JP6192159B2 - パレット給排システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の生産ラインに対し、部品を収容したパレットを供給するとともに空のパレットを排出するパレット給排システムに関する。
生産ラインに部品やパレットを供給する技術の従来例として特許文献1〜3に記載のものが挙げられる。特許文献1は、部品が搭載されたパレットを積載する搬送台車と、この搬送台車と連結し、ラックセンタから組み付け工程近傍の所定の位置の間を磁気テープに導かれて往復動する自走車と、を備えた部品ラインへの部品供給システムに関する技術である。同文献には、作業者が、自走車との連結が解除された搬送台車を、組み付け工程に付設された搬送パレット給排台に連結し、部品が搭載されたパレットを搬送パレット給排台に供給する一方、組み付け工程で部品が空となったパレットを搬送台車に移載し、自走車に搬送台車を連結してラックセンタに帰還させる構成が記載されている。
特許文献2には、部品組み付けラインに付設された部品搬送装置の一端に台車の一端を接近させ、台車の部品送り出しコンベア上に一列に載置された部品を部品搬送装置側のモータにより従動させて、部品を部品搬送装置のコンベア上に移載する構成が記載されている。
特許文献1および特許文献2においては、台車と組み付け工程の搬送パレット給排台或いは部品搬送装置との連結を作業者が行っているため作業効率が低下しやすいという問題がある。
また、特許文献1および特許文献2においては、台車と組み付け工程の搬送パレット給排台或いは部品搬送装置とが直列状態で連結されている。通常、台車で部品を搬送する場合、搬送路の幅を考慮して、台車幅を超えないように部品を台車に積載して搬送する。一般に搬送路と作業者の通路は共用されていることが多いため、部品が台車からはみ出していると他の作業者と接触するおそれがある。このことから、たとえば長い部品の場合には、部品の長さ方向を搬送方向に一致させるようにして、部品をパレットを介してまたは直接台車上に積載して搬送している。したがって、台車と搬送パレット給排台或いは部品搬送装置とが直列状態で連結される構造では、特に部品が長尺物である場合に、作業者がパレット或いは台車から部品を取り出しづらくなり、搬送パレット給排台或いは部品搬送装置への移載作業に手間がかかりやすいという問題もある。
一方、特許文献3には、部品投入ステーションおよび空箱回収ステーションと各作業ステーションとの間を通路の誘導テープに導かれて走行する搬送台車に関して、搬送台車に部品箱搭載部と空箱搭載部を設け、作業ステーションに付設された部品箱供給ローラコンベアと空箱排出用ローラコンベアの各一側にそれぞれ部品箱搭載部と空箱搭載部が位置するように搬送台車を自動的に横付けする技術が記載されている。この技術によれば、搬送台車が部品箱供給ローラコンベアおよび空箱排出用ローラコンベアに自動的に横付けされるため、特許文献1,2のように作業者の手作業による連結作業が不要となる。また、搬送台車が部品箱供給ローラコンベアおよび空箱排出用ローラコンベアに対し直列に位置することもないため、部品を移載する際の手間の問題も解消するものと思われる。
特開2008−15902号公報 実開平2−143120号公報 特開平6−297276号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、部品が大きい場合、或いは多数のパレットまたは部品を搬送台車とローラコンベアとの間で一度に移載する必要がある場合、搬送台車の幅を大きくせざるを得ず、搬送路の幅を広くとる必要がある。また、搬送台車の幅を大きくすると通行中の作業者と接触するおそれも高くなる。
本発明は、以上のような課題を解決するために創作されたものであり、搬送台車の幅を大きくすることなく多数のパレットを搬送台車に積載可能として、生産ラインに対する部品の給排効率を高めることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、生産ラインの組立ステーションに対して、部品を収容したパレットを供給するとともに空のパレットを排出するパレット給排システムであって、前記組立ステーションに隣接し、部品を収容したパレットを前記組立ステーションに供給するパレット供給レーンと空のパレットを排出するパレット排出レーンとが互いに上下方向に位置するように設けられた給排装置と、部品を収容した複数のパレットを進行方向に列状に載置するパレット収容部と複数の空のパレットを進行方向に列状に載置する空パレット収容部とが互いに上下方向に位置するように設けられた搬送台車と、を備え、前記搬送台車が前記給排装置に横付けされ、部品を収容したパレットが前記パレット収容部から前記パレット供給レーンに移載され、空のパレットが前記パレット排出レーンから前記空パレット収容部に移載され、前記パレット供給レーンの途中にパレットの向きを90度変えるパレット方向転換部が設けられ、前記パレット方向転換部は、回転軸回りに回転自在な支持枠と、当該支持枠に設けられ、前記パレット供給レーンを搬送されてきたパレットと当接する当接部とを備え、前記当接部がパレットから受ける衝突荷重によって前記支持枠が回転し、当該支持枠上のパレットの向きが変わることを特徴とする。
