JPH0525557Y2 - - Google Patents

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JPH0525557Y2
JPH0525557Y2 JP4929088U JP4929088U JPH0525557Y2 JP H0525557 Y2 JPH0525557 Y2 JP H0525557Y2 JP 4929088 U JP4929088 U JP 4929088U JP 4929088 U JP4929088 U JP 4929088U JP H0525557 Y2 JPH0525557 Y2 JP H0525557Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブロワモータによつて空気と共に吸
引した塵埃を集塵袋に捕集し、フイルターによつ
て濾過した清浄空気のみを機体外に排出する電気
掃除機に係り、さらに詳しくは、ブロワモータの
熱によつて集塵袋内のダニを死滅させるようにし
た電気掃除機に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の電気掃除機の主流はいわゆる真
空掃除機と言われるもので、一般的な構造として
は、機体の前部に空気の吸気口を設け、この吸気
口と連通してフイルターを兼ねた集塵袋を取付
け、集塵袋の後方にブロワモータを配設すると共
に、機体後部にブロワモータから排出される空気
の排気口を形成したものである。そして、上記吸
気口には着脱自在な可撓性のホースが挿着され、
ホース先端に各種の掃除用アタツチメントが取付
けられるようになつている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の電気掃除機においては、ブ
ロワモータの運転によつてホースから吸引された
空気は集塵袋内を通過し、これにより空気中の塵
埃は集塵袋内で濾過、集塵され、清浄な空気がブ
ロワモータを通り排気口から機体外へ排出され
る。
ところで、一般家庭の塵埃中には多数のダニが
含まれており、電気掃除機によつてダニを吸引捕
獲することは可能であるが、生きたダニは集塵袋
内の塵埃を餌として繁殖し、繁殖量が一定量を越
えると機外へ這い出てくる。また、喘息や皮膚ア
レルギーの原因の一つとして、近年、家庭内塵埃
中のダニが寄与していることが医学界でも判明し
ており、電気掃除機によつて吸引捕獲されたダニ
を集塵袋内で飼育しているのに等しい従来の電気
掃除機は、その改善が望まれていた。
一方、ダニの生態研究によつて、温度25〜30
℃、相対湿度60〜80%がダニにとつて最も快適な
環境であることが判明しており、温度50℃では数
秒で死滅し、しかも乾燥状態を極度に嫌うことも
明らかになつている。
なお、従来の電気掃除機には集塵袋に薬剤を含
浸させ、袋内のダニを死滅させるものがあつた
が、この場合は集塵袋に接触したダニのみしか死
なず、また、薬剤は気化し機体外に排出されて人
体に害を与えるおそれがある。
本考案は上記のような問題点を解消するために
なされたもので、薬剤を使用することなく集塵袋
内に捕獲したダニを死滅させることのできる電気
掃除機において、特にダニの死滅を外部から確認
できる電気掃除機を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するためになされた
もので、集塵袋内に捕獲されたダニをブロワモー
タの熱によつて死滅させるようにした電気掃除機
の集塵室の周壁に透視窓を設け、この透視窓に近
接しかつ集塵室内に突出させて上部にサーモテー
プを有する感知器を取付けたもものである。
[作用] ブロワモータの熱によつて集塵袋内のダニが死
滅すると、その温度によつて感知器に取付けたサ
ーモテープが変色するので、透視窓からこれを見
ることによりダニの死滅を確認することができ
る。
[実施例] 第4図は本考案の出願人の出願に係る特願昭62
−16755号明細書に記載された電気掃除機の作用
説明図である。掃除機の通常の使用状態において
は、ホース7の連結パイプ8を前ケース1の吸気
口2に挿着し、手元パイプ9に床ブラシ等のアタ
ツチメントを嵌合する。この状態でリモコンスイ
ツチ10を押してブロワモータ5を作動させれ
ば、アタツチメントから空気と共に吸引された塵
埃とダニは集塵袋4内に捕集され、空気は後ケー
ス2aに設けた排出口6から排気される。
掃除が終つたときは、アタツチメントを外して
手元パイプ9を排気口6に挿着し、サーモスタツ
ト11のリセツトボタン12を押せば、ブロワモ
ータ5は再び作動する。これにより、排気口6か
ら排出された空気はホース7内を経て吸気口2か
ら吸込む循環風路が形成される。この循環風路の
形成によつてブロワモータ5は発熱し、風路を流
れる空気が加温される。この加温された空気が集
塵袋4内を通過する温度と、サーモスタツト11
を通過する温度はほゞ等しくなり、したがつて、
例えば風路を流れる空気の温度が50℃に達したと
き、サーモスタツト11がこの温度を感知してブ
ロワモータ5を停止させる。すなわち、集塵袋4
内に捕獲されているダニは50℃に加温された空気
によつて死滅すると共に、たとえブロワモータ5
が停止しても、余熱で50℃の温度を数十秒間保つ
ことができるので、ダニを完全に死滅させること
ができる。
このようにして、この電気掃除機によれば集塵
袋4内に捕獲したダニを薬剤を使用することなく
熱利用により効果的に死滅させることができる。
しかしなが、ブロワモータが停止してダニが死滅
してもその状態が目で確認できないめ、使用者は
ダニが本当に死んだのかどうか不安である。
本考案は、上記のような機能を有する電気掃除
機において、ダニの死滅を視覚により容易に確認
しうるようにしたものである。
第1図は本考案実施例の斜視図である。図にお
いて、22は掃除機本体20の集塵室に近接した
位置(例えば集塵室の蓋21)に設けた透視窓
で、集塵室内にはこの透視窓22に近接して感知
器30が取付けられている(第3図参照)。透視
窓22と感知器30の一例を第2図に示す。23
