JPH06102058B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH06102058B2
JPH06102058B2 JP62286171A JP28617187A JPH06102058B2 JP H06102058 B2 JPH06102058 B2 JP H06102058B2 JP 62286171 A JP62286171 A JP 62286171A JP 28617187 A JP28617187 A JP 28617187A JP H06102058 B2 JPH06102058 B2 JP H06102058B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気掃除機に係り、特に家庭用、事務所用に
好適な電気掃除機に関する。
〔従来の技術〕
従来、家庭用等の電気掃除機にあつては、吸い取つた塵
埃の中に含まれるダニなどの有害生物を死滅させるた
め、特開昭61−280830号公報に記載のように、集塵袋の
内袋材に殺虫成分を有する薬剤を含浸させ、この薬剤の
殺虫作用にてダニなどを死滅させることが提案されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術は、薬剤の含浸された内袋の表面近傍にお
ける殺虫効果は大であるが、塵埃層の奥深くにいるダニ
または殺虫効果が十分に及ばないという問題がある。
また、奥深のダニに対しても殺虫効果をもたせようとす
ると、例えば強力な薬剤を使用する必要があり、紙袋を
廃棄する場合、あるいは保管時に小児などが触れる恐れ
があり、安全上問題がある。
さらに、掃除機を運転した場合、薬剤が揮発して排気の
中に飛散するおそれもあり、同じく安全上問題がある。
本発明の目的は、上記問題点を解決すること、すなわち
吸い取つた塵埃中のダニ等の有害生物を薬剤を用いずに
有効に、かつ安全に殺虫する機能を具備した電気掃除機
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、本体ケースと、
この本体ケース内に設けられた電動送風機および集塵室
と、この集塵室に着脱自在に設ける紙袋フイルターとを
備えている電気掃除機において、前記紙袋フイルターを
収納する集塵フイルタを集塵室に備え、この集塵フイル
タは保形性および通気性を有するフイルタ素材を積層し
て、形成するとともに箱形容器状に形成し、前記フイル
タ素材の積層間に線状の電気ヒータを埋設し、この埋設
される電気ヒータをフイルタ素材の全面に施したことを
特徴とするものである。
〔作用〕
このような構成とすることにより、集塵フイルタが加熱
されると同時に、集塵室内に存する周囲の吸い取つた塵
埃が加熱されることになる。一般に、ダニ等の有害生物
は熱と乾燥に弱く、例えばダニは約50℃以上、3〜5分
間で死滅するとされ、それより低温でも乾燥状態が続く
と死滅する。
したがつて、上述のように、塵埃が加熱されると、また
は加熱に伴う乾燥により、塵埃中のダニ等の有害生物は
死滅するので、薬剤を用いる必要がない。これにより、
安全でかつ衛生的なものとなる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明の一実施例の全体構成図の断面図を示
し、第2図に主要部の分解斜視図を示す。第1図におい
て、本体ケース1の後方内部に電動送風機2とコードリ
ール3が内蔵され、本体ケース1の前方内部には、集塵
室4が集塵フイルタにより区画形成されている。集塵フ
イルタは箱形フイルタ5と紙袋フイルタ6からなり、箱
形フイルタ5は本体ケース1に着脱自在に装着されてい
る。箱形フイルタ5の一面の一部は開口部7とされ、こ
の開口部7は蓋体8により8aを回動軸として開閉自在に
構成されている。箱形フイルタ5の開口部7には、和紙
等により袋状に形成された紙袋フイルタ6の取付板6aを
支持する支持板9が設けられ、この支持板9は箱形フイ
ルタ5に回転自在に軸支されている。取付板6aには、第
2図に示すように、穴部6bが設けてあり、蓋体8に設け
た吸気口10と連通し、かつパツキング11により気密にさ
れている。また、第1図中の符号12はハンドル、13はク
ランプ、14は車輪、15はキヤスタである。
第2図において、箱形フイルタ5は、不織布等の通気性
を有するフイルタ素材16を開口部7を除く5面に配置し
て箱形とし、合成樹脂等の枠体17を用いて保形成を保つ
ごとく一体に形成されている。フイルタ素材16は2枚を
積層した構成となつており、その2枚の間に、第3図に
示す形状に線状ヒータ18を配置して挟持させた構造とな
つている。なお、第3図の符号19は箱形フイルタ5と蓋
