JPH048326A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気掃除機に関し、特に集塵袋に捕獲された
害虫を死滅させることのできる電気掃除機に関する。

〔従来の技術〕

従来の電気掃除機は、塵埃を吸入して濾過フィルタを兼
ねた集塵袋に集め、塵埃を除去した空気を排気するよう
にしている。そして絨税１部屋の隅など掃除する場所に
よって各種の掃除用アタッチメントを取り替えるように
している。

従って、このような掃除機によって掃除すると。

部屋内の塵埃とともに１部屋に生息しているダニをも集
塵袋内に集めることになる。するとダニは集塵袋内にお
いて繁殖し、場合によっては集塵袋から這い出すことす
らあった。このようなダニは喘息、皮膚アレルギをもた
らし健康上好ましくないことが知られており、そのまま
放置することは極力避けなければならない。

ところで、このようなダニについては種々の研究がなさ
れ、その生態についても種々報告されている。　それに
よると、ダニは、温度２５〜３００Ｃ１相対温度６０〜
８０％が至適範囲であることか判っており、至適範囲を
超えた９例えば５００Ｃにおいては数秒で死滅すること
も知られており、また極度の乾燥下を嫌うことも知られ
ている。

従来の掃除機は、ダニ対策として、集塵袋にダニ用の薬
剤を含浸させて死滅するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、集塵袋に含浸された薬剤は徐々に気化してそ
の薬効が失われて、ダニ対策としては必ずしも有効なも
のとは言い難いものであった。

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、ダニを薬剤の如き化学的手段によって死滅するのでは
なく、ダニの至適範囲を踏まえた上で、物理的手段を講
じることによって、ダニを死滅するようにした安全で運
転音の低い電気掃除機を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、電気掃除機のホース両端をそれぞれ掃除機の
吸・排気孔に連結して掃除機本体とホース間に空気循環
路を形成するとともに、スイッチを投入してブロワを付
勢し、空気循環をもたらし。

その間にブロワから発生する熱によって循環する空気を
加熱し、予め設定した温度に達すると、温度検知素子が
該温度を検知してブロワを停止させ。

かつ上記スイッチの投入時にブロワの出力を最高出力よ
り低い状態で運転するようにしたものである。

〔作用〕

本発明によれば９部屋を掃除した後、アタッチメントを
外し、掃除機本体の排気孔にホースを連結し、スイッチ
を投入すると空気が循環してブロワにより加熱され、予
め設定した温度９例えばダニの死滅する温度、５０’Ｃ
に達すると、プロ゛ワが停止し、集塵袋は暫く５０°Ｃ
に保持されるため、ダニは死滅することになる。また、
空気循環運転時に、ブロワの出力を最高出力より低い状
態で運転することにより、運転騒音を抑制するとともに
モータコイル等の温度上昇を下げ、モータ寿命の信頼性
を向上させるようにした。

〔実施例〕

以下第１図ないし第３図に示す本発明の一実施例に基づ
いて本発明を説明する。

第１図は部屋を掃除している時の掃除機を示すものであ
る。図において、電気掃除機は、掃除機本体（１）と、
該本体（１）にパイプ（２）を介して連結されたホース
（３）と、ホース（３）に手元パイプ（４）、中間パイ
プ（５）を介して床ブラシ（６）が連結されて構成され
ている。

然して、掃除機本体（１）は第１ケース（１１）と第２
ケース（１２）とが連結されて構成されたもので。

これら両者（１１）、　（１２）はそれぞれの隔壁に形
成された孔（ＩＩＡ）、　（１２Ａ）によって連通して
いる。第１ケース（１１）の吸気孔（ＩＩＢ）には集塵
袋（７）が装着されており、第２ケース（１２）の隔壁
に配設されたブロワモータ（８）の動作によって空気を
矢印方向に吸引するようになされている。これによって
床ブラシ（６）を介して塵埃及びダニが集塵袋（７）に
集積させることになる。集塵袋（７）は空気濾過器とし
ての機能を有しているため、濾過された空気は各隔壁の
孔（ＩＩＡ）、　（１２Ａ）を通過して第２ケース（１
２）に達し、第２ケース（１２）の他端面（１２Ｂ）側
に形成された隔壁（１２Ｃ）の孔（１２０）及び排気孔
（１２Ｅ）を経由して外部へと排気される。

第２ケース（１２）の他端面（１２Ｂ）側の隔壁（１２
Ｃ）には電気切換スイッチ（９）が配設され、該スイッ
チ（９）は、排気孔（１２Ｅ）にホース（３）を連結し
た手元パイプ（４）の一端を第２図に示したように装着
すると投入されるようになっている。該スイッチ（９）
が投入されるとブロワモータ（８）が付勢されて。

第１ケース（１１）、第２ケース（１２）及び手元パイ
プ（４）、ホース（３）、パイプ（２）によって形成さ
れる空気循環路を空気が循環することになる。駆動中の
ブロワモータ（８）は発熱し、この熱によって循環空気
は徐々に加熱され１例えば５０°Ｃ迄昇温する。このと
き、集塵袋（７）も当然に５０°Ｃ程度迄昇温する。集
塵袋（７）には第１ケース（１１）内に配設されたサー
モスタット（１０）が接触しており、これによって集塵
袋（７）の温度、延いては循環する空気温度を検知する
ようになされている。

