JPS62127026A

JPS62127026A - 電気掃除機の集塵室内の有害微生物殺傷方法および電気掃除機

Info

Publication number: JPS62127026A
Application number: JP26663985A
Authority: JP
Inventors: 俊彦長島
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1985-11-27
Filing date: 1985-11-27
Publication date: 1987-06-09
Also published as: JPS647774B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、電気掃除機に係り、特に、塵埃中に含まれる
ダニなどの有害微生物の殺傷を可能としたＷ４造に関す
る。

〔従来の技術〕

家庭の床、畳、じゅうたんなどには、イエダニ、ハダニ
、ツメダニ等のダニ類が生息しており、これらのダニ類
は、電気掃除機を用いて掃除を行なう際、塵埃とともに
掃除機本体の集塵室内に集められる。

（発明が解決しようとする問題点〕従来の電気掃除機においては、このようにして集塵室内
に集められたダニ類は、集塵室内に貯溜した四埃を捨て
ずに長期間放置しておいたような場合、集塵室内で繁殖
しながら帰除灘本体外へ脱出するため、非常に不衛生で
あった。

そこで、従来、特開昭５９−２０７１２４号公報に示さ
れているように、集塵室内に着脱自在に装着され内部に
塵埃が貯溜される紙袋フィルターに殺虫剤を浸透させて
おくことによって、ダニ類を殺傷するようにした構造が
採られている。しかしながら、この従来の構造では、上
述のように殺虫剤を必要とする問題がある。また、紙袋
フィルターを用いずに、掃除機本体内に形成された集塵
室内に直接塵埃を貯溜する構造とした電気掃除機におい
ては、上記特開昭５９−２０７１２４号公報に示されて
いるような構造でダニ類を殺傷することはもとより不可
能である。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、吸塵用の電動送風機からの加熱された排気風を！Ｊｌ
！！室へ繰り返し還流させて、この集塵室内の温度を上
昇させることにより、集塵室内に貯溜されたゆ宏中のダ
ニなどの有害微生物を殺傷することのできる電気撞除凍
を１９にとを目的とするものである。

さらに、本発明は、このように集塵室内の加熱によりダ
ニ類の殺傷を行なうようにした゛１気稙除機において、
過度の温度上昇による電動送用機の焼損や掃除機本体の
変形等を防止することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の電気掃除機は、電動送風機を内蔵しこの電動送
風機の吸込側に連通する集塵室を内部に設けかつこの集
塵室と外部とを連通ずる吸込口を設けた掃除機本体と、
前記吸込口に接続される本体側接続部を一側に有し吸込
側接続部を他側に有する可撓ホースとからなり、前記掃
除機本体に、前記電動送風機の排気側に連通しかつ前記
可撓ホースの吸込側接続部が着脱自在に接続される接続
口を設けたものである。

さらに、本発明は、上述の電気掃除機において、前記電
動送風様を停止させるための操作スイッチを操作してか
ら所定時間後に電動送風機を停止させる遅延タイマース
イッチを設けたものである。

〔作用）本発明の電気掃除機は、可撓ホースの本体側接続部と吸
込側接続部とを、掃除機本体の吸込口と接続口とにそれ
ぞれ接続した状態で、電動送風機を駆動することにより
、この電動送風機から接続口、ホース、吸込口および集
塵室を順次介して再び１！動送風機に至る循環気流を生
じさせ、この循環気流が繰り返し電動送風機を通過して
加熱されることによって、！！塵室の温度を上昇させて
、この集塵室内に貯溜された塵埃中のダニ類を殺ＩＤす
るものである。

さらに、本発明は、遅延タイマースイッチの作動により
、操作スイッチを切るなどしてから所定時間後に電動送
Ｊ！Ｉ機を停止させることによって、前記循環気流の発
生している時間を制限し、この循環気流の過度の加熱を
防止して、電動送風機の焼損や掃除機本体の変形などを
防止するものである。

（実施例）本発明の電気掃除機の一実施例の構成を第１図乃至第４
図について説明する。

１は掃除機本体で、前面に通風口２を間口した本体ケー
ス３と、この本体ケース３の前側に着脱自在に取着され
る後面を間口した集塵ケース４とで構成されている。

前記集塵ケース４の前面側には、円筒形状の吸込口５が
設けられ、集塵ケース４の内部は、この吸込口５と前記
通風口２とに連通する集π室６に形成されている。また
、この！Ｉ塵室６の後端部には、その後面の開口を介し
て挿脱されるフィルター７が着脱自在に装着されている
。さらに、この集塵ケース４には、その上面後端部にク
ランプ８が回動自在に設けられているとともに、このク
ランプ８の下方に位置して把手部９が形成されており、
下面後端部に係止部１０が突出形成されている。

