bの途
中には待機ステーションPb及び空箱回収ステーション
Kbが設けられている。
【0021】尚、詳細は後述するが、各作業ステーショ
ンS1 〜S9 、部品投入ステーションTa,Tb、空箱
回収ステーションKa,Kb及び待機ステーションP
a,Pbには、対応する搬送台車3a,3bとの間で部
品箱2の授受を行う装置や、前記制御装置4の指示によ
り搬送台車3a,3bに減速指令信号、停止指令信号及
び発進指令信号を発する装置等が設けられている。
【0022】次に、前記搬送台車3a,3b及び搬送経
路5a,5bについて詳説する。尚、本実施例では、作
業ステーションS1 〜S6 の組に対応する搬送台車3a
及び搬送経路5aと、作業ステーションS7 〜S9 の組
味に対応する搬送台車3b及び搬送経路5bは、基本的
には同一構成であり、以下、これらを搬送台車3及び搬
送経路5と総称して説明する。
【0023】搬送経路5は、例えばアルミニウム等から
なる誘導テープにより形成されるものであり、搬送台車
3は、この搬送経路5を光学的に検知しながら該搬送経
路5に沿って走行するものである。
【0024】すなわち、図2において、搬送台車3は、
車体6の下部中央部の両側に設けられた左右一対の駆動
輪7と、車体6の下部前後部にそれぞれ左右一対づつ設
けられた旋回自在なキャスター8,9とを備え、これら
の駆動輪7及びキャスター8,9により車体6を支持し
て走行するように構成されている。左右の駆動輪7は、
それぞれ車体6に搭載されたバッテリ10を電源として
コントローラ11により制御される各別のモータ(図示
しない)により駆動され、その正逆転により前進・後進
走行を可能とすると共に、これらの左右の駆動輪7に回
転速度差を与えることにより、左右への旋回走行を可能
としている。
【0025】そして、車体6の下面部の前後部には、幅
方向における車体中心線上で前記搬送経路5を形成する
誘導テープを光学的に検知する光センサ12(図では前
部側のもののみ示す)が設けられ、前記コントローラ1
1は、該光センサ12を介して搬送経路5に対する車体
6の幅方向への位置ずれを検知しつつ、各駆動輪7の回
転速度を制御し、これにより、車体6を搬送経路5に沿
って走行せしめるようにしている。この場合、前進走行
時には、車体6の前部の光センサ12が使用され、後進
走行時には、車体6の後部の光センサが使用される。具
体的には、例えば直進走行時に車体6が搬送経路5に対
して左側に位置ずれし、これが光センサ12を介して検
知された場合には、コントローラ11は右側の駆動輪7
の回転速度を若干低下させ、これにより、車体6の進行
方向を右寄りに修正して車体6の幅方向の中心線を搬送
経路5に合致させるようにする。
【0026】また、光センサ12の両側には、搬送経路
5の屈曲あるいは湾曲に伴う旋回方向を検知するための
一対の光センサ13,13が前記光センサ12と車体6
の幅方向に間隔を存して設けられ、コントローラ11は
これらの光センサ13,13を介して旋回方向を検知し
つつ、各駆動輪7の回転速度を制御して搬送経路5に沿
った旋回を行わしめるようにしている。具体的には、例
えば搬送経路5が進行方向前方で左側に屈曲し、左側の
光センサ13により該搬送経路5を形成する誘導テープ
が検知された場合には、コントローラ11は、左側の駆
動輪7を停止し、あるいは大きく減速し、これにより、
車体6を搬送経路5に沿って左側に旋回せしめる。
【0027】尚、上記のような、搬送台車3の走行制御
は、基本的には一般のAGVにおいて公知のものであ
る。
【0028】一方、搬送台車3は、補充部品が収納され
た前記部品箱2を搭載するための部品搭載部14と、空
になった部品箱2を搭載するための空箱搭載部15とを
車体6の上面部に前後に並列させて備えている。これら
の搭載部14,15には、それぞれ部品箱2を車体6の
側方から搬入・搬出可能なように車体6の幅方向に延在
するローラコンベア16,17が設けられ、各搭載部1
4,15は、これらのローラコンベア16,17上に部
品箱2を支承するようにしている。この場合、各ローラ
コンベア16,17は、コントローラ11の制御によ
