JPS63154141A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は排気風を下方に排出し本体を浮上させて移動さ
せて掃除する電気掃除機にヒーターを配置する構成に関
するものである。

従来の技術 従来、この種の電気掃除機は実開昭６１−１４０５７８
号公報に示すような構成が一般的であった。

以下、その構成について図面に基づき説明する。

第４図において、１はモータファン２．集ＩＥｉ袋３等
を内蔵した掃除機本体（以下本体と称す）で、後部に排
気風を本体１外に排出する排気口４を備え、下部には走
行用の前輪５と後輪６を備えている。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の電気掃除機で掃除する時は、本体１に
接続したホースを引張りながら本体１を引き回すもので
あるが、単に床面のごみを吸い込むだけの機能である。

近年、家屋構造の密閉化あるいは大掃除を風潮になって
おり、一般家庭はダニの生息条件に合致し、繁殖してい
る家庭が多く、生活に悪影響をおよぼしているが、掃除
機は単に吸うだけで、また畳の中やじゅうたんの奥にひ
そんでいるダニは吸い込むことはできないものであった
。

本発明はこのような従来の欠点を解決したもので、掃除
作業とともに、ダニの駆除もできるようにしたものであ
る。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、モータフ７ンの排
気風を掃除機本体の底面に排出する排気口と本体の外周
にその底面よシ突出するスカート部を備え、前記スカー
ト部内にヒーターを配置するとともにヒーターを保持し
、かつスカート部下面から手等が触れないように覆う保
持板を配設した構成である。

作用 本発明は上記した構成により、排気風をスカート部で覆
い、排気圧を高めて本体を床面から浮かせて移動自在に
して掃除できるようにするとともに、前記排気風をヒー
ターで加熱して床面に熱風を吹き当てることにより、畳
やじゅうたんの表面や奥にひそんだダニを殺すようにし
たものである。

掃除とともに殺ダニ効果を有するものである。

なお、ダニを殺す条件としては、５５°Ｃで６秒、６０
′Ｃで３秒、７０’Ｃで１秒の熱風を当てるとほぼ１０
０％殺すことができるという実験結果があり、熱風の＠
度設定としては６０°Ｃ８度にすれば本体の熱変形等は
支障なく、床移動形の掃除機でも充分殺ダニ効果を期待
できるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図から第３図において、１０は電気掃除機の本体で
、この本体１０には前側に集塵袋１１を着脱自在に内蔵
する集塵室１２と、後側にモータファン１３を内蔵する
モータ室１４が配置され、上本体１６．下本体１６．ダ
スト蓋１７で構成されている。

１８は本体１ｏの前部に配設された把手で、本体１０の
持ち運ぶ時に使用するものである。１９はホースを接続
する吸込口である。

２ｏはモータ室１４の下部に配設された排気口で、モー
タファン１３の排気風は矢印のように排気通路２１を経
て排気口２ｏに導びかれ、本体１Ｑ外に排出される。

２２は本体１ｏの外周を巻回し、本体１０の底面より下
方に突出して形成されたスカート部で、その下端はなめ
らかなＲ状で床面に密接するようになっている。

すなわち、排気風をこのスカート部２２で囲っている。

２３は前記スカート部２２内の排気口２０下方に配設し
たヒーターで、支持が容易なようにユニット化され、熱
硬化性樹脂あるいはこれを介して鉄板等で形成された保
持板２ｅで保持され、かつスカート部２２の下部より手
等で触れられないように覆われている。

なお、ヒーターの種類は安全性が高く、振動に強いもの
であれば特に指定するものではない。

前記ヒーター２３は、本体１０の上部に配置したスイッ
チ２４で人、切を操作でき、その横に配置したモータフ
ァン用のスイッチ２５とともに人にすると、モータファ
ン１３の排気風が加熱され、熱風が床面に吹き当てられ
るようになっている。

なお、ダニを殺す条件は前述のように、５０’Ｃで６秒
、６０°Ｃで３秒、了０°Ｃで１秒程度の熱風を当てる
とほぼ１０Ｑ％殺すことができる実験結果があり、前記
ヒーター２３を通過した後の排気風の温度を５０’Ｃ〜
６０°Ｃ程度に設定すれば、本体１０や床面に熱変形等
の異常を発生させることなく、床移動形の掃除機でも殺
ダニ効果を充分期待できるものである。

また、前記モータファン１３の排気風は、モータファン
１３を冷却しているため、加熱されて２ｏ〜３　ｃ）　
ｄｅｇは温度上昇しており、ヒーター２３による加熱は
少しでよく、小型で容量も小さなヒーターの設置でよい
。

２７は前記本体１ｏの下面と保持板２６の間に配置され
たサーモプロテクターで、ヒーター２３のスイッチ２４
が人の時、床面に吹き当てる排気風の温度が前述設定以
上に上昇しないように自動的にヒーター２３の人、切を
行なうもので、本体１０やスカート部２２、床面が高温
による熱変形等の異常が生じないようにしたものである
。前記サーモプロテクター２７は並列に配線したモータ
ファン１３とヒーター２３間に配置結線されている。２
８は電源である。

なお、一般家庭用電気掃除機の風量は約１．８扉／分で
真空度は約１５００ｍ火柱であシ、排気圧は損失を考え
ても１００Ｑｆｆ火柱以上の圧力が１１に加わる計算と
なり、スカート部２２０投影面積を乗じると、５ＫＰ前
後の電気掃除機は充分浮き、本体１０の引き回しも全く
支障のないものである。

発明の効果 本発明は以上述べたように、本体底面に排気口とその底
面より下方に突出して全周に設けたスカート部を備え、
前記スカート部内にヒーターを配置し、保持板でヒータ
ーを保持し、覆う構成としており、使用時本体は排気圧
で浮上するとともに床面のごみを飛散するのを防止して
いる。

前記排気風は６０’Ｃ程度に設定しており、畳やじゅう
たん面に熱風を吹きつけることから、その表面や奥にひ
そんだダニを殺すことができるため、掃除しながら殺ダ
ニができ、人体への悪影響を防止し、健康的な生活がで
きるように々る。

また上記により床面の乾燥もでき、殺ダニ、ダニ発生防
止、さらにはカビ等の発生も防止できるなど実用的価値
大なるものである。

さらに、ヒーターは本体外のスカート部に配置し、ヒー
ターの設定温度は排気風が６０°Ｃ程度になるようにし
ており、本体の熱変形とともに床面の熱変形が生じるこ
とがないようにしている。

同様に、ヒーターの熱が本体にこもることもなく、モー
タフ１ン等の掃除機の内蔵部品に悪影響をおよぼすこと
がない。

また、前記ヒーターは保持板で保護され、手等が触れる
こともなく、安全性が高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気掃除機の断面図、
第２図は同外観斜視図、第３図は同電気掃除機の概略配
線図、第４図は従来例における電気掃除機の断面図であ
る。 １０・・・・・・掃除機本体、１３・・・・モータファ
ン、２０・・・・・・排気口、２２・・・・・・スカー
ト部、２３・・・・・・ヒーター、２６・・・・・・保
持板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 １３−　　モータファン ２３−　ヒーター ２７−サーモプロテクター 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータファンの排気風を掃除機本体の底面に排出する排
   気口と本体の外周にその底面より突出するスカート部を
   備え、前記スカート部内にヒーターを配置するとともに
   、ヒーターを保持し、かつ覆う保持板を配設した電気掃
   除機。