一方、前記本体ケースａの前面には、その上端部と下端
部とに係合受部１１．１２がそれぞれ形成され、これら
係合受部１１．１２に前記集塵ケース４のクランプ８と
係止部１０とがそれぞれ係合されることによって、この
集ｌｙケース４が本体ケース３に着脱自在に取着される
ようになっている。

前記本体ケース３の内部には、その通風口２に吸気側を
連通して電動送風機１３が配設され、この送用様１３は
その前側と後側で、本体ケース３内に立設された保持１
１４．１５により保持された環状のバッキング１Ｇと、
同じく本体ケース３内に立設された保持壁１７により保
持された支持体１８とにより支持されている。そして、
本体ケース３内で、°眉初送１１１ｉ１３の吸気側と排
気側とは前記バッキング１６にて気密に仕切られている
。

また、前記本体ケース３の若干傾斜した後面に（よ、前
記電動送７４ｎ１３の排気側に連通する複数の溝状の排
気口１９が間口形成されているとともに、この排気口１
９の上方に位置して後面半円形でかつ筒状の接続口２０
が突出形成されており、この接続口２０内には上下方向
に延びる整流板部２１が形成されている。そして、これ
ら排気口１９および接続口２０の前面側を覆ってスポン
ジ状の排気フィルター２２が説けられている。

また、前肥木体ケース３内には、前記゛電動送風機１３
に電源を供給するｌこめの電源−１−ド２３をさ取って
収納するコードリール装置２４が設けられている。また
、前記本体ケース３の上面には、前記１を動送鳳機１３
を起動ないし停止するための操作スイッチ２５が設けら
れているとともに、この操作スイッチ２５を操作するた
めの第１の押しボタン２６と、前記コードリール装置２
４を起動して電源］−ド２３を巻取るための第２の押し
ボタン２７とがそれぞれ設けられている。

さらに、前記本体ケース３の内部には、第４図に示すよ
うに前記操作スイッチ２５と電気的１こ並列に接続ｊ３
、このスイッチ２５を切ってから所定時Ｉ′ｉ！後に前
記電動送風機１３を停止寸ろｒこめの遅延タイマースイ
ッチ２８が設けられている。

第２図において、３１は可撓ホースで、蛇腹状で屈曲自
在のホース本体３２と、このホース本体３２の一端に設
けられた円筒形状の図示しない本体側接続部と、前記ホ
ース本体３２の他端に設けられた屈曲した円筒形状の吸
込側接続部３４とからなっている。そして、前記本体側
接続部３３が、前記掃除機本体１の吸込口５の内周側に
着脱自在に嵌合接続され、前記吸込側接続部３４が、前
記掃除機本体１の接続口２０の外周側に着脱自在に嵌合
接続されるようになっている。

つぎに、この実施例の作用について説明する。

桿除時には、ホース３１の吸込側接続部３４に延長管お
よび吸込口体を着脱自在に順次接続する。そうして、電
動送風機１３の駆動により、吸込口体から塵埃が吸込ま
れ、延長管およびホース３１を介して局除機本体１の集
塵室６内に導かれ、フィルター７によりこの集塵室６内
に貯溜される。また、電！Ｉ！！＋送風機１３からの排
気風は、排気口１９および接続口２０を介して掃除機本
体１外へ排出される。

そして、帰除後などに、集塵室６内に貯溜した塵埃中の
ダニ類を殺傷してその消毒を行なうには、延長管をホー
ス３１の吸込側接続部３４から脱して、この吸込側接続
部３４を第２図に示すように掃除機本体１の接続口２０
に接続する。このとき、ホース３１の本体側接続部は掃
除機本体］の吸込口５に接続したままにしておく。この
状態で、電動送風ｎ１３を駆ｆＪｌすると、電動送風＾
１３がらの１）！気風の一部が接続口２０からホース３
１を介して集ｌ／！室６へ還流され、電動送風機１３か
ら接続口２０、ホース３１、吸込口５および集塵室６を
介して再び電動送風機１３に至る循環気流が生ずる。

ところで、電動送風機１３の駆８時の温度上背は２０〜
２５℃であるから、通常の掃除時における排気風の温度
は４０〜５０℃となる。一方、上述のように循環気流を
生じさせた場合には、この循環気流が繰り返し電動送風
機１３を通過することによって加熱され、その温度は５
０℃以上に）ヱし、集塵室６内の温度も５０℃以上に達
する。また、ダニは５０℃以上の温度では２〜３分で死
滅するから、上述のように循環気流を生じさせることに
より、集塵室６内のダニを殺傷Ｊろことができる。