り、図示しないモータを介して駆動される。尚、各搭載
部14,15には、ローラコンベア16,17上で部品
箱2を係脱自在に係止するための図示しないストッパ機
構が設けられている。
【0029】また、搬送台車3の一側面部には、前記各
作業ステーションS1 〜S9 、部品投入ステーションT
a,Tb、空箱回収ステーションKa,Kb及び待機ス
テーションPa,Pbにおいて、減速指令信号、停止指
令信号及び発進指令信号をそれぞれ受ける3個の受信部
18,19,20が設けられている。本実施例では、減
速指令信号、停止指令信号及び発進指令信号を光信号に
より搬送台車3に送信するようにしており、これらの受
信部18,19,20は、受光器により構成されてい
る。そして、搬送台車3のコントローラ11は、受信部
18により減速指令信号を受信した時に、搬送台車3の
走行速度を減速せしめ、受信部19により停止指令信号
を受信した時に、搬送台車3を停車させ、その停車状態
で受信部20により発進指令信号を受信した時に、搬送
台車3を発進させるようにしている。この場合、発進指
令信号には、搬送台車3の前進用と後進用とで2種類あ
り、その種別に応じて搬送台車3の前進・後進が行われ
るようになっている。尚、受信部18,19,20は、
搬送台車3の高さ方向で位置をずらして設けられてい
る。この場合、搬送台車3の前後方向における受信部1
8,19,20の位置は任意に設定することができる。
【0030】また、図2において、21は搬送台車3の
起動・停止等を行うための操作パネル、22は搬送台車
3の進行方向前方の障害物を検知するための障害物セン
サである。
【0031】次に、前記部品投入ステーションTa,T
b、空箱回収ステーションKa,Kb及び待機ステーシ
ョンPa,Pbにおける装置構成について説明する。
尚、本実施例において、前記作業ステーションS1 〜S
6 の組に対応する部品投入ステーションTa、空箱回収
ステーションKa及び待機ステーションPaにおける装
置構成と、作業ステーションS7 〜S9 の組に対応する
部品投入ステーションTb、空箱回収ステーションKb
及び待機ステーションPbにおける装置構成とは基本的
には同一構成であり、以下、これらのステーションを部
品投入ステーションT、空箱回収ステーションK及び待
機ステーションPと総称して説明する。
【0032】図3に示すように、待機ステーションPに
は、搬送台車3に減速指令信号、停止指令信号及び発進
指令信号をそれぞれ光信号として減速指令送信部23,
停止指令送信部24及び発進指令送信部25が設けられ
ており、これらは搬送経路5の側方に設けられた機枠2
6に取付けられている。
【0033】この場合、これらの送信部23,24,2
5は、搬送台車3の受信部18,19,20に対応した
所定の位置関係で設けられており、減速指令送信部23
は、搬送台車3が待機ステーションPに進入する過程で
搬送台車3の受信部18に対向し、停止指令送信部24
及び発進指令送信部25は、それぞれ搬送台車3が待機
ステーションPの所定の位置まで進入した時に搬送台車
3の受信部19,20に対向するようになっている。
【0034】そして、これらの送信部23,24,25
から発せられる光信号から成る指令信号は、それぞれ搬
送台車3の受信部18,19,20が送信部23,2
4,25に対向した時に、各受信部18,19,20に
受信されるようになっている。
【0035】尚、これらの送信部23,24,25によ
る指令信号の送信は、後述するように前記制御装置4に
より制御される。
【0036】図3及び図4において、前記部品投入ステ
ーションTには、補充部品を収納した部品箱2を搬送台
車3に搭載するための装置として、搬送経路5の側方で
該搬送経路5に向けて並設された一組のチェーンコンベ
ア27,28が設けられ、また、これらのチェーンコン
ベア27,28の搬送経路5に臨む端部には、前述の待
機ステーションPの場合と同様に、前記制御装置4によ
り制御される減速指令送信部29、停止指令送信部30
及び発進指令送信部31が設けられている。そして、部
品投入ステーションTに進入する搬送台車3は、減速指