このパレット給排システムによれば、搬送台車において、部品を収容した複数のパレットを進行方向に列状に載置するパレット収容部と、複数の空のパレットを進行方向に列状に載置する空パレット収容部とを互いに上下方向に分けて設けたことにより、搬送台車の幅を大きくすることなく、多数のパレットを搬送台車に積載できる。これにより、搬送台車の搬送路の幅を広くとる必要もなくなり、搬送台車の幅を大きくすることによる作業者との接触の問題も生じない。
このパレット給排システムによれば、組立ステーションに対してパレットの向きを変えて供給できる。したがって、たとえばパレット内に収容されている部品の向きを変えることが可能となり、組立ステーションの作業者に対しパレットから部品を取り出し易くすることができる。
このパレット給排システムによれば、パレットから受ける衝突荷重を利用することにより、簡単な構造で経済的なパレット方向転換部を実現できる。
また、本発明は、前記パレットは直方体形状を呈し、長尺の部品が前記パレットの長辺方向に沿うようにパレット内に収容され、前記搬送台車のパレット収容部において前記パレットはその長辺方向が搬送台車の幅方向に沿うように載置され、前記パレットは、前記パレット収容部から前記給排装置のパレット供給レーンに同じ向きのまま移載された後、前記パレット方向転換部で向きが90度転換されることにより、パレットの長辺方向がパレット供給レーンの幅方向に沿う向きとなって組立ステーションに供給されることを特徴とする。
仮に搬送台車において、パレットをその長辺方向が搬送台車の進行方向に沿うように載置すると、搬送台車の全長が長くなって搬送台車の小回り性が悪くなる。これに対し、長辺方向が搬送台車の幅方向に沿うようにパレットを搬送台車に載置することで搬送台車の全長寸法を抑えることができる。そして、給排装置のパレット方向転換部でパレットの向きを90度変え、パレットの長辺方向がパレット供給レーンの幅方向に沿う向きとすることで、組立ステーションの作業者に対し、長尺の部品をパレット供給レーンの幅方向に沿う向きとして供給できる。仮に長尺の部品が重量物であって、パレット供給レーンの搬送方向に沿う向きとして供給された場合には、作業者はパレット供給レーンの横まで回り込んで重量物の部品を取り出す必要が生じるのに対し、本発明によれば、パレット供給レーンの横まで回り込むことなく、長尺の部品を容易にパレットから取り出すことができる。
また、本発明は、前記当接部は、コイルばねにより弾発支持された緩衝ローラ部を備え、前記パレットが前記緩衝ローラ部に当接したとき、前記コイルばねの弾発力によってパレットから受ける衝突荷重が緩衝されることを特徴とする。
このパレット給排システムによれば、簡単な構造でパレットから受ける衝突荷重を緩衝することができる。
また、本発明は、前記搬送台車において、前記パレット収容部には、供給搬送ローラ部が搬送台車の進行方向に複数並設され、各供給搬送ローラ部は前記給排装置に対向する搬送台車の一側面側に向けて下降傾斜するように設けられ、前記空パレット収容部には、排出搬送ローラ部が搬送台車の進行方向に複数並設され、各排出搬送ローラ部は搬送台車の他側面側に向けて下降傾斜するように設けられ、前記給排装置において、前記パレット供給レーンは、前記組立ステーションに対向する給排装置の面に向けて下降傾斜するように設けられた搬送ローラ部を備え、前記パレット排出レーンは、前記搬送台車に対向する給排装置の面に向けて下降傾斜するように設けられた搬出ローラ部を備え、部品を収容したパレットが搬送台車の1つの供給搬送ローラ部から自重により給排装置の前記搬送ローラ部に移載され、空のパレットが給排装置の前記搬出ローラ部から自重により搬送台車の1つの排出搬送ローラ部に移載されることを特徴とする。
このパレット給排システムによれば、パレットの自重を利用することにより、搬送台車と給排装置との間のパレットの移載機構を簡単な構造で経済的に済ますことができる。
本発明によれば、搬送台車の幅を大きくすることなく多数のパレットを搬送台車に積載でき、生産ラインに対する部品の給排効率を高めることができる。
本発明に係るパレット給排システムの平面図である。 図1におけるA矢視図である。 搬送台車の平面図である。 搬送台車の側面図である。 自走車の平面図である。 搬送台車に設けられたストッパ部材の説明図である。 搬送台車に設けられた係合ロッドの説明図である。 給排装置の平面図である。 給排装置に設けられた揺動ロッドの説明図である。 給排装置に設けられた係合バーの説明図である。 回転部材の内部の説明図である。 パレット方向転換部の外観斜視図である。 パレット方向転換部が90度回転したときの給排装置の平面図である。