は中空角柱状の窓枠で、上面には透視窓22が設
けられており、下部外周には溝24によつて嵌合
部25が形成され、さらに対向する2面が垂下し
て係止穴27,27aを有する脚部26,26a
が形成されている。30は感知器で、31は例え
ばアルミニウムや銅の如き熱伝導の良好な金属板
をほゞ長方形に折曲げてなる伝熱板である。32
は升状の支持部材で、対向する2面の上部には窓
枠23の係止穴27,27aと係合する係止片3
3,33aが設けられており、底部には貫通穴3
4が形成されている。この支持部材32内には伝
熱板31が入れられ、その底片は貫通穴34上に
位置し、固定されている。35は例えばある温度
になると変色するサーモテープで、伝熱板31の
上面に貼着されている。
なお、実施例では上記サーモテープ35に常温
では黄色であるが、50℃に達すると緑色に変色す
るものを使用した。
上記のように構成した窓枠23及び感知器30
を掃除機本体20に取付けるには、第2図bに示
すように先ず、窓枠材40に設けた穴41に下方
から窓枠23を挿入し、両者を一体に結合する。
ついで、掃除機本体20の蓋21に設けた開口部
に窓枠材40を嵌合する。このとき蓋21に設け
た突起部21aはOリング36を介して窓枠23
の溝24に気密に嵌合される。次に、窓枠23の
中空部に下方から伝熱板31を挿入し、係止穴2
7,27aに支持部材32の係止片33,33a
を係合させて、両者を一体に結合すれば感知器3
0は集塵室内に突設され、取付けは完了する。
このとき、感知器30の上面に貼着されたサー
モテープ35は窓枠23の透視窓22に近接して
対向している。また感知器30の長さ、したがつ
てサーモテープ35から支持部材32の底部まで
の長さlは、第3図に示すように集塵袋4が空気
によつて膨長したときに、少なくとも支持部材3
2の下面が集塵袋4に接触する長さに選ばれてい
る。
上記のように構成した本考案において、掃除が
終つたときは第3図に示すように、ホース7の手
元パイプ9を排気口6とは別に設けた循環口6a
に挿着してブロワモータ5を作動させれば、矢印
で示すような循環風路が形成され、この風路を循
環する空気はブロワモータ5の発熱によつて加温
される。なお、このとき排気口6からは空気は排
出されない。そしてこの空気の温度が50℃に達す
るとダニは死滅し、サーモスタツト(図示せず)
が作動してブロワモータ5は停止する。
一方、集塵袋4の温度もこの循環空気の温度と
ほゞ等しくなるので、集塵袋4に接触する感知器
30は伝熱板31を介してその温度をサーモテー
プ35に伝達し、黄色いサーモテープ35はこの
温度を感知して緑色に変色するので、透視窓22
から視覚によりダニが死滅したことを容易に確認
することができる。
なお、ダニが死滅したときは、サーモテープ3
5の変色によりダニの形状や模様が現れるように
すれば、使用者を楽しませることができる。
上記の実施例では第2図に示すような構造の窓
枠23および支持部材34を用いて、ほゞ長方形
に折曲げた伝熱板31を有する感知器30を掃除
機本体20に取付ける場合を示したが、伝熱板3
1を含む感知器30の構造及び取付手段は上記実
施例に限定するものではなく、適宜変更すること
ができる。
また、上記の実施例では吸入口2と循環口6a
とをホース9で連結して循環風路を形成する電気
掃除機に本考案を実施した場合を示したが、掃除
機の本体内にブロワモータと集塵室を連通する専
用の風路を設け、これによりブロワモータの排気
熱を循環させる方式の電気掃除機にも本考案を実
施することができる。さらに排気口6とは別に専
用の循環口6aを設け、この循環口6aに手元パ
イプ9を挿着して循環風路を形成する場合を示し
たが、本考案は第4図に示した排気口6に手元パ
イプ9を挿着する方式の電気掃除機やその他の構
造の電気掃除機にも同様に実施できる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案は集塵
袋内に捕獲されたダニをブロワモータの熱を利用
して死滅させるようにした電気掃除機において、
集塵室内に突設されサーモテープを有する感知器
により、外部から視覚によつて集塵袋内のダニの
死滅を容易に確認できるようにしたので、ブロワ
モータの停止と相俟つて使用者に安心感を与える
ことができる。
また、感温表示部材が窓と感知器本体部で覆わ
れるので、感温表示部材にゴミが付着し難く、適
性な温度検知が表示できる。仮に、ゴミが付着し
ても感知器を取り外して感温素子部材又は感知器
そのものを交換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の斜視図、第2図a,b
は本考案要部の実施例の斜視図及び断面図、第3
図はこの考案の作用説明図、第4図はブロワモー
タの熱を利用してダニを死滅させる方式の電気掃
除機の説明図である。 2……吸気口、3……集塵室、4……集塵袋、
5……ブロワモータ、6……排気口、6a……循
環口、7……ホース、8……吸気パイプ、9……
手元パイプ、22……透視窓、30……感知器、
31……伝熱板、35……サーモテープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 集塵袋内に捕獲されたダニにブロワモータの熱
    を所定時期に還流させることによつて死滅させる
    ようにした電気掃除機において、 前記集塵袋が収容される集塵室の周壁に設けら
    れ、上部に透視窓が形成された中空状の窓枠と、
    少なくとも上部がほぼ直角に折曲げられ熱伝導の
    良好な材料からなる伝熱板により形成され、前記
    窓枠の内側に着脱可能に結合され、前記伝熱板の
    前記折曲部上面に取付けられた感温表示部材とを
    有する感知器を備え、前記感温表示部材が前記透
    視窓により覆われるように前記検知器を前記集塵
    室内に突出して取付けたことを特徴とする電気掃
    除機。
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