令送信部29及び停止指令送信部30からの指令信号に
より、前記部品搭載部14のローラコンベア16がチェ
ーンコンベア28に対向する位置で停止されるようによ
うになっている。
【0037】チェーンコンベア27は、外部から搬入さ
れる補充部品を収納した部品箱2をストックするもので
あり、前記作業ステーションS1 〜S6 又はS7 〜S9
に対応する補充部品を収納した部品箱2をチェーンコン
ベア27の上流側から一対のチェーンベルト32,32
上に支承して下流側の搬送経路5に向かって搬送すると
共に、該チェーンベルト32,32上にその下流端部か
ら上流端部にかけて所定数の部品箱2を整列させてスト
ックするようにしている。また、チェーンコンベア27
のチェーンベルト32,32の間の空間には、チェーン
ベルト32,32上に整列される各部品箱2に向かって
それぞれ昇降自在な複数のローラコンベア33が設けら
れ、このローラコンベア33は、図4に示すように図示
しないシリンダ等を備える昇降装置34によりリンクア
ーム35を介して昇降されるようになっており、通常時
は、チェーンベルト32,32の下側に下降されてい
る。また、該ローラコンベア33は、昇降装置34によ
り上昇された時には、チェーンベルト32,32の上側
に突出すると共に、該ローラコンベア33の直上に位置
する部品箱2を支承するようにしている。そして、該ロ
ーラコンベア33は、その上昇により部品箱2を支承し
た状態で、図示しないモータ等の駆動により、支承した
部品箱2をチェーンコンベア27の幅方向で前記チェー
ンコンベア28に向かって移送可能としている。
【0038】一方、前記チェーンコンベア28は、チェ
ーンコンベア27から移送される部品箱2を前述したよ
うに部品投入ステーションTに停車される搬送台車3の
ローラコンベア16上に移送・搭載するものであり、そ
のチェーンベルト36,36上に部品箱2を支承して、
該部品箱2を搬送台車3のローラコンベア16に向かっ
て搬送するようにしている。そして、該チェーンコンベ
ア28のチェーンベルト36,36の間の空間には、前
記チェーンコンベア27側の各ローラコンベア33に対
向して昇降自在な複数のローラコンベア37が設けられ
ており、これらのローラコンベア37は、図4に示すよ
うにローラコンベア33と同様に昇降装置38によりリ
ンクアーム39を介して昇降され、また、図示しないモ
ータ等により駆動されるようになっている。該ローラコ
ンベア37は、ローラコンベア33から移送される部品
箱2を受け取るものであり、その上昇状態において、ロ
ーラコンベア33上から移送されてくる部品箱2を受け
取って、図示しないストッパにより所定の位置で支承
し、次いで、該部品箱2と共に下降することにより、該
部品箱2をチェーンコンベア28のチェーンベルト3
6,36上に支承せしめるようにしている。
【0039】また、本実施例では、部品箱2には、これ
に収納された補充部品の種別あるいは該補充部品が供給
されるべき作業ステーションS1 〜S9 を示すバーコー
ド(図示しない)が付設されており、このバーコードを
読み取るためのバーコードリーダ40が前記チェーンコ
ンベア27の側方に設けられている。このバーコードリ
ーダ40は、チェーンコンベア27の側方に該チェーン
コンベア27と平行に設けられたガイドレール41上を
その一端部から他端部にかけて図示しないモータ等によ
り往復移動自在とされており、後述するように前記制御
装置4から部品投入指示が与えられた時、ガイドレール
41上を移動しつつチェーンコンベア27上に整列して
ストックされている部品箱2のバーコードを読み取り、
これにより投入すべき補充部品を収納した部品箱2を検
索するようにしている。本実施例の装置においては、該
バーコードリーダ40により検索された部品箱2がチェ
ーンコンベア27上から前記ローラコンベア33,37
を介してチェーンコンベア28上に移載され、次いで、
該部品箱2が該チェーンコンベア28により搬送台車3
に搭載されるようになっている。
【0040】図3を参照して、前記空箱回収ステーショ
ンKには、後述するように該ステーションKに搬送台車