図1において、本発明に係るパレット給排システムは、給排装置1および搬送台車200を備えて構成される。作業者が車体Fを組み立てるための生産ラインLにおいて、その各組立ステーションWの一側には、部品を収容したパレットPを組立ステーションWに供給し、部品が取り出された後のパレットP(以降、空パレットP1という)を組立ステーションWから排出する給排装置1が配設されている。生産ラインLの近傍には各種部品を一時的にストックするラックビルBが配置されている。ラックビルBと給排装置1との間の床面に磁気テープGが無端軌道状に敷設されており、この磁気テープGに沿って自走車100およびこの自走車100に係合した搬送台車200が走行する。磁気テープGによる自走車100の経路は、たとえば、組立ステーションWの一側において生産ラインLと略平行に延びる直線状の上流側の往路G1および下流側の復路G2と、往路G1と復路G2とを結ぶ曲線状の方向転換路G3とを有する。復路G2は往路G1よりも組立ステーションW寄りに位置しており、給排装置1はこの復路G2と組立ステーションWとの間にわたって設置されている。
「自走車100」
図3〜図5において、自走車100は、その進行方向前端下面において、前記磁気テープGを検知するセンサ101が取り付けられ、さらにセンサ101の両側には、床面に貼着された各停止マーカーM1,M2,…を検知するセンサ102が取り付けられている。自走車100は、搭載したバッテリ103で駆動するモータ(図示せず)により駆動輪104が回転して自走する。自走車100の前端上面には障害物を検知する障害物センサ105が取り付けられている。また、自走車100の両側面には、後述する搬送台車200を自走車100に対して幅方向に位置決めするためのガイドローラ106が取り付けられている。さらに、自走車100の上面には後述する搬送台車200の係合プレート201に係脱する出没自在な係合ピン107が設けられている。
「搬送台車200」
図2〜図4において、搬送台車200は、略方形体状の枠体202の下面四隅に水平軸回りに従動回転する車輪(キャスター)203が取り付けられている。枠体202内の下部において進行方向両側にはブラケット204,204が取り付けられており、各ブラケット204の下部には自走車100のガイドローラ106をガイドするための鉛直板状のガイドプレート205が取り付けられている。各ガイドプレート205は、搬送台車200の進行方向に沿って延設されており、互いが搬送台車200の幅方向に間隔を空けて対向配置されている。各ガイドプレート205は、図3に示すように中央部が互いに平行に位置し、前端寄りと後端寄りはそれぞれ前端、後端に向かうにしたがい離間するように、つまり搬送台車200の幅方向に拡開するように形成されている。枠体202の前端寄りの下部中央には水平状のカバープレート206が取り付けられ、このカバープレート206の下面には、鉛直板状の部材であって、平面視して、後方が開口形成され前方に向かうにしたがい幅が縮小して前端が結合する略V字形状を呈した係合プレート201が取り付けられている。
枠体202は、図2、図4に示すように、その上部が、部品を搭載したパレットPを複数収めるパレット収容部202aとして形成され、下部が空パレットP1を複数収める空パレット収容部202bとして形成されている。パレットPは上面が開口した直方体形状を呈しており、たとえば長尺物の部品はパレットPの長辺方向に沿ってパレットP内に搭載される。複数(本実施形態では4つ)のパレットPはパレット収容部202aにおいて、その長辺を搬送台車200の幅方向に沿わせた状態として、進行方向に沿って一列状となるように収容される。空パレットP1も同様に空パレット収容部202bにおいて、その長辺を搬送台車200の幅方向に沿わせた状態として、進行方向に一列状となるように収容される。
図2に示すように、パレットPはパレット収容部202aにおいてローラコンベアである搬送ローラ部207に載置され、空パレットP1はパレット収容部202bにおいてローラコンベアである搬送ローラ部208に載置される。図3、図4から判るように、パレット収容部202aには複数のパレットPを載置するべく複数の供給搬送ローラ部207が搬送台車200の進行方向に並設され、空パレット収容部202bにも複数の空パレットP1を載置するべく複数の排出搬送ローラ部208が搬送台車200の進行方向に並設されている。供給搬送ローラ部207,排出搬送ローラ部208は、その搬送方向が搬送台車200の幅方向に沿う向きとして配設されている。また、図2に示すように、供給搬送ローラ部207は、搬送台車200の他側面側から給排装置1に対向する一側面側に向けて下降傾斜するように形成され、逆に排出搬送ローラ部208は、搬送台車200の一側面側から他側面側に向けて下降傾斜するように形成されている。
枠体202の一側面側には、それぞれの供給搬送ローラ部207に対応するように、図6において、搬送台車200の幅方向を軸方向とする回転軸210が取り付けられ、この回転軸210にストッパ部材212が回動自在に軸支されている。ストッパ部材212と枠体202との間にはコイルばね209が張架されており、通常時、このコイルばね209の引張力によりストッパ部材212はその一端側が鉛直状に起立した状態を保持している。この起立状態のストッパ部材212により、供給搬送ローラ部207からのパレットPの滑り出し移動が規制される。ストッパ部材212の他端側には係合プレート211が取り付けられている。また、図7に示すように、排出搬送ローラ部208よりも若干下方における枠体202の一側面側には、搬送台車200の幅方向に延出する係合ロッド213が取り付けられている。