なお、このどき、ホース３１の吸込側接続部３４が接続
される接続口２０は後面半円形状としであるので、ホー
ス３１の吸込側接続部３４からは外気ら取入れられて、
循環気流の急激な温度上昇が防止され、したが）で急激
な温度上背による電動送風Ｒ１３の焼損などを防止でき
る。

このような集塵室６の熱消毒は、電動送風機１３を起動
ないし停止させるための操作スイッチ２５をオンにした
状態でも行なうことができるが、オフにした状態でも行
なうことができる。すなわち、操作スイッチ２５をオフ
にしてから、電動送Ｊｉ　ｌ　１３は遅延タイマースイ
ッチ２８の作動により所定時間例えば３分間以上継続的
に運転した後に停止するので、例えば、挿装終了直後に
ホース３１の吸込側接続部３４を掃除機本体１の接続口
２０に接続し、ついで操作スイッチ２５をオフにして、
集塵室６の熱消毒を行なうことができる。

このようにザれば、電動送風機１３を停止し忘れるおそ
れはない。そして、前述のようにダニを死滅さけるには
３分間以上循環気流を発生させれば」−分であるが、電
動送風１１３は遅延タイマースイッチ２８により３分間
以上運転した後自動的に停止するから、実際に集塵室６
の消毒を十分に行なえるとともに、循Ｉフ気流および電
動送風機１３の過度の温度上昇を防ＩＦでき、したがっ
てｌ、Ｖｌｌ装機本体１熱による変形や電動送風機１３
の寿命低下などを防止でき、安全である。

なお、遅延タイマースイッチ２８としては、所定温度に
達した時点でオフになるバイメタルスイッチなどを用い
てもよい。

また、第２図に示すように、掃除機本体１の上面に、例
えば電動送風機１３の駆動時にホース３１の吸込側接続
部３４が接続口２０に接続された際に点灯する表示部４
１を設けてもよい。このような表示部４１を設ければ、
集塵室６の消毒中であることがはっきりと表示されるの
で、使用者にとって便利である。

〔究明の効果〕

本発明によれば、掃除機本体に、電動送風機の排気側に
連通しかつ可撓ホースの吸込側接続部が接続される接続
口を設けたので、電動送風機から接続口、ホース、吸込
口および集窒室を順次介して再び電動送風機に至る循環
気流を生じさせて、集塵室の温度を上界させることによ
り、そこに貯溜された塵埃中のダニなどの有害微生物を
殺傷することができ、衛生的である。

さらに、本発明によれば、上述のような循環気流を発生
可能とした電気撞除曙において、電動送Ｊ［を停止させ
るための操作スイッチを操作してから所定時間俊に電動
送風機を停止させる遅延タイマースイッチを設けたので
、循環気流の発生に際して、その過度の温度上昇を防止
でき、したがって掃除機本体の熱による変形や電動送風
機の焼１０などを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す一部を切
り欠いた側面図、第２図は同上斜視図、第３図は同上背
面図、第４図は同上配線図である。１・・掃除機本体、５・・吸込口、６・・集卵室、１３
・・電動送風機、２０・・接続口、２５・・操作スイッ
チ、２８・・遅延タイマースイッチ、３１・・ホース、
３４・・吸込側接続部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電動送風機を内蔵しこの電動送風機の吸込側に連
通する集塵室を内部に設けかつこの集塵室と外部とを連
通する吸込口を設けた掃除機本体と、前記吸込口に接続
される本体側接続部を一側に有し吸込側接続部を他側に
有する可撓ホースとからなり、前記掃除機本体に、前記電動送風機の排気側に連通しか
つ前記可撓ホースの吸込側接続部が着脱自在に接続され
る接続口を設けたことを特徴とする電気掃除機。
（２）電動送風機を内蔵しこの電動送風機の吸込側に連
通する集塵室を内部に設けかつこの集塵室と外部とを連
通する吸込口を設けた掃除機本体と、前記吸込口に接続
される本体側接続部を一側に有し吸込側接続部を他側に
有する可撓ホースとからなり、前記掃除機本体に、前記電動送風機の排気側に連通しか
つ前記可撓ホースの吸込側接続部が着脱自在に接続され
る接続口を設けるとともに、前記電動送風機を停止させ
るための操作スイッチを操作してから所定時間後に電動
送風機を停止させる遅延タイマースイッチを設けたこと
を特徴とする電気掃除機。