3により搬送されてきた空の部品箱2(以下、空箱2と
いう)を回収するための装置として、前述の部品投入ス
テーションTのものと同様の構成の一組のチェーンコン
ベア42,43が搬送経路5に向けて並設され、また、
これらのチェーンコンベア42,43の搬送経路5に臨
む端部には、前記制御装置4により制御される減速指令
送信部44、停止指令送信部45及び発進指令送信部4
6が設けられている。そして、空箱回収ステーションK
に進入する搬送台車3は、減速指令送信部44及び停止
指令送信部45からの指令信号により、前記空箱搭載部
15のローラコンベア17がチェーンコンベア42に対
向する位置で停止されるようにようになっている。
【0041】この場合、チェーンコンベア42は、搬送
台車3の空箱搭載部15のローラコンベア17上から搬
出される空箱2を受け取ってストックするものであり、
搬送台車3のローラコンベア17上から搬出される空箱
2は、チェーンコンベア42のチェーンベルト47,4
7上に移載された後に、前記部品投入ステーションTの
チェーンコンベア27と同様の作動により、チェーンコ
ンベア42のチェーンベルト47,47上をその下流側
に搬送されると共に、該チェーンベルト47,47上に
整列されてストックされるようになっている。そして、
該チェーンコンベア42のチェーンベルト47,47の
間の空間には、前述の部品投入ステーションTの場合と
同様に、昇降装置(図示しない)により昇降自在な複数
のローラコンベア48が設けられており、該ローラコン
ベア48により空箱2がチェーンコンベア43に移載さ
れるようになっている。
【0042】一方、チェーンコンベア43は、チェーン
コンベア42から移載される空箱2を払出すものであ
り、該チェーンコンベア43のチェーンベルト49,4
9上に空箱2を支承して払出すようにしている。そし
て、該チェーンコンベア43のチェーンベルト49,4
9の間の空間には、昇降装置(図示しない)により昇降
自在な複数のローラコンベア50が設けられ、前述の部
品投入ステーションTの場合と同様に、前記ローラコン
ベア48によりチェーンコンベア42から移送される空
箱2をローラコンベア50により受け取ってチェーンコ
ンベア43のチェーンベルト49,49上に支承せしめ
るようにしている。
【0043】また、前述の部品投入ステーションTの場
合と同様に、チェーンコンベア42の側方には、ガイド
レール51上を移動自在なバーコードリーダ52が設け
られ、このバーコードリーダ52により、払出すべき空
箱2を検索するようにしている。この場合、かかる検索
は、払出すべき空箱2を作業者が図示しない操作器を介
して適宜選択することにより行われ、選択された空箱2
がチェーンコンベア42からチェーンコンベア43に移
載されて払出されるようになっている。
【0044】次に、前記各作業ステーションS1 〜S9
における装置構成について説明する。尚、各作業ステー
ションS1 〜S9 における装置構成は基本的には同一構
成であり、以下、各作業ステーションS1 〜S9 を作業
ステーションSと総称して説明する。
【0045】図5を参照して、作業ステーションSに
は、後述するように該ステーションSに搬送台車3によ
り搬送されてきた補充部品を収納した部品箱2と、該ス
テーションSの空箱2とを搬送台車3との間で授受する
ための装置として、一組のローラコンベア53,54を
備え、これらのローラコンベア53,54は搬送経路5
に向けて並設されている。そして、これらのローラコン
ベア53,54の搬送経路5に臨む端部には、前述の待
機ステーションP等と同様に、前記制御装置4により制
御される減速指令送信部55、停止指令送信部56及び
発進指令送信部57が設けられている。そして、作業ス
テーションSに進入する搬送台車3は、減速指令送信部
55及び停止指令送信部56からの指令信号により、前
記部品搭載部14のローラコンベア16が前記ローラコ
ンベア53に対向し、且つ前記空箱搭載部15のローラ
コンベア17が前記ローラコンベア54に対向する位置
で停止されるようにようになっている。