「給排装置1」
図2、図8において、給排装置1は、床面に立設された複数の垂直柱2と垂直柱2間を接続する複数の連結梁3とから構成される枠体4と、前記搬送台車200の一側面に対向する枠体4の面側(以降、枠体4の後面側という)を上流端として組立ステーションWに対向する枠体4の面側(以降、枠体4の前面側という)に向けて下降傾斜するように配設されたパレット供給用のローラコンベアである第1搬送ローラ部5と、第1搬送ローラ部5の下流端と連接するように配設されたパレット方向転換部6と、パレット方向転換部6と連接するように配設されたパレット供給用のローラコンベアである第2搬送ローラ部7と、枠体4の前面側を上流端として枠体4の後面側に向けて下降傾斜するように配設されたパレット排出用のローラコンベアである搬出ローラ部8と、を備えて構成されている。
図2に示すように、第1搬送ローラ部5とパレット方向転換部6と第2搬送ローラ部7とからなるパレット供給レーン71は枠体4内の上部に設けられ、搬出ローラ部8からなるパレット排出レーン72は枠体4内の下部に設けられている。第1搬送ローラ部5と第2搬送ローラ部7とは互いのローラ24の上端が同一平面に位置するように互いの傾斜角は同じである。図8から判るように第2搬送ローラ部7は第1搬送ローラ部5の延長上に位置しておらず、横方向にずれて位置している。
枠体4の後面側において第1搬送ローラ部5の直下の連結梁3には図10に示すように係合バー51が支持されている。また、枠体4の後面側において、図9に示すように搬出ローラ部8の直下の連結梁3には円筒状の軸受部材52が取り付けられ、この軸受部材52に、復路G2(図1)における搬送台車200の進行方向と水平に直交する方向を軸方向とする回転軸53が回転自在に軸支されている。回転軸53には揺動部材54が取り付けられている。揺動部材54の上端には揺動ロッド55が形成されている。揺動部材54の下端にはばね係合部材56が取り付けられ、このばね係合部材56と連結梁3に取り付けられたばね支持部材59との間にコイルばね58が張架されている。揺動ロッド55は通常時はコイルばね58の引張力により鉛直状の起立状態に保持される。
図8において、枠体4には、第1搬送ローラ部5の両脇においてパレットPの側面をガイドするための一対の第1ガイドバー47が取り付けられ、第2搬送ローラ部7の両脇においてパレットPの側面をガイドするための一対の第2ガイドバー48が取り付けられ、搬出ローラ部8の両脇において空パレットP1の側面をガイドするための一対の搬出ガイドバー49が取り付けられている。第2搬送ローラ部7の下流端にはパレットPを停止保持させておくためのストッパ部材50(図1)が配設されている。
「パレット方向転換部6」
図2、図8、図12において、パレット方向転換部6は、第1搬送ローラ部5から搬送されてきたパレットPの向きを90度変えたうえで第2搬送ローラ部7に送り出す。パレット方向転換部6の傾斜角は第1搬送ローラ部5、第2搬送ローラ部7の各傾斜角と略同じか、若干大きい。パレット方向転換部6は、第1搬送ローラ部5からこの第1搬送ローラ部5の幅方向一側外方に偏心した位置で枠体4の連結梁3の一部である連結梁12に取り付けた軸受9により回転自在に支持されている。連結梁12は組立ステーションWに向けて下降傾斜するように配設されており、この連結梁12の傾斜角がパレット方向転換部6の傾斜角となる。したがって、この傾斜した連結梁12上の軸受9に軸支される回転軸10は鉛直方向に対して組立ステーションW(図1)寄りに傾いた状態で軸支される。
回転軸10の上端には、支持梁11eを介して方形枠組み状の支持枠11が取り付けられている。支持枠11の4つの枠辺部の内で、通常時の状態(図8の状態)で第1搬送ローラ部5および第2搬送ローラ部7にそれぞれ対向する枠辺部11a,11bの各上部には枠辺部11a,11bに沿う搬送方向のローラコンベアとしての位相変換ローラ部13が設けられている。つまり、通常時の状態では、位相変換ローラ部13の搬送方向が第1搬送ローラ部5および第2搬送ローラ部7の搬送方向と直交した状態となる。
また、互いに対向し合う残りの枠辺部11c,11dの各枠内面には、基端が大径部14a、先端が小径部14bとして形成された支軸14が互いに同軸となるように横方向に突設されている。図11に示すように、各支軸14の小径部14bには回転部材15が回転自在に軸支されており、図2に示すように、両回転部材15間に第3搬送ローラ部16が掛け渡されるように固設されている。図11に示すように、回転部材15は支軸14の小径部14bに対して軸受70,70を介して回転自在に取り付けられた円筒形状の部材からなり、支軸14の小径部14bと回転部材15との間に形成される環状空間には捩じりコイルばね69が収納されている。捩じりコイルばね69の一端は回転部材15側のステー67に係合し、他端は支軸14の小径部14b側のステー68に係合している。回転部材15に固設された第3搬送ローラ部16は、通常時には、その搬送方向が第1搬送ローラ部5および第2搬送ローラ部7の搬送方向と平行となり、かつ、捩じりコイルばね69の弾性力により起立状態となるように、つまりローラが上端に位置する状態となる。