体8とを気密保持する気密パツキング、20は前記線状ヒ
ータ18の端末に電気的に接続され箱形フイルタ5に保持
された接続コネクタ、21は接続コネクタ20に対し蓋体8
の開閉時に着脱可能に蓋体8の内側に保持された接続プ
ラグである。
また、線状ヒータ18は、第4図に示すように、発熱素子
18aを中心として、温度センサとしての感熱素子18bと絶
縁体18cを同軸形状に形成した構造とされ、かつ一定の
可とう性を有するものとなつている。そして、線状ヒー
タ18は、第2図と第3図に示すように、箱形フイルタ5
の略全面にわたつて蛇行状(ジグザグ状)に配設されて
いる。各線状ヒータ18の相互間隔は、単位長当りの発熱
量と殺虫効果等を考慮して設定される。また、箱形フイ
ルタ5の側面、すなわち紙袋フイルタ6が着脱される方
向に平行する面に配設される線状ヒータ18の延在方向
を、その着脱方向に一致させている。これにより、紙袋
フイルタ6は脱着時に引掛けることなくスムーズに取り
出すことができ、損傷を防止できる。また、箱形フイル
タ5の内面は線状ヒータ18によつて適度な凹凸で形成さ
れるため、紙袋フイルタ6と箱形フイルタ5の密着面に
適度な空隙部が生じ、吸込性能が良好になる。
第5図に、第1図実施例の電気系統の全体回路図を示
す。コードリール3を介して単相の交流電源がトライア
ツク21の両端に供給される。このトライアツク21の両端
電圧は、蓋体スイツチ26と切替スイツチ25を介して、電
動送風機2のモータと線状ヒータ18の発熱素子18aに切
り換え供給される。蓋体スイツチ26は、蓋体8の開また
は閉に応じて、開または閉されるようになつている。切
替スイツチ25は、制御部22を介して操作部23により選択
切り換えされるようになつている。トライアツク21は、
制御部22によつて点孤立相が制御され、操作部23の操作
内容に応じて、電動送風機の動力を制御する一方、温度
センサとしての感熱素子18bの温度信号に基づき、この
温度を一定値に保持するように、発熱素子18aの電力を
制御するようになつている。また、表示部24には必要な
電気掃除機の状態が表示される。
なお、第6図に、第1図実施例の全体外観図を示す。図
において、符号27はホース、28は延長管、29は手元操作
部、30は吸口をそれぞれ示している。
以下、動作を説明する。
掃除をする際には、本体ケース27,延長管28,吸口30を接
続し、コードリール3からコードを引く出して電源に接
続して運転する。掃除終了後、手元操作部23aの操作ボ
タンを押すことにより、切替スイツチ25が動作し、線状
ヒータ18に通電され、発電素子18aが発熱し、紙袋フイ
ルタ6内の温度を上昇させる。通常、約60℃程度に保つ
ことにより塵埃中のダニは確実に死滅する。発熱素子18
bは、線状ヒータ18が過熱するのを防止するとともに、
設定した温度になるように、トライアツク21を用いた位
相制御によりきめ細かい温度制御をする。なお、一定時
間設定温度を保つたのち、自動的に通電を停止するよう
に制御部22内にタイマ回路を設ければ、操作上便利であ
る。通電中に、万一蓋体8を開けた場合、スイツチ26が
動作して通電を停止する。線状ヒータ18に通電する場合
には、表示部24にと通電状態を表示する。
なお、本実施例においては、操作部23、表示部24をホー
ス27の手元操作部29に設けているが、掃除機本体に設け
てもダニを死滅させる効果には何ら変わりない。
以上のようにして、掃除を繰り返し、紙袋フイルタ6内
に塵埃がいつぱいになつた際には、表示部24に満杯状態
に表示する。この場合は、クランプ13を操作して蓋体8
を開け、紙袋フイルタ6を取り出して捨てればよい。
以上に説明した本実施例によれば、次に効果がある。
(1)箱形容器としての箱形フイルタ5の内面部に設け
た線状ヒータ18による加熱により、紙袋フイルタ7に貯
つた塵埃中のダニ等の有害生物は、確実に死滅するので
衛生的である。また、薬剤等を使用しないので、安全性
も高い。
(2)紙袋フイルタ6内の塵埃は、加熱により乾燥状態
に保つことが可能であり、湿つた塵埃の吸塵などによ
り、塵埃中にて雑菌が繁殖し、悪臭を発生することがな
いので、衛生的である。
(3)線状ヒータ18は、絶縁体により被覆された線状発
熱体であり、しかも箱形フイルタ5の通気面を構成する
不織布フイルタ中に一体化されているため、通気性を阻
害せず、吸込性能が低下しない。
また、感電の心配がなく、安全である。
(4)箱形フイルタ5内の側面に設けた線状ヒータ18
は、紙袋フイルタ6の脱着方向に延在させて配してある
ので、紙袋フイルタ6を引き出す際に抵抗とならず、容
易に引き出せるので取り扱い性が良好である。さらに、
線状ヒータ18により紙袋フイルタ6と箱形容器の内面と