【0046】ローラコンベア53は、搬送台車3のロー
ラコンベア16上から搬出される補充部品を収納した部
品箱2を受け取るものであり、受け取った部品箱2をロ
ーラコンベア16の下流端部に設けられた部品箱支持台
58上に図示しないモータ等の駆動により搬送せしめる
ようにしている。この場合、部品箱支持台58は、ロー
ラコンベア53の下流端部からローラコンベア54の上
流端部にかけてこれらのローラコンベア53,54の幅
方向に延在し、その上面部には、複数のフリーベアリン
グ59が設けられている。
【0047】一方、前記ローラコンベア54は、部品支
持台58から作業者により移載される空箱2を搬送台車
3のローラコンベア17上に搭載せしめるものであり、
該ローラコンベア54の上流部に支承された空箱2を図
示しないモータ等の駆動により、搬送台車3のローラコ
ンベア17に向かって搬送し、該ローラコンベア17上
に移載せしめるようにしている。
【0048】また、前記部品支持台58には、前記制御
装置4に対して部品補充要求信号を送信する補充要求送
信器60(補充要求送信手段)が設けられている。
【0049】本実施例おいては、各作業ステーションS
の部品支持台58には、通常時は、補充部品が収納され
た二つの部品箱2,2が前記ローラコンベア53の下流
端部の箇所及びローラコンベア54の上流端部の箇所に
配置され、作業者は、ローラコンベア54側の部品箱2
から部品を取り出して作業を行うようにしている。そし
て、作業者は、ローラコンベア54側の部品箱2が空に
なると、該空箱2をローラコンベア54上に移載すると
共に、ローラコンベア53側の部品箱2をローラコンベ
ア54側に移動させて、該部品箱2の部品を使用する。
【0050】そこで、本実施例においては、前記補充要
求送信器60は、例えばローラコンベア53の下流端部
の箇所及びローラコンベア54の上流端部の箇所の間で
部品支持台58上に突設させた接触子を有するリミット
スイッチや光センサ等により、ローラコンベア53側の
部品箱2がローラコンベア54側に移動されたことを検
知し、これに応じて部品補充要求信号を前記制御装置4
に出力するようにしている。尚、部品補充要求信号は、
各作業ステーションS毎にその種類が異なるものとさ
れ、制御装置4は、該部品補充要求信号の種別により部
品補充要求のあっった作業ステーションSを認識するよ
うにしている。
【0051】次に、かかる部品供給システムの作動を説
明する。
【0052】図1及び図5を参照して、前述したよう
に、各作業ステーションSにおいて、部品支持台58上
でローラコンベア54側の部品箱2が空になり、作業者
が該空箱2をローラコンベア54上に移載すると共に、
ローラコンベア53側の部品箱2をローラコンベア54
側に移動させると、これが、前記補充要求送信器60に
より検知され、該作業ステーションSに対応する補充要
求信号が該送信器60から制御装置4に出力される。
【0053】この時、図1及び図3を参照して、該制御
装置4は、前記待機ステーションPの装置に対して、該
ステーションPに停車している搬送台車3に発進指令信
号を出力するよう指示し、また、前記部品投入ステーシ
ョンTの装置に対して、補充要求のあった作業ステーシ
ョンSに対応する補充部品を収納した部品箱2を前記チ
ェーンコンベア27からチェーンコンベア28上に移載
するよう指示すると共に、前記減速指令送信部29及び
停止指令送信部31によりそれぞれ減速指令信号及び停
止指令信号を出力するよう指示する。
【0054】これにより、待機ステーションPにあって
は、発進指令送信部25から光信号による発進指令信号
が発せられる。そして、この時、搬送台車3は、発進指
令送信部5と前記受信部20とが対向する位置で待機ス
テーション9に停車しており、該受信部20により発進
指令信号が受信される。この受信により、搬送台車3
は、そのコントローラ11(図2参照)の制御により、
搬送経路5上を部品投入ステーションTに向かって発進
・移動する。
【0055】また、部品投入ステーションTにあって
は、前記バーコードリーダ40により、指示された補充
部品を収納した部品箱2がチェーンコンベア27上にス