該サーモスタット（１０）が予め設定された温度５００
Ｃに達したことを検知すると自動的にブロワモータ（８
）を停止するようになされている。

サーモスタット（１０）、電気切換スイッチ（９）及び
ブロワモータ（８）の関係を示したものが第３図の回路
図である。サーモスタット（１０）が作動すると回路が
開放されてブロワモータ（８）を停止させるのであるが
、このサーモスタット（１０）をリセットするためには
その取付は位置に配設されたリセット釦（ＩＯＡ）を操
作することによって行う。なお電気切換スイッチ（９）
が投入された状態は第３図においてｂ側に電気的に接触
しているときである。

従って手元パイプ（４）を第２ケースの排気孔（１２Ｅ
）から外すと電気切換スイッチ（９）は第３図において
ａ側に切り換わり、サーモスタツ）　（１０）を開放す
るとともにブロワモータ（８）のリモートスイッチ（８
Ａ）と接続されることになる。このリモートスイッチ（
８Ａ）は第１図及び第２図に示した如く手元パイプ（４
）に取付けられている。手元スイッチ（４）を第２ケー
ス（１２）から外し、床ブラシ（６）等を連結すると再
び掃除できる体勢になる。

手元パイプ（４）を第２ケース（１２）の排気孔（１２
Ｅ）に差し込み、切換スイッチ（９）を投入、即ち第３
図において接点がｂ側に接続された状態では固定抵抗Ｒ
２か直列接続されている。この固定抵抗Ｒ２の抵抗値は
、ブロワモータ（８）が所定の出力で運転されるように
あらかしめ設定されており、最高出力より必らず低い状
態で運転される。

なお、第１図、第２図において、　（８Ｂ）はブロワモ
ータ（８）の防振ゴムであり、Ｗ、、Ｗ２はケース（１
１）、　（１２）に取付けられた車輪である。

以上の構成によれば２手元バイブ（４）を第２ケスの排
気孔（１２Ｅ）に装着すると電気切換スイッチ（９）が
ｂ側に接触してサーモスタット（１０）とブロワモータ
（８）間が通電し空気が循環して、空気温度をダニを死
滅する温度５０°Ｃまで上昇せしめる。死滅温度に達す
るとサーモスタット（１０）が開放されてブロワモータ
（８）が停止するが、ケース（１１）、　（１２）内温
塵はダニを死滅するに十分な時間死滅温度を保持し、完
全にダニを死滅させる。

またブロワモータ（８）に出力の大きなモータを使用し
たとき、切換スイッチ（９）及び固定抵抗Ｒ２の機能に
よってブロワモータ（８）は低出力運転されるため運転
騒音が低くなり、また、高出力運転したとき生じる循環
風温と、モータコイル等の温度上昇率差による動作不安
定２強いては危険性がなくなり安全性か向上する。即ち
第４図はブロワモータ（８）の運転出力を変えた場合の
モータコイルの温度の立ち上り（１３）と循環風温の立
ち上り（１４）を示すものであるが、第４図に示すよう
に点線で示す高出力運転ではサーモスタット（１０）が
動作する時点でのモータコイルの温度上昇は実線で示す
低出力運転時よりも極めて太き（モータ寿命に大きく悪
影響を及ぼすことが判る。低出力運転にすれば風温とモ
ータコイルの温度の立ち上がりは近似しコイルの温度上
昇は抑制される。

前記サーモスタットは循環風路内のどこに設けてもよく
例えば手元パイプ（４）内に設置してもよい。なお１回
路構成および回路部品の配置はここに示す例に限られる
ものではない。

〔発明の効果〕

以上本発明によれば、電気掃除機の集塵袋に捕獲したダ
ニを確実に死滅させることができるとともに、その死滅
効果が経時的に失われることがなく、また空気循環運転
においてモータの信頼性を損うことなく、低騒音での運
転が可能となり使用に際して静音化が望まれる場面での
利用価値が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電気掃除機の一実施例の通常の掃
除状態を示す部分断面図、第２図は上記掃除機によるダ
ニ死滅時の駆動状態を示す部分断面図、第３図は上記掃
除機の要部を示す回路図。 第４図はモータ出力と要部の温度上昇を示す特性図であ
る。 図において （３）はホース （７）は集塵袋。 （８）はブロワモータ （９）は電気切換スイッチ （１０）はサーモスタット （１１）は第１ケース （１２）は第２ケース　である。 なお９図中同一符号は同−又は相当部′分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 集塵袋を収容した第１ケースと、該第１ケースに連通し
   ブロワを配設した第２ケースと、該第２ケースのブロワ
   の駆動時に上記第１ケースの孔に装着したホースを介し
   て塵埃を吸収し上記集塵袋に回収する電気掃除機におい
   て、上記第２ケースに排気孔を設け、上記ホースの他端
   を該排気孔に装着し、電気切換スイッチを投入して該ホ
   ースと上記第１ケース及び第２ケース間に空気循環路を
   形成し、上記スイッチの投入により付勢されたブロワに
   よつて空気を上記循環路内で循環させつつ該ブロワの発
   熱によつて昇温させると共に、この循環空気の温度を検
   出する温度検出素子により予め設定した空気温を検知し
   て上記ブロワを停止させ、かつ上記スイッチの投入時に
   上記ブロワの出力を最高出力より低い状態で運転するよ
   うにしたことを特徴とする電気掃除機。