の間に適度な空隙部が形成されるので、密着を防止する
ことができ、通気損失が少なく吸込性能がよい。
(5)電動送風機2の出力を制御する制御素子としての
トライアツク21を切替スイツチ25により切り換えて線状
ヒータ18を制御するようにしているので、制御素子が1
つで済み、構成が簡単化されるので、経済的である。
(6)線状ヒータ18が箱形フイルタ5に一体化され、か
つ着脱自在としたので、メンテナンス性がよい。
(7)蓋体8の開閉に連動する蓋体スイツチ26を設けて
いるために、万一蓋体8を開けても線状ヒータ18が停止
されるので、安全性が高い。
(8)線状ヒータ18をトライアツク21にて制御している
ので、きめ細かい温度制御が可能であり、節電効果によ
り経済的である。
なお、上記実施例では、線状ヒータ18を用いたものにつ
いて示したが、これに限られるものではない。要は集塵
フイルタ部を加熱できればよく、フイルタ状の電気ヒー
タを適用することもできる。
また、箱形フイルタの全面に配設するほか、部分的に配
設しても、本発明の効果を奏することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、本体ケースと、この本体
ケース内に設けられる電動送風機および集塵室と、この
集塵室に着脱自在に設ける紙袋フイルターとを備えてい
る電気掃除機において、前記紙袋フイルターを収納する
集塵フイルタを集塵室に備え、この集塵フイルタは保形
性および通気性を有するフイルタ素材を積層して形成す
るとともに箱形容器状に形成し、前記フイルタ素材の積
層間に線状の電気ヒータを埋設し、この埋設される電気
ヒータをフイルタ素材の全面に施したことを特徴とする
電気掃除機にある。
このような構成の本発明によれば次のような良さがあ
る。
(a)有害生物の駆除は、薬剤等を使用しないので安全
性が高い。
(b)紙袋フイルターは、薄い通気性のあるものである
ので、電気ヒータの熱が外側から内部によく伝わり、有
害生物の駆除効果は良いものである。
(c)線状の電気ヒータは集塵フイルタの全面(5面)
に施されるので、この集塵フイルタに収納される紙袋フ
イルターは周りから良く加熱され、有害生物の駆除効果
が良く行なわれる。
(d)線状の電気ヒータを用いているので、紙袋フイル
ターの通気性が損なわれなく、紙袋フイルターへの集塵
を十分行なうことができる。
(e)流入する空気流および塵埃により紙袋フイルター
は、保形性および通気性を有する集塵フイルタに良く押
しつけられるように密着するので、電気ヒータからの熱
が紙袋フイルタの内側に良く伝わり、有害生物の駆除が
良く行なわれる。
(f)線状の電気ヒータは、フイルタ素材の積層間に埋
設されているので、電気ヒータが集塵フイルタの表面に
露出することがなく、電気ヒータが傷みにくく、安全性
に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の横断面図、第2図は第1図
の箱形フイルタ部分の分解斜視図、第3図は箱形フイル
タに設けた線状ヒータの配設図、第4図は線状ヒータの
囲りの部分拡大図、第5図は回路図、第6図は実施例全
体の斜視図をそれぞれ示す。 1…本体ケース、2…電動送風機、4…集塵室、5…箱
形フイルタ、6…紙袋フイルタ、8…蓋体、8…線状ヒ
ータ、18a…発熱素子、18b…感熱素子、21…トライアツ
ク、22…制御部、25…切替スイツチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースと、この本体ケース内に設けら
    れる電動送風機および集塵室と、この集塵室に着脱自在
    に設ける紙袋フイルターとを備えている電気掃除機にお
    いて、 前記紙袋フイルターを収納する集塵フイルタを集塵室に
    備え、この集塵フイルタは保形性および通気性を有する
    フイルタ素材を積層して形成するとともに箱形容器状に
    形成し、前記フイルタ素材の積層間に線状の電気ヒータ
    を埋設し、この埋設される電気ヒータをフイルタ素材の
    全面に施したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のものにおい
    て、前記電気ヒータをほぼ一定の間隔を置いて蛇行状に
    配置したことを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載のものにおい
    て、底部を除く集塵フイルタの壁部に配置される前記電
    気ヒータは、紙袋フイルターの着脱方向に沿うように這
    わしたことを特徴とする電気掃除機。
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