トックされている部品箱2の中から検索され、その検索
された部品箱2が前述したように、チェーンコンベア2
7からチェーンコンベア28上に移載される。さらに、
この時、減速指令送信部29及び停止指令送信部31か
らそれぞれ光信号による減速指令信号及び停止指令信号
が搬送経路5側に向かって発せられる。
【0056】次いで、搬送台車3が部品投入ステーショ
ンTに進入すると、まず、該搬送台車3の前記受信部1
8により減速指令送信部29から送信されている減速指
令信号が受信され、この受信に応じて搬送台車3は減速
される。そして、該搬送台車3の受信部19が停止指令
送信部31に対向する位置に達すると、該受信部19に
より停止指令送信部31から送信されている停止指令信
号が受信され、この受信に応じて搬送台車3が停車され
る。尚、この停車時において、搬送台車3の前記受信部
20は発進指令送信部31に対向し、また、該搬送台車
3の部品搭載部14のローラコンベア16がチェーンコ
ンベア28に対向する。
【0057】次いで、制御装置4の指示により、チェー
ンコンベア28が駆動され、該チェーンコンベア28上
に支承されている部品箱2が搬送台車3に向かって搬送
されて、該搬送台車3のローラコンベア16上に移載さ
れる。そして、この時、搬送台車3にあっては、図示し
ない光電管等により、部品箱2がローラコンベア16上
に移載されたことを検知するようにしており、その検知
に応じてローラコンベア16が駆動される。これによ
り、ローラコンベア16上に移載された部品箱2はロー
ラコンベア16上の所定の位置まで搬送され、該所定位
置において、図示しないストッパにより係止されると共
に、ローラコンベア16の駆動が停止される。
【0058】次いで、制御装置4の指示により、前記発
進指令送信部31から搬送台車3の受信部20に向けて
光信号による発進指令信号が出力されて該受信部22に
より受信され、この受信に応じて搬送台車3が作業ステ
ーションSに向かって発進・移動する。また、この時、
制御装置4は、搬送台車3に搭載した部品箱2を供給す
べき作業ステーションSの装置に対し、減速指令信号及
び停止指令信号を出力するよう指示し、これによりその
指示を受けた作業ステーションSにあっては、図5を参
照して、前記減速指令送信部55及び停止指令送信部5
6からそれぞれ光信号による減速指令信号及び停止指令
信号が搬送経路5側に出力される。
【0059】次いで、搬送台車3が、減速指令信号及び
停止指令信号を出力している作業ステーションSに進入
すると、該搬送台車3は、前述した部品投入ステーショ
ンTへの進入の場合と同様に、減速指令信号及び停止指
令信号に応じて減速・停車し、その停車時において、搬
送台車3のローラコンベア16,17がそれぞれ作業ス
テーションSのローラコンベア53,54に対向し、ま
た、搬送台車3の受信部20が発進指令送信部57に対
向する。
【0060】次いで、該搬送台車3のローラコンベア1
6がその停車に連動して払出し側に駆動されると共に、
作業ステーションSのローラコンベア53が制御装置4
の指示により駆動され、これにより、搬送台車3のロー
ラコンベア16上に支承されている部品箱2がローラコ
ンベア53上に移載され、さらに、該ローラコンベア5
3上からその下流端部の部品箱支持台58上に移載され
る。また、これと並行して、ローラコンベア54が駆動
され、これにより、該ローラコンベア54上に支承され
ている空箱2が搬送台車3のローラコンベア17上に移
載される。そして、該空箱2の移載に連動して搬送台車
3のローラコンベア17が駆動され、これにより、ロー
ラコンベア17上に移載された空箱2はローラコンベア
17上の所定の位置まで搬送され、該所定位置におい
て、図示しないストッパにより係止されると共に、ロー
ラコンベア17の駆動が停止される。
【0061】次いで、制御装置4の指示により、前記発
進指令送信部55から搬送台車3の受信部20に向かっ
て発進指令信号が出力されて、該受信部20により受信
され、この受信に応じて搬送台車3は、前記空箱回収ス
テーションKに向かって発進・移動する。また、これと