さらに支軸14の外周面であって大径部14aの小径部14b側端には支軸14の軸線に沿ってストッパピン14cが取り付けられている。ストッパピン14cの一部は前記回転軸15の外周面側まで延出されている。一方、回転部材15の外周面であって支軸14の大径部14a側には支軸14の軸線に沿ってストッパバー15aが取り付けられ、ストッパピン14cとストッパバー15aが当接することにより第3搬送ローラ部16の起立状態を揺動することなく確実に保持する。
図2、図8、図12において、枠辺部11dには一対の支柱17が立設されており、この支柱17の上部には第3ガイドレール18が取り付けられている。さらに、枠辺部11bには、第2搬送ローラ部7側に向けて一対の横棒19が突設されている。横棒19の各先端には支柱20a,20bが固設されている。前記回転軸10寄りに位置する支柱20aの上端には軸受21が取り付けられており、この軸受21には、パレットPと当接する当接部としての緩衝ローラ部22の一端が固設されている。これにより、緩衝ローラ部22はその他端側が他方の支柱20bに対して接離するように支柱20a回りに揺動自在に配設される。緩衝ローラ部22はローラ面が横方向を向くように配設されている。
ここで、以上に説明した全てのローラ部、すなわち供給搬送ローラ部207、排出搬送ローラ部208、第1搬送ローラ部5、第2搬送ローラ部7、搬出ローラ部8、位相変換ローラ部13、第3搬送ローラ部16、緩衝ローラ部22は、大きさの違いを除けば、いずれも断面が略樋形の枠体23内にローラ24が一列に軸支された構造となっている。
支柱20bの上端には、緩衝ローラ部22の枠体23の他端側と当接可能な受け部25が取り付けられており、緩衝ローラ部22が支柱20a回りに回転して枠体23が受け部25に当接したとき、緩衝ローラ部22が位相変換ローラ部13と平行に位置するようになっている。支柱20aにはばね体支持部26が取り付けられており、このばね体支持部26にはコイルばね27の一端が係合されている。コイルばね27の他端は、緩衝ローラ部22の枠体23の基端に形成された係合部28に係合されている。通常時、緩衝ローラ部22は、コイルばね27の引張力によりその枠体23の他端側が受け部25から離れた状態に保持される。なお、緩衝ローラ部22は、ばね体支持部26に取り付けられたストッパピン66と軸受21に取り付けられたストッパバー65とにより、枠体23の他端側が受け部25から離れる方向への回動が規制されている。
支持枠11の枠辺部11cには支柱29が取り付けられている。支柱29にはジョイント部30が取り付けられ、このジョイント部30には連結部材31を介してガイドバー32が支持されている。ガイドバー32の上端にはガイドローラ33が軸支されている。また、ジョイント部30の下部には揺動バー34が支持されており、揺動バー34の下端には錘35が取り付けられている。前記連結梁12における第2搬送ローラ部7寄りの端部には、連結バー36を介して係合バー37が連結梁12の下方に位置して連結梁12と平行となるように取り付けられている。
また、枠辺部11cの下部には図2に示すようにワイヤー係合部38が突設されている。第1搬送ローラ部5の下流端の下方に位置する連結梁3の一部としての連結梁3bには支持部材40を介して一対の従動ローラ39が軸支されている。さらに、連結梁3の一部としての連結梁3cには支持部材46を介して一対の方向変換用の方向変換ローラ41が軸支されている。そして、枠体4に配設された一対のガイド柱42には連結部材43により連結された筒状のウエイト部材44が昇降可能に外装されている。連結部材43にはワイヤー結合部45が形成されており、このワイヤー結合部45に結合されたワイヤー61が一対の従動ローラ39、一対の方向変換ローラ41、の間を通って前記ワイヤー係合部38に係合されている。
「作用」
図1において、作業者はラックビルBにおいて、生産ラインLを流動する車体Fの生産順位に対応するように、生産指示コンピュータ(図示せず)の指示にしたがい、搬送台車200の供給搬送ローラ部207に載置されているパレットPに部品を収容する。あるいは床面上のパレットPに部品を収容したうえで、このパレットPを供給搬送ローラ部207に載置する。次いで作業者は搬送台車200を磁気テープG沿いに配設された停止マーカーM1の手前の所定位置に位置させて、ラックビルBに設けられた部品搭載完了ボタン(図示せず)を押釦する。生産指示コンピュータはこれを受け、自走車待機路G4に配設された停止マーカーM2で停止している自走車100を自走させる。
自走車100は、磁気テープGに沿って走行し、停止マーカーM1の手前に位置している搬送台車200の下部に入り込む。自走車100の両側面に設けられたガイドローラ106が搬送台車200のガイドプレート205にガイドされることで自走車100は搬送台車200の下部にスムーズに入り込む。そして、自走車100の係合ピン107が搬送台車200の係合プレート201に係合することで、搬送台車200が自走車100に引っ張られる態様で磁気テープGに沿って走行する。
搬送台車200が目的の給排装置1の横に達すると、搬送台車200のストッパ部材212の係合プレート211が給排装置1側の係合バー51に当接することにより、コイルばね209の引張力に抗してストッパ部材212が回転軸210を中心として起立状態から横倒しの状態に回転する。これにより、ストッパ部材212による供給搬送ローラ部207からのパレットPの移動規制が解除される。そして自走車100のセンサ102が停止マーカーM3を検出することにより搬送台車200が走行停止する。
また、給排装置1側に設けられた揺動ロッド55が搬送台車200側の係合ロッド213に当接することにより、コイルばね58の引張力に抗して揺動ロッド55が回転軸53を中心として起立状態から横倒しの状態に回転する。これにより、揺動ロッド55による搬出ローラ部8からの空パレットP1の移動規制が解除される。ただし、この空パレットP1の移動規制が解除されるタイミングは、自走車100のセンサ102が停止マーカーM3を検出する直前の時点であり、自走車100のセンサ102が停止マーカーM3を検出した時点では、係合ロッド213が通過することにより揺動ロッド55が再び起立状態となって、搬出ローラ部8からの空パレットP1の移動が規制されるようになっている。
搬送台車200が走行停止すると、ストッパ部材212による移動規制が解除されていることにより、進行方向第1番目に位置したパレットPが傾斜した供給搬送ローラ部207から滑り出して給排装置1の第1搬送ローラ部5に移載される。パレットPは、その長辺方向が搬送方向に沿う向きの姿勢のまま、第1ガイドバー47によってガイドされつつ傾斜した第1搬送ローラ部5上を滑り搬送される。パレット方向転換部6はウエイト44によってワイヤー61が引っ張られていることにより、図8に示すように第3搬送ローラ部16の搬送方向が第1搬送ローラ部5の搬送方向と一致した状態にある。したがって、パレットPは第1搬送ローラ部5からスムーズにパレット方向転換部6に乗り移って起立状態の第3搬送ローラ部16上を滑り搬送され、緩衝ローラ部22のローラ24に衝突する。パレットPの衝突前の時点では、緩衝ローラ部22はコイルばね27によって弾発支持されてその枠体23が受け部25から離れた状態に保持されていることから、パレットPの衝突により緩衝ローラ部22がコイルばね27の引張力に抗して軸受21回りに回転し枠体23が受け部25に当接するまでの過程でパレットPの衝突時の衝撃が緩衝される。つまり、パレットPから受ける衝突荷重の一部がコイルばね27の弾発力によって吸収される。
緩衝ローラ部22の枠体23が受け部25に当接したとき、パレットPはその両側がガイドレール33と第3ガイドレール18によりガイド支持された状態となる。そして、パレットPの緩衝ローラ部22への衝突荷重の方がウエイト44の荷重よりも勝ることにより、パレット方向転換部6が偏心位置にある回転軸10を中心に図8における時計回りに回転し、図13に示すように約90度回転した状態となる。これにより、パレットPの向きが90度転換される。なお、連結梁12にはストッパピン62,63が取り付けられ、回転軸10にはストッパピン62,63に当接するストッパバー64が取り付けられており、これらによりパレット方向転換部6の過度の回転が規制される。
パレット方向転換部6が回転することにより、その回転力でガイドローラ33を支持するガイドバー32が、ジョイント部30を介して連結される揺動バー34と係合バー37とが係合することにより傾動する。これにより、パレットPにガイドバー32が干渉することがなくなり、パレットPは第2搬送ローラ部7に向けて移動可能となる。さらに第3搬送ローラ部16は、第2搬送ローラ部7側へのパレットPの前傾荷重により回転部材15内の捩じりコイルばね69の弾性力に抗して、支軸14を中心として第2搬送ローラ部7側に傾動する。これによりパレットPは搬送抵抗が少なくなってスムーズに第2搬送ローラ部7側に移動する。パレット方向転換部6にて向きが変えられたパレットPはその長辺方向が第2搬送ローラ部7の幅方向に沿う姿勢で第2搬送ローラ部7上を滑り搬送される。そして、第2搬送ローラ部7の下流に設けられたストッパ部材50に当接することにより、或いは既に第2搬送ローラ部7上にあるパレットPに当接することにより停止する。パレット方向転換部6においては、ウエイト44の荷重により再び図8に示す位置まで回転軸10を中心に半時計回りに回転して通常位置に戻る。
作業者は、組立ステーションWにおいて、第2搬送ローラ部7上のパレットPから部品を取り出して車体Fに組み付ける。パレットP内の部品が無くなると作業者はそのパレットPを第2搬送ローラ部7上から取り出して空パレットP1として搬出ローラ部8に移載する。空パレットP1は傾斜した搬出ローラ部8上を滑り搬送され、揺動ロッド55或いは先に搬出されている空パレットP1に当接して停止する。
前記したように自走車100のセンサ102が停止マーカーM3を検出する直前に揺動ロッド55が横倒し状態となるため、揺動ロッド55に当接した状態にあった空パレットP1は、自走車100のセンサ102が停止マーカーM3を検出する直前のタイミングで、搬送台車200の排出搬送ローラ部208への移載が開始される。そして、自走車100のセンサ102が停止マーカーM3を検出した時点では、空パレットP1の移載が完了し、係合ロッド213との係合が解かれて揺動ロッド55が起立状態に戻っているため、次に待機していた空パレットP1が揺動ロッド55を乗り越えてオーバーランすることはない。
停止マーカーM3を検出してからの自走車100の停止時間は予め設定されており、設定された停止時間が経過すると自走車100は前進し、次の停止マーカーM4を検出して停止する。そして、搬送台車200において進行方向第2番目のパレットPに対し、前記第1番目のパレットPと同様の搬送動作が行われる。停止マーカーM5,M6においてもそれぞれ第3番目、第4番目のパレットPに対し同様の搬送動作が行われると、自走車100はラックビルBに向けて移動し、停止マーカーM7を検出して停止する。自走車100の係合ピン107が没入して自走車100と搬送台車200との係合が解かれると、作業者は搬送台車200を自走車100から外して次の部品の積載に備えて所定場所まで移動させる。自走車100は自走して自走車待機路G4に入り、停止マーカーM2を検出して停止し待機状態となる。以上により、ラックビルBから組立ステーションWへのパレット給排の1サイクルが終了する。
以上のように、組立ステーションWに隣接し、部品を収容したパレットPを組立ステーションWに供給するパレット供給レーン71と空パレットP1を排出するパレット排出レーン72とが互いに上下方向に位置するように設けられた給排装置1と、部品を収容した複数のパレットPを進行方向に列状に載置するパレット収容部202aと複数の空パレットP1を進行方向に列状に載置する空パレット収容部202bとが互いに上下方向に位置するように設けられた搬送台車200と、を備え、搬送台車200が給排装置1に横付けされ、部品を収容したパレットPがパレット収容部202aからパレット供給レーン71に移載され、空パレットP1がパレット排出レーン72から空パレット収容部202bに移載される構成とすれば、搬送台車200においてパレット収容部202aと空パレット収容部202bとを互いに上下方向に分けて設けたことにより、搬送台車の幅を大きくすることなく、多数のパレットP、空パレットP1を搬送台車200に積載できる。これにより、搬送台車200の搬送路の幅を広くとる必要もなくなり、搬送台車200の幅を大きくすることによる作業者との接触の問題も生じない。
また、パレット供給レーン71の途中にパレットPの向きを90度変えるパレット方向転換部6を設けたことにより、たとえばパレットP内に収容されている部品の向きを変えて組立ステーションWの作業者に供給できる。
特に、パレットPが直方体形状を呈しており、長尺の部品をパレットPの長辺方向に沿うように収容した場合において、搬送台車200のパレット収容部202aにおいてパレットPをその長辺方向が搬送台車200の幅方向に沿うように載置し、パレットPが、パレット収容部202aから給排装置1のパレット供給レーン71に同じ向きのまま移載された後、パレット方向転換部6で向きが90度転換されることにより、パレットPの長辺方向がパレット供給レーン71の幅方向に沿う向きとなって組立ステーションWに供給されるようにすれば、次のような効果が奏される。
仮に搬送台車200において、複数のパレットPをその長辺方向が搬送台車200の進行方向に沿うように載置すると、搬送台車200の全長が長くなって搬送台車200の小回り性が悪くなる。これに対し、長辺方向が搬送台車200の幅方向に沿うように複数のパレットPを搬送台車200に載置することで搬送台車200の全長寸法を抑えることができる。そして、給排装置1のパレット方向転換部6でパレットPの向きを90度変え、パレットPの長辺方向がパレット供給レーン71の幅方向に沿う向きとすることで、組立ステーションWの作業者に対し、長尺の部品をパレット供給レーン71の幅方向に沿う向きとして供給できる。仮に長尺の部品が重量物であって、パレット供給レーン71の搬送方向に沿う向きとして供給された場合には、作業者はパレット供給レーン71の横まで回り込んで重量物の部品を取り出す必要が生じるのに対し、本発明によれば、パレット供給レーン71の横まで回り込むことなく、パレット供給レーン71の下流正面の位置から長尺の部品を楽に取り出すことができる。
また、パレット方向転換部6として、回転軸10回りに回転自在な支持枠11と、支持枠11に設けられ、パレット供給レーン71を搬送されてきたパレットPと当接する当接部(緩衝ローラ部22)とを備え、前記当接部がパレットPから受ける衝突荷重によって支持枠11が回転し、支持枠11上のパレットPの向きが変わる構成にしたことで、簡単な構造で経済的なパレット方向転換部6を実現できる。
さらに、前記当接部は、コイルばね27により弾発支持された緩衝ローラ部22を備え、パレットPが緩衝ローラ部22に当接したとき、コイルばね27の弾発力によってパレットPから受ける衝突荷重が緩衝されるようにしたことにより、簡単な構造でパレットPから受ける衝突荷重を緩衝することができる。