並行して、空箱回収ステーションKにあっては、制御装
置4の指示により、前記減速指令送信部44及び停止指
令送信部45(図3参照)からそれぞれ減速指令信号及
び停止指令信号が出力される。
【0062】次いで、図3を参照して、空箱2を搭載し
た搬送台車3が、空箱回収ステーションKに進入する
と、該搬送台車3は、前述した部品投入ステーションT
等への進入の場合と同様に、減速指令信号及び停止指令
信号に応じて減速・停車し、その停車時において、搬送
台車3のローラコンベア17が空箱回収作業ステーショ
ンSのチェーンコンベア42に対向し、また、搬送台車
3の受信部20が発進指令送信部46に対向する。
【0063】次いで、該搬送台車3のローラコンベア1
7がその停車に連動して払出し側に駆動されると共に、
制御装置4の指示により空箱回収ステーションKのチェ
ーンコンベア42が駆動され、これにより、搬送台車3
のローラコンベア17上に支承されている空箱2がチェ
ーンコンベア42上に移載される。該チェーンコンベア
42上に移載された空箱2は、該チェーンコンベア42
上に整列されてストックされる。
【0064】次いで、制御装置4の指示により、前記発
進指令送信部46から搬送台車3の受信部20に向かっ
て発進指令信号が出力されて、該受信部20により受信
され、この受信に応じて搬送台車3は、前記待機ステー
ションョンPに向かって発進・移動する。また、これと
並行して、待機ステーションPにあっては、制御装置4
の指示により、前記減速指令送信部23及び停止指令送
信部24からそれぞれ減速指令信号及び停止指令信号が
出力される。そして、搬送台車3が待機ステーションP
に進入すると、該搬送台車3は減速指令信号及び停止指
令信号に応じて減速・停車する。
【0065】以上の作動は、制御装置4の指示により、
各作業ステーションSに対して部品要求のあった順に行
われ、また、作業ステーションS1 〜S6 の組と作業ス
テーションS7 〜S9 の組に対してそれぞれ各別に行わ
れ、これにより、各作業ステーションSに適宜、補充部
品の供給がなされ、また、その部品供給と並行して各作
業ステーションSから空箱2が回収される。尚、空箱回
収ステーションKにあっては、作業者が、図示しない操
作器により適宜所望の空箱2を指定すると、前述したよ
うに、チェーンコンベア42上にストックされている空
箱2の中からバーコードリーダ52により指定された空
箱2が検索され、その検索された空箱2がチェーンコン
ベア42上から前記ローラコンベア48,50を介して
チェーンコンベア43上に移載され、さらに該チェーン
コンベア43上を搬送されて払出される。
【0066】以上、説明したように、本実施例の部品供
給システムにおいては、各作業ステーションSからの部
品補充要求に応じて補充部品を搬送台車3により供給す
ると共に、その供給を補充要求のあった順に行うので、
搬送台車3の発進・停止等の簡単な制御で効率よく補充
部品を各作業ステーションSに供給することができ、部
品供給システムの構成も簡略なものとすることができ
る。
【0067】また、複数の作業ステーションSを複数組
に分類し、これらの各組について各別の搬送台車3を用
いて補充部品を供給するようにしたので、生産ラインの
形態に応じた適切な部品供給を行うことができる。
【0068】尚、本実施例では、各作業ステーションS
において、部品箱支持台58上の部品箱2がローラコン
ベア53側からローラコンベア54側に移動されたこと
を検知して部品補充要求信号を制御装置に発するように
したが、このような補充要求は作業者が手操作により行
うようにしてもよく、あるいは、部品箱2の重量を検出
し、その重量が所定値以下となった時に補充要求を発す
るようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発
よれば、生産ラインの各作業ステーションから部品補
充要求があった時に、部品投入ステーションから所定の
搬送経路に従って移動自在な自走式搬送台車により該作
業ステーションにこれに対応する補充部品を供給し、そ
の補充部品の供給を部品補充要求のあった順に行うよう
にしたことによって、自走式搬送台車の運行制御をその
発進・停止等の指示だけで極めて簡単に行うことがで
き、生産ラインの複数の作業ステーションに補充部品を
供給するシステムを簡略で且つ安価なものとすることが
できると共に、各作業ステーションへの補充部品の供給
を効率よく行うことができる。
【0070】そして、各ステーションに設けた発進指令
送信手段及び停止指令送信手段を介して搬送台車の発進
・停止を指示することによって、その発進・停止の制御
を簡略な構成で容易に行うことができる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を適用した自動車の生産ラインに
おける部品供給システムの全体的構成を示す説明的平面
図。
【図2】図1の部品供給システムに用いる自走式搬送台
車の斜視図。
【図3】図1の部品供給システムにおける部品投入ステ
ーション等の装置構成を示す説明的平面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】図1の部品供給システムにおける作業ステーシ
ョンの装置構成を示す説明的平面図。
【符号の説明】
1…生産ライン、3…自走式搬送台車、4…制御装置、
5…搬送経路、24,30,45,56…停止指令送信
部、25,31,46,57…発進指令送信部、60…
補充要求送信器、S…作業ステーション、T…部品投入
ステーション、P…待機ステーション。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 21/00 307 B65G 43/00 G05D 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生産ラインに設けられた複数の作業ステー
    ションに部品投入ステーションから補充部品を供給する
    方法であって、前記部品投入ステーションから前記複数
    の作業ステーションにかけて形成された所定の搬送経路
    に従って移動自在な自走式搬送台車と、該自走式搬送台
    車の運行を制御する制御手段と、該制御手段に対して前
    記各作業ステーションから部品補充要求信号を送信する
    補充要求送信手段とを設け、前記補充要求送信手段によ
    り前記作業ステーションから前記制御手段に部品補充要
    求があった時に、該制御手段の指示により前記搬送台車
    を前記搬送経路上に設けた待機ステーションから前記部
    品投入ステーションに向かって発進・移動させる工程
    と、該部品投入ステーションに移動した搬送台車を該部
    品投入ステーションの所定の部品搭載位置に停止せしめ
    る工程と、該部品搭載位置に停止した搬送台車に前記部
    品補充要求のあった作業ステーションに対応する補充部
    品を搭載する工程と、該補充部品を搭載した搬送台車を
    前記制御手段の指示により前記作業ステーションに向か
    って発進・移動させる工程と、該搬送台車が前記部品補
    充要求のあった作業ステーションの所定の部品供給位置
    に達した時に該搬送台車を停止せしめる工程と、該作業
    ステーションに停止した搬送台車に搭載されている前記
    補充部品を該搬送台車から該作業ステーションに供給す
    る工程と、該供給後に前記搬送台車を前記待機ステーシ
    ョンに発進・移動させる工程とから成り、前記制御手段
    は、前記各ステーションに移動した前記搬送台車の発進
    及び停止の指示を、各ステーションに設けた発進指令送
    信手段及び停止指令送信手段からそれぞれ発進指令信号
    及び停止指令信号を該搬送台車に送信せしめることによ
    り行うと共に、前記搬送台車による前記部品投入ステー
    ションから前記各作業ステーションへの補充部品の供給
    は、前記部品補充要求のあった順に行うことを特徴とす
    る生産ラインにおける部品の供給方法。
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