また、搬送台車200においては、パレット収容部202aには、供給搬送ローラ部207が搬送台車200の進行方向に複数並設され、各供給搬送ローラ部207は給排装置1に対向する搬送台車200の一側面側に向けて下降傾斜するように設けられ、空パレット収容部202bには、排出搬送ローラ部208が搬送台車200の進行方向に複数並設され、各排出搬送ローラ部208は搬送台車200の他側面側に向けて下降傾斜するように設けられ、給排装置1においては、パレット供給レーン71は、組立ステーションWに対向する給排装置1の面に向けて下降傾斜するように設けられた搬送ローラ部(第1搬送ローラ部5、第2搬送ローラ部7)を備え、パレット排出レーン72は、搬送台車200に対向する給排装置1の面に向けて下降傾斜するように設けられた搬出ローラ部8を備え、部品を収容したパレットPが搬送台車200の1つの供給搬送ローラ部207から自重により給排装置1の搬送ローラ部(第1搬送ローラ部5、第2搬送ローラ部7)に移載され、空パレットP1が給排装置1の搬出ローラ部8から自重により搬送台車200の1つの排出搬送ローラ部208に移載される構成とすれば、パレットP、空パレットP1の自重を利用することにより、搬送台車200と給排装置1との間のパレットP、空パレットP1の移載機構を簡単な構造でかつ経済的に済ますことができる。
1 給排装置
4 枠体
5 第1搬送ローラ部
6 パレット方向転換部
7 第2搬送ローラ部
8 搬出ローラ部
10 回転軸
11 支持枠
22 緩衝ローラ部(当接部)
71 パレット供給レーン
72 パレット排出レーン
100 自走車
200 搬送台車
202a パレット収容部
202b 空パレット収容部
207 供給搬送ローラ部
208 排出搬送ローラ部
P パレット
P1 空パレット
W 組立ステーション

Claims (4)

  1. 生産ラインの組立ステーションに対して、部品を収容したパレットを供給するとともに空のパレットを排出するパレット給排システムであって、
    前記組立ステーションに隣接し、部品を収容したパレットを前記組立ステーションに供給するパレット供給レーンと空のパレットを排出するパレット排出レーンとが互いに上下方向に位置するように設けられた給排装置と、
    部品を収容した複数のパレットを進行方向に列状に載置するパレット収容部と複数の空のパレットを進行方向に列状に載置する空パレット収容部とが互いに上下方向に位置するように設けられた搬送台車と、
    を備え、
    前記搬送台車が前記給排装置に横付けされ、部品を収容したパレットが前記パレット収容部から前記パレット供給レーンに移載され、空のパレットが前記パレット排出レーンから前記空パレット収容部に移載され
    前記パレット供給レーンの途中にパレットの向きを90度変えるパレット方向転換部が設けられ、
    前記パレット方向転換部は、回転軸回りに回転自在な支持枠と、当該支持枠に設けられ、前記パレット供給レーンを搬送されてきたパレットと当接する当接部とを備え、
    前記当接部がパレットから受ける衝突荷重によって前記支持枠が回転し、当該支持枠上のパレットの向きが変わることを特徴とするパレット給排システム。
  2. 前記パレットは直方体形状を呈し、長尺の部品が前記パレットの長辺方向に沿うようにパレット内に収容され、
    前記搬送台車のパレット収容部において前記パレットはその長辺方向が搬送台車の幅方向に沿うように載置され、
    前記パレットは、前記パレット収容部から前記給排装置のパレット供給レーンに同じ向きのまま移載された後、前記パレット方向転換部で向きが90度転換されることにより、パレットの長辺方向がパレット供給レーンの幅方向に沿う向きとなって組立ステーションに供給されることを特徴とする請求項1に記載のパレット給排システム。
  3. 前記当接部は、コイルばねにより弾発支持された緩衝ローラ部を備え、
    前記パレットが前記緩衝ローラ部に当接したとき、前記コイルばねの弾発力によってパレットから受ける衝突荷重が緩衝されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパレット給排システム。
  4. 前記搬送台車において、
    前記パレット収容部には、供給搬送ローラ部が搬送台車の進行方向に複数並設され、各供給搬送ローラ部は前記給排装置に対向する搬送台車の一側面側に向けて下降傾斜するように設けられ、
    前記空パレット収容部には、排出搬送ローラ部が搬送台車の進行方向に複数並設され、各排出搬送ローラ部は搬送台車の他側面側に向けて下降傾斜するように設けられ、
    前記給排装置において、
    前記パレット供給レーンは、前記組立ステーションに対向する給排装置の面に向けて下降傾斜するように設けられた搬送ローラ部を備え、
    前記パレット排出レーンは、前記搬送台車に対向する給排装置の面に向けて下降傾斜するように設けられた搬出ローラ部を備え、
    部品を収容したパレットが搬送台車の1つの供給搬送ローラ部から自重により給排装置の前記搬送ローラ部に移載され、空のパレットが給排装置の前記搬出ローラ部から自重により搬送台車の1つの排出搬送ローラ部に移載されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のパレット給